JPH10269927A - チップフューズおよびその製造法 - Google Patents

チップフューズおよびその製造法

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JPH10269927A
JPH10269927A JP7680397A JP7680397A JPH10269927A JP H10269927 A JPH10269927 A JP H10269927A JP 7680397 A JP7680397 A JP 7680397A JP 7680397 A JP7680397 A JP 7680397A JP H10269927 A JPH10269927 A JP H10269927A
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JP7680397A
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Masashi Isono
雅司 磯野
Minoru Taniguchi
穣 谷口
Fumio Suzuki
文夫 鈴木
義之 ▲つる▼
Yoshiyuki Tsuru
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】発煙、発火の抑制に優れ、溶断後の絶縁抵抗の
高いチップフューズとその製造法。 【解決手段】電流保護素子4が耐トラッキング性の高い
有機樹脂層5に支持され、その両面に空隙6が設けら
れ、かつ電流保護素子4の厚さが3〜8μmの範囲であ
るチップフューズ。また、有機樹脂層側に、穴の開いた
絶縁スペーサを積層接着し、銅箔の不要な箇所をエッチ
ング除去して、複数の電流保護素子配線部及び電流保護
素子を形成した面に、別の穴の開いた絶縁スペーサを重
ね、さらに、片面銅張り積層板を、その絶縁層が絶縁ス
ペーサに接するように重ね、積層接着し、電流保護素子
配線部を貫通するように穴をあけ、めっきを行い、不要
な箇所の銅をエッチング除去し、穴を縦割にして、個々
のチップフューズに切り分ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップフューズ及
びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】電流保護素子は、電子機器の過電流保護
に使用されるものであり、電源回路と電気回路との間に
つなぎ、過電流が流れた時に、電流保護素子内の配線を
切断し、電流を遮断することによって、電気回路の保護
を行うものである。このような素子は、一般的な名称と
して、ヒューズと呼ばれ、ヒューズと呼ばれるために
は、各種規格に定められた特性を満たす必要があるが、
電子機器の多様化にともない、従来のヒューズ規格と異
なる特性の電流保護素子が必要とされている。
【0003】過電流保護装置には、上記のような電流保
護素子の他、サイリスタやトランジスタを用いた電子ス
イッチを使用することもできるが、そのような場合、回
路部品が増加すること、また、その保護回路によって消
費される電力も増加することから、電池動作の携帯型機
器等のように、小形化、低消費電力を要求される用途に
は、必ずしも適していなかった。
【0004】そこで、特開昭60−143544号公報
にも開示されているように、セラミック基体に、第1層
に銀または銀−パラジウム、第2層にニッケル層、第3
層にはんだまたは錫の3層の導電層を形成し、はんだ付
け時の溶断特性を向上したものが知られている。また、
この公報には、導電層表面をシリコーン樹脂等の不燃
(難燃)性樹脂で被覆することも開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、セラミック基
体に、電流保護素子(ヒューズ)を設けたものは、セラ
ミック基体の熱抵抗が小さく、たとえ、不燃(難燃)性
の樹脂で、電流保護素子を覆ったとしても、放熱性が高
く、周囲の温度によって、溶断する電流値がばらつくこ
とが多いという課題があった。
【0006】このセラミック基体の課題を解決するため
に、有機樹脂製絶縁基板を用いる方法があるが、基板の
樹脂が、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹
脂等の場合、発煙の発生や燃焼しやすいという課題があ
った。
【0007】本発明は、発煙、発火の抑制に優れ、さら
に、溶断後の絶縁抵抗が高く信頼性の高いチップフュー
ズとその製造法を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のチップフューズ
は、図3に示すように、有機樹脂製絶縁基板1と、この
有機樹脂製絶縁基板1の両端に設けられた1対の電極2
と、前記電極2間に配線形成され、かつ、有機樹脂製絶
縁基板1の内部に収容された電流保護素子配線部3と電
流保護素子4とからなるチップフューズにおいて、電流
保護素子4が耐トラッキング性の高い有機樹脂層5に支
持され、その両面に空隙6が設けられ、かつ電流保護素
子4の厚さが3〜8μmの範囲であることを特徴とす
る。
【0009】このようなチップフューズは、図1に示す
ように、 a.図1(b)に示すような、穴104の開いた絶縁ス
ペーサ101を作製する工程、 b.図1(a)に示すような、厚さが3〜8μmの銅箔
102の片面に有機樹脂層103を形成したものの有機
樹脂層103側に、前記穴104の開いた絶縁スペーサ
101を積層接着し、図1(c)に示すように、積層板
100を作製する工程 c.前記積層板100の銅箔102の不要な箇所をエッ
チング除去して、複数の電流保護素子配線部3及び電流
保護素子4を形成する工程(図1(h),(i)に示
す。)、 d.別途、穴104の開いた絶縁スペーサ200を作製
する工程(図示せず。)、 e.図1(d)に示すように、前記工程cで作製した電
流保護素子配線部3及び電流保護素子4を形成した積層
板100の電流保護素子3を形成した面に、前記工程d
で作製した穴104の開いた絶縁スペーサ200を重
ね、さらに、銅箔301の片面に絶縁層302を形成し
た積層板300を、その絶縁層302が絶縁スペーサ2
00に接するように重ね、積層接着する工程、 f.図1(e)に示すように、この積層接着物の電流保
護素子配線部3を貫通するように、穴11をあける工
程、 g.図1(f)に示すように、穴11をあけた積層接着
物にめっき12を行い、その穴11内壁を導体化する工
程、 h.図1(g)に示すように、不要な箇所の銅をエッチ
ング除去し、穴11内壁の導体と接続された電極2を形
成する工程、 i.図1(j)に示すように、穴11を縦割にするよう
に切断することによって、この部分が両端の電極2とな
るように、個々のチップフューズに切り分ける工程、穴
11を縦割にするように切断することによって、この部
分が両端の電極2となるように、個々のチップフューズ
に切り分ける工程、からなることによって製造すること
ができる。
【0010】また、工程bに代えて、 B1.10〜50μmの範囲の厚さの第1の銅層111
と、3〜8μmの範囲の厚さの第2の銅層112と、そ
の2つの銅層の中間に設けた、厚さが1μm以下のニッ
ケルあるいはその合金の中間層113とを有する複合金
属箔110の、第2の銅層112側に有機樹脂ワニスを
塗工・乾燥して有機樹脂層103を形成し、この有機樹
脂層103が前記穴104の開いた絶縁スペーサ101
に接触するように積層接着し、積層板100を作製する
工程、を用いることにより、薄い銅箔の取り扱い性を改
良することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に用いる、電流保護素子配
線部3に接触している有機樹脂層103は、耐トラッキ
ング性の高いものであることが好ましい。この耐トラッ
キング性とは、その表面に印加された電圧によってトラ
ッキング(電流の流れた跡)が形成されない度合いのこ
とをいい、IEC Publication(国際電気
標準会議公式推薦規格)112の「湿潤状態における固
体絶縁材料の比較トラッキング指数及び保証トラッキン
グ指数を決める方法」により求められるPLC−0クラ
スのものであることがより好ましい。このクラスは、I
EC Publication(国際電気標準会議公式
推薦規格)112に規定されているように、試験片に形
成された電極間に、電圧を印加した状態で、電解液を3
0秒毎に1滴を滴下し、50滴を滴下したときに永久的
な炭化導電路を生じさせる電圧によって定められたトッ
ラキング性の指標であって、PLC−0クラスとは、印
加電圧が600V以上でも十分な耐トラッキング性を有
している材料であることを示している。
【0012】この有機樹脂層103の厚さは、5μm〜
200μmの範囲であることが好ましく、20μm〜1
00μmの範囲であることがより好ましい。5μm未満
では耐トラッキング性を充分には発揮することはでき
ず、200μmを超えると樹脂側にある空隙の効果が減
少する。この有機樹脂層103は、電流保護素子配線部
3及び電流保護素子4を形成する予定の銅箔にワニスを
塗工し形成することができ、またPETフィルム等に有
機樹脂ワニスを塗工して、有機樹脂フィルムとし、電流
保護素子配線部3及び電流保護素子4を形成する銅箔と
貼り合わせることによって作製することもできる。
【0013】このような有機樹脂層103は、ポリビニ
ルブチラール樹脂、n−ブチル化メラミン樹脂、o−ク
レゾールノボラック型エポキシ樹脂、アジピン酸、ジメ
チルトリアミンチオール、ピロガロールから形成するこ
とができ、その組成比は、ポリビニルブチラール樹脂を
120重量部、n−ブチル化メラミン樹脂を74重量
部、o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂を20重
量部、アジピン酸を1重量部、ジメチルトリアミンチオ
ールを0.5重量部、ピロガロールを1.5重量部である
ことが望ましい。
【0014】電流保護素子4は、その厚さが、3μm以
下では、厚さ精度の管理が難しく、また、ピンホールの
発生も避けがたく、8μm以上では、その厚さの精度の
制御が困難になり、過電流通電時の溶断を精度よく行う
ことが困難となる。また、機器の使用が、携帯用であ
り、電池を用いる場合には、溶断電流が600〜200
0mAの範囲であることから、このような溶断電流の回
路を形成するには3〜8μmの範囲であることが好まし
い。
【0015】電流保護素子配線部3の厚さは、あまり薄
いと電極部との接続のための面積が小さくなり、それに
よって発生する抵抗値が大きく、チップフューズが通常
回路の電源側に接続されることから、電源電圧まで下が
ってしまうことがあり好ましくなく、厚すぎると、電流
保護素子配線部の加工が困難になることから、10〜5
0μmの範囲であることが好ましい。
【0016】このような厚さにするためには、図2
(d)に示すように、前記工程bと前記工程cの間に、
厚さ3〜8μmの銅箔の電流保護素子配線部3となる箇
所に、10〜50μmの厚さとなるように、めっきを行
うことによって行うことができる。
【0017】また、このような厚さにするためには、前
述の3層の複合金属箔110を用いるときに、第1の銅
層111をそのまま残すこともでき、この場合、前記工
程b1に続いて、 b4.前記第1の銅層111の、少なくとも電流保護素
子4となる箇所を、エッチング除去する工程、 b5.さらに、前記中間層113のうち、前記工程によ
って露出した部分をエッチング除去する工程(図2
(e)に示す。)、を行うことによってもできる。
【0018】工程aに用いる穴の開いた絶縁スペーサ1
01の積層接着時の樹脂フローは、200μm以下であ
ることが好ましく、使用できる絶縁材料としては積層接
着時の樹脂フローが200μm以下であれば、プリプレ
グや樹脂フィルム等どちらでもよく、市販のプリプレグ
としては、例えば、GEAーE−679N(日立化成工
業株式会社製、商品名)があり、また、市販の樹脂フィ
ルムとしては、例えば、GF3500(日立化成工業株
式会社製、商品名)がある。また、硬化した絶縁材料を
接着剤によって接着することもでき、このときに、接着
剤の厚さを薄く、そして、この絶縁材料と同時に穴をあ
けることによって、穴内への樹脂フローを小さくするこ
とができる。このような硬化した絶縁材料としては、通
常の配線板に用いる銅張り積層板から銅箔をエッチング
除去したものを用いることができ、接着剤には、絶縁材
料の接着性に優れた同じ系統の樹脂、あるいは、前記し
た耐トラッキング性の高い有機樹脂層に用いた樹脂を用
いることができる。
【0019】
【実施例】
実施例1 有機樹脂層103として、組成比が、ポリビニルブチラ
ール樹脂を120重量部、n−ブチル化メラミン樹脂を
74重量部、o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂
を20重量部、アジピン酸を1重量部、ジメチルトリア
ミンチオールを0.5重量部、ピロガロールを1.5重量
部を、溶剤であるメタノールを250重量部、メチルエ
チルケトンを190重量部、及びトルエンを190重量
部混合した溶剤に溶解した樹脂ワニスを調整し、PET
フィルムにワニスを塗工し、80℃で5分、更に140
℃で5分乾燥し、厚さ50μmの有機樹脂フィルムを作
製した。その後、電流保護素子配線部3及び電流保護素
子4を形成する予定の厚さが5μmの銅箔102と、絶
縁スペーサ101として、厚さ0.2mmの両面銅張り
積層板であるMCL−E−679(日立化成工業株式会
社製、商品名)の両面の銅箔をエッチング除去したもの
に直径0.8mmの穴をあけたものとの間に、この有機
樹脂フィルムを介挿し、温度170℃、時間60分間、
圧力50kg/cm2の条件で、加熱加圧して積層接着し、図
1(c)に示すように、積層板100を作製した。次
に、図2(d)に示すように、電気銅めっきにより電流
保護素子配線部3の箇所の厚さを10μm厚くした。そ
の後、エッチングレジストとして、紫外線硬化型レジス
トを電着形成した電着レジストを用い、焼付・現像して
形成し、銅箔102の不要な箇所をエッチング除去し
て、電流保護素子配線部3及び電流保護素子4のパター
ンの形成を行った。このときに、パターンは、複数の電
流保護素子配線部3が電流保護素子4を挾んで縦方向に
は直列となるように配列し、横方向にはその列が平行に
整列した形状とした(図1(h)に示す。)。別途、絶
縁スペーサ200として、厚さ0.2mmの両面銅張り
積層板であるMCL−E−679(日立化成工業株式会
社製、商品名)の両面の銅箔をエッチング除去したもの
の両面に、厚さ25μmの接着剤シートであるGF35
00(日立化成工業株式会社、商品名)を重ね、ドリル
で直径0.8mmの空隙形成用の穴を開けた。電流保護
素子配線部3及び電流保護素子4の形成物と、前記穴1
04の開いた接着剤付き積層板100とを、それぞれの
穴104の位置がほぼ一致するように重ね、さらに、積
層板300として、厚さが0.2mmの片面銅箔(厚さ
18μm)つき積層板であるMCL−E−679(日立
化成工業株式会社製、商品名)を、2枚、いずれも銅箔
301が外側となるように配置し、温度180℃、時間
90分間、圧力50kg/cm2の条件で加熱加圧して積層接
着した。この積層接着物に接続用の穴11をあけ、めっ
き12を行い、接続用の穴11内を導体化した後、電極
2を、不要な銅をエッチング除去することにより形成し
た。
【0020】実施例2 有機樹脂層103として、組成比が、ポリビニルブチラ
ール樹脂を120重量部、n−ブチル化メラミン樹脂を
74重量部、o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂
を20重量部、アジピン酸を1重量部、ジメチルトリア
ミンチオールを0.5重量部、ピロガロールを1.5重量
部を、溶剤であるメタノールを250重量部、メチルエ
チルケトンを190重量部、及びトルエンを190重量
部混合した溶剤に溶解した樹脂ワニスを調整し、PET
フィルムにワニスを塗工し、80℃で5分、更に140
℃で5分乾燥し、厚さ50μmの有機樹脂フィルムを作
製した。その後、電流保護素子配線部3及び電流保護素
子4を形成する予定の厚さが5μmの銅箔102と、絶
縁スペーサ101として、厚さ0.2mmの両面銅張り
積層板であるMCL−E−679(日立化成工業株式会
社製、商品名)の両面の銅箔をエッチング除去したもの
に、直径0.8mmの穴をあけたものとの間に、この有
機樹脂フィルムを介挿し、温度170℃、時間60分
間、圧力50kg/cm2の条件で、加熱加圧して積層接着
し、図1(c)に示すように、積層板100を作製し
た。次に、図2(d)に示すように、電気銅めっきによ
り電流保護素子配線部3の箇所の厚さを10μm厚くし
た。その後、シルクスクリーン印刷によって、充填剤含
有エポキシ樹脂であるCCR−506(株式会社アサヒ
化学研究所製、商品名)を、穴104内に充填した後、
160℃・60分の条件で硬化させる。次に、エッチン
グレジストとして、紫外線硬化型レジストフィルムであ
る、SR−3000(日立化成工業株式会社製、商品
名)をラミネートし、焼付・現像して形成し、銅箔10
2の不要な箇所をエッチング除去して、電流保護素子配
線部3及び電流保護素子4のパターンの形成を行った。
この後、穴埋め樹脂を除去するために、3重量%のNa
OH水溶液を、液温40℃で、スプレー噴霧して、膨潤
・分解して除去した。このときに、パターンは、複数の
電流保護素子配線部3が電流保護素子4を挾んで縦方向
には直列となるように配列し、横方向にはその列が平行
に整列した形状とした(図1(h)に示す。)。別途、
絶縁スペーサ200として、厚さ0.2mmの両面銅張
り積層板であるMCL−E−679(日立化成工業株式
会社製、商品名)の両面の銅箔をエッチング除去したも
のの両面に、厚さ25μmの接着剤シートであるGF3
500(日立化成工業株式会社、商品名)を重ね、直径
0.8mmの空隙形成用の穴を開けた。電流保護素子配
線部3及び電流保護素子4の形成物と、前記穴の開いた
接着剤付き積層板とを、それぞれの穴の位置がほぼ一致
するように重ね、さらに、積層板300として、厚さ
0.2mmの片面銅箔(厚さ18μm)つきの積層板で
あるMCL−E−679(日立化成工業株式会社製、商
品名)を、いずれも銅箔301が外側となるように配置
し、温度180℃、時間90分間、圧力50kg/cm2の条
件で加熱加圧して積層接着した。この積層接着物に、直
径0.8mmの接続用の穴11をあけ、めっき12を行
い、接続用の穴内を導体化した後、電極2を、不要な銅
をエッチング除去することにより形成した。
【0021】実施例3 15μmの厚さの第1の銅層111と、5μmの厚さの
第2の銅層112と、その2つの銅層の中間層113と
して厚さが0.2μmのニッケル−リン合金層を有する
複合金属箔を準備した。組成比が、ポリビニルブチラー
ル樹脂を120重量部、n−ブチル化メラミン樹脂を7
4重量部、o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂を
20重量部、アジピン酸を1重量部、ジメチルトリアミ
ンチオールを0.5重量部、およびピロガロールを1.5
重量部を、溶剤であるメタノールを250重量部、メチ
ルエチルケトンを190重量部、及びトルエンを190
重量部混合した溶剤に溶解した樹脂ワニスを、この金属
箔の第2の銅層112側に塗工し、80℃で5分、更に
140℃で5分乾燥し、図2(a)に示すように、厚さ
50μmの有機樹脂層付き銅箔を作製した。図2(b)
に示すように、絶縁スペーサ101として、厚さ0.2
mmの両面銅張り積層板であるMCL−E−679(日
立化成工業株式会社製、商品名)の両面の銅箔をエッチ
ング除去し、直径0.8mmの穴を開け、これを先に作
製した樹脂付き銅箔を互いに樹脂面を重ねあわせ、温度
170℃、時間60分、圧力50kgf/cm2の条件
で、加圧加熱し積層一体化した。次に、第1の銅層11
1をエッチング除去し、さらに、中間層113を除去
し、第2の銅層112を露出させ(図2(c)に示
す。)た後、第2の銅層112の不要な箇所を、実施例
1と同様にエッチング除去して、複数の電流保護素子4
を形成し、電気銅めっきにより電流保護素子配線部3の
箇所の厚さを10μm厚くした(図2(d)に示
す。)。以降は、実施例1と同様にしてチップフューズ
基板を作製した。
【0022】実施例4 15μmの厚さの第1の銅層111と、5μmの厚さの
第2の銅層112と、その2つの銅層の中間層113と
して厚さが0.2μmのニッケル−リン合金層を有する
複合金属箔を準備した。組成比が、ポリビニルブチラー
ル樹脂を120重量部、n−ブチル化メラミン樹脂を7
4重量部、o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂を
20重量部、アジピン酸を1重量部、ジメチルトリアミ
ンチオールを0.5重量部、およびピロガロールを1.5
重量部を、溶剤である実施例3と同じ溶剤に溶解した樹
脂ワニスを、この金属箔の第2の銅層112側に塗工
し、80℃で5分、更に140℃で5分乾燥し、図2
(a)に示すように、厚さ50μmの有機樹脂層付き銅
箔を作製した。図2(b)に示すように、絶縁スペーサ
101として、厚さ0.2mmの両面銅張り積層板であ
るMCL−E−679(日立化成工業株式会社製、商品
名)の両面の銅箔をエッチング除去し、直径0.8mm
の穴を開け、これを先に作製した樹脂付き銅箔を互いに
樹脂面を重ねあわせ、温度170℃、時間60分、圧力
50kgf/cm2の条件で、加圧加熱し積層一体化した。次
に、第1の銅層111の電流保護素子配線部3となる箇
所以外をエッチング除去し、さらに、露出した中間層1
13を除去し、第2の銅層112を露出させた後、第2
の銅層112の不要な箇所を、実施例1と同様にエッチ
ング除去して、複数の電流保護素子4を形成した(図2
(e)に示す。)。以降は、実施例1と同様にしてチッ
プフューズ基板を作製した。
【0023】実施例1〜4で作製したチップフューズ基
板を、図1(j)に示すように、電流保護素子単位とな
るように切断した。電流保護素子の導体幅は、0.05
mmであり、抵抗値が約180mΩであった。溶断試験
をそれぞれ20個づつ行った結果、溶断後の抵抗値は、
10メグオーム以上あり、ほとんどは、ギガオームのレ
ベルであった。なお、発火や発煙は、すべてのものにお
いて見られなかった。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のチップ
フューズは、発火や発煙がなく、正確に配線形成がで
き、電流保護素子の導通抵抗をコントロールできるこ
と、また、3〜8μmと薄い銅箔でこの部分を形成して
いることから、過電流に対して敏感に溶断することか
ら、溶断特性に優れるものである。また、溶断後の絶縁
特性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(g)は、それぞれ本発明の一実施例
を説明するための各工程での(i)に示すAA面の断面
図であり、(h)及び(j)は平面図、(i)は(h)
のA部拡大図である。
【図2】(a)〜(e)は、それぞれ本発明の他の実施
例を説明するための工程を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す一部切り欠き斜視図で
ある。
【符号の説明】
1.有機樹脂製絶縁基板 2.電極 3.電流保護素子配線部 4.電流
保護素子 5.耐トラッキング性を有する有機樹脂層 6.空隙 11.穴 12.め
っき 100.積層板 101.
絶縁スペーサ 102.銅箔 103.
有機樹脂層 110.複合金属箔 111.
第1の銅層 112.第2の銅層 113.
中間層 200.絶縁スペーサ 300.
積層板 301.銅箔 302.
絶縁層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲つる▼ 義之 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機樹脂製絶縁基板と、この有機樹脂製絶
    縁基板の両端に設けられた1対の電極と、前記電極間に
    配線形成され、かつ、有機樹脂製絶縁基板の内部に収容
    された電流保護素子配線部と電流保護素子とからなるチ
    ップフューズにおいて、電流保護素子が耐トラッキング
    性の高い有機樹脂層に支持され、その両面に空隙が設け
    られ、かつ電流保護素子の厚さが3〜8μmの範囲であ
    ることを特徴とするチップフューズ。
  2. 【請求項2】電流保護素子を支持している耐トラッキン
    グ性の高い有機樹脂層が、ポリビニルブチラール樹脂、
    n−ブチル化メラミン樹脂、o−クレゾールノボラック
    型エポキシ樹脂、アジピン酸、ジメチルトリアミンチオ
    ール、及びピロガロールからなることを特徴とする請求
    項1に記載のチップフューズ。
  3. 【請求項3】電流保護素子配線部の厚さが、10〜50
    μmの範囲であることを特徴とする請求項1または2に
    記載のチップフューズ。
  4. 【請求項4】a.穴(104)の開いた絶縁スペーサ(101)を
    作製する工程、 b.厚さが3〜8μmの銅箔(102)の片面に有機樹脂層
    (103)を形成したものの有機樹脂層(103)側に、前記穴(1
    04)の開いた絶縁スペーサ(101)を積層接着し、積層板(1
    00)を作製する工程 c.前記積層板(100)の銅箔(102)の不要な箇所をエッチ
    ング除去して、複数の電流保護素子配線部(3)及び電流
    保護素子(4)を形成する工程、 d.別途、穴(104)の開いた絶縁スペーサ(200)を作製す
    る工程、 e.前記工程cで作製した電流保護素子配線部(3)及び電
    流保護素子(4)を形成した積層板(100)の電流保護素子
    (3)を形成した面に、前記工程dで作製した穴(104)の開
    いた絶縁スペーサ(200)を重ね、さらに、銅箔(301)の片
    面に絶縁層(302)を形成した積層板(300)を、その絶縁層
    (302)が絶縁スペーサ(200)に接するように重ね、積層接
    着する工程、 f.この積層接着物の電流保護素子配線部(3)を貫通す
    るように、穴(11)をあける工程、 g.穴(11)をあけた積層接着物にめっき(12)を行い、そ
    の穴(11)内壁を導体化する工程、 h.不要な箇所の銅をエッチング除去し、穴(11)内壁の
    導体と接続された電極(2)を形成する工程、 i.穴(11)を縦割にするように切断することによって、
    この部分が両端の電極(2)となるように、個々のチップ
    フューズに切り分ける工程、からなることを特徴とする
    チップフューズの製造法。
  5. 【請求項5】工程bと工程cの間に、厚さ3〜8μmの
    銅箔(12)の電流保護素子配線部(3)となる箇所に、10
    〜50μmの厚さとなるように、めっきを行う工程を有
    することを特徴とする請求項4に記載のチップフューズ
    の製造法。
  6. 【請求項6】工程bにおける、銅箔(102)に形成した有
    機樹脂層(103)に、耐トラッキング性の高い有機樹脂を
    用いることを特徴とする請求項5に記載のチップフュー
    ズの製造法。
  7. 【請求項7】a.穴(104)の開いた絶縁スペーサ(101)を
    作製する工程、 b1.10〜50μmの範囲の厚さの第1の銅層(111)
    と、3〜8μmの範囲の厚さの第2の銅層(112)と、そ
    の2つの銅層の中間に設けた、厚さが1μm以下のニッ
    ケルあるいはその合金の中間層(113)とを有する複合金
    属箔(110)の、第2の銅層(112)側に有機樹脂ワニスを塗
    工・乾燥して有機樹脂層(103)を形成し、この有機樹脂
    層(103)が前記穴(104)の開いた絶縁スペーサ(101)に接
    触するように積層接着し、積層板(100)を作製する工
    程、 b2.前記第1の銅層(111)のみを、エッチング除去す
    る工程、 b3.さらに、前記中間層(113)のみをエッチング除去
    する工程、 c1.前記第2の銅層(112)の不要な箇所をエッチング除
    去することによって、複数の電流保護素子配線部(3)及
    び電流保護素子(4)を形成する工程、 d.別途、穴(104)の開いた絶縁スペーサ(200)を作製す
    る工程、 e1.前記工程c1で作製した電流保護素子配線部(3)及
    び電流保護素子(4)の形成物の電流保護素子(4)を形成し
    た面に、前記工程dで作製した穴(104)の開いた絶縁ス
    ペーサ(200)を重ね、さらに、銅箔(301)の片面に絶縁層
    (302)を形成した積層板(300)を、その絶縁層(302)が絶
    縁スペーサ(200)に接するように重ね、積層接着する工
    程、 f.この積層接着物の電流保護素子配線部(3)を貫通す
    るように、穴(11)をあける工程、 g.穴(11)をあけた積層接着物にめっき(12)を行い、そ
    の穴(11)内壁を導体化する工程、 h.不要な箇所の銅をエッチング除去し、穴(11)内壁の
    導体と接続された電極(2)を形成する工程、 i.穴(11)を縦割にするように切断することによって、
    この部分が両端の電極(2)となるように、個々のチップ
    フューズに切り分ける工程、からなることを特徴とする
    チップフューズの製造法。
  8. 【請求項8】工程b3と工程c1の間に、厚さ3〜8μ
    mの銅箔(102)の電流保護素子配線部(3)となる箇所に、
    10〜50μmの厚さとなるように、めっきを行う工程
    を有することを特徴とする請求項7に記載のチップフュ
    ーズの製造法。
  9. 【請求項9】a.穴(104)の開いた絶縁スペーサ(101)を
    作製する工程、 b1.10〜50μmの範囲の厚さの第1の銅層(111)
    と、3〜8μmの範囲の厚さの第2の銅層(112)と、そ
    の2つの銅層の中間に設けた、厚さが1μm以下のニッ
    ケルあるいはその合金の中間層(113)とを有する複合金
    属箔(110)の、第2の銅層(112)側に有機樹脂ワニスを塗
    工・乾燥して有機樹脂層(103)を形成し、この有機樹脂
    層(103)が前記穴(104)の開いた絶縁スペーサ(101)に接
    触するように積層接着し、積層板(100)を作製する工
    程、 b4.前記第1の銅層(111)の、少なくとも電流保護素
    子(4)となる箇所を、エッチング除去する工程、 b5.さらに、前記複合金属箔(110)の中間層(113)のう
    ち、前記工程b4において露出した部分をエッチング除
    去する工程、 c2.前記第2の銅層(112)の不要な箇所をエッチング
    除去することによって、電流保護素子配線部(3)及び電
    流保護素子(4)を形成する工程、 d.別途、穴(104)の開いた絶縁スペーサ(200)を作製す
    る工程、 e2.前記工程c2で作製した電流保護素子配線部(3)
    及び電流保護素子(4)の形成物の電流保護素子(4)を形成
    した面に、前記工程dで作製した穴(104)の開いた絶縁
    スペーサ(200)を重ね、さらに、銅箔(301)の片面に絶縁
    層(302)を形成した積層板(300)を、その絶縁層(302)が
    絶縁スペーサ(200)に接するように重ね、積層接着する
    工程、 f.この積層接着物の電流保護素子配線部(3)を貫通す
    るように、穴(11)をあける工程、 g.穴(11)をあけた積層接着物にめっき(12)を行い、そ
    の穴(11)内壁を導体化する工程、 h.不要な箇所の銅をエッチング除去し、穴(11)内壁の
    導体と接続された電極(2)を形成する工程、 i.穴(11)を縦割にするように切断することによって、
    この部分が両端の電極(2)となるように、個々のチップ
    フューズに切り分ける工程、からなることを特徴とする
    チップフューズの製造法。
  10. 【請求項10】工程b1における、第2の銅層(112)側
    に形成した有機樹脂層(103)に、耐トラッキング性の高
    い有機樹脂を用いることを特徴とする請求項7〜9のう
    ちいずれかに記載のチップフューズの製造法。
  11. 【請求項11】有機樹脂層が、ポリビニルブチラール樹
    脂、n−ブチル化メラミン樹脂、o−クレゾールノボラ
    ック型エポキシ樹脂、アジピン酸、ジメチルトリアミン
    チオール、及びピロガロールからなることを特徴とする
    請求項4〜10のうちいずれかに記載のチップフューズ
    の製造法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005243621A (ja) * 2004-01-29 2005-09-08 Cooper Technol Co 低抵抗ポリマーマトリックスヒューズの装置および方法
US7570148B2 (en) 2002-01-10 2009-08-04 Cooper Technologies Company Low resistance polymer matrix fuse apparatus and method
JP2011210543A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Kyocera Corp ヒューズ装置
JP2012023367A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Schurter Ag 保護要素

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