JP2005243621A - 低抵抗ポリマーマトリックスヒューズの装置および方法 - Google Patents

低抵抗ポリマーマトリックスヒューズの装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷回路基板用に取り付ける低抵抗ヒューズであって、小形で、基板から及び基板への影響が小さいヒューズを得る。
【解決手段】低抵抗ヒューズ10は、ポリマーメンブレン、そのポリマーメンブレン上に形成されたヒューズ要素層20、ならびにそのヒューズ要素層に対向する面に伸びて、且つそれに結合された第1および第2の中間絶縁層22,24を含む。その第1および第2の中間絶縁層の少なくとも1つはそれを通る開口部40,42を含み、ポリマーメンブレンがその開口部中でヒューズ要素層を支持する。ヒートシンク、ヒーター要素およびアーククエンチング媒体が、そのヒューズと組み合わせて使用されても良く、そのヒューズが接着剤積層プロセスで加工されても良い。
【選択図】 図2

Description

本出願は、米国特許仮出願第60/348,098号(2000年1月10日出願)の利益を主張する、米国特許一部継続出願第10/339,114号(2003年1月9日出願)に関するものである。
本発明は全般に、ヒューズに、特にフォイルヒューズ要素を用いるヒューズに関する。
ヒューズは、電気回路に対する費用の掛かる損害を防止するための過電流防護装置として広範に用いられている。典型的には、ヒューズ端子または接点は、電源と電気的構成部分または電気回路中に配置された構成部分の組合せとの間の電気的接続を生成する。1つまたはそれ以上の可融性リンクまたは素子、あるいはヒューズ要素アセンブリーは、ヒューズを流れる電流が予定閾値を超えると、可融性素子が溶融し、崩壊し、断絶し、またはその他の方法でヒューズと関連した回路を開放して、電気的構成部分損害を防止するよう、ヒューズ端子または接点間を接続する。
近年の電子装置の急増により、融合技術に対する必要性が増大した。例えば慣用的ヒューズは、ガラスシリンダーまたは管に包まれ、且つ管内で空気中に吊るされたワイヤヒューズ要素(あるいは打抜きおよび/または造形金属ヒューズ要素)を含む。ヒューズ要素は、電気回路との接続のために管に取り付けられた導電性面冠間に伸びる。しかしながら、電子用途において印刷回路板とともに用いられる場合、ヒューズは典型的には非常に小さくなければならず、溶融製品の製造および組み立て経費を増大するこれらの種類のヒューズに関して製造および据付けを難しくする。
その他の種類のヒューズは、電子用途のためのヒューズ要素を生成するための高温有機誘電性基板(例えばFR−4、フェノール系またはその他のポリマーベースの物質)上での付着メタライズを含む。ヒューズ要素は、蒸着され、スクリーン印刷され、電気鍍金され、または既知の技法を用いて基板に適用され得るし、且つヒューズ要素幾何学は、メタライズ層を化学エッチングまたはレーザートリミングしてヒューズ要素を生成することにより変更され得る。しかしながら過電流状態中は、これらの種類のヒューズは、ヒューズ要素から基板に熱を伝導して、それによりヒューズの電流定格出力を増大するだけでなくヒューズの電気抵抗も増大する傾向があり、これが低電圧電子回路に望ましくない影響を及ぼし得る。更にヒューズ要素が誘電性基板にぴったり近接するか、または誘電性基板上に直接蒸着される場合、炭素トラッキングが起こり得る。炭素トラッキングはヒューズを完全に除去させないし、またはヒューズが意図されたように回路を開放しない。
更にその他のヒューズは、印刷された厚いフィルム導電性物質、例えば導電性インクを伴うセラミック基板を用いて、電気回路との接続のための造形ヒューズ要素および導電性パッドを形成する。しかしながらプリント厚および幾何学を制御できないことは、融合装置における許容できない変化をもたらし得る。更に、ヒューズ要素を形成する導電性物質は、典型的には高温で燃焼され、そこで高温セラミック基板が用いられねばならない。しかしながらこれらの基板は、過電流状態でヒートシンク(heat sink)として機能して、ヒューズ要素から熱を抜き去り、且つヒューズの電気抵抗を増大する傾向がある。
多くの回路において、高ヒューズ抵抗は作動回路部品が機能するのに有害であり、且つある種の用途においては、電圧作用が、ヒューズ抵抗のために、作動回路部品を操作不可能にさせ得る。
例示的な態様によれば、低抵抗ヒューズが提供される。そのヒューズは、ポリマーメンブレン、そのポリマーメンブレン上に形成されたヒューズ要素層(fuse element layer)、ならびにそのヒューズ要素層に対向する面(side)上に伸び、且つそれに結合された第1および第2の中間絶縁層を含む。その第1および第2の中間絶縁層の少なくとも1つは、それを通る開口部を含み、そしてポリマーメンブレンがその開口部中でヒューズ要素層を支持する。
もう1つの例示的な態様において、低抵抗ヒューズの加工方法が提供される。その方法は、第1の中間絶縁層を与えること、第1および第2の接点パッド間に伸びる可融性リンクを有するヒューズ要素層を形成すること、ならびにそのヒューズ要素層によって第2の中間絶縁層を第1の中間絶縁層に接着積層することを含む方法。
もう1つの例示的な態様において、低抵抗ヒューズが提供される。そのヒューズは、薄いフォイルヒューズ要素層、ならびにそのヒューズ要素層に対向する面上に伸び、且つそれに結合された第1および第2の中間絶縁層を含む。そのヒューズ要素層は第1中間絶縁層上に形成され、且つ第2絶縁層はそのヒューズ要素層に積層されている。第1および第2の中間絶縁層の少なくとも1つはそれを通る開口部を含み、そしてアーククエンチング媒体がその開口部中に位置し、且つ開口部内でヒューズ要素層を囲んでいる。
もう1つの例示的な態様において、低抵抗ヒューズは、薄いフォイルヒューズ要素層、ならびにそのヒューズ要素層に対向する面上に伸び、且つそれに結合された第1および第2の中間絶縁層を含む。そのヒューズ要素層は第1中間絶縁層上に形成され、且つ第2絶縁層がヒューズ要素層に積層されている。第1および第2の中間絶縁層の少なくとも1つは、それを通る開口部を含み、そして第1および第2の中間絶縁層の1つにヒートシンクが結合されている。
もう1つの例示的な態様において、低抵抗ヒューズが提供される。そのヒューズは、薄いフォイルヒューズ要素層、ならびにそのヒューズ要素層に対向する面上に伸び、且つそれに結合された第1および第2の中間絶縁層を含む。そのヒューズ要素層は第1中間絶縁層上に形成され、第2絶縁層がヒューズ要素層に積層されている。第1および第2の中間絶縁層の少なくとも1つは、それを通る開口部を含み、そして第1および第2の中間絶縁層の1つにヒートシンクが結合されている。
更にもう1つの例示的な態様において、低抵抗ヒューズが提供される。そのヒューズは、薄いフォイルヒューズ要素層、ならびにそのヒューズ要素層に対向する面上に伸び、且つそれに結合された第1および第2の中間絶縁層を含む。そのヒューズ要素層は第1中間絶縁層上に形成され、且つ第2絶縁層はヒューズ要素層に積層されており、そこでは、第1および第2の中間絶縁層の少なくとも1つが、それを通る開口部を含む。第1および第2の外絶縁層が、第1および第2の中間絶縁層に積層されており、そこでは、ヒューズ要素層と開口部が、その開口部の付近でヒューズ要素層の一部の周囲に断熱的囲いを形成するように構成される。
図1は、本発明の例示的一態様によるフォイルヒューズ10の斜視図である。下記の理由のために、ヒューズ10は、顕著な性能利点を与え、ながら、慣用的ヒューズより低いコストで製造可能である、と考えられる。例えばヒューズ10は、既知の匹敵するヒューズに関連した抵抗低減、ならびにヒューズが作動した後の絶縁増大を示す、と考えられる。これらの利点は、少なくとも一部は、可融性リンクの形成のための薄い金属フォイル物質およびポリマーフィルム上に取り付けられる接点終端の使用により達成される。本明細書中での説明のために、薄い金属フォイル物質は、厚さ約1〜約100ミクロン、更に好ましくは約1〜約20ミクロン、且つ特定の態様では約3〜約12ミクロンの範囲であるとみなされる。
本発明の少なくとも1つのヒューズは、薄い金属フォイル物質で第2加工された場合に特に有益であることが判明しているが、しかしその他のメタライズ技法も有益であり得ると考えられる。例えばヒューズ要素を形成するために3〜5ミクロン未満のメタライズを要する低ヒューズ定格に関しては、当業界で既知の技法により薄いフィルム物質が用いられ、その例としてはスパッター金属フィルムが挙げられるが、これに限定されない。更に、本発明の局面は無電解金属めっき構築にも、ならびに厚いフィルムスクリーン印刷構築にも適用し得る、と理解される。したがってヒューズ10は、例証のためにのみ記載されたものであって、本明細書中でのヒューズ10の説明は本発明の局面をヒューズ10の個別例に限定するよう意図されない。
ヒューズ10は、以下で詳細に説明される層化構築物であり、且つハンダ接点12(時としてはハンダバンプとも呼ばれる)間を電気的に伸びて、それと伝導関係であるフォイルヒューズ要素(図1に示されていない)を含有する。ハンダ接点12は、使用に際して、端子、接点パッドまたは印刷回路板(示されていない)の回路終端と結合されて、ヒューズ10を流れる、あるいは特にヒューズ要素を流れる電気回路を確立する。ヒューズ要素およびヒューズ10の製造に用いられる特定の物質の特徴によって、ヒューズ10を流れる電流が非許容可能限界に達すると、ヒューズ要素は溶融し、気化し、あるいは層でなければヒューズを通る電気回路を開放し、且つヒューズ10に関連した回路中の電気部品に対する高価な損害を防止する。
例証的一態様では、ヒューズ10は一般に、長方形であり、且つ小スペースを占めながら、印刷回路板にヒューズ10を取り付ける表面に適した幅W、長さLおよび高さHを有する。例えば特定の一態様では、Lは約0.060インチであり、Wは約0.030インチであり、且つHはLまたはWよりかなり小さく、ヒューズ10の低プロフィールを保持する。以下で明らかになるように、Hは、ヒューズ10を第2加工するために用いられる種々の層の併合厚とほぼ等しい。しかしながら、ヒューズ10の実際の寸法は、本発明の範囲を逸脱しない限り、1インチより大きい寸法を含めて、本明細書中に記述された寸法からより大きいかまたはより小さい寸法に変更され得る、と認識される。
本発明の少なくともいくつかの利点は、電気回路にヒューズ10を接続するための図示されたハンダ接点12以外の他のヒューズ終端を用いることにより達成され得る、ということも認識される。したがって例えば接点導線(即ちワイヤ終端)、ラップアラウンド終端、浸漬メタライズ終端、めっき終端、塔状化接点、ならびにその他の既知の接続機構が、ぜひ必要である場合かまたは望ましい場合、ハンダ接点12に代わるものとして用いられ得る。
図2は、ヒューズ10の第2加工に用いられる種々の層を示すヒューズ10の分解組み立て斜視図である。特に、例示的一態様では、ヒューズ10は本質的に5つの層から構築され、上部および下部中間絶縁層22、24間に挟まれたフォイルヒューズ20を含有し、次にこれら22、24は上部および下部外絶縁層26、27間に挟まれる。
フォイルヒューズ要素層20は、一態様では、既知の技法により下部中間層24に適用される電着3〜5ミクロン厚銅フォイルである。例示的一態様では、フォイルは、コッパーボンドエクストラシンフォイルCopperBond(登録商標)Extra Thin Foil(Olin, Inc.から入手可能)であり、薄いヒューズ要素層20は、長方形接点パッド32、34間に伸びる細い可融性リンク30を有する大文字のIの形状に形成される。可融性リンク30は、可融性リンク30を流れる電流が特定レベルに達すると開放するように寸法に合わせて作られる。例えば例示的一態様では、ヒューズが1アンペア未満で作動するよう、可融性リンク30は幅約0.003インチである。しかしながら、代替的態様では、種々の寸法の可融性リンクが用いられ、且つ薄いヒューズ要素層20はその他の金属フォイル、例えばニッケル、亜鉛、スズ、アルミニウム、銀、それらの合金(例えば銅/スズ、銀/スズおよび銅/銀合金)ならびに銅フォイルの代わりのその他の導電性フォイル物質(これらに限定されない)から形成され得る、と理解される。代替的態様では、9ミクロンまたは12ミクロン厚フォイル物質が用いられ、化学的にエッチングされて、可融性リンクの厚みを低減する。更に、既知のM−効果融着技法は、可融性リンクの作動を強化するためにさらなる態様で用いられ得る。
当業者に理解されるように、可融性リンクの性能(例えば短絡器性能および割込み電圧容量)は、用いられる物質の融解温度および可融性リンクの幾何学によっており、ならびに主としてそれにより確定され、且つ各々の変化により、異なる性能特徴を有する事実上非限定数の可融性リンクが得られる。更に1つより多い可融性リンクは、ヒューズ性能を更に変えるために平行して伸長し得る。このような態様では、多可融性リンクが単一ヒューズ要素層中の接点パッド間を平行に伸び得るし、あるいは垂直積重ね立体配置で互いに平行に伸びる可融性リンクを含む多ヒューズ要素層が用いられ得る。
所望のヒューズ要素定格を有するヒューズ要素層20を製造するための、または選定物質から第2加工されたヒューズ要素定格を確定するための物質を選定するために、融着性能は主に3つのパラメター、例えばヒューズ要素幾何学、ヒューズ要素周囲の物質の熱伝導率、および融着金属の融解温度によっている、ということが確定された。これらのパラメターの各々は、ヒューズが作動する場合、アーク放電時間に直接比例し、且つ組合せに際して、これらのパラメターは各々、ヒューズの時間対電流特徴を確定する、ということが確定された。したがってヒューズ要素層のための物質、ヒューズ要素層周囲の物質、およびヒューズ要素層の幾何学の注意深い選択により、許容可能な低抵抗ヒューズが製造され得る。
ヒューズ要素20の幾何学を先ず考えると、例証のために、例示的ヒューズ要素層の特徴が分析される。例えば図6は、例示的寸法を含有する相対的に簡単なヒューズ要素幾何学の平面図を示す。
図6を参照すると、大文字のIの一般的形状のヒューズ要素層が絶縁層上に形成される。ヒューズ要素層の融着特徴は、ヒューズ要素層を形成するために用い荒れる金属の電気伝導率(ρ)、融合素子層の寸法局面(即ちヒューズ要素の長さおよび幅)およびヒューズ要素層の厚みにより支配される。例証的態様では、ヒューズ要素層20は、1/ρ*cmまたは約0.16779Ω/□(ここで、□は「正方形」で表される考慮中のヒューズ要素部分の寸法比である)の面積抵抗(1ミクロン厚に関して測定される)を有することが既知である3ミクロン厚銅フォイルから形成される。
例えば図6に示されたヒューズ要素を考えると、ヒューズ要素は、第1セグメントに対応する寸法L1およびw1、第2セグメントに対応するL2およびw2、ならびに三次セグメントに対応するL3およびw3で同定可能な3つの別個のセグメントを含む。セグメント中の正方形を合計することにより、ヒューズ要素そうの低効率は、むしろ直接的方法でほぼ確定され得る。したがって図6に示されたヒューズ要素に関しては:
正方形の数=(L1/w1+L2/w2+L3/w3) (1)
=(10/20+30/4+10/20)
=8.5□
ここで、ヒューズ要素層の電気抵抗(R)は、以下の関係にしたがって確定され得る:
ヒューズ要素R=(面積抵抗)*(正方形数)/T (2)
(式中、Tはヒューズ要素層の厚みである)。前記の例に引き続いて、且つ方程式(2)を適用して、以下であることが理解され得る:
ヒューズ要素抵抗=(0.16779Ω/□)*(8.5□)/3
=0.0475Ω
もちろん、より複雑な幾何学のヒューズ要素抵抗は、同様の方式で同様に確定され得る。
ここで、ヒューズ要素層周囲の物質の熱伝導率を考えると、同様でない物質の亜容積間の熱流量(H)は以下の関係により支配される、と当業者は理解し得る:
△h(m,n)〜(m+1,n)
{2(θm,n−θ)*Yn*Z*Km,n*△t}/Xm,n (3)
(式中、Km,nは物質の第1亜容積の熱伝導率であり、Km+1,nは物質の第2亜容積の熱伝導率であり、Zは問題の物質の厚みであり、θは選定参照点での亜容積m、nの温度であり、Xm,nは参照点からの第1亜容積測定の第1座標位置であり、且つYnは参照点からの第2座標位置測定値であり、ならびに△tは当該時間値である)。
方程式(3)は層化ヒューズ構築物の正確な熱流動特徴を確定するために非常に詳細に試験され得るが、しかしそれは、本明細書中では主に、ヒューズ内の熱流量が用いられる物質の熱伝導率に比例することを示すために提示される。いくつかの例示的な既知の物質の熱伝導率は以下の表に記述されており、且つヒューズ要素周囲のヒューズに用いられる絶縁層の伝導率を低減することにより、ヒューズ内の熱流量はかなり低減され得る、と理解され得る。特に注目すべきは、ヒューズ要素層より上および下の絶縁物質として本発明の例証的態様で用いられるポリイミドの有意に低い伝導率である。
基板熱伝導率(W/mK)
アルミナ(Al23) 19
フォルステライト(2MgO−SiO2) 7
コーディエライト(2MgO−2Al23−5SiO2) 1.3
ステアタイト(2MgO−SiO2) 3
ポリイミド 0.12
FR−4 エポキシ樹脂/ファイバーグラス積層 0.293
ここで、ヒューズ要素層の第2加工に用いられる融着金属の作業温度を考えると、所定時点でのヒューズ要素層の作業温度θは、以下の関係により支配される、と当業者は理解し得る:
Figure 2005243621
(式中、mはヒューズ要素層の質量であり、sはヒューズ要素を構成する物質の比熱であり、Ramは周囲温度θでのヒューズ要素層の抵抗であり、iはヒューズ要素層を流れる電流であり、且つαはヒューズ要素物質に関する抵抗温度係数である)。もちろん、ヒューズ要素層は、ヒューズ要素物質の融解温度までヒューズを通して回路を完了するために機能性である。一般的に用いられるヒューズ要素物質の例示的融点は、以下の表に記述されており、ヒューズ要素のより高い電流定格を可能にする銅の有意に高い融解温度のために、銅ヒューズ要素層が本発明に特に有益である、ということが注目される。
金属および金属合金融解温度(℃)
銅(Cu) 1084
亜鉛(Zn) 419
アルミニウム(Al) 660
銅/スズ(20Cu/80Sn) 530
銀/スズ(40Ag/60Sn) 450
銅/銀(30Cu/70Ag) 788
ここで、ヒューズ要素層のための物質の融解温度、ヒューズ要素層主意の物質の熱伝導率およびヒューズ要素層の抵抗率の併合作用を考慮すると、種々の性能特徴を有する許容可能な低抵抗ヒューズが製造され得る、ということは明らかであると思われる。
振り返って図2を参照すると、上部中間絶縁層22はフォイルヒューズ要素層20の上になり、且つフォイルヒューズ要素層20のそれぞれの接点パッド32、34との電気的接続を促すためにそれを通して伸びる長方形終端開口部36,38または窓を含む。回路造形可融性リンク開口部40は終端開口部36、38間を伸びて、フォイルヒューズ要素層20の可融性リンク30の上になる。
下部中間絶縁層24はフォイルヒューズ要素層20の下になり、フォイルヒューズ要素層20の可融性リンク30の下層にある円形造形ヒューズリンク開口部42を含む。このようなものとして、可融性リンク30がフォイルヒューズ要素20の接点パッド32、34間を伸びる場合、可融性リンク30が中間絶縁層22、24のいずれの表面とも接触しないよう、可融性リンク30は、上部および下部中間絶縁層22、24中のそれぞれのヒューズリンク開口部40、42を横切って伸びる。言い換えれば、ヒューズ1が十分に第2加工された場合、可融性リンク30はそれぞれの中間絶縁層22、24中のヒューズリンク開口部40、42によってエアポケット中に有効に吊るされる。
このようなものとして、ヒューズリンク開口部40、42は、慣用的ヒューズでは、ヒューズの電気抵抗増大に寄与する中間絶縁層22、24への熱伝達を防止する。したがってヒューズ10は既知のヒューズより低抵抗で作動し、その結果、既知の匹敵するヒューズより低い回路摂動を有する。更にそして既知のヒューズとは違って、可融性リンク開口部40、42により作られるエアポケットは、アークトラッキングを阻止し、且つ可融性リンク30を通る回路の完全掃去を促す。さらなる態様では、適正に造形されたエアポケットは、可融性リンクが作動し、ヒューズに対する内部の望ましくないガス蓄積および圧力を軽減する場合に、その中でのガスの通気を促し得る。したがって、開口部40、42は例示的態様では実質的に円形として示されているが、しかし、本発明の範囲および精神を逸脱しない限り、非円形開口部40、42も同様に用いられ得る。更に、中間絶縁層22、24中のヒューズリンク開口部として、非対称開口部が用いられ得る、ということが意図される。更に、ヒューズリンク開口部はしかしながら固体または気体で充填されて、前記の空気の代わりに、またはそれに加えて、アークトラッキングを阻止し得る、ということが意図される。
例証的態様では、上部および下部中間絶縁層は各々、誘電フィルム、例えば市販の、且つKAPTON(登録商標)の商標でデラウェア州ウィルミントンのデュポン社(E.I. du Pont de Nemours and Company)から販売されている0.002インチ厚ポリイミドから第2加工される。しかしながら、代替的態様では、その他の適切な電気絶縁物質(ポリイミドおよび非ポリイミド)、例えばCIRLEX(登録商標)非付着性ポリイミド貼り合せ物質、UPILEX(登録商標)ポリイミド物質(Ube Industriesから市販されている)、ピロラックスPyrolux、ポリエチレンナフタレンジカルボキシレート(時としてPENと呼ばれる)、ジヴレックスZyvrex液晶高分子物質(Rogers Corporationから市販されている)等がKAPTON(登録商標)の代わりに用いられ得る、と理解される。
上部外絶縁層26は上部中間層22の上にあり、且つ上部中間絶縁層22の終端開口部36、38と実質的に一致する長方形の終端開口部46、48を含む。上部外絶縁層26の終端開口部46、48および上部中間絶縁層22の終端開口部36、38は一緒に、薄いヒューズ要素接点パッド32、34の上のそれぞれのキャビティを形成する。開口部36、38、46、48がハンダ(図2に示されていない)で充填される場合、ハンダ接点パッド12(図1に示されている)は、例えば印刷回路板上の外部回路との接続のためにヒューズ要素接点パッド32、34と導電性関係で形成される。連続表面50は、上部中間絶縁層22の可融性リンク開口部40の上に来る上部外絶縁層26の終端開口部46、48間に伸びて、それにより可融性リンク30を封入し、適切に絶縁する。
さらなる態様では、上部外絶縁層26および/または下部外絶縁層28は、可融性リンク開口部40、42内の開口ヒューズの視覚的指示を促す半透明または透明物質から第2加工される。
下部外絶縁層28は、下部中間絶縁層24の下にあり、中実性であり、即ち開口部を有さない。したがって下部外絶縁層24の連続中実表面は下部中間絶縁層28の可融性リンク開口部42真下で可融性リンク30を適切に絶縁する。
例証的態様では、上部および下部外絶縁層は各々、誘電フィルム、例えば市販の、且つKAPTON(登録商標)の商標でデラウェア州ウィルミントンのデュポン社から販売されている0.005インチ厚ポリイミドフィルムから第2加工される。しかしながら、代替的態様では、その他の適切な電気絶縁物質、例えばCIRLEX(登録商標)非付着性ポリイミド貼り合せ物質、ピロラックスPyrolux、ポリエチレンナフタレンジカルボキシレート等が用いられ得る、と理解される。
ヒューズ10を第2加工するために用いられる例示的製造方法を説明するために、ヒューズ10の層は、以下の表にしたがって言及される:
プロセス層 図2層 図2レファレンス
1 上部外部絶縁層 26
2 上部中間絶縁層 22
3 フォイルヒューズ要素層 20
4 下部中間絶縁層 24
5 下部外部絶縁層 28
これらの名称を用いて、図3は、ヒューズ10の例示的製造方法60のフローチャートである(図1および2に示されている)。フォイルヒューズ要素層20(層3)は、既知の積層技法により下部中間層24(層4)に積層される62。フォイルヒューズ要素層20(層3)は次に、既知の技法を、例えば塩化鉄(III)溶液の使用(これに限定されない)を用いて、下部中間絶縁層24(層4)上に所望の形状にエッチングされる64。例示的一態様では、フォイルヒューズ要素層20(層3)は、大文字I形造形フォイルヒューズ要素が既知のエッチング法にしたがって図2に関して前記されたように残存するよう、形成される。代替的態様では、可融性リンク30および接点パッド32、34を形成するために、打抜き操作がエッチング操作の代わりに用いられる。
下部中間絶縁層(層4)からのフォイルヒューズ要素層(層3)の形成64が完了した後、上部中間絶縁層22(層2)は、過程62から既知の積層技法により予備積層化フォイルヒューズ要素層20(層3)および下部中間絶縁層(層4)に積層66される。中間絶縁層22、24(層2および4)間に挟まれたフォイルヒューズ要素層20(層3)を用いて、3層積層がそれにより形成される。
次に終端開口部36、38および可融性リンク開口部40(すべて図2に示されている)が、既知のエッチング、押抜きまたは孔あけ法により、上部中間絶縁層22(層2)中に形成される68。可融性リンク開口部42(図2に示されている)も、既知の方法により、例えばエッチング、押抜きおよび孔あけ(これらに限定されない)により、下部中間絶縁層28中に形成される68。したがってヒューズ要素層接点パッド32、34(図2に示されている)は、上部中間絶縁層22(層2)中の終端開口部36、38を通して露呈される。可融性リンク30(図2に示されている)は、それぞれの中間絶縁層22、24(層2および4)の可融性リンク開口部40、42内に露呈される。代替的態様では、可融性リンク操作40および終端開口部36、38を形成するために、打抜き操作、孔あけおよび押抜き操作等がエッチング操作の代わりに用いられ得る。
中間絶縁層22、24(層2および4)中への開口部または窓を形成68後、過程66および68から、外絶縁層26、28(層1および5)が3層組合せ(層2、3および4)に積層70される。外絶縁層26、28(層1および5)は、当業界で既知の方法および技術を用いて、3層組合せに積層される。
外絶縁層26、28(層1および5)が積層70されて、5層組合せを形成後、ヒューズ要素接点パッド32、34(図2に示されている)が、それぞれの終端開口部36、38および46、48を通して上部外絶縁層26(層1)および上部中間絶縁層22(層2)により露呈されるように、終端開口部46、48(図2に示されている)が形成される72。次に、ヒューズ10(図1および2に示されている)の操作特徴、例えば電圧または電流定格、ヒューズ分類コード等に関係するしるしで下部外絶縁層28(層5)がマークされる74。マーキング74は、既知の方法により、例えばレーザーマーキング、化学エッチングまたはプラズマエッチングにより実施され得る。その他の既知の導電性接点パッド、例えばニッケル/金、ニッケル/スズ、ニッケル/スズ/鉛およびスズめっきパッド(これに限定されない)はハンダ接点12の代わりに代替的態様において用いられ得る、と理解される。
次にハンダは、ヒューズ要素接点パッド32、34(図2に示されている)と導電連絡するハンダ接点12(図1に示されている)を仕上げるために適用される。したがって電気的接続は、ハンダ接点12が電圧印加回路のラインおよびロード電気接続に結合される場合、可融性リンク30(図2に示されている)を通って確立され得る。
ヒューズ10は今まで記載された方法により単独に製造され得るが、一方、例証的態様において、ヒューズ10はシート形態で集合的に第2加工され、次に個々のヒューズ10に分離されるかまたは単一化される78。バッチ過程で生成される場合、種々の形状および寸法の可融性リンク30は、エッチングおよび打抜き過程の的確な制御により同時に生成され得る。更に、ロールおよびロール積層法が連続加工過程に用いられて、多数のヒューズを最小時間で製造し得る。
更に、付加的層を含むヒューズは、前記の基本的方法から逸脱することなく第2加工され得る。したがって多重ヒューズ要素層および/または付加的絶縁層が利用されて、異なる性能特徴および種々のパッケージサイズを有するヒューズを第2加工し得る。
したがってヒューズは、高価でない既知の技術および方法を用いて、回分操作で、低コストの広範に利用可能な材料を用いて効率的に生成され得る。光化学的エッチング法は、ヒューズ10の最終性能における変動を最小限にするために、均一の厚みおよび導電度を有する、非常に小型のヒューズに関してさえ、薄いヒューズ要素層20の可融性リンク30および接点パッド32、34のかなり的確な生成を可能にする。更に、ヒューズ要素層20を生成するための薄い金属フォイル材料の使用は、それが既知の匹敵するヒューズに関連した非常に低抵抗のヒューズを構築することができるようにさせる。
図4は、ヒューズ10と実質的に同様のフォイルヒューズ90の第二の態様の分解組み立て斜視図である(図1〜3に関連して上に記載されている)が、但し、下部中間絶縁層24は除く。特に、下部中間絶縁層24における可融性リンク開口部42(図2に示されている)は、ヒューズ90には存在せず、且つ可融性リンク30は、下部中間絶縁層24の表面を直接横切って伸びる。この特定の構築物は、可融性リンク開口部40が、可融性リンク30から中間絶縁層22、24への熱伝達を阻害するかまたは少なくとも低減するという点で、中間温度でのヒューズ操作のために申し分ない。したがってヒューズ90の抵抗はヒューズ操作中は低減され、且つ上部中間絶縁層40における可融性リンク開口部40はアークトラッキングを阻止し、且つヒューズを通しての回路の完全クリアリングを促す。
ヒューズ90は、実質的に方法60(図3に関連して前記)にしたがって構築されるが、但し、もちろん、下部中間絶縁層24中の可融性リンク開口部42(図2に示されている)は形成されない。
図5は、ヒューズ90と実質的に同様のフォイルヒューズ100の第三の態様の分解組み立て斜視図である(図4に関連して上記)が、但し、上部中間絶縁層22の構築物は除く。特に、上部中間絶縁層22における可融性リンク開口部40(図2に示されている)はヒューズ100には存在せず、且つ可融性リンク30は、上部および下部中間絶縁層22、24の表面を直接横切って伸びる。
ヒューズ100は、実質的に方法60(図3に関連して前記)にしたがって構築されるが、但し、もちろん、中間絶縁層22、24中の可融性リンク開口部40および42(図2に示されている)は形成されない。
薄いセラミック基板は、ポリマーフィルムの代わりに前記の態様のいずれかにおいて用いられ得るが、しかしヒューズの適正操作を保証するためにヒューズ100に関して特に得策である、と理解される。例えば低温同時焼成可能セラミック材料等が、本発明の代替的態様で用いられ得る。
可融性リンクを生成するための薄いメタライズフォイル材料上での前記のエッチングおよび打抜き法を用いて、種々の異質形造金属フォイルリンクが、特定の性能目的をかなえるために形成され得る。例えば図6〜11は、複数のヒューズ要素幾何学を、ヒューズ10(図1および2に示されている)およびヒューズ100(図5に示されている)に用いられ得る例示的寸法とともに示す。しかしながら、本明細書中に記載され、例証されたヒューズリンク幾何学は、例証的目的だけのためであり、いかなる点においても、本発明の実施を任意の特定のフォイル形状または可融性リンク立体は位置に限定するよう意図されない、と認識される。
図11は、ヒューズ120の第四の態様の分解組み立て斜視図である。前記のヒューズと同様に、ヒューズ120は、図11に示された層化構築物の低抵抗ヒューズを提供する。特に、例示的態様では、ヒューズ120は、順次、上部および下部外絶縁層122、124間に挟まれる上部および下部中間絶縁層22、24の間に挟まれたフォイルヒューズ要素層20を含めた5つの層から本質的に構築される。
前記の態様にしたがって、ヒューズ要素20は、既知の技法により下部中間層24に適用される電着3〜5ミクロン厚銅フォイルである。薄いヒューズ要素層20は、長方形接点パッド32、34間に伸びる細い可融性リンク30を有する大文字のIの形状に形成され、可融性リンク30を流れる電流が約7アンペア未満である場合に、開放するように寸法に合わせて作られる。しかしながら、種々の寸法の可融性リンクが用いられ、且つ薄いヒューズ要素層20は、銅フォイルの代わりに種々の金属フォイル材料から形成され得る。
上部中間絶縁層22はフォイルヒューズ要素層20の上になり、且つそれを通して伸びる、且つフォイルヒューズ要素層20の可融性リンク30の上にくる円形造形可融性リンク開口部40を含む。前記のヒューズ10、90および100に対照して、ヒューズ120における上部中間絶縁層22は終端開口部36、38(図2〜5に示されている)を包含せず、しかしむしろ可融性リンク開口部40を除いて、すべての場合、中実である。
下部中間絶縁層24はフォイルヒューズ要素層20の下になり、フォイルヒューズ要素層20の可融性リンク30の下層にある円形造形ヒューズリンク開口部42を含む。このようなものとして、可融性リンク30がフォイルヒューズ要素20の接点パッド32、34間を伸びる場合、可融性リンク30が中間絶縁層22、24のいずれの表面とも接触しないよう、可融性リンク30は、上部および下部中間絶縁層22、24中のそれぞれのヒューズリンク開口部40、42を横切って伸びる。言い換えれば、ヒューズ10が十分に第2加工された場合、可融性リンク30はそれぞれの中間絶縁層22、24中のヒューズリンク開口部40、42によってエアポケット中に有効に吊るされる。
このようなものとして、ヒューズリンク開口部40、42は、慣用的ヒューズでは、ヒューズの電気抵抗増大に寄与する中間絶縁層22、24への熱伝達を防止する。したがってヒューズ120は既知のヒューズより低抵抗で作動し、その結果として、既知の匹敵するヒューズより低い回路摂動を有する。更にそして既知のヒューズとは違って、可融性リンク開口部40、42により作られるエアポケットは、アークトラッキングを阻止し、且つ可融性リンク30を通る回路の完全掃去を促す。更に、エアポケットは、可融性リンクが作動し、ヒューズに対する内部の望ましくないガス蓄積および圧力を軽減する場合に、その中でのガスの通気を提供する。
前記のように、上部および下部中間絶縁層は各々、例証的態様における誘電フィルム、例えば市販の、且つKAPTON(登録商標)の商標でデラウェア州ウィルミントンのデュポン社から販売されている0.002インチ厚ポリイミドから第2加工される。代替的態様では、その他の適切な電気絶縁物質、例えばCIRLEX(登録商標)非付着性ポリイミド貼り合せ物質、ピロラックスPyrolux、ポリエチレンナフタレンジカルボキシレート(時としてPENと呼ばれる)、ジヴレックスZyvrex液晶高分子物質(Rogers Corporationから市販されている)等が用いられ得る。
上部外絶縁層26は上部中間層22の上にあり、且つ上部外絶縁層26の上を伸びる連続表面50を包含し、且つ上部中間絶縁層22の可融性リンク開口部40の上にあり、それにより可融性リンク30を封入し、適切に絶縁する。特に、且つ図11に示されているように、上部中間層122は、終端開口部46、48(図2〜5に示されている)を包含しない。
さらなる態様では、上部外絶縁層122および/または下部外絶縁層124は、可融性リンク開口部40、42内の開口ヒューズの視覚的指示を促す半透明または透明物質から第2加工される。
下部外絶縁層124は、下部中間絶縁層24の下にあり、中実性であり、即ち開口部を有さない。したがって下部外絶縁層24の連続中実表面は下部中間絶縁層28の可融性リンク開口部42真下で可融性リンク30を適切に絶縁する。
例証的態様では、上部および下部外絶縁層は各々、誘電フィルム、例えば市販の、且つKAPTON(登録商標)の商標でデラウェア州ウィルミントンのデュポン社から販売されている0.005インチ厚ポリイミドフィルムから第2加工される。しかしながら、代替的態様では、その他の適切な電気絶縁物質、例えばCIRLEX(登録商標)非付着性ポリイミド貼り合せ物質、ピロラックスPyrolux、ポリエチレンナフタレンジカルボキシレート等が用いられ得る、と理解される。
ハンダバンプ終端を含む図2〜5に示したヒューズの前記態様と違って、上部外絶縁層122および下部外絶縁層124は各々、その各面に形成され、且つヒューズリンク接点パッド32、34の上および下に伸びる延長終端スロット126、128を含む。ヒューズの層が組立てられると、スロット126、128はその垂直面にメタライズされて、上部中間絶縁層および下部中間絶縁層22、24のメタライズ垂直面130、132、ならびにそれぞれ上部および下部外絶縁層122、124の外表面上に伸びるメタライズストリップ134、136と一緒に、ヒューズ120の各面端上に接点終端を形成する。したがってヒューズ120は、ヒューズ要素接点パッド32、34との電気的接続を確立しながら、印刷回路板に表面固定され得る。
ヒューズ120を第2加工するために用いられる例示的製造方法を説明するために、ヒューズ120の層は、以下の表にしたがって言及される:
プロセス層 図11層 図11レファレンス
1 上部外部絶縁層 122
2 上部中間絶縁層 22
3 フォイルヒューズ要素層 20
4 下部中間絶縁層 24
5 下部外部絶縁層 124
これらの名称を用いて、図12は、ヒューズ120の例示的製造方法150のフローチャートである(図11に示されている)。フォイルヒューズ要素層20(層3)は、既知の積層技法により下部中間層24(層4)に積層されて152、メタライズ構築物を形成する。フォイルヒューズ要素層20(層3)は次に、既知の技法を、例えば塩化鉄(III)溶液エッチング法の使用(これに限定されない)を用いて、下部中間絶縁層24(層4)上に所望の形状に形成される154。例示的一態様では、フォイルヒューズ要素層20(層3)は、大文字I形造形フォイルヒューズ要素が前記されたように残存するよう、形成される。代替的態様では、可融性リンク30接点パッド32、34を形成するために、打抜き操作がエッチング操作の代わりに用いられる。種々の形状の可融性素子は、本発明のさらなるおよび/または代替的態様に、例えば図6〜10に示されたもの(これらに限定されない)に用いられ得る、と理解される。さらなるおよび/または代替的態様では、ヒューズ要素層は、当業者が理解するように、スパッター法、めっき法、スクリーン印刷法等を用いてメタライズされ得る、ということが更に意図される。
下部中間絶縁層(層4)からのフォイルヒューズ要素層(層3)の形成154が完了した後、上部中間絶縁層22(層2)は、過程152から既知の積層技法により予備積層化フォイルヒューズ要素層20(層3)および下部中間絶縁層(層4)に積層される156。中間絶縁層22、24(層2および4)間に挟まれたフォイルヒューズ要素層20(層3)を用いて、3層積層がそれにより形成される。
次に可融性リンク開口部40(図11に示されている)が、上部中間絶縁層22(層2)中に形成され158、且つ可融性リンク開口部42(図11に示されている)が下部中間絶縁層28に形成される158。可融性リンク30(図11に示されている)は、それぞれの中間絶縁層22、24(層2および4)の可融性リンク開口部40、42内に露呈される。例示的態様では、開口部40が、既知のエッチング、押抜き、孔あけおよび打抜き操作により形成されて、可融性リンク開口部40および42を形成する。
中間絶縁層22、24(層2および4)中への開口部のエッチング158後、過程156および158から、外絶縁層122、124(層1および5)が3層組合せ(層2、3および4)に積層される160。外絶縁層122、124(層1および5)は、当業界で既知の方法および技術を用いて、3層組合せに積層される。
本発明の目的のために特に有益であり得る積層の一形態は、非流動性ポリイミドプレプレグ材料、例えばArlon Materials for Electronics of Bear, Delawareから入手可能なものを使用する。このような材料は、通し孔破損の確率を低減し、ならびにその他の積層結合剤より良好に離層を伴わずに熱サイクルに耐えるアクリル接着剤のものより低い膨張特性を有する。しかしながら、結合剤用件は製造中のヒューズの特性によって変わり得るし、したがってある種類のヒューズまたはヒューズ定格に適していない積層結合剤が、別の種類のヒューズまたはヒューズ定格には許容可能であり得る、と理解される。
外絶縁層26、28(図2に示されている)と違って、外絶縁層122、124(図11に示されている)は、中間絶縁層と反対側のその外側表面上に銅フォイルでメタライズされる。例証的態様では、これは、ヒューズの適正な操作を危うくし得る接着剤を用いずに銅フォイルで積層されたポリイミドシートを含めたCIRLEX(登録商標)ポリイミド技法で達成され得る。もう1つの例証的態様では、これは、接着剤を用いずにスパッターされた金属フィルムと積層されたEspanexポリイミドシート材料で達成され得る。その他の導電性材料および合金はこの目的のために銅フォイルの代わりに用いられ得るし、更に、外絶縁層122、124は、代替的態様においてCIRLEX(登録商標)材料の代わりにその他の方法および技術によりメタライズされ得る、ということが意図される。
外絶縁層26、28(層1および5)が積層されて160、5層組合せを形成後、スロット126、128に対応する凹みが端から端まで伸ばされたものが、過程160で形成された5層組合せ全体に形成される。種々の態様において、スロット126、128は、それらが形成される164場合、レーザー機械加工され、化学エッチングされ、プラズマエッチングされ、押抜きまたは孔あけされる。次に、エッチング法により外絶縁層122、124のメタライズ外表面上に、スロット終端ストリップ134、126(図11に示されている)が形成され166、且つヒューズ要素層20がエッチングされて166、終端スロット126、128内にヒューズ要素層接点パッド32、34(図11に示されている)が露呈される。終端ストリップ134、136を形成するための層化組合せのエッチング166、ならびにヒューズ要素層接点パッド32、34を露呈するためのヒューズ要素層20のエッチング後、めっき過程により終端スロット126、128がメタライズされて168、スロット126、128におけるメタライズ接点終端を完成する。例示的な態様において、終端スロット126、128を完成するのに、ニッケル/金、ニッケル/スズ、ニッケル/スズ/鉛およびスズが既知のめっきプロセスで使用され得る。他の用途では表面固定の代わりに他の接続機構が使用され得るが、そのようなものとして例えば印刷回路板に表面固定するのに特に適したヒューズ120が加工され得る。
代替的態様では、円筒形通し孔を含めた塔状接点終端が、スロット126、128における前記の通し孔メタライズの代わりに用いられ得る。
一旦スロット126、128における接点終端が競合されれば、次に、ヒューズ120(図11に示されている)の操作特徴、例えば電圧または電流定格、ヒューズ分類コード等に関係した指標を用いて、下部外絶縁層124(層5)がマークされる170。マーキング170は、既知の方法により、例えばレーザーマーキング、化学エッチングまたはプラズマエッチングにより実施され得る。
ヒューズ120は今まで記載してきた方法により単独で製造され得るが、しかし例証的態様では、ヒューズ120はシート形態で集合的に第2加工され、次に個々のヒューズ120に分離されるかまたは単一化される172。バッチ過程で生成される場合、種々の形状および寸法の可融性リンク30(図11に示されている)は、エッチングおよび打抜き過程の的確な制御により同時に生成され得る。更に、ロールおよびロール積層法が連続加工過程に用いられて、多数のヒューズを最小時間で製造し得る。更に、付加的ヒューズ要素層および/または絶縁層を用いて、高ヒューズ定格および物理的サイズを有するヒューズを与え得る。
一旦製造が完了されると、接点終端が電圧印加回路のラインおよびロード電気接続に結合される場合、可融性リンク30(図11に示されている)を通して電気接続が確立され得る。
ヒューズ120は更に、中間絶縁層22、24における可融性リンク開口部40、42の一方または両方の排除により、図4および5に前記されたように修正され得る、と認識される。したがってヒューズ120の抵抗は、ヒューズ120の異なる用途および異なる操作温度に対して変更され得る。
さらなる態様では、外絶縁層122、124の一方または両方が半透明材料から第2加工されて、外部絶縁層122、124を通して局所ヒューズ状態表示を提供する。したがって可融性リンク30が作動すると、ヒューズ120は取替えに関して容易に確認され、これは、多数のヒューズが電気システムに用いられる場合に特に有益であり得る。
前記の方法によれば、ヒューズはしたがって、高価でない既知の技術および方法を用いて回分操作で、低コストの広範に利用可能な材料を用いて効率的に生成され得る。光化学的エッチング法は、ヒューズ10の最終性能における変動を最小限にするために、均一の厚みおよび導電度を有する、非常に小型のヒューズに関してさえ、薄いヒューズ要素層20の可融性リンク30および接点パッド32、34のかなり的確な生成を可能にする。更に、ヒューズ要素層20を生成するための薄い金属フォイル材料の使用は、それが既知の匹敵するヒューズに関連した非常に低抵抗のヒューズを構築することができるようにさせる。
図13および14は、本発明の例示的一局面に従って形成されるヒューズ200の第五の態様の、それぞれ斜視図および分解組み立て図である。前記されたヒューズのように、ヒューズ200は層化構造の低抵抗ヒューズを提供する。ヒューズ200は、以下に記載されることを除いて、ヒューズ120(図11に示されている)に実質上類似して組み立てられ、そしてヒューズ120の符号類は、図13および14における符号類で示されている。
例示的一態様において、ヒューズ200は、上部および下部の中間絶縁層22、24の間にはさまれたフォイルヒューズ要素層20を含み、それは上部および下部の外絶縁層122、124の間に順にはさまれている。そのヒューズ要素層20、ならびに層22、24、122および124は、図11および12に関して前記されたように加工され、そして組み立てられる。
ヒューズ要素層20が、可融性リンク開口部40および42の付近にまたはその上部および下部中間絶縁層22、24と直接接するように吊るされている前記の態様と違って、そのヒューズ要素層20はポリマーメンブレン202上に支持されている。そのポリマーメンブレン202は、ヒューズ要素層20を支持し、そのヒューズ要素層20を形成するための表面を提供するのに供する。作動中に、ヒューズ要素層20の金属可融性リンク30が溶融し、ポリマーメンブレン202を炭化しまたはメンブレン202の表面上にアークトラッキングすることなく、ヒューズ200によってその回路を掃去する。
ヒューズ要素層20における可融性リンクの特定の形態および長さが、ポリマーメンブレン202を特に望ましいものにする。例えば、ヒューズ要素層20において曲がりくねったまたは切り目をつけたリンクが用いられている場合、その回路を掃去する前に、可融性リンクの上および下に位置した可融性リンク開口部40および42の表面にヒューズ要素層20が触れないように、ポリマーメンブレン202がその可融性リンクを支持する。増加した長さの可融性要素を有し、複合の形状および/または形状寸法の可融性リンクが用いられる場合のより高い電圧のヒューズおよび/または時間遅延ヒューズ要素について、ポリマーメンブレン202は、許容可能なヒューズ作動を得るのに重要な役割を担うと考えられている。長い要素の時間遅延ヒューズのデザインにおいて、ヒューズ要素層20は、そのヒューズ要素層20の形成に使用された金属の熱膨張の係数に応じて、過負荷状態時に膨張する。ヒューズ要素層20の加熱は、ヒューズ要素層20の少なくとも一部が液状に溶融するまで続く。ヒューズ要素層20の加熱中におけるポリマーメンブレン202を介した熱消散は、ヒューズ200の時間/電流特性に実質的で且つまた望ましい変化をもたらし得る。
ポリマーメンブレン202は、更にヒューズ200における付加的な構造上の利点を提供する。例えば、ポリマーメンブレン202は、製造プロセス中にヒューズ要素層20を支持することによって、可融性リンクに構造的な強度を提供し、そのことによって可融性リンクを強化し、高温高圧での連続した積層プロセス中における潜在的な破損を避ける。加えて、ポリマーメンブレン202は、ヒューズ要素層を強化し、そのヒューズが手で扱われて設置されるときの可融性リンクの潜在的な破損を防止する。更に、ポリマーメンブレン202は、ヒューズ要素層の熱膨張および収縮を生じる、使用時の電流サイクル中の熱応力による可融性リンクの破損の可能性を低減する。それゆえ、電流サイクルによる可融性リンクの疲労からの故障が、そのポリマーメンブレン202の構造的強度により軽減される。
従って、ポリマーメンブレン202またはヒューズ要素層20のための他の支持構造を導入することによって、ヒューズ200は、改良された機械的衝撃、熱衝撃の耐衝撃性、振動耐久性、および例えば可融性リンク30が空気中に吊るされた場合のヒューズ120(図11に示されている)に対して多分いっそう優れた性能を呈する。
ポリマーメンブレン202が上記したようにヒューズの特定のタイプまたは用途に望ましいと理解されるが、早く作動するヒューズおよび比較的短い可融性リンクを有するヒューズにおいて、その可融性リンクが充分な構造的保全と受け入れ可能な性能を有して、ポリマーメンブレン202を任意なものと成し得る。短い可融性リンクと早く作動するヒューズにおいて、ポリマーメンブレン202の具備は、ヒューズ200の時間/電流特性に対して実質的な効果を有さないようである。
より厚いメンブレンが代わりの態様において使用され得ると理解されるけれども、例示的一態様において、ポリマーメンブレン202は約0.0005インチ(0.013mm)以下の厚さを有する薄いメンブレンである。薄いポリマーメンブレンは、理想的にはヒューズの作動中に溶融し、蒸発しまたは違ったふうに崩壊する。そのポリマーメンブレン202の例示的な材料には、上記したような液晶ポリマー(LCP)材料およびポリイミドフィルム材料が含まれるが、それらに限定されない。液状ポリイミド物質も、スピンコート操作またはドクターブレードを用いる塗布を含むがそれらに限定されない既知のプロセスまたは技術によって、ヒューズ要素層20の支持メンブレン202を形成するために用いられ得る。ポリマーメンブレン202は、特定のヒューズ特性を有するヒューズを組み立てるために望ましいまたは必要な種々の形に成形され得る。
ヒューズ200は、ヒューズ要素層20を形成するための、または違ったふうにそのヒューズ要素層20をポリマーメンブレン202で支持するための適当な変形を加えて、図12に示される方法150に従って製造され得る。
図15は、本発明の例示的な一局面に従って形成されるヒューズ210の第六の態様の分解組み立て図である。上記したヒューズのように、ヒューズ210は層化構造の低抵抗ヒューズを提供する。ヒューズ210は、以下に記載されることを除いて、ヒューズ120(図11に示されている)に実質上類似して組み立てられ、そしてヒューズ120の符号類が図15における符号類で示されている。
例示的一態様において、ヒューズ210は、上部および下部の中間絶縁層22、24の間にはさまれたフォイルヒューズ要素層20を含み、それは上部および下部の外絶縁層122、124の間に順にはさまれている。そのヒューズ要素層20、ならびに層22、24、122および124は、図11および12に関して前記されたように加工され、そして組み立てられる。
前記の態様と違って、アーククエンチング媒体212が、上部および下部中間絶縁層22、24の可融性リンク開口部40および42内に提供される。それゆえ、ヒューズ要素層20が開放するときのアークエネルギーの消散が促進される。それは、ヒューズの電圧定格を増加させるので有益である。もしアークエネルギーがヒューズを破裂させ、周囲環境へ放出すれば、そのヒューズに付随する感度の高い電気装置と電子部品が危険に陥れられ、近隣の人々および職員にとって危険の多い状態が生じるかもしれない。アークが生じるとき、周囲のアーククエンチング媒体212が熱くなり相転移を受け、そしてエントロピーによりアークエネルギーがそのアーククエンチング媒体によって吸収される。それゆえ、アークエネルギーは、ヒューズ210の内部の位置で、可融性リンク開口部40および42の範囲内に有効に収容される。従って、電気装置および部品へ損害が避けられ、安全な作業環境が保護される。
例示のために、アークを抑制する特性を有するように知られたセラミック、シリコーンおよびセラミック/シリコーン複合材料が、そのアーククエンチング媒体212として使用され得る。当業者が理解し得るように、粉末状、スラリー状または接着剤の形のセラミック製品が使用され得て、既知のプロセスおよび技術に従ってヒューズリンク開口部40および42に適用され得る。最も特別には、RTVおよび変性アルコキシシリコーンのようなシリコーン類がアーククエンチング媒体212として使用され得る。アルミナ(Al)、シリカ(SiO)、酸化マグネシウム(MgO)、アルミナ3水和物(Al 3HO)および/またはAl MgOSiO三元系内の化合物のようなセラミック材料も、アーククエンチング媒体212として使用され得る。MgOZrO化合物、およびAl MgOのようなスピネル類、およびナトリウムニトレート(NaNO、NaNO)のような高い転移熱を有する他のアーククエンチング媒体も、アーククエンチング媒体210としての使用に適している。
図15に示すように、1層以上の付加的な絶縁材料の層214が、ヒューズ要素層20に隣接して提供され得て、可融性リンク開口部216がそこに提供され得る。その絶縁層214は、前記された上部および下部の絶縁層22、24と同様または類似の材料から加工され得る。アーククエンチング媒体212は、絶縁層214における開口部216を満たしている。それゆえ、より高い電圧のヒューズについて望ましいヒューズ特性を達成するための付加的な絶縁およびアーククエンチング性能が提供される。
ポリマーメンブレン202(図14に示されている)が、所望のときにヒューズ210と組み合わされて使用され得ることが理解される。また、ヒューズ210が、アーククエンチング媒体212および1層以上の追加絶縁層214を導入するのに適した変化を加えて、図12に示される方法150に従って製造され得ることも理解される。
図16は、本発明の例示的な一局面に従って形成されるヒューズ220の第七の態様の分解組み立て図である。上記したヒューズのように、ヒューズ220は層化構造の低抵抗ヒューズを提供する。ヒューズ220は、ヒューズ120(図11に示されている)と共通の要素を含み、そしてヒューズ120の符号類が図16における符号類で示されている。
例示的一態様において、ヒューズ220は、上部および下部の中間絶縁層22、24の間にはさまれたフォイルヒューズ要素層20を含み、それは上部および下部の外絶縁層122、124の間に順にはさまれている。そのヒューズ要素層20、ならびに層22、24、122および124は、図11および12に関して前記されたものである。
接着剤なしの前記の態様と違って、ヒューズ220は、ヒューズ要素層20を上部および下部の中間絶縁層22、24にしっかり留めて、更にその上部および下部の中間絶縁層22、24を外絶縁層122、124にしっかり留めるために、接着剤要素222(図16に見せかけのもので示されている)を含む。慣用的な接着剤と違って、例示的態様における接着剤要素222は、ヒューズ要素層20が解放し、ヒューズ220によって回路を掃去するときに、炭化またはアークトラッキングを生じない。加えて、接着剤要素222は、ヒューズ220の製造中に低温、低圧での積層を可能にするのに対して、前記された接着剤なしの態様は比較的高い積層温度および圧力を要する。ヒューズ220の製造中における低下された積層温度および圧力は、ヒューズ220の製造におけるエネルギー消費の低減、製造手順の簡略化を含むがそれらに限定されない多くの利点を提供する。その利点の各々がヒューズ220を供給するためのコストを減少させる。
種々の態様において、接着剤要素222は、例えばポリイミド液状接着剤、ポリイミド接着剤フィルムまたはシリコーン接着剤であり得る。最も特別には、Espanex SPIおよびEspanex SPC接着フィルムのような材料が使用され得る。一方、液状接着剤がスクリーン印刷されまたはキャストされて、次いで硬化されて、接着剤要素222を形成しても良い。
接着剤フィルムが接着剤要素222として使用される場合、その接着剤フィルムは予備パンチされて、上部および下部の中間絶縁層22、24中の可融性リンク開口部40、42を形成し得る。一旦開口部40、42が形成されると、その接着剤要素222は中間絶縁層22、24と外絶縁層122、124のそれぞれに積層される。オーバーレイフィルムの形のポリイミド前駆体およびインクが積層プレスにおいて使用され得て、一旦硬化されると、前に詳述されたようにポリイミドの利点と共に、ポリイミドの電気的、機械的および形状についての性質の全てが所定のものになる。
更なる態様において、接着剤要素222は、金属フォイルヒューズ要素層20を封入し得る。例えば、低融点ヒューズ合金または金属が使用される場合、或いはメトカフ(Metcalf)型合金系が使用される場合に、低硬化温度の封入剤が使用され得る。
4つの接着剤要素222が図16に示されるが、ヒューズ220の利点の少なくともいくつかを取得して、そして本発明の範囲から離れることなく、それより多いまたは少ない接着剤要素222が、代わりの態様において使用され得ることが理解される。
ポリマーメンブレン202(図14に示されている)が所望のときにヒューズ220と組み合わせて使用され得ることが理解される。そのヒューズ220は、接着剤要素222を導入するために必要な変化を加えて、図12に示される方法150に従って製造され得ることも理解される。加えて、アーククエンチング媒体212(図15に示されている)および1層以上の付加的絶縁層214(図15に示されている)が、所望のときにヒューズ220中に使用され得ることが理解される。
図17は、本発明の例示的な一局面に従って形成されるヒューズ230の第八の態様の模式図である。前記されたヒューズのように、ヒューズ230は層化構造の低抵抗ヒューズを提供する。ヒューズ230は、前記の態様と共通の要素を含み、そしてヒューズ230の符号類が図17における符号類で示されている。
例示的一態様において、ヒューズ230は、上部および下部の中間絶縁層22、24の間にはさまれたフォイルヒューズ要素層20を含み、それは上部および下部の外絶縁層122、124の間に順にはさまれている。そのヒューズ要素層20、ならびに層22、24、122および124は、図11および12に関して前に記載されている。
前述の態様と違って、ヒューズ230はヒートシンク232と追加の絶縁層214(図15に示されている)を含む。熱的ヒートシンク232は、ヒューズ要素層20の可融性リンク30の近傍に設置され、そしてそのヒートシンク232が特定のヒューズの用途に対する時間遅延特性を改良する。局所的な加熱が通常ヒューズ要素層20の中央において(即ち図17に示される可融性リンク30の場所で)生じるにつれて、電流がそこを流れるように、ヒートシンク232がヒューズ要素層20から遠ざかるように熱を方向付ける。その結果、ヒューズ要素層20を加熱して、特定された電流過負荷状態でそのヒューズ230を開放または作動させるためのその融点に達するのに、増加された期間を要する。
他の態様において、他のヒートシンク材料およびヒートシンク232の他の相対的位置も採用され得ると理解されるが、例示的一態様では、ヒートシンク232がヒューズ要素層20の上部または下部のいずれかでそのヒューズ要素の近傍に設置されるセラミックまたは金属の要素である。一態様において、そして図17に示されるように、ヒートシンク232は、操作中にヒューズ要素層20の最も熱い部分から離れて位置される。即ち、そのヒートシンク232は、図17で示された態様においてヒューズ要素層20または可融性リンク30の中央から離れてまたは間隔を置いて位置される。可融性リンク30から間隔を置いてヒートシンク232を位置させることによって、そのヒートシンク231がヒューズ要素層20による回路の開放および掃去を妨げなくなる。
ポリマーメンブレン202(図14に示されている)が、所望のときにヒューズ220と組合せて使用され得ることが理解される。加えて、アーククエンチング媒体212(図15に示されている)および1層以上の付加的絶縁層214(図15に示されている)が、所望されるときにヒューズ230に使用され得ることが理解される。ヒューズ220が、前記の特徴を導入するために適した変化と共に、図12に示された方法150に従って製造され得ることも理解される。
図18は、前述のヒューズの態様と共に使用され得るヒューズ要素層20の例示的一態様の平面図である。図18に示されるように、ヒューズ要素層20はヒーター要素240を含む。ヒューズ要素層20を形成するためにより低い融点の材料が使用される場合には特に、ヒーター要素240の追加は、ヒューズが早い作動と高いサージ抵抗性の特性を有することを容易にする。通常、非常に早い作動特性を有するヒューズは、例えばLCD平面パネルディスプレイのような用途で遭遇される流入電流(inrush current)に抵抗し得ない。ヒーター要素240は、ヒューズ要素層20がヒューズを解放することなくそのような流入電流に抵抗することを可能にする。
例示的一態様において、ニッケル(Nickel)、バルコ(Balco)、白金(Platinum)、カンタル(Kanthal)またはニクロム(Nichrome)のようなヒーター合金が、ヒーター要素240として使用され、既知のプロセスおよび技術に従ってヒューズ要素層20に適用され得る。これらの、ならびに他の代わりの物質および金属が、バルク抵抗、抵抗の温度係数(TCR)、安定性、直線性およびコストのような材料特性に基づいてヒーター要素240のために選択され得る。
2つのヒーター要素240が、図18における大文字Iの形の特定のヒューズ要素層20に示されているが、ヒューズ要素層が、本発明の範囲から離れることなく、図6〜10に示されるような形状を含んで、それらに限定されない種々の幾何学的形状に形成され得ること、そして異なるヒューズ要素形状に適するようにまたは特定の特性パラメータのために適用可能な使用を達成するように、より多くのまたは少ないヒーター要素240が使用され得ることが理解される。
図19は、絶縁層252上に形成されたヒューズ要素層250の部分の例示的一態様の平面図である。ヒューズ要素層250は、図10に示されたものを思わせる曲がりくねった形状に、前記のようなヒューズ要素層20に関して記載されたように形成される。絶縁層252は、前記のような低部の中間絶縁層24に関して記載されたように形成される。そのヒューズ要素層は、前述のいかなるヒューズの態様においても使用され得て、そして図14〜18において上記されたいかなる特徴(即ちポリマーメンブレン202、アーククエンチング媒体212、接着剤要素222、ヒートシンク232、またはヒーター240)とも組み合わせて使用され得る。
可融性リンク254は、絶縁層252に形成された可融性リンク開口部256を横切って伸びており、その可融性リンクは曲がりくねったヒューズ要素層250の残りに比較して狭くなった幅を有する。その曲がりくねったヒューズ要素層250と可融性リンク254は、絶縁層252上の比較的長い導電性パスを確立しており、それは時間遅延ヒューズに良く適している。
当業者が理解し得るように、ヒューズ要素層250の融点が、ヒューズ要素層250の最大エネルギー吸収能力(Q)を計算することによってちょうど良いときに決定され得る。より詳細には、最大エネルギー吸収能力は次の関係によって計算される。
Figure 2005243621
そこでは、νが形成されたヒューズ要素層形態の材料の体積であり、iがヒューズ要素を通って流れる瞬間電流値であり、tがそのヒューズ要素を通って流れる電流についての時間値であり、ΔTがそのヒューズ要素層の形成に用いられた材料の融点と時間tでのその材料の周囲温度の差であり、Cがヒューズ要素層材料の比熱容量であり、δがヒューズ要素層材料の密度であり、Aがヒューズ要素の断面積であり、そしてLがヒューズ要素の長さである。
ヒューズ要素層についての断面積、長さおよび使用された材料のタイプは、次の関係によってそれの抵抗(R)に影響する。
R=(ρL)/A (6)
そこでは、ρがヒューズ要素層の物質固有抵抗であり、Lがヒューズ要素の長さであり、そしてAがヒューズ要素の断面積である。
ヒューズについて所定の電気抵抗でまたはそれよりも低い電気抵抗で特定のヒューズ特性を提供するために、式(4)、(5)を考慮して、妥当な断面積と長さでヒューズ要素層が設計され得る。従って、特定の目的に合うように、またはそれを超えるように、低抵抗ヒューズが構成され得る。
例えば、低気化温度合金から加工されたヒューズ要素層250と直列の1つ以上のヒーター要素240(図18に示されている)を、ヒューズ要素層250の上部と下部の両方に位置された絶縁層中で可融性リンク開口部256と組み合わせて、最適な断熱状態がヒューズ作動のために生成される。
理想的なヒューズ状態は断熱であって、そこでは電流過負荷状態時に熱のゲインもロスも無い。断熱状態において、周りの要素と熱交換することなく、その回路が掃去される。現実的には、非常に早く開放する場合においてのみ、断熱状態が生じ、そこではヒューズの終端またはヒューズの層の終端のいずれかから消散する熱がほとんど無いか全く無い。可融性リンクの周りに断熱囲いを成形することによって、安定したほぼ断熱の状態が実現され得るが、それによって可融性リンクを熱のゲインもロスも無い熱力学的な系に密封する。
低い熱伝導性の材料で可融性リンクを取り囲むことによって、断熱方式の囲いが少なくとも部分的に達成され得る。例えば、ヒューズ要素層のいずれか一方の面での、上部および下部の絶縁層における可融性リンク開口部によってヒューズ要素を取り囲む空気ポケットが、その可融性リンクを絶縁し、ヒューズの層を通じての熱の消散を防止する。加えて、最小のアスペクト比で、または要素厚さで割った要素幅で、ヒューズ要素の形状寸法を構成することが、例えば上部および下部の中間絶縁層への伝熱のためのヒューズ要素層の表面積を減少させる。更には、前述のヒーター要素240のようなヒーター要素をヒューズ要素に直列に設置することが、ヒューズ要素からそのヒューズの層へ、およびヒューズ終端への伝熱を防止する。
上記のように断熱囲いの様式を形成することによって、過電流の発生で、ジュール(Joule)熱が吸収されることが無く、ヒューズ要素がすばやく融解され得る。ヒューズ要素が融解されてしまった後にアークが生成されたとしても、そのアークを生成しそうな金属蒸気がその囲い中に閉じ込められるだろう。
ヒューズの前記態様について、ヒューズマトリックスの熱伝導性を前述のようなヒューズ要素の最大エネルギー吸収能力と組み合わせて考察することによって、ヒューズの電気特性が予測され得る。熱伝導式(Heat Conduction Equation)における熱拡散率(Thermal Diffusivity)は定数である。
δT(r,t)/δt=KΔ2(r,t) (7)
上記式は、熱が媒体を通じて伝達される速度を表しており、次式によって、熱伝導率k、比熱Cおよび密度οに関連付けられる。
K=Imfpv=k/οCp (8)
図20は、本発明の例示的な一局面に従って形成されるヒューズ260の分解組み立て図である。前記されたヒューズのように、ヒューズ製品260は層化構造の低抵抗ヒューズを提供する。ヒューズ製品260は、前記の態様と共通の要素を含み、そして符号類が図17における符号類で示されている。
例示的一態様において、ヒューズ260は、上部および下部の中間絶縁層22、24の間にはさまれたフォイルヒューズ要素層20を含み、それは上部および下部の外絶縁層122、124の間に順にはさまれている。そのヒューズ要素層20、ならびに層22、24、122および124は、図11および12に関して前に記載されている。追加の絶縁層214もまた、図15に関して前に記載されているように提供される。
前述の態様と違って、マスク262が1層以上の形成を促進するために提供される。そのマスク262は、その層類の内の1層における可融性リンク開口部に対応する開口部264、および各々の層を形作るための丸くなった終端溝266の範囲を規定する。マスク262は、製造プロセス中にそのヒューズの各々の層の可融性リンク開口部と終端の形成を促進するために使用される。ヒューズの層の開口部と終端の生成および形作りのために、所望のときに、他の材料および他の技術が使用され得ることが予期されるけれども、例示的一態様におけるマスク262は、プラズマエッチングプロセスと共に使用される銅フォイルマスクである。
例示的一態様において、ヒューズの層類を積層する前に、そのマスク262がその構造体から物理的に除去される。もう1つの態様では、マスクが最終のヒューズ製品における層中に含まれていても良い。
種々の特定の態様に関して本発明を説明してきたが、しかし、本発明は、特許請求の範囲に記載した精神および範囲内での修正を伴って実施され得る、と当業者は認識する。
フォイルヒューズの斜視図である。
図1に示したヒューズの分解組み立て斜視図である。
図1および2に示したヒューズの製造方法の工程流れ図である。
フォイルヒューズの第二の態様の分解組み立て斜視図である。
フォイルヒューズの第三の態様の分解組み立て斜視図である。
図1〜5に示したヒューズに関するヒューズ要素形状の平面図である。 図1〜5に示したヒューズに関するヒューズ要素形状の平面図である。 図1〜5に示したヒューズに関するヒューズ要素形状の平面図である。 図1〜5に示したヒューズに関するヒューズ要素形状の平面図である。 図1〜5に示したヒューズに関するヒューズ要素形状の平面図である。
ヒューズの第四の態様の分解組み立て斜視図である。
図11に示したヒューズの製造方法の工程流図である。
ヒューズの第五の態様の斜視図である。
図12に示したヒューズの分解組み立て図である。
ヒューズの第六の態様の分解組み立て図である。
ヒューズの第七の態様の分解組み立て図である。
ヒューズの第八の態様の分解組み立て図である。
ヒューズ要素に関する1態様の平面図である。
ヒューズ要素に関するもう1つの態様の平面図である。
ヒューズ製造の分解組み立て図である。

Claims (38)

  1. ポリマーメンブレン;
    前記ポリマーメンブレン上に形成されたヒューズ要素層;ならびに
    前記ヒューズ要素層に対向する面上に伸び、且つそれに結合された第1および第2の中間絶縁層を含む低抵抗ヒューズであって、前記第1および第2の中間絶縁層の少なくとも1つがそれを通る開口部を含み、前記ポリマーメンブレンが前記開口部中で前記ヒューズ要素層を支持するものである、低抵抗ヒューズ。
  2. 前記ポリマーメンブレンがポリイミドフィルムを含む、請求項1記載の低抵抗ヒューズ。
  3. 前記ポリマーメンブレンが液晶ポリマーを含む、請求項1記載の低抵抗ヒューズ。
  4. 約0.0005インチ(0.013mm)以下の厚さである、請求項1記載の低抵抗ヒューズ。
  5. 前記開口部中にアーククエンチング媒体を更に含み、前記アーククエンチング媒体が前記開口部内で前記ヒューズ要素層の部分を囲んでいる、請求項1記載の低抵抗ヒューズ。
  6. 前記ヒューズ要素層が薄いフィルムフォイルを含む、請求項1記載の低抵抗ヒューズ。
  7. 前記ヒューズ要素層が約1〜約20ミクロンの厚みを有する、請求項6記載の低抵抗ヒューズ。
  8. 前記ヒューズ要素層が約3〜約9ミクロンの厚みを有する、請求項6記載の低抵抗ヒューズ。
  9. 前記ヒューズ要素層が第1および第2の接点パッドを含み、その間に少なくとも1つの可融性リンクが伸びている、請求項1記載の低抵抗ヒューズ。
  10. 前記可融性リンクに直列に接続された少なくとも1つのヒーター要素を更に含む、請求項9記載の低抵抗ヒューズ。
  11. 前記ヒューズ要素層に隣接して位置するヒートシンクを更に含む、請求項1記載の低抵抗ヒューズ。
  12. 前記第1および第2の中間絶縁層のそれぞれに積層された第1および第2外絶縁層を更に含む、請求項1記載の低抵抗ヒューズ。
  13. 前記第1および第2外絶縁層のうちの少なくとも1つならびに前記第1および第2の中間絶縁層のうちの少なくとも1つが液晶ポリマーを含む、請求項12記載の低抵抗ヒューズ。
  14. 前記第1および第2外絶縁層のうちの少なくとも1つならびに前記第1および第2の中間絶縁層のうちの少なくとも1つがポリイミド物質を含む、請求項12記載の低抵抗ヒューズ。
  15. 低抵抗ヒューズの加工方法であって;
    第1の中間絶縁層を与え;
    第1および第2の接点パッド間に伸びる可融性リンクを有するヒューズ要素層を形成し;そして
    該ヒューズ要素層によって第2の中間絶縁層を第1の中間絶縁層に接着積層する、
    ことを含む方法。
  16. 前記接着積層することが、ポリイミド接着フィルムを積層することを含む、請求項15記載の方法。
  17. 前記接着積層することが、液体ポリイミド接着剤を前記絶縁層のうちの1つに適用することを含む、請求項15記載の方法。
  18. 前記接着積層することが、シリコーン接着剤を前記絶縁層のうちの1つに適用することを含む、請求項15記載の方法。
  19. 前記接着積層することが、接着剤要素で該ヒューズ要素層を封入することを含む、請求項15記載の方法。
  20. ポリマーメンブレンを与え;
    該ポリマーメンブレンをメタライズして、該ヒューズ要素層を形成し;
    該ヒューズ要素層から第1および第2の接点パッド間に伸びる可融性リンクを形成し;そして
    前記ポリマーメンブレンを前記第1の中間絶縁層に結合する、
    ことを更に含む、請求項15記載の方法。
  21. 該絶縁層中に開口部を形成し、そして該ポリマーメンブレンを用いて該開口部内で該可融性リンクを支持することを更に含む、請求項20記載の方法。
  22. 該ポリマーメンブレンをポリイミド物質に積層することを更に含む、請求項21記載の方法。
  23. 該第1および第2の中間絶縁層のうちの1つのマスキングを行い、そしてそこで開口部のエッチングを行うことを更に含む、請求項15記載の方法。
  24. 該マスクを除去することを更に含む、請求項23記載の方法。
  25. 前記メタライズすることが、約1〜約20ミクロンの厚さにメタライズすることを含む、請求項15記載の方法。
  26. 薄いフォイルヒューズ要素層;
    前記ヒューズ要素層に対向する面上に伸び、且つそれに結合された第1および第2の中間絶縁層であって、前記ヒューズ要素層が前記第1中間絶縁層上に形成され、且つ前記第2絶縁層が前記ヒューズ要素層に積層されており、そこでは前記第1および第2の中間絶縁層の少なくとも1つがそれを通る開口部を含むものである、第1および第2の中間絶縁層;ならびに
    前記開口部中に位置し、且つ前記開口部内で前記ヒューズ要素層を囲んでいる、アーククエンチング媒体、
    を含む低抵抗ヒューズ。
  27. 前記ヒューズ要素層が約1〜約20ミクロンの厚みを有する、請求項26記載の低抵抗ヒューズ。
  28. 前記第1および第2の中間絶縁層のうちの少なくとも1つがポリイミド物質を含む、請求項26記載の低抵抗ヒューズ。
  29. 前記第1および第2の中間絶縁層のうちの少なくとも1つが液晶ポリマーを含む、請求項26記載の低抵抗ヒューズ。
  30. 前記ヒューズ要素層に隣接したヒートシンクを更に含む、請求項26記載の低抵抗ヒューズ。
  31. 前記ヒューズ要素層を直列に少なくとも1つのヒーター要素を更に含む、請求項26記載の低抵抗ヒューズ。
  32. 薄いフォイルヒューズ要素層;
    前記ヒューズ要素層に対向する面上に伸び、且つそれに結合された第1および第2の中間絶縁層であって、前記ヒューズ要素層が前記第1中間絶縁層上に形成され、且つ前記第2絶縁層が前記ヒューズ要素層に積層されており、そこでは前記第1および第2の中間絶縁層の少なくとも1つがそれを通る開口部を含むものである、第1および第2の中間絶縁層;ならびに
    前記第1および第2の中間絶縁層の1つに結合されたヒートシンク、
    を含む低抵抗ヒューズ。
  33. 前記薄いフォイルヒューズ要素層が約1〜約20ミクロンの厚みを有する、請求項32記載の低抵抗ヒューズ。
  34. 前記開口部内に位置し、且つ前記開口部内で前記ヒューズ要素層を囲んでいる、アーククエンチング媒体を更に含む、請求項32記載の低抵抗ヒューズ。
  35. 薄いフォイルヒューズ要素層;
    前記ヒューズ要素層に対向する面上に伸び、且つそれに結合された第1および第2の中間絶縁層であって、前記ヒューズ要素層が可融性リンクを含んで形成され、前記第1中間絶縁層と前記第2の絶縁層が前記ヒューズ要素層に対向する面上で積層されたものである、第1および第2の中間絶縁層;ならびに
    前記ヒューズ要素層上で前記可融性リンクと直列の少なくとも1つのヒーター要素
    を含む低抵抗ヒューズ。
  36. 前記薄いフォイルヒューズ要素層が約1〜約20ミクロンの厚みを有する、請求項32記載の低抵抗ヒューズ。
  37. 薄いフォイルヒューズ要素層;
    前記ヒューズ要素層に対向する面上に伸び、且つそれに結合された第1および第2の中間絶縁層であって、前記ヒューズ要素層が前記第1中間絶縁層上に形成され、且つ前記第2絶縁層が前記ヒューズ要素層に積層されており、そこでは前記第1および第2の中間絶縁層の少なくとも1つがそれを通る開口部を含むものである、第1および第2の中間絶縁層;ならびに
    前記第1および第2の中間絶縁層に積層された第1および第2外絶縁層であって、そこでは、前記ヒューズ要素層と前記開口部が、前記開口部の付近で前記ヒューズ要素層の一部の周囲に断熱的囲いを形成するように構成されるものである、第1および第2外絶縁層、
    を含む低抵抗ヒューズ。
  38. 前記薄いフォイルヒューズ要素層が約1〜約20ミクロンの厚みを有する、請求項37記載の低抵抗ヒューズ。
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