JP2003263949A - 低抵抗ポリマーマトリクスヒューズ装置および方法 - Google Patents

低抵抗ポリマーマトリクスヒューズ装置および方法

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    • H01H85/006Heat reflective or insulating layer on the casing or on the fuse support

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】動作特性の安定した小形の低抵抗ヒューズを提
供する。 【解決手段】低抵抗ヒューズは、ヒューズ要素層、なら
びにヒューズ要素層に対向する面に伸びて、且つそれに
結合された第1および第2の中間絶縁層を含む。ヒュー
ズ要素層は第1の中間絶縁層上に形成され、且つ第2絶
縁層がヒューズ要素層に積層される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本出願は、米国特許仮出願第60/34
8,098号(2000年1月10日出願)の利益を主
張する。
【0002】(発明の背景)本発明は全般に、ヒューズ
に、特にフォイルヒューズ要素を用いるヒューズに関す
る。
【0003】ヒューズは、電気回路に対する費用の掛か
る損害を防止するための過電流防護装置として広範に用
いられている。典型的には、ヒューズ端子または接点
は、電源と電気的構成部分または電気回路中に配置され
た構成部分の組合せとの間の電気的接続を生成する。1
つまたはそれ以上の可融性リンクまたは素子、あるいは
ヒューズ要素アセンブリーは、ヒューズを流れる電流が
予定閾値を超えると、可融性素子が溶融し、崩壊し、断
絶し、またはその他の方法でヒューズと関連した回路を
開放して、電気的構成部分損害を防止するよう、ヒュー
ズ端子または接点間を接続する。
【0004】近年の電子装置の急増により、融合技術に
対する必要性が増大した。例えば慣用的ヒューズは、ガ
ラスシリンダーまたは管に包まれ、且つ管内で空気中に
吊るされたワイヤヒューズ要素(あるいは打抜きおよび
/または造形金属ヒューズ要素)を含む。ヒューズ要素
は、電気回路との接続のために管に取り付けられた導電
性面冠間に伸びる。しかしながら、電子用途において印
刷回路板とともに用いられる場合、ヒューズは典型的に
は非常に小さくなければならず、溶融製品の製造および
組み立て経費を増大するこれらの種類のヒューズに関し
て製造および据付けを難しくする。
【0005】その他の種類のヒューズは、電子用途のた
めのヒューズ要素を生成するための高温有機誘電性基板
(例えばFR−4、フェノール系またはその他のポリマ
ーベースの物質)上での付着メタライズを含む。ヒュー
ズ要素は、蒸着され、スクリーン印刷され、電気鍍金さ
れ、または既知の技法を用いて基板に適用され得るし、
且つヒューズ要素幾何学は、メタライズ層を化学エッチ
ングまたはレーザートリミングしてヒューズ要素を生成
することにより変更され得る。しかしながら過電流状態
中は、これらの種類のヒューズは、ヒューズ要素から基
板に熱を伝導して、それによりヒューズの電流定格出力
を増大するだけでなくヒューズの電気抵抗も増大する傾
向があり、これが低電圧電子回路に望ましくない影響を
及ぼし得る。更にヒューズ要素が誘電性基板にぴったり
近接するか、または誘電性基板上に直接蒸着される場
合、炭素トラッキングが起こり得る。炭素トラッキング
はヒューズを完全に除去させないし、またはヒューズが
意図された場合、回路を開放しない。
【0006】更にその他のヒューズは、厚いフィルム導
電性物質、例えば導電性インクを伴うセラミック基板を
用いて、電気回路との接続のための造形ヒューズ要素お
よび導電性パッドを形成する。しかしながらプリント厚
および幾何学を制御できないことは、融合装置における
非許容可能変化をもたらし得る。更に、ヒューズ要素を
形成する導電性物質は、典型的には高温で燃焼され、そ
こで高温セラミック基板が用いられねばならない。しか
しながらこれらの基板は、過電流状態で熱が下がると機
能して、ヒューズ要素から熱を抜き去り、且つヒューズ
の電気抵抗を増大する傾向がある。
【0007】多くの回路において、高ヒューズ抵抗は作
動回路部品が機能するのに有害であり、且つある種の用
途においては、電圧作用が、ヒューズ抵抗のために、作
動回路部品を操作不可能にさせ得る。
【0008】一局面において、低抵抗ヒューズが提供さ
れる。ヒューズは、ヒューズ要素層、ならびに前記のヒ
ューズ要素層の対向面に伸びる、且つそれに結合された
第1および第2の中間絶縁層を包含し、前記のヒューズ
要素層は、前記の第1の中間絶縁層上に形成され、且つ
前記の第2絶縁層は前記のヒューズ要素層に積層され
る。
【0009】別の局面では、低抵抗ヒューズの加工方法
が提供される。当該方法は、第1の中間絶縁層を与
え、、第1の中間絶縁層をヒューズ要素層でメタライズ
し、ヒューズ要素層から第1および第2接触パッド間に
伸びる可融性リンクを形成し、且つヒューズ要素層の上
を覆って第2の中間絶縁層を第1の中間絶縁層に結合す
ることを含む。
【0010】別の局面では、低抵抗ヒューズが提供され
る。ヒューズは薄いフォイルヒューズ要素層を含む。第
1および第2の中間絶縁層は、前記のヒューズ要素層の
対向面に伸び、それに結合され、且つヒューズ要素層が
前記の第1の中間絶縁層上に形成される。第2絶縁層
は、前記のヒューズ要素層に積層され、第1外絶縁層が
前記の第1の中間絶縁層に積層され、且つ第2外絶縁層
が前記の第2の中間絶縁層に積層される。
【0011】別の局面では、低抵抗ヒューズが提供され
る。ヒューズは、第1および第2接触パッド、ならびに
前記の第1および第2接触パッド間に伸びる可融性リン
クを含む薄いフォイルヒューズ要素層を含む。第1およ
び第2の中間絶縁層は、前記のヒューズ要素層の対向面
に伸び、且つ前記の第1および第2の中間絶縁層のうち
の少なくとも1つが、前記の可融性リンクの付近にそれ
を通る開口部を含む。第1外絶縁層は前記の第1の中間
絶縁層を覆って伸び、第2外絶縁層は前記の第2の中間
絶縁層を覆って伸びて、且つ前記の第1および第2外絶
縁層のうちの少なくとも一方は、前記の第1および第2
の中間絶縁層のうちの少なくとも一方の前記開口部を封
入する。
【0012】更に別の局面では、低抵抗ヒューズが提供
される。ヒューズは、第1および第2接触パッド、なら
びに前記の第1および第2接触パッド間に伸びる可融性
リンク中に形成された1ミクロン〜20ミクロンの電着
金属フォイルを含む薄いフォイルヒューズ要素層を含
む。第1および第2の中間絶縁層は、前記のヒューズ要
素層の対向面に伸び、且つ前記の第1および第2の中間
絶縁層の各々が、前記の可融性リンクの付近にそれを通
る開口部を含む。前記の第1および第2の中間絶縁層の
うちの少なくとも一方はポリイミド物質を含み、第1外
絶縁層は前記の第1の中間絶縁層を覆って伸び、第2外
絶縁層は前記の第2の中間絶縁層を覆って伸びる。前記
の第1および第2外絶縁層の各々は、前記の第1および
第2の中間絶縁層のうちの少なくとも一方の前記開口部
を封入し、前記の第1および第2外絶縁層のうちの少な
くとも一方はポリイミド物質を含む。
【0013】図1は、本発明の例示的一態様によるフォ
イルヒューズ10の斜視図である。下記の理由のため
に、ヒューズ10は、顕著な性能利点を与え、ながら、
慣用的ヒューズより低いコストで製造可能である、と考
えられる。例えばヒューズ10は、既知の匹敵するヒュ
ーズに関連した抵抗低減、ならびにヒューズが作動した
後の絶縁増大を示す、と考えられる。これらの利点は、
少なくとも一部は、可融性リンクの形成のための薄い金
属フォイル物質およびポリマーフィルム上に取り付けら
れる接点終端の使用により達成される。本明細書中での
説明のために、薄い金属フォイル物質は、厚さ約1〜約
100ミクロン、更に好ましくは約1〜約20ミクロ
ン、且つ特定の態様では約3〜約12ミクロンの範囲で
あるとみなされる。
【0014】本発明の少なくとも1つのヒューズは、薄
い金属フォイル物質で第2加工された場合に特に有益で
あることが判明しているが、しかしその他のメタライズ
技法も有益であり得ると考えられる。例えばヒューズ要
素を形成するために3〜5ミクロン未満のメタライズを
要する低ヒューズ定格に関しては、当業界で既知の技法
により薄いフィルム物質が用いられ、その例としてはス
パッター金属フィルムが挙げられるが、これに限定され
ない。更に、本発明の局面は無電解金属めっき構築に
も、ならびに厚いフィルムスクリーン印刷構築にも適用
し得る、と理解される。したがってヒューズ10は、例
証のためにのみ記載されたものであって、本明細書中で
のヒューズ10の説明は本発明の局面をヒューズ10の
個別例に限定するよう意図されない。
【0015】ヒューズ10は、以下で詳細に説明される
層化構築物であり、且つハンダ接点12(時としてはハ
ンダバンプとも呼ばれる)間を電気的に伸びて、それと
伝導関係であるフォイルヒューズ要素(図1に示されて
いない)を含有する。ハンダ接点12は、使用に際し
て、端子、接点パッドまたは印刷回路板(示されていな
い)の回路終端と結合されて、ヒューズ10を流れる、
あるいは特にヒューズ要素を流れる電気回路を確立す
る。ヒューズ要素およびヒューズ10の製造に用いられ
る特定の物質の特徴によって、ヒューズ10を流れる電
流が非許容可能限界に達すると、ヒューズ要素は溶融
し、気化し、あるいは層でなければヒューズを通る電気
回路を開放し、且つヒューズ10に関連した回路中の電
気部品に対する高価な損害を防止する。
【0016】例証的一態様では、ヒューズ10は一般
に、長方形であり、且つ小スペースを占めながら、印刷
回路板にヒューズ10を取り付ける表面に適した幅W、
長さLおよび高さHを有する。例えば特定の一態様で
は、Lは約0.060インチであり、Wは約0.030
インチであり、且つHはLまたはWよりかなり小さく、
ヒューズ10の低プロフィールを保持する。以下で明ら
かになるように、Hは、ヒューズ10を第2加工するた
めに用いられる種々の層の併合厚とほぼ等しい。しかし
ながら、ヒューズ10の実際の寸法は、本発明の範囲を
逸脱しない限り、1インチより大きい寸法を含めて、本
明細書中に記述された寸法からより大きいかまたはより
小さい寸法に変更され得る、と認識される。
【0017】本発明の少なくともいくつかの利点は、電
気回路にヒューズ10を接続するための図示されたハン
ダ接点12以外の他のヒューズ終端を用いることにより
達成され得る、ということも認識される。したがって例
えば接点導線(即ちワイヤ終端)、ラップアラウンド終
端、浸漬メタライズ終端、めっき終端、塔状化接点、な
らびにその他の既知の接続機構が、ぜひ必要である場合
かまたは望ましい場合、ハンダ接点12に代わるものと
して用いられ得る。
【0018】図2は、ヒューズ10の第2加工に用いら
れる種々の層を示すヒューズ10の分解組み立て斜視図
である。特に、例示的一態様では、ヒューズ10は本質
的に5つの層から構築され、上部および下部中間絶縁層
22、24間に挟まれたフォイルヒューズ20を含有
し、次にこれら22、24は上部および下部外絶縁層2
6、27間に挟まれる。
【0019】フォイルヒューズ要素層20は、一態様で
は、既知の技法により下部中間層24に適用される電着
3〜5ミクロン厚銅フォイルである。例示的一態様で
は、フォイルは、コッパーボンドエクストラシンフォイ
ルCopperBond(登録商標)Extra Thin Foil(Olin, In
c.から入手可能)であり、薄いヒューズ要素層20
は、長方形接点パッド32、34間に伸びる細い可融性
リンク30を有する大文字のIの形状に形成される。可
融性リンク30は、可融性リンク30を流れる電流が特
定レベルに達すると開放するように寸法に合わせて作ら
れる。例えば例示的一態様では、ヒューズが1アンペア
未満で作動するよう、可融性リンク30は幅約0.00
3インチである。しかしながら、代替的態様では、種々
の寸法の可融性リンクが用いられ、且つ薄いヒューズ要
素層20はその他の金属フォイル、例えばニッケル、亜
鉛、スズ、アルミニウム、銀、それらの合金(例えば銅
/スズ、銀/スズおよび銅/銀合金)ならびに銅フォイ
ルの代わりのその他の導電性フォイル物質(これらに限
定されない)から形成され得る、と理解される。代替的
態様では、9ミクロンまたは12ミクロン厚フォイル物
質が用いられ、化学的にエッチングされて、可融性リン
クの厚みを低減する。更に、既知のM−効果融着技法
は、可融性リンクの作動を強化するためにさらなる態様
で用いられ得る。
【0020】当業者に理解されるように、可融性リンク
の性能(例えば短絡器性能および割込み電圧容量)は、
用いられる物質の融解温度および可融性リンクの幾何学
によっており、ならびに主としてそれにより確定され、
且つ各々の変化により、異なる性能特徴を有する事実上
非限定数の可融性リンクが得られる。更に1つより多い
可融性リンクは、ヒューズ性能を更に変えるために平行
して伸長し得る。このような態様では、多可融性リンク
が単一ヒューズ要素層中の接点パッド間を平行に伸び得
るし、あるいは垂直積重ね立体配置で互いに平行に伸び
る可融性リンクを含む多ヒューズ要素層が用いられ得
る。
【0021】所望のヒューズ要素定格を有するヒューズ
要素層20を製造するための、または選定物質から第2
加工されたヒューズ要素定格を確定するための物質を選
定するために、融着性能は主に3つのパラメター、例え
ばヒューズ要素幾何学、ヒューズ要素周囲の物質の熱伝
導率、および融着金属の融解温度によっている、という
ことが確定された。これらのパラメターの各々は、ヒュ
ーズが作動する場合、アーク放電時間に直接比例し、且
つ組合せに際して、これらのパラメターは各々、ヒュー
ズの時間対電流特徴を確定する、ということが確定され
た。したがってヒューズ要素層のための物質、ヒューズ
要素層周囲の物質、およびヒューズ要素層の幾何学の注
意深い選択により、許容可能な低抵抗ヒューズが製造さ
れ得る。
【0022】ヒューズ要素20の幾何学を先ず考える
と、例証のために、例示的ヒューズ要素層の特徴が分析
される。例えば図6は、例示的寸法を含有する相対的に
簡単なヒューズ要素幾何学の平面図を示す。
【0023】図6を参照すると、大文字のIの一般的形
状のヒューズ要素層が絶縁層上に形成される。ヒューズ
要素層の融着特徴は、ヒューズ要素層を形成するために
用い荒れる金属の電気伝導率(ρ)、融合素子層の寸法
局面(即ちヒューズ要素の長さおよび幅)およびヒュー
ズ要素層の厚みにより支配される。例証的態様では、ヒ
ューズ要素層20は、1/ρ*cmまたは約0.167
79Ω/□(ここで、□は「正方形」で表される考慮中
のヒューズ要素部分の寸法比である)の面積抵抗(1ミ
クロン厚に関して測定される)を有することが既知であ
る3ミクロン厚銅フォイルから形成される。
【0024】例えば図6に示されたヒューズ要素を考え
ると、ヒューズ要素は、第1セグメントに対応する寸法
1およびw1、第2セグメントに対応するl2および
2、ならびに三次セグメントに対応するl3およびw3
で同定可能な3つの別個のセグメントを含む。セグメン
ト中の正方形を合計することにより、ヒューズ要素そう
の低効率は、むしろ直接的方法でほぼ確定され得る。し
たがって図6に示されたヒューズ要素に関しては: 正方形の数=(l1/w1+l2/w2+l3/w3) (1) =(10/20+30/4+10/20) =8.5□ ここで、ヒューズ要素層の電気抵抗(R)は、以下の関
係にしたがって確定され得る: ヒューズ要素R=(面積抵抗)*(正方形数)/T (2) (式中、Tはヒューズ要素層の厚みである)。前記の例
に引き続いて、且つ方程式(2)を適用して、以下であ
ることが理解され得る: ヒューズ要素抵抗=(0.16779Ω/□)*(8.5□)/3 =0.0475Ω もちろん、より複雑な幾何学のヒューズ要素抵抗は、同
様の方式で同様に確定され得る。
【0025】ここで、ヒューズ要素層周囲の物質の熱伝
導率を考えると、同様でない物質の亜容積間の熱流量
(H)は以下の関係により支配される、と当業者は理解
し得る: △h(m,n)〜(m+1,n)= {2(θm,n−θ)*Yn*Z*Km,n*△t}/Xm,n (3) (式中、Km,nは物質の第1亜容積の熱伝導率であり、
m+1,nは物質の第2亜容積の熱伝導率であり、Zは問
題の物質の厚みであり、θは選定参照点での亜容積m、
nの温度であり、Xm,nは参照点からの第1亜容積測定
の第1座標位置であり、且つYnは参照点からの第2座
標位置測定値であり、ならびに△tは当該時間値であ
る)。
【0026】方程式(3)は層化ヒューズ構築物の正確
な熱流動特徴を確定するために非常に詳細に試験され得
るが、しかしそれは、本明細書中では主に、ヒューズ内
の熱流量が用いられる物質の熱伝導率に比例することを
示すために提示される。いくつかの例示的な既知の物質
の熱伝導率は以下の表に記述されており、且つヒューズ
要素周囲のヒューズに用いられる絶縁層の伝導率を低減
することにより、ヒューズ内の熱流量はかなり低減され
得る、と理解され得る。特に注目すべきは、ヒューズ要
素層より上および下の絶縁物質として本発明の例証的態
様で用いられるポリイミドの有意に低い伝導率である。 基板熱伝導率(W/mK) アルミナ(Al23) 19 フォルステライト(2MgO−SiO2) 7 コーディエライト(2MgO−2Al23−5SiO2) 1.3 ステアタイト(2MgO−SiO2) 3 ポリイミド 0.12 FR−4 エポキシ樹脂/ファイバーグラス 0.293 積層
【0027】ここで、ヒューズ要素層の第2加工に用い
られる融着金属の作業温度を考えると、所定時点でのヒ
ューズ要素層の作業温度θは、以下の関係により支配さ
れる、と当業者は理解し得る: θ={1/(m*s)}*∫i2am(1+αθ)dt (4) (式中、mはヒューズ要素層の質量であり、sはヒュー
ズ要素を構成する物質の比熱であり、Ramは周囲温度θ
でのヒューズ要素層の抵抗であり、iはヒューズ要素層
を流れる電流であり、且つαはヒューズ要素物質に関す
る抵抗温度係数である)。もちろん、ヒューズ要素層
は、ヒューズ要素物質の融解温度までヒューズを通して
回路を完了するために機能性である。一般的に用いられ
るヒューズ要素物質の例示的融点は、以下の表に記述さ
れており、ヒューズ要素のより高い電流定格を可能にす
る銅の有意に高い融解温度のために、銅ヒューズ要素層
が本発明に特に有益である、ということが注目される。 金属および金属合金融解温度(℃) 銅(Cu) 1084 亜鉛(Zn) 419 アルミニウム(Al) 660 銅/スズ(20Cu/80Sn) 530 銀/スズ(40Ag/60Sn) 450 銅/銀(30Cu/70Ag) 788
【0028】ここで、ヒューズ要素層のための物質の融
解温度、ヒューズ要素層主意の物質の熱伝導率およびヒ
ューズ要素層の抵抗率の併合作用を考慮すると、種々の
性能特徴を有する許容可能な低抵抗ヒューズが製造され
得る、ということは明らかであると思われる。
【0029】振り返って図2を参照すると、上部中間絶
縁層22はフォイルヒューズ要素層20の上になり、且
つフォイルヒューズ要素層20のそれぞれの接点パッド
32、34との電気的接続を促すためにそれを通して伸
びる長方形終端開口部36,38または窓を含む。回路
造形可融性リンク開口部40は終端開口部36、38間
を伸びて、フォイルヒューズ要素層20の可融性リンク
30の上になる。
【0030】下部中間絶縁層24はフォイルヒューズ要
素層20の下になり、フォイルヒューズ要素層20の可
融性リンク30の下層にある円形造形ヒューズリンク開
口部42を含む。このようなものとして、可融性リンク
30がフォイルヒューズ要素20の接点パッド32、3
4間を伸びる場合、可融性リンク30が中間絶縁層2
2、24のいずれの表面とも接触しないよう、可融性リ
ンク30は、上部および下部中間絶縁層22、24中の
それぞれのヒューズリンク開口部40、42を横切って
伸びる。言い換えれば、ヒューズ1が十分に第2加工さ
れた場合、可融性リンク30はそれぞれの中間絶縁層2
2、24中のヒューズリンク開口部40、42によって
エアポケット中に有効に吊るされる。
【0031】このようなものとして、ヒューズリンク開
口部40、42は、慣用的ヒューズでは、ヒューズの電
気抵抗増大に寄与する中間絶縁層22、24への熱伝達
を防止する。したがってヒューズ10は既知のヒューズ
より低抵抗で作動し、その結果、既知の匹敵するヒュー
ズより低い回路摂動を有する。更にそして既知のヒュー
ズとは違って、可融性リンク開口部40、42により作
られるエアポケットは、アークトラッキングを阻止し、
且つ可融性リンク30を通る回路の完全掃去を促す。さ
らなる態様では、適正に造形されたエアポケットは、可
融性リンクが作動し、ヒューズに対する内部の望ましく
ないガス蓄積および圧力を軽減する場合に、その中での
ガスの通気を促し得る。したがって、開口部40、42
は例示的態様では実質的に円形として示されているが、
しかし、本発明の範囲および精神を逸脱しない限り、非
円形開口部40、42も同様に用いられ得る。更に、中
間絶縁層22、24中のヒューズリンク開口部として、
非対称開口部が用いられ得る、ということが意図され
る。更に、ヒューズリンク開口部はしかしながら固体ま
たは気体で充填されて、前記の空気の代わりに、または
それに加えて、アークトラッキングを阻止し得る、とい
うことが意図される。
【0032】例証的態様では、上部および下部中間絶縁
層は各々、誘電フィルム、例えば市販の、且つKAPT
ON(登録商標)の商標でデラウェア州ウィルミントン
のデュポン社(E.I. du Pont de Nemours and Compan
y)から販売されている0.002インチ厚ポリイミド
から第2加工される。しかしながら、代替的態様では、
その他の適切な電気絶縁物質(ポリイミドおよび非ポリ
イミド)、例えばCIRLEX(登録商標)非付着性ポ
リイミド貼り合せ物質、UPILEX(登録商標)ポリ
イミド物質(Ube Industriesから市販されている)、ピ
ロラックスPyrolux、ポリエチレンナフタレンジカルボ
キシレート(時としてPENと呼ばれる)、ジヴレック
スZyvrex液晶高分子物質(Rogers Corporationから市販
されている)等がKAPTON(登録商標)の代わりに
用いられ得る、と理解される。
【0033】上部外絶縁層26は上部中間層22の上に
あり、且つ上部中間絶縁層22の終端開口部36、38
と実質的に一致する長方形の終端開口部46、48を含
む。上部外絶縁層26の終端開口部46、48および上
部中間絶縁層22の終端開口部36、38は一緒に、薄
いヒューズ要素接点パッド32、34の上のそれぞれの
キャビティを形成する。開口部36、38、46、48
がハンダ(図2に示されていない)で充填される場合、
ハンダ接点パッド12(図1に示されている)は、例え
ば印刷回路板上の外部回路との接続のためにヒューズ要
素接点パッド32、34と導電性関係で形成される。連
続表面50は、上部中間絶縁層22の可融性リンク開口
部40の上に来る上部外絶縁層26の終端開口部46、
48間に伸びて、それにより可融性リンク30を封入
し、適切に絶縁する。
【0034】さらなる態様では、上部外絶縁層26およ
び/または下部外絶縁層28は、可融性リンク開口部4
0、42内の開口ヒューズの視覚的指示を促す半透明ま
たは透明物質から第2加工される。
【0035】下部外絶縁層28は、下部中間絶縁層24
の下にあり、中実性であり、即ち開口部を有さない。し
たがって下部外絶縁層24の連続中実表面は下部中間絶
縁層28の可融性リンク開口部42真下で可融性リンク
30を適切に絶縁する。
【0036】例証的態様では、上部および下部外絶縁層
は各々、誘電フィルム、例えば市販の、且つKAPTO
N(登録商標)の商標でデラウェア州ウィルミントンの
デュポン社から販売されている0.005インチ厚ポリ
イミドフィルムから第2加工される。しかしながら、代
替的態様では、その他の適切な電気絶縁物質、例えばC
IRLEX(登録商標)非付着性ポリイミド貼り合せ物
質、ピロラックスPyrolux、ポリエチレンナフタレンジ
カルボキシレート等が用いられ得る、と理解される。
【0037】ヒューズ10を第2加工するために用いら
れる例示的製造方法を説明するために、ヒューズ10の
層は、以下の表にしたがって言及される: プロセス層 図2層 図2レファレンス 1 上部外部絶縁層 26 2 上部中間絶縁層 22 3 フォイルヒューズ要素層 20 4 下部中間絶縁層 24 5 下部外部絶縁層 28
【0038】これらの名称を用いて、図3は、ヒューズ
10の例示的製造方法60のフローチャートである(図
1および2に示されている)。フォイルヒューズ要素層
20(層3)は、既知の積層技法により下部中間層24
(層4)に積層される62。フォイルヒューズ要素層2
0(層3)は次に、既知の技法を、例えば塩化鉄(II
I)溶液の使用(これに限定されない)を用いて、下部
中間絶縁層24(層4)上に所望の形状にエッチングさ
れる64。例示的一態様では、フォイルヒューズ要素層
20(層3)は、大文字I形造形フォイルヒューズ要素
が既知のエッチング法にしたがって図2に関して前記さ
れたように残存するよう、形成される。代替的態様で
は、可融性リンク30および接点パッド32、34を形
成するために、打抜き操作がエッチング操作の代わりに
用いられる。
【0039】下部中間絶縁層(層4)からのフォイルヒ
ューズ要素層(層3)の形成64が完了した後、上部中
間絶縁層22(層2)は、過程62から既知の積層技法
により予備積層化フォイルヒューズ要素層20(層3)
および下部中間絶縁層(層4)に積層66される。中間
絶縁層22、24(層2および4)間に挟まれたフォイ
ルヒューズ要素層20(層3)を用いて、3層積層がそ
れにより形成される。
【0040】次に終端開口部36、38および可融性リ
ンク開口部40(すべて図2に示されている)が、既知
のエッチング、押抜きまたは孔あけ法により、上部中間
絶縁層22(層2)中に形成される68。可融性リンク
開口部42(図2に示されている)も、既知の方法によ
り、例えばエッチング、押抜きおよび孔あけ(これらに
限定されない)により、下部中間絶縁層28中に形成さ
れる68。したがってヒューズ要素層接点パッド32、
34(図2に示されている)は、上部中間絶縁層22
(層2)中の終端開口部36、38を通して露呈され
る。可融性リンク30(図2に示されている)は、それ
ぞれの中間絶縁層22、24(層2および4)の可融性
リンク開口部40、42内に露呈される。代替的態様で
は、可融性リンク操作40および終端開口部36、38
を形成するために、打抜き操作、孔あけおよび押抜き操
作等がエッチング操作の代わりに用いられ得る。
【0041】中間絶縁層22、24(層2および4)中
への開口部または窓を形成68後、過程66および68
から、外絶縁層26、28(層1および5)が3層組合
せ(層2、3および4)に積層70される。外絶縁層2
6、28(層1および5)は、当業界で既知の方法およ
び技術を用いて、3層組合せに積層される。
【0042】外絶縁層26、28(層1および5)が積
層70されて、5層組合せを形成後、ヒューズ要素接点
パッド32、34(図2に示されている)が、それぞれ
の終端開口部36、38および46、48を通して上部
外絶縁層26(層1)および上部中間絶縁層22(層
2)により露呈されるように、終端開口部46、48
(図2に示されている)が形成される72。次に、ヒュ
ーズ10(図1および2に示されている)の操作特徴、
例えば電圧または電流定格、ヒューズ分類コード等に関
係するしるしで下部外絶縁層28(層5)がマークされ
る74。マーキング74は、既知の方法により、例えば
レーザーマーキング、化学エッチングまたはプラズマエ
ッチングにより実施され得る。その他の既知の導電性接
点パッド、例えばニッケル/金およびスズめっきパッド
(これに限定されない)はハンダ接点12の代わりに代
替的態様において用いられ得る、と理解される。
【0043】次にハンダは、ヒューズ要素接点パッド3
2、34(図2に示されている)と導電連絡するハンダ
接点12(図1に示されている)を仕上げるために適用
される。したがって電気的接続は、ハンダ接点12が電
圧印加回路のラインおよびロード電気接続に結合される
場合、可融性リンク30(図2に示されている)を通っ
て確立され得る。
【0044】ヒューズ10は今まで記載された方法によ
り単独に製造され得るが、一方、例証的態様において、
ヒューズ10はシート形態で集合的に第2加工され、次
に個々のヒューズ10に分離されるかまたは単一化され
る78。バッチ過程で生成される場合、種々の形状およ
び寸法の可融性リンク30は、エッチングおよび打抜き
過程の的確な制御により同時に生成され得る。更に、ロ
ールおよびロール積層法が連続加工過程に用いられて、
多数のヒューズを最小時間で製造し得る。
【0045】更に、付加的層を含むヒューズは、前記の
基本的方法から逸脱することなく第2加工され得る。し
たがって多重ヒューズ要素層および/または付加的絶縁
層が利用されて、異なる性能特徴および種々のパッケー
ジサイズを有するヒューズを第2加工し得る。
【0046】したがってヒューズは、高価でない既知の
技術および方法を用いて、回分操作で、低コストの広範
に利用可能な材料を用いて効率的に生成され得る。光化
学的エッチング法は、ヒューズ10の最終性能における
変動を最小限にするために、均一の厚みおよび導電度を
有する、非常に小型のヒューズに関してさえ、薄いヒュ
ーズ要素層20の可融性リンク30および接点パッド3
2、34のかなり的確な生成を可能にする。更に、ヒュ
ーズ要素層20を生成するための薄い金属フォイル材料
の使用は、それが既知の匹敵するヒューズに関連した非
常に低抵抗のヒューズを構築することができるようにさ
せる。
【0047】図4は、ヒューズ10と実質的に同様のフ
ォイルヒューズ90の第二の態様の分解組み立て斜視図
である(図1〜3に関連して上に記載されている)が、
但し、下部中間絶縁層24は除く。特に、下部中間絶縁
層24における可融性リンク開口部42(図2に示され
ている)は、ヒューズ90には存在せず、且つ可融性リ
ンク30は、下部中間絶縁層24の表面を直接横切って
伸びる。この特定の構築物は、可融性リンク開口部40
が、可融性リンク30から中間絶縁層22、24への熱
伝達を阻害するかまたは少なくとも低減するという点
で、中間温度でのヒューズ操作のために申し分ない。し
たがってヒューズ90の抵抗はヒューズ操作中は低減さ
れ、且つ上部中間絶縁層40における可融性リンク開口
部40はアークトラッキングを阻止し、且つヒューズを
通しての回路の完全クリアリングを促す。
【0048】ヒューズ90は、実質的に方法60(図3
に関連して前記)にしたがって構築されるが、但し、も
ちろん、下部中間絶縁層24中の可融性リンク開口部4
2(図2に示されている)は形成されない。
【0049】図5は、ヒューズ90と実質的に同様のフ
ォイルヒューズ100の第三の態様の分解組み立て斜視
図である(図4に関連して上記)が、但し、上部中間絶
縁層22の構築物は除く。特に、上部中間絶縁層22に
おける可融性リンク開口部40(図2に示されている)
はヒューズ100には存在せず、且つ可融性リンク30
は、上部および下部中間絶縁層22、24の表面を直接
横切って伸びる。
【0050】ヒューズ100は、実質的に方法60(図
3に関連して前記)にしたがって構築されるが、但し、
もちろん、中間絶縁層22、24中の可融性リンク開口
部40および42(図2に示されている)は形成されな
い。
【0051】薄いセラミック基板は、ポリマーフィルム
の代わりに前記の態様のいずれかにおいて用いられ得る
が、しかしヒューズの適正操作を保証するためにヒュー
ズ100に関して特に得策である、と理解される。例え
ば低温同時焼成可能セラミック材料等が、本発明の代替
的態様で用いられ得る。
【0052】可融性リンクを生成するための薄いメタラ
イズフォイル材料上での前記のエッチングおよび打抜き
法を用いて、種々の異質形造金属フォイルリンクが、特
定の性能目的をかなえるために形成され得る。例えば図
6〜11は、複数のヒューズ要素幾何学を、ヒューズ1
0(図1および2に示されている)およびヒューズ10
0(図5に示されている)に用いられ得る例示的寸法と
ともに示す。しかしながら、本明細書中に記載され、例
証されたヒューズリンク幾何学は、例証的目的だけのた
めであり、いかなる点においても、本発明の実施を任意
の特定のフォイル形状または可融性リンク立体は位置に
限定するよう意図されない、と認識される。
【0053】図11は、ヒューズ120の第四の態様の
分解組み立て斜視図である。前記のヒューズと同様に、
ヒューズ120は、図11に示された層化構築物の低抵
抗ヒューズを提供する。特に、例示的態様では、ヒュー
ズ120は、順次、上部および下部外絶縁層122、1
24間に挟まれる上部および下部中間絶縁層22、24
の間に挟まれたフォイルヒューズ要素層20を含めた5
つの層から本質的に構築される。
【0054】前記の態様にしたがって、ヒューズ要素2
0は、既知の技法により下部中間層24に適用される電
着3〜5ミクロン厚銅フォイルである。薄いヒューズ要
素層20は、長方形接点パッド32、34間に伸びる細
い可融性リンク30を有する大文字のIの形状に形成さ
れ、可融性リンク30を流れる電流が約7アンペア未満
である場合に、開放するように寸法に合わせて作られ
る。しかしながら、種々の寸法の可融性リンクが用いら
れ、且つ薄いヒューズ要素層20は、銅フォイルの代わ
りに種々の金属フォイル材料から形成され得る。
【0055】上部中間絶縁層22はフォイルヒューズ要
素層20の上になり、且つそれを通して伸びる、且つフ
ォイルヒューズ要素層20の可融性リンク30の上にく
る円形造形可融性リンク開口部40を含む。前記のヒュ
ーズ10、90および100に対照して、ヒューズ12
0における上部中間絶縁層22は終端開口部36、38
(図2〜5に示されている)を包含せず、しかしむしろ
可融性リンク開口部40を除いて、すべての場合、中実
である。
【0056】下部中間絶縁層24はフォイルヒューズ要
素層20の下になり、フォイルヒューズ要素層20の可
融性リンク30の下層にある円形造形ヒューズリンク開
口部42を含む。このようなものとして、可融性リンク
30がフォイルヒューズ要素20の接点パッド32、3
4間を伸びる場合、可融性リンク30が中間絶縁層2
2、24のいずれの表面とも接触しないよう、可融性リ
ンク30は、上部および下部中間絶縁層22、24中の
それぞれのヒューズリンク開口部40、42を横切って
伸びる。言い換えれば、ヒューズ10が十分に第2加工
された場合、可融性リンク30はそれぞれの中間絶縁層
22、24中のヒューズリンク開口部40、42によっ
てエアポケット中に有効に吊るされる。
【0057】このようなものとして、ヒューズリンク開
口部40、42は、慣用的ヒューズでは、ヒューズの電
気抵抗増大に寄与する中間絶縁層22、24への熱伝達
を防止する。したがってヒューズ120は既知のヒュー
ズより低抵抗で作動し、その結果として、既知の匹敵す
るヒューズより低い回路摂動を有する。更にそして既知
のヒューズとは違って、可融性リンク開口部40、42
により作られるエアポケットは、アークトラッキングを
阻止し、且つ可融性リンク30を通る回路の完全掃去を
促す。更に、エアポケットは、可融性リンクが作動し、
ヒューズに対する内部の望ましくないガス蓄積および圧
力を軽減する場合に、その中でのガスの通気を提供す
る。
【0058】前記のように、上部および下部中間絶縁層
は各々、例証的態様における誘電フィルム、例えば市販
の、且つKAPTON(登録商標)の商標でデラウェア
州ウィルミントンのデュポン社から販売されている0.
002インチ厚ポリイミドから第2加工される。代替的
態様では、その他の適切な電気絶縁物質、例えばCIR
LEX(登録商標)非付着性ポリイミド貼り合せ物質、
ピロラックスPyrolux、ポリエチレンナフタレンジカル
ボキシレート(時としてPENと呼ばれる)、ジヴレッ
クスZyvrex液晶高分子物質(Rogers Corporationから市
販されている)等が用いられ得る。
【0059】上部外絶縁層26は上部中間層22の上に
あり、且つ上部外絶縁層26の上を伸びる連続表面50
を包含し、且つ上部中間絶縁層22の可融性リンク開口
部40の上にあり、それにより可融性リンク30を封入
し、適切に絶縁する。特に、且つ図11に示されている
ように、上部中間層122は、終端開口部46、48
(図2〜5に示されている)を包含しない。
【0060】さらなる態様では、上部外絶縁層122お
よび/または下部外絶縁層124は、可融性リンク開口
部40、42内の開口ヒューズの視覚的指示を促す半透
明または透明物質から第2加工される。
【0061】下部外絶縁層124は、下部中間絶縁層2
4の下にあり、中実性であり、即ち開口部を有さない。
したがって下部外絶縁層24の連続中実表面は下部中間
絶縁層28の可融性リンク開口部42真下で可融性リン
ク30を適切に絶縁する。
【0062】例証的態様では、上部および下部外絶縁層
は各々、誘電フィルム、例えば市販の、且つKAPTO
N(登録商標)の商標でデラウェア州ウィルミントンの
デュポン社から販売されている0.005インチ厚ポリ
イミドフィルムから第2加工される。しかしながら、代
替的態様では、その他の適切な電気絶縁物質、例えばC
IRLEX(登録商標)非付着性ポリイミド貼り合せ物
質、ピロラックスPyrolux、ポリエチレンナフタレンジ
カルボキシレート等が用いられ得る、と理解される。
【0063】ハンダバンプ終端を含む図2〜5に示した
ヒューズの前記態様と違って、上部外絶縁層122およ
び下部外絶縁層124は各々、その各面に形成され、且
つヒューズリンク接点パッド32、34の上および下に
伸びる延長終端スロット126、128を含む。ヒュー
ズの層が組立てられると、スロット126、128はそ
の垂直面にメタライズされて、上部中間絶縁層および下
部中間絶縁層22、24のメタライズ垂直面130、1
32、ならびにそれぞれ上部および下部外絶縁層12
2、124の外表面上に伸びるメタライズストリップ1
34、136と一緒に、ヒューズ120の各面端上に接
点終端を形成する。したがってヒューズ120は、ヒュ
ーズ要素接点パッド32、34との電気的接続を確立し
ながら、印刷回路板に表面固定され得る。
【0064】ヒューズ120を第2加工するために用い
られる例示的製造方法を説明するために、ヒューズ12
0の層は、以下の表にしたがって言及される: プロセス層 図11層 図11レファレンス 1 上部外部絶縁層 122 2 上部中間絶縁層 22 3 フォイルヒューズ要素層 20 4 下部中間絶縁層 24 5 下部外部絶縁層 124
【0065】これらの名称を用いて、図12は、ヒュー
ズ120の例示的製造方法150のフローチャートであ
る(図10に示されている)。フォイルヒューズ要素層
20(層3)は、既知の積層技法により下部中間層24
(層4)に積層されて152、メタライズ構築物を形成
する。フォイルヒューズ要素層20(層3)は次に、既
知の技法を、例えば塩化鉄(III)溶液エッチング法
の使用(これに限定されない)を用いて、下部中間絶縁
層24(層4)上に所望の形状に形成される154。例
示的一態様では、フォイルヒューズ要素層20(層3)
は、大文字I形造形フォイルヒューズ要素が前記された
ように残存するよう、形成される。代替的態様では、可
融性リンク30接点パッド32、34を形成するため
に、打抜き操作がエッチング操作の代わりに用いられ
る。種々の形状の可融性素子は、本発明のさらなるおよ
び/または代替的態様に、例えば図6〜10に示された
もの(これらに限定されない)に用いられ得る、と理解
される。さらなるおよび/または代替的態様では、ヒュ
ーズ要素層は、当業者が理解するように、スパッター
法、めっき法、スクリーン印刷法等を用いてメタライズ
され得る、ということが更に意図される。
【0066】下部中間絶縁層(層4)からのフォイルヒ
ューズ要素層(層3)の形成154が完了した後、上部
中間絶縁層22(層2)は、過程152から既知の積層
技法により予備積層化フォイルヒューズ要素層20(層
3)および下部中間絶縁層(層4)に積層される15
6。中間絶縁層22、24(層2および4)間に挟まれ
たフォイルヒューズ要素層20(層3)を用いて、3層
積層がそれにより形成される。
【0067】次に可融性リンク開口部40(図11に示
されている)が、上部中間絶縁層22(層2)中に形成
され158、且つ可融性リンク開口部42(図11に示
されている)が下部中間絶縁層28に形成される15
8。可融性リンク30(図11に示されている)は、そ
れぞれの中間絶縁層22、24(層2および4)の可融
性リンク開口部40、42内に露呈される。例示的態様
では、開口部40が、既知のエッチング、押抜き、孔あ
けおよび打抜き操作により形成されて、可融性リンク開
口部40および42を形成する。
【0068】中間絶縁層22、24(層2および4)中
への開口部のエッチング158後、過程156および1
58から、外絶縁層122、124(層1および5)が
3層組合せ(層2、3および4)に積層される160。
外絶縁層122、124(層1および5)は、当業界で
既知の方法および技術を用いて、3層組合せに積層され
る。
【0069】本発明の目的のために特に有益であり得る
積層の一形態は、非流動性ポリイミドプレプレグ材料、
例えばArlon Materials for Electronics of Bear, Del
awareから入手可能なものを使用する。このような材料
は、通し孔破損の確率を低減し、ならびにその他の積層
結合剤より良好に離層を伴わずに熱サイクルに耐えるア
クリル接着剤のものより低い膨張特性を有する。しかし
ながら、結合剤用件は製造中のヒューズの特性によって
変わり得るし、したがってある種類のヒューズまたはヒ
ューズ定格に適していない積層結合剤が、別の種類のヒ
ューズまたはヒューズ定格には許容可能であり得る、と
理解される。
【0070】外絶縁層26、28(図2〜5に示されて
いる)と違って、外絶縁層122、124は、中間絶縁
層と反対側のその外側表面上に銅フォイルでメタライズ
される。例証的態様では、これは、ヒューズの適正な操
作を危うくし得る接着剤を用いずに銅フォイルで積層さ
れたポリイミドシートを含めたCIRLEX(登録商
標)ポリイミド技法で達成され得る。その他の導電性材
料および合金はこの目的のために銅フォイルの代わりに
用いられ得るし、更に、外絶縁層122、124は、代
替的態様においてCIRLEX(登録商標)材料の代わ
りにその他の方法および技術によりメタライズされ得
る、ということが意図される。
【0071】外絶縁層26、28(層1および5)が積
層されて160、5層組合せを形成後、スロット12
6、128に対応する凹みが端から端まで伸ばされたも
のが、過程160で形成された5層組合せ全体に形成さ
れる。種々の態様において、スロット126、128
は、それらが形成される164場合、レーザー機械加工
され、化学エッチングされ、プラズマエッチングされ、
押抜きまたは孔あけされる。次に、エッチング法により
外絶縁層122、124のメタライズ外表面上に、スロ
ット終端ストリップ134、126(図11に示されて
いる)が形成され166、且つヒューズ要素層20がエ
ッチングされて166、終端スロット126、128内
にヒューズ要素層接点パッド32、34(図11に示さ
れている)が露呈される。終端ストリップ134、13
6を形成するための層化組合せのエッチング166、な
らびにヒューズ要素層接点パッド32、34を露呈する
ためのヒューズ要素層20のエッチング後、めっき過程
により終端スロット126、128がメタライズされて
168、スロット126、128におけるメタライズ接
点終端を完成する。
【0072】代替的態様では、円筒形通し孔を含めた塔
状接点終端が、スロット126、128における前記の
通し孔メタライズの代わりに用いられ得る。
【0073】一旦スロット126、128における接点
終端が競合されれば、次に、ヒューズ120(図11に
示されている)の操作特徴、例えば電圧または電流定
格、ヒューズ分類コード等に関係した指標を用いて、下
部外絶縁層124(層5)がマークされる170。マー
キング170は、既知の方法により、例えばレーザーマ
ーキング、化学エッチングまたはプラズマエッチングに
より実施され得る。
【0074】ヒューズ120は今まで記載してきた方法
により単独で製造され得るが、しかし例証的態様では、
ヒューズ120はシート形態で集合的に第2加工され、
次に個々のヒューズ120に分離されるかまたは単一化
される172。バッチ過程で生成される場合、種々の形
状および寸法の可融性リンク30(図11に示されてい
る)は、エッチングおよび打抜き過程の的確な制御によ
り同時に生成され得る。更に、ロールおよびロール積層
法が連続加工過程に用いられて、多数のヒューズを最小
時間で製造し得る。更に、付加的ヒューズ要素層および
/または絶縁層を用いて、高ヒューズ定格および物理的
サイズを有するヒューズを与え、得る。
【0075】一旦製造が完了されると、接点終端が電圧
印加回路のラインおよびロード電気接続に結合される場
合、可融性リンク30(図11に示されている)を通し
て電気接続が確立され得る。
【0076】ヒューズ120は更に、中間絶縁層22、
24における可融性リンク開口部40、42の一方また
は両方の排除により、図4および5に前記されたように
修正され得る、と認識される。したがってヒューズ12
0の抵抗は、ヒューズ120の異なる用途および異なる
操作温度に対して変更され得る。
【0077】さらなる態様では、外絶縁層122、12
4の一方または両方が半透明材料から第2加工されて、
外部絶縁層122、124を通して局所ヒューズ状態表
示を提供する。したがって可融性リンク30が作動する
と、ヒューズ120は取替えに関して容易に確認され、
これは、多数のヒューズが電気システムに用いられる場
合に特に有益であり得る。
【0078】前記の方法によれば、ヒューズはしたがっ
て、高価でない既知の技術および方法を用いて回分操作
で、低コストの広範に利用可能な材料を用いて効率的に
生成され得る。光化学的エッチング法は、ヒューズ10
の最終性能における変動を最小限にするために、均一の
厚みおよび導電度を有する、非常に小型のヒューズに関
してさえ、薄いヒューズ要素層20の可融性リンク30
および接点パッド32、34のかなり的確な生成を可能
にする。更に、ヒューズ要素層20を生成するための薄
い金属フォイル材料の使用は、それが既知の匹敵するヒ
ューズに関連した非常に低抵抗のヒューズを構築するこ
とができるようにさせる。
【0079】種々の特定の態様に関して本発明を説明し
てきたが、しかし、本発明は、特許請求の範囲に記載し
た精神および範囲内での修正を伴って実施され得る、と
当業者は認識する。
【図面の簡単な説明】
【図1】フォイルヒューズの斜視図である。
【図2】図1に示したヒューズの分解組み立て斜視図で
ある。
【図3】図1および2に示したヒューズの製造方法の工
程流れ図である。
【図4】フォイルヒューズの第二の態様の分解組み立て
斜視図である。
【図5】フォイルヒューズの第三の態様の分解組み立て
斜視図である。
【図6〜10】図1〜5に示したヒューズに関するヒュ
ーズ要素幾何学の平面図である。
【図11】ヒューズの第四の態様の分解組み立て斜視図
である。
【図12】図11に示したヒューズの製造方法の工程流
れ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート パーカー アメリカ合衆国,オレゴン,ベンド,ゴル フ ビレッジ ループ 60617 (72)発明者 ダニエル エム.マノーキアン アメリカ合衆国,カリフォルニア 94583, サン ラモン,サークル イー ランチ プレイス 4 Fターム(参考) 5G502 AA01 BA08 BB05 BB09 BB13 BD02 CC04 JJ01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒューズ要素(element)層、および前
    記ヒューズ要素層に対向する面(side)上に伸び、且つ
    それに結合された第1および第2の中間絶縁層、を含む
    低抵抗ヒューズであって;前記ヒューズ要素層が前記第
    1の中間絶縁層上に形成され、且つ前記第2の絶縁層が
    前記ヒューズ要素層に積層された(laminated)ヒュー
    ズ。
  2. 【請求項2】 前記ヒューズ要素層が可融性リンクを包
    含し、前記第1および第2の中間層のうちの少なくとも
    1つが前記可融性リンクの上にある開口部を含む請求項
    1記載の低抵抗ヒューズ。
  3. 【請求項3】 前記ヒューズ要素層が薄いフィルムフォ
    イルを含む請求項1記載の低抵抗ヒューズ。
  4. 【請求項4】 前記ヒューズ要素層が約1〜約20ミク
    ロンの厚みを有する請求項3記載の低抵抗ヒューズ。
  5. 【請求項5】 前記ヒューズ要素層が約3〜約9ミクロ
    ンの厚みを有する請求項3記載の低抵抗ヒューズ。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の中間絶縁層のそれ
    ぞれに積層された第1および第2外絶縁層を更に含む請
    求項1記載の低抵抗ヒューズ。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2外絶縁層のうちの1
    つおよび前記第1および第2の中間絶縁層のうちの少な
    くとも1つが液晶ポリマーまたはポリイミド物質を含む
    請求項6記載の低抵抗ヒューズ。
  8. 【請求項8】 低抵抗ヒューズの加工方法であって;第
    1の中間絶縁層を与え、、 第1の中間絶縁層をヒューズ要素層でメタライズし、 ヒューズ要素層から第1および第2接触パッド間に伸び
    る可融性リンクを形成し、且つヒューズ要素層上で第2
    の中間絶縁層を第1の中間絶縁層に結合することを含む
    方法。
  9. 【請求項9】 第1の中間絶縁層および第2の中間絶縁
    層のうちの少なくとも1つに開口部を形成することを更
    に含む請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 第1および第2外中間絶縁層の各々に
    第1および第2外絶縁層を積層することを更に含む請求
    項9記載の方法であって、第1および第2外絶縁層のう
    ちの少なくとも1つがポリイミドまたは液晶ポリマーを
    含む方法。
  11. 【請求項11】 第1の中間層のメタライズが、前記ヒ
    ューズ要素層を形成するために銅フォイルを電着し、前
    記ヒューズ要素層を形成するために金属フォイルをスパ
    ッターし、第1の中間層をめっきし、または第1の中間
    層をスクリーン印刷することのうちの少なくとも1つを
    含む請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 第1の中間絶縁層へのヒューズ要素層
    の前記積層が第1の中間絶縁層への1ミクロン〜20ミ
    クロンの薄フォイルヒューズ要素層の積層を含む請求項
    10記載の方法。
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