JP2003231438A - 車両運転支援装置および車両運転支援システム - Google Patents

車両運転支援装置および車両運転支援システム

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JP2003231438A
JP2003231438A JP2002031412A JP2002031412A JP2003231438A JP 2003231438 A JP2003231438 A JP 2003231438A JP 2002031412 A JP2002031412 A JP 2002031412A JP 2002031412 A JP2002031412 A JP 2002031412A JP 2003231438 A JP2003231438 A JP 2003231438A
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    • F21WINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO USES OR APPLICATIONS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS
    • F21W2103/00Exterior vehicle lighting devices for signalling purposes
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、車両運転支援装置および車両運転
支援システムに関し、人を眩惑させることなく適切に光
ビームを道路路面上に照射することを目的とする。 【解決手段】 自車両の存在を他者に知らせるべく道路
路面上に所定の規則に従って定められたパターンで可視
光ビームを照射するビーム照射機24を設ける。また、
可視光ビームが照射される道路路面を含む領域内に存在
する障害物を検知する要注意対象検知装置40を設け
る。車両22のビーム照射位置と可視光ビームが所定の
パターンで照射されるべき道路路面の位置との間に存在
する障害物が検知された場合、可視光ビームによる可視
光パターンをその障害物を避けたパターンに変更し、ビ
ーム照射機24にその変更されたパターンで可視光ビー
ムを照射させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両運転支援装置
および車両運転支援システムに係り、特に、自車両の存
在を例えば通行人や他車両の運転者に知らせ、或いは、
自車両の進路を自車両の運転者に実景で把握させるべく
道路路面上に所定の光ビームを照射する車両運転支援装
置および車両運転支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平5−238307号公
報に開示される如く、道路路面上に他者が視認可能な光
ビームを照射する車両運転支援装置が知られている。こ
のように他者が視認可能な光ビームが車両走行中におい
て道路路面上に照射されれば、他者は車両からのその光
ビームによる道路路面表示を視認することができる。こ
のため、その光ビームによる道路路面の表示を見た人
は、車両自体を見ることができなくても、車両が近くに
存在することを知ることが可能である。従って、上記従
来の装置によれば、車両の存在を迅速に他者に知らせる
ことができ、車両走行の安全性を向上させることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
装置の如く他者の視認可能な光ビームが道路路面上に照
射される構成において、車両とその照射領域との間に通
行人が存在する場合には、その光ビームが直接に例えば
通行人や他車両の運転者の目に入るおそれがある。ま
た、雨等で濡れた道路路面上に光ビームが照射される
と、高レベルの反射光が通行人等の目に入るおそれがあ
る。更に、道路路面上に光ビームが照射されても、その
道路路面に映し出された表示が路面との関係で視認し難
いものとなることがある。かかる事態が生じた場合に
は、通行人等は光ビームによる道路路面の表示を視認す
ることが困難となり、その結果、車両の存在を認識し難
くなってしまう。しかしながら、上記従来の装置では、
上記した事態を考慮することなく光ビームが照射される
ため、通行人等が車両からの光ビームによる道路路面表
示を視認する際に眩惑することがあった。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、人を眩惑させることなく適切に光ビームを道路
路面上に照射することが可能な車両運転支援装置および
車両運転支援システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、道路路面上に所定のパターンで可視光
ビームを照射するビーム照射手段を備える車両運転支援
装置であって、車両と可視光ビームが照射されるべき道
路路面との間に存在する障害物を検知する障害物検知手
段を備え、前記ビーム照射手段は、前記障害物検知手段
により前記障害物が検知された場合に、該障害物を避け
たパターンで可視光ビームを照射する車両運転支援装置
により達成される。
【0006】本発明において、車両と可視光ビームが照
射されるべき道路路面との間に存在する障害物が検知さ
れた場合、該障害物を避けたパターンで道路路面上に可
視光ビームが照射される。この場合には、可視光ビーム
が障害物に当たることなく、道路路面に可視光ビームに
よる表示が描写される。従って、本発明によれば、その
障害物が人である場合に、その人を眩惑させない範囲で
可視光ビームが照射されるので、適切に自車両の存在を
他に認識させることができ、或いは、自車両の進路をそ
の運転者に把握させることができる。
【0007】上記の目的は、請求項2に記載する如く、
道路路面上に所定のパターンで可視光ビームを照射する
ビーム照射手段を備える車両運転支援装置であって、前
記ビーム照射手段は、所定の偏光特性を有する可視光ビ
ームを照射する車両運転支援装置により達成される。
【0008】本発明において、道路路面上に照射される
可視光ビームは、所定の偏光特性を有する。雨等で濡れ
た道路路面では、入射する光が反射され易く、特に、境
界面(すなわち、路面)に平行な成分が反射され易いと
いう光学的特性がある。従って、上記した可視光ビーム
の偏光特性について光ビームの路面に平行な成分を少な
くすることにより、反射光の強度が小さく抑えられ、可
視光ビームの高レベルの反射光により人が眩惑されるこ
とが回避される。このため、本発明によれば、人を路面
反射により眩惑させることなく適切に自車両の存在を他
に認識させることができ、或いは、自車両の進路をその
運転者に把握させることができる。
【0009】上記の目的は、請求項3に記載する如く、
道路路面上に所定のパターンで可視光ビームを照射する
ビーム照射手段を備える車両運転支援装置であって、前
記ビーム照射手段により可視光ビームが照射される道路
路面の環境状態を検出する環境状態検出手段と、前記環
境状態検出手段の検出結果に基づいて、可視光ビームに
より道路路面に映し出される表示が視認され易くなるよ
うに、前記ビーム照射手段により照射される可視光ビー
ムの光学特性を補正するビーム特性補正手段と、を備え
る車両運転支援装置により達成される。
【0010】本発明において、可視光ビームが照射され
る道路路面の環境状態に基づいて、可視光ビームにより
道路路面に映し出される表示が視認され易くなるよう
に、可視光ビームの光学特性が補正される。この場合に
は、人が視認し易いように道路路面に可視光ビームによ
る表示が描写される。従って、本発明によれば、人を眩
惑させない範囲で適切かつ確実に自車両の存在を他に認
識させることができ、或いは、自車両の進路をその運転
者に把握させることができる。
【0011】この場合、請求項4に記載する如く、請求
項3記載の車両運転支援装置において、前記環境状態検
出手段は、前記ビーム照射手段により可視光ビームが照
射された道路路面における、可視光ビームによる表示が
なされている部分と該表示がなされていない部分とのコ
ントラストを検出することとすればよい。
【0012】また、請求項5に記載する如く、請求項3
又は4記載の車両運転支援装置において、前記ビーム特
性補正手段は、前記ビーム照射手段により照射される可
視光ビームの明度又は色相を補正することとすればよ
い。
【0013】ところで、可視光ビームが道路路面上に照
射されるべき所望のパターンと、実際に照射されている
パターンとが整合しない場合には、所望のパターンが映
し出されるべき道路路面と車両との間に存在する障害物
に可視光ビームが照射されていると判断でき、或いは、
他の車両やインフラが照射する可視光ビームのパターン
が道路路面上に混在していると判断できる。この場合に
は、自車両の走行上注意すべき対象が存在していると判
断できる。
【0014】従って、請求項6に記載する如く、請求項
1乃至5の何れか一項記載の車両運転支援装置におい
て、前記ビーム照射手段により可視光ビームが照射され
る道路路面を撮像する撮像手段と、前記所定のパターン
と、前記撮像手段により撮像された結果として得られる
可視光ビームによる道路路面の表示パターンとが不整合
状態にある場合に、該不整合領域に自車両の走行上注意
すべき対象が存在すると判定する要注意対象判定手段
と、を備えることとすれば、装置側が自車両の走行上注
意すべき対象の存在を判定できるので、車両の安全走行
を確保することが可能となる。
【0015】尚、上記した可視光ビームとは別の可視光
又は非可視光の補助光ビームが道路路面上に所定のパタ
ーンで照射される構成においても、その補助光ビームが
照射されるべき所望のパターンと、実際に照射されてい
るパターンとが整合しない場合には、自車両の走行上注
意すべき対象が存在していると判断できる。
【0016】従って、請求項7に記載する如く、請求項
1乃至5の何れか一項記載の車両運転支援装置におい
て、前記ビーム照射手段により可視光ビームが照射され
る道路路面上に該可視光ビームとは別の補助光ビームを
所定の補助パターンで照射する補助ビーム照射手段と、
前記補助ビーム照射手段により補助光ビームが照射され
る道路路面を撮像する撮像手段と、前記所定の補助パタ
ーンと、前記撮像手段により撮像された結果として得ら
れる補助光ビームによる道路路面の表示パターンとが不
整合状態にある場合に、該不整合領域に自車両の走行上
注意すべき対象が存在すると判定する要注意対象判定手
段と、を備えることとしても、装置側が自車両の走行上
注意すべき対象の存在を判定できるので、車両の安全走
行を確保することが可能となる。
【0017】これらの場合、請求項8に記載する如く、
請求項6又は7記載の車両運転支援装置において、前記
要注意対象検出手段により車両の走行に支障をきたす障
害物が検出された場合に、該障害物を回避する方向に車
両の走行を制御する運転補助制御手段を備えることとす
れば、自車両の走行上注意すべき対象が自車両の走行に
支障をきたす障害物である場合に、運転者が車両操作す
ることなく車両が回避走行するので、車両の安全走行を
確実に確保することができる。
【0018】ところで、運転者の運転集中度が高い場合
には、回避操作を速やかに行うことが可能であるので、
自車両が注意すべき道路路面の領域は小さくても十分で
あると共に、自車両の存在を他に知らせるべき領域も小
さくてよい。一方、運転集中度が低下する場合には、回
避操作が遅れる可能性があるので、その領域は大きい方
が適切であると共に、自車両の存在を他に知らせるべき
領域も大きい方がよく、その存在を早期に知らせる方が
よい。
【0019】従って、請求項9に記載する如く、請求項
1乃至8の何れか一項記載の車両運転支援装置におい
て、運転者の運転集中度を検出する集中度検出手段と、
前記集中度検出手段により検出される運転集中度に応じ
て前記所定のパターンの領域を拡大・縮小するパターン
変更手段と、を備えることとすれば、運転者の運転集中
度に対応した適切な時期に自車両の存在を他に認識させ
ることができる。
【0020】また、請求項10に記載する如く、請求項
7乃至9の何れか一項記載の車両運転支援装置におい
て、運転者の運転集中度を検出する集中度検出手段と、
前記集中度検出手段により検出される運転集中度に応じ
て前記所定の補助パターンの領域を拡大・縮小する補助
パターン変更手段と、を備えることとすれば、運転者の
運転集中度に対応した適切な領域を自車両が注意すべき
道路路面として設定することができる。
【0021】また、請求項11に記載する如く、請求項
1乃至10の何れか一項記載の車両運転支援装置におい
て、前記所定のパターンが格子形状であり、かつ、車速
を検出する車速検出手段と、前記車速検出手段により検
出される車速に応じて前記所定のパターン又は前記所定
の補助パターンの格子間隔を変更する格子間隔変更手段
と、を備えることとすれば、車速に応じた格子間隔を有
するパターンが道路路面上に映し出されるので、自車両
の存在と共にその速度を他に知らせることができる。
【0022】また、請求項12に記載する如く、請求項
7乃至11の何れか一項記載の車両運転支援装置におい
て、前記所定の補助パターンが格子形状であり、かつ、
車速を検出する車速検出手段と、前記車速検出手段によ
り検出される車速に応じて前記所定の補助パターンの格
子間隔を変更する補助格子間隔変更手段と、を備えるこ
ととすれば、自車両が注意すべき道路路面の領域を車速
に対応した密度で監視することができる。
【0023】更に、請求項13に記載する如く、請求項
1乃至12の何れか一項記載の車両運転支援装置におい
て、道路路面上に描かれた交通標示に対応して照射され
る所定周波数帯域の光ビームを検出することにより、自
車両の走行上注意すべき交通標示が存在すると判定する
要注意交通標示判定手段を備えることとすれば、道路路
面上に描かれた交通標示に対応して所定周波数帯域の光
ビームが照射されるインフラが設けられている場合に、
装置側が自車両の走行上注意すべき交通標示の存在を判
定できるので、車両の安全走行を確保することが可能と
なる。
【0024】ところで、請求項14に記載する如く、請
求項1乃至13の何れか一項記載の車両運転支援装置に
おいて、前記所定のパターンが、車両の運動状態に基づ
いて推定される車体外接線であることとすれば、例えば
車両がスリップする場合にもその車両挙動に従ったパタ
ーンで可視光ビームによる表示がなされるので、自車両
の存在と共にその車両挙動を他に知らせることができ、
或いは、その車両挙動を運転者が確認することができ
る。
【0025】また、請求項15に記載する如く、請求項
1乃至13の何れか一項記載の車両運転支援装置におい
て、前記所定のパターンが、車両の旋回可能な旋回限界
線であることとすれば、車両挙動が実際にスリップ等を
起こす状態でなくても、車両の旋回限界線に従ったパタ
ーンで可視光ビームによる表示がなされるので、運転者
が安全に走行できる範囲を確認することができる。
【0026】また、上記の目的は、請求項16に記載す
る如く、道路路面上に所定のパターンで所定周波数帯域
の難視認性光ビームを照射する車両と、前記車両が照射
する難視認性光ビームの有する所定周波数帯域に感度を
有し、該難視認性光ビームにより道路路面に形成される
パターンを易視認性の周波数帯域に変換して表示する変
換器と、を備える車両運転支援システムにより達成され
る。
【0027】本発明において、車両は、道路路面上に所
定のパターンで所定周波数帯域の難視認性光ビームを照
射する。また、変換器は、車両からの難視認性光ビーム
の有する所定周波数帯域に感度を有し、その難視認性光
ビームにより道路路面に形成されるパターンを易視認性
の帯域に変換して表示する。かかるシステムにおいて
は、車両が難視認性光ビームを照射することで、変換器
の表示画面を介して通行人や他車の運転者等が車両の存
在を知ることができ、自車両の運転者がその進路を把握
することができる。従って、本発明においては、車両が
視認性の高い光ビームを照射する必要はないので、人を
眩惑させることなく適切に変換器を介して、自車両の存
在を他に認識させることができ、自車両の進路を自車両
の運転者に把握させることができる。
【0028】尚、本発明において、「難視認性光ビー
ム」とは、人が視認し難い周波数帯域を有する光ビーム
自体のことであり、赤外線等の非可視光のもの、及び、
可視光でも人が視認し難い部分を含む概念である。ま
た、「易視認性の周波数帯域」とは、上記した難視認性
のものよりも人が視認し易い周波数帯域のことである。
【0029】更に、上記の目的は、請求項17に記載す
る如く、道路路面上に所定のパターンで所定周波数帯域
の難視認性光ビームを照射する車両と、前記車両が照射
する難視認性光ビームの有する所定周波数帯域に感度を
有し、照射された難視認性光ビームを易視認性の周波数
帯域に変換することにより発光する材料が路面上に配設
された道路と、を備える車両運転支援システムにより達
成される。
【0030】本発明において、車両は、道路路面上に所
定のパターンで所定周波数帯域の難視認性光ビームを照
射する。また、道路路面上には、車両からの難視認性光
ビームの有する所定周波数帯域に感度を有し、照射され
た難視認性光ビームを易視認性の周波数帯域に変換する
ことにより発光する材料が配設されている。かかるシス
テムにおいては、車両が難視認性光ビームを照射するこ
とにより道路路面上の材料が発光するので、これによ
り、通行人や他車の運転者等が車両の存在を知ることが
できる。従って、本発明においては、車両が視認性の高
い光ビームを照射する必要はないので、人を眩惑させる
ことなく適切に自車両の存在を他に認識させることがで
きる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例であ
る車両運転支援装置20の構成図を示す。また、図2
は、本実施例の車両運転支援装置20を構成する部品
の、車両22における搭載位置を説明するための図を示
す。図1に示す如く、本実施例の車両運転支援装置20
は、4つのビーム照射機24を備えている。ビーム照射
機24は、図2に示す如く車体前部の左右側部それぞれ
に設けられていると共に、車体後部の左右側部それぞれ
に設けられている。車体左前部のビーム照射機24は車
両左前方の道路路面上へ向けて、車体右前部のビーム照
射機24は車両右前方の道路路面上へ向けて、車体左後
部のビーム照射機24は車両左後方の道路路面上へ向け
て、また、車体右後部のビーム照射機24は車両右後方
の道路路面上へ向けて、それそれ、後に詳述する規則に
従って光ビームを照射する。
【0032】各ビーム照射機24は、半導体レーザから
なるビーム発生器26、ビーム整形レンズ28、及び、
偏光整形器30を備えている。ビーム発生器26は、可
視光領域である例えば0.55μmの波長を有する光ビ
ームを発生する。以下、この光ビームを可視光ビームと
称す。ビーム発生器26には、ビーム用電子制御ユニッ
ト(以下、ビームECUと称す)32が接続されてい
る。ビーム発生器26は、ビームECU32からの指令
信号に基づいて、発生する可視光ビームの明度,色相を
変更することができるように構成されている。また、ビ
ーム整形レンズ28は、ビーム発生器26で発生した可
視光ビームを整形する機能を有している。偏光整形器3
0は、ビーム整形レンズ28から出力された可視光ビー
ムを偏光させる機能を有している。
【0033】図3は、本実施例の偏光整形器30の具体
的構成図を示す。本実施例において偏光整形器30は、
図3(A)に示す如く、ガラス板34により構成されて
いる。ガラス板34は、そのガラス面の法線方向と光軸
との角度がブリュースター角となるように配置されてい
る。かかる構成においては、可視光ビームの入射面に垂
直な成分(すなわち、境界面(道路路面)に平行な成
分;横偏光成分)の一部はガラス板34で反射する一
方、入射面に平行な成分(すなわち、境界面に垂直な成
分;縦偏光成分)はガラス板34で反射することなく透
過する。尚、偏光整形器30は、ガラス板34に代え
て、図3(B)に示す如く、可視光ビームの横偏光成分
を反射させかつ縦偏光成分を透過させる偏光子36によ
り構成されることとしてもよい。
【0034】図1に示す如く、各ビーム照射機24は、
また、例えば超音波偏向器又はガルバノミラーにより構
成されるスキャンアクチュエータ38を備えている。ス
キャンアクチュエータ38は、偏光整形器30で偏光さ
れた可視光ビームを走査する機能を有している。スキャ
ンアクチュエータ38には、上記したビームECU32
が接続されている。ビームECU32は、可視光ビーム
によって道路路面に線形状のパターンが表れるようにス
キャンアクチュエータ38を駆動する。スキャンアクチ
ュエータ38は、ビームECU32からの指令に従っ
て、偏光整形器30で偏光された可視光ビームを走査す
る。ビーム照射機24から可視光ビームが車両周辺の道
路路面上に照射されると、道路路面に可視光ビームによ
る表示(可視光表示)が人に視認可能な状態となって映
し出されることとなる。
【0035】車両運転支援装置20は、また、要注意対
象検知装置40を備えている。要注意対象検知装置40
は、上記した4つのビーム照射機24と、4つの補助ビ
ーム照射機42と、4つの撮像装置44と、により構成
されている。補助ビーム照射機42および撮像装置44
は共に、車体前部のグリル中央および車体後部のバンパ
中央並びに車体側部中央の左右それぞれのミラーステイ
に設けられている。車体前部の補助ビーム照射機42は
車両前方の道路路面上へ向けて、車体後部の補助ビーム
照射機42は車両後方の道路路面上へ向けて、車体左側
部の補助ビーム照射機42は車両左側方の道路路面上へ
向けて、また、車体右側部の補助ビーム照射機42は車
両右側方の道路路面上へ向けて、それそれ、後に詳述す
る規則に従って光ビームを照射する。車体前部の撮像装
置44は車両前方の道路路面を、車体後部の撮像装置4
4は車両後方の道路路面を、車体左側部の撮像装置44
は車両左側方の道路路面を、また、車体右側部の撮像装
置44は車両右側方の道路路面を、それぞれ撮像する。
【0036】要注意対象検知装置40は、ビーム照射機
24、補助ビーム照射機42、及び撮像装置44を用い
て、ビーム照射機24により可視光ビームが照射される
道路路面を含む領域内に存在する人や物体等の障害物を
検知すると共に、その領域内に進入する他車両や後述の
インフラ施設等による可視光又は非可視光のパターンを
検知する。
【0037】各補助ビーム照射機42は、赤外線領域で
ある例えば1.0μm〜1.4μm程度の波長を有する
光ビームを発生する半導体レーザからなるビーム発生器
と、ビーム発生器で発生した光ビームを整形するビーム
整形レンズと、ビーム整形レンズから出力された光ビー
ムを走査するスキャンアクチュエータと、を備えてい
る。以下、ビーム照射機42から照射される光ビームを
非可視光ビームと称す。補助ビーム照射機42のスキャ
ンアクチュエータには、上記したビームECU32が接
続されている。ビームECU32は、非可視光ビームに
よって道路路面に格子状のパターンが形成されるように
スキャンアクチュエータを駆動する。このスキャンアク
チュエータは、ビームECU32からの指令に従って、
ビーム整形レンズで発生する非可視光ビームを走査す
る。各補助ビーム照射機42は、車両周囲の予め定めら
れた分割領域内の道路路面上に向けて格子状のパターン
で非可視光ビームを照射する。
【0038】各撮像装置44は、対応する補助ビーム照
射機42の照射領域として予め定められている分割領域
の全道路路面を撮像するカメラ46と、対応の補助ビー
ム照射機42が照射する非可視光ビームの周波数帯域の
成分をも通過させる周波数フィルタ48と、所定の広が
り角度を有する広角レンズ50と、を備えている。各撮
像装置44は、ビーム照射機24が照射する可視光ビー
ムにより道路路面に映し出された表示を撮像すると共
に、対応する補助ビーム照射機42が照射する非可視光
ビームにより道路路面に形成されるパターンを可視光領
域の周波数帯域に変換して撮像する。
【0039】図4は、本実施例において、ビーム照射機
24により可視光ビームが照射されるべき道路路面およ
び補助ビーム照射機42により非可視光ビームが照射さ
れるべき道路路面に、何ら障害物および他車両等による
可視光又は非可視光ビームのパターンが存在しないもの
とした場合に、撮像装置44に撮像される画像を説明す
るための図を示す。尚、図4(A)にはビーム照射機2
4,42が照射するビームをその伝播方向と直交する方
向から見た場合の側面視を、図4(B)にはビーム照射
機24,42が照射するビームにより道路路面上に形成
されるパターンを撮像装置44のカメラ視点で見た場合
の鳥瞰視を、また、図4(C)にはビーム照射機24,
42が照射するビームにより道路路面上に形成されるパ
ターンを上方から見た場合の平面視を、それぞれ示す。
また、図4(A)〜(C)においては、可視光ビームに
よるパターン(以下、可視光パターンと称す)を破線
で、また、非可視光ビームによるパターン(以下、非可
視光パターンと称す)を実線で、それぞれ示す。
【0040】道路路面に何ら障害物や他車両等による可
視光又は非可視光ビームのパターンが存在しないものと
した場合には、図4(特に、(B)及び(C))に示す
如く、可視光ビームおよび非可視光ビームにより道路路
面に形成されるパターンがそれぞれ通常どおり線形状,
格子形状となるので、撮像装置44による画像に映るそ
れらのパターンも、道路路面の線形状,格子形状に合致
したものとなる。
【0041】一方、車両22におけるビーム照射位置と
ビームが照射されるべき道路路面との間に障害物が存在
する場合には、その障害物にビームが当たるため、可視
光ビーム又は非可視光ビームにより道路路面に形成され
るパターンが所望の形状とならない。この場合には、撮
像装置44による画像に映るパターンも、道路路面にお
ける所望の線形状および所望の格子形状に合致したもの
とはならない。また、道路路面に自己の車両22による
ビームのパターンと共に、他車両等による可視光又は非
可視光ビームのパターンとが混在する場合には、自車両
22のビームにより道路路面に形成されるパターンは所
望の形状とは一致するが、他車両等のものも含めた全ビ
ームにより道路路面に形成されるパターンは自車両22
における所望の形状とは完全一致しない。この場合に
は、撮像装置44による画像に映るパターンも、道路路
面における自車両22における所望の線形状および所望
の格子形状に完全合致したものとはならない。
【0042】図1に示す如く、各撮像装置44には、ビ
ームECU32が接続されている。撮像装置44で撮像
された画像は、ビームECU32に供給される。ビーム
ECU32は、撮像装置44からの画像を処理すること
により可視光ビームによるパターンおよび非可視光ビー
ムによるパターンをそれぞれ抽出する。そして、撮像画
像におけるそれらの抽出したパターンの位置が、可視光
ビームおよび非可視光ビームが照射される道路路面に何
ら障害物等が存在しないものとした場合に実現されるパ
ターンの位置と略一致するか否かを判別する。
【0043】その結果、両パターンの位置が一致しない
と判別した場合にはその一致しない部分における位置に
障害物が存在すると判定する。一方、両パターンの位置
は一致するが、撮像画像に他のパターンがある場合には
自車両22と他車両等とが相対的に近づいている状態に
あると判定し、その撮像画像における他のパターンを他
車両等の要注意対象として把握する。ビームECU32
には、車室内の運転者に視認可能な位置に配設された表
示ディスプレイ52、及び、車室内に向けて音声を出力
する警報スピーカ54が接続されている。
【0044】図5は、本実施例の表示ディスプレイ52
の表示画面の一例を表した図を示す。本実施例におい
て、表示ディスプレイ52には、車両22を上面から見
たものとした場合の各補助ビーム照射機42および各撮
像装置44の搭載位置並びにビーム照射機24の搭載位
置と共に、各ビーム照射機24,42の照射領域および
撮像装置44の撮像領域が模式的に表示される。尚、図
5においては、各ビーム照射機24の照射領域が斜線で
示されると共に、各撮像装置44の撮像領域がビーム照
射機24の照射領域を含む点線で囲まれる領域であっ
て、対応の補助ビーム照射機42の照射領域よりも僅か
に広い領域である。
【0045】ビームECU32は、撮像装置44からの
画像に基づいてビームによるパターンの上記した不整合
状態を検知した場合、表示ディスプレイ52にその不整
合位置に対応する障害物の位置または他車両等によるパ
ターンの位置を明示させると共に、警報スピーカ54に
所定の領域内に障害物等が存在する旨の音声を出力させ
る。この場合、表示ディスプレイ52には障害物等の位
置が模式的に表示されると共に、警報スピーカ54から
は音声案内が発せられる。
【0046】ビームECU32には、また、ブレーキE
CU60及びステアリングECU62が接続されてい
る。ブレーキECU60は、車両22の制動力をブレー
キアクチュエータを用いて制御する。また、ステアリン
グECU62は、車両22を操舵するうえで必要な操舵
力を操舵アクチュエータを用いて制御する。ビームEC
U32は、撮像装置44からの画像に基づいて実パター
ンの位置と理想パターンの位置との不一致状態を判定し
た場合には、表示ディスプレイ52及び警報スピーカ5
4を駆動すると共に、車両22が障害物に衝突しないよ
うに制動させるべくブレーキECU60に制動力制御信
号を供給し、或いは、車両22が障害物に衝突しないよ
うに操舵させるべくステアリングECU62に操舵力制
御信号を供給する。この場合、ブレーキECU60又は
ステアリングECU62は、ビームECU32からの指
令に従って、車両22が障害物に衝突しないように制動
力又は操舵力を発生させる。
【0047】ブレーキECU60は、車速センサ等を用
いて車両22の車速を検出すると共に、ヨーレートセン
サや前後加速度センサ,横加速度センサ等を用いて車両
22の運動状態量を検出する。また、ステアリングEC
U62は、舵角センサ等を用いて車両22の舵角を検出
すると共に、操舵トルクセンサ等を用いて車両22の操
舵力を検出する。これらの検出信号はすべて、ビームE
CU32に供給されている。ビームECU32は、ブレ
ーキECU60及びステアリングECU62からのセン
サ信号に基づいて、車速、運動状態量、舵角、及び操舵
力を検出する。
【0048】ビームECU32には、更に、車室内の運
転席正面上部に配設されたカメラ64が接続されてい
る。カメラ64は、運転者の顔に指向されており、運転
者の顔を撮像する。カメラ64で撮影された画面は、ビ
ームECU32に供給されている。ビームECU32
は、カメラ64からの画像に基づいて運転者の運転集中
度を検出する。
【0049】運転者が集中して運転している場合には、
運転者が車両前方に顔を向けて運転する状態が継続す
る。一方、運転者が集中することなく運転している場合
には、運転者が車両前方に顔を向けることなく運転する
状態が頻発する。運転者が車両前方に顔を向けて運転す
る場合は、カメラ64からの画像に運転者の顔が左右対
称に現れる。一方、運転者が車両前方に顔を向けること
なく運転する場合は、カメラ64からの画像に運転者の
顔が非対称となって現れる。従って、ビームECU32
は、カメラ64からの画像について運転者の顔の部分を
検出すべくエッジ処理を行い、そのエッジの分布状態に
基づいて運転者が正面を向いているか或いは脇見をして
いるか否かを判別する。そして、運転者が正面を向く状
態の継続時間に基づいて運転集中度を検出する。
【0050】次に、本実施例の車両運転支援装置20の
ビーム照射機24が可視光ビームを照射すべき道路路面
上の領域について説明する。
【0051】本実施例において、ビームECU32は、
まず、検出した車速、運動状態量、舵角、及び操舵力に
基づいて車両22が走行すると推定される走行軌跡を算
出し、その走行軌跡を走行した場合に車体が通過する部
分と通過しない部分との左右それぞれの境界線、すなわ
ち、車体最外部が接する線(以下、車体外接線と称す)
を算出する。そして、両車体外接線を可視光ビームによ
り道路路面に映し出すべき線として割り当て、両車体外
接線から車速や加速度,減速度に応じた分だけ抽出す
る。ビームECU32は、それぞれ抽出した部分が共に
可視光パターンとして道路路面上に適当な位置に映し出
されるように、左右2つのビーム照射機24のスキャン
アクチュエータ38をそれぞれ駆動する。
【0052】図6は、本実施例において、車両22がス
リップする状況下で可視光ビームにより道路路面に映し
出される可視光パターンを模式的に表した図を示す。車
両22が直進する場合には、道路路面上に映し出される
可視光ビームによる可視光パターンが、ほぼ車体側面に
沿ったものとなる。また、車両22がスリップすること
なく前進旋回する場合には、可視光パターンが、旋回内
側については車体内側後部に沿ったものとなり、旋回外
側については車体外側前部に沿ったものとなる。一方、
車両22がスリップする場合には、可視光パターンが、
図6に示す如く、車両22の運動状態に基づく車体外接
線に沿ったものとなる。
【0053】このように、本実施例によれば、車両22
が走行すると予想される軌跡に従った可視光パターン
を、人が視認可能な可視光領域で照射される可視光ビー
ムにより道路路面に映し出すことができる。かかる表示
がなされると、通行人や他車の運転者等は、目視ではそ
の車両自体を見ることが不可能であっても、その道路路
面の表示を視認することにより、車両が近くに存在する
ことを知ることが可能となる。従って、本実施例の車両
運転支援装置20によれば、道路路面への視認可能な表
示により自車両の存在について他者に注意を喚起し、自
車両の存在を他者に迅速に知らせることができると共
に、自車両の進路を自車両の運転者に把握させることが
できる。これにより、車両22を走行させる際の安全性
を向上させることが可能となっている。
【0054】尚、この際、道路路面に映し出される可視
光パターンは、車両22の運動状態から導き出される車
両挙動に応じたもの、具体的には、車両22が走行する
と推定される走行軌跡の車体外接線である。通行人や他
車の運転者等は、車両が近くに存在することと共に更
に、自車両の運転者も含めて、その車両が走行すると予
想される領域を把握することができる。従って、本実施
例においては、自車両の存在と共にその車両挙動を他者
に知らせることができ、また、その車両挙動を運転者に
確認させることができ、これにより、車両走行上の安全
性を更に向上させることが可能となっている。
【0055】図7は、本実施例において車体前部左右に
それぞれ設けられたビーム照射機24が照射する可視光
ビームによる可視光パターンの位置および車両進行方向
長さの設定手法を説明するための図を示す。図7(A)
には車両22が停車している場合及び微低速で走行する
場合を、図7(B)には車両22が高速で走行する場合
及び加速・発進する場合を、それぞれ示している。
【0056】車両22が停車している場合や微速走行す
る場合は、制動による停車距離が比較的短いので、車両
22が存在することを前方遠方の人等に知らせなくても
十分に安全走行が確保される。一方、車両22が高速走
行する場合や加速・発進する場合は、制動による停車距
離が比較的長いので、車両22の安全走行を確保するう
えでは、その存在を前方遠方の人等に知らせることが必
要となる。
【0057】そこで、図7に示す如く、車両22が停止
している場合及び微速走行する場合には、車両近傍に車
両進行方向長さの短い可視光パターンが道路路面上に映
し出されるように、車体前部のビーム照射機24から可
視光ビームが照射される。一方、車両22が高速走行す
る場合及び加速・発進する場合には、車両遠方に車両進
行方向長さの長い可視光パターンが映し出されるように
可視光ビームが照射される。すなわち、本実施例におい
て、車体前部のビーム照射機24が照射する可視光ビー
ムによる可視光パターンは、その車両に対する前方位置
およびその長さが車両22の前方への速度・加速度に応
じて変更されるようになっている。従って、本実施例に
おいては、車両22の前方への速度・加速度に応じた可
視光パターンが車両前方の道路路面に映し出されるの
で、周囲の通行人や他車の運転者等にその車両22の速
度・加速度状態をある程度把握させることができると共
に、必要かつ十分に自車両の存在を他者に知らせること
が可能となっている。
【0058】図8は、本実施例において車体後部左右に
それぞれ設けられたビーム照射機24が照射する可視光
ビームによる可視光パターンの位置および車両進行方向
長さの設定手法を説明するための図を示す。図8(A)
には車両22が前方に定速走行する場合を、図8(B)
には車両22が減速する場合及び後退する場合を、それ
ぞれ示している。
【0059】車両22が定速走行する場合は、その車両
22の走行が後続の車両の走行に影響を与えるものでは
ないので、自車両22の走行状態を後続車両の運転者等
に知らせることは不要である。一方、車両22が減速す
る場合や後退する場合は、その走行が後続の車両の走行
に影響を与えるものであるので、自車両22の走行状態
(すなわち、減速,後退)を後続車両の運転者等に速や
かに知らせる必要がある。
【0060】そこで、図8に示す如く、車両22が定速
走行する場合には、車両近傍に車両進行方向長さの短い
可視光パターンが道路路面上に映し出されるように、車
体後部のビーム照射機24から可視光ビームが照射され
る。一方、車両22が減速する場合及び後退する場合に
は、比較的車両遠方に車両進行方向長さの中程度の可視
光パターンが映し出されるように可視光ビームが照射さ
れる。すなわち、本実施例において、車体後部のビーム
照射機24が照射する可視光ビームによる可視光パター
ンは、その車両に対する後方位置およびその長さが車両
22の後方への源速度および後退の有無に応じて変更さ
れるようになっている。従って、本実施例においては、
車両22の後方への源速度及び後退の有無に応じた可視
光パターンが車両後方に映し出されるので、周囲の通行
人や他車の運転者等にその車両22の減速度状態・後退
の有無を把握させることができ、特に、後続する車両の
運転者に対して減速についての注意を喚起することがで
きる。
【0061】図9は、本実施例において、車両22が旋
回する際にビーム照射機24が照射する可視光ビームに
よる可視光パターンの位置の設定手法を説明するための
図を示す。図9に示す如く、車両22が旋回走行する場
合には、車速、舵角、ヨーレート等の車両運動状態に基
づいた車両22が走行すると予想される走行軌跡に沿っ
て可視光パターンが道路路面上に映し出されるように、
ビーム照射機24から可視光ビームが照射される。
【0062】すなわち、本実施例において、ビーム照射
機24が照射する可視光ビームによる可視光パターン
は、車両運動状態に応じて位置変化する。従って、本実
施例においては、車両22の運動状態に応じた可視光パ
ターンが道路路面に映し出されるので、周囲の通行人や
他車の運転者等、特に、交差点等における横断歩道の歩
行者や、巻き込まれる可能性のある後続のバイク,自転
車等の運転者にその車両22の予想走行軌跡を知らせる
ことが可能となっている。このため、本実施例によれ
ば、車両22が走行するうえでの安全性を向上させるこ
とができる。
【0063】図10は、本実施例において、車両22が
後退駐車する際に車体後部左右にそれぞれ設けられたビ
ーム照射機24が照射する可視光ビームによる可視光パ
ターンの位置の設定手法を説明するための図を示す。図
10に示す如く、運転者がシフトレバーをパーキング位
置に操作することにより車両22が後退駐車する場合に
は、車両22が走行すると予想される走行軌跡に沿って
一定の長さを有する可視光パターンが車両後方の道路路
面上に映し出されるように、車体後部のビーム照射機2
4から可視光ビームが照射される。
【0064】すなわち、本実施例において、車両後部の
ビーム照射機24が照射する可視光ビームによる可視光
パターンは、車両運動状態に応じて位置変化する。従っ
て、本実施例においては、後退駐車時に車両運動状態に
応じた可視光パターンが車両後方の道路路面に映し出さ
れるので、周囲の人や他車の運転者等、特に、駐車スペ
ース内にいる人にその車両22が後退することおよびそ
の際の予想走行軌跡を知らせることができ、また、車両
22の運転者にとっては道路路面に映し出された可視光
パターンを実景で見ることができる。このため、本実施
例によれば、駐車時における安全性を向上させることが
できると共に、駐車操作をアシストすることができる。
【0065】また、運転者の運転集中度が高い場合は、
車両22が走行上支障をきたす状況に陥ったとしても、
運転者が速やかにその回避操作を行うことが可能である
ので、車両運転支援装置20において監視すべき道路路
面の領域は小さくても十分であり、また、自車両22の
存在を通行人等に知らせるべき領域も小さくてよい。一
方、運転者が脇見を頻繁に行いその運転集中度が低下す
る場合は、車両22が走行上支障をきたす状況に陥った
際に運転者による回避操作が遅れる可能性があるので、
車両運転支援装置20において監視すべき道路路面の領
域は大きくする必要があると共に、自車両22の存在を
他者に早期に知らせることが適切である。
【0066】そこで、本実施例においては、検出された
運転者の運転集中度の度合いに応じた車両進行方向長さ
を有する可視光パターンが道路路面上に映し出されるよ
うに、具体的には、運転集中度が比較的高い場合には長
さの短い可視光パターンが、また、運転集中度が比較的
低い場合には車両進行方向へ向けて長さの延長された可
視光パターンが道路路面上に映し出されるように、ビー
ム照射機24から可視光ビームが照射される。すなわ
ち、ビーム照射機24が照射する可視光ビームによる可
視光パターンは、その車両進行方向長さが運転者の運転
集中度に応じて拡大・縮小されるようになっている。
【0067】従って、本実施例においては、運転者の運
転集中度に応じた車両進行方向長さの可視光パターンが
道路路面に映し出されるので、運転集中度が低い場合に
は車両22の存在を早期に他者に知らせることが可能と
なり、これにより、運転者の運転集中度に対応した適切
な時期に自車両22の存在を他者に認識させることが可
能となっている。
【0068】また、この際、検出された運転者の運転集
中度の度合いに応じた車両進行方向長さを有する非可視
光パターンが道路路面上に形成されるように、具体的に
は、運転集中度が比較的高い場合には長さの短い非可視
光パターンが、また、運転集中度が比較的低い場合には
車両進行方向へ向けて長さの延長された非可視光パター
ンが道路路面上に形成されるように、補助ビーム照射機
42から非可視光ビームが照射される。すなわち、補助
ビーム照射機42が照射する非可視光ビームによる非可
視光パターンは、その車両進行方向長さが運転者の運転
集中度に応じて拡大・縮小されるようになっている。
【0069】従って、本実施例においては、運転者の運
転集中度に応じた車両進行方向長さの非可視光パターン
が道路路面に形成されるので、運転集中度が低い場合に
は車両22から比較的遠方までの領域を自車両22が注
意すべき要注意対象が存在するか否かの監視領域として
設定することができ、これにより、運転者の運転集中度
に対応した適切な領域を自車両22が注意すべき道路路
面として適用することができる。
【0070】更に、本実施例において、補助ビーム照射
機42は、車両22の車速に応じた格子間隔を有する非
可視光パターンが道路路面上に形成されるように、具体
的には、車速が大きいほど格子間隔が大きく、車速が小
さいほど格子間隔が小さい非可視光パターンが道路路面
上に形成されるように非可視光ビームを照射する。すな
わち、補助ビーム照射機42が照射する非可視光ビーム
による非可視光パターンは、その格子間隔が車速に応じ
て変更されるようになっている。
【0071】従って、本実施例においては、車速に応じ
た格子間隔を有する非可視光パターンが道路路面に形成
されるので、車速が小さい場合には障害物等の要注意対
象が存在するか否かについて自車両が注意すべき道路路
面の領域内を高密度で監視することができ、これによ
り、自車両が注意すべき道路路面の領域を車速に対応し
た密度で監視することが可能となっている。
【0072】次に、本実施例の車両運転支援装置20の
動作について説明する。
【0073】本実施例において、ビームECU32は、
ビーム照射機24から可視光ビーム照射し、補助ビーム
照射機42から非可視光ビームを照射する状況下、撮像
装置44からの画像を処理することにより可視光ビーム
によるパターンおよび非可視光ビームによるパターンを
それぞれ抽出し、それらの抽出したパターンの位置がそ
れぞれ所望の位置と略一致するか否かを判別する。その
結果、両パターンの位置が一致すると判別する場合に
は、車両22におけるビーム照射位置とそのビームが照
射されるべき道路路面との間に障害物が存在していない
と判断できるので、ブレーキECU60およびステアリ
ングECU62に対してブレーキ指令およびステアリン
グ指令を行わない。
【0074】一方、ビームECU32は、抽出した両パ
ターンの位置が所望のものと一致しないと判別する場合
には、車両22におけるビーム照射位置とそのビームが
照射されるべき道路路面との間に障害物が存在すると判
断できるので、かかる不一致地点に障害物が存在すると
して、表示ディスプレイ52および警報スピーカ54を
駆動すると共に、車両22がその障害物に衝突しないよ
うに制動・操舵させるべく、ブレーキECU60に対し
て制動力制御信号,ステアリングECU62に対して操
舵力制御信号を供給する。
【0075】この場合、表示ディスプレイ52は障害物
位置を模式的に表示し、警報スピーカ54はその旨の音
声案内を行い、また、ブレーキECU60およびステア
リングECU62はビームECU32からの指令に従っ
て制動力又は操舵力を発生させる。従って、本実施例に
よれば、自車両22の走行上回避すべき障害物の存在を
判定できるので、その旨の運転者への注意を喚起できる
と共に、車両22と障害物との衝突を運転者の車両操作
によることなく回避することができる。これにより、車
両の安全走行が確保されることとなる。
【0076】また、ビームECU32は、抽出した両パ
ターンの位置がその全体として所望のものに完全一致す
るか否かを判別する。その結果、両パターンの位置が一
致する一方で完全一致しないと判別された場合には、道
路路面に自己のビームによるパターンと他車両等のビー
ムによるパターンとが混在していると判断できるので、
自車両22に相対的に近づく他車両等が存在するとし
て、表示ディスプレイ52および警報スピーカ54を駆
動する。
【0077】この場合、表示ディスプレイ52は他車両
等のビームによるパターンを視認性よく模式的に表示
し、警報スピーカ54はその旨の音声案内を行う。従っ
て、本実施例によれば、自車両22の走行上注意が必要
な障害物が相対的に近づいていることを判定できるの
で、その旨の運転者への注意を喚起することができる。
これにより、車両の安全走行が確保されることとなる。
【0078】図11および図12は、本実施例における
インフラ施設を説明するための図を示す。本実施例にお
いて、インフラ施設は、道路に沿って配設された多数の
ビーム照射機80を備えている。各ビーム照射機80
は、上記した補助ビーム照射機42と同様に、赤外線領
域である波長を有する非可視光ビームを発生する半導体
レーザからなるビーム発生器を備えている。インフラ施
設は、交差点を横切る歩行者のために道路路面上に白線
で描かれた横断歩道82等の交通標示を有している。交
差点に設けられたビーム照射機80は、図11に示す如
く、道路路面上に向けて横断歩道82の外延を囲むよう
なパターンで非可視光ビームを照射する。
【0079】また、道路に沿って設けられたビーム照射
機80は、通常、道路の路肩に沿ったパターンで線が形
成されるように非可視光ビームを照射する。インフラ施
設は、道路脇に一定間隔で設けられた障害物検知センサ
(図示せず)を有している。この障害物検知センサは、
道路に駐車された車両等の障害物を検知するためのセン
サである。インフラ施設が障害物検知センサを用いて道
路に駐車車両等の障害物が存在することを検知した場
合、道路に沿って設けられたビーム照射機80は、図1
2に示す如く、その障害物を避けたパターンで線が形成
されるように非可視光ビームを照射する。
【0080】インフラ施設によりこのように車両と同様
にビームによるパターンが道路路面に形成される場合に
は、車両22の撮像装置44がインフラ施設側の照射す
る非可視光ビームの周波数帯域に感度を有すれば、車両
22において撮像装置44による画像に基づいて、自車
両22が横断歩道82や路肩等に近づいているのを判別
することが可能となる。この場合には、運転者の操作に
よらずに、車両22のインフラ施設への接近状態に基づ
いて、表示ディスプレイ42や警報スピーカ54を用い
て運転者にその旨の注意を喚起することが可能となり、
また、ブレーキやステアリングによる車両走行制御を行
うことが可能となる。
【0081】このように、本実施例の車両運転支援装置
20によれば、要注意対象検知装置40を用いて自車両
22が走行するうえで注意すべき横断歩道等のインフラ
や人,他車両等の障害物の存在を判定することができる
と共に、その判定結果を用いて車両22の走行制御や運
転者への注意喚起を行うことができる。このため、本実
施例の車両運転支援装置20によれば、車両22が走行
する際の安全性を向上させることが可能となっている。
【0082】尚、インフラ施設側が照射する非可視光ビ
ームの周波数帯域と、車両が照射する非可視光ビームの
周波数帯域とを互いに異ならせることとしてもよい。か
かる構成によれば、撮像画像に自車両によるパターン以
外のパターンが混在する場合に、そのパターンがインフ
ラ側のものであるのか或いは他車両のものであるのかを
区別することができるので、車両制御を木目細かく行う
ことが可能となる。また、インフラ施設側が照射する非
可視光ビームの周波数帯域を車両走行上の危険度に応じ
て異ならせることとしてもよい。この場合には、車両が
通常時は通過する横断歩道等の交通標示と、車両の進入
が禁止される路肩とを区別することができるので、車両
制御を木目細かく行うことが可能となる。
【0083】ところで、本実施例においては、0.55
μmの波長を有する可視光ビームがビーム照射器24か
ら道路路面上に照射されるが、かかる波長の可視光ビー
ムが人の目に入ると、その人を眩惑させることとなり、
自車両22の存在を適切に他者に認識させることが困難
となると共に、その人にダメージを与えることとなる。
従って、ビーム照射器24から照射される可視光ビーム
が人の目に入らないようにする必要がある。
【0084】図13は、本実施例において、車両22の
ビーム照射位置と可視光ビームが照射されるべき道路路
面の位置との間に人90が進入していない場合と進入し
ている場合とで、可視光ビームが照射される道路路面上
の照射領域を比較した図を示す。尚、図13(A)には
人90が進入していない場合を、図13(B)には人9
0が進入している場合を、それぞれ示す。また、図14
は、本実施例において、車両22のビーム照射位置と可
視光ビームが照射されるべき道路路面の位置との間に人
90が進入する場合に、可視光ビームが照射される道路
路面上の照射領域を設定する手法を説明するための図を
示す。
【0085】尚、図14(A)にはビーム照射機24,
42が照射するビームをその伝播方向と直交する方向か
ら見た場合の側面視を、図14(B)にはビーム照射機
24,42が照射するビームにより道路路面上に形成さ
れるパターンを撮像装置44のカメラ視点で見た場合の
鳥瞰視を、図14(C)にはビーム照射機24,42が
照射するビームにより道路路面上に形成されるパターン
を上方から見た場合の平面視を、また、図14(D)に
は本実施例において可視光ビームにより道路路面上に形
成される可視光パターンを変更した後の状況を上方から
見た場合の平面しを、それぞれ示す。また、図14
(A)〜(D)においては、可視光ビームによる可視光
パターンを破線で、また、非可視光ビームによる非可視
光パターンを実線で、それぞれ示す。
【0086】図13(A)に示す如く、車両22のビー
ム照射位置と可視光ビームが所望のパターンで照射され
るべき道路路面の位置との間に人90が進入していない
場合は、車両22のビーム照射器24から照射される可
視光ビームによって道路路面に映し出されるパターン、
および、補助ビーム照射器42から照射される非可視光
ビームによって道路路面に形成されるパターンは共に通
常どおり所望のパターンとなる。一方、車両22のビー
ム照射位置と可視光ビームが所望のパターンで照射され
るべき道路路面の位置との間に人90が進入すると、そ
の可視光ビームおよび非可視光ビームが図14(B)に
示す如く人90に当たり、それ以上遠くへ伝播しないこ
ととなるので、道路路面に形成されるパターンが図14
(C)に示す如く所望のパターンと一致しない事態が生
ずる。
【0087】本実施例において、ビームECU32は、
可視光ビームが照射されるべき道路路面上の位置(すな
わち、可視光パターンの位置)を適宜特定してスキャン
アクチュエータ38を駆動しているので、可視光ビーム
による可視光パターンと非可視光ビームによる非可視光
パターンとの位置関係を適宜把握している。そこで、本
実施例においては、撮像装置44による画像が処理され
た結果としての非可視光ビームによる非可視光パターン
が所望のパターンと一致しない状況下、その一致しない
部分に、可視光ビームが照射されるべき可視光パターン
の位置が含まれるか否かが判別される。そして、その部
分に照射されるべき可視光パターンの位置が含まれると
判別された場合、図13(B)および図14(D)に示
す如く、その位置を避けることによりその位置までの可
視光パターンが設定され、その可視光パターンが道路路
面に映し出されるように可視光ビームが照射される。
【0088】かかる構成においては、車両22のビーム
照射位置と可視光ビームが所望のパターンで照射される
べき道路路面の位置との間に人が存在する場合に、可視
光ビームがその人に当たることなく、道路路面に可視光
ビームによる可視光パターンが映し出される。従って、
車両22のビーム照射位置と可視光ビームが所望のパタ
ーンで照射されるべき道路路面の位置との間に存在する
人の目に可視光ビームが入ることは回避されるため、そ
の人に対して可視光ビームに起因する眩惑を与えること
は防止される。
【0089】尚、車両22のビーム照射位置と可視光ビ
ームが所望のパターンで照射されるべき道路路面の位置
との間に存在する人に可視光ビームが当たる場合は、そ
の可視光ビーム自体のパターンが所望のパターンと一致
しなくなる。そこで、本実施例においては、上記した非
可視光ビームによる非可視光パターンの処理と共に、撮
像装置44により画像が処理された結果として可視光ビ
ームによる可視光パターンが所望のパターンと一致しな
い場合に、その一致しない部分を避けた可視光パターン
が設定され、その可視光パターンが道路路面に映し出さ
れるように可視光ビームが照射される。かかる構成にお
いては、車両22のビーム照射位置と可視光ビームが所
望のパターンで照射されるべき道路路面の位置との間に
存在する人に可視光ビームが当たらないようにパターン
変更されるため、その人の目に可視光ビームが入ること
は回避される。これにより、かかる手法においても、上
記の非可視光ビームによる場合と同様の効果を得ること
ができる。
【0090】図15は、上記の機能を実現すべく、本実
施例においてビームECU32が実行する制御ルーチン
の一例のフローチャートを示す。図15に示すルーチン
は、所定時間ごとに繰り返し起動されるルーチンであ
る。図15に示すルーチンが起動されると、まずステッ
プ100の処理が実行される。
【0091】ステップ100では、撮像装置44が撮像
した画像を取り込む処理が実行される。ステップ102
では、上記ステップ100で取り込んだ画像を処理する
ことにより可視光ビームによる可視光パターンおよび非
可視光ビームによる非可視光パターンをそれぞれ抽出す
る処理が実行される。
【0092】ステップ104では、上記ステップ102
で抽出されたパターンの位置が所望の位置と略一致する
か否かを判別することによりパターンの乱れ箇所(=パ
ターンが一致しない部分)を抽出する処理が実行され、
車両22のビーム照射位置とビームが所望のパターンで
照射されるべき道路路面の位置との間に人等の障害物が
存在するか否かを判定する処理が実行される。
【0093】ステップ106では、上記ステップ104
でパターンの乱れ箇所が抽出され、その箇所が可視光ビ
ームが照射されるべき所望の可視光パターンの位置であ
る場合、可視光ビームによる可視光パターンをその位置
を避けたパターンに変更する処理が実行される。本ステ
ップ106の処理が実行されると、以後、スキャンアク
チュエータ38の走査領域が変更されることによりビー
ム照射機24が障害物を避けたパターンで可視光ビーム
を照射し、道路路面に障害物を避けたパターンが映し出
されることとなる。
【0094】そして、ステップ108では、車両20か
ら所定領域内に障害物が存在する旨を警報スピーカ54
から音声案内すると共に、その障害物の位置を表示ディ
スプレイ52に表示する処理が実行される。本ステップ
108の処理が終了すると、今回のルーチンは終了され
る。
【0095】上記図15に示すルーチンによれば、撮像
装置44からの画像を処理した結果としての非可視光ビ
ームによる非可視光パターンおよび可視光ビームによる
可視光パターンの何れかが所望のパターンと一致しない
状況下において、そのパターンの乱れ箇所が可視光ビー
ムが照射されるべき所望の可視光パターンの位置である
場合に、可視光ビームによる可視光パターンをその位置
を避けたパターンに変更することができる。
【0096】かかる構成によれば、そのパターンの乱れ
が人の存在に起因する場合、すなわち、人が可視光ビー
ムの照射領域に存在する場合にも、可視光ビームをその
人に当てない範囲で、可視光ビームによる可視光パター
ンを道路路面に映し出すことができる。この場合には、
その人の目に可視光ビームが入ることが回避されると共
に、通行人等が自車両の存在を知ることができ、自車両
の運転者がその進路をに把握することができる。従っ
て、本実施例の車両運転支援装置20によれば、可視光
ビームの照射領域内に存在する障害物が人であっても、
その人を眩惑させることなく、適切に自車両の存在を他
者に認識させることができ、自車両の進路を自車両の運
転者に把握させることができる。
【0097】また、可視光ビームの照射領域内に人が存
在しない場合であっても、雨等で濡れた道路路面上に可
視光ビームが照射されると、その入射光が反射され易く
なるので、高レベルの反射波が入射面上に存在する通行
人や他車の運転者等の目に入るおそれがある。従って、
かかる場合においても、可視光ビームの高レベルの反射
波が人の目に入らないようにする必要がある。尚、可視
光ビームの反射光には、入射面に垂直な(すなわち、路
面に平行な)横偏光成分が多く含まれ、その横偏光成分
が反射され易いという光学的特性がある。
【0098】図16は、本実施例において、ビーム照射
機24が照射する可視光ビームの状態を説明するための
図を示す。尚、図16(A)には偏光整形器30を有し
ない対比装置の場合における可視光ビームの反射波の状
態を、図16(B)には本実施例の場合における可視光
ビームの反射波の状態を、それぞれ示す。
【0099】本実施例において、ビーム照射機24は、
上記の如く、ビーム整形レンズ28から出力された可視
光ビームを偏光させる偏光整形器30を備えている。偏
光整形器30は、そのガラス面の法線方向と光軸との角
度がブリュースター角となるように配置されたガラス板
34により構成される。かかる構成においては、可視光
ビームの道路路面に平行な横偏光成分の一部がガラス板
34で反射するので、図16に示す如く、可視光ビーム
の進行方向に伝播する横偏光成分が減衰される。
【0100】上述の如く、可視光ビームの反射光には、
道路路面に平行な横偏光成分が多く含まれるので、横偏
光成分が減衰された可視光ビームが道路路面で反射して
も、その反射波の強度は小さく抑えられる。このため、
反射波が高レベルとなることはなく、高レベルの反射波
が人の目に入ることに起因してその人が眩惑される事態
の発生は抑制される。従って、本実施例においては、可
視光ビームの進行方向に人が存在する場合にも、その人
を眩惑させることなく適切に自車両22の存在を他者に
知らせることができる。
【0101】更に、道路路面上に可視光ビームが照射さ
れているにもかかわらず、その道路路面に映し出された
可視光パターンの表示が路面との色彩関係で視認し難い
ものとなることがある。かかる事態が生ずると、通行人
等は可視光ビームによる道路路面の表示を視認すること
が困難となり、車両の存在が適切に他者に認識され難く
なってしまう。従って、かかる場合には、そのパターン
表示を視認し易いものとする必要がある。
【0102】図17は、本実施例において、道路路面に
映し出された視認し難い可視光パターンを視認し易いも
のとする手法を説明するための図を示す。尚、図17
(A)には可視光パターンが映し出されている道路路面
を撮像装置44が撮像した結果得られた画像を、図17
(B)には図17(A)に示す撮像画像における点線部
分について横軸を位置とし縦軸をコントラストとした図
を、また、図17(C)には図17(A)に示す撮像画
像における点線部分について本実施例においてコントラ
ストの補正を施した結果得られた図を示す。
【0103】本実施例において、ビームECU32は、
可視光ビームが照射されるべき道路路面上の位置を特定
してスキャンアクチュエータ38を駆動するので、撮像
装置44からの画像における可視光パターンの位置を把
握できる。そこで、ビームECU32は、撮像装置44
からの画像に基づいて、その画像における可視光パター
ンの位置近傍のコントラスト、具体的には、その画像に
おいて可視光パターンが表示されている部分と表示され
ていない部分とのコントラストを検出する。尚、本実施
例において、コントラストとは、撮像装置44の特性か
ら求まる画像中の識別可否性を示す指標である。
【0104】ビームECU32は、撮像装置44からの
画像について可視光パターン近傍のコントラストが著し
く現れている場合には、ビーム発生器26で発生させる
可視光ビームの明度,色相を維持する一方、図17
(B)に示す如くコントラストがほとんど現れていない
場合には、ビーム発生器26に発生させる可視光ビーム
の明度,色相を、道路路面上のコントラストが著しくな
るように変更させる(図17(C))。具体的には、道
路路面が明るい場合には、道路路面が暗い場合に比して
強度の大きな可視光ビームが照射されるように出力調整
し、或いは、コントラストが著しくなるように発生させ
る可視光ビームの周波数を変更する。
【0105】かかる構成によれば、可視光ビームが照射
されている道路路面における可視光パターンの表示部分
とその他の部分とが色彩関係で視認し難いものである
と、そのコントラストが著しくなるように可視光ビーム
の光学的な特性が変更されるので、通行人等は車両22
からの可視光ビームによる道路路面上の可視光パターン
表示を視認し易くなる。
【0106】図18は、上記の機能を実現すべく、本実
施例においてビームECU32が実行する制御ルーチン
の一例のフローチャートを示す。図18に示すルーチン
は、所定時間ごとに繰り返し起動されるルーチンであ
る。図18に示すルーチンが起動されると、まずステッ
プ150の処理が実行される。
【0107】ステップ150では、撮像装置44からの
画像における可視光パターンの位置近傍のコントラスト
(=CMAX−CMIN)が所定の基準(=ΔC0)を上回る
ほど著しいものであるか否かが判別される。その結果、
MAX−CMIN≧ΔC0が成立する、すなわち、コントラ
ストが著しいものであると判別された場合は、次にステ
ップ152の処理が実行され、ビーム発生器26で発生
させる可視光ビームの光学的特性を維持する処理が実行
される。一方、CMAX−CMIN≧ΔC0が成立しない、す
なわち、コントラストがほとんど現れていないと判別さ
れた場合は、次にステップ154の処理が実行される。
【0108】ステップ154では、ビーム発生器26に
対して、道路路面上のコントラストが著しくなるように
可視光ビームの明度を調整すべき指令を行う処理が実行
される。本ステップ154の処理が実行されると、ビー
ム発生器26が、発生させる可視光ビームの出力調整を
行うことによりその明度を調整するので、道路路面上に
照射される可視光ビームの明度が変更され、道路路面上
のコントラストが著しいものへ変化する。
【0109】ステップ156では、上記ステップ154
で可視光ビームの明度が調整された後に、撮像装置44
からの画像における可視光パターンの位置近傍のコント
ラストが所定の基準を上回るほど著しいものとなってい
るか否かが判別される。その結果、コントラストが著し
いものとなっていると判別された場合は、次に上記ステ
ップ152において発生させる可視光ビームの光学的特
性を維持する処理が実行される。一方、コントラストが
著しいものとなっていないと判別された場合は、次にス
テップ158の処理が実行される。
【0110】ステップ158では、ビーム発生器26に
対して、道路路面上のコントラストが著しくなるように
可視光ビームの色相を調整すべき指令を行う処理が実行
される。本ステップ158の処理が実行されると、ビー
ム発生器26が、発生させる可視光ビームの周波数調整
を行うことによりその色相を調整するので、道路面上に
照射される可視光ビームの色相が変更され、道路路面上
のコントラストが著しいものへ変化する。本ステップ1
58の処理が終了すると、今回のルーチンは終了され
る。
【0111】上記図18に示すルーチンによれば、撮像
装置44からの画像に基づいて検出された、可視光ビー
ムが照射されている道路路面上のコントラストに応じ
て、発生させる可視光ビームの明度,色相を変更するこ
とができる。具体的には、道路路面上のコントラストが
ほとんど現れていない場合に、発生させる可視光ビーム
の明度,色相をコントラストが著しくなるように変更す
ることができる。
【0112】かかる変更がなされると、道路路面に映し
出される可視光ビームによる可視光パターンが人にとっ
て視認し易いものとなる。従って、本実施例によれば、
可視光ビームが照射されている道路路面における可視光
パターンの表示が人にとって視認し難いものとなってい
ても、照射される可視光ビームの光学的な特性が変更さ
れるので、人を眩惑させない範囲で適切かつ確実に自車
両22の存在を他者に認識させることが可能となる。
【0113】尚、上記の第1実施例においては、ビーム
照射機24が特許請求の範囲に記載した「ビーム照射手
段」に、撮像装置44が特許請求の範囲に記載した「撮
像手段」に、補助ビーム照射機42が特許請求の範囲に
記載した「補助ビーム照射手段」に、所望の可視光パタ
ーンが特許請求の範囲に記載した「所定のパターン」
に、所望の非可視光パターンが特許請求の範囲に記載し
た「所定の補助パターン」に、補助ビーム照射機42が
照射する非可視光ビームが特許請求の範囲に記載した
「補助光ビーム」に、それぞれ相当している。
【0114】また、上記の第1実施例においては、ビー
ムECU32が、撮像装置44による画像に基づいて車
両22から所定領域内に存在する障害物を検出すること
により特許請求の範囲に記載した「障害物検知手段」
が、可視光ビームが照射された道路路面を撮像した撮像
装置44による画像のコントラストを検出することによ
り特許請求の範囲に記載した「環境状態検出手段」が、
上記図18に示すルーチン中ステップ154及び158
の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した
「ビーム特性補正手段」が、撮像装置44による画像に
基づいて車両22の走行上注意すべき対象を検出するこ
とにより特許請求の範囲に記載した「要注意対象判定手
段」および「要注意交通標示判定手段」が、ブレーキE
CU60およびステアリングECU62に対して制動力
制御信号および操舵力制御信号を供給することにより特
許請求の範囲に記載した「運転補助制御手段」が、カメ
ラ64からの画像に基づいて運転者の運転集中度を検出
することにより特許請求の範囲に記載した「集中度検出
手段」が、運転集中度に応じて可視光パターンの車両進
行方向長さを変更することにより特許請求の範囲に記載
した「パターン変更手段」が、運転集中度に応じて非可
視光パターンの車両進行方向長さを変更することにより
特許請求の範囲に記載した「補助パターン変更手段」
が、ブレーキECU60の供給する車速信号を検出する
ことにより特許請求の範囲に記載した「車速検出手段」
が、車速に応じて非可視光パターンの格子間隔を変更す
ることにより特許請求の範囲に記載した「補助格子間隔
変更手段」が、それぞれ実現されている。
【0115】ところで、上記の第1実施例においては、
ビーム照射機24による可視光ビームの照射により道路
路面に映し出されるパターンを線形状に形成することと
しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
格子形状や囲い込み形状等の形状とすることとしてもよ
い。また、このビーム照射機24によるパターンが格子
形状である場合には、その格子間隔を車速に応じて変更
することとしてもよい。かかる構成においては、ビーム
照射機24により車速に応じた格子間隔を有する可視光
パターンが道路路面に映し出されることとなるので、自
車両の存在と共にその速度を他者に認識させることが可
能となり、その結果、車両走行の安全性が向上すること
となる。この場合、ビームECU32が車速に応じて可
視光パターンの格子間隔を変更することにより特許請求
の範囲に記載した「格子間隔変更手段」が実現される。
【0116】また、上記の第1実施例においては、ビー
ム照射機24による可視光ビームの照射により道路路面
に映し出されるパターンを、車両22の運動状態に基づ
いて車両22が走行すると推定される走行軌跡の車体外
接線としているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、そのパターンを、映し出す時点で車両22が左右
に適切に旋回可能な領域の限界線とすることとしてもよ
い。かかる構成においては、その旋回限界線に従ったパ
ターンで道路路面に可視光ビームによる表示がなされる
ので、自車両22の存在を他者に知らせることができる
と共に、自車両22が安定して旋回走行することができ
る領域を運転者に知らせることができ、その結果、車両
走行の安全性が向上することとなる。
【0117】また、上記の第1実施例においては、ビー
ム照射機24による可視光ビームの照射により道路路面
に映し出される可視光パターンを、車両運動状態に応じ
て位置変化させることとしているが、その可視光パター
ンの位置を、左折時や右折時等に運転者が操作するター
ンシグナルスイッチに連動させて変化させることとして
もよいし、ナビゲーション装置の経路情報に基づいて予
め定められた経路に従って変化させることとしてもよ
い。
【0118】また、上記の第1実施例においては、可視
光パターンの変更を、非可視光パターンが不一致状態に
ある場合または可視光パターンが不一致状態にある場合
に行うこととしているが、非可視光パターンおよび可視
光パターンが共に不一致状態にある場合にのみ行うこと
としてもよいし、また、可視光パターンが不一致状態に
ある場合にのみ行うこととしてもよいし、或いは、非可
視光パターンが不一致状態にある場合にのみ行うことと
してもよい。
【0119】また、上記の第1実施例においては、運転
者の運転集中度に応じて、ビーム照射機24による可視
光パターンの車両進行方向長さ、及び、補助ビーム照射
機42による非可視光パターンの車両進行方向長さを拡
大・縮小することとしているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、運転者の運転集中度に応じて、それ
らのパターンの車幅方向長さを拡大・縮小することとし
てもよいし、或いは、車両進行方向長さおよび車幅方向
長さの双方を拡大・縮小することとしてもよい。この
際、道路路面上に形成されるパターンは、運転集中度が
比較的高い場合には車幅方向長さが相対的に短くなり、
運転集中度が比較的低い場合には車幅方向長さが相対的
に長くなる。
【0120】次に、上記図1と共に、図19を参照し
て、本発明の第2実施例について説明する。
【0121】上記した第1実施例では、自車両の存在を
他者に知らせ、自車両の進路を自車両の運転者に把握さ
せるべく道路路面上に照射される光ビームが可視光領域
の波長を有している。これに対して、本実施例において
は、道路路面上に照射される光ビームが赤外線領域の波
長を有する。すなわち、本実施例において、車両運転支
援装置200は、上記図1に示す構成において、ビーム
照射機24に代えて、ビーム照射機202を用いること
により実現される。
【0122】図19は、本実施例の車両運転支援装置2
00の構成図を示す。尚、図19において、上記図1に
示す構成部分と同一の部分については、同一の符号を付
してその説明を省略又は簡略する。図19に示す如く、
車両運転支援装置200は、車体各部に設けられた4つ
のビーム照射機202を備えている。各ビーム照射機2
02は、赤外線領域である例えば1.0μm〜1.4μ
m程度の波長を有する光ビームを発生する半導体レーザ
からなるビーム発生器204と、ビーム発生器で発生し
た光ビームを整形するビーム整形レンズ28と、ビーム
整形レンズから出力された光ビームを走査するスキャン
アクチュエータ38と、を備えている。
【0123】このスキャンアクチュエータは、ビームE
CU32からの指令に従って、ビーム整形レンズで発生
する非可視光ビームを走査する。各ビーム照射機202
は、上記したビーム照射機24と同様に、道路路面上に
向けて線形状のパターンで非可視光ビームを照射する。
ビーム照射機202から非可視光ビームが車両周辺の道
路路面上に照射されると、道路路面に非可視光ビームに
よるパターンが形成されることとなる。
【0124】本実施例の車両運転支援装置200は、ビ
ーム照射機202が照射する非可視光ビームの周波数帯
域の成分をも通過させる周波数フィルタ48を有する撮
像装置44を備えている。撮像装置44は、ビーム照射
機202が照射する非可視光ビームにより道路路面に形
成されるパターンを可視光領域の周波数帯域に変換して
撮像する。また、ビームECU32は、撮像装置44か
らの撮像画像中に自己のものでない他の非可視光パター
ンが存在する場合、自車両22に他車両等が相対的に近
づいているとして、その他の非可視光パターンを他車両
等の要注意対象として把握する。
【0125】従って、本実施例のシステムによれば、車
両運転支援装置200を搭載する車両22が複数存在す
る場合、それらの車両22が照射する非可視光ビームに
よるパターンを人が道路路面上で直接に認識できなくて
も、各車両22の車両運転支援装置200は、他の車両
22からの非可視光ビームによるパターンを認識するこ
とができる。
【0126】ビームECU32は、撮像装置44からの
撮像画像中に存在する自己のものでない他の非可視光パ
ターンを他車両等の要注意対象として把握した後、その
非可視光パターンの位置を表示ディスプレイ52に表示
させる。このため、本実施例のシステムにおいて、車両
22の乗員は、目視では他の車両22およびその車両2
2が照射するビームによるパターンを見ることができな
くても、車両運転支援装置200がその車両22が照射
する非可視光ビームによるパターンを認識し、かつ、か
かるパターンが表示された表示ディスプレイ52を見る
こととすれば、その他の車両22が存在することを知る
ことができる。
【0127】かかる構成において、車両22は自己の存
在を他者(他の車両22の乗員)に知らせるために可視
光領域の光ビームを照射する必要はなく、赤外線領域の
光ビームを照射することとすれば十分である。赤外線領
域の光ビームは、人の目にとって比較的安全である。従
って、本実施例のシステムによれば、車両22による非
可視光ビームが人の目に入る場合にも、その人を眩惑さ
せることなく適切に車両の存在を他車の乗員に表示ディ
スプレイ52を介して認識させることができる。
【0128】尚、上記の第2実施例においては、車両2
2が照射する非可視光ビームが特許請求の範囲に記載し
た「難視認性光ビーム」に、車両22の搭載する車両運
転支援装置200が特許請求の範囲に記載した「変換
器」に相当している。
【0129】ところで、上記の第2実施例おいては、車
両に搭載される車両運転支援装置200を、車両22が
照射する非可視光ビームの有する周波数帯域に感度を有
し、その非可視光ビームによるパターンを可視光領域の
周波数帯域に変換して表示する変換器として用いている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、単にかか
る機能を有する例えば赤外線用メガネや表示ディスプレ
イ付きカメラを変換器として用いることとしてもよい。
【0130】次に、上記図19と共に、図20を参照し
て、本発明の第3実施例について説明する。
【0131】上記した第2実施例では、撮像装置44及
び表示ディスプレイ52を搭載する車両運転支援装置2
00を用いて、他車がその存在を知らせるべく照射する
非可視光ビームによるパターンを可視光領域の周波数帯
域に変換し、そのパターンを表示ディスプレイ52に表
示することにより乗員にその他車の存在を認識させる。
これに対して、本実施例においては、車両22の存在
を、人を眩惑させることなくかつ表示ディスプレイ52
等の表示媒体を介することなく人に直接に認識させるこ
ととしている。
【0132】図20は、本実施例の車両安全システムを
説明するための図を示す。図20に示す如く、本実施例
のシステムは、車両運転支援装置200を搭載する車両
22、及び、車両22が走行する道路300を備えてい
る。道路300の路面上には、その全域に発光素子30
2が配設されている。具体的には、発光素子302が、
道路舗装材としてのアスファルト材に混入されることに
より、或いは、道路300の舗装過程でその道路表面に
散布された後に圧着保持されることにより、道路300
の路面上全域に配置される。発光素子302は、車両2
2が照射する赤外線領域の非可視光ビームを入射光とし
て例えばその2倍の周波数(1/2倍の波長)を有する
光高調波(可視光)を発生する非線形光学材料により構
成されている。
【0133】かかる構成において、車両22が走行中に
車両運転支援装置200を用いて赤外線領域の非可視光
ビームを道路路面上に向けて照射すると、道路300に
配設された発光素子302は、入射した非可視光ビーム
を周波数(波長)変換して全域に向けて可視光を発生す
る。この場合、通行人や他車の運転者は、車両22が照
射する非可視光ビームを見ることはできない一方、道路
300で発光する可視光を見ることができるので、非可
視光ビームを照射する車両22を実際に目視することが
できなくても、その車両22の存在を知ることができ
る。すなわち、本実施例のシステムによれば、車両22
が照射する非可視光ビームを道路300側が視認可能な
光に変換することで、車両22の存在を他者に認識させ
ることが可能となる。
【0134】かかる構成においては、車両22が自己の
存在を他者に知らせるために可視光領域の光ビームを照
射する必要がなく、赤外線領域の光ビームを照射するこ
ととすればよい。また、道路300で発光する可視光
は、全域に向けて伝播するので、その光強度は小さく、
人の目にとって安全なものである。従って、本実施例の
システムによれば、人を眩惑させることなく、また、何
ら表示媒体を介することなく適切に車両の存在を他者に
認識させることができる。
【0135】尚、上記の第3実施例において、車両22
が照射する非可視光ビームが特許請求の範囲に記載した
「難視認性光ビーム」に、発光素子302が特許請求の
範囲に記載した「材料」に、それぞれ相当している。
【0136】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、道路路面上に障害物を避けたパターンで可視光ビー
ムを照射することで、その障害物が人である場合にその
人を眩惑させることなく適切に、自車両の存在を他に認
識させることができ、自車両の進路を運転者に把握させ
ることができる。
【0137】請求項2記載の発明によれば、所定の偏光
特性を有する可視光ビームを道路路面上に照射すること
で、人を路面反射により眩惑させることなく適切に、自
車両の存在を他に認識させることができ、自車両の進路
を運転者に把握させることができる。
【0138】請求項3乃至5記載の発明によれば、可視
光ビームにより道路路面に映し出される表示を視認し易
くなることで、人を眩惑させない範囲で適切かつ確実
に、自車両の存在を他に認識させることができ、自車両
の進路を運転者に把握させることができる。
【0139】請求項6及び7記載の発明によれば、自車
両の走行上注意すべき対象の存在を判定するので、車両
の安全走行を確保することができる。
【0140】請求項8記載の発明によれば、運転者が車
両操作することなく車両が障害物を回避しつつ走行する
ので、車両の安全走行を確実に確保することができる。
【0141】請求項9記載の発明によれば、運転者の運
転集中度に対応した適切な時期に自車両の存在を他に認
識させることができる。
【0142】請求項10記載の発明によれば、運転者の
運転集中度に対応した適切な領域を自車両が注意すべき
道路路面として設定することができる。
【0143】請求項11記載の発明によれば、車速に応
じた格子間隔を有するパターンを道路路面上に映し出す
ので、自車両の存在と共にその速度を他に知らせること
ができる。
【0144】請求項12記載の発明によれば、自車両が
注意すべき道路路面の領域を車速に対応した密度で監視
することができる。
【0145】請求項13記載の発明によれば、自車両の
走行上注意すべき交通標示の存在を判定するので、車両
の安全走行を確保することができる。
【0146】請求項14記載の発明によれば、車両挙動
に従ったパターンを道路路面に映し出すので、自車両の
存在と共にその車両挙動を他に認識させることができ、
その車両挙動を自車両の運転者に把握させることができ
る。
【0147】請求項15記載の発明によれば、車両の旋
回限界線に従ったパターンを道路路面に映し出すので、
自車両が安全に走行できる範囲を運転者に確認させるこ
とができる。
【0148】請求項16記載の発明によれば、車両が視
認性の高い光ビームを照射する必要はないので、人を眩
惑させることなく適切に変換器を介して、自車両の存在
を他に認識させることができ、自車両の進路を自車両の
運転者に把握させることができる。
【0149】また、請求項17記載の発明によれば、車
両が視認性の高い光ビームを照射する必要はないので、
人を眩惑させることなく適切に、自車両の存在を他に認
識させることができ、自車両の進路を運転者に把握させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である車両運転支援装置の
構成図である。
【図2】本実施例の車両運転支援装置を構成する部品の
車両搭載位置を説明するための図である。
【図3】本実施例の車両運転支援装置が有する偏光整形
器の具体的構成図である。
【図4】本実施例において道路路面に何ら障害物および
他車両等による可視光又は非可視光ビームのパターンが
存在しないものとした場合に実現される撮像装置による
画像を説明するための図である。
【図5】本実施例の車両運転支援装置が有する表示ディ
スプレイの表示画面を表した図である。
【図6】本実施例において、車両がスリップする状況下
で可視光ビームにより道路路面に映し出されるパターン
を模式的に表した図である。
【図7】本実施例において車体前部のビーム照射機が照
射する可視光ビームによるパターンの位置および長さの
設定手法を説明するための図である。
【図8】本実施例において車体後部のビーム照射機が照
射する可視光ビームによるパターンの位置および長さの
設定手法を説明するための図である。
【図9】本実施例において、車両旋回時にビーム照射機
が照射する可視光ビームによるパターンの位置の設定手
法を説明するための図である。
【図10】本実施例において、後退駐車時に車体後部の
ビーム照射機が照射する可視光ビームによるパターンの
位置の設定手法を説明するための図である。
【図11】本実施例におけるインフラ施設を説明するた
めの図である。
【図12】本実施例におけるインフラ施設を説明するた
めの図である。
【図13】本実施例において、車両のビーム照射位置と
可視光ビームが照射されるべき道路路面の位置との間に
人が進入していない場合と進入している場合とで、可視
光ビームが照射される道路路面上の照射領域を比較した
図である。
【図14】本実施例において、車両のビーム照射位置と
可視光ビームが照射されるべき道路路面の位置との間に
人が進入する場合に、可視光ビームが照射される道路路
面上の照射領域を設定する手法を説明するための図であ
る。
【図15】本実施例において、可視光ビームによるパタ
ーンを変更すべく実行される制御ルーチンのフローチャ
ートである。
【図16】本実施例において照射される可視光ビームの
状態を説明するための図である。
【図17】本実施例において、道路路面に映し出された
視認し難い可視光パターンを視認し易いものとする手法
を説明するための図である。
【図18】本実施例において、撮像画像におけるコント
ラストを調整すべく実行される制御ルーチンのフローチ
ャートである。
【図19】本発明の第2実施例である車両運転支援装置
の構成図である。
【図20】本発明の第3実施例である車両安全システム
を説明するための図である。
【符号の説明】 20,200 車両運転支援装置 22 車両 24,202 ビーム照射機 26,204 ビーム発生器 30 偏光整形器 32 ビーム用電子制御ユニット(ビームECU) 38 スキャンアクチュエータ 40 要注意対象検知装置 42 補助ビーム照射機 44 撮像装置 46,64 カメラ 300 道路 302 発光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 622 B60R 21/00 622B 622F 622N 622T 624 624C 624D 626 626B 626C 626G 627 627 628 628B 628D 630 630D E01F 9/04 E01F 9/04 G01B 11/00 G01B 11/00 H G08G 1/09 G08G 1/09 P 1/16 1/16 D Fターム(参考) 2D064 AA15 AA21 BA06 BA15 EA01 EA17 EB06 EB17 EB36 FA01 2F065 AA03 BB05 CC00 CC16 FF04 GG06 GG23 HH04 HH05 HH06 HH18 JJ03 JJ05 LL32 LL62 MM13 SS02 SS13 UU01 3D037 FA01 FA16 FB00 FB10 3K039 AA08 DC02 KA01 KA02 QA06 QA07 5H180 AA01 CC03 CC04 CC14 LL01 LL02 LL04 LL06 LL09 LL15

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路路面上に所定のパターンで可視光ビ
    ームを照射するビーム照射手段を備える車両運転支援装
    置であって、 車両と可視光ビームが照射されるべき道路路面との間に
    存在する障害物を検知する障害物検知手段を備え、 前記ビーム照射手段は、前記障害物検知手段により前記
    障害物が検知された場合に、該障害物を避けたパターン
    で可視光ビームを照射することを特徴とする車両運転支
    援装置。
  2. 【請求項2】 道路路面上に所定のパターンで可視光ビ
    ームを照射するビーム照射手段を備える車両運転支援装
    置であって、 前記ビーム照射手段は、所定の偏光特性を有する可視光
    ビームを照射することを特徴とする車両運転支援装置。
  3. 【請求項3】 道路路面上に所定のパターンで可視光ビ
    ームを照射するビーム照射手段を備える車両運転支援装
    置であって、 前記ビーム照射手段により可視光ビームが照射される道
    路路面の環境状態を検出する環境状態検出手段と、 前記環境状態検出手段の検出結果に基づいて、可視光ビ
    ームにより道路路面に映し出される表示が視認され易く
    なるように、前記ビーム照射手段により照射される可視
    光ビームの光学特性を補正するビーム特性補正手段と、 を備えることを特徴とする車両運転支援装置。
  4. 【請求項4】 前記環境状態検出手段は、前記ビーム照
    射手段により可視光ビームが照射された道路路面におけ
    る、可視光ビームによる表示がなされている部分と該表
    示がなされていない部分とのコントラストを検出するこ
    とを特徴とする請求項3記載の車両運転支援装置。
  5. 【請求項5】 前記ビーム特性補正手段は、前記ビーム
    照射手段により照射される可視光ビームの明度又は色相
    を補正することを特徴とする請求項3又は4記載の車両
    運転支援装置。
  6. 【請求項6】 前記ビーム照射手段により可視光ビーム
    が照射される道路路面を撮像する撮像手段と、 前記所定のパターンと、前記撮像手段により撮像された
    結果として得られる可視光ビームによる道路路面の表示
    パターンとが不整合状態にある場合に、該不整合領域に
    自車両の走行上注意すべき対象が存在すると判定する要
    注意対象判定手段と、 を備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項
    記載の車両運転支援装置。
  7. 【請求項7】 前記ビーム照射手段により可視光ビーム
    が照射される道路路面上に該可視光ビームとは別の補助
    光ビームを所定の補助パターンで照射する補助ビーム照
    射手段と、 前記補助ビーム照射手段により補助光ビームが照射され
    る道路路面を撮像する撮像手段と、 前記所定の補助パターンと、前記撮像手段により撮像さ
    れた結果として得られる補助光ビームによる道路路面の
    表示パターンとが不整合状態にある場合に、該不整合領
    域に自車両の走行上注意すべき対象が存在すると判定す
    る要注意対象判定手段と、 を備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項
    記載の車両運転支援装置。
  8. 【請求項8】 前記要注意対象検出手段により車両の走
    行に支障をきたす障害物が検出された場合に、該障害物
    を回避する方向に車両の走行を制御する運転補助制御手
    段を備えることを特徴とする請求項6又は7記載の車両
    運転支援装置。
  9. 【請求項9】 運転者の運転集中度を検出する集中度検
    出手段と、 前記集中度検出手段により検出される運転集中度に応じ
    て前記所定のパターンの領域を拡大・縮小するパターン
    変更手段と、 を備えることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項
    記載の車両運転支援装置。
  10. 【請求項10】 運転者の運転集中度を検出する集中度
    検出手段と、 前記集中度検出手段により検出される運転集中度に応じ
    て前記所定の補助パターンの領域を拡大・縮小する補助
    パターン変更手段と、 を備えることを特徴とする請求項7乃至9の何れか一項
    記載の車両運転支援装置。
  11. 【請求項11】 前記所定のパターンが格子形状であ
    り、かつ、 車速を検出する車速検出手段と、 前記車速検出手段により検出される車速に応じて前記所
    定のパターンの格子間隔を変更する格子間隔変更手段
    と、 を備えることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一
    項記載の車両運転支援装置。
  12. 【請求項12】 前記所定の補助パターンが格子形状で
    あり、かつ、 車速を検出する車速検出手段と、 前記車速検出手段により検出される車速に応じて前記所
    定の補助パターンの格子間隔を変更する補助格子間隔変
    更手段と、 を備えることを特徴とする請求項7乃至11の何れか一
    項記載の車両運転支援装置。
  13. 【請求項13】 道路路面上に描かれた交通標示に対応
    して照射される所定周波数帯域の光ビームを検出するこ
    とにより、自車両の走行上注意すべき交通標示が存在す
    ると判定する要注意交通標示判定手段を備えることを特
    徴とする請求項1乃至12の何れか一項記載の車両運転
    支援装置。
  14. 【請求項14】 前記所定のパターンが、車両の運動状
    態に基づいて推定される車体外接線であることを特徴と
    する請求項1乃至13の何れか一項記載の車両運転支援
    装置。
  15. 【請求項15】 前記所定のパターンが、車両の旋回可
    能な旋回限界線であることを特徴とする請求項1乃至1
    3の何れか一項記載の車両運転支援装置。
  16. 【請求項16】 道路路面上に所定のパターンで所定周
    波数帯域の難視認性光ビームを照射する車両と、 前記車両が照射する難視認性光ビームの有する所定周波
    数帯域に感度を有し、該難視認性光ビームにより道路路
    面に形成されるパターンを易視認性の周波数帯域に変換
    して表示する変換器と、 を備えることを特徴とする車両運転支援システム。
  17. 【請求項17】 道路路面上に所定のパターンで所定周
    波数帯域の難視認性光ビームを照射する車両と、 前記車両が照射する難視認性光ビームの有する所定周波
    数帯域に感度を有し、照射された難視認性光ビームを易
    視認性の周波数帯域に変換することにより発光する材料
    が路面上に配設された道路と、 を備えることを特徴とする車両運転支援システム。
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