JP2012028540A - ジャンパーチップ部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】1種類のジャンパーチップ部品でありながら、2種類のジャンパーチップ部品として回路基板に搭載可能であり、かつ基板搭載時のセルフアライメント性の良いジャンパーチップ部品を提供する。
【解決手段】厚みを有する矩形状の基体110と、その矩形状の基体の上面もしくは下面に、その面の外周より小さくかつ矩形状の絶縁部112を備え、その絶縁部は、面の略中心かつ外周と略平行に形成されており、その絶縁部を備えた面の絶縁部以外と、その絶縁部を備えていない面は全て電極端子部114となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント基板上の配線回路において、配線の欠損部を短絡接続するために使用されるジャンパーチップ部品に関する。
従来から、上記用途にジャンパーチップ部品が用いられている。ジャンパーチップ部品は、例えば、チップ抵抗器を接続しようとしていた部分にチップ抵抗器の代替として使用するため、そのチップ抵抗器と同じ形状のものが用いられている。
図9(a)(b)は、従来のジャンパーチップ部品の構造例を示し、(a)はローパワータイプを示し、(b)はハイパワータイプを示す。アルミナ等の厚みを有する矩形状の絶縁性基体100の両端に電極101,101を備え、基体100の上面に極めて抵抗値の低い導電層102を備え、導電層102の両端が電極101,101に接続され、導電層102がエポキシ樹脂等からなる絶縁膜103に被覆され、保護されている。
ここで、導電層102として、ニッケル無電解メッキ層および銅電解メッキ層を基体100の上面の全面に形成し、その中央部分に樹脂絶縁膜103を被覆し、さらに基体100の両端面に樹脂導電膜を形成し、絶縁膜103に被覆されていない導電層面に電解メッキによりNi,Snまたはハンダ層を被着して電極101を形成することが提案されている(特許文献1参照)。これにより、高価な銀ペーストを使用することなく高導電性の導電層102を形成でき、且つ高温の焼成処理が不要となり、生産コストを低減できるという効果が生じる。
特開昭61−193303号公報
しかしながら、同じサイズのジャンパーチップ部品にもかかわらず、図9(a)(b)に示すように、代替えしようとするチップ抵抗器の形状に対応した2種類のジャンパーチップ部品が必要となる。また、2種類のジャンパーチップ部品を製造しようとすると、製造方法も2種類となり、生産コストが高くなってしまうという問題がある。
本発明は、上述の事情に基づいてなされたもので、1種類のジャンパーチップ部品でありながら、2種類のジャンパーチップ部品として回路基板に搭載可能であり、かつ基板搭載時のセルフアライメント性の良いジャンパーチップ部品を提供することを目的とする。
本発明のジャンパーチップ部品は、厚みを有する矩形状の基体と、その矩形状の基体の上面もしくは下面に、その面の外周より小さくかつ矩形状の絶縁部を備え、その絶縁部は、面の略中心かつ外周と略平行に形成されており、その絶縁部を備えた面の絶縁部以外と、その絶縁部を備えていない面は全て電極端子部となっていることを特徴とする。
上記ジャンパーチップ部品によれば、矩形状の基体の上面もしくは下面に、その面の外周より小さくかつ矩形状の絶縁部を備え、その絶縁部を備えた面の絶縁部以外と、その絶縁部を備えていない面は全て電極端子部となっていることから、1種類のジャンパーチップ部品でありながら、電流方向に対して縦長または横長に配置することで、2種類のジャンパーチップ部品として回路基板に搭載可能である。そして、絶縁部は、その面の外周より小さくかつ矩形状であり、面の略中心かつ外周と略平行に形成されていることから、搭載時にハンダが溶解して表面張力が作用することで、絶縁部と基体外周間の電極端子部分が配線端子のランドパターンに自動的に位置合わせするセルフアライメント性が向上する。
(a)は本発明の実施例1のジャンパーチップ部品の斜視図であり、(b)は(a)の長手方向垂直面の断面図であり、(c)は(b)の変形例の断面図である。 (a)は図1(a)のジャンパーチップ部品の断面図であり、(b)はその変形例の断面図である。 (a)は本発明の実施例1のジャンパーチップ部品の斜視図であり、(b)は(a)の長手方向垂直面の断面図であり、(c)は(b)の変形例の断面図である。 (a)は本発明の実施例1のジャンパーチップ部品の斜視図であり、(b)は(a)の長手方向垂直面の断面図であり、(c)は(b)の変形例の断面図である。 (a)は本発明の実施例2のジャンパーチップ部品の斜視図であり、(b)は(a)の長手方向垂直面の断面図であり、(c)は(b)の変形例の断面図である。 本発明の実施例1のジャンパーチップ部品の製造工程を示す図である。 本発明の実施例2のジャンパーチップ部品の製造工程を示す図である。 基体上面と下面の絶縁部として空白部を備えた、実施例1のジャンパーチップ部品の製造工程を示す図である。 (a)(b)は、従来のジャンパーチップ部品の構造例を示す図であり、それぞれ上段が上面図であり、中段が中央部の断面図であり、下段が下面図である。
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図7を参照して説明する。なお、各図中、同一または相当する部材または要素には、同一の符号を付して説明する。
図1乃至図4は本発明の実施例1のジャンパーチップ部品を示す。このジャンパーチップ部品は、厚みを有する矩形状の基体110と、その矩形状の基体110の上面もしくは下面もしくはその両面に、その面の外周より小さくかつ矩形状の絶縁部112を備える。そして、その絶縁部112は、面の略中心かつ外周と略平行に形成されており、その絶縁部112を備えた面の絶縁部以外と、絶縁部112を備えていない面の全てが電極端子部114となっている。
すなわち、ジャンパーチップ部品の全ての面が電極端子部となっていることにより、電流方向に対して縦長または横長位置のどちらでも回路基板の配線端子間にこのジャンパーチップ部品の搭載が可能となる。それ故、1種類のジャンパーチップ部品でありながら、電流方向に対して縦長または横長位置のどちらでも回路基板の配線端子間に搭載可能であり、図9(a)(b)に示す電流方向に対して縦長位置のローパワータイプおよび電流方向に対して横長位置のハイパワータイプの2種類のジャンパーチップ部品として使用することができる。
そして、矩形状の基体110の上面もしくは下面、或いはその両方の面に、その面の外周より小さくかつ矩形状の絶縁部112を備え、その絶縁部は、面の略中心かつ外周と略平行に形成されていることにより、実装時に配線端子のランドパターンに自動的に位置合わせするセルフアライメント性が向上する。ここで、絶縁部112は樹脂またはガラス等の絶縁膜が用いられるが、図1(c)または図3(c)または図4(c)に示すように、空白部112aとしてもよい。空白部112aは、絶縁材からなる基体110を露出させることにより絶縁部を構成したものである。空白部112a以外には電極端子となる金属膜が形成されている。空白部112aは、基体110の上面、下面もしくは上下両面における中央領域が露出しており、且つその形状は矩形状であり、基体110の外周形状における各辺と、その各辺に対向する空白部112aの外周形状を成す各辺とがそれぞれ略並行に形成されている。空白部112aは絶縁部の一形態であり、絶縁部112と同一の作用効果が得られる。また、基体110はセラミックスまたは金属材料からなり、絶縁体でも導電体でもよい。
図2(a)は、図1(a)に示すジャンパーチップ部品の構成例を示す。厚みを有する矩形状の基体110はアルミナ等の絶縁性セラミックス材料が好ましい。基体110の上面および下面にはAgまたはAgPdペーストをスクリーン印刷し焼成した内部電極層111が形成されている。なお、内部電極層111は導電層であればよく、NiCr,NiTi層等をスパッタリングにより被着した層であってもよい。基体110の端面(側面)には樹脂Agペーストを塗布して加温硬化した内部電極層113、またはNiCr,NiTi層等をスパッタリングにより被着した内部電極層113が形成されている。
そして、基体110の上面には絶縁膜からなる絶縁部112が形成されている。絶縁部112はエポキシ材料等の絶縁膜をスクリーン印刷および加温硬化して形成することが好ましい。
基体110の上面の内部電極層111上の絶縁部112が形成されている以外の部分と、基体110の下面の内部電極層111上および四側面の内部電極層113上の全ての部分に、外部電極としてのNiメッキ層およびSnメッキ層またはハンダメッキ層が形成され、電極端子部114となっている。従って、電極端子部114(内部電極層111、113を含む)は回路基板の配線端子のランド部と接続する役割を果たすとともに、一対の配線端子間を導通接続する導通路としての役割を果たしている。
図2(b)は、図2(a)の変形例を示し、厚みを有する矩形状の基体115を、導電性を有する板材で構成した例である。板材としては、Cu、CuNi、NiCr等の金属材料が好ましいが、導電性セラミックス材料などの導電材料を用いて形成してもよい。基体115の上面には絶縁部116として樹脂またはガラス等の絶縁膜が被着されている。そして、基体115の上面の絶縁部116が形成されている以外の部分と、基体115の下面および四面の側面上の全ての部分に、外部電極としてのNiメッキ層およびSnメッキ層またはハンダメッキ層が形成され、電極端子部117となっている。従って、電極端子部117が回路基板の配線端子のランド部と接続する役割を果たすとともに、一対の配線端子間を導通接続する導通路としての役割を果たすことは上述の実施例と同様である。
図3は絶縁部112が基体110の下面に形成された例を示し、図4は絶縁部112が基体110の上面と下面の両面に形成された例を示す。絶縁部112を基体110の下面に形成することで、絶縁部112と基体110の外周間の電極端子部114の部分が配線端子のランド部と接続する部分となり、はんだ実装時において、配線端子のランドパターンにおける正常な位置に位置合わせしようとする作用であるセルフアライメント性が向上する。
従って、矩形状の絶縁部112を基体110の上面と下面の両方に形成することにより、回路基板に搭載時のセルフアライメント性をさらに向上させることが出来る。また、その矩形状の絶縁部112を、上面と下面で同じ形状にすることにより、上面と下面の方向性が無くなり、表裏面のどちらでも実装が可能であり、かつ生産効率が向上する。また、矩形状の絶縁部112は、同じ面の電極端子部114の面より凹んでいる、もしくは同じ高さにすることが好ましい。これにより、実装時にジャンパーチップ部品を安定して回路基板の配線端子のランド部に搭載することが可能となる。
絶縁部112をエポキシ樹脂等の絶縁膜で形成すると、矩形状の絶縁部112の辺がより直線となる。これにより、実装時のセルフアライメント性が向上する。また、絶縁部112の辺の長さは、平行となる基体110の上面または下面の外周の辺の長さの1/2以上の長さであることが好ましい。これにより、絶縁部と基体外周間の電極端子部分に十分な長さが得られ、搭載時にハンダが溶解して表面張力が作用することで、配線端子のランドパターンに自動的に位置合わせするセルフアライメント性が向上する。
図5(a)は本発明の実施例2のジャンパーチップ部品を示す。このジャンパーチップ部品は、厚みを有する矩形状の基体118と、その矩形状の基体118の上面と下面とを貫通し、基体118の外周より小さくかつ矩形状の空洞部118aを備え、その基体118の上面、下面および四側面に電極端子部119が形成されている。
図5(b)に示すように、基体118にセラミックス材料を用い、基体118の上面、下面および四側面に樹脂Agペーストを塗布して加温硬化した内部電極層118b、またはNiCr,NiTi層等をスパッタリングにより被着した内部電極層118bを形成する。この時、空洞部内の側面には金属膜を形成しなくてもよい。この被膜上に外部電極としてNiメッキ層、Snメッキ層またはハンダメッキ層を形成し、電極端子部119とする。なお、バリア層としてのNiメッキ層を設けることなく、Snメッキ層またはハンダメッキ層を直接形成するようにしてもよい。
また、図5(c)に示すように、基体118にCu,CuNi,NiCr等の金属材料を用い、基体118の全ての面に、外部電極として、Niメッキ層、Snメッキ層またはハンダメッキ層を形成し、電極端子部120とするようにしてもよい。なお、バリア層としてのNiメッキ層を設けることなく、Snメッキ層またはハンダメッキ層を直接形成するようにしてもよい。
これにより、空洞部118aが実施例1のジャンパーチップ部品の絶縁部112と同様の作用効果を果たし、1種類のジャンパーチップ部品でありながら、電流方向に対して縦長または横長に配置することで、2種類のジャンパーチップ部品として回路基板に搭載可能であり、空洞部118aは外周より小さくかつ矩形状であり、空洞部以外の基体118の上面、下面、および四側面が電極端子部となっていることから、ロの字型の基体の電極端子部120が配線端子のランドパターンに自動的に位置合わせするセルフアライメント性が向上する。
次に、図1(a)または図3(a)または図4(a)に示すジャンパーチップ部品の製造方法の一例について図6を参照して説明する。まず、図6(a)に示すように、アルミナ等の大判の絶縁基板11を準備する。この時、後の工程にてブレークするためのスリットSを入れておいてもよい。次に、図6(b)に示すように、上面と下面の全面に内部電極12を形成する。これは、例えばAgまたはAgPdペーストをスクリーン印刷して焼成するか、或いはNiCr,NiTi等の金属薄膜をスパッタにより形成する。
次に、図6(c)に示すように、絶縁基板11の上面もしくは下面もしくは両面の各チップ区画に対応した位置に、絶縁基板11の各チップ区画の外周より内方に離隔した位置に矩形状の絶縁膜13を形成する。絶縁膜13は絶縁樹脂またはガラスペーストをスクリーン印刷し、加温硬化して形成することが好ましい。次に、図6(d)に示すように、1次ブレークまたは切断により、短冊状のチップ群11aを形成する。そして、図6(e)に示すように、ブレークまたは切断した面にNiCr,NiTi等のスパッタリングまたは樹脂Agペーストの塗布および加温硬化により上面および下面の内部電極12と接続する内部電極14を形成する。
次に、図6(f)に示すように、2次ブレークまたは切断により、個片のチップ11bを形成する。そして、図6(g)に示すように、ブレークまたは切断した面にNiCr,NiTi等のスパッタリングまたは樹脂Agペーストの塗布および加温硬化により上面および下面の内部電極12と接続する内部電極15を形成する。そして、図6(h)に示すように、バリア層となるNiメッキ層、およびSnメッキ層またはハンダメッキ層を形成するメッキ処理によりメッキ電極(外部電極)16を形成する。
これにより、図2(a)に示す、基体110の上下面に内部電極111と側面に内部電極113を備え、上面に絶縁膜からなる絶縁部112を備え、絶縁部112以外の面が全てメッキ電極に被覆された電極端子部114を備えたジャンパーチップ部品が完成する。
図2(a)に示すジャンパーチップ部品の変形例である金属基体115を用いた図2(b)に示すジャンパーチップ部品は、大判の金属基板11の上面または下面もしくは両面の各チップ区画の外周より内方に離隔した位置に矩形状の絶縁膜(絶縁部)13を形成し、各チップ区画(切断線S)に沿って切断して個片の基体に分割し、バリア層となるNiメッキ層およびSnメッキ層またはハンダメッキ層16を形成するメッキ処理によりメッキ電極(電極端子部)117を形成することで製造可能である。
次に、図1(c)または図3(c)または図4(c)に示す基体上面の絶縁部として空白部112aを備えたジャンパーチップ部品の製造工程例について図7を参照して説明する。まず、図7(a)に示すように、アルミナ等の大判の絶縁基板11を準備する。そして、図7(b)に示すように、絶縁基板11の上面または下面もしくは両面の各チップ区画の外周より内方に離隔した位置にマスキング膜13aを形成する。マスキング膜13aは洗浄で除去することが可能なレジスト膜を用いることが好ましく、マスキング膜ペーストをスクリーン印刷し加温硬化することで、マスキング膜13aを所定位置に配置することができる。
次に、図7(c)に示すように、上面と下面の全面に内部電極12を形成する。これは、例えばNiCr,NiTi等の金属薄膜をスパッタにより形成する。そして、図7(d)に示すように、マスキング膜13a間の分割線Sに沿って1次ブレークまたは切断することにより、短冊状のチップ群11aを形成する。そして、図7(e)に示すように、ブレークまたは切断した面にNiCr,NiTi等のスパッタリングまたは樹脂Agペーストの塗布および加温硬化により上面および下面の内部電極12と接続する内部電極14を形成する。
次に、図7(f)に示すように、2次ブレークまたは切断により、個片のチップ11bを形成する。そして、図7(g)に示すように、ブレークまたは切断した面にNiCr,NiTi等のスパッタリングまたは樹脂Agペーストの塗布および加温硬化により上面および下面の内部電極12と接続する内部電極15を形成する。そして、図7(h)に示すように、マスキング膜13aを洗浄などにより除去する。なお、マスキング膜13aの除去は、電極12の形成(図7(c)参照)後から、メッキ処理(図7(i)参照)前のタイミングであれば、どこで行っても良い。
次に、図7(i)に示すように、バリア層となるNiメッキ層、およびSnメッキ層またはハンダメッキ層を形成するメッキ処理によりメッキ電極層16を形成する。これにより、チップ区画の中央部の基体(図1(c)または図3(c)または図4(c)における基体110)上に絶縁部である矩形状の空白部12a(図1(c)または図3(c)または図4(c)における空白部112a)を備え、それ以外の面が全て電極端子部(図1(c)または図3(c)または図4(c)における電極端子部114)となっているジャンパーチップ部品が完成する。
次に、図4(c)に示す基体上面と下面の絶縁部として空白部112aを備えたジャンパーチップ部品の製造工程例について図8を参照して説明する。まず、図8(a)に示すように、アルミナ等の大判の絶縁基板11を準備する。そして、図8(b)に示すように、絶縁基板11の上面および下面に各チップ区画の外周より内方に離隔した位置に空白部が形成されるように、AgまたはAgPdペーストをスクリーン印刷して焼成し内部電極12bを形成する。
次に、図8(c)に示すように、1次ブレークまたは切断することにより、短冊状のチップ群11aを形成する。そして、図8(d)に示すように、ブレークまたは切断した面にNiCr,NiTi等のスパッタリングまたは樹脂Agペーストの塗布および加温硬化により上面および下面の内部電極12bと接続する内部電極14を形成する。次に、図8(e)に示すように、2次ブレークまたは切断により、個片のチップ11bを形成する。そして、図8(f)に示すように、ブレークまたは切断した面にNiCr,NiTi等のスパッタリングまたは樹脂Agペーストの塗布および加温硬化により上面および下面の内部電極12bと接続する内部電極15を形成する。また内部電極14および内部電極15を形成するときに、上面と下面に回り込ませるように形成すれば、内部電極12bを形成する必要はなくなる。
次に、図8(g)に示すように、バリア層となるNiメッキ層、およびSnメッキ層またはハンダメッキ層を形成するメッキ処理によりメッキ電極層16を形成する。これにより、チップ区画の中央部の基体(図4(c)における基体110)上に絶縁部である矩形状の空白部12a(図4(c)における空白部112a)を備え、それ以外の面が全て電極端子部(図4(c)における電極端子部114)となっているジャンパーチップ部品が完成する。
次に、図5(a)に示す内部に空洞部118aを備えたジャンパーチップ部品の製造工程例について説明する。まず、矩形状の基体の上面と下面の間に、外周より小さくかつ矩形状の空洞部118aを備えたセラミックス等の基体118を準備する。そして、基体118の全ての面にスパッタを行い、NiCr,NiTi等の金属薄膜を基体118の上面、下面、四側面に被着する。この時、空洞部18aの内側の面はスパッタを行わなくても良い。そして、バリア層となるNiメッキ層、およびSnメッキ層またはハンダメッキ層を形成するメッキ処理によりメッキ電極(電極端子部)119を形成する。これにより、内部に空洞部18aを備えた図5(b)に示すジャンパーチップ部品が完成する。
なお、金属材料の基体118を準備し、これにバリア層となるNiメッキ層、およびSnメッキ層またはハンダメッキ層を形成するメッキ処理を施すことで、内部に空洞部18aを備え、基体118の全ての面にメッキ電極(電極端子部)120を備えた図5(c)に示すジャンパーチップ部品が完成する。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明のジャンパーチップ部品は、1種類のサイズでありながら、電流方向に対して縦長または横長位置のどちらでも回路基板に搭載可能であり、2種類のジャンパーチップ部品として使用することができ、且つ実装時のセルフアライメント性に優れている。従って、プリント基板上の配線回路において、配線端子間を短絡接続するジャンパーチップ部品に好適に利用可能である。

Claims (9)

  1. 厚みを有する矩形状の基体と、
    その矩形状の基体の上面もしくは下面に、その面の外周より小さくかつ矩形状の絶縁部を備え、
    その絶縁部は、面の略中心かつ外周と略平行に形成されており、
    その絶縁部を備えた面の絶縁部以外と、その絶縁部を備えていない面は全て電極端子部となっているジャンパーチップ部品。
  2. 前記基体の前記上面と前記下面の両方に、前記絶縁部を備えている、請求項1記載のジャンパーチップ部品。
  3. 前記上面と前記下面の前記絶縁部が同じ形状である、請求項2記載のジャンパーチップ部品。
  4. 前記絶縁部は、同じ面の前記電極端子部より凹んでいる、もしくは同じ高さである、請求項1ないし3のいずれかに記載のジャンパーチップ部品。
  5. 前記絶縁部は、絶縁膜で形成されている、請求項1ないし4のいずれかに記載のジャンパーチップ部品。
  6. 前記絶縁部は、空白部で形成されている、請求項1ないし4のいずれかに記載のジャンパーチップ部品。
  7. 前記絶縁部の辺の長さは、平行となる外周の辺の長さの1/2以上の長さである、請求項1ないし6のいずれかに記載のジャンパーチップ部品。
  8. 厚みを有する矩形状の基体と、
    その矩形状の基体の上面と下面の間に、外周より小さくかつ矩形状の空洞部を備え、
    その基体の上面、下面、および四側面が電極端子部となっているジャンパーチップ部品。
  9. 大判の基板を準備し、
    前記基板の各チップ区画の外周より内方に離隔した位置に矩形状の絶縁部を、前記基板の上面または下面もしくはその両面に配置し、
    前記基板を前記各チップ区画の基体に分割または切断し、前記基体の上面および下面の前記絶縁部を配置した部分以外の全ての面と、前記基体の四側面とに、電極端子部を配置するジャンパーチップ部品の製造方法。
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