JP2019051793A - 車両の路面描画装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】路面や周囲の環境に応じてパターン光による路面描画をコントロールする。【解決手段】自動車1の路面描画装置10は、自動車1が走行する路面30へ向けてパターン光を照射可能なヘッドライト2と、パターン光を照射する路面30の照度を検出するカメラ13と、検出された路面30の照度に応じて、ヘッドライト2によるパターン光の照射を制御する制御部14と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車といった車両において走行する路面に情報を描画する装置に関する。
特許文献1では、自動車からパターン光を照射して自動車の進路を路面に描画する。これにより、歩行者や運転者などへ自動車の進路の情報を与えることができる。
特開2016−05569号公報
しかしながら、路面の環境は、パターン光による描画を視認するために適したものであるとは限らない。
たとえば道路沿いに街灯や商業施設が並び、夜間であっても路面が明るく照らされている可能性がある。この場合、路面が明るいため、車両から路面にパターン光を照射したとしてもパターン光による像が視認し難い可能性がある。
このように、路面や周囲の環境に応じてパターン光による路面描画をコントロールする必要がある。
本発明に係る車両の路面描画装置は、車両が走行する路面へ向けてパターン光を照射可能な照射装置と、前記パターン光を照射する前記路面の照度を検出する検出装置と、検出された前記路面の照度に応じて、前記照射装置による前記パターン光の照射を制御する制御部と、を有する。
好適には、前記検出装置は、前記路面についての検出する位置または範囲を、検出された速度に応じて調整する、とよい。
好適には、前記照射装置は、前記路面についての前記検出装置により検出された位置または範囲へ向けてパターン光を照射する、とよい。
好適には、前記制御部は、前記検出装置により検出された前記路面の照度より高い照度が得られるように、前記照射装置による前記パターン光の輝度を制御する、とよい。
好適には、前記制御部は、前記検出装置により検出された前記路面の照度が所定の上限照度値より小さい場合、前記照射装置による前記パターン光の輝度を調整して照射させ、前記検出装置により検出された前記路面の照度が所定の上限照度値以上である場合、前記照射装置による前記パターン光の照射を中止させる、とよい。
好適には、前記検出装置は、前記照射装置がパターン光を照射する部位を含む前記路面を撮像する撮像装置であり、前記制御部は、パターン光を照射する前後の前記路面の照度の差が所定の照度差以上である場合、前記照射装置による前記パターン光の輝度を調整して照射させ、パターン光を照射する前後の前記路面の照度の差が所定の照度差未満である場合、前記照射装置による前記パターン光の照射を中止させる、とよい。
好適には、前記検出装置は、前記路面についての、前記照射装置がパターン光を照射する部位および前記照射装置がパターン光を照射しない部位を撮像する撮像装置であり、前記制御部は、前記路面についてのパターン光を照射している部位とパターン光を照射していない部位との照度の差が所定の照度差以上である場合、前記照射装置による前記パターン光の輝度を調整して照射させ、パターン光を照射している部位とパターン光を照射していない部位との照度の差が所定の照度差未満である場合、前記照射装置による前記パターン光の照射を中止させる、とよい。
好適には、前記検出装置は、前記路面の周囲に存在する光源を検出することにより、前記パターン光を照射する前記路面の照度を検出し、前記制御部は、前記路面の周囲に存在する光源に応じて、前記照射装置による前記パターン光の照射を制御する、とよい。
好適には、前記制御部は、前記パターン光の輝度、色彩、および反転の少なくともいずれか一つを変更する、とよい。
本発明では、パターン光を照射する路面の照度を検出し、検出された路面の照度に応じて、車両が走行する路面へ向けたパターン光の照射を制御する。
よって、たとえば街灯などにより路面の照度が高い場合には、その高い照度の路面に対して、視認し易くなるように制御されたパターン光を照射できる。視認し易くなるように制御されたパターン光により、路面に像を描画できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る自動車およびそれが走行する路面の一例の説明図である。 図2は、第1実施形態に係る車両の路面描画装置の構成の説明図である。 図3は、パターン光の照射制御の一例を示すフローチャートである。 図4は、路面の照度に応じたパターン光の照射状態の一例の説明図である。 図5は、第2実施形態での、パターン光の照射制御の一例を示すフローチャートである。 図6は、第3実施形態での、パターン光の照射制御の一例を示すフローチャートである。 図7は、第4実施形態での、パターン光の照射制御の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る自動車1およびそれが走行する路面30の一例の説明図である。
図1の自動車1では、車体の前部にヘッドライト2が設けられている。自動車1は、運転手の操作に基づいて、たとえば夜間においてヘッドライト2を点灯させながら車道を走行する。路面30がヘッドライト2の光に照らされることにより、運転手は進行方向の路面30などの状態を確認できる。
ところで、自動車1では、自動車1からパターン光を照射して自動車1の進路側の路面30に情報(路面描画像)を描画することが考えられる。これにより、歩行者や運転者などに対して、自動車1の進路などの情報を与えることができる。
しかしながら、自動車1が走行する路面30は、パターン光による描画を視認するために適したものであるとは限らない。
たとえば道路沿いに街灯31や商業施設が並び、夜間であっても路面30が明るく照らされている可能性がある。この場合、路面30が明るいため、自動車1から路面30にパターン光を照射したとしてもパターン光による像が視認し難い可能性がある。
このように、路面30や周囲の環境に応じてパターン光による路面描画をコントロールする必要がある。
図2は、第1実施形態に係る自動車1の路面描画装置10の構成の説明図である。
自動車1に搭載される図2の路面描画装置10は、出力部11、ヘッドライト2、パターン光データの記憶部12、カメラ13、制御部14、要否判断部15、車速センサ16、を有する。
ここで、出力部11、パターン光データの記憶部12、制御部14、および要否判断部15は、1チップマイクロコンピュータに実現されてよい。
ヘッドライト2は、通常のビーム光の照射の他に、パターン光を照射可能なものである。特に、パターン光のたとえば照射範囲、照射方向などを調整可能なものであることが望ましい。
記憶部12は、パターン光データを記憶する。パターン光データは、たとえば図1に示すように横断歩道を示すラダーパターンの光データでよい。この他にも運転者に路面30や路肩の凹凸を把握させるためのグリットパターンの光データでよい。記憶部12は、複数種類のパターン光データを記憶してよい。
出力部11は、パターン光の照射をする場合、記憶部12からパターン光データを選択して読み込み、これをヘッドライト2に照射させる。
なお、出力部11は、ヘッドライト2にパターン光データを連続的に照射させても、間欠的に照射させてもよい。
これにより、ヘッドライト2は、自動車1が走行する路面30または自動車1の周囲へ向けてパターン光を照射する。
カメラ13は、たとえばフロントガラスの内側などに設けられ、自動車1の周囲前方を撮像する。撮像範囲には、ヘッドライト2によるビーム光またはパターン光の照射範囲が含まれる。これにより、撮像した画像には、路面30についてのパターン光を照射する位置や範囲や、路面30についてのパターン光が照射された位置や範囲などの画像成分が含まれる。
要否判断部15は、パターン光の照射の要否を判断する。
たとえば、カメラ13の撮像画像に歩行者が認識された場合、図示外の明るさセンサにより周囲が暗いことが検出された場合、ヘッドライト2が点灯状態に操作された場合、要否判断部15はパターン光の照射を必要と判断し、それ以外の場合には不要と判断する。
制御部14は、要否判断部15がパターン光の照射を必要と判断している場合、出力部11にパターン光の照射を開始させる。制御部14は、出力部11に対して、照射させるパターン光の選択を指示してよい。
また、制御部14は、カメラ13の撮像画像に基づいて、路面30の照度やパターン光の照度について判断し、パターン光の照射を制御する。
パターン光の制御としては、たとえばパターン光の輝度、色彩、パターンの反転がある。また、パターン光の照射を中止する制御もある。
車速センサ16は、たとえば加速度センサやGPS(Global Positioning System)受信機であり、自動車1の移動速度を検出する。
図3は、パターン光の照射制御の一例を示すフローチャートである。
図3の照射制御は、パターン光の照射をしていない期間において周期的に実行される。
図3の照射制御において、要否判断部15は、パターン光の照射の要否を判断する(ステップST1)。
たとえば、要否判断部15は、図示外の明るさセンサにより周囲が暗いことが検出された場合、パターン光の照射を必要と判断する。また、ヘッドライト2が点灯状態に操作された場合、パターン光の照射を必要と判断する。それ以外の場合には、要否判断部15は、パターン光の照射を不要と判断する。この場合、図3の照射制御はそのまま終了する。
パターン光の照射が必要である場合、制御部14は、要否判断部15の判断結果に基づいて、パターン光の照射を開始する。
制御部14は、まず、カメラ13の撮像画像と、車速センサ16の検出速度とを取得する(ステップST2)。
次に、制御部14は、検出速度に基づいて、取得した撮像画像の中の路面30の中の、次にパターン光を照射する予定の位置および範囲の画像を抽出する。抽出される画像範囲は、検出速度が高いほど、自動車1から離れたものになる。
そして、制御部14は、抽出した予定照射範囲の画像に基づいて、路面30の照度を取得する(ステップST3)。予定照射範囲の特徴点の値を路面30の照度としても、予定照射範囲の平均値を路面30の照度としてもよい。ただし、パターン光により路面30に描画される路面描画像は、その全体が好適に視認可能なように描画されることが重要である場合、予定照射範囲の中の最も高い輝度を、路面30の照度として取得するとよい。
次に、制御部14は、検出した照度の値と、上限照度値とを比較する(ステップST4)。上限照度値は、たとえばヘッドライト2の最大照射能力で照射されたパターン光が視認可能となると期待される値でよい。
検出照度値が上限照度値より小さい場合、制御部14は、実際にパターン光を照射するための制御を実施する。
制御部14は、まず、パターン光の輝度を調整する(ステップST5)。パターン光の輝度は、たとえば検出した路面30の照度に対して路面描画像が所定の照度差となる輝度とすればよい。
そして、制御部14は、出力部11へパターン光の照射を指示する(ステップST6)。この際、制御部14は、出力部11に対して、パターン光データの選択およびパターン光の照射輝度を指示する。
出力部11は、指定されたパターン光データを記憶部12から読み込み、調整指定された輝度でパターン光をヘッドライト2から照射させる。
これにより、路面30には、たとえば図1に示すように横断歩道を示すラダーパターンが描画される。路面30についての予定照射範囲とされた位置および範囲には、路面30そのものより高い照度の路面描画像が描画される。
検出照度値が上限照度値以上である場合、制御部14は、ヘッドライト2によるパターン光の照射を中止させる。
制御部14は、パターン光の照射中止を、出力部11に指示する(ステップST7)。出力部11は、ヘッドライト2からのパターン光の照射を中止する。
これにより、路面30には、ラダーパターンなどの路面描画像が描画されなくなる。
図4は、路面30の照度に応じたパターン光の照射状態の一例の説明図である。
図4(A)では、路面30が暗い。そして、街灯31の光は路面30の一部に照射されているが、路面30についての街灯31に照らされた部分と、パターン光の予定照射範囲とはずれていて重なっていない。
この場合、制御部14は、図4(B)に示すように、調整された輝度によりパターン光を照射させる。
これに対して、図4(C)では、道路に沿って配列された複数の街灯31により路面30が照らされて明るい。
この場合、制御部14は、パターン光の照射を中止する。
以上のように、本実施形態では、パターン光を照射する路面30の照度を検出し、検出された路面30の照度に応じて、自動車1が走行する路面30へ向けたパターン光の照射を制御する。
よって、たとえば街灯31などにより路面30の照度が高い場合には、その高い照度の路面30に対して、視認し易くなるように制御されたパターン光を照射できる。視認し易くなるように制御されたパターン光により、路面30に像を描画できる。
本実施形態では、自動車1の速度を速度センサにより検出し、路面30についての検出する位置または範囲を、検出された速度に応じて調整する。よって、路面30の輝度が位置に応じて異なる場合でも、それぞれの位置の照度に応じて視認し易くなるように制御されたパターン光を照射できる。たとえば自動車1が走行中であっても、一定の視認性を維持した路面描画像を生成することができる。
本実施形態では、制御部14は、カメラ13により検出された路面30の照度より高い照度が得られるように、ヘッドライト2によるパターン光の輝度を制御する。よって、路面30へ向けて照射されたパターン光による路面描画像は、路面30との間に所定の明度差を確保できるように明るくなり、視認に適したものとなる。
本実施形態では、カメラ13により検出された路面30の照度が所定の上限照度値以内である場合、ヘッドライト2によるパターン光の輝度を調整して照射させ、カメラ13により検出された路面30の照度が所定の上限照度値以上である場合、ヘッドライト2によるパターン光の照射を中止させる。これにより、視認し難い路面描画像を照射しないようにできる。視認に適した状態の路面描画像のみを、路面30に描画できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下の説明では、主に第1実施形態との相違点について説明する。第1実施形態に対応する構成要素については第1実施形態と同一の符号を使用して、その説明を省略する。
図5は、第2実施形態での、パターン光の照射制御の一例を示すフローチャートである。
図5の照射制御は、パターン光の照射をしていない期間において周期的に実行される。
図5の照射制御(ステップST1)において要否判断部15がパターン光の照射が必要であると判断した場合、制御部14は、パターン光の照射を開始する。
制御部14は、まず、カメラ13の撮像画像と、車速センサ16の検出速度とを取得する(ステップST2)。
そして、制御部14は、出力部11へパターン光の照射を指示する(ステップST6)。この際、制御部14は、出力部11に対して、パターン光データの選択を指示する。
出力部11は、指定されたパターン光データを記憶部12から読み込み、あらかじめ定められた輝度でパターン光をヘッドライト2から照射させる。
これにより、路面30には、路面描画像が描画される。なお、像が描画される範囲は、検出速度が高いほど、自動車1から離れたものになる。
次に、制御部14は、取得した撮像画像の中の路面30の中の、パターン光を照射する前の路面30の照度と、パターン光を照射した状態の路面30の照度とを抽出する。なお、抽出される画像範囲は、検出速度が高いほど、自動車1から離れたものになる。
そして、制御部14は、パターン光を照射する前後それぞれについて、照度を取得する(ステップST11)。
次に、制御部14は、パターン光を照射する前後の路面30の照度差と、下限照度値とを比較する(ステップST12)。下限照度値は、たとえば路面30に描画された像が路面30と識別可能になると期待される最小限の照度差でよい。
検出された照度差が下限照度値以上である場合、制御部14は図5の処理を終了する。
検出照度差が下限照度値より小さい場合、制御部14は、さらに調整可能か否かを判断する(ステップST13)。調整する余地がある場合、制御部14は、実際にパターン光を照射するための制御を実施する。
制御部14は、まず、パターン光の輝度を調整する(ステップST5)。パターン光の輝度は、たとえば検出した路面30の照度に対して路面描画像が所定の照度差(たとえば下限照度値)となる輝度とすればよい。
出力部11は、調整指定された輝度でパターン光をヘッドライト2から照射させる。
これにより、路面30には、輝度が視認に適したものとなるように調整された路面描画像が描画される。
検出照度値が下限照度値より小さいが調整可能ではない場合、制御部14は、ヘッドライト2によるパターン光の照射を中止させる。
制御部14は、パターン光の照射中止を、出力部11に指示する(ステップST7)。出力部11は、ヘッドライト2からのパターン光の照射を中止する。
これにより、視認し難い路面描画像が路面30に描画されなくなる。
以上のように、本実施形態では、パターン光を照射する前後の路面30の照度の差が所定の下限照度値以上である場合、ヘッドライト2によるパターン光の輝度を調整して照射させ、調整をしてもパターン光を照射する前後の路面30の照度の差が所定の下限照度値未満である場合、ヘッドライト2によるパターン光の照射を中止させる。これにより、視認し難い路面描画像を照射し続けないようにできる。視認に適しさない路面描画像を、路面30に描画し続けないようにできる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。以下の説明では、主に第2実施形態との相違点について説明する。第2実施形態に対応する構成要素については第2実施形態と同一の符号を使用して、その説明を省略する。
図6は、第3実施形態での、パターン光の照射制御の一例を示すフローチャートである。
図6の照射制御は、パターン光の照射をしていない期間において周期的に実行される。
図6の照射制御において要否判断部15がパターン光の照射が必要であると判断した場合、制御部14は、パターン光の照射を開始する。
制御部14は、まず、カメラ13の撮像画像と、車速センサ16の検出速度とを取得する(ステップST2)。
そして、制御部14は、出力部11へパターン光の照射を指示する(ステップST6)。この際、制御部14は、出力部11に対して、パターン光データの選択を指示する。
出力部11は、指定されたパターン光データを記憶部12から読み込み、あらかじめ定められた輝度でパターン光をヘッドライト2から照射させる。
これにより、路面30には、路面描画像が描画される。なお、像が描画される範囲は、検出速度が高いほど、自動車1から離れたものになる。
次に、制御部14は、取得した撮像画像の中の路面30の中の、パターン光を照射している部位と、パターン光を照射していない部位とを抽出する。
そして、制御部14は、パターン光の照射範囲の内外の部位のそれぞれについて、照度を取得する(ステップST21)。
次に、制御部14は、路面30についてのパターン光を照射している部位とパターン光を照射していない部位との照度差と、下限照度値とを比較する(ステップST22)。下限照度値は、たとえば路面30に描画された像が路面30と識別可能になると期待される最小限の照度差でよい。
検出された照度差が下限照度値以上である場合、制御部14は図6の処理を終了する。
検出照度差が下限照度値より小さい場合、制御部14は、さらに調整可能か否かを判断する(ステップST13)。調整する余地がある場合、制御部14は、実際にパターン光を照射するための制御を実施する。
制御部14は、まず、パターン光の輝度を調整する(ステップST5)。パターン光の輝度は、たとえば検出した路面30の照度に対して路面描画像が所定の照度差(たとえば下限照度値)となる輝度とすればよい。
出力部11は、調整指定された輝度でパターン光をヘッドライト2から照射させる。
これにより、路面30には、輝度が視認に適したものとなるように調整された路面描画像が描画される。
検出照度値が下限照度値より小さいが調整可能ではない場合、制御部14は、ヘッドライト2によるパターン光の照射を中止させる。
制御部14は、パターン光の照射中止を、出力部11に指示する(ステップST7)。出力部11は、ヘッドライト2からのパターン光の照射を中止する。
これにより、視認し難い路面描画像が路面30に描画されなくなる。
以上のように、本実施形態では、パターン光を照射する内外の路面30の照度の差が所定の下限照度値以上である場合、ヘッドライト2によるパターン光の輝度を調整して照射させ、調整をしてもパターン光を照射する前後の路面30の照度の差が所定の下限照度値未満である場合、ヘッドライト2によるパターン光の照射を中止させる。これにより、視認し難い路面描画像を照射し続けないようにできる。視認に適しさない路面描画像を、路面30に描画し続けないようにできる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。以下の説明では、主に第1実施形態との相違点について説明する。第1実施形態に対応する構成要素については第1実施形態と同一の符号を使用して、その説明を省略する。
図7は、第4実施形態での、パターン光の照射制御の一例を示すフローチャートである。
図7の照射制御は、パターン光の照射をしていない期間において周期的に実行される。
図7の照射制御において要否判断部15がパターン光の照射が必要であると判断した場合、制御部14は、パターン光の照射を開始する。
制御部14は、まず、カメラ13の撮像画像と、車速センサ16の検出速度とを取得する(ステップST2)。
次に、制御部14は、取得した撮像画像の中の路面30の中の、パターン光を照射する予定照射範囲およびその周辺の画像を抽出する。なお、抽出される画像範囲は、検出速度が高いほど、自動車1から離れたものになる。
そして、制御部14は、抽出した画像に含まれる光源を抽出する(ステップST31)。
次に、制御部14は、パターン光を照射する予定照射範囲の近くに存在する光源の数と、所定の最小光源数とを比較する(ステップST32)。最小光源数は、路面30に描画された像が路面30と識別し難くなるために必要とされる街灯31の最小個数でよい。
検出した光源の数が最小光源数より小さい場合、制御部14は、実際にパターン光を照射するための制御を実施する。
制御部14は、まず、パターン光の輝度を調整する(ステップST5)。パターン光の輝度は、たとえば検出した光源で予想される路面30の照度に対して路面描画像が所定の照度差となる輝度とすればよい。
そして、制御部14は、出力部11へパターン光の照射を指示する(ステップST6)。この際、制御部14は、出力部11に対して、パターン光データの選択およびパターン光の照射輝度を指示する。
出力部11は、指定されたパターン光データを記憶部12から読み込み、調整指定された輝度でパターン光をヘッドライト2から照射させる。
これにより、路面30には、路面30そのものより高い照度の路面描画像が描画される。
検出した光源の数が最小光源数以上である場合、制御部14は、ヘッドライト2によるパターン光の照射を中止させる。
制御部14は、パターン光の照射中止を、出力部11に指示する(ステップST7)。出力部11は、ヘッドライト2からのパターン光の照射を中止する。
これにより、視認し難い路面描画像が路面30に描画されなくなる。
以上のように、本実施形態では、路面30の周囲に存在する光源を検出し、その光源の有無や個数に応じて、ヘッドライト2によるパターン光の照射を制御する。これにより、路面30の周囲に光源が存在する場合に、その光源により照らされた明るい路面30に対して、視認に適するように制御されたパターン光を照射できる。
なお、上記説明では制御部14は、カメラ13の撮像画像から、パターン光を照射する予定照射範囲およびその周辺の画像を抽出し、抽出画像に含まれる光源の数と所定の最小光源数とを比較することにより、パターン光の照射(輝度)を制御している。
この他にもたとえば、制御部14は、カメラ13の撮像画像やその他の照度測定装置の検出結果に基づいて、パターン光を照射する予定照射範囲の照射前の照度を取得し、所定の閾値と比較することにより、パターン光の照射(輝度)を制御している。この場合、制御部14は、検出した照度が所定の閾値以上である場合にはヘッドライト2によるパターン光の照射を中止させ、小さい場合には実際にパターン光を照射するための制御を実施すればよい。
上記実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
たとえば上記実施形態では、ヘッドライト2によりパターン光を間欠的に照射させている。この他にもたとえば、フォグライトなどの補助ライトによりパターン光を間欠的に照射させてもよい。
上記実施形態では、パターン光として1種類のデータを使用している。この他にもたとえば、各種の検出に応じた複数種類のパターン光を使用してもよい。複数種類のパターン光は、択一的に選択されても、同時に複数が選択されて順番に使用されてもよい。
1…自動車(車両)、2…ヘッドライト(照射装置)、10…路面描画装置、11…出力部、12…記憶部、13…カメラ(検出装置)、14…制御部、15…要否判断部、16…車速センサ、30…路面、31…街灯

Claims (9)

  1. 車両が走行する路面へ向けてパターン光を照射可能な照射装置と、
    前記パターン光を照射する前記路面の照度を検出する検出装置と、
    検出された前記路面の照度に応じて、前記照射装置による前記パターン光の照射を制御する制御部と、
    を有する、車両の路面描画装置。
  2. 前記検出装置は、前記路面についての検出する位置または範囲を、検出された速度に応じて調整する、
    請求項1記載の車両の路面描画装置。
  3. 前記照射装置は、前記路面についての前記検出装置により検出された位置または範囲へ向けてパターン光を照射する、
    請求項1または2記載の車両の路面描画装置。
  4. 前記制御部は、前記検出装置により検出された前記路面の照度より高い照度が得られるように、前記照射装置による前記パターン光の輝度を制御する、
    請求項1から3のいずれか一項記載の車両の路面描画装置。
  5. 前記制御部は、
    前記検出装置により検出された前記路面の照度が所定の上限照度値より小さい場合、前記照射装置による前記パターン光の輝度を調整して照射させ、
    前記検出装置により検出された前記路面の照度が所定の上限照度値以上である場合、前記照射装置による前記パターン光の照射を中止させる、
    請求項4記載の車両の路面描画装置。
  6. 前記検出装置は、前記照射装置がパターン光を照射する部位を含む前記路面を撮像する撮像装置であり、
    前記制御部は、
    パターン光を照射する前後の前記路面の照度の差が所定の照度差以上である場合、前記照射装置による前記パターン光の輝度を調整して照射させ、
    パターン光を照射する前後の前記路面の照度の差が所定の照度差未満である場合、前記照射装置による前記パターン光の照射を中止させる、
    請求項4記載の車両の路面描画装置。
  7. 前記検出装置は、前記路面についての、前記照射装置がパターン光を照射する部位および前記照射装置がパターン光を照射しない部位を撮像する撮像装置であり、
    前記制御部は、
    前記路面についてのパターン光を照射している部位とパターン光を照射していない部位との照度の差が所定の照度差以上である場合、前記照射装置による前記パターン光の輝度を調整して照射させ、
    パターン光を照射している部位とパターン光を照射していない部位との照度の差が所定の照度差未満である場合、前記照射装置による前記パターン光の照射を中止させる、
    請求項4記載の車両の路面描画装置。
  8. 前記検出装置は、前記路面の周囲に存在する光源を検出することにより、前記パターン光を照射する前記路面の照度を検出し、
    前記制御部は、
    前記路面の周囲に存在する光源に応じて、前記照射装置による前記パターン光の照射を制御する、
    請求項1から7のいずれか一項記載の車両の路面描画装置。
  9. 前記制御部は、前記パターン光の輝度、色彩、および反転の少なくともいずれか一つを変更する、
    請求項1から8のいずれか一項記載の車両の路面描画装置。
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