JP2003246495A - 用紙残量検知装置及びこれを用いた記録装置並びに複合機 - Google Patents

用紙残量検知装置及びこれを用いた記録装置並びに複合機

Info

Publication number
JP2003246495A
JP2003246495A JP2002043389A JP2002043389A JP2003246495A JP 2003246495 A JP2003246495 A JP 2003246495A JP 2002043389 A JP2002043389 A JP 2002043389A JP 2002043389 A JP2002043389 A JP 2002043389A JP 2003246495 A JP2003246495 A JP 2003246495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
remaining amount
paper
outer peripheral
sensors
feed cassette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002043389A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4015860B2 (ja
Inventor
Masamitsu Inaba
正光 稲葉
Kuniji Hanada
州司 花田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Communications Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Communications Co Ltd filed Critical Panasonic Communications Co Ltd
Priority to JP2002043389A priority Critical patent/JP4015860B2/ja
Publication of JP2003246495A publication Critical patent/JP2003246495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4015860B2 publication Critical patent/JP4015860B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を削減して、用紙の残量検知を
簡易且つ正確に行うことができ、さらに、用紙残量検知
及び給紙カセットの装着有無を同一機構により判断する
こと。 【解決手段】 給紙カセット内に設けられ用紙を積載す
る底板201を昇降させる昇降手段401の回動軸20
5に連動する残量検知部材206にセンサの検知領域を
通過する外周突出面503と切り欠き部504とを設
け、この外周突出面503と切り欠き部504の位置の
変化をセンサで検知し、底板201が停止した時点にお
けるセンサ出力に基づいて用紙残量をソフト的に判断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙カセット内の
用紙残量を検知する用紙残量検知装置及びこれを用いた
記録装置並びに複合機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置では、用紙を積載す
る給紙カセットを備えている。そして、この給紙カセッ
ト内の用紙残量を検知する用紙残量検知手段と、前記給
紙カセットが装置本体内に装着されているか否かを検知
する給紙カセット装着検知手段と、を備えている。
【0003】具体的には、給紙カセット内に用紙を積載
する底板が設けられている。この底板は給紙カセットを
装置に装着していない状態では最下位まで降下し、ま
た、給紙カセットを装置内部に装着した状態では積載さ
れた最上位置の用紙が装置内部の給紙ローラに当接する
位置まで上昇する。
【0004】そして、給紙カセット内の用紙残量検知手
段は、前記底板の回動軸にエンコーダを取付け、給紙カ
セットを装置内部に装着した際の前記底板の上昇量を把
握することにより用紙の残量を検知していた。
【0005】また、給紙カセット装着検知手段は、用紙
残量検知手段とは別に給紙カセット装着有無検知用のセ
ンサを設け、別途給紙カセットの装着を検知していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では、以下のような問題が生じていた。
【0007】即ち、用紙残量検知手段として、エンコー
ダを用いると、継続して監視しなければ移動量が分らな
いため、その専用電気回路が必要となる。また、エンコ
ーダによって把握された結果を保持するメモリも必要と
なる。そのため、部品点数も増加し、コスト高を招くと
いう問題があった。
【0008】また、給紙カセット装着検知手段は、用紙
残量検知手段とは別個に専用のセンサを設けたものであ
るので、その分センサ数が増加し、コスト高を招くとし
て問題があった。
【0009】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、部品点数を削減して、用紙の残量検知を簡
易且つ正確に行うことができ、さらに、用紙残量検知及
び給紙カセットの装着有無を同一機構により判断するこ
とができる給紙カセット内の用紙残量検知装置及びこれ
を用いた記録装置並びに複合機を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、給紙カセット
内に設けられ用紙を積載する底板を昇降させる昇降手段
の回動軸に連動する残量検知手段にセンサの検知領域を
通過する外周突出面と切り欠き部とを設け、この外周突
出面と切り欠き部の位置の変化をセンサで検知し、底板
が停止した時点におけるセンサ出力に基づいて用紙残量
をソフト的に判断するものである。
【0011】これによれば、エンコーダを用いた場合の
ように底板の移動中、継続して監視する必要はなく、電
気的な制御回路を不要とすることができるので、部品点
数の削減を図り、低コストを図ることができると共に正
確な残量検知を実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係る用紙残
量検知装置は、昇降自在に給紙カセット内に設けられ用
紙を積載する底板と、前記給紙カセットが装着された場
合に前記底板を上昇させる一方、取り外された場合に前
記底板を降下させるように回動する昇降手段と、この昇
降手段の回動に連動し当該昇降手段の回動軸と直交する
方向に扇形状に広がった面とこの面の外周辺から前記給
紙カセットの挿入方向に突出する外周突出面とこの外周
突出面に設けられた切り欠き部とを有する残量検知手段
と、前記外周突出面と切り欠き部の位置を検知するセン
サと、前記残量検知手段の回動が停止した時点における
前記センサの出力結果に基づき用紙残量を判定する判定
手段と、を具備する構成を採る。
【0013】この構成によれば、昇降手段の回動軸に連
動する残量検知手段の外周突出面と切り欠き部の位置の
変化をセンサで検知することにより、底板が停止した時
点におけるセンサ出力に基づいて用紙残量をソフト的に
判断することができる。このため、エンコーダを用いた
場合のように底板の移動中、継続して監視する必要はな
く、電気的な制御回路を不要とすることができる。した
がって、部品点数の削減を図り、低コストを図ることが
できると共に正確な残量検知を実現できる。
【0014】本発明の第2の態様に係る用紙残量検知装
置は、昇降自在に給紙カセット内に設けられ用紙を積載
する底板と、前記給紙カセットが装着された場合に前記
底板を上昇させる一方、取り外された場合に前記底板を
降下させるように回動する昇降手段と、この昇降手段の
回動に連動し前記昇降手段の回動軸と直交する方向に扇
形状に広がった面とこの面の外周辺から前記給紙カセッ
トの挿入方向に突出する外周突出面とこの外周突出面に
設けられた切り欠き部とを有する残量検知手段と、前記
外周突出面と切り欠き部の位置を検知し前記残量検知手
段の回動に応じてオン/オフを出力するセンサと、前記
残量検知手段の回動が停止した時点で出力されたオン/
オフの組合せに基づき用紙残量を判定する判定手段と、
を具備する構成を採る。
【0015】この構成によれば、昇降手段の回動軸に取
り付けられた残量検知手段の外周突出面と切り欠き部の
位置の変化をセンサで検知することにより、底板が停止
した時点でセンサから出力されたオン/オフの組合せに
基づいて用紙残量をソフト的に判断することができる。
このため、エンコーダを用いた場合のように底板の移動
中、継続して監視する必要はなく、電気的な制御回路を
不要とすることができる。したがって、部品点数の削減
を図り、低コストを図ることができると共に正確な残量
検知を実現できる。
【0016】本発明の第3の態様は、第2の態様に係る
用紙残量検知装置において、前記センサは所定の位置に
複数個設けられ、前記残量検知手段の外周突出面及び切
り欠き部と前記複数のセンサとの位置関係は、前記給紙
カセットの装着時に前記複数のセンサの1つが必ずオン
するものである構成を採る。
【0017】この構成によれば、給紙カセットを装着す
ればセンサの1つが必ずオンすることにより、全てのセ
ンサ出力がオフの場合は給紙カセット未装着と判断する
ことができると共に、いずれかのセンサ出力がオンの場
合は給紙カセット装着済みと判断することができる。し
たがって、全てのセンサ出力がオフの場合に給紙カセッ
ト無しと設定するだけで、それ以外の場合に用紙残量を
検知しつつ、給紙カセットの装着有無を容易に識別する
ことができる。これにより、用紙残量の誤判断を防止す
ると共に、用紙残量検知のための機構を給紙カセットの
装着有無検知のための機構に共用でき、部品点数を大幅
に削減して低コストを図ることができる。
【0018】本発明の第4の態様は、第2の態様に係る
用紙残量検知装置において、前記センサは所定の位置に
複数個設けられ、前記残量検知手段の外周突出面及び切
り欠き部と前記複数のセンサとの位置関係は、用紙残量
の段階が1つ変化する毎に前記複数のセンサの出力が1
つだけ変化するものである構成を採る。
【0019】この構成によれば、用紙残量の段階が1つ
変化する毎に複数のセンサの出力を1つだけ変化させる
ことにより、用紙残量の変化の順序に従って、例えば、
100%→75%→50%→25%、という順序に従っ
て出力を変化させることができる。このため、例えば、
100%→50%→75%のように、順序が前後しなが
ら変化する事態を確実に防止することができるので、ユ
ーザに装置が故障したとの印象を与える不都合を回避す
ることができる。
【0020】本発明の第5の態様に係る記録装置は、昇
降自在に給紙カセット内に設けられ用紙を積載する底板
と、前記給紙カセットが装着された場合に前記底板を上
昇させる一方、取り外された場合に前記底板を降下させ
るように回動する昇降手段と、この昇降手段の回動に連
動し当該昇降手段の回動軸と直交する方向に扇形状に広
がった面とこの面の外周辺から前記給紙カセットの挿入
方向に突出する外周突出面とこの外周突出面に設けられ
た切り欠き部とを有する残量検知手段と、前記外周突出
面と切り欠き部の位置を検知するセンサと、前記残量検
知手段の回動が停止した時点における前記センサの出力
結果に基づき用紙残量を判定する判定手段と、を具備す
る構成を採る。
【0021】この構成によれば、昇降手段の回動軸に連
動する残量検知手段の外周突出面と切り欠き部の位置の
変化をセンサで検知することにより、底板が停止した時
点におけるセンサ出力に基づいて用紙残量をソフト的に
判断することができる。このため、エンコーダを用いた
場合のように底板の移動中、継続して監視する必要はな
く、電気的な制御回路を不要とすることができる。した
がって、部品点数の削減を図り、低コストを図ることが
できると共に正確な残量検知を実現できる。
【0022】本発明の第6の態様に係る記録装置は、昇
降自在に給紙カセット内に設けられ用紙を積載する底板
と、前記給紙カセットが装着された場合に前記底板を上
昇させる一方、取り外された場合に前記底板を降下させ
るように回動する昇降手段と、この昇降手段の回動に連
動し前記昇降手段の回動軸と直交する方向に扇形状に広
がった面とこの面の外周辺から前記給紙カセットの挿入
方向に突出する外周突出面とこの外周突出面に設けられ
た切り欠き部とを有する残量検知手段と、前記外周突出
面と切り欠き部の位置を検知し前記残量検知手段の回動
に応じてオン/オフを出力するセンサと、前記残量検知
手段の回動が停止した時点で出力されたオン/オフの組
合せに基づき用紙残量を判定する判定手段と、を具備す
る構成を採る。
【0023】この構成によれば、昇降手段の回動軸に取
り付けられた残量検知手段の外周突出面と切り欠き部の
位置の変化をセンサで検知することにより、底板が停止
した時点でセンサから出力されたオン/オフの組合せに
基づいて用紙残量をソフト的に判断することができる。
このため、エンコーダを用いた場合のように底板の移動
中、継続して監視する必要はなく、電気的な制御回路を
不要とすることができる。したがって、部品点数の削減
を図り、低コストを図ることができると共に正確な残量
検知を実現できる。
【0024】本発明の第7の態様は、第6の態様に係る
記録装置において、前記センサは所定の位置に複数個設
けられ、前記残量検知手段の外周突出面及び切り欠き部
と前記複数のセンサとの位置関係は、前記給紙カセット
の装着時に前記複数のセンサの1つが必ずオンするもの
である構成を採る。
【0025】この構成によれば、給紙カセットを装着す
ればセンサの1つが必ずオンすることにより、全てのセ
ンサ出力がオフの場合は給紙カセット未装着と判断する
ことができると共に、いずれかのセンサ出力がオンの場
合は給紙カセット装着済みと判断することができる。し
たがって、全てのセンサ出力がオフの場合に給紙カセッ
ト無しと設定するだけで、それ以外の場合に用紙残量を
検知しつつ、給紙カセットの装着有無を容易に識別する
ことができる。これにより、用紙残量の誤判断を防止す
ると共に、用紙残量検知のための機構を給紙カセットの
装着有無検知のための機構に共用でき、部品点数を大幅
に削減して低コストを図ることができる。
【0026】本発明の第8の態様は、第6の態様に係る
記録装置において、前記センサは所定の位置に複数個設
けられ、前記残量検知手段の外周突出面及び切り欠き部
と前記複数のセンサとの位置関係は、用紙残量の段階が
1つ変化する毎に前記複数のセンサの出力が1つだけ変
化するものである構成を採る。
【0027】この構成によれば、用紙残量の段階が1つ
変化する毎に複数のセンサの出力を1つだけ変化させる
ことにより、用紙残量の変化の順序に従って、例えば、
100%→75%→50%→25%、という順序に従っ
て出力を変化させることができる。このため、例えば、
100%→50%→75%のように、順序が前後しなが
ら変化する事態を確実に防止することができるので、ユ
ーザに装置が故障したとの印象を与える不都合を回避す
ることができる。
【0028】本発明の第9の態様に係る複合機は、昇降
自在に給紙カセット内に設けられ用紙を積載する底板
と、前記給紙カセットが装着された場合に前記底板を上
昇させる一方、取り外された場合に前記底板を降下させ
るように回動する昇降手段と、この昇降手段の回動に連
動し当該昇降手段の回動軸と直交する方向に扇形状に広
がった面とこの面の外周辺から前記給紙カセットの挿入
方向に突出する外周突出面とこの外周突出面に設けられ
た切り欠き部とを有する残量検知手段と、前記外周突出
面と切り欠き部の位置を検知するセンサと、前記残量検
知手段の回動が停止した時点における前記センサの出力
結果に基づき用紙残量を判定する判定手段と、を具備す
る構成を採る。
【0029】この構成によれば、昇降手段の回動軸に連
動する残量検知手段の外周突出面と切り欠き部の位置の
変化をセンサで検知することにより、底板が停止した時
点におけるセンサ出力に基づいて用紙残量をソフト的に
判断することができる。このため、エンコーダを用いた
場合のように底板の移動中、継続して監視する必要はな
く、電気的な制御回路を不要とすることができる。した
がって、部品点数の削減を図り、低コストを図ることが
できると共に正確な残量検知を実現できる。
【0030】本発明の第10の態様に係る複合機は、昇
降自在に給紙カセット内に設けられ用紙を積載する底板
と、前記給紙カセットが装着された場合に前記底板を上
昇させる一方、取り外された場合に前記底板を降下させ
るように回動する昇降手段と、この昇降手段の回動に連
動し前記昇降手段の回動軸と直交する方向に扇形状に広
がった面とこの面の外周辺から前記給紙カセットの挿入
方向に突出する外周突出面とこの外周突出面に設けられ
た切り欠き部とを有する残量検知手段と、前記外周突出
面と切り欠き部の位置を検知し前記残量検知手段の回動
に応じてオン/オフを出力するセンサと、前記残量検知
手段の回動が停止した時点で出力されたオン/オフの組
合せに基づき用紙残量を判定する判定手段と、を具備す
る構成を採る。
【0031】この構成によれば、昇降手段の回動軸に取
り付けられた残量検知手段の外周突出面と切り欠き部の
位置の変化をセンサで検知することにより、底板が停止
した時点でセンサから出力されたオン/オフの組合せに
基づいて用紙残量をソフト的に判断することができる。
このため、エンコーダを用いた場合のように底板の移動
中、継続して監視する必要はなく、電気的な制御回路を
不要とすることができる。したがって、部品点数の削減
を図り、低コストを図ることができると共に正確な残量
検知を実現できる。
【0032】本発明の第11の態様は、第10の態様に
係る複合機において、前記センサは所定の位置に複数個
設けられ、前記残量検知手段の外周突出面及び切り欠き
部と前記複数のセンサとの位置関係は、前記給紙カセッ
トの装着時に前記複数のセンサの1つが必ずオンするも
のである構成を採る。
【0033】この構成によれば、給紙カセットを装着す
ればセンサの1つが必ずオンすることにより、全てのセ
ンサ出力がオフの場合は給紙カセット未装着と判断する
ことができると共に、いずれかのセンサ出力がオンの場
合は給紙カセット装着済みと判断することができる。し
たがって、全てのセンサ出力がオフの場合に給紙カセッ
ト無しと設定するだけで、それ以外の場合に用紙残量を
検知しつつ、給紙カセットの装着有無を容易に識別する
ことができる。これにより、用紙残量の誤判断を防止す
ると共に、用紙残量検知のための機構を給紙カセットの
装着有無検知のための機構に共用でき、部品点数を大幅
に削減して低コストを図ることができる。
【0034】本発明の第12の態様は、第10の態様に
係る複合機において、前記センサは所定の位置に複数個
設けられ、前記残量検知手段の外周突出面及び切り欠き
部と前記複数のセンサとの位置関係は、用紙残量の段階
が1つ変化する毎に前記複数のセンサの出力が1つだけ
変化するものである構成を採る。
【0035】この構成によれば、用紙残量の段階が1つ
変化する毎に複数のセンサの出力を1つだけ変化させる
ことにより、用紙残量の変化の順序に従って、例えば、
100%→75%→50%→25%、という順序に従っ
て出力を変化させることができる。このため、例えば、
100%→50%→75%のように、順序が前後しなが
ら変化する事態を確実に防止することができるので、ユ
ーザに装置が故障したとの印象を与える不都合を回避す
ることができる。
【0036】以下、本発明の一実施の形態について、図
面を参照して詳細に説明する。
【0037】図1は、本発明の一実施の形態に係る用紙
残量検知装置が搭載される記録装置100の概略構成図
である。図1に示すように、本記録装置100は、上部
に原稿の読み取りを行う読取ユニット101を備え、そ
の下方に給紙、転写、記録、定着の処理を実行する本体
ユニット102を備える。本体ユニット102の所定位
置には本記録装置100内の用紙残量に応じた表示を利
用者に示す残量表示部が設けられている。
【0038】本体ユニット102の底部周辺に本用紙残
量検知装置が適用される給紙カセット103が設置され
ている。給紙カセット103は、図1に示す本記録装置
100の正面から抜き取ることができる。この給紙カセ
ット103の構成については後述する。
【0039】給紙カセット103にセットされた用紙束
から最上面の用紙がピックアップローラ104によって
取り出される。なお、図1に示すように本記録装置10
0は、給紙カセット103と同様の給紙カセットを3段
備えている。
【0040】給紙カセット103から取り出された用紙
は、給紙ローラ105によって本体ユニット102の底
部から上方に向けて形成された紙パス106に送り込ま
れる。紙パス106には、複数の搬送ローラ107、1
08及び109が配置されている。
【0041】最も上方に配置された搬送ローラ109に
よって搬送された用紙は、搬送ローラ110によってレ
ジストローラ111に渡される。レジストローラ111
による用紙の搬送先には、図中矢印方向に回転する感光
体ドラム112が配置されている。
【0042】感光体ドラム112の上方には、感光体ド
ラム112の表面に潜像画像を形成するLSU(Laser
Scan Unit)113が配置されている。感光体ドラム1
12に形成された潜像画像に現像材(トナー)を付着さ
せる現像装置114が感光体ドラム112に隣接して配
置されている。現像装置114内部には現像材を攪拌・
搬送する攪拌ローラと感光体ドラム112に現像材を付
着させる現像ローラを備えている。
【0043】感光体ドラム112の下方には、感光体ド
ラム112に現像材が付着することで形成された画像
を、搬送される用紙に転写する転写器115が設置され
ている。なお、感光体ドラム112上の画像と用紙の記
録領域との位置調整はレジストローラ111によって制
御される。
【0044】画像を転写し終わった感光体ドラム112
の表面をクリーニングするクリーニングユニット116
が感光体ドラム112に隣接して配置されている。画像
が転写された用紙は搬送ベルト117によりさらに搬送
される。搬送ベルト117の搬送先には定着ユニット1
18が配置されている。
【0045】定着ユニット118は、定着ローラ119
及び定着ローラ119に対向配置された加圧ローラ12
0を備えている。定着ローラ119が用紙の記録面に熱
を加え、加圧ローラ120が用紙を定着ローラ119と
の間で押圧することにより、用紙に画像が定着する。
【0046】定着ユニット118から排出された用紙
は、排出ローラ121により本体ユニット102の外部
に排出される。本体ユニット102から排出された用紙
は、排紙トレイ122上に受け止められる。
【0047】定着ユニット118と排出ローラ121と
の間に、用紙を本体ユニット102の外部に排出する
か、両面記録を行うための両面パス123に送り込むか
を切り替える切替ガイド124が配置されている。両面
パス123は、切替ガイド124の近傍から下方向に向
かって形成された部分(123A)と、その途中で略水
平方向に向かって形成された部分(123B)とで構成
されている。
【0048】両面パス123に送り込まれた用紙は、反
転ローラ125により両面パス123のうち、下方向に
形成された部分123Aの延長上に形成された反転パス
126に一旦引き込まれる。反転パス126に用紙が引
き込まれると、反転ローラ125が反転し、用紙を両面
パス123のうち、略水平方向に形成された部分123
Bに送り込む。この時点で用紙の表裏が反転する。
【0049】略水平方向に形成された両面パス123B
に送り込まれた用紙は、両面パス123B上に形成され
た搬送ローラ127、128及び129により搬送され
る。両面パス123Bは、搬送ローラ110の下方で紙
パス106に連結されている。搬送ローラ127、12
8及び129により両面パス123Bを搬送し、紙パス
106に送り込まれた用紙は、再度、感光体ドラム11
2の下方に送り込まれ、今度はその裏面に画像が形成さ
れる。
【0050】なお、本記録装置100は、上述した給紙
カセット103のほか、大容量の用紙を給紙可能な大容
量給紙カセット130も備えている。
【0051】図2は、本実施の形態に係る用紙残量検知
装置が適用される給紙カセット103の上面図である。
図3は、本実施の形態に係る用紙残量検知装置が適用さ
れる給紙カセット103の斜視図である。給紙カセット
103は、本記録装置100から図2に示す上方側から
取り外される一方、図2に示す下方側から本記録装置1
00に対して装着される。
【0052】図2及び図3に示すように、給紙カセット
103は、その筐体200の内部に用紙が積載される空
間を有している。筐体200の内部には、用紙束が積載
される底板201が配置されている。底板201は、図
2及び図3に示す右側の一辺で筐体200の底面202
に取り付けられている。後述する昇降手段によりその一
辺を基準として、底板201の図2及び図3に示す左側
部分が昇降可能な構成となっている。
【0053】底板201には、複数の開口部203が形
成されている。図3に示すように、底板201が給紙カ
セット103に取り付けられた状態で開口部203から
用紙ガイド204が露出するようになっている。用紙ガ
イド204は、給紙カセット103に収納される用紙の
側端を揃える役割を果たす。
【0054】図2及び図3に示す筐体200の下端の所
定位置に底板201を上下に昇降する昇降手段の回動軸
205の一端が取り付けられている。回動軸205は、
その一端が筐体200から僅かに突出した状態で筐体2
00に回転自在に支持されている。この回動軸205の
突出した部分に図示しない駆動機構が連結される。この
駆動機構から与えられる回転力に応じて回動軸205が
回転する。
【0055】この駆動機構は、図示しない底板201の
上昇位置を検出するセンサからの出力に応じて回動軸2
05を回転させる。これに応じて、回動軸205に取り
付けられた昇降手段が上下し、底板201の位置が決定
される。
【0056】図3に示すように、筐体200から突出し
た回動軸205の周面にギアが固定されている。このギ
アに噛合する複数のギアを介して回動軸205の回転が
伝達される位置に用紙残量検知部材206が配置されて
いる。用紙残量検知部材206は、筐体200に回動自
在に支持されている。したがって、給紙カセット103
が本記録装置100から取り外された場合には、給紙カ
セット103と一緒に本記録装置100の外部に出る。
【0057】図4は、底板201及び用紙残量検知部材
206周辺の拡大図である。同図に示すように、回動軸
205の駆動機構が連結される側と反対側の端部に、昇
降手段401が取り付けられている。回動軸205から
外側に延びた昇降手段401の一端が底板201の裏面
に当接する。以下、この底板201の裏面に当接する一
端を当接端と呼ぶものとする。
【0058】上述のように、回動軸205の筐体200
から突出した部分には駆動機構が連結される。この駆動
機構が回動軸205を図中に示す矢印A方向に回転させ
ることで、昇降手段401が回動軸205の回転に応じ
て起立した状態となる。これに応じて当接端の位置も上
昇するため、これに応じて底板201の位置も上昇する
こととなる。逆に、駆動機構との連結が外れると、昇降
手段401の当接端が自重により降下するため、回動軸
205が図中に示す矢印B方向に回転し、これに応じて
底板201の位置も降下する。
【0059】なお、昇降手段401は、給紙カセット1
03が本記録装置100に装着されている場合には回動
軸205を介して駆動機構と一体となり、底板201を
所定位置まで上昇させる。一方、給紙カセット103が
本記録装置100から取り外された場合には、昇降手段
401は、駆動機構と分離され、最下位まで降下する。
これに応じて底板201の位置も降下することとなる。
【0060】図5は、用紙残量検知部材206及び昇降
手段401周辺の拡大図である。同図に示すように、用
紙残量検知部材206は、回動軸205に取り付けられ
たギアに複数のギアを介して連結されるギア部501を
有する。また、用紙残量検知部材206は、そのギア部
501の回動支点から外側に向けて扇形状に広がる面
(以下、「扇形状面」という)502を有する。
【0061】扇形状面502の外周辺、すなわち円弧状
の辺の淵部に、扇形状面502と直交する方向、すなわ
ち図5に示す下方向に向けて延びる壁面が形成されてい
る。この壁面は、扇形状面502の外周辺において給紙
カセット103の挿入方向に向けて突出するため、以下
において外周突出面503と呼ぶものとする。
【0062】外周突出面503には、扇形状面502の
外周辺の略中央領域に切り欠き部504が形成されてい
る。つまり、扇形状面502の外周辺の略中央領域に
は、外周突出面503が形成されていない状態となって
いる。
【0063】用紙残量検知部材206は、上述のよう
に、ギア部501及び複数のギアを介して回動軸205
に連結されている。したがって、回動軸205の回転に
応じて用紙残量検知部材206も図中矢印AB方向に回
動するようになっている。
【0064】用紙残量検知部材206が回動する状態の
側面図を図6及び図7に示す。図6は給紙カセット10
3の用紙残量が100%、すなわち略最大許容枚数の用
紙が収納されている場合の状態を示し、図7は給紙カセ
ット103の用紙残量が10%、すなわち、もうすぐ用
紙の補充が必要になる場合の状態を示している。
【0065】給紙カセット103の用紙残量が100%
の場合には、図6に示すように、昇降手段401が略水
平な状態であり、当接端が最下方の位置、すなわち筐体
200の底面202付近まで降下している。これに応じ
て底板201も最下方の位置まで降下した状態となって
いる。
【0066】昇降手段401の当接端が最下方まで降下
した状態の時、用紙残量検知部材206は、図6に示す
ように、扇形状面502の外周辺の下端が筐体200の
底面202よりも下側に沈み込み、切り欠き部504が
図6に示す右側に向いた状態となっている。
【0067】一方、給紙カセット103の用紙残量が1
0%の場合には、図7に示すように、昇降手段401が
ある程度起立した状態であり、当接端が最上方の位置、
すなわち昇降手段401の最高到達点付近まで上昇して
いる。これに応じて底板201も最上方の位置まで上昇
した状態となっている。
【0068】昇降手段401の当接端が最上方の位置付
近まで上昇した状態の時、用紙残量検知部材206は、
図7に示すように、図6に示した状態から図中矢印方向
に回転し、その全体が筐体200の底面202よりも上
方に浮かび上がり、切り欠き部504が上方に向いた状
態となっている。
【0069】本実施の形態に係る用紙残量検知装置は、
このように回動する用紙残量検知部材206の外周突出
面503と切り欠き部504を挟むように複数のセンサ
を配置し、それぞれのセンサの出力に基づいて給紙カセ
ット103の用紙残量を検知するものである。
【0070】図8は、用紙残量検知部材206周辺の拡
大図である。本実施の形態では、図8に示すように、用
紙残量検知部材206の外周突出面503の近傍に第1
センサ801、第2センサ802及び第3センサ803
の3つのセンサを配置している。
【0071】それぞれのセンサは、例えば、発光素子8
04及び受光素子805を有する透過型のセンサで構成
される。発光素子804と受光素子805とは、外周突
出面503の通過位置を挟んで配置され、発光素子80
4からの光が外周突出面503で遮断された場合にその
センサからオン信号が出力される一方、外周突出面50
3がない部分や切り欠き部504で発光素子804から
の光が受光素子805で受光された場合にそのセンサか
らオフ信号が出力される。
【0072】なお、これらのセンサ801〜803は、
本記録装置100の筐体であって、給紙カセット103
の奥側、つまり、給紙カセット103が装着された状態
における用紙残量検知部材206に対応する位置に支持
されている。一方、上述のように、用紙残量検知部材2
06は、給紙カセット103に支持されている。したが
って、給紙カセット103が取り外されると、各センサ
803は、検知領域から検知対象を失うため、全てのセ
ンサ801〜803からオフ信号が出力されることとな
る。
【0073】以下、給紙カセット103の用紙残量と底
板201の状態との関係について説明すると共に、各用
紙残量の場合の用紙残量検知部材206とセンサ801
〜803との位置関係について説明する。
【0074】図9は、給紙カセット103の用紙残量が
100%の場合の側面図である。上述の図8は、給紙カ
セット103の用紙残量が100%の場合における用紙
残量検知部材206とセンサ801〜803との位置関
係を示している。なお、以下に示す給紙カセット103
の側面図には、用紙残量検知部材206とセンサ801
〜803との関係を示す図との整合を取るため、本記録
装置100の正面側から示したものを用いる。
【0075】図6で説明したように、給紙カセット10
3の用紙残量が100%の場合には、昇降手段401の
当接端が最下方の位置、すなわち筐体200の底面20
2付近まで降下し、これに応じて底板201も最下方の
位置にまで降下した状態となっている。
【0076】このとき、本実施の形態では用紙残量検知
部材206を、図8に示す位置に配置するようにしてい
る。具体的には、切り欠き部504が第2センサ802
の検知領域に配置され、第3センサ803の検知領域に
外周突出面503が配置され、第1センサ801の検知
領域には外周突出面503が到達しないようになってい
る。
【0077】このため、第1センサ801及び第2セン
サ802の受光素子805は、発光素子804からの光
を受光し、オフ信号を出力する。一方、第3センサ80
3の受光素子805は、発光素子804からの光を受光
できず、オン信号を出力する。
【0078】図10は、給紙カセット103の用紙残量
が75%の場合の側面図である。図11は、給紙カセッ
ト103の用紙残量が75%の場合における用紙残量検
知部材206とセンサ801〜803との位置関係を示
す図である。
【0079】給紙カセット103の用紙残量が75%の
場合には、昇降手段401の当接端が図9に示す状態か
らわずかに上昇した状態となっている。これに応じて底
板201もわずかに上昇した状態となっている。
【0080】このとき、用紙残量検知部材206の状態
は、図11に示すように、切り欠き部504が第2セン
サ802の検知領域を通過し、第2センサ802及び第
3センサ803の検知領域に外周突出面503が配置さ
れ、第1センサ801の検知領域には外周突出面503
が到達しないようになっている。
【0081】このため、第1センサ801の受光素子8
05は、発光素子804からの光を受光し、オフ信号を
出力する。一方、第2センサ802及び第3センサ80
3の受光素子805は、発光素子804からの光を受光
できず、オン信号を出力する。
【0082】図12は、給紙カセット103の用紙残量
が50%の場合の側面図である。図13は、給紙カセッ
ト103の用紙残量が50%の場合における用紙残量検
知部材206とセンサ801〜803との位置関係を示
す図である。
【0083】給紙カセット103の用紙残量が50%の
場合には、昇降手段401の当接端が図10に示す状態
からわずかに上昇し、給紙カセット103の筐体200
の高さのおよそ半分まで上昇した状態となっている。こ
れに応じて底板201の端部も筐体200の高さのおよ
そ半分まで上昇した状態となっている。
【0084】このとき、用紙残量検知部材206の状態
は、図13に示すように、切り欠き部504が図11に
示した状態からさらに移動し、全てのセンサ801〜8
03の検知領域に外周突出面503が配置されるように
なっている。
【0085】このため、全てのセンサ801〜803の
受光素子805が発光素子804からの光を受光でき
ず、オン信号を出力する。
【0086】図14は、給紙カセット103の用紙残量
が25%の場合の側面図である。図15は、給紙カセッ
ト103の用紙残量が25%の場合における用紙残量検
知部材206とセンサ801〜803との位置関係を示
す図である。
【0087】給紙カセット103の用紙残量が25%の
場合には、昇降手段401の当接端が図12に示す状態
からわずかに上昇した状態となっている。これに応じて
底板201もわずかに上昇した状態となっている。
【0088】このとき、用紙残量検知部材206の状態
は、図15に示すように、切り欠き部504が図13に
示した状態からさらに移動し、第3センサ803の検知
領域に配置され、第1センサ801及び第2センサ80
2の検知領域に外周突出面503が配置されるようにな
っている。
【0089】このため、第1センサ801及び第2セン
サ802の受光素子805は、発光素子804からの光
を受光できず、オン信号を出力する。一方、第3センサ
803の受光素子805は、発光素子804からの光を
受光し、オフ信号を出力する。
【0090】図16は、給紙カセット103の用紙残量
が10%の場合の側面図である。図17は、給紙カセッ
ト103の用紙残量が10%の場合における用紙残量検
知部材206とセンサ801〜803との位置関係を示
す図である。
【0091】給紙カセット103の用紙残量が10%の
場合には、昇降手段401の当接端が図14に示す状態
からわずかに上昇し、給紙カセット103の筐体200
の高さまで上昇した状態となっている。これに応じて底
板201の端部も筐体200の高さまで上昇した状態と
なっている。
【0092】このとき、用紙残量検知部材206の状態
は、図17に示すように、切り欠き部504が図15に
示した状態からさらに移動するが第3センサ803の検
知領域を通過せず、第1センサ801の検知領域に外周
突出面503が配置され、第2センサ802の検知領域
から外周突出面503が通過するようになっている。
【0093】このため、第2センサ802及び第3セン
サ803の受光素子805は、発光素子804からの光
を受光し、オフ信号を出力する。一方、第1センサ80
3の受光素子805は、発光素子804からの光を受光
できず、オン信号を出力する。
【0094】本実施の形態に係る用紙残量検知装置は、
このような給紙カセット103の用紙残量に応じて回動
する用紙残量検知部材206の停止位置に応じて出力さ
れるセンサ801〜803からのオン/オフ信号に基づ
いて用紙残量を判定する。
【0095】以下、このようなセンサ801〜803の
出力に応じて用紙残量を判定する本用紙残量検知装置の
ハード構成について説明する。図18は、本実施の形態
に係る用紙残量検知装置の構成を示すハードブロック図
である。
【0096】CPU1801は、本用紙残量検知装置の
判定手段としての役割を果たし、本用紙残量検知装置全
体の制御を行う。このCPU1801にROM1802
及びRAM1803がバスを介して接続されている。
【0097】ROM1802には、CPU1801が実
行する制御プログラムが格納され、この制御プログラム
を実行することで本用紙残量検知装置の制御が行われ
る。RAM1803は、CPU1801の作業領域とし
ての役割を果たす。
【0098】本実施の形態において、ROM1802に
は、センサ801〜803からの出力と用紙残量とが対
応づけられたセンサ出力テーブルが格納されている。図
19(a)は、ROM1802に格納されたセンサ出力
テーブルの構成を示す図である。なお、図19(b)
は、本実施の形態と異なるセンサ出力テーブルの例を示
すものである。この図19(b)に示すセンサ出力テー
ブルについては後述する。
【0099】図19(a)に示すように、センサ出力テ
ーブルには、0〜5までの6つの行番号が指定され、そ
の行番号に応じてそれぞれのセンサの出力、給紙カセッ
ト103の有無及び給紙カセット103内の用紙残量が
対応づけられている。なお、図19においては、センサ
801〜803から出力されるオフ信号に「0」を割り
当てている一方、オン信号に「1」を割り当てている。
【0100】例えば、行番号2についてみると、センサ
801、センサ802及びセンサ803から出力される
信号がそれぞれオフ信号、オン信号及びオン信号と登録
され、給紙カセット103の有無が「カセットあり」と
登録され、用紙残量が「残量レベル4:用紙残量75
%」と登録されている。
【0101】CPU1801は、用紙残量検知部材20
6の停止位置に応じてセンサ801〜803から出力さ
れるオン/オフ信号と、上述のセンサ出力テーブルに登
録された内容とを比較し、給紙カセット103内の用紙
残量を判定する。
【0102】上述の例でいえば、用紙残量検知部材20
6のある停止位置に応じてセンサ801〜803から出
力されるオン/オフ信号がそれぞれオフ信号、オン信号
及びオン信号であった場合には、この信号に基づいて、
センサ出力テーブルに登録された行番号2の内容を検索
し、用紙残量が75%であることを判定する。
【0103】また、CPU1801に残量表示部180
4及び給紙カセット制御部1805が接続されている。
残量表示部1804は、CPU1801の制御の下、本
記録装置100の利用者に用紙残量を表示する。残量表
示部1804は、例えば、液晶パネルに用紙残量に応じ
たマーク又はメッセージを表示する構成を採る。なお、
LED等で用紙残量を表示するようにしても構わない。
【0104】給紙カセット制御部1805は、CPU1
801の制御の下、給紙カセット1805周辺の構成の
制御を行う。具体的には、上述の駆動機構としての底板
201を上昇させるモータ(以下、「底板上昇モータ」
という)1806、用紙残量検知部材206周辺に配置
されたセンサ801〜803で構成される残量センサ1
807、底板201の上昇位置を検出するためのセンサ
(以下、「底板上昇位置検出センサ」という)1808と
の間において以下の制御を行う。
【0105】底板上昇位置検出センサ1808は、底板
201に積載された用紙束の最上層に配置された用紙の
位置を検出することで、最上層の用紙がピックアップロ
ーラ104で取り出される位置まで底板201が上昇し
たか否かを検出し、検出結果を給紙カセット制御部18
05に通知する。
【0106】最上層の用紙がピックアップローラ104
で取り出される位置まで到達していない場合には、その
旨を示す信号が底板上昇位置検出センサ1808から給
紙カセット制御部1805に出力される。この通知を受
けて、給紙カセット制御部1805は、底板上昇モータ
1806に対して底板201を上昇させるように指示す
る。この指示に応じて底板上昇モータ1806が、最上
層の用紙がピックアップローラ104で取り出される位
置まで底板201を上昇させる。
【0107】この間、残量センサ1807は、用紙残量
検知部材206との位置関係に応じてオン/オフ信号を
給紙カセット1805に出力している。そして、底板2
01が停止したならば、給紙カセット制御部1805
は、その時点で残量センサ1807から出力された信号
をCPU1801に通知する。
【0108】以下、このような構成を有する本用紙残量
検知装置における給紙カセット103の有無及び用紙残
量の検知動作について説明する。図20は、本用紙残量
検知装置における給紙カセット103の有無及び用紙残
量の検知動作を説明するためのフロー図である。
【0109】残量センサ1807を構成するセンサ80
1〜803は、常に用紙残量検知部材206との位置関
係に応じたオン/オフ信号を給紙カセット制御部180
5に出力している。給紙カセット制御部1805は、底
板201の上昇が停止した時点でその出力信号をCPU
1801に通知する。
【0110】この出力信号を受けると、CPU1801
は、まず、センサ801の出力信号を変数sns1に保
存する(ST2001)。次に、センサ802の出力信
号を変数sns2に保存する(ST2002)。次に、
センサ803の出力信号を変数sns3に保存する(S
T2003)。なお、このセンサ801〜803の出力
信号は、RAM1803の一定領域に保存される。
【0111】センサ801〜803の出力信号をRAM
1803に保存した後、センサ出力テーブル上の検索対
象行番号iに、センサ出力テーブルの最小行である0
(行)を入力する(ST2004)。そして、入力した
検索対象行番号iが、センサ出力テーブルの最大行であ
る6(行)未満であるかを判定する(ST2005)。
【0112】検索対象行番号iが6(行)未満であるな
らば、CPU1801は、まず、センサ出力テーブルに
おけるi行のセンサ801の内容を変数mtx1に保存
する(ST2006)。次に、センサ出力テーブルにお
けるi行のセンサ802の内容を変数mtx2に保存す
る(ST2007)。次に、センサ出力テーブルにおけ
るi行のセンサ803の内容を変数mtx3に保存する
(ST2008)。なお、このセンサ出力テーブルにお
けるi行のセンサ801〜803の内容は、RAM18
03の一定領域に保存される。
【0113】次に、CPU1801は、ST2001〜
ST2003で保存したセンサ801〜803のそれぞ
れの出力信号と、センサ出力テーブル上におけるi行の
センサ801〜803のそれぞれの内容が一致するか判
定する(ST2009)。具体的には、変数sns1と
変数mtx1とが、変数sns2と変数mtx2とが、
変数sns3と変数mtx3とがそれぞれ一致するかを
判定する。
【0114】1つでも一致しないものがある場合には、
CPU1801は、ST2010において、検索対象行
番号iを1つ繰り上げた後、ST2005〜ST200
9の処理を行う。
【0115】この処理を繰り返す内にST2009で全
てが一致すると判定した場合には、CPU1801は、
該当した行番号に対応してセンサ出力テーブル上に登録
された給紙カセット103の有無及び用紙残量を、本記
録装置100における現在の状態と判断し(ST201
1)、処理を終了する。
【0116】このとき、残量表示部1804には、CP
U1801の制御の下、本記録装置100における現在
の状態と判断された用紙残量が表示される。
【0117】一方、ST2005〜ST2009の処理
を繰り返す内にST2005で検索対象行番号iが6
(行)以上になったならば、CPU1801は、用紙残
量検知における異常判定とみなす(ST2012)。な
お、用紙残量検知における異常判定を残量表示部180
4に表示することは実施の形態として好ましい。
【0118】以下、具体例を示す。例えば、ST200
1〜ST2003において、変数sns1、sns2、
sns3にそれぞれオフ信号、オン信号、オン信号が保
存されたものとする。すなわち、用紙残量検知部材20
6とセンサ801〜803との位置関係が図11に示す
状態の場合であるものとする。
【0119】ST2004においては、まず、検索対象
行番号iに0が入力される。このため、ST2006〜
ST2007においては、変数mtx1、mtx2、m
tx3にそれぞれオフ信号、オフ信号、オフ信号が保存
される。ST2009の判定においては、全ての変数の
値が一致していないため、処理がST2010を経てS
T2005に戻される。
【0120】今度は、検索対象行番号iに1が入力され
ている。このため、ST2006〜ST2007におい
ては、変数mtx1、mtx2、mtx3にそれぞれオ
フ信号、オフ信号、オン信号が保存される。ST200
9の判定においては、全ての変数の値が一致していない
ため、処理がST2010を経てST2005に戻され
る。
【0121】今度は、検索対象行番号iに2が入力され
ている。このため、ST2006〜ST2007におい
ては、変数mtx1、mtx2、mtx3にそれぞれオ
フ信号、オン信号、オン信号が保存される。ST200
9の判定においては、全ての変数の値が一致しているた
め、この該当行に対応した状態、すなわち、センサ出力
テーブル上の行番号2に対応した「カセットあり」及び
「残量レベル4:75%」が本記録装置100における
現在の状態と判断される。
【0122】このように本実施の形態の用紙残量検知装
置によれば、給紙カセット103内に設けられ用紙を積
載する底板201を昇降させる昇降手段401の回動軸
205に連動する残量検知部材206にセンサ801〜
803の検知領域を通過する外周突出面503と切り欠
き部504とを設け、この外周突出面503と切り欠き
部504の位置の変化をセンサ801〜803で検知す
る。そして、底板201が停止した時点でセンサ801
〜803から出力されるオン/オフ信号に基づいて用紙
残量をソフト的に判断する。このため、エンコーダを用
いた場合のように底板201の移動中、継続して監視す
る必要はなく、電気的な制御回路を不要とすることがで
きる。したがって、部品点数の削減を図り、低コストを
図ることができると共に正確な残量検知を実現すること
ができる。
【0123】なお、本実施の形態では、本記録装置10
0に給紙カセット103が装着された場合には、センサ
801〜803の少なくとも1つは必ずオン信号を出力
するように配置している。一方、給紙カセット103が
取り外された場合には用紙残量検知部材206も給紙カ
セット103と一緒に移動し、センサ801〜803の
検知領域から退避し、全てのセンサ出力がオフ状態とな
る。
【0124】このため、全てのセンサ801〜803か
らオフ信号が出力された場合は給紙カセット103が未
装着と判断することができる一方、センサ801〜80
3のいずれかからオン信号が出力された場合は給紙カセ
ット103が装着済みと判断することができる。したが
って、全てのセンサ出力がオフ状態の場合に給紙カセッ
ト103なしと設定するだけで、それ以外の場合に用紙
残量を検知しつつ、給紙カセット103の装着有無を容
易に識別することができる。これにより、用紙残量の誤
判断を防止すると共に、用紙残量検知のための機構を給
紙カセット103の装着有無検知のための機構に共用で
き、部品点数を大幅に削減して低コストを図ることがで
きる。
【0125】また、本実施の形態では、用紙残量検知部
材206の外周突出面503及び切り欠き部504の位
置を検知する3個のセンサ801〜803を配置してい
る。3個のセンサ801〜803から出力されるオン/
オフ信号の組合せは、数学的に8通り存在する。図19
(b)は、3個のセンサにより判定される用紙残量の8
通りの組合せを示している。
【0126】このように8通り全ての組合せを利用した
場合には、図19(b)に示すように、残量レベル7か
ら残量レベル6に変化する場合や残量レベル4から残量
レベル3に変化する場合のように、2つのセンサ出力が
同時に変化すべきことが予定される。しかし、センサ8
01〜803の取付位置に余裕を持たせた場合、2つの
センサ出力が同時に変化すべきことが予定されているに
も関わらず、それぞれのセンサ出力が時間的に前後して
変化する事態が発生し得る。
【0127】例えば、図19(b)に示す残量レベル7
から残量レベル6へ変化する場合は、センサ803の出
力が先行してオフ状態となることに起因して、残量レベ
ル7からカセット抜けを経由して残量レベル6へ変化す
るか、あるいは、センサ802の出力が先行してオン状
態となることに起因して、残量レベル7から残量レベル
5を経由して残量レベル6へ変化するという事態が生じ
得る。このように意図する残量レベルに直接、移行しな
い場合には、残量レベルを残量表示部1804に表示し
た場合に、ユーザに誤解を与えることとなる。
【0128】本実施の形態の用紙残量検知装置では、こ
のような事態を回避するため、図19(a)に示すよう
にセンサ出力テーブルを設定し、底板201を上昇させ
て用紙残量レベルが変化したときに、センサ801〜8
03の出力を1つだけ変化させるように設定している。
言い換えると、図19(b)に示す2つのセンサ出力が
同時に変化する内容を除去したセンサ出力テーブルの内
容としている。
【0129】これにより、センサ801〜803の取付
位置にある程度余裕を持たせた場合でも、用紙残量の変
化の順序に従って、例えば、残量表示部1804の表示
を100%→75%→50%→25%、という順序に従
って変化させることができる。このため、例えば、残量
表示部1804の表示が100%→50%→75%のよ
うに、順序が前後しながら変化する事態を確実に防止す
ることができるので、ユーザに装置が故障したとの印象
を与える不都合を回避することができる。
【0130】なお、本実施の形態では、用紙残量検知装
置を備えた記録装置100について説明しているが、こ
れに限定されず、用紙の残量を検知する必要がある装置
であれば、どのような装置にも適用することができる。
例えば、プリンタ機能、コピー機能及びファックス機能
のいずれか2つ以上の機能を有する、複合機などに適用
することができる。
【0131】また、本実施の形態では、用紙残量検知部
材206の近傍に配置されるセンサの個数が3個である
場合について説明している。しかし、これに限定され
ず、上述したように、ユーザの誤認識を回避できるよう
にセンサ出力テーブルを設定すれば、3個以上のセンサ
を用いても実現できることは言うまでもない。
【0132】また、本実施の形態では、用紙残量検知部
材206を扇形状面502、外周突出面503及び切り
欠き部504で構成した場合について説明している。し
かし、用紙残量検知部材206は、これに限定されず、
センサ801〜803の検知領域を、本実施の形態のよ
うに通過又は退避できる構成あれば、どのようなものを
用いてもよい。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、部
品点数を削減して、用紙の残量検知を簡易且つ正確に行
うことができ、さらに、用紙残量検知及び給紙カセット
の装着有無を同一機構により判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る用紙残量検知装置
が搭載される記録装置の概略構成図
【図2】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置が適用
される給紙カセットの上面図
【図3】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置が適用
される給紙カセットの斜視図
【図4】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置の底板
及び用紙残量検知部材周辺の拡大図
【図5】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置の用紙
残量検知部材及び昇降手段周辺の拡大図
【図6】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置の用紙
残量検知部材が回動する状態の側面図
【図7】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置の用紙
残量検知部材が回動する状態の側面図
【図8】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置の用紙
残量検知部材周辺の拡大図
【図9】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置におけ
る給紙カセットの用紙残量が100%の場合の側面図
【図10】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置にお
ける給紙カセットの用紙残量が75%の場合の側面図
【図11】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置にお
いて、給紙カセットの用紙残量が75%の場合における
用紙残量検知部材とセンサとの位置関係を示す図
【図12】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置にお
ける給紙カセットの用紙残量が50%の場合の側面図
【図13】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置にお
いて、給紙カセットの用紙残量が50%の場合における
用紙残量検知部材とセンサとの位置関係を示す図
【図14】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置にお
ける給紙カセットの用紙残量が25%の場合の側面図
【図15】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置にお
いて、給紙カセットの用紙残量が25%の場合における
用紙残量検知部材とセンサとの位置関係を示す図
【図16】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置にお
ける給紙カセットの用紙残量が10%の場合の側面図
【図17】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置にお
いて、給紙カセットの用紙残量が10%の場合における
用紙残量検知部材とセンサとの位置関係を示す図
【図18】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置の構
成を示すハードブロック図
【図19】(a)上記実施の形態に係る用紙残量検知装
置のROMに格納されたセンサ出力テーブルの構成を示
す図 (b)上記実施の形態に係る用紙残量検知装置のROM
に格納されたセンサ出力テーブルと異なるセンサ出力テ
ーブルの構成の一例を示す図
【図20】上記実施の形態に係る用紙残量検知装置にお
ける給紙カセットの有無及び用紙残量の検知動作を説明
するためのフロー図
【符号の説明】
100 記録装置 103 給紙カセット 200 筐体(給紙カセット) 201 底板 202 底面 203 開口部 204 用紙ガイド 205 回動軸 206 用紙残量検知部材 401 昇降手段 501 ギア部 502 扇形状面 503 外周突出面 504 切り欠き部 801〜803 センサ 804 発光素子 805 受光素子 1801 CPU 1802 ROM 1803 RAM 1804 残量表示部 1805 給紙カセット制御部 1806 底板上昇モータ 1807 残量センサ 1808 底板上昇位置検出センサ
フロントページの続き Fターム(参考) 3F048 AA01 AB01 BA01 BB05 BB10 CB03 CB15 DB01 DC09 DC10 DC17 EB02 3F343 FA02 FB02 FB03 FC29 GA03 GB01 GC01 GD02 HB03 HC04 KB03 MA02 MA09 MA24

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降自在に給紙カセット内に設けられ用
    紙を積載する底板と、前記給紙カセットが装着された場
    合に前記底板を上昇させる一方、取り外された場合に前
    記底板を降下させるように回動する昇降手段と、この昇
    降手段の回動に連動し当該昇降手段の回動軸と直交する
    方向に扇形状に広がった面とこの面の外周辺から前記給
    紙カセットの挿入方向に突出する外周突出面とこの外周
    突出面に設けられた切り欠き部とを有する残量検知手段
    と、前記外周突出面と切り欠き部の位置を検知するセン
    サと、前記残量検知手段の回動が停止した時点における
    前記センサの出力結果に基づき用紙残量を判定する判定
    手段と、を具備することを特徴とする用紙残量検知装
    置。
  2. 【請求項2】 昇降自在に給紙カセット内に設けられ用
    紙を積載する底板と、前記給紙カセットが装着された場
    合に前記底板を上昇させる一方、取り外された場合に前
    記底板を降下させるように回動する昇降手段と、この昇
    降手段の回動に連動し前記昇降手段の回動軸と直交する
    方向に扇形状に広がった面とこの面の外周辺から前記給
    紙カセットの挿入方向に突出する外周突出面とこの外周
    突出面に設けられた切り欠き部とを有する残量検知手段
    と、前記外周突出面と切り欠き部の位置を検知し前記残
    量検知手段の回動に応じてオン/オフを出力するセンサ
    と、前記残量検知手段の回動が停止した時点で出力され
    たオン/オフの組合せに基づき用紙残量を判定する判定
    手段と、を具備することを特徴とする用紙残量検知装
    置。
  3. 【請求項3】 前記センサは所定の位置に複数個設けら
    れ、前記残量検知手段の外周突出面及び切り欠き部と前
    記複数のセンサとの位置関係は、前記給紙カセットの装
    着時に前記複数のセンサの1つが必ずオンするものであ
    ることを特徴とする請求項2記載の用紙残量検知装置。
  4. 【請求項4】 前記センサは所定の位置に複数個設けら
    れ、前記残量検知手段の外周突出面及び切り欠き部と前
    記複数のセンサとの位置関係は、用紙残量の段階が1つ
    変化する毎に前記複数のセンサの出力が1つだけ変化す
    るものであることを特徴とする請求項2記載の用紙残量
    検知装置。
  5. 【請求項5】 昇降自在に給紙カセット内に設けられ用
    紙を積載する底板と、前記給紙カセットが装着された場
    合に前記底板を上昇させる一方、取り外された場合に前
    記底板を降下させるように回動する昇降手段と、この昇
    降手段の回動に連動し当該昇降手段の回動軸と直交する
    方向に扇形状に広がった面とこの面の外周辺から前記給
    紙カセットの挿入方向に突出する外周突出面とこの外周
    突出面に設けられた切り欠き部とを有する残量検知手段
    と、前記外周突出面と切り欠き部の位置を検知するセン
    サと、前記残量検知手段の回動が停止した時点における
    前記センサの出力結果に基づき用紙残量を判定する判定
    手段と、を具備することを特徴とする記録装置。
  6. 【請求項6】 昇降自在に給紙カセット内に設けられ用
    紙を積載する底板と、前記給紙カセットが装着された場
    合に前記底板を上昇させる一方、取り外された場合に前
    記底板を降下させるように回動する昇降手段と、この昇
    降手段の回動に連動し前記昇降手段の回動軸と直交する
    方向に扇形状に広がった面とこの面の外周辺から前記給
    紙カセットの挿入方向に突出する外周突出面とこの外周
    突出面に設けられた切り欠き部とを有する残量検知手段
    と、前記外周突出面と切り欠き部の位置を検知し前記残
    量検知手段の回動に応じてオン/オフを出力するセンサ
    と、前記残量検知手段の回動が停止した時点で出力され
    たオン/オフの組合せに基づき用紙残量を判定する判定
    手段と、を具備することを特徴とする記録装置。
  7. 【請求項7】 前記センサは所定の位置に複数個設けら
    れ、前記残量検知手段の外周突出面及び切り欠き部と前
    記複数のセンサとの位置関係は、前記給紙カセットの装
    着時に前記複数のセンサの1つが必ずオンするものであ
    ることを特徴とする請求項6記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記センサは所定の位置に複数個設けら
    れ、前記残量検知手段の外周突出面及び切り欠き部と前
    記複数のセンサとの位置関係は、用紙残量の段階が1つ
    変化する毎に前記複数のセンサの出力が1つだけ変化す
    るものであることを特徴とする請求項6記載の記録装
    置。
  9. 【請求項9】 昇降自在に給紙カセット内に設けられ用
    紙を積載する底板と、前記給紙カセットが装着された場
    合に前記底板を上昇させる一方、取り外された場合に前
    記底板を降下させるように回動する昇降手段と、この昇
    降手段の回動に連動し当該昇降手段の回動軸と直交する
    方向に扇形状に広がった面とこの面の外周辺から前記給
    紙カセットの挿入方向に突出する外周突出面とこの外周
    突出面に設けられた切り欠き部とを有する残量検知手段
    と、前記外周突出面と切り欠き部の位置を検知するセン
    サと、前記残量検知手段の回動が停止した時点における
    前記センサの出力結果に基づき用紙残量を判定する判定
    手段と、を具備することを特徴とする複合機。
  10. 【請求項10】 昇降自在に給紙カセット内に設けられ
    用紙を積載する底板と、前記給紙カセットが装着された
    場合に前記底板を上昇させる一方、取り外された場合に
    前記底板を降下させるように回動する昇降手段と、この
    昇降手段の回動に連動し前記昇降手段の回動軸と直交す
    る方向に扇形状に広がった面とこの面の外周辺から前記
    給紙カセットの挿入方向に突出する外周突出面とこの外
    周突出面に設けられた切り欠き部とを有する残量検知手
    段と、前記外周突出面と切り欠き部の位置を検知し前記
    残量検知手段の回動に応じてオン/オフを出力するセン
    サと、前記残量検知手段の回動が停止した時点で出力さ
    れたオン/オフの組合せに基づき用紙残量を判定する判
    定手段と、を具備することを特徴とする複合機。
  11. 【請求項11】 前記センサは所定の位置に複数個設け
    られ、前記残量検知手段の外周突出面及び切り欠き部と
    前記複数のセンサとの位置関係は、前記給紙カセットの
    装着時に前記複数のセンサの1つが必ずオンするもので
    あることを特徴とする請求項10記載の複合機。
  12. 【請求項12】 前記センサは所定の位置に複数個設け
    られ、前記残量検知手段の外周突出面及び切り欠き部と
    前記複数のセンサとの位置関係は、用紙残量の段階が1
    つ変化する毎に前記複数のセンサの出力が1つだけ変化
    するものであることを特徴とする請求項10記載の複合
    機。
JP2002043389A 2002-02-20 2002-02-20 用紙残量検知装置及びこれを用いた記録装置並びに複合機 Expired - Fee Related JP4015860B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002043389A JP4015860B2 (ja) 2002-02-20 2002-02-20 用紙残量検知装置及びこれを用いた記録装置並びに複合機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002043389A JP4015860B2 (ja) 2002-02-20 2002-02-20 用紙残量検知装置及びこれを用いた記録装置並びに複合機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003246495A true JP2003246495A (ja) 2003-09-02
JP4015860B2 JP4015860B2 (ja) 2007-11-28

Family

ID=28658987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002043389A Expired - Fee Related JP4015860B2 (ja) 2002-02-20 2002-02-20 用紙残量検知装置及びこれを用いた記録装置並びに複合機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4015860B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153615A (ja) * 2005-11-10 2007-06-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011148604A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Canon Inc シート給送装置及び画像形成装置
CN104020648A (zh) * 2013-02-28 2014-09-03 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置
WO2015133466A1 (ja) * 2014-03-05 2015-09-11 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート給送装置及び画像形成装置
JP2016190724A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2018127310A (ja) * 2017-02-07 2018-08-16 キヤノン株式会社 シート支持装置及び画像形成装置
JP2019116345A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 キヤノン株式会社 シート給送装置および記録装置
JP2021017342A (ja) * 2019-07-22 2021-02-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 給紙装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153615A (ja) * 2005-11-10 2007-06-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4690952B2 (ja) * 2005-11-10 2011-06-01 株式会社リコー 画像形成装置
JP2011148604A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Canon Inc シート給送装置及び画像形成装置
CN104020648A (zh) * 2013-02-28 2014-09-03 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置
JP2014166911A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
CN105121315A (zh) * 2014-03-05 2015-12-02 京瓷办公信息系统株式会社 片材进给装置及图像形成装置
WO2015133466A1 (ja) * 2014-03-05 2015-09-11 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート給送装置及び画像形成装置
JP6038350B2 (ja) * 2014-03-05 2016-12-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート給送装置及び画像形成装置
US9527684B2 (en) 2014-03-05 2016-12-27 Kyocera Document Solutions Inc. Sheet feeding device and image forming apparatus
JPWO2015133466A1 (ja) * 2014-03-05 2017-04-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート給送装置及び画像形成装置
JP2016190724A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2018127310A (ja) * 2017-02-07 2018-08-16 キヤノン株式会社 シート支持装置及び画像形成装置
JP2019116345A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 キヤノン株式会社 シート給送装置および記録装置
JP7019414B2 (ja) 2017-12-27 2022-02-15 キヤノン株式会社 シート給送装置および記録装置
JP2021017342A (ja) * 2019-07-22 2021-02-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 給紙装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4015860B2 (ja) 2007-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8540236B2 (en) Paper feeding device and image forming apparatus
JP4297912B2 (ja) 給紙装置
RU2325698C2 (ru) Устройство подачи листов и устройство формирования изображения, содержащее устройство подачи листов
US9927753B2 (en) Image forming apparatus
JP2009051632A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
US6113094A (en) Image forming apparatus to control output of paper sheets onto a receiving tray
JP2003246495A (ja) 用紙残量検知装置及びこれを用いた記録装置並びに複合機
US20100320679A1 (en) Sheet stacking apparatus
CN106865283B (zh) 图像形成装置
JP2008127154A (ja) 給紙装置におけるシート材の積載量演算方法、補給量演算方法、及び給紙装置
JP2969853B2 (ja) 用紙収容装置
JP4739139B2 (ja) 給紙装置、及び画像形成装置
JP2007008626A (ja) 画像形成装置
JP2005247482A (ja) 給紙装置
JP2011026124A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2005138973A (ja) シート積載装置及び画像形成装置
JP3641235B2 (ja) 給紙装置
US20110133391A1 (en) Paper feeding apparatus, image forming apparatus and paper feeding method
JP2013123093A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2010116227A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP2009040542A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2006008404A (ja) 画像形成装置
JPH10324436A (ja) 給紙装置
JP2018012596A (ja) シート給送装置、画像形成装置及びシート給送方法
JP4124718B2 (ja) 画像形成装置および用紙の異常検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050124

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070206

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070213

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070413

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070515

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20070821

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070914

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110921

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120921

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130921

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees