JP2003219348A - 情報信号処理装置および情報信号処理方法 - Google Patents

情報信号処理装置および情報信号処理方法

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JP2003219348A JP2002009777A JP2002009777A JP2003219348A JP 2003219348 A JP2003219348 A JP 2003219348A JP 2002009777 A JP2002009777 A JP 2002009777A JP 2002009777 A JP2002009777 A JP 2002009777A JP 2003219348 A JP2003219348 A JP 2003219348A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量の記録媒体に大量に記録する情報信号
を効果的に、かつ、効率的に活用できるようにし、一方
では、情報信号を記録する記録媒体についても効率的な
活用を実現する情報信号処理装置を提供する。 【解決手段】 画像信号の記録媒体8への記録時におい
て、画像分類処理部5において、画像信号の類似画像を
判別し、類似画像区間同士の類似についても分類するよ
うにする。そして、類似する類似画像区間毎に、各類似
画像区間のうちの1枚の画像をサムネイルとして分類表
示部19に表示していき、記録媒体8に記録される画像
信号の内容をサムネイルの一覧表示により効果的、効率
的に把握できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、画像信
号や音声信号などの情報信号を記録媒体に記録する情報
信号処理装置、情報信号処理方法、および、記録媒体に
記録された情報信号を再生する情報信号処理装置、情報
信号処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の地上波テレビ放送などの他、BS
(Broadcasting Satellite)デジタル放送や通信ネット
ワークなど様々な経路を通じて、種々の画像信号や音声
信号が豊富に提供されるようになってきている。また、
通信ネットワークについて言えば、ブロードバンド化に
より、大量のデジタル画像信号やデジタル音声信号を高
速にエンドユーザに提供することも行なわれるようにな
ってきている。
【0003】また、ハードディスクなどの磁気ディスク
やDVD(Digital Versatile Disk)などの光ディス
ク、MOなどと呼ばれる光磁気ディスクなどの種々の記
録媒体(記録メディア)の大容量化や、記録媒体や記録
再生装置の低コスト化も急速に進められている。これに
より、種々の経路を通じて豊富に提供される画像信号や
音声信号などの情報信号をエンドユーザが自己の記録再
生装置を通じて自己の記録媒体に大量に記録し、これを
利用することができるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、大容量化されたハードディスクなどのディスク記
録媒体に放送番組の画像信号や音声信号などの情報信号
を記録した場合に、ディスク記録媒体のアクセス性の良
さを活用し、目的とする放送番組の目的とするシーンを
迅速に検索して、再生するようにするなど、情報信号を
有効に、かつ、効率的に利用できるようにしたいとする
要求が高くなると考えられる。
【0005】また、大容量とはいってもその記憶容量が
有限である記録媒体をできるだけ有効に活用できるよう
にするとともに、記録容量が不足することによる不都合
を防止することについても考慮しておく必要がある。
【0006】以上のことにかんがみ、この発明は、大容
量の記録媒体に大量に記録する情報信号を効果的に、か
つ、効率的に活用できるようにし、また一方では、情報
信号を記録する記録媒体についても効率的な活用を実現
する情報信号処理装置および情報信号処理方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の情報信号処理装置は、記録
の対象となっている第1の情報信号の所定の処理単位毎
に当該第1の情報信号の特性を示す特性情報を検出する
特性情報検出手段と、前記特性情報検出手段からの検出
結果に基づいて、前記第1の情報信号について特性の類
似する区間を分類するようにする分類処理手段と、前記
第1の情報信号の所定の処理単位毎に、当該第1の情報
信号と対応関係のある第2の情報信号を生成する情報信
号生成手段と、分類された区間毎に一覧表示に用いる第
2の情報信号を識別するとともに、その第2の情報信号
の表示位置を識別するための識別情報を、前記分類処理
手段においての分類処理の結果に基づいて形成する識別
情報形成手段と、前記第1の情報信号と、前記第2の情
報信号と、前記識別情報とを記録媒体に記録する記録手
段とを備えることを特徴とする。
【0008】この請求項1に記載の発明の情報信号処理
装置によれば、第1の情報信号として、例えば画像信号
の場合を例にすると、特性情報検出手段により、フレー
ム単位、あるいは、I(Intra-code)ピクチャ単位とい
った所定の処理単位毎に第1の情報信号の特性情報が検
出され、この特性情報に基づいて、分類処理手段により
第1の情報信号が特性の類似する区間に分類するように
される。
【0009】そして、情報信号生成手段により、第1の
情報信号から第2の情報信号が生成される。つまり、フ
レーム単位、あるいは、Iピクチャ単位にサムネイル表
示を行なうための縮小画像データが第2の情報信号とし
て生成される。そして、分類処理手段による分類の結果
に基づいて、分類された区間毎にサムネイルの一覧表示
に用いる1枚のサムネイルを形成する縮小画像データを
識別し、そのサムネイルを表示する画面上の位置(ある
いは表示順)を識別するための識別情報が、識別情報形
成手段により形成される。
【0010】そして、第1の情報信号と、第2の情報信
号と、識別情報とが記録手段により記録媒体に記録さ
れ、例えば、記録終了時において、第2の情報信号によ
るサムネイル表示を行なうことによって、第1の情報信
号の全部の再生を行なうことなく、記録した第1の情報
信号の記録内容を効果的に、かつ、効率的に把握するこ
とができるようにされる。
【0011】また、第1の情報信号は画像信号だけでな
く、例えば、音声信号であってもよい。音声信号の場合
には、所定時間分毎に特性情報の検出を行ない、音楽音
声部分部分、話音声部分、あるいは、男性音声部分、女
性音声部分などに分類して、その分類区間を示す表示情
報を第2の情報信号として形成し、一覧表示することに
より、記録した第1の情報信号の記録内容を効果的に、
かつ、効率的に把握することができるようにされる。ま
た、所定の処理単位毎に特性情報を検出し、分類可能な
各種の情報信号を第1の情報信号として用いる場合に効
果がある。
【0012】また、請求項2に記載の発明の情報信号処
理装置は、記録の対象となっている第1の情報信号の所
定の処理単位毎に当該第1の情報信号の特性を示す特性
情報を検出する特性情報検出手段と、前記特性情報検出
手段からの検出結果に基づいて、前記第1の情報信号に
ついて特性の類似する区間を分類するようにする分類処
理手段と、前記分類処理手段により分類された区間毎
に、前記特性情報検出手段からの検出結果に基づいて決
められる1つの処理単位の前記第1の情報信号に基づい
て、第2の情報信号を形成する情報信号形成手段と、一
覧表示に用いる第2の情報信号の表示位置を識別するた
めの識別情報を、前記分類処理手段においての分類処理
の結果に基づいて形成する識別情報形成手段と、前記第
1の情報信号と、前記第2の情報信号と、前記識別情報
とを記録媒体に記録する記録手段とを備えることを特徴
とする。
【0013】この請求項2に記載の情報信号処理装置に
よれば、請求項1に記載の情報信号処理装置の情報信号
形成手段が、所定の処理単位毎に第2の情報信号を形成
するのに対し、この請求項2に記載の情報信号形成手段
は、特性情報に基づいて、特性が類似する区間毎に、た
だ1つの処理単位の第1の情報信号を用いて、第2の情
報信号が形成される。
【0014】例えば、第1の情報信号が、画像信号であ
る場合には、類似画像が連続する1つの類似区間におい
て、そのうちの1つのフレーム、あるいは、1つのIピ
クチャのサムネイル用の縮小画像データが形成される。
つまり、類似画像の全部についてサムネイル用の縮小画
像を作成しても、一覧表示のために使用するのは1つで
よいので、無駄に第2の情報信号を形成しないようにす
ることが可能となる。
【0015】これにより、第2の情報信号のデータ量を
できるだけ減らし、記録容量が有限である記録媒体を効
率よく使用することができるとともに、第2の情報信号
を用いた一覧表示を行なうことによって、第1の情報信
号の全部の再生を行なうことなく、記録した第1の情報
信号の記録内容を効果的に、かつ、効率的に把握するこ
とができるようにされる。
【0016】また、請求項5に記載の発明の情報信号処
理装置は、記録の対象となっている第1の情報信号の所
定の処理単位毎に当該第1の情報信号の特性を示す特性
情報を検出する特性情報検出手段と、前記特性情報検出
手段からの検出結果に基づいて、前記第1の情報信号の
うちの所定の信号区間を識別するための識別情報を生成
する識別情報生成手段と、前記第1の情報信号を所定の
記録媒体の予め決められた記録方式により設定される第
1の記録領域に記録するとともに、前記識別情報により
識別される前記第1の情報信号のうちの所定の信号区間
の情報信号を第2の情報信号として前記記録媒体の予め
決められた記録方式により設定される第2の記録領域に
記録する記録手段とを備えることを特徴とする。
【0017】この請求項5に記載の情報信号処理装置に
よれば、特性情報検出手段により検出された特性情報に
基づいて、例えばダイジェスト再生に用いるなどのため
の第1の情報信号の所定の信号区間が識別するようにさ
れる。そして、対になる第1の情報信号と、第1の情報
信号から識別情報に基づいて抽出されて形成される第2
の情報信号とは、記録手段により、予め決められた記録
方式に従って設定される第1の記録領域と、第2の記録
領域とにそれぞれ別々に記録される。
【0018】これにより、対になる第1の情報信号と第
2の情報信号との記録領域を別々に管理し、例えば、第
2の情報信号は全て残すが、第1の情報信号は最新のも
ののみを残すなどというように、記録媒体の記録容量を
効率的に活用することができるようにされる。
【0019】また、請求項6に記載の情報信号処理装置
は、請求項5に記載の情報信号処理装置であって、前記
記録手段は、複数の前記第1の情報信号を記録可能な記
録容量を有する1まとまりの前記第1の記憶領域に前記
第1の情報信号を記録し、複数の前記第2の情報信号を
記録可能な記録容量を有する1まとまりの前記第2の記
録領域に前記第2の情報信号を記録することを特徴とす
る。
【0020】この請求項6に記載の情報信号処理装置
は、第1の記録領域は、複数の第1の情報信号を記録す
ることが可能なものとして設定され、第2の記録領域
は、複数の第2の情報信号を記録することが可能なもの
として設定される。これにより、より多くの情報を残し
たい方の記録領域を多く確保するなどして、第1の情報
信号と第2の情報信号との記録管理を行ない、記録媒体
を効率的に活用することができるようにされる。
【0021】また、請求項7に記載の発明の情報信号処
理装置は、請求項5に記載の情報信号処理装置であっ
て、前記記録手段は、1つ分の前記第1の情報信号を記
録する第1の記録領域と1つ分の前記第2の情報信号を
記録する第2の記録領域とを設けるようにし、前記第1
の記録領域に前記第1の情報信号を記録し、前記第2の
記録領域に前記第2の情報信号を記録することを特徴と
する。
【0022】この請求項7に記載の情報信号処理装置に
よれば、例えば、記録時において、第1の記録領域は、
1つ分の第1の情報信号を記録することが可能な記録領
域として設定するようにされ、第2の記録領域もまた、
1つ分の第2の情報信号を記録することが可能な記録領
域として設定するようにされる。
【0023】これにより、第1、第2の記録領域を予め
大きく取っておくことは無いので、記録媒体を効率的に
使用することができるとともに、記録媒体の全体の記録
領域を管理しておけば、記録領域の不足が予想される場
合を検出することが可能となるようにされる。
【0024】また、請求項8に記載の発明の情報信号処
理装置は、請求項5に記載の情報信号処理装置であっ
て、記録方式の選択入力を受け付ける選択入力受付手段
を備え、前記記録手段は、前記選択入力受付手段を通じ
て受け付けた前記選択入力に応じた記録方式で前記記録
媒体に第1の記録領域と第2の記録領域とを設定し、第
1の記録領域に第1の情報信号を記録し、第2の記録領
域に第2の情報信号を記録することを特徴とする。
【0025】この請求項8に記載の情報信号処理装置に
よれば、選択入力受付手段を通じて用いる記録方式をユ
ーザが選択することができるようにされ、選択入力受付
手段を通じて受け付けた記録方式で記録媒体に確保され
る第1の記録領域に第1の情報信号が記録され、同様に
して記録媒体に記録される第2の記録領域に第2の情報
信号が記録される。
【0026】これにより、ユーザの利用形態に応じて、
第1、第2の記録領域の確保の方式を選択し、その選択
した記録方式に応じて確保される第1、第2の記録領域
に第1、第2の情報信号を記録することができるように
される。そして、ユーザの意図した記録方式で記録媒体
に情報信号を記録し記録媒体を効率的に利用することが
できるようにされる。
【0027】また、請求項9に記載の発明の情報信号処
理装置は、請求項8に記載の情報信号処理装置であっ
て、前記記録方式として、少なくとも、前記第1の記録
領域を複数の第1の情報信号を記録可能な記録容量を有
する1まとまりの前記第1の情報信号を記録し、前記第
2の記録領域を複数の第2の情報信号を記録可能な記録
容量を有する1まとまりの前記第2の情報信号を記録す
る第1の記録方式と、1つ分の前記第1の情報信号を記
録する第1の記録領域と1つ分の前記第2の情報信号を
記録する第2の記録領域とを隣接して交互に設けるよう
にし、前記第1の記録領域に前記第1の情報信号を記録
し、前記第2の記録領域に前記第2の情報信号を記録す
る第2の記録方式とのうちの一方を選択することができ
るようにされていることを特徴とする。
【0028】この請求項9に記載の発明の情報信号処理
装置によれば、選択可能な記録方式として、少なくとも
第1の記録方式と第2の記録方式との2つが用意され、
ユーザはそのうちのいずれかを選択して用いることがで
きるようにされる。これにより、ユーザは、情報信号の
自己の利用形態に応じて、第1の記録方式と第2の記録
方式とを選択して用いることができるようにされ、ユー
ザの意図した記録方式で、情報信号を記録し、結果とし
て記録媒体を効率よく使用することができるようにされ
る。
【0029】また、請求項10に記載の発明の情報信号
処理装置は、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8
または請求項9に記載の情報信号処理装置であって、前
記記録媒体の空き記録容量を検出する記録容量検出手段
と、前記第1の情報信号を前記記録媒体に記録する際
に、前記記録容量検出手段により前記記録媒体の空き領
域が第1の情報信号を記録するのに不足することが検出
された場合には、前記第1の記録領域に最古に記録され
た前記第1の情報信号の記録領域に最新の前記第1の情
報信号を記録するようにするとともに、第2の記録領域
には侵食しないように制御する記録制御手段とを備える
ことを特徴とする。
【0030】この請求項10に記載の発明の情報信号処
理装置によれば、第1の情報信号を記録するに際して記
録媒体の空き容量が不足する恐れがあることが検出され
た場合には、最古に記録媒体に記録された第1の情報信
号の記録領域に最新の第1の情報信号を上書き記録(重
ね書き記録)するようにし、最新の第1の情報信号を最
古の情報信号の記録領域に記録しきれない場合に、空き
領域にその最新の第1の情報信号の続きを記録するよう
にされる。
【0031】これにより、第1の情報信号の所定の信号
区間の信号が抽出されて形成される第2の情報信号を優
先的に記録媒体に残すようにし、記録媒体の記録容量を
有効に使用することができるようにされる。すなわち、
本編データである第1の情報信号は記録容量が不足する
場合には上書き記録されて消滅するようにされるが、そ
の第1の情報信号と対をなす第2の情報信号は記録媒体
に残され、少なくとも第2の情報信号の利用可能状態が
維持するようにされる。
【0032】また、請求項17に記載の情報信号処理装
置は、記録の対象となっている第1の情報信号の所定の
処理単位毎に当該第1の情報信号の特性を示す特性情報
を検出する特性情報検出手段と、前記特性情報検出手段
からの検出結果に基づいて、前記第1の情報信号のうち
の所定の情報信号を識別するための識別情報を生成する
識別情報生成手段と、前記識別情報生成手段により生成
された前記識別情報を前記第1の情報信号に付加する識
別情報付加手段と、前記識別情報付加手段により前記識
別情報が付加された前記第1の情報信号を第1の記録媒
体に記録する第1の記録手段と、所定のタイミングにお
いて、前記第1の記録媒体の空き容量を検出する記憶容
量検出手段と、前記記憶容量検出手段により、前記第1
の空き容量が所定値以下になったことが検出された場合
に、前記第1の記録媒体に記録されている1つ以上の前
記第1の情報信号の全部を第2の記録媒体に移動するよ
うにするとともに、移動するようにされた前記第1の情
報信号のうちの前記識別情報により識別される信号区間
の情報信号は第2の情報信号として前記第1の記録媒体
にも残すようにする第2の記録手段とを備えることを特
徴とする。
【0033】この請求項17に記載の情報信号処理装置
によれば、特性情報検出手段により第1の情報信号の所
定単位毎の特性情報が検出され、この特性情報に基づい
て第1の情報信号のうち例えばダイジェスト再生などに
用いられるなどする所定の情報信号を識別するための識
別情報が生成される。
【0034】生成された識別情報は第1の情報信号に付
加され第1の記録手段により第1の記録媒体に記録され
ることになる。そして、第1の情報信号の記録時などの
所定のタイミングで第1の記録媒体の空き容量(残容
量)が検出される。
【0035】検出された空き容量が所定値以下である場
合には、既に第1の記録媒体に記録されている1つ以上
の第1の情報信号の全信号区間が第2の記録手段により
第2の記録媒体に移動するようにされるとともに、移動
するようにされる第1の情報信号の識別情報により識別
される信号区間の情報信号は第2の情報信号として第1
の記録媒体にも残すようにされる。
【0036】これにより、第1の記録媒体の記憶容量が
不足してきた場合にも、これに記録された第1の情報信
号は第2の記録媒体に移し変えられるので、第1の情報
信号自体が使用不能になることを防止することができる
とともに、第1の記録媒体にいつも所定量以上の空き領
域を確保し、新たな第1の情報信号が記録できなくなる
状態を回避することができるようにされる。すなわち、
記録媒体の効率的な利用が実現される。
【0037】また、第1の情報信号のうち、識別情報に
より識別される信号区間の情報信号は、第2の情報信号
として第1の記録媒体に残すようにされるので、必要に
応じて第1の記録媒体に記録された第2の情報信号はい
つでも利用することができるようにされる。第1の記録
媒体がハードディスクなどのアクセス性の良い記録媒体
である場合には、そのアクセス性を十分に利用すること
ができるようにされる。
【0038】また、請求項18に記載の情報信号処理装
置は、記録の対象となっている第1の情報信号の所定の
処理単位毎に当該第1の情報信号の特性を示す特性情報
を検出する特性情報検出手段と、前記特性情報検出手段
からの検出結果に基づいて、前記第1の情報信号のうち
の所定の情報信号を識別するための識別情報を生成する
識別情報生成手段と、前記第1の情報信号を第1の記録
媒体に記録するとともに、前記識別情報により識別され
る前記第1の情報信号のうちの所定の情報信号を第2の
情報信号として前記第1の記録媒体に記録する第1の記
録手段と、所定のタイミングにおいて、前記第1の記録
媒体の空き容量を検出する記憶容量検出手段と、前記記
憶容量検出手段により、前記第1の空き容量が所定値以
下になったことが検出された場合に、前記第1の記録媒
体に記録されている1つ以上の前記第1の情報信号のみ
を第2の記録媒体に移動するようにする第2の記録手段
とを備えることを特徴とする。
【0039】この請求項18に記載の情報信号処理装置
によれば、特性情報検出手段により第1の情報信号の所
定単位毎の特性情報が検出され、この特性情報に基づい
て第1の情報信号のうち例えばダイジェスト再生などに
用いられるなどする所定の情報信号を識別するための識
別情報が生成される。
【0040】そして、第1の記録手段により第1の情報
信号と、第1の情報信号のうちの識別情報により識別さ
れる信号区間の情報信号が第2の情報信号としてそれぞ
れ別個に第1の記録媒体に記録される。そして、第1の
情報信号の記録時などの所定のタイミングで第1の記録
媒体の空き容量(残容量)が検出される。
【0041】検出された空き容量が所定値以下である場
合には、既に第1の記録媒体に記録されている1つ以上
の第1の情報信号の全信号区間が第2の記録手段により
第2の記録媒体に移動するようにされ、第2の情報信号
は第1の記録媒体に残すようにされる。
【0042】これにより、第1の記録媒体の記憶容量が
不足してきた場合にも、これに記録された第1の情報信
号は第2の記録媒体に移し変えられるので、第1の情報
信号自体が使用不能になることを防止することができる
とともに、第1の記録媒体にいつも所定量以上の空き領
域を確保し、新たな第1の情報信号が記録できなくなる
状態を回避することができるようにされる。すなわち、
記録媒体の効率的な利用が可能となる。
【0043】また、第1の情報信号のうち、第2の情報
信号は、第1の記録媒体に残すようにされるので、必要
に応じて第1の記録媒体に記録された第2の情報信号は
いつでも利用することができるようにされる。第1の記
録媒体がハードディスクなどのアクセス性の良い記録媒
体である場合には、そのアクセス性を十分に利用するこ
とができるようにされる。
【0044】また、請求項21に記載の発明の情報信号
処理装置は、記録の対象となっている第1の情報信号の
所定の処理単位毎に当該第1の情報信号の特性を示す特
性情報を検出する特性情報検出手段と、前記特性情報検
出手段からの検出結果に基づいて、前記第1の情報信号
について類似区間を検出する類似区間検出手段と、前記
類似区間検出手段からの検出出力に応じて決められる所
定の位置の前記第1の情報信号部分と対応関係のある第
2の情報信号を生成する情報信号生成手段と、前記第1
の情報信号と前記第2の情報信号とを時間的に、あるい
は、位置的に対応付ける対応付け情報を生成する対応付
け情報生成手段と、前記第1の情報信号と、前記情報信
号生成手段からの第2の情報信号と、前記対応付け情報
生成手段からの対応付け情報とを記録媒体に記録する記
録手段と、前記第2の情報信号に応じた情報を時系列順
に表示素子に一覧表示するようにする表示制御手段とを
備えることを特徴とする。
【0045】この請求項21に記載の情報信号処理装置
によれば、特性情報検出手段により検出された特性情報
に基づいて類似区間検出手段により類似区間が検出さ
れ、この類似区間内の所定の位置の情報信号と対応関係
のある第2の情報信号が形成される。
【0046】そして、第1の情報信号と第2の情報信号
とを時間的あるいは位置的に対応付ける対応付け情報が
対応付け情報生成手段により生成される。この対応付け
情報により、第2の情報信号は、第1の情報信号のどの
部分に対応するものかの区別がつくようにされる。
【0047】この後、第1の情報信号と第2情報信号と
対応付け情報信号とが記録媒体に記録するようにされる
が、記録実行時に平行して、あるいは、記録終了時など
の所定のタイミングにおいて、第2の情報信号に応じた
画像が時系列順に一覧表示するようにされる。これによ
り、第2の情報信号に応じた画像の一覧表示により第1
の情報信号の内容を迅速かつ正確に把握することができ
るようにされる。すなわち、情報信号の効果的、かつ、
効率的な利用が可能とされる。
【0048】また、請求項22に記載の情報信号処理装
置は、請求項21に記載の情報信号処理装置であって、
前記表示素子に一覧表示された前記第2の情報信号に応
じた少なくとも1つの画像を選択するための選択入力を
受け付ける選択入力受付手段と、前記選択入力受付手段
を通じて受け付けた選択入力に応じた画像に対応する位
置から前記第1の情報信号を再生するようにする再生制
御手段とを備えることを特徴とする。
【0049】この請求項22に記載の情報信号処理装置
によれば、一覧表示される第2の情報信号に応じた画像
の中から、目的とする画像を選択することにより、その
画像の第2の情報信号に対応する第1の情報信号から再
生を行なうようにすることができるようにされる。これ
により、第1の情報信号の目的とする部分から迅速に再
生を行なうようにすることができるようにされ、情報信
号の効果的、かつ、効率的な利用を実現することができ
るようにされる。
【0050】また、請求項25に記載の情報信号処理装
置は、所定の処理単位毎に特性を検出し、検出した前記
特性に基づいて特性の類似する区間に分類され、その分
類が識別可能なように識別情報が付加するようにされて
記録媒体に記録された情報信号を再生する情報信号処理
装置であって、前記記録媒体に記録されている情報信号
を読み出す読み出し手段と、特殊再生実行指示入力を受
け付ける実行指示入力受付手段と、前記実行指示入力受
付手段を通じて、特殊再生を行なうことが指示された場
合に、前記記録媒体に記録されている再生しようとする
前記情報信号に付加されている属性情報、あるいは、使
用者からの指示入力に基づいて、複数の特殊再生モード
の中から用いる特殊再生モードを選択するモード選択手
段と、前記モード選択手段により選択された特殊再生モ
ードに応じて、前記読み出し手段を制御し、読み出す前
記情報信号の範囲を変えるように制御する制御手段とを
備えることを特徴とする。
【0051】この請求項25に記載の発明の情報信号処
理装置によれば、記録媒体に記録されている情報信号
は、その情報信号の特性情報に基づいて類似区間が分類
され、その分類が識別可能なように識別情報が付加する
ようにされている。
【0052】そして、特殊再生モードの実行が指示され
た場合には、記録媒体に記録されている属性情報、ある
いは、ユーザからの指示情報に基づいて、モード選択手
段により用いる特殊再生モードが選択される。
【0053】この選択された特殊再生モードで、記録媒
体に記録されている情報信号の特殊再生を行なうよう
に、制御手段が読み出し手段を制御し、特殊再生しよう
としている情報信号に応じた特殊再生モードで特殊再生
が行なわれる。
【0054】これにより、特殊再生する情報信号の属
性、あるいは、使用者からの指示に基づいて、例えば、
各類似区間のみの再生、各類似区間とその前後の所定区
間との再生、各類似区間とその直前の所定区間の再生、
あるいは、各類似区間の所定区間の再生、各類似区間の
所定区間とその直前の所定区間との再生などのように、
再生する情報信号区間が適宜変えられて特殊再生を行な
うことができるようにされる。これらのことにより、情
報信号の効果的、かつ、効率的な使用が実現される。
【0055】また、請求項27に記載の発明の情報信号
処理装置は、所定の処理単位毎に特性を検出し、検出し
た前記特性に基づいて特性の類似する類似区間に分類さ
れ、その分類が識別可能なように識別情報が付加するよ
うにされて記録媒体に記録された情報信号を再生する情
報信号処理装置であって、特殊再生実行指示入力を受け
付ける実行指示入力受付手段と、前記記録媒体から再生
する前記情報信号を読み出す読み出し手段と、前記実行
指示入力受付手段を通じて情報信号の特殊再生実行指示
入力を受け付けた場合に、前記読み出し手段により読み
出された前記情報信号の前記分類区間毎に、予め決めら
れる間隔区間長おきに、予め決められる設定区間長分の
前記情報信号の再生を行なうように制御する再生制御手
段とを備えることを特徴とする。
【0056】この請求項27に記載の情報信号処理装置
によれば、実行指示入力受付手段を通じて、特殊再生で
あるダイジェスト再生の実行が指示された場合に、再生
が指示された情報信号が読み出し手段により読み出され
再生するようにされるが、実際に再生されるのは、識別
情報により識別される類似区間の間隔区間長おきの設定
区間長分の情報信号のみとなるように、再生制御手段に
より制御される。
【0057】これにより、類似区間が非常に長い場合で
あっても、効果的、かつ、効率的なダイジェスト再生を
行なって、再生される情報信号の内容を的確に把握する
ことができるようにされる。しかも、機器の構成が複雑
になることもなく、比較的に簡単な構成で実現すること
ができる。すなわち、情報信号の効果的、かつ、効率的
な利用ができるようにされる。
【0058】また、請求項28に記載の発明の情報信号
処理装置は、請求項27に記載の情報信号処理装置であ
って、前記情報信号の前記類似区間のうちの重要区間を
検出する重要区間検出手段を備え、前記再生制御手段
は、前記重要区間検出手段により検出された前記重要区
間を含むように、前記設定区間長の再生区間を設定する
ようにすることを特徴とする。
【0059】この請求項28に記載の情報信号処理装置
によれば、類似区間の内でも、例えば所定の音声信号ま
たは所定の画像信号における所定の信号レベルが高くな
るなどの重要区間が重要区間検出手段により検出され、
この重要区間が必ず再生されるように、再生制御手段に
より設定区間長の再生区間に含められるようにされる。
【0060】これにより、同じ類似区間内であっても、
より重要度の高い区間を再生することが可能となり効果
的、効率的な特殊再生すなわちダイジェスト再生を行な
うことができるようにされる。すなわち、情報信号の効
果的、かつ、効率的な利用ができるようにされる。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明による情報信号処理装置、情報信号処理方法の一実施
の形態について説明する。以下に説明する実施の形態に
おいては、この発明による情報信号処理装置、情報信号
処理方法を、例えば、テレビ放送番組の画像信号と音声
信号とを記録媒体に記録し、記録した画像信号と音声信
号とを再生する記録再生装置に適用した場合を例にして
説明する。
【0062】[第1の実施の形態](請求項1〜請求項
4、図1から図11) 図1は、この発明による情報信号処理装置、情報信号処
理方法の一実施の形態が適用された第1の実施の形態の
記録再生装置100を説明するためのブロック図であ
り、図2、図3は、この実施の形態の記録再生装置10
0の動作原理を説明するための図である。
【0063】この第1の実施の形態の記録再生装置10
0は、ハードディスクなどのアクセス性の良い大容量記
録媒体にテレビ放送番組などの情報信号を記録した場合
に、その情報信号の全部を一々再生することなく、その
情報信号の記録内容を迅速に、しかも簡単かつ正確に把
握することができるようにすることにより、記録した情
報信号の効果的、かつ、効率的な活用(利用)を促進す
ることができるようにするものである。
【0064】[動作原理について]まず、この第1の実
施の形態の記録再生装置100の動作原理について説明
する。図1に示す記録再生装置100は、情報信号とし
て、例えばテレビ放送番組のアナログ画像信号とアナロ
グ音声信号の供給を受け、これらをデジタル化し、MP
EG(Moving Picture Experts Group)方式でデータ圧
縮した後に、データ圧縮した画像データと音声データと
を時分割多重化して、記録媒体8に記録することができ
るものである。記録媒体8は、例えばハードディスクな
どの大容量のディスク記録媒体である。
【0065】また、図1に示す記録再生装置100は、
記録媒体8に記録された多重化信号を読み出し、画像デ
ータと音声データに分離するとともに、そのそれぞれを
圧縮伸張し、データ圧縮前の画像データと音声データと
を復元し、これらをアナログ信号に変換して出力するこ
とができるものである。
【0066】そして、図1に示した記録再生装置100
は、画像信号と音声信号の記録媒体8への記録時におい
て、画像信号を類似画像毎に分類処理する。この分類処
理は、データ圧縮後の画像データ(MPEGデータ)を
用いて行なう。なお、画像が1フレーム毎に頻繁に変化
することはないと想定できるほど少ないと考えられるの
で、この実施の形態の記録再生装置100においては、
I(Intra-code)ピクチャ単位に類似画像の検出を行な
い類似画像毎の分類処理を行なう。
【0067】図1の記録再生装置100は、後述もする
ように、画像分類処理部5において、類似画像検出処理
および画像分類処理を行なう。これにより、類似する画
像が続く類似画像区間を特定するとともに、どの類似画
像区間とどの類似画像区間とが類似しているかをも特定
するようにしている。
【0068】例えば、図2(a)に示すように入力画像
信号系列として、31枚のIピクチャがあり、区間A
1、区間A2、区間A3、区間B1、区間B2、区間B
3のIピクチャはその区間内においてはいずれのIピク
チャにも類似する類似画像であるが、区間C1、区間C
2のIピクチャはその区間内においてはいずれのIピク
チャにも類似しない非類似画像であるというように類似
画像区間とそうでない区間(非類似画像区間)とを特定
し分類する。
【0069】また、直前のIピクチャとの間で類似でな
いIピクチャは、シーンチェンジ点のIピクチャである
と判別することもできる。このことを利用することによ
り、図1に示す記録再生装置100においては、図2
(a)に示す例の場合、図2(a)において矢印で示す
ように、1番目、4番目、5番目、6番目、7番目、1
0番目、11番目、12番目、17番目、21番目、2
9番目のIピクチャが、シーンチェンジ点であると検出
することができる。
【0070】さらに、区間A1と区間A2と区間A3と
は相互に類似する類似画像区間であり、また、区間B1
と区間B2と区間B3とは相互に類似する類似画像区間
であり、区間C1と区間C2とも相互に類似する類似画
像区間であるというように、類似画像区間同士の分類を
も行ない類似区間グループを判別することもできるよう
にしている。
【0071】したがって、この実施の形態の記録再生装
置100においては、例えば、図2(a)に示した入力
画像信号系列の提供を受けた場合には、3種類の類似区
間グループ(区間A1、A2、A3、区間B1、B
2、B3、区間C1、C2)があり、各類似区間グル
ープを構成する各類似画像区間は、いくつのIピクチャ
を含んでいるかを検出し把握する。
【0072】そして、図1に示したこの実施の形態の記
録再生装置100においては、情報信号の記録時におい
て、上述したように、画像の類似検出処理と分類処理と
を行ない、当該情報信号の記録終了時などの所定のタイ
ミングで、例えば、図3に示すように、類似画像の分類
結果を表示する。
【0073】この場合、類似区間グループ毎であって、
類似画像区間毎にその先頭の画像(Iピクチャ)の縮小
画像の一覧表示を行なう。具体的には、類似検出頻度、
すなわち、類似画像(類似するIピクチャ)の多い類似
区間グループからフレーム番号の若い順に画像分類グル
ープの切り換わり時点または画像分類によるシーンチェ
ンジ点の画像の縮小画像を表示する。
【0074】なお、ここで注意を要することは、カメラ
パンがある画像区間は、カメラパンに応じて画像シーン
が変化しているので、類似画像という観点から考えた場
合は、各々の画像シーンは類似画像ではないとも考えら
れるが、カメラパンがあるだけで、その区間ではカット
点(シーンチェンジ)は無いとも考えられる。すなわ
ち、ある画像が類似であるか、類似でないかの絶対的な
基準は無く、画像分類グループの切り換わり時点とシー
ンチェンジ時点は、場合によっては必ずしも同じでない
場合もある。
【0075】また、上述したこの例において、類似検出
頻度が同じ類似区間グループが複数存在する場合には、
フレーム番号の若いIピクチャを含む類似区間グループ
から表示するようにする。
【0076】図3に示した例は、表示画面を8×8個の
小画面に分割し、図2(a)に示したように分類される
Iピクチャについて、垂直方向には類似区間グループ毎
に、水平方向には類似画像区間毎にシーンチェンジ点の
画像の縮小画像を表示するようにしたものである。
【0077】したがって、図3に示した例において、最
上段のc1行には、類似画像区間A1、A2、A3のそ
れぞれの先頭画像(シーンチェンジ点の画像)である1
番目、12番目、21番目のIピクチャの画像の縮小画
像が表示される。
【0078】また、c2行には、類似画像区間B1、B
2、B3のそれぞれの先頭画像であるシーンチェンジ点
の画像である7番目、17番目、29番目のIピクチャ
の画像の縮小画像が表示され、c3行には、類似画像区
間C1、C2のそれぞれの先頭画像であるシーンチェン
ジ点の画像である4番目、10番目のIピクチャの画像
の縮小画像が表示される。
【0079】このように、この第1の実施の形態の記録
再生装置100においては、記録時に画像の類似検出処
理、分類処理を行ない、記録実行時や、記録終了時、あ
るいは、記録終了後の適宜のタイミングで、画像の分類
処理結果を表示することにより、記録媒体に記録した放
送番組はどのようなものであるかを迅速かつ確実に知る
ことができるようにしている。つまり、記録した情報信
号の全部を再生することなく、記録内容の概要を迅速か
つ確実に把握し、情報信号の有効かつ効率的な利用がで
きるようにしている。
【0080】そして、図3に示したように、分類結果の
一覧表示(マルチ画面表示)を行なうためには、一覧表
示用の縮小画像(サムネイル画像)が必要になる。MP
EG方式でデータ圧縮された画像データを考えると、図
2(a)に示したIピクチャと同一の時間系列で、図2
(b)に示すように縮小画像を形成し、記録媒体に記録
しておけば、分類処理後すぐに、縮小画像(サムネイル
画像)の一覧表示を行なうことができる。
【0081】ここで、記録終了時に図3に示したように
縮小画像の表示を行なうことを考えると、記録時におい
て、元の画像データともに、縮小画像を形成してこれを
元の画像データとともに記録媒体に記録するようにする
ことにより、信号処理時間の短縮ができる。元の画像の
記録時に縮小画像を形成しないとすると、元の画像がデ
ータ圧縮されたものであるので、元の画像のデコード処
理と、縮小画像の形成処理とを行なわなければならなく
なり、縮小画像の迅速な表示ができなくなる。
【0082】そこで、図2(b)に示したように、元の
画像データともに、縮小画像を形成してこれを元の画像
データとともに記録媒体に記録するようにすることによ
り、信号処理時間の短縮ができるとともに、元画像であ
るIピクチャとその縮小画像との対応付けを容易に行な
うことができる。
【0083】しかし、図2(b)の場合、縮小画像デー
タが多くなり、記録容量が有限である記録媒体を有効に
活用することができなくなる場合があると考えられる。
そこで、図1に示すこの実施の形態の記録再生装置10
0は、基本的に、シーンチェンジ点の画像の縮小画像の
みを元の画像と対応付けるようにして記録媒体に記録
し、縮小画像のデータ量をできるだけ少なくすることも
できるようにしている。
【0084】ここで、図3に示した一覧表示(マルチ画
面表示)を“0”、“1”で表現されるベースバンド領
域の縮小画像のデータ量について考える。図3に示した
例の場合には、縮小画像は、元の画像データを垂直方
向、および、水平方向に1/8(8分の1)にしたもの
である。
【0085】元の画像データを、それぞれ8ビットのY
信号(輝度信号)、Cb信号(青の色差信号)、Cr
(赤の色差信号)により表されるものとし、元の画像の
解像度を352(水平方向)×240(垂直方向)する
と、縮小画像1枚当たりのデータ量は、以下の(1)式
により算出することができる。すなわち、 3×8(bit)×(352×240)×(1/8)×(1/8)=31680(bit) ≒ 4(KByte) …(1) となる。
【0086】そして、放送番組の記録を例えば2時間行
なうとした場合、30フレーム/秒でMPEGストリー
ムの15GOP(Group Of Picture)とすると、全縮小
画像のデータ量は、次の(2)式のように求めることが
できる。すなわち、 2(H)×60(min)×60(s)×31680(bit)×30(Frame/s)×(1/15)=54(MByte)…(2) となり、縮小画像の画像データだけでもかなりのデータ
量となる。
【0087】しかし、図2(a)に示した各類似画像区
間の複数の画像はいずれも類似した画像であるので、各
類似画像区間の先頭の画像であるシーンチェンジ点の画
像の縮小画像のみを生成して、これを元の画像とともに
記録するようにすることで、縮小画像のデータ量を少な
くすることができる。
【0088】つまり、図2(c)に示すように、区間A
1については、1番目の画像と、2番目の画像と、3番
目の画像とはいずれも類似している画像であるので、シ
ーンチェンジ点の画像である1番目の画像についてのみ
縮小画像を形成し、これを記録媒体に記録するようにす
る。他の類似画像区間である区間A2、区間A3、区間
B1、区間B2、区間B3についても同様に行なう。
【0089】また、区間C1、区間C2を構成する画像
は、この例の場合、いずれも類似した画像ではないの
で、その全部の画像の縮小画像を形成して、これを縮小
前の元の画像とともに記録するようにする。すなわち、
区間C1の場合には、4番目の画像と、5番目の画像
と、6番目の画像の縮小画像を形成して記録するように
する。区間C2についても同様である。
【0090】このようにした場合には、図2(c)に示
すように、1番目、4番目、5番目、6番目、7番目、
10番目、11番目、12番目、17番目、21番目、
29番目の画像について縮小画像を形成し、これを元の
画像とともに、記録するようにすればよいことになる。
【0091】このように、基本的に、類似画像区間の先
頭の画像(シーンチェンジ点の画像)の縮小画像のみを
作成するようにする図2(c)に示した場合の方が、図
2(b)に示した場合よりも縮小画像のデータ量が格段
に少なくすることができる。前述のように、2時間の放
送番組を記録する場合であって、類似画像の平均継続時
間を3秒程度と仮定すると、図2(c)に示したように
縮小画像を形成した場合には、縮小画像のデータ量は、
約18(MByte)となる。
【0092】なお、縮小画像について、JPEG(Joint
Photographic Expert Group)方式などのデータ圧縮方
式を用いてさらにデータ圧縮処理を行なうことにより、
さらに縮小画像のデータ量を少なくすることができる。
【0093】この第1の実施の形態の記録再生装置10
0は、図2(b)の方式、図2(c)の方式のいずれを
も用いることができるものであるが、以下の説明におい
ては、主に図2(c)の方式を用いる場合を例にして説
明する。
【0094】[第1の実施の形態の記録再生装置100
の構成と動作について]図1に示したこの第1の実施の
形態の記録再生装置100の構成と動作について説明す
る。図1において、記録媒体8の左側の部分が主に記録
系であり、記録媒体8の右側が再生系であると大別する
ことができる。
【0095】[記録系について]まず記録系について説
明する。この第1の実施の形態の記録再生装置100に
入力されたアナログ音声信号(音声入力)は、音声アナ
ログ/デジタル変換器(以下、音声A/D変換器と言
う。)1に供給され、ここでデジタル音声信号に変換さ
れて音声エンコーダ2と音声分類処理部20とに供給さ
れる。
【0096】音声エンコーダ2は、これに供給されたデ
ジタル音声信号について、MPEGオーディオ方式など
の所定の圧縮方式で帯域圧縮処理を行ない、帯域圧縮さ
れたデジタル音声信号である音声データを形成し、これ
を多重化処理部6に供給する。
【0097】音声分類処理部20は、例えば所定区間毎
のデジタル音声信号について、周波数スペクトルピーク
の継続性を検出し、音楽信号であるかどうかの判定を行
ない、その判定結果を多重化処理部6、システムコント
ローラ17、画像シーン分類表示および再生位置表示部
(以下、分類表示部という。)19に供給する。
【0098】なお、音声分類処理部20は、音声A/D
変換器1からのデジタル音声信号ではなく、図1におい
て点線で示すように、音声エンコーダ2からの帯域圧縮
されて形成された音声データの供給を受け、この音声デ
ータについて前述したように分類処理を行なうように構
成することもできる。
【0099】一方、この第1の実施の形態の記録再生装
置100に入力されたアナログ画像信号(画像入力)
は、画像アナログ/デジタル変換器(以下、画像A/D
変換器と言う。)3に供給され、ここでデジタル画像信
号に変換されて画像エンコーダ4に供給される。
【0100】画像エンコーダ4は、これに供給されたデ
ジタル画像信号について、MPEG2方式などの所定の
圧縮方式で帯域圧縮処理を行ない、帯域圧縮されたデジ
タル画像信号である画像データを形成し、これを画像分
類処理部5、多重化処理部6、Iピクチャ検出部21、
縮小画処理部22に供給する。
【0101】画像分類処理部5は、画像エンコーダ4か
らの画像データのIピクチャについて、画像の特性情報
を検出し、これに基づいて類似画像を判別するととも
に、図2を用いて説明したように、類似画像区間、非類
似画像区間、類似区間グループの特定などの一連の画像
の分類処理を行ない、類似画像区間、非類似画像区間、
類似区間グループを識別できるようにするための識別情
報信号を形成して、これを多重化処理部6、分類表示部
19に供給する。
【0102】この識別情報信号には、各類似画像区間に
おいて、何フレーム類似画像が継続しているかを示す情
報などの画像データの位置情報も含まれる。また、画像
分類処理部5は、類似画像の判別過程において、シーン
チェンジ点をも検出し、これをシステムコントローラ1
7に通知することができるようにしている。
【0103】なお、画像分類処理部5は、画像エンコー
ダ4からの圧縮されて形成された画像データではなく、
図1において点線で示すように、画像A/D変換器3か
らのデジタル画像信号の供給を受け、これに基づいて、
例えばフレーム単位に前述したように画像の類似画像の
判別処理や分類処理を行なうようにしてもよい。
【0104】また、画像信号の分類処理、または、音声
信号の分類処理の結果得られる識別情報信号は、システ
ムコントローラ17が、画像分類処理部5、音声分類処
理部20から供給される分類処理の結果に基づいて、生
成し、これを多重化処理部6に供給するように構成する
こともできる。
【0105】システムコントローラ17は、図示しない
が、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read O
nly Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発
性メモリ、時計回路などを備えたマイクロコンピュータ
であり、記録再生装置100の各部を制御するものであ
る。
【0106】また、図1において、Iピクチャ検出部2
1は、画像データからIピクチャを検出し、検出タイミ
ングなどの検出情報をシステムコントローラ17に通知
する。これは、前述もしたように、この実施の形態の記
録再生装置100が、Iピクチャ単位に画像の類似検出
処理および分類処理を行なうようにしているためであ
る。システムコントローラ17は、Iピクチャ検出部2
1からの検出情報に基づいて画像分類処理部5、縮小画
処理部22を制御することができるようにしている。
【0107】縮小画処理部22は、システムコントロー
ラ17からの制御に応じて、供給された画像データ(シ
ーンチェンジ点のIピクチャ)から縮小画像データを形
成し、これを多重化処理部6、分類表示部19に供給す
る。
【0108】この実施の形態において、分類表示部19
は、音声分類処理部20からの分類結果、画像分類処理
部5からの識別情報信号、縮小画処理部22からの縮小
画像データの供給を受けて、図3に示したように、類似
区間グループ毎であって、類似画像区間毎の縮小画像の
分類表示を行なう。すなわち、この実施の形態の記録再
生装置100においては、記録処理と平行して記録画像
についてのサムネイル表示をも行なうことができるよう
にしている。
【0109】また、多重化処理部6は、これに供給され
た音声データ、画像データ、縮小画像データ、画像分類
処理部5からの識別情報信号を例えば時分割多重化して
多重化データを形成し、これを記録処理部7に供給す
る。記録処理部7は、これに供給された多重化データに
ついて誤り訂正符号の付加やインターリーブ処理などを
行なって記録用の信号を形成し、これを記録媒体8の所
定の領域に記録する。
【0110】そして、この実施の形態の場合には、前述
もしたように、多重化データに多重化されている識別情
報信号により、類似画像区間、非類似画像区間、類似区
間グループの識別ができるようにされるとともに、元の
画像と縮小画像の対応付けもなされている。これによっ
て、記録時において、あるいは、記録終了時、記録終了
後の所定のタイミングなどにおいて、図3に示したよう
に、類似区間グループ毎であって、類似画像区間毎の縮
小画像の分類表示を行なうことができるようにしてい
る。
【0111】[画像分類処理について]上述した記録再
生装置100の画像分類処理部5において行なわれる画
像の分類処理について具体的に説明する。図4は、画像
分類処理部5の具体的な構成を説明するための図であ
り、図5、図6は、画像分類処理部5において行なわれ
る画像分類処理の原理を説明するための図である。
【0112】この実施の形態において、画像分類処理部
5は、例えば、MPEG2方式でデータ圧縮されて形成
された画像データからその画像データの所定の特性デー
タを検出して、画像の分類を行なうようにしている。
【0113】画像分類処理部5の特性データ検出部51
は、画像エンコーダ4からのIピクチャの供給を受ける
と、そのフレームデータについて、図5に示すような2
5個の画像領域(25分割画像領域)に分け、各画像領
域におけるY成分(輝度成分)、Cb成分(青の色差成
分)、Cr成分(赤の色差成分)のDCT(DiscreteCos
ine Transform)係数のうちのDC係数の平均値を成分と
する例えば25次の3つのベクトルAy(輝度ベクト
ル)、Ab(青の色差ベクトル)、Ar(赤の色差ベクト
ル)を生成する。
【0114】そして、Ay(輝度ベクトル)は、図6(1)
式のように表すことができ、Ab(青の色差ベクトル)
は、図6(2)式のように表すことができる。また、Ar
(赤の色差ベクトル)は、図6(3)式のように表すこと
ができる。
【0115】このように、遂次、生成されるベクトルデ
ータは、図4に示すように、データバッファ52に供給
されて記録されるとともに、演算処理部53にも供給さ
れる。演算処理部53は、分類処理する時点のベクトル
データ(特性データ検出部51から演算処理部53に最
新に供給されたベクトルデータ)を基準とし、データバ
ッファ52内に既に記録されている全てのフレームのベ
クトルデータとの間において、図6(4)式に従ってベク
トル間距離Vdを算出し、その最小距離Vdminを検
出する。
【0116】IDバッファ55には、データバッファ5
2に記録されているフレーム毎のベクトルデータに対し
て、1対1に対応するID(識別情報)が記録されてい
る。すなわち、データバッファ52に記録されたフレー
ム単位に1対1に対応するIDが存在するようにされて
いる。
【0117】そして、システムコントローラ17は、演
算処理部53からの検出結果に基づいて、基準のベクト
ルとの間で最小距離Vdminを構成するフレームに対
するIDをIDバッファ55を参照して取得する。そし
て、システムコントローラ17は、最小距離Vdmin
が、予め決められる閾値Th以下であるときには、基準
のベクトルのフレーム(Iピクチャ)と、この基準のベ
クトルのフレーム(Iピクチャ)との間で最小距離Vd
minを構成するフレームとは類似していると判断し
て、そのフレームIDであるIDdetをID生成部5
4をバイパスして識別情報信号として出力するととも
に、IDバッファ55にも記録する。
【0118】図4において、ID生成部54は、初期値
を“0”(ゼロ)とする16ビットカウンタである。そ
して、システムコントローラ17において、最小距離V
dminが、予め決められた閾値Thより大きいときと
判別された場合には、基準のベクトルのフレーム(Iピ
クチャ)と、この基準のベクトルのフレーム(Iピクチ
ャ)との間で最小距離Vdminを構成するフレームと
は類似していないと判断して、ID生成部54が保持す
る値をその基準のベクトルのフレーム(Iピクチャ)に
割り当てられたIDとして、出力するとともに、IDバ
ッファ55にも記録する。この後、ID生成部54にお
いては、次にIDとして提供しようとする値が1インク
リメントされる。
【0119】このように、類似度が高い画像(Iピクチ
ャ)には、同じIDが付与される。これにより、同じI
Dを持つ画像信号区間は、類似画像からなる類似画像区
間であると判別可能となり、また、同じIDを持つ飛び
飛びの類似画像信号区間が、類似区間グループを形成し
ていることも判別することができるようにされる。
【0120】また、画像分類処理部5においては、分類
処理したIピクチャのIDと、その直前のIピクチャの
IDとの違いにより、分類処理したIピクチャがシーン
チェンジ点(カット点)か否かをも検出することができ
るようにされている。このように、シーンチェンジ点を
検出することにより、図2(c)に示したように、シー
ンチェンジ点の画像から縮小画像データを生成して、分
類表示部19にサムネイル表示を行なったり、縮小画像
データを多重化データに多重化し、これを記録媒体に記
録したりすることを容易に実現することができるように
している。
【0121】そして、この実施の形態においては、シス
テムコントローラ17において、画像分類処理部5から
の情報に基づいて、例えば、記録したテレビ放送番組を
識別する情報と、そのテレビ放送番組の縮小画像のそれ
ぞれを特定する情報と、特定される縮小画像のマルチ画
面における表示位置を示す情報と、その縮小画像に対応
する元の画像を特定する情報などからなる情報を識別情
報信号として形成し、これを多重化処理部6に供給す
る。
【0122】なお、特定される縮小画像のマルチ画面に
おける表示位置を示す情報は、類似画像区間のIピクチ
ャの数と、類似区間グループとに基づいて決めることが
できる情報であり、縮小画像に対応する元の画像を特定
する情報は、フレーム番号やタイムスタンプなどを用い
ることができる。
【0123】[音声分類処理について]次に、上述した
記録再生装置100の音声分類処理部20において行な
われる音声の分類処理について具体的に説明する。図7
は、音声分類処理部20の具体的な構成を説明するため
の図である。この実施の形態の音声分類処理部20は、
音楽の音声信号(音楽信号)部分と、話し声の音声信号
(話音声信号)部分とを分類することができるものであ
る。
【0124】図1に示したように、音声A/D変換器1
から供給されるデジタル音声信号は、音声分類処理20
の所定信号区間検出部201に供給される。所定信号区
間検出部201は、これに供給されたデジタル音声信号
のうちの0.5秒位〜5秒位の長さの音声信号区間を切
り出し、これをFFT信号処理部202に供給する。
【0125】音声信号を上述のように所定時間分切り出
すようにするのは、あまり短い音声信号だけでは、それ
が音楽信号か、話音声信号であるのかを正確に判定でき
ないからである。
【0126】FFT信号処理部202は、これに供給さ
れたデジタル音声信号について、FFT(Fast Fourier
Transformation)処理を行なって、周波数成分の情報に
変換し、変換後の信号をピーク周波数検出部203に供
給する。ピーク周波数検出部203は、これに供給され
た音声信号の周波数成分の信号から、スペクトルピーク
周波数を検出し、これをピーク周波数継続性判定部20
4に供給する。
【0127】ピーク周波数継続性判定部204は、これ
に供給されるスペクトルピーク周波数に基づいて、所定
区間にわたりピーク周波数が継続しているか否かによ
り、処理の対象となっている音声信号が、音楽信号であ
るか、そうでないかの判定を行なう。
【0128】ピーク周波数継続性判定部204における
判定結果は、図1を用いて前述したように、多重化処理
部6に供給され、音楽部分とそうでない部分とを分類す
るための情報として多重化信号に多重化されるととも
に、システムコントローラ17を介すか、あるいは、直
接に分類表示部19に供給され、音楽部分のサムネイル
と音楽部分でないサムネイル部分とを分けて表示するな
どの音声信号の所定の分類表示に用いられるようにされ
る。
【0129】また、音声分類処理部20の分類処理の結
果を用いて、音楽信号区間と非音楽信号区間とを分類し
て、前述のシーンチェンジ点のサムネイルの表示の場合
と同様に、音声信号の分類の異なる時点において、その
シーンを縮小画像として表示するようにすることもでき
る。この場合には、放送番組における音楽部分とその解
説部分とを明確に分離して表示し、音楽部分のみを再生
するようにしたり、解説部分のみを再生したりするなど
のことができるようになる。
【0130】[再生系について]次に、再生系について
説明する。システムコントローラ17からの制御信号に
より、再生制御部9は、使用者から指示された多重化デ
ータを記録媒体8から読み出して、再生処理部10に供
給するようにする。再生処理部10は、これに供給され
た多重化データについてのデインターリーブ処理などの
所定の処理を行ない、処理後の多重化データを分離処理
部11に供給する。分離処理部11は、これに供給され
た多重化データから、音声データ、画像データ、縮小画
像データ、識別情報信号などを分離する。
【0131】分離処理部11において分離された音声デ
ータは、音声デコーダ12に供給される。音声デコーダ
12に供給された音声データは、所定の圧縮方式により
データ圧縮されているものである。音声デコーダ12
は、これに供給されたデータ圧縮されている音声データ
を伸張処理し、伸張処理後の音声データを音声デジタル
/アナログ変換器(以下、音声D/A変換器と言う。)
13に供給する。
【0132】音声D/A変換器13は、これに供給され
たデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、これ
を出力する。出力されたアナログ音声信号は、スピーカ
に供給され、そのスピーカから当該アナログ音声信号に
応じた音声が放音するようにされる。
【0133】また、分離処理部11において分離された
画像データは、画像デコーダ14に供給される。画像デ
コーダ14に供給された画像データは、所定の圧縮方式
によりデータ圧縮されているものである。画像デコーダ
14は、これに供給されたデータ圧縮されている画像デ
ータを伸張処理し、伸張処理後の画像データを画像デジ
タル/アナログ変換器(以下、画像D/A変換器と言
う。)15に供給する。
【0134】画像D/A変換器15は、これに供給され
たデジタル画像信号をアナログ画像信号に変換し、これ
を出力する。出力されたアナログ画像信号は、モニタ受
像機に供給され、そのモニタ受像機の表示画面に当該ア
ナログ画像信号に応じた画像が表示するようにされる。
【0135】また、分離処理部11において分離された
識別情報信号は、識別信号検出部16に供給される。識
別信号検出部16は、これに供給された識別情報信号か
ら必要となる識別情報信号を検出し、これをシステムコ
ントローラ17、分類表示部19に供給する。
【0136】また、識別信号検出部16は、これに供給
された信号から所定のタイムスタンプ信号あるいはフレ
ーム番号を検出し、これをシステムコントローラ17に
供給する。このタイムスタンプ信号に基づいて、再生時
点を検出し、分類表示部19に再生位置を表示すること
もできるようにされている。
【0137】そして、ユーザ入力インターフェース18
を通じて、記録媒体8に記録されている放送番組の分類
表示が指示された場合には、システムコントローラ17
は、これに供給された識別情報信号に基づいて、再生制
御部9を制御し、記録媒体8に記録されている目的とす
る放送番組の縮小画像を読み出し、これを再生処理部1
0、分離処理部11を通じて分類表示部19に供給する
とともに、分類表示部19を制御して、図3に示したよ
うに、記録媒体8に記録した放送番組の分類表示が行な
われる。
【0138】このように、記録終了後の所定のタイミン
グにおいても、記録時において行なわれた画像の類似判
別処理および分類処理に基づいて形成されて記録媒体に
記録された識別情報信号、および、縮小画像信号を用い
て、図3に示したように、画像の分類表示を行なうこと
ができるようにされる。
【0139】なお、この実施の形態においては、1つの
テレビ放送番組を記録する場合を例にして説明したがこ
れに限るものではない。例えば、所定の放送チャンネル
を通じて放送されるものは全部、あるいは、所定の番組
の一部分、あるいは、所定の放送チャンネルの所定の時
間区間の全部など、プログラム区間、番組区間、時間区
間を指定して、画像の類似判別処理、分類処理を行なっ
て、分類表示を行なうようにすることもできる。すなわ
ち、画像の類似判別処理、分類処理を適宜の区間に行な
って、分類表示するようにすることができる。
【0140】また、例えば、ダイジェスト再生のための
画像データ、スキミング再生のための画像データを記録
時に作成して、放送番組の本編の画像データとともに記
録しておくことにより、その放送番組のダイジェスト再
生やスキミング再生を行なうようにすることができる。
【0141】なお、この明細書において、ダイジェスト
再生は、記録媒体に記録された放送番組を飛び飛びに再
生することによりその記録された放送番組の概要を把握
することができるようにするものであり、例えば、シー
ンチェンジ点の前後の信号区間であって、音声レベルが
所定レベル以上の飛び飛びの信号区間を連続して再生す
るようにすることにより実現することができるものであ
る。
【0142】また、スキミング再生は、記録媒体に記録
された放送番組において、ユーザが指定したシーンに類
似するシーンのみを選択的に再生するようにするもので
ある。
【0143】そして、ダイジェスト再生やスキミング再
生などの所定の特殊再生動作を実行したい場合には、ユ
ーザは、ユーザ入力I/F18を通じてコマンド入力を
行なう。システムコントローラ17は、ユーザからのコ
マンド情報を受け取った場合には、再生制御部9を制御
し、目的とする再生方式のための画像データを読み出し
て再生することにより、目的とする再生方式で画像の再
生を行なうことができる。
【0144】[記録再生装置100の動作について]次
に、上述したこの第1の実施の形態の記録再生装置10
0の記録時の動作について、図8〜図11のフローチャ
ートを参照しながら説明する。図8、図9は、この第1
の実施の形態の記録再生装置100の記録時の動作を説
明するためのフローチャートであり、図2(c)に示し
たように、シーンチェンジ点の画像を縮小画像としても
記録するようにし、記録処理の終了時に画像の分類表示
を行なうことができるようにした場合の例を説明するた
めのものである。
【0145】システムコントローラ17は、ユーザ入力
I/F18を通じてユーザからの動作指示コマンドを受
け付けると、図8、図9に示す処理を実行し、まず、実
行が指示された動作は、再生か、記録かを判断する(ス
テップS1)。ステップS1において、指示された動作
が記録であると判断したときには、システムコントロー
ラ17は各部を制御し、自機を記録モードにして音声信
号と画像信号の記録媒体8への記録を開始するようにす
る(ステップS2)。
【0146】そして、画像処理部5において、図4〜図
6を用いて説明したように、Iピクチャ毎に、画像の特
性を検出し(ステップS3)、画像の類似判別、分類処
理を行なうようにする(ステップS4)。このステップ
S3、S4の処理は、前述したように識別情報信号を生
成する処理に相当する。
【0147】そして、分類処理の結果に基づいて、シス
テムコントローラ17は、直前のIピクチャと今回の処
理の対象となっているIピクチャとが類似画像ではな
く、今回の処理の対象となっているIピクチャがカット
点(シーンチェンジ点)か否かを検出する(ステップS
5)。
【0148】システムコントローラ17は、ステップS
5においての検出結果に基づいて、今回の処理の対象と
なっているIピクチャがカット点であるか否かを判別し
(ステップS6)、カット点であると判別したときに
は、縮小画処理部22を制御して、そのIピクチャの縮
小画像を生成し、これを多重化処理部6に供給する(ス
テップS7)。
【0149】ステップS7の処理の後、あるいは、ステ
ップS6判断処理において、今回の処理の対象となって
いるIピクチャがカット点ではないと判断した場合に
は、システムコントローラ17は、何フレーム類似画像
が継続しているかなどの情報を位置情報として形成し、
これを多重化処理部6に供給する(ステップS8)。な
お、位置情報としては、MPEGデータの場合、タイム
スタンプ情報を利用するようにしてもよい。
【0150】多重化処理部6には、本来の記録の目的信
号である音声データや画像データが供給されているの
で、ここで音声データ、画像データ、位置情報やタイム
スタンプ信号などを含む識別情報信号を多重化した多重
化信号を形成し、これを記録処理部7を通じて記録媒体
8に記録する(ステップS9)。
【0151】そして、システムコントローラ17は、ユ
ーザ入力I/F18を通じて、ユーザにより記録処理の
停止が指示されたか否かを判断し(ステップS10)、
記録処理の停止が指示されていないと判断したときに
は、ステップS3からの処理を繰り返し、引き続きこの
記録再生装置100に供給される音声信号、画像信号の
記録媒体への記録を続行する。
【0152】ステップS10の判断処理において、記録
処理の停止が指示されたと判断したときには、分類表示
を行なうことが指示されているか否かを判断する(ステ
ップS11)。分類表示を記録処理の停止時に行なうか
否かは、例えば、記録処理の開始前にユーザにより予め
設定するようにされている。
【0153】ステップS11の判断処理において、分類
表示を行なうことが指示されていないと判断したときに
は、この図8、図9に示す処理を終了して、例えば、ユ
ーザからの指示入力待ちとなる。ステップS11の判断
処理において、分類表示を行なうことが指示されている
と判断した場合には、識別情報信号に基づいて、図3に
示したように、記録媒体に記録されている縮小画像を用
いて分類表示部19に分類表示を行なう(ステップS1
2)。
【0154】そして、分類表示を行なった後、システム
コントローラ17は、ユーザから再生指示が入力された
か否かを判断する(ステップS13)。ステップS13
の判断処理において、再生指示が入力されていないと判
断したときには、この図8、図9に示す処理を終了し、
例え、ユーザからの指示入力待ちとなる。
【0155】なお、この実施の形態の記録再生装置10
0においては、分類表示された縮小画像の選択入力を行
なうことにより、その選択した画像の類似期間グループ
のみを再生するようにすることもできるようにされてい
る。
【0156】そして、ステップS1において、実行が指
示された動作が再生であると判断した場合、あるいは、
ステップS13の判断処理において、再生が指示された
と判断した場合には、システムコントローラ17は、図
9に示す処理に移り、再生系の各部を制御して自機を再
生モードにする(ステップS14)。
【0157】そして、システムコントローラ17は、指
示された再生は、ダイジェスト再生、スキミング再生、
分類表示再生などの特殊再生か、通常再生かを判断する
(ステップS15)。
【0158】ステップS15の判断処理において、指示
された再生は、特殊再生であると判断したときには、シ
ステムコントローラ17は、再生系の各部を制御して、
その指示された特殊再生モードとなり、指示された特殊
再生を行なう(ステップS16)。このステップS16
において、ダイジェスト再生、スキミング再生、分類表
示再生などのユーザによって実行が指示された特殊再生
が行なわれることになる。
【0159】そして、システムコントローラ17は、ユ
ーザから特殊再生の停止の指示が入力されたか否かを判
断し(ステップS17)、停止が指示されたと判断した
ときには、この図8、図9に示す処理を終了して、例え
ば、ユーザからの指示入力待ちとなる。
【0160】ステップS17の判断処理において、特殊
再生の停止は指示されていないと判断した時には、記録
処理の実行が指示されたか、すなわち、再生モードから
記録モードへの変更が指示されたか否かを判断する(ス
テップS18)。
【0161】ステップS18の判断処理において、記録
処理の実行が指示されていないと判断したときには、ス
テップS18からの処理を繰り返し、指示された特殊再
生が続行するようにされる。また、ステップS18の判
断処理において、記録処理の実行が指示されたと判断し
たときには、図8に示すステップS1からの処理を繰り
返す。
【0162】また、ステップS15の判断処理におい
て、指示された再生は、特殊再生でないと判断したとき
には、システムコントローラ17は、再生系の各部を制
御し、自機を通常再生モードとし、通常再生を行なう
(ステップS19)。
【0163】そして、システムコントローラ17は、ユ
ーザから通常再生の停止指示が入力されたか否かを判断
し(ステップS20)、停止が指示されたと判断したと
きには、この図8、図9に示す処理を終了して、例え
ば、ユーザからの指示入力待ちとなる。
【0164】ステップS20の判断処理において、通常
再生の停止は指示されていないと判断した時には、記録
処理の実行が指示されたか、すなわち、再生モードから
記録モードへの変更が指示されたか否かを判断する(ス
テップS21)。
【0165】ステップS21の判断処理において、記録
処理の実行が指示されていないと判断したときには、ス
テップS19からの処理を繰り返し、通常再生が続行す
るようにされる。また、ステップS21の判断処理にお
いて、記録処理の実行が指示されたと判断したときに
は、図8に示すステップS1からの処理を繰り返すよう
にする。
【0166】なお、図10、図11に示すフローチャー
トは、図2(b)に示したように、元の画像データと縮
小画像データを同じフレーム順序で記録する場合の動作
を示すものである。図10、図11に示すフローチャー
トは、図8、図9に示したフローチャートとほぼ同様の
ものであるが、元の画像データと縮小画像データを同じ
フレーム順序で記録する場合には、位置情報は不要であ
るため、図8に示したステップS8の処理が、図10の
フローチャートには存在していない。
【0167】その他のステップは、全て図8、図9に示
したフローチャートと同じである。このため、図10、
図11において、前述した図8、図9と同じ処理を行な
うステップには、同じ参照符号を付し、その説明につい
ては省略する。
【0168】[第1の実施の形態のまとめ]上述のよう
に、この第1の実施の形態の記録再生装置100は、テ
レビ放送番組などの画像信号と音声信号とを記録媒体に
記録する際に、画像信号について、その特性情報を検出
し、この特性情報に基づいて画像の類似判別処理を行な
い、類似画像の分類処理を行なう。
【0169】同時にシーンチェンジ点の検出を行なうよ
うにし、類似画像が複数フレーム連続する場合には、分
類した画像のシーンチェンジ点の画像の縮小画像を形成
し、その縮小画像と元の画像との時間的な位置情報、あ
るいは、フレーム位置などの位置情報を検出する。そし
て、元の画像データとともに、ベースバンド領域での縮
小画像データと、位置情報データなどの識別情報信号を
も記録媒体に記録記録して行く。
【0170】この記録処理と同時に、あるいは、記録処
理の終了時に、あるいは、記録処理後の所定のタイミン
グで、縮小画像を記録時に行なった分類処理の分類毎に
迅速に表示する。つまり図3に示したように、マルチ画
面表示による分類表示を行なえるようにする。この分類
表示を見て、記録内容の把握を効率的かつ効果的に行な
うことができる。また、ダイジェスト再生を即座に行な
うようにしたりするなどのこともできるようにされる。
【0171】したがって、従来のVTR(Video Type Re
corder)などのように、再生しなければ記録した画像の
内容を認識することができないなどの不都合を解消し、
記録と同時に、あるいは、記録終了後即座に、あるい
は、記録終了後の所定のタイミングにおいて、記録した
画像の内容を迅速かつ正確に把握することができる。
【0172】なお、この第1の実施の形態においては、
記録の主な対象である第1の情報信号は、テレビ放送信
号などの画像信号と音声信号とからなるものとして説明
したが、これに限るものではない。記録の主な対象であ
る第1の情報信号としては、画像信号と音声信号とのう
ちの一方だけでもよい。
【0173】また、第1の情報信号が音声信号だけであ
る場合には、第2の情報信号としては、例えば、「1番
目の音楽部分」、「2番目の音楽部分」、「男性音声部
分」、「女性音声部分」などのように、この記録再生装
置において形成される表示メッセージなどとすることが
できる。
【0174】なお、音楽音声部分と話音声部分との検出
は、前述した通りであるが、男性音声部分と女性音声部
分との検出は、例えば、音声信号の周波数成分に基づい
て検出することが可能である。
【0175】また、第1の情報信号として、画像信号と
プログラムデータ、テキストデータ、音声信号とプログ
ラムデータ、テキストデータなどの組み合わせデータで
あってもよい。すなわち、所定の単位毎に類似判断を行
なって、類似区間を分類することが可能な情報信号を第
1の情報信号として記録処理する場合にこの発明を適用
することができる。
【0176】また、類似判別、分類処理は、番組単位に
行なう場合だけでなく、記録時には常時行なうようにし
てもよいし、時間を区切って行なうようにしてもよい
し、1つの番組の中でも、最初の所定時間分行なうよう
にするなど、適宜の単位で行なうようにすることができ
る。
【0177】また、分類表示画1画面に収まらないこと
も考えられるが、この場合には、表示の水平方向(横方
向)のスクロール、表示の垂直方向(縦方向)のスクロ
ールを行なって、全部の縮小画像をユーザが見ることが
できるようにすることができる。
【0178】[第2の実施の形態](請求項5〜請求項
16 図12から図17) 図12は、この発明による情報信号処理装置、情報信号
処理方法の一実施の形態が適用された第2の実施の形態
の記録再生装置200を説明するためのブロック図であ
り、図13、図14、図15は、この実施の形態の記録
再生装置の動作原理を説明するための図である。
【0179】図12に示すこの第2の実施の形態の記録
再生装置は、図1に示した第1の実施の形態の記録再生
装置100が備えていたIピクチャ検出部21、縮小画
処理部22を備えていない点、および、記録残容量検出
部31、記録媒体初期化検出部32、表示系33が新た
に設けられている点を除けば、図1に示した第1の実施
の形態の記録再生装置100とほぼ同様に構成されたも
のである。
【0180】このため、図12に示すこの第2の実施の
形態の記録再生装置200においても、図1に示した第
1の実施の形態の記録再生装置100と同様に構成され
る部分には同じ参照符号を付し、その詳細な説明につい
ては省略する。
【0181】そして、この第2の実施の形態の記録再生
装置200は、テレビ放送番組の全画像信号と全音声信
号からなる本編情報(第1の情報信号)に加えて、その
テレビ放送番組をダイジェスト再生するためのダイジェ
スト再生用画像信号(要約画像情報)と、ダイジェスト
再生用音声信号(要約音声情報)とからなるダイジェス
ト用信号(要約情報(第2の情報信号))を記録媒体8
に記録し、ダイジェスト再生を行なうことができるよう
にしたものである。
【0182】要約情報は、テレビ放送番組の本編信号と
対をなし、要約情報を再生して視聴することにより、本
編情報の内容の概要を知ることができるものであり、本
編情報を通常再生して見る必要があるか否かを判別する
ことができるものである。従って、要約情報を再生して
視聴することにより、本編情報の概要を把握することが
できるので、本編情報を再生する必要がなくなるという
ことも多く発生する。
【0183】また、記録媒体8は大容量であるといって
も、その記録容量には限りがあり、本編情報と要約情報
とを常に対で管理していたのでは、必要な要約情報まで
消去してしまう可能性があるし、また、本編情報と要約
情報と記録領域の管理を全く別個に行なうのでは、その
関連付けが難しくなる。
【0184】そこで、この第2の実施の形態の記録再生
装置においては、本編情報と要約情報との記録領域を関
連付けて管理するが、記録媒体8の記録容量が不足して
きた場合には、要約情報を優先的に記録媒体8に残すよ
うにすることにより、記録媒体8を効率よく有効に活用
し、これに記録された画像信号等の情報信号の効果的か
つ効率的な利用を可能にするものである。
【0185】なお、要約情報は、ダイジェスト再生を行
うための情報であり、例えば、カメラワークの変化した
後など、シーンチェンジのあった前後の区間であって、
音声レベルが所定値以上の本編信号の区間の画像信号と
音声信号とが抽出されて形成されたものである。
【0186】具体的に示せば、要約情報は、例えば、図
13(a)に示す本編情報のシーンチェンジのあった前
後の区間であって、音声レベルが所定値以上となる区間
A1、A2、A3の画像信号と音声信号とが抽出され
て、図13(b)に示すように形成されるものである。
【0187】また、例えばテレビ放送信号の音声信号の
類似部分を検出し、その音声信号の類似部分の音声信
号、および、画像信号をダイジェスト再生用の要約情報
とすることも考えられる。この場合には、例えば、ニュ
ース番組を考えた場合に、ニュースキャスターの登場シ
ーンのみを再生するだけでもそのニュースの概要を把握
することが可能であると考えられるし、また、歌謡番組
などでは、音楽が放送されているシーンだけをダイジェ
スト再生すれば番組の内容を把握することができる。
【0188】なお、この第2の実施の形態においては、
例えば図13に示したように、シーンチェンジ前後の所
定の区間であって、音声レベルが一定値以上の信号区間
を要約情報として用いるようにする場合を例にして説明
する。
【0189】[動作原理について]まず、この第2の実
施の形態の記録再生装置200の動作原理について説明
する。前述もしたように、この第2の実施の形態の記録
再生装置200は、テレビ放送番組を構成するすべての
画像信号と音声信号とからなる本編情報と、その本編情
報のいわば抜粋であって、そのその本編情報によって再
生されるテレビ放送番組の概要が分かるダイジェスト再
生用信号である要約情報の両方を記録媒体8に記録する
ことができるものである。
【0190】そして、この第2の実施の形態の記録再生
装置200においては、例えば、図14に示すように、
記録媒体8の記録領域を要約情報の記録領域である領域
R1と、本編データの記録領域である領域R2とに分
け、要約情報は記録媒体8の領域R1に記録して行き、
本編情報は記録媒体8の領域R2に記録して行く。
【0191】記録再生装置200のシステムコントロー
ラ17は、記録残容量検出部31を通じて記録媒体8の
残記憶容量を監視する。ここで、図14(a)に示すよ
うに、番組1〜番組4までの要約情報と本編情報とを記
録した後、番組5の要約情報と本編情報とを記録する際
に、本編情報の記録領域R2の記録容量が不足すること
が検知された場合について考える。
【0192】このような場合には、図14(b)に示す
ように、番組5の要約情報はそのまま記録媒体8の要約
情報の記録領域である領域R1に記録するが、番組5の
本編情報は、既に記録されている記録日時の最も古い番
組の本編情報である番組1の本編情報が記録されている
記録領域に上書き(重ね書き)する。
【0193】また、番組1の本編情報が記録されていた
領域に、番組5の本編情報の全部を記録することができ
ないときには、番組5の本編情報の残りの情報を番組4
の本編情報の記録領域の後ろから続けて記録するように
する。
【0194】このようにした場合には、番組1の本編情
報は消去されてしまうことになるが、最新の番組である
番組5の本編情報は記録媒体8に記録することができ
る。しかも番組1の要約情報は消去されないので、番組
1の概要は番組1の要約情報を再生するダイジェスト再
生によりいつでも知ることができるようにされる。
【0195】なお、要約情報の記録領域R1自体の記録
容量が不足する恐れがあることが検出された場合には、
システムコントローラ17は、表示系33を通じてこれ
を通知し、ユーザに注意を促し、記録媒体8の整理や領
域の拡張などを行なうことを要求するようにすることも
できる。
【0196】なお、図14の例の場合には、要約情報の
記録領域R1と本編情報の記録領域R2とを予め分けて
置くようにした場合を例にして説明したが、これに限る
ものではない。例えば、図15(a)に示すように、番
組毎に要約情報と本編情報とを隣接するようにして記録
して行き、容量が不足することが予想される場合には、
図15(b)に示すように、記録日時が最古の番組1の
本編情報の記録領域に、最新に記録される番組5の本編
情報を上書き記録するようにしてもよい。
【0197】要は、要約情報は常に残し、本編情報を最
古のものと最新のものとを入れ換えるようにして行くこ
とにより、要約情報までもが消去され、目的とする番組
の概要までもが把握することができない状況を回避する
ことができるようにしておけばよい。
【0198】[第2の実施の形態の記録再生装置200
の構成と動作について]図12に示したこの第2の実施
の形態の記録再生装置200の構成と動作について説明
する。図12に示すように、この第2の実施の形態の記
録再生装置200には、記録媒体初期化検出32が設け
られている。記録媒体初期化検出部32は、記録媒体8
が初期化されたままの状態、すなわち、画像データや音
声データなどの情報が何も記録されていない状態か否か
を検出する。
【0199】記録媒体初期化検出部32からの検出結果
は、システムコントローラ17に通知される。システム
コントローラ17は、記録媒体8に情報信号が何も記録
されていない初期化された状態であることが検出された
場合には、これを表示系33を通じてユーザに通知し、
図14、図15に示した記録方式のいずれを用いて情報
信号の記録媒体8の記録を行なうようにするかの選択入
力を促す。
【0200】例えば、図14に示した第1の記録方式の
場合には、要約情報の記録領域R1と本編情報の記録領
域R2とを分けて管理することができる。このため、本
編情報については、例えば数週間程度分記録されていれ
ばよいが、要約情報については数ヶ月分、あるいは、そ
れ以上取っておきたいなどという場合に便利である。
【0201】この第1の記録方式の場合には、要約情報
の記録領域が不足するまで警告が発せられることは無い
ので、記録媒体8の情報の整理を頻繁に行なわなくて
も、少なくとも過去の要約情報については確実に記録保
持し、本編情報についても最新のものは確実に記憶保持
しておくことができるという利点がある。
【0202】一方、図15に示した第2の記録方式の場
合には、第1の記録領域と第2の記録領域とを予め大き
く取っておく必要は無いので記録媒体を効率よく使用す
ることができる。また、要約情報の記録領域と本編情報
の記録領域とは区別されないので、比較的に長期間に渡
って要約情報と本編情報との記録が可能であるという利
点がある。しかし、その記録容量がいっぱいになった時
には、本編情報、要約情報との両方が記録できなくなる
場合も発生する。
【0203】これら第1、第2のいずれの記録方式を用
いるかは、ユーザの記録再生装置の利用形態に応じて決
めればよい。そして、いずれの記録方式を用いるかの設
定入力は、ユーザ入力I/F18を通じて受け付けら
れ、システムコントローラ17の不揮発性メモリ等の設
定され、記録処理時の都度、参照され、ユーザの指示に
応じた記録方式で情報信号の記録を行なうことができる
ようにされる。
【0204】なお、デフォルト設定として、例えば、図
14に示した記録方式(第1の記録方式)で記録するよ
うにしておき、必要があれば、図15に示した記録方式
(第2の記録方式)に変更するようにしてもよい。もち
ろんこの逆に、デフォルト設定として、図15に示した
記録方式(第2の記録方式)を用い、図14に示した記
録方式(第1の記録方式)に変更するようにしてもよ
い。
【0205】そして、前述した第1の実施の形態の記録
再生装置100の場合と同様に、この第2の実施の形態
の記録再生装置200においても、テレビ放送番組のア
ナログ音声信号は、音声A/D変換器1、音声エンコー
ダ2により処理され、データ圧縮されて形成された音声
データとして多重化処理部6に供給され、アナログ画像
信号は、画像A/D変換器3、画像エンコーダ4により
処理され、データ圧縮されて形成された画像データとし
て多重化処理部6に供給される。そして、これら音声デ
ータと、画像データとが多重化されて本編情報とされ
る。
【0206】また、画像分類処理5においては、前述し
た第1の実施の形態の記録再生装置100の画像分類処
理部5と同様に、類似画像判別、類似画像区間、非類似
画像区間とを判別し、その判別結果をシステムコントロ
ーラ17に通知する。この場合、本編情報に付加するな
どのために必要になる識別情報も画像分類処理部5から
多重化処理部6に供給される。
【0207】また、音声分類処理部20は、前述した第
1の実施の形態の記録再生装置100の音声分類処理部
20と同様に音楽信号区間と話音声信号区間とを検出す
ることができるものであるが、この第2の実施の形態に
おいては、音声信号の音声レベルをも検出し、これをシ
ステムコントローラ17に通知する。この場合、本編情
報に付加するなどのために必要になる識別情報も音声分
類処理部20から多重化処理部6に供給される。
【0208】システムコントローラ17は、画像分類処
理部5からの分類結果と、音声分類処理部20からの音
声レベル情報とに基づいて、シーンチェンジのあった画
像の所定の前後区間であって、音声信号レベルが所定レ
ベル以上の区間をダイジェスト再生に用いる画像信号区
間、音声信号区間として特定し、その区間特定情報を多
重化処理部6に供給する。
【0209】多重化処理部6は、システムコントローラ
17からの区間特定情報に基づいて、ダイジェスト再生
用に用いる本編情報の所定の区間の情報を抽出して、こ
れを要約情報とする。すなわち、多重化処理部6は、シ
ステムコントローラ17の制御に応じて本編情報から要
約情報を形成する。
【0210】多重化処理部6において形成された本編情
報と要約情報とは、記録処理部7を通じて記録媒体8に
記録されることになるが、ここで、システムコントロー
ラ17は、前述したように、図14に示した第1の記録
方式、あるいは、図15に示した第2の記録方式のうち
の予め指示された記録方式で、本編情報と要約情報とを
記録媒体8に記録するように、記録処理部7を制御す
る。
【0211】これによって、図14、あるいは、図15
に示したように、本編情報と要約情報とが記録媒体に記
録されることになる。この第2の実施の形態において、
記録処理部7は、記録用信号を形成するだけでなく、形
成した記録用信号を記録媒体に記録する記録ヘッド部を
も備えたものであり、この記録ヘッドの位置をシステム
コントローラ17が制御することにより、記録領域が制
御するようにされる。
【0212】なお、シーンチェンジ点の画像を前述した
第1の実施の形態の記録再生装置の分類表示と同様に、
記録時に分類表示部19に行なうようにしてもよいし、
ダイジェスト再生に用いるため抽出された画像と音声を
分類表示部19を通じて出力するようにすることもでき
る。
【0213】また、記録媒体8に記録された情報信号の
再生は、前述した第1の実施の形態の記録再生装置10
0の場合と同様である。しかし、ダイジェスト再生がユ
ーザ入力I/F18を通じて指示された場合には、シス
テムコントローラ17は、再生制御部9を制御して、指
示された番組の要約データを記録媒体8から読み出し、
これを再生処理部10を通じて分離処理部11に供給
し、要約データの音声データと画像データとを分離す
る。
【0214】そして、音声データは、音声デコーダ1
2、音声D/A変換器13を通じて出力し、画像データ
は、映像デコーダ14、映像D/A変換器15を通じて
出力することによりダイジェスト再生を行なうことがで
きるようにされる。
【0215】なお、画像分類部5、音声分類部20のい
ずれにおいても、データ圧縮前のデータを用い分類処理
を行なうようにすることもできる。
【0216】[記録再生装置200の動作について]次
に、この第2の実施の形態の記録再生装置200の動作
について、図16、図17のフローチャートを参照しな
がら説明する。この図16、図17のフローチャート
は、説明を簡単にするため、タイマー記録(予約録画)
のように、予め記録開始時刻と記録終了時刻とを設定す
る記録時間の設定がなされている場合の例として説明す
る。
【0217】タイマー記録の開始が指示されると、シス
テムコントローラ17は、指示された記録開始時刻と記
録終了時刻とから記録時間(記録開始から記録終了まで
の時間)を算出する(ステップS101)。
【0218】そして、システムコントローラ17は、記
録残容量検出部31からの検出出力に基づいて、要約情
報の記録領域R1の残記録容量を検出し(ステップS1
02)、この残記録容量が、予め決められた容量以上か
否か、あるいは、ステップS101で算出された記録時
間に応じて予想される要約情報のデータ量以上か否かを
判断する(ステップS103)。
【0219】ステップS103の判断処理において、要
約情報の記録領域R1の残記録容量が、所定量以上ある
と判断した時には、システムコントローラ17は、記録
残容量検出部31からの検出出力に基づいて、本編情報
の記録領域R2の残記録容量を検出し(ステップS10
4)、この残記録容量が、予め決められた用量以上か否
か、あるいは、ステップS101で算出された記録時間
に応じた本編情報のデータ量以上か否かを判断する(ス
テップS105)。
【0220】ステップS105の判断処理において、本
編情報の記録領域R2の残記録容量が、所定量以上ある
と判断した時には、システムコントローラ17は、今回
記録する本編情報の記録領域を記録媒体8に設定し(ス
テップS114)、その本編情報の記録媒体8への記録
を実行する(ステップS108)。
【0221】ステップS105の判断処理において、本
編情報の記録領域R2の残記録容量が、不足すると判断
した時には、システムコントローラ17は、既に記録さ
れている本編情報のうち最も古い本編情報の記録領域を
特定し(ステップS106)、その特定した記録領域に
本編情報を記録するように記録処理部7の制御を開始し
(ステップS107)、今回記録する本編情報を最も古
い本編情報が記録されている記録領域に上書きする(ス
テップS108)。
【0222】そして、画像分類処理部5においての類似
判別および分類処理と、音声分類処理部20においての
音声レベル検出処理を行なうことにより、本編情報の特
性信号を検出し(ステップS109)、この検出結果に
基づいて、システムコントローラ17が、ダイジェスト
再生用の信号区間を特定し、処理の対象となっている本
編情報が要約情報となるべき区間の情報であるか識別す
る(ステップS110)。
【0223】ステップS110の判断処理において、処
理の対象となっている本編情報が要約情報となるべき区
間の情報であると識別したときには、その区間の本編情
報を抽出して要約情報を形成し、この要約情報が当該本
編情報の要約情報であることが識別可能な情報を付加す
るなどの識別処理を行なって(ステップS111)、そ
の要約情報を要約情報の記録領域R2に記録する(ステ
ップS112)。
【0224】また、ステップS110の判断処理におい
て、処理の対象となっている本編情報が要約情報となる
べき区間の情報でないと識別した場合、および、ステッ
プS112の処理の後、システムコントローラ17は、
ユーザから記録の停止指示が入力されたか否かを判断し
(ステップS113)、停止指示が入力されていないと
判断したときには、ステップS108からの処理を繰り
返す。
【0225】また、ステップS113の判断処理におい
て、停止指示が入力されたと判断したときには、この図
16、図17の処理を終了して、例えばユーザからの指
示入力待ちとなる。
【0226】また、ステップS103の判断処理におい
て、要約情報の記録領域R1の残記録容量が、不足する
と判断した時には、図17に示す処理に移り、システム
コントローラ17は、表示系33を通じてユーザに警告
を行ない(ステップS115)、ユーザからの記録中止
指示があったか否かを判断する(ステップS116)。
ステップS116の判断処理において、中止指示があっ
たと判断したときには、システムコントローラ17は、
この図16、図17に示す処理を終了する。
【0227】ステップS116の判断処理において、ユ
ーザからの中止指示がないと判断した場合(記録続行指
示があった場合)、システムコントローラ17は、既に
要約情報の記録領域R1に記録されている要約情報のう
ち最も古い要約情報を特定し(ステップS117)、そ
の特定した要約情報が記録されている記録領域を今回の
要約情報を記録する記録領域として設定し(ステップS
118)、図16に示したステップS104からの処理
を行なう。
【0228】次に、記録媒体8が初期化されたままの状
態にあるときに、記録方式を選択できるようにする場合
の記録再生装置200の動作について説明する。図18
は、記録媒体8が初期化されたままの状態にあるとき
に、記録方式を選択できるようにする場合の記録再生装
置200の動作について説明するためのフローチャート
である。
【0229】この図18に示す処理は、例えば、タイマ
ー記録などの設定処理など、記録を行なうための指示が
入力された場合に実行される処理である。図18に示す
処理が実行されると、まず、システムコントローラ17
は、記録媒体初期化検出部32からの検出結果に基づい
て、まず記録媒体8の状態を検出する(ステップS13
1)。
【0230】そして、システムコントローラ17は、記
録媒体8が、情報信号が記録されておらず、初期化され
た状態のままであるか否かを判断する(ステップS13
2)。
【0231】ステップS132の判断処理において、情
報信号が既に記録されていると判断した場合には、この
図18に示す処理を抜けて、例えば、図16、図17に
示した処理が行なうようにされる。
【0232】また、ステップS132の判断処理におい
て、記録媒体8は初期化されたままの状態であると判断
した場合には、システムコントローラ17は、表示系3
3を通じて記録方式の選択入力を促すメッセージをユー
ザに提供し、ユーザ入力インターフェース18を通じ
て、ユーザからの記録方式の選択入力を受け付ける(ス
テップS133)。
【0233】そして、システムコントローラ17は、受
け付けた選択入力が、第1の記録方式を選択するもの
か、第2の記録方式を選択するものかを判断する(ステ
ップS134)。システムコントローラ17は、ステッ
プS134の判断処理において、第1の記録方式を選択
するものであると判断したときには、自己の不揮発性メ
モリに第1の記録方式が選択されたことを設定する(ス
テップS135)。
【0234】また、システムコントローラ17は、ステ
ップS134の判断処理において、第2の記録方式を選
択するものであると判断したときには、自己の不揮発性
メモリに第1の記録方式が選択されたことを設定する
(ステップS136)。ステップS135、ステップS
136の処理の後、この図18に示す処理を抜けて、例
えば、図16、図17に示した処理が行なうようにされ
る。なお、この図18に示す処理は、例えば、用いる記
録方式の選択および設定が行なわれている場合には行な
わないようにしてもよい。
【0235】[第2の実施の形態のまとめ]このよう
に、この第2の実施の形態の記録再生装置200におい
ては、本編情報と要約情報との記録領域を関連付けて管
理するが、記録媒体8の記録容量が不足してきた場合に
は、要約情報を優先的に記録媒体8に残すようにするこ
とにより、記録媒体8を効率よく有効に活用し、これに
記録された画像信号等の情報信号の有効かつ効率的な利
用を可能にすることができる。
【0236】つまり、要約情報は優先的に記録媒体に残
すようにすることで、必要な情報が不用意に消去される
ことを防止することができるとともに、記録媒体を効率
よく使用することができる。
【0237】また、要約情報が優先的に残されるので、
要約情報を用いたダイジェスト再生をいつでも行なっ
て、短時間で効率的に情報の概要を知ることができ、本
編情報の再生の頻度を低減させたり、また、本編情報が
消去された場合にも、目的とする情報のほとんどを得た
りすることができるようにされる。
【0238】また、既に記録媒体に記録した情報信号を
他の記録媒体にコピー(複写)したりムーブ(移動)し
たりする場合でも、繁雑に記録情報を処理することを抑
制し、記録情報の処理や整理を効率的に行なうことがで
きるようにされる。
【0239】なお、この第2の実施の形態においては、
情報信号としてテレビ放送信号の画像信号と音声信号を
記録の対象とする場合を例にして説明したが、これに限
るものではない。情報信号は、画像信号だけであっても
よいし、音声信号だけであってもよい。また、テキスト
データなどであってもよい。
【0240】また、記録媒体8には、主に画像信号と音
声信号を記録するものとして説明したが、記録媒体8に
は、例えばプログラムの記録領域や種々のデータの記録
領域が設けられていてもよい。
【0241】また、前述した図15の場合には、対にな
る要約情報と本編情報とを隣接して記録するものとして
説明したが、必ずしも隣接してそれらの記録領域を確保
する必要はない。1つ分の要約情報を記録する領域と、
1つ分の本編情報を記録する領域とを離れて設けるよう
にしてももちろんよい。
【0242】また、要約情報としては、本編情報の全部
によって提供される情報の概要を把握することができる
程度に形成されたものであればよい。したがって、この
第2の実施の形態において、要約情報は本編情報から抜
粋するようにして形成したが、これに限るものではな
く、要約情報を本編情報とは別個に作成し、これを用い
るようにしてももちろんよい。
【0243】[第3の実施の形態](請求項17〜請求
項20 図19から図22) 図19は、この発明による情報信号処理装置、情報信号
処理方法の一実施の形態が適用された第3の実施の形態
の記録再生装置300を説明するためのブロック図であ
る。
【0244】図19に示すこの第3の実施の形態の記録
再生装置は、図12に示した第2の実施の形態の記録再
生装置200が備えていた記録媒体初期化検出部32を
備えていない点、および、第2の記録処理部41、第2
の記録媒体42、第2の再生処理部43、記録媒体残量
検出部44が新たに設けられている点を除けば、図12
に示した第2の実施の形態の記録再生装置200とほぼ
同様に構成されたものである。
【0245】また、前述もしたように、図12に示した
第2の実施の形態の記録再生装置200は、図1に示し
た第1の実施の形態の記録再生装置100と同様に構成
された部分を多く備えたものである。このため、図18
に示すこの第3の実施の形態の記録再生装置300にお
いても、図1に示した第1の実施の形態の記録再生装置
100と同様に構成される部分、および、図12に示し
た第2の実施の形態の記録再生装置200と同様に構成
される部分には同じ参照符号を付し、その詳細な説明に
ついては省略する。
【0246】[動作原理について]この第3の実施の形
態の記録再生装置300は、第2の記録再生装置200
の場合と同様に、テレビ放送番組のその番組を提供する
ための全ての画像信号と全ての音声信号とからなる本編
情報を記録媒体に記録する場合に、この本編情報に対し
て、図13を用いて前述したように当該本編情報の飛び
飛びに発生することになるダイジェスト再生用の要約情
報となる部分を後で抽出可能にするための識別情報を付
加して記録媒体8に記録する。
【0247】前述した第2の実施の形態に記録再生装置
200が、要約情報をも形成し本編情報に加えて要約情
報をも記録するようにしたのに対し、この第3の実施の
形態に記録再生装置300においては、記録後において
本編情報から要約情報部分を抽出してダイジェスト再生
することができるようにしている。
【0248】そして、この第3の実施の形態の記録再生
装置300は、記録媒体の記録容量が不足することが予
想されても、前述した第2の実施の形態の記録再生装置
200のように、新しい本編情報を古い本編情報の記録
領域に上書きすることなく、古い本編情報も保持するよ
うにしながら新しい本編情報の追加記録をも可能にしよ
うとするものである。
【0249】簡単には、第1の記録媒体(メイン記録媒
体)と第2の記録媒体(サブ記録媒体)とを用意し、通
常は、要約情報部分の抽出が可能なようにされた本編情
報を第1の記録媒体に記録して行くが、第1の記録媒体
の記憶容量が所定量以下になった時には、既に第1の記
録媒体に記録されている本編情報を第2の記録媒体に移
動させて、第1の記録媒体に常に所定量以上の空き領域
を用意する。これにより、第1の記憶媒体の記録容量が
不足することを防止し、本編情報が上書きされたり、削
除されたりすることにより、消滅してしまうことを防止
する。
【0250】また、本編情報が第2の記録媒体に移動さ
れた場合であっても、その要約情報を第1の記録媒体に
残し、いつでも即座にダイジェスト再生を行なうことが
できるとともに、必要に応じて第2の記録媒体に移動さ
れた本編情報の通常再生をも行なうことができるように
したものである。このようにすることにより、第1の記
録媒体がアクセス性の良いディスク記録媒体であること
の利点を損なうことがないようにもしている。
【0251】[第3の実施の形態の記録再生装置300
の構成と動作について]図19に示すように、この第3
の実施の形態の記録再生装置300は、第1の記録処理
部7、第1の記録媒体8、第1の再生制御部9、第1の
記録媒体残量検出部31に加えて、第2の記録処理部4
1、第2の記録媒体42、第2の再生制御部43、第2
の記録媒体残量検出部44を備えたものである。
【0252】第1の記録媒体8は、メイン記録媒体とし
ての役割を有するものであり、通常の記録時において
は、この記録媒体8に本編情報と要約情報とが記録する
ようにされる。第2の記録媒体42は、サブ記録媒体と
しての役割を有するものであり、記録媒体8の残記録容
量が不足しそうな場合に、記録媒体8に既に記録されて
いる本編情報の移動先として用いられるものである。第
2の記録媒体42は、ハードディスクなどのディスク再
生装置の他、磁気テープなどの大容量記録媒体を用いる
ことができる。
【0253】そして、この図19に示すこの第3の実施
の形態の記録再生装置300は、テレビ放送番組などの
画像信号と音声信号とを記録する場合に、その本編情報
には、要約情報が抽出可能なように識別情報が付加され
た状態で記録媒体8(第1の記録媒体)に記録すること
ができるものである。
【0254】そして、例えば、記録に先立って、記録媒
体残量検出部31により記録媒体8の残容量を検出し、
残容量が不足されることが検知された場合には、記録媒
体8に記録されている最古の本編情報を記録処理部41
を通じて記録媒体42に移動させ、記録媒体8の残容量
を増加させた後に新たな本編情報を記録媒体8に記録す
る。
【0255】記録媒体42に記録された本編情報を通常
再生する場合には、システムコントローラ17により制
御される再生制御部43により、記録媒体42から読み
出される本編データは、記録媒体8に記録されている情
報を再生する場合と同様に、再生処理部10、分離処理
部11、音声デコーダ12、音声D/A変換器13、映
像デコーダ14、映像D/A変換器15を通じて再生す
ることができるようにされる。
【0256】なお、記録媒体42の残容量は、記録媒体
残量検出部44を通じてシステムコントローラ17によ
り監視される。そして、第2の記録媒体42の残容量が
不足することが検出された場合には、例えば表示系33
を通じて警告を発生させ、記録媒体42の整理や交換を
促すようにする。
【0257】このようにして、この第3の実施の形態の
記録再生装置300は、少なくとも要約情報は第1の記
録媒体に残すようにし、第1の記録媒体に本編情報の記
録領域が不足する場合には、古い本編情報を第2の記録
媒体に移動させて、新しい本編情報を第1の記録媒体に
記録することができるようにしている。
【0258】なお、図19に示すこの第3の実施の形態
の記録再生装置300において、画像分類処理部5と、
音声信号処理部20とは、前述した第1の実施の形態の
記録再生装置100の場合と同様に、同じ類似区間には
同じ識別IDを割り当てるように形成する。また、音声
分類処理部20は、これに供給された音声信号の信号レ
ベルをも検出することができるようにされている。
【0259】システムコントローラ17は、画像分類処
理部5、音声分類処理部20から出力信号に基づいて、
シーンチェンジの前後の所定区間であって、音声レベル
が一定値以上の要約情報となる信号区間を特定し、この
特定情報を多重化処理部に供給することにより、多重化
処理部6において、要約情報となる本編情報の部分には
要約情報識別情報が付加するようにされている。
【0260】[記録再生装置300の動作について]次
に、この第3の実施の形態の記録再生装置300の動作
について図20〜図22のフローチャートを参照しなが
ら説明する。図20〜図22に示すフローチャートは、
この第3の実施の形態の記録再生装置300の記録ある
いは再生を行なう場合の動作を説明するためのフローチ
ャートである。なお、この図20〜図22に示す処理に
おいては、例えば1〜複数フレーム単位、1〜複数GO
P単位などのように所定単位毎に処理するようにしてい
る。
【0261】システムコントローラ17は、ユーザ入力
I/F18を通じてユーザからの動作指示コマンドを受
け付けると、図20から図22に示す処理を実行し、ま
ず、実行が指示された動作は、再生か、記録かを判断す
る(ステップS201)。ステップS201において、
指示された動作が記録であると判断したときには、シス
テムコントローラ17は記録残容量検出部31を通じ
て、第1の記録媒体8の記憶容量の残容量を検出する
(ステップS202)。
【0262】そして、システムコントローラ17は、ス
テップS202においての残容量の検出結果に基づい
て、本編情報と要約情報の両方を記録するのに十分な残
容量があるか否かを判断する(ステップS203)。こ
のステップS203においては、例えば3時間分の記録
量以上などの閾値を設けておく。なお、例えば、タイマ
ー記録モードの場合には、記録開始時間と記録終了時間
とから分かる録画予定時間により、残容量が十分か否か
を判断するようにしてもよい。
【0263】ステップS203の判断処理において、記
録媒体8の残容量は十分あると判断したときには、シス
テムコントローラ17は、画像分類処理部5、音声分類
処理部20を制御し、これらに供給される入力情報(入
力データ)から処理単位となる所定区間分の信号を抽出
し(ステップS204)、特性検出を行なって得られた
特性情報に基づく類似区間判別処理、類似区間の分類処
理処理を行なう(ステップS205)。
【0264】そして前述もしたように、システムコント
ローラ17は、画像分類処理部5と音声分類処理部20
とからの処理結果に基づいて、ダイジェスト再生用の要
約情報部分を特定し、これを多重化処理部6に通知し、
多重化処理部6において特定された信号区間の多重化信
号に識別情報が付加されて(ステップS206)、この
識別情報が付加された本編情報が記録処理部7を通じて
第1の記録媒体8に記録される(ステップS207)。
【0265】なお、この第3の実施の形態においても、
画像の類似判別と分類処理の結果、および、音声信号の
信号レベルとに基づいて、要約データに用いる本編情報
の信号区間を特定するようにした。しかし、これに限り
ものではない。前述もしたように、音声信号について
も、類似区間を特定するようにし、画像の類似区間であ
って、かつ、音声の類似区間を要約情報区間として用い
るようにしてもよいし、画像情報と音声情報の一方だけ
を用いて類似区間を特定し、要約情報として用いる信号
区間を特定するようにすることもできる。
【0266】そして、システムコントローラ17は、ユ
ーザから記録の停止指示が入力されたか否かを判断し
(ステップS208)、停止指示があったと判断したと
きには、図20〜図22に示す処理を終了して、例えば
ユーザからの指示入力待ちとなる。ステップS208の
判断処理において、停止指示は入力されていないと判断
したときには、例えば記録終了時間の到来、あるいは、
他の番組コードなどの到来により、目的とする放送番組
の記録が終了したか否かを判断する(ステップS20
9)。
【0267】ステップS209の判断処理において、目
的とする番組の記録が終了したと判断したときには、図
20〜図22に示す処理を終了して、例えばユーザから
の指示入力待ちとなる。また、ステップS209の判断
処理において、目的とする番組がまだ終了していないと
判断したときには、動作モードの変更指示が入力された
か否かを判断する(ステップS210)。
【0268】ステップS210の判断処理において、ユ
ーザから動作モードの変更指示が入力されていないと判
断したときには、ステップS204からの処理を繰り返
し、本編情報と要約情報との処理単位毎の記録媒体8の
への記録を続行する。ステップS210の判断処理にお
いて、ユーザから動作モードの変更指示が入力されたと
判断したときには、ステップS201からの処理を繰り
返し、再生か記録かの判定処理から処理することにな
る。
【0269】ステップS203において、第1の記録媒
体8の残容量が不足すると判断したときには、図21の
ステップS211の処理に進み、記録媒体8に記録され
ている各本編情報の記録日時を参照して、最も古い本編
情報を検出し(ステップS211)、その最も古い本編
情報の所定の処理単位の本編信号(所定区間の本編信
号)を抽出して(ステップS212)、これを記録処理
部41を通じて第2の記録媒体42にコピーする(ステ
ップS213)。
【0270】そして、コピーするようにした本編情報に
付加されている要約情報区間か否かを識別するための識
別情報を検出し(ステップS214)、その識別情報
が、第2の記録媒体42に記録した本編情報は要約情報
としても用いられる要約情報部分であることを示すもの
であるか否かを判断する(ステップS215)。
【0271】ステップS215の判断処理において、第
2の記録媒体42にコピーした所定区間の本編情報は、
要約情報区間であると判断した場合には、この部分の信
号を要約情報がばらばらにならないようにするために第
1の記録媒体8の所定の部分にムーブ(移動)し、1つの
番組に要約情報を第1の記録媒体の所定の場所に集める
ようにする(ステップS216)。
【0272】ステップS215の判断処理において、第
2の記録媒体42にコピーした所定区間の本編情報は、
要約情報区間ではないと判断した場合には、第1の記録
媒体か消去され記録可能な領域とされるか上書きの対象
領域となるようにされる(ステップS217)。
【0273】ステップS216、または、ステップS2
17の処理の後、システムコントローラ17は、画像分
類処理部5、音声分類処理部20を制御し、これらに供
給される入力情報(入力データ)から処理単位となる所
定区間分の信号を抽出し(ステップS218)、特性検
出を行なって得られた特性情報に基づく類似区間判別処
理、類似区間の分類処理処理を行なう(ステップS21
9)。
【0274】そして、前述もしたように、システムコン
トローラ17は、画像分類処理部5と音声分類処理部2
0とからの処理結果に基づいて、ダイジェスト再生用の
要約情報部分を特定し、これを多重化処理部6に通知
し、多重化処理部6において特定された信号区間の多重
化信号に識別情報を付加し(ステップS220)、この
識別情報が付加された本編情報が記録処理部7を通じて
第1の記録媒体8に記録する(ステップS221)。
【0275】そして、システムコントローラ17は、ユ
ーザから記録の停止指示が入力されたか否かを判断し
(ステップS222)、停止指示があったと判断したと
きには、図20〜図22に示す処理を終了して、例えば
ユーザからの指示入力待ちとなる。ステップS222の
判断処理において、停止指示は入力されていないと判断
したときには、例えば記録終了時間の到来、あるいは、
他の番組コードなどの到来により、目的とする放送番組
の記録が終了したか否かを判断する(ステップS22
3)。
【0276】ステップS223の判断処理において、目
的とする番組の記録が終了したと判断したときには、図
20〜図22に示す処理を終了して、例えばユーザから
の指示入力待ちとなる。また、ステップS223の判断
処理において、目的とする番組がまだ終了していないと
判断したときには、動作モードの変更指示が入力された
か否かを判断する(ステップS224)。
【0277】ステップS224の判断処理において、ユ
ーザから動作モードの変更指示が入力されたと判断した
ときには、システムコントローラ17は、図20のステ
ップS201からの処理を繰り返す。また、ステップS
224の判断処理において、ユーザから動作モードの変
更指示が入力されていないと判断したときには、ステッ
プS211において特定した最古の本編情報の全部を第
1の記録媒体8から第2の記録媒体42にコピーし終え
たか否かを判断する(ステップS225)。
【0278】ステップS225の判断処理において、最
古の本編情報のコピーが終了したと判断したときには、
ステップS218からの処理を繰り返し、新たな本編情
報の第1の記録媒体8への記録を続行する。ステップS
225の判断処理において、最古の本編情報のコピーが
終了していないと判断したときには、ステップS212
からの処理を繰り返し、最古の本編情報の第2の記録媒
体への移動と、新たな本編情報の第1の記録媒体への記
録を続行する。
【0279】また、ステップS201の判断処理におい
て、ユーザから再生が指示されたと判断したときには、
図22に示すステップS226の処理に進み、システム
コントローラ17は、ユーザからの再生する番組の選択
入力を受け付ける(ステップS226)。この選択入力
は、第1の記録媒体(メイン記録媒体)8と第2の記録
媒体(サブ記録媒体)42のいずれに記録されているど
の番組を、通常再生とダイジェスト再生のいずれにより
再生するかを選択するものである。
【0280】そして、第1の記録媒体8からの再生か、
第2の記録媒体42からの再生かを判断する(ステップ
S227)。ステップS227の判断処理において、第
1の記録媒体8からの再生であると判断したときには、
第1の記録媒体からの再生モードとなり、再生制御部9
を制御して、第1の記録媒体8に記録されている選択さ
れた番組の本編情報、または、要約情報を読み出し、選
択された方式で再生を行なう(ステップS228)。
【0281】そして、システムコントローラ17は、ユ
ーザから再生停止が指示されたか否かを判断し(ステッ
プS229)、停止が指示されたと判断したときには、
この図20〜図22に示す処理を終了して、例えばユー
ザからの指示入力待ちとなる。ステップS229の判断
処理において、再生停止指示が入力されていないと判断
したときには、動作モードの変更が指示されたか否かを
判断する(ステップS230)。
【0282】ステップS230の判断処理において、動
作モードの変更が指示されたと判断したときには、図2
0に示すステップS201からの処理を繰り返し、動作
モードの変更が指示されていないと判断したときには、
再生する番組の変更が指示されたか否かを判断する(ス
テップS231)。
【0283】ステップS231において、再生する番組
の変更が指示されていないと判断したときには、ステッ
プS228からの処理を繰り返し、その番組の再生を続
行し、再生する番組の変更が指示されたと判断したとき
には、ステップS226からの処理を繰り返し、新たな
番組についての再生を開始するようにする。
【0284】ステップS227の判断処理において、第
2の記録媒体42からの再生であると判断したときに
は、第2の記録媒体42からの再生モードとなり、再生
制御部43を制御して、第2の記録媒体42に記録され
ている選択された番組の本編情報を読み出して通常再生
を行なう(ステップS232)。
【0285】そして、システムコントローラ17は、ユ
ーザから再生停止が指示されたか否かを判断し(ステッ
プS233)、停止が指示されたと判断したときには、
この図20〜図22に示す処理を終了して、例えばユー
ザからの指示入力待ちとなる。ステップS233の判断
処理において、再生停止指示が入力されていないと判断
したときには、動作モードの変更が指示されたか否かを
判断する(ステップS234)。
【0286】ステップS234の判断処理において、動
作モードの変更が指示されたと判断したときには、図2
0に示すステップS201からの処理を繰り返し、動作
モードの変更が指示されていないと判断したときには、
再生する番組の変更が指示されたか否かを判断する(ス
テップS235)。
【0287】ステップS235において、再生する番組
の変更が指示されていないと判断したときには、ステッ
プS232からの処理を繰り返し、その番組の本編情報
による通常再生を続行し、再生する番組の変更が指示さ
れたと判断したときには、ステップS226からの処理
を繰り返し、新たな番組についての再生を開始するよう
にする。
【0288】[第3の実施の形態のまとめ]このように
して、第1の記録媒体8の残容量が予め決められた容量
よりも少なくなった場合には、最古の本編情報を第2の
記録媒体42に移動させ、第1の記録媒体8の残容量を
多く確保した後に、新たな本編情報を第1の記録媒体8
に記録する。したがって、第1の記録媒体8の記憶容量
が足りずに新たな番組の本編情報が記録できないなどの
不都合を生じさせることがない。
【0289】また、本編情報が第2の記録媒体42に移
動するようにされた番組の要約情報は、第1の記録媒体
8に残すようにされるので、古い番組のダイジェスト再
生はいつでも迅速に行なうことができるとともに、新し
い番組の通常再生、および、ダイジェスト再生はいつで
も迅速に行なうことができるようにされる。すなわち、
第1の記録媒体のアクセス性の良さが阻害されることも
ない。
【0290】また、記録媒体に記録した情報信号の整理
や保存の管理をよりしやすくすることができ、豊富に提
供される情報信号の効果的、効率的な利用を促進する環
境を整えることができる。
【0291】なお、この第3の実施の形態の記録再生装
置300においては、本編情報の要約部分の抽出が記録
後においても可能なように識別情報を付加して記録し、
要約情報を本編情報と別個に記録しないようにしたが、
これに限るものではない。
【0292】例えば、前述した第2の実施の形態の記録
再生装置200の場合と同様に、本編情報と要約情報の
両方を第1の記録媒体8に記録して行き、第1の記録媒
体の残容量が不足してきた場合に、第1の記録媒体8か
ら第2の記録媒体42に最古の本編情報のみを移動する
ようにすることもできる。
【0293】また、前述の実施の形態においては、最古
の本編情報のみを移動するものとして説明したが、例え
ば、古いものから順に2番組分の本編情報、あるいは、
3番組分の本編情報と言うように、複数番組分の本編情
報を第2の記録媒体に移動させるようにしてもよい。
【0294】また、予め決まられた容量分の残容量を確
保するまで、最古に第1の記録媒体に記録された本編情
報から順に、1つ以上の本編情報を移動させるようにし
てもよい。
【0295】また、前述もしたように、第1の記録媒体
8から第2の記録媒体42に本編情報を写しかえる処理
は、ムーブ(移動)処理であっても、コピー(複写)処
理であってもよい。すなわち、ムーブ処理の場合、本編
情報を第1の記録媒体8から第2の記録媒体42にコピ
ーした後に、第1の記録媒体に記録されている本編情報
の不要部分を消去することにより空き領域を確保するよ
うにすればよい。
【0296】また、複写処理の場合、本編情報を第1の
記録媒体8から第2の記録媒体42にコピーした後に、
第1の記録媒体に記録されている本編情報の不要部分に
新たな本編情報の上書きを可能にするようにすればよ
い。
【0297】また、前述もしたように、要約情報は第1
の記録媒体8に残すようにされるが、同じ本編情報の要
約情報部分が飛び飛びに第1の記録媒体8に残されるこ
とにより、第1の記録媒体の記録領域が虫食い状態とな
り、有効に活用することができなくなることを防止する
ために、いわゆるデフラグ処理を行なって、第1の記録
媒体8の記録領域を有効に活用できるようにすることも
できる。
【0298】また、表示系33を通じて、第1の記録媒
体8の残容量が少なくなったこと、第2の記録媒体の残
容量が少なくなったこと、第1の記録媒体8から第2の
記録媒体に本編情報が転送記録されたこと、さらに、第
1の記録媒体8が虫食い状態とならないようにデフラグ
処理されたこと、あるいは、それらの処理の最中である
ことなどをユーザに通知するように所定の表示を行なう
ようにしてもよい。
【0299】また、第2の記録媒体は、第1の記録媒体
よりも記録容量の大きいものであることが望ましい。
【0300】[第4の実施の形態](請求項21〜請求
項24 図23〜図26) 図23は、この発明による情報信号処理装置、情報信号
処理方法の一実施の形態が適用された第4の実施の形態
の記録再生装置400を説明するためのブロック図であ
り、図24、図25は、この実施の形態の記録再生装置
400の動作原理を説明するための図である。
【0301】この第4の実施の形態の記録再生装置40
0は、第1の実施の形態の記録再生装置100の場合と
同様に、テレビ放送番組の画像信号と音声信号を記録媒
体に記録して行く際に、所定のタイミング毎に画像信号
から縮小画像(サムネイル画像)を形成し、これを一覧
表示していくことができるものであるが、第1の実施の
形態の記録再生装置100とはその縮小画像の表示態様
が異なるものである。
【0302】そして、この第4の実施の形態の記録再生
装置400と第1の実施の形態の記録再生装置100と
はほぼ同様の構成を有するものであるが、その動作の違
いを明確にするため、図23にこの第4の実施の形態の
記録再生装置のブロック図を示し、この図23に示すブ
ロック図をも参照しながら、この第4の実施の形態の記
録再生装置400について詳細に説明する。
【0303】[動作原理について]この第4の実施の形
態の記録再生装置400の動作原理について説明する。
図23に示す記録再生装置400は、情報信号として、
例えばテレビ放送番組のアナログ画像信号とアナログ音
声信号の供給を受け、これらをデジタル化し、MPEG
方式でデータ圧縮した後に、データ圧縮した画像データ
と音声データとを時分割多重化して、記録媒体8に記録
することができるものである。記録媒体8は、例えばハ
ードディスクなどの大容量のディスク記録媒体である。
【0304】また、図23に示す記録再生装置400
は、記録媒体8に記録された多重化信号を読み出し、画
像データと音声データに分離するとともに、そのそれぞ
れを圧縮伸張し、データ圧縮前の画像データと音声デー
タとを復元し、これらをアナログ信号に変換して出力す
ることができるものである。
【0305】そして、図23に示した記録再生装置40
0は、画像信号と音声信号の記録媒体8への記録時にお
いて、画像信号を類似画像毎に分類処理する。この分類
処理は、第1の実施の形態の記録再生装置100の場合
と同様に、データ圧縮後の画像データ(MPEGデー
タ)を用いて行うものであり、Iピクチャ単位に類似画
像の検出を行ない類似画像毎の分類処理を行なう。
【0306】そして、図24(a)に示すように例えば
ニュース番組を構成する入力画像信号系列として、31
枚のIピクチャがあり、区間A1、区間A2、区間A3
のIピクチャはその区間内においてはいずれのIピクチ
ャにも類似する類似画像であるとする。
【0307】この場合、区間A1、A2、A3のそれぞ
れは、ニュースキャスターがニュースを読み上げている
などの比較的に画像の動きの変化が少なく、その類似画
像シーンだけでも比較的に効率よく番組の内容を把握す
ることができると考えられる。さらに考えると、区間A
1、A2、A3のそれぞれの先頭は、ニューステロップ
(ニュースの見出し)が画面の下端部分に表示され、ニ
ュースキャスターがニュースを読み始めるシーンである
場合が多いと考えられる。
【0308】そこで、図24(b)に示すように、ニュ
ース番組の類似画像区間の先頭またはその付近のIピク
チャから縮小画像を形成する。そして、時間の経過にし
たがって、順次に形成される縮小画像を図25(a)に
おいて、画像1a〜1gに示すように時系列順に表示す
る。この場合、画像1a〜1gのそれぞれには、ニュー
ステロップが表示されている場合も多いと考えられるの
で、この縮小画像の一覧表示(マルチ画面表示)を見た
だけでもどのようなニュースがあったのかを迅速かつ確
実に知ることができる。
【0309】ニュース番組が所定時間経過後にまた放送
された場合には、そのニュース番組についても最初のニ
ュース番組について行なった処理を行ない、図25
(b)において、画像1a〜1hのように縮小画像を表
示する。この場合、1つ前のニュース番組の縮小画像で
ある図25(a)における画像1a〜1gは、図25
(b)における画像2a〜2gとして表示する。
【0310】例えば、8つのニュース番組を順次、上述
したように処理するものとすれば、図25(c)に示す
垂直放送の1行から8行までにニュース番組毎に、水平
方向のa列からh列に縮小画面が表示するようにされる
ことになる。
【0311】このように、以前のニュース番組の縮小画
像は、順次垂直方向下側に表示するようにし、時間の経
過とともに、同じニュースの変化の様子や、どのような
新しいニュースが発生したかなどを容易に知ることがで
きるようにする。
【0312】また、図8に示すように一覧表示された縮
小画像の中から目的とする縮小画像を選択することによ
り、その縮小画像の元になった画像を先頭画像とする信
号区間の信号を再生したり、あるいは、ダイジェスト再
生したりすることにより、目的とするニュースの内容の
詳細を知ることもできるようにする。すなわち、効率よ
く通常再生やダイジェスト再生を行なうことができるよ
うにする。
【0313】なお、ニューステロップの信号をより正確
に検出するために、類似画像の検出とともに、テロップ
検出を行なうようにしてもよい。ニュース番組における
テロップ文字は、通常、白字であることが多いことか
ら、テロップ表示位置となることが多い画面の下側部分
に相当する位置の画像信号のうちの輝度信号の特性を検
出することで、テロップが表示されている画面(Iピク
チャあるいはフレーム)を検出することができる。
【0314】[第4の実施の形態の記録再生装置400
の構成と動作について]図23に示したこの第4の実施
の形態の記録再生装置400の構成と動作について説明
する。図23において、記録媒体8の左側の部分が主に
記録系であり、記録媒体8の右側が再生系であると大別
することができる。
【0315】[記録系について]まず記録系について説
明する。この第4の実施の形態の記録再生装置400に
入力されたアナログ音声信号(音声入力)は、音声A/
D変換器1に供給され、ここでデジタル音声信号に変換
されて音声エンコーダ2と音声分類処理部20とに供給
される。
【0316】音声エンコーダ2は、これに供給されたデ
ジタル音声信号について、MPEGオーディオ方式など
の所定の圧縮方式で帯域圧縮処理を行ない、帯域圧縮さ
れたデジタル音声信号である音声データを形成し、これ
を多重化処理部6に供給する。
【0317】音声分類処理部20は、例えば所定区間毎
のデジタル音声信号について、周波数スペクトルピーク
の継続性を検出し、音楽信号であるかどうかの判定を行
ない、その判定結果を多重化処理部6、システムコント
ローラ17、画像シーン分類表示および再生位置表示部
(以下、分類表示部という。)19に供給する。
【0318】なお、音声分類処理部20は、音声A/D
変換器1からのデジタル音声信号ではなく、図23にお
いて点線で示すように、音声エンコーダ2からの帯域圧
縮されて形成された音声データの供給を受け、この音声
データについて前述したように分類処理を行なうように
構成することもできる。
【0319】一方、この第4の実施の形態の記録再生装
置400に入力されたアナログ画像信号(画像入力)
は、画像A/D変換器3に供給され、ここでデジタル画
像信号に変換されて画像エンコーダ4に供給される。
【0320】画像エンコーダ4は、これに供給されたデ
ジタル画像信号について、MPEG2方式などの所定の
圧縮方式で帯域圧縮処理を行ない、帯域圧縮されたデジ
タル画像信号である画像データを形成し、これを画像分
類処理部5、多重化処理部6、Iピクチャ検出部21、
縮小画処理部22に供給する。
【0321】画像分類処理部5は、画像エンコーダ4か
らの画像データのIピクチャについて、画像の特性情報
を検出し、これに基づいて類似画像を判別し、図24を
用いて説明したように、類似画像区間を特定し、これを
識別できるようにするための識別情報信号を形成して、
これを多重化処理部6、分類表示部19に供給する。こ
の識別情報信号には、各類似画像区間において、何フレ
ーム類似画像が継続しているかを示す情報などの画像デ
ータの位置情報も含まれる。
【0322】なお、画像分類処理部5は、画像エンコー
ダ4からの圧縮されて形成された画像データではなく、
図23において点線で示すように、画像A/D変換器3
からのデジタル画像信号の供給を受け、これに基づい
て、例えばフレーム単位に前述したように画像の類似画
像の判別処理や分類処理を行なうようにしてもよい。
【0323】また、画像信号の分類処理、または、音声
信号の分類処理の結果得られる識別情報信号は、システ
ムコントローラ17が、画像分類処理部5、音声分類処
理部20から供給される分類処理の結果に基づいて、生
成し、これを多重化処理部6に供給するように構成する
こともできる。
【0324】また、システムコントローラ17は、前述
した第1の実施の形態の記録再生装置100の場合と同
様に、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリ、時計
回路などを備えたマイクロコンピュータであり、記録再
生装置400の各部を制御するものである。
【0325】また、図23において、Iピクチャ検出部
21は、画像データからIピクチャを形成し、検出タイ
ミングなどの検出情報をシステムコントローラ17に通
知する。これは、前述もしたように、この実施の形態の
記録再生装置400が、Iピクチャ単位に画像の類似検
出処理および分類処理を行なうようにしているためであ
る。システムコントローラ17は、Iピクチャ検出部2
1からの検出情報に基づいて画像分類処理部5、縮小画
処理部22を制御することができるようにしている。
【0326】縮小画処理部22は、システムコントロー
ラ17からの制御に応じて、供給された画像データ(類
似画像区間の先頭またはその付近のIピクチャ)から縮
小画像データを形成し、これを多重化処理部6、分類表
示部19に供給する。
【0327】この第4の実施の形態において、分類表示
部19は、音声分類処理部20からの分類結果、画像分
類処理部5からの識別情報信号、縮小画処理部22から
の縮小画像データの供給を受けて、図25に示したよう
に、類似画像区間の先頭の画像を時系列順に表示してい
く。すなわち、この実施の形態の記録再生装置400に
おいては、記録処理と平行して記録画像についてのサム
ネイル表示をも行なうことができるようにしている。
【0328】また、多重化処理部6は、これに供給され
た音声データ、画像データ、縮小画像データ、画像分類
処理部5からの識別情報信号などの情報を例えば時分割
多重化して多重化データを形成し、これを記録処理部7
に供給する。記録処理部7は、これに供給された多重化
データについて誤り訂正符号の付加やインターリーブ処
理などを行なって記録用の信号を形成し、これを記録媒
体8の所定の領域に記録する。
【0329】そして、この実施の形態の場合には、前述
もしたように、多重化データに多重化されている識別情
報信号により、類似画像区間の識別ができるようにされ
るとともに、元の画像と縮小画像の対応付けもなされて
いる。これによって、記録時において、あるいは、記録
終了時、記録終了後の所定のタイミングなどにおいて、
図25に示したように、類似画像区間の先頭の画像を時
系列順に一覧表示することができるようにしている。
【0330】なお、画像分類処理部5においては、前述
した第1の実施の形態において図4〜図6を用いて説明
したように、画像データについてIピクチャを処理単位
とし、特性情報を検出して、この特性情報に基づいて類
似画像を検出し、類似画像区間を特定する。前述もした
ように、類似画像には同じ識別情報が付与するようにさ
れるので、この識別情報によって、どこからどこまでが
1つの類似画像区間であるかを識別することができる。
【0331】また、音声分類処理部20においては、前
述した第1の実施の形態において図7を用いて説明した
ように、所定時間単位に音声の類似検出を行なったり、
また、前述した第2、第3の実施の形態の場合のよう
に、音声レベルの検出を行なったりすることができるよ
うにしている。
【0332】[再生系について]次に、再生系について
説明する。システムコントローラ17からの制御信号に
より、再生制御部9は、使用者から指示された多重化デ
ータを記録媒体8から読み出して、再生処理部10に供
給するようにする。再生処理部10は、これに供給され
た多重化データについてのデインターリーブ処理などの
所定の処理を行ない、処理後の多重化データを分離処理
部11に供給する。分離処理部11は、これに供給され
た多重化データから、音声データ、画像データ、縮小画
像データ、識別情報信号などを分離する。
【0333】分離処理部11において分離された音声デ
ータは、音声デコーダ12に供給される。音声デコーダ
12に供給された音声データは、所定の圧縮方式により
データ圧縮されているものである。音声デコーダ12
は、これに供給されたデータ圧縮されている音声データ
を伸張処理し、伸張処理後の音声データを音声デジタル
/アナログ変換器(以下、音声D/A変換器と言う。)
13に供給する。
【0334】音声D/A変換器13は、これに供給され
たデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、これ
を出力する。出力されたアナログ音声信号は、スピーカ
に供給され、そのスピーカから当該アナログ音声信号に
応じた音声が放音するようにされる。
【0335】また、分離処理部11において分離された
画像データは、画像デコーダ14に供給される。画像デ
コーダ14に供給された画像データは、所定の圧縮方式
によりデータ圧縮されているものである。画像デコーダ
14は、これに供給されたデータ圧縮されている画像デ
ータを伸張処理し、伸張処理後の画像データを画像デジ
タル/アナログ変換器(以下、画像D/A変換器と言
う。)15に供給する。
【0336】画像D/A変換器15は、これに供給され
たデジタル画像信号をアナログ画像信号に変換し、これ
を出力する。出力されたアナログ画像信号は、モニタ受
像機に供給され、そのモニタ受像機の表示画面に当該ア
ナログ画像信号に応じた画像が表示するようにされる。
【0337】また、分離処理部11において分離された
識別情報信号は、識別信号検出部16に供給される。識
別信号検出部16は、これに供給された識別情報信号か
ら必要となる識別情報信号を検出し、これをシステムコ
ントローラ17、分類表示部19に供給する。
【0338】また、識別信号検出部16は、これに供給
された信号から所定のタイムスタンプ信号あるいはフレ
ーム番号を検出し、これをシステムコントローラ17に
供給する。このタイムスタンプ信号に基づいて、再生時
点を検出し、分類表示部19に再生位置を表示すること
もできるようにされている。
【0339】そして、ユーザ入力インターフェース18
を通じて、記録媒体8に記録されている放送番組の分類
表示が指示された場合には、システムコントローラ17
は、これに供給された識別情報信号に基づいて、再生制
御部9を制御し、記録媒体8に記録されている目的とす
る放送番組の縮小画像を読み出し、これを再生処理部1
0、分離処理部11を通じて分類表示部19に供給する
とともに、分類表示部19を制御して、図25に示した
ように、記録媒体8に記録した放送番組の分類表示が行
なわれる。
【0340】このように、記録終了後の所定のタイミン
グにおいても、記録時において行なわれた画像の類似判
別処理に基づいて形成されて記録媒体に記録された識別
情報信号、および、縮小画像信号を用いて、図25に示
したように、画像の分類表示を行なうことができるよう
にされる。
【0341】なお、この実施の形態においては、ニュー
ス番組を記録する場合を例にして説明したが、これに限
るものではない。例えば、歌番組などを記録する場合に
も同様にして、歌手が歌うシーンを分類表示して、目的
とする歌手が歌うシーンを迅速に探し出してその部分を
迅速に通常再生するなどのことができるようにすること
ができる。
【0342】また、野球やテニスなどのスポーツ番組を
記録する場合にも同様にして処理することにより、バッ
ターがバッターボックスに入ったシーンや、ピッチャが
投球動作に入ったシーンなど類似画像区間の先頭の画像
を表示するようにしたり、テニスの試合のサーブシーン
を検索したりする場合などに用いることができるように
される。
【0343】また、例えば、ダイジェスト再生のための
画像データ、スキミング再生のための画像データを記録
時に作成して、放送番組の本編の画像データとともに記
録しておくことにより、その放送番組のダイジェスト再
生やスキミング再生を行なうようにすることができる。
【0344】そして、ダイジェスト再生やスキミング再
生などの所定の特殊再生動作を実行したい場合には、ユ
ーザは、ユーザ入力I/F18を通じてコマンド入力を
行なう。システムコントローラ17は、ユーザからのコ
マンド情報を受け取った場合には、再生制御部9を制御
し、目的とする再生方式のための画像データを読み出し
て再生することにより、目的とする再生方式で画像の再
生を行なうことができる。
【0345】[記録再生装置400の動作について]次
に、上述したこの第4の実施の形態の記録再生装置40
0の記録時の動作について、図26のフローチャートを
参照しながら説明する。図26は、この第4の実施の形
態の記録再生装置400の記録時の動作を説明するため
のフローチャートである。
【0346】図26に示すよりは、例えばニュース番組
の記録および分類表示を行なうことの指示入力をシステ
ムコントローラ17が受け付けた場合に実行するように
される処理である。
【0347】初めに、システムコントローラ17は、例
えば、デジタルテレビ放送の場合に放送信号に含められ
て提供されるEPG(Electronic Program Guide)デー
タに基づいて、1つ以上のニュース番組の開始時刻と終
了時刻とを記録開始時刻、記録終了時刻としてシステム
コントローラ17の不揮発性メモリに設定する(ステッ
プS301)。
【0348】このステップS301の処理においては、
ユーザ入力I/Fを通じて入力される1つ以上のニュー
ス番組の開始時刻と終了時刻とを記録開始時刻、記録終
了時刻として設定するようにすることもできる。すなわ
ち、ユーザの手入力による設定も可能である。
【0349】なお、図23に図示しないが、システムコ
ントローラ17は、時計回路を備え、現在年月日、現在
曜日、現在時刻を提供することができるものである。
【0350】そして、システムコントローラ17は、ユ
ーザから例えばニュース番組の記録および分類表示の停
止指示が入力されたか否かを判断する(ステップS30
2)。
【0351】ステップS302の判断処理において、停
止指示は入力されていないと判断した時には、記録開始
時刻が到来したか否かを判断する(ステップS30
3)。
【0352】ステップS303の判断処理において、開
始時刻が到来していないと判断したときには、待機状態
(スタンバイ状態)となり(ステップS304)、ステ
ップS302の処理から繰り返すようにする。
【0353】ステップS303の判断処理において、開
始時刻が到来したと判断したときには、システムコント
ローラ17は、画像分類処理部5、Iピクチャ検出部2
1、などを制御して、記録の対象になっているニュース
番組の画像データの特性情報を検出し(ステップS30
5)、類似画像の識別処理を行なう(ステップS30
6)。
【0354】なお、ステップS305、306において
は、音声分類処理部20を制御して、記録の対称になっ
ている音声信号について類似区間の判別等を行なって、
これを考慮するようにしてもよい。例えば、画像、音声
ともともに類似となる区間を類似区間として設定するよ
うにすることもできる。
【0355】そして、システムコントローラ17は、縮
小画処理部22をも制御して、各類似区間の先頭のIピ
クチャから縮小画像を形成するサムネイル処理を行ない
(ステップS307)、記録の終了時刻が到来したか否
かを判断する(ステップS308)。
【0356】ステップS308の判断処理において、終
了時刻が到来したと判断したときには、システムコント
ローラ17は、分類表示部19を制御して、図25に示
したように縮小画面の一覧表示であるマルチ画面表示を
行なう(ステップS309)。
【0357】そして、ステップS308の判断処理にお
いて、終了時刻が到来していないと判断した場合、およ
び、ステップS309の処理の後において、ユーザから
ユーザから記録および分類表示の停止指示が入力された
か否かを判断する(ステップS310)。
【0358】ステップS310の判断処理において、停
止指示は入力されていないと判断したときには、ステッ
プS303からの処理を繰り返し、次に放送されるニュ
ース番組の記録および分類表示を行なうようにする。ま
た、ステップS310の判断処理において、停止指示が
入力されたと判断したときには、この図26に示す処理
を終了し、例えば、ユーザからの指示入力待ちとなる。
【0359】[第4の実施の形態のまとめ]このよう
に、この第4の実施の形態の記録再生装置400におい
ては、テレビ放送番組の画像信号、音声信号の記録時に
類似画像区間を特定し、その類似画像区間の先頭の画像
を縮小画像(サムネイル)として一覧表示(マルチ画面
表示)し、その一覧表示を順次に更新することができる
ので、記録するようにした複数の番組の内容を時間の経
過に沿って効果的、効率的に把握することができる。
【0360】また、全ての内容を再生することなく、情
報信号の内容を一覧表示するようにすることができるの
で、記録するようにした情報信号の内容を、短時間に、
的確かつ正確に把握することができる。
【0361】また、縮小画像を指定することにより、そ
の縮小画像に対応する画像を先頭とする時点から記録し
た画像を通常再生したり、ダイジェスト再生したりする
こともでき、使い勝手を向上させることができる。
【0362】このように、画像の類似区間判別、一覧表
示、一覧表示の更新を順次に行なうことができるので、
上述のように、内容の把握、再生時点の指定などを迅速
かつ正確に行なうことが可能となる。
【0363】また、縮小画像も記録媒体に記録しておく
ので、記録した縮小画像を用いて、いつでも図25に示
したような一覧表示を行なうこともできる。そして、目
的とする部分から情報信号の再生を行なうようにするこ
ともできる。
【0364】また、1画面に縮小画像を表示しきれない
場合には、垂直方向、水平方向にスクロール表示させる
ことによって、縮小画像の全部を表示することもできる
ようにされる。
【0365】また、この第4の実施の形態において、画
像信号が第1の情報信号であり、この画像信号の所定の
Iピクチャを縮小することにより形成した縮小画像(サ
ムネイル画像)が第2の情報信号に相当する。このよう
に、第2の情報信号は、所定の第1の情報信号につい
て、所定の処理を施すことにより形成されたものであれ
ばよい。したがって、1フレーム分の画像信号の所定部
分の画像信号を縮小してサムネイル画像を形成するよう
にしてもよい。
【0366】また、第1の情報信号は画像信号に限るこ
となく音声信号であってもよい。この場合、第2の情報
信号は、例えば、この第4の実施の形態において形成さ
れるメッセージ情報などを用いることができる。その
他、第1の情報信号としては、テキストデータなどであ
ってもよい。
【0367】[第5の実施の形態](請求項25、請求
項26 図27〜図32) 図27は、この発明による情報信号処理装置、情報信号
処理方法の一実施の形態が適用された第5の実施の形態
の記録再生装置500を説明するためのブロック図であ
り、図28、図29は、この実施の形態の記録再生装置
500の動作原理を説明するための図である。
【0368】この第5の実施の形態の記録再生装置50
0は、テレビ放送番組を記録媒体に記録する場合に、本
編情報から要約情報として用いることが可能な類似画像
区間の画像情報を抽出可能にしておくことにより、ある
いは、本編情報に加えて要約情報をも作成しておくこと
により、いわゆるダイジェスト再生を行なうことができ
るようにされている。
【0369】そして、この第5の実施の形態の記録再生
装置500は、複数のダイジェスト再生方式を持ち、ダ
イジェスト再生を行なうに際しては、記録したテレビ放
送番組のジャンルに応じて、あるいは、再生時間が長く
ならないように考慮して、ダイジェスト再生方式を変え
ることができるようにしたものである。
【0370】[動作原理について]この第5の実施の形
態の記録再生装置500の動作原理について説明する。
図27に示す記録再生装置500は、前述した実施の形
態の記録再生装置と同様に、情報信号として、例えばテ
レビ放送番組のアナログ画像信号とアナログ音声信号を
デジタル化し、データ圧縮し、多重化して、記録媒体8
に記録することができるものである。記録媒体8は、例
えばハードディスクなどの大容量のディスク記録媒体で
ある。
【0371】また、図27に示す記録再生装置500
は、記録媒体8に記録された多重化信号を読み出し、画
像データと音声データに分離するとともに、そのそれぞ
れを圧縮伸張し、データ圧縮前の画像データと音声デー
タとを復元し、これらをアナログ信号に変換して出力す
ることができるものである。
【0372】そして、図27に示す記録再生装置500
もまた、前述した他の実施の形態の記録再生装置と同様
に、Iピクチャ単位に類似画像の検出を行ない類似画像
毎の分類処理を行なって、類似画像区間の識別が可能な
ように識別情報を付加して記録媒体に記録するようにし
ている。
【0373】そして、この第5の実施の形態の記録再生
装置500は、基本的には入力画像系列について、類似
画像判別を行なって、類似画像区間を特定し、類似画像
区間(類似画像シーン)をダイジェスト再生に用いるよ
うにする。
【0374】しかし、この第5の実施の形態の記録再生
装置500は、以下に説明するように、4つのダイジェ
スト再生モードA、B、C、Dを備えている。ここで
は、図28(a)に示すような入力画像系列を記録する
場合を例にして各ダイジェスト再生モードについて説明
する。
【0375】図28(a)に示した入力画像系列におい
て、区間A1の画像3、4、5が類似画像であり、区間
A2の画像13、14、15、16が類似画像であり、
また、区間A3の画像22、23、24、25、26が
類似画像であるとする。
【0376】このような場合、図28(b)に示すよう
に、類似画像区間A1、A2、A3を時系列順に順次再
生するようにするのがダイジェスト再生モードAであ
る。この図28(b)に示したようなダイジェスト再生
モードAは、ニュース番組におけるニュースキャスター
の画像シーンや、対談番組における特定の出演者の画像
シーンなどのように、比較的に変化が少なく、その類似
画像シーンだけでも比較的に効率よく、番組の内容が把
握できる場合に有効なものである。
【0377】また、図28(c)に示すように、類似画
像区間に加えて、その類似画像区間の前後の区間をも含
む画像区間B1、B2、B3を時系列順に順次に再生す
るようにするのがダイジェスト再生モードBである。こ
のダイジェスト再生モードBは、類似画像区間が、例え
ば、野球の試合番組のバッターシーンや、テニスの試合
番組のサーブシーンなどである場合に有効である。
【0378】つまり、野球やテニスなどといったある種
のスポーツ番組のように、番組全体にある程度の連続性
がある場合には、単に類似画像区間だけを表示するよ
り、類似画像区間の前後の画像区間をも再生するように
することにより、ダイジェスト再生された画像により前
後関係も把握でき、違和感なく、また、効果的、効率的
に番組内容を把握することができる。
【0379】そして、記録するテレビ放送番組がニュー
ス番組、スポーツ番組かなどの番組のジャンルの判別が
可能な情報を、例えば、デジタルテレビ放送の放送信号
に含まれて提供されるEPGデータから取得して、この
ジャンル情報をも記録媒体に記録しておくようにするこ
とによって、ダイジェスト再生時においては、再生する
番組のジャンルに応じて最適なダイジェスト再生モード
を自動的に選択し、最適なダイジェスト再生モードでダ
イジェスト再生することができる。
【0380】もちろん、ダイジェスト再生を行なうよう
にする際に、用いるダイジェスト再生モードをユーザ自
身が選択入力することによって、その選択されたダイジ
ェスト再生モードでダイジェスト再生するようにするこ
とも可能である。また、画像の類似検出、類似画像区間
の検出は、前述した他の実施の形態の記録再生装置の画
像分類処理部においての処理と同様の処理を行なうこと
によって実現することが可能である。
【0381】また、上述の例では、画像の類似性に着目
したが、音声信号の属性に着目し、例えば、音楽音声区
間と話音声区間とを分類して、ダイジェスト再生モード
A、あるいは、ダイジェスト再生モードBを用いるよう
にすることができる。
【0382】例えば、ダイジェスト再生モードAは、音
楽番組で、音楽が放送するようにされているシーンのみ
をダイジェスト再生したり、音楽が放送するようにされ
ているシーンのみを編集したりする場合に効果的なダイ
ジェスト再生動作となる。
【0383】また、ダイジェスト再生モードBは、歌謡
番組などの音楽番組においては、音楽の始まる前に歌手
や演奏者の紹介などがあると想定できるので、歌謡番組
に登場する各歌手が歌う曲のイントロ部のみを歌手に対
応させてダイジェスト再生したり、編集を行なったりす
るなどの場合には効果的なダイジェスト再生動作とな
る。
【0384】なお、音声信号の音楽区間、話音声区間な
どの検出分類は、前述した他の実施の形態の記録再生装
置の音声分類部20においての処理と同様の処理を行な
うことによって、実現することができる。
【0385】ところで、図28(b)、(c)を用いて
説明したダイジェスト再生モードA、ダイジェスト再生
モードBの場合、類似画像区間があまり長くなると、再
生時間が長くなってしまい、短時間で効率的に記録した
番組の内容を把握できない場合も発生することが考えら
れる。
【0386】そこで、図29(a)に示すような入力画
像系列があり、図28の場合と同様に、画像3、4、5
が類似画像であり、画像13、14、15、16が類似
画像であり、画像22、23、24、25、26が類似
画像であるとする。このような場合に、図29(a)に
おいて、区間C1、C2、C3をダイジェスト再生区間
となるようにする。
【0387】つまり、図29(b)にも示すように、ダ
イジェスト再生に用いる画像区間長(ダイジェスト再生
区間長)を予め決めておき、そのダイジェスト再生区間
長を超えないようにダイジェスト再生を行なうようにす
るのがダイジェスト再生モードCである。
【0388】また、ダイジェスト再生モードDは、図2
9(c)に示すように、図29(b)に示したダイジェ
スト再生モードCにおける類似画像区間の先頭から所定
区間前の時点からダイジェスト再生を行なうようにする
ものである。このダイジェスト再生モードDの場合に
は、前述したダイジェスト再生モードBのように、類似
画像区間とその前の画像区間とのシーンの流れも把握で
きるようにされ、スポーツ番組などのある種の番組ジャ
ンルによっては、より効果的なダイジェスト再生を行な
うことが可能となるとともに、再生時間が必要以上に長
くなることはないようにすることができる。
【0389】[第5の実施の形態の記録再生装置500
の構成と動作について]図27に示したこの第5の実施
の形態の記録再生装置500の構成と動作について説明
する。図27においても、記録媒体8の左側の部分が主
に記録系であり、記録媒体8の右側が再生系であると大
別することができる。
【0390】[記録系について]まず記録系について説
明する。この第5の実施の形態の記録再生装置400に
入力されたアナログ音声信号(音声入力)は、音声A/
D変換器1に供給され、ここでデジタル音声信号に変換
されて音声エンコーダ2と音声分類処理部20とに供給
される。
【0391】音声エンコーダ2は、これに供給されたデ
ジタル音声信号について、MPEGオーディオ方式など
の所定の圧縮方式で帯域圧縮処理を行ない、帯域圧縮さ
れたデジタル音声信号である音声データを形成し、これ
を多重化処理部6に供給する。
【0392】音声分類処理部20は、例えば所定区間毎
のデジタル音声信号について、周波数スペクトルピーク
の継続性を検出し、音楽信号であるかどうかの判定を行
ない、その判定結果を多重化処理部6、システムコント
ローラ17、画像シーン分類表示および再生位置表示部
(以下、分類表示部という。)19に供給する。
【0393】なお、音声分類処理部20は、音声A/D
変換器1からのデジタル音声信号ではなく、図1におい
て点線で示すように、音声エンコーダ2からの帯域圧縮
されて形成された音声データの供給を受け、この音声デ
ータについて前述したように分類処理を行なうように構
成することもできる。
【0394】一方、この第4の実施の形態の記録再生装
置400に入力されたアナログ画像信号(画像入力)
は、画像A/D変換器3に供給され、ここでデジタル画
像信号に変換されて画像エンコーダ4に供給される。
【0395】画像エンコーダ4は、これに供給されたデ
ジタル画像信号について、MPEG2方式などの所定の
圧縮方式で帯域圧縮処理を行ない、帯域圧縮されたデジ
タル画像信号である画像データを形成し、これを画像分
類処理部5、多重化処理部6、Iピクチャ検出部21、
縮小画処理部22に供給する。
【0396】画像分類処理部5は、画像エンコーダ4か
らの画像データのIピクチャについて、画像の特性情報
を検出し、これに基づいて類似画像を判別し、図28、
図29を用いて説明したように、類似画像区間を特定
し、これを識別できるようにするための識別情報信号を
形成して、これを多重化処理部6、分類表示部19に供
給する。この識別情報信号には、各類似画像区間におい
て、何フレーム類似画像が継続しているかを示す情報な
どの画像データの位置情報も含まれる。
【0397】なお、画像分類処理部5は、画像エンコー
ダ4からの圧縮されて形成された画像データではなく、
図27において点線で示すように、画像A/D変換器3
からのデジタル画像信号の供給を受け、これに基づい
て、例えばフレーム単位に前述したように画像の類似画
像の判別処理や分類処理を行なうようにしてもよい。
【0398】また、画像信号の分類処理、または、音声
信号の分類処理の結果得られる識別情報信号は、システ
ムコントローラ17が、画像分類処理部5、音声分類処
理部20から供給される分類処理の結果に基づいて生成
し、これを多重化処理部6に供給するように構成するこ
ともできる。
【0399】システムコントローラ17は、前述した第
1の実施の形態の記録再生装置100の場合と同様に、
CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリ、時計回路な
どを備えたマイクロコンピュータであり、記録再生装置
500の各部を制御するものである。
【0400】この実施の形態において、分類表示部19
は、音声分類処理部20からの分類結果、画像分類処理
部5からの分類結果などの供給を受けて、分類の様子な
どを遂次表示することができるようにしている。
【0401】また、多重化処理部6は、これに供給され
た音声データ、画像データを多重化するとともに、これ
に画像分類処理部5からの識別情報信号を付加して多重
化データを形成し、これを記録処理部7に供給する。
【0402】また、この多重化データには、それがどの
ような番組なのか、すなわち、ニュース番組なのか、ス
ポーツ番組なのかなどの番組のジャンルを示す番組ジャ
ンル情報も付加するようにされている。この番組ジャン
ル情報は、例えば、その番組がデジタルテレビ放送によ
り提供された場合には、デジタル放送信号に含まれるE
PGデータから抽出することができるし、また、ユーザ
が入力した情報であってもよい。
【0403】記録処理部7は、これに供給された多重化
データについて誤り訂正符号の付加やインターリーブ処
理などを行なって記録用の信号を形成し、これを記録媒
体8の所定の領域に記録する。
【0404】そして、この実施の形態の場合には、前述
もしたように、多重化データに付加されている識別情報
信号により、要約情報として用いる類似画像区間の識別
ができるようにされている。これによって、記録終了後
の所定のタイミングにおいて、所定のダイジェスト再生
方式でダイジェスト再生することができるようにしてい
る。
【0405】なお、画像分類処理部5においては、前述
した第1の実施の形態において図4〜図6を用いて説明
したように、画像データについてIピクチャを処理単位
とし、特性情報を検出して、この特性情報に基づいて類
似画像を検出し、類似画像区間を特定する。前述もした
ように、類似画像には同じ識別情報が付与するようにさ
れるので、この識別情報によって、どこからどこまでが
1つの類似画像区間であるかを識別することができる。
【0406】また、音声分類処理部20においては、前
述した第1の実施の形態において図7を用いて説明した
ように、所定時間単位に音声の類似検出を行なったり、
また、前述した第2、第3の実施の形態の場合のよう
に、音声レベルの検出を行なったりすることができるよ
うにしている。
【0407】[再生系について]次に、再生系について
説明する。システムコントローラ17からの制御信号に
より、再生制御部9は、使用者から指示された多重化デ
ータを記録媒体8から読み出して、再生処理部10に供
給するようにする。再生処理部10は、これに供給され
た多重化データについてのデインターリーブ処理などの
所定の処理を行ない、処理後の多重化データを分離処理
部11に供給する。分離処理部11は、これに供給され
た多重化データから、音声データ、画像データ、縮小画
像データ、識別情報信号などを分離する。
【0408】分離処理部11において分離された音声デ
ータは、音声デコーダ12に供給される。音声デコーダ
12に供給された音声データは、所定の圧縮方式により
データ圧縮されているものである。音声デコーダ12
は、これに供給されたデータ圧縮されている音声データ
を伸張処理し、伸張処理後の音声データを音声デジタル
/アナログ変換器(以下、音声D/A変換器と言う。)
13に供給する。
【0409】音声D/A変換器13は、これに供給され
たデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、これ
を出力する。出力されたアナログ音声信号は、スピーカ
に供給され、そのスピーカから当該アナログ音声信号に
応じた音声が放音するようにされる。
【0410】また、分離処理部11において分離された
画像データは、画像デコーダ14に供給される。画像デ
コーダ14に供給された画像データは、所定の圧縮方式
によりデータ圧縮されているものである。画像デコーダ
14は、これに供給されたデータ圧縮されている画像デ
ータを伸張処理し、伸張処理後の画像データを画像デジ
タル/アナログ変換器(以下、画像D/A変換器と言
う。)15に供給する。
【0411】画像D/A変換器15は、これに供給され
たデジタル画像信号をアナログ画像信号に変換し、これ
を出力する。出力されたアナログ画像信号は、モニタ受
像機に供給され、そのモニタ受像機の表示画面に当該ア
ナログ画像信号に応じた画像が表示するようにされる。
【0412】また、分離処理部11において分離された
識別情報信号は、識別信号検出部16に供給される。識
別信号検出部16は、これに供給された識別情報信号か
らダイジェスト再生などのために必要となる識別情報信
号を検出し、これをシステムコントローラ17や、必要
に応じて分類表示部19に供給する。
【0413】また、識別信号検出部16は、これに供給
された信号から所定のタイムスタンプ信号あるいはフレ
ーム番号を検出し、これをシステムコントローラ17に
供給する。このタイムスタンプ信号に基づいて、再生時
点を検出し、分類表示部19に再生位置を表示すること
もできるようにされている。
【0414】また、ダイジェスト再生が指示された場合
には、指示された番組の多重化信号に付加されている番
組ジャンル情報に基づいて、その番組のジャンルを判別
し、判別したジャンルに応じたダイジェスト再生モード
で再生するように、再生制御部9の制御により識別情報
で識別可能とされる要約情報となる類似画像区間の画画
像データが読み出される。
【0415】読み出された要約情報となる画像データ
は、前述したように、再生処理部19、分類処理部1
1、音声デコーダ12、音声D/A変換器13、画像デ
コーダ14、画像D/A変換器15を通じて、ダイジェ
スト再生するようにされる。
【0416】なお、番組ジャンルの自動検出により、用
いるダイジェスト再生モードを自動的に選択するものに
限るものではなく、ユーザがダイジェスト再生を行なう
ことが指示した場合などに用いるダイジェスト再生モー
ドを選択し、これを用いるようにすることもできる。ま
た、予めダイジェスト再生時に用いるダイジェスト再生
モードを設定しておくようにすることもできる。
【0417】[第5の実施の形態の記録再生装置500
の動作について]次に、上述したこの第5の実施の形態
の記録再生装置500の再生時の動作について、図30
〜図32のフローチャートを参照しながら説明する。な
お、以下の説明においては、説明を簡単にするため、用
いるダイジェスト再生モードは、図28を用いて説明し
たダイジェスト再生モードAとダイジェスト再生モード
Bのいずれかを用いる場合を例にして説明する。
【0418】また、この実施の形態においては、デフォ
ルト設定の特殊再生モードは、番組ジャンルに応じて、
図28を用いて説明したダイジェスト再生モードAとダ
イジェスト再生モードBとのうちのいずれかを選択して
用いるようにするものである。
【0419】図30〜図32に示す処理は、通常再生や
ダイジェスト再生を実行するようにユーザ入力I/F1
8を通じてユーザから指示された場合に、記録再生装置
500において行なわれる処理である。
【0420】ユーザから再生動作が指示されると、シス
テムコントローラ17は、指示された再生動作は、通常
再生か特殊再生かを判断する(ステップS401)。こ
こで、通常再生は、記録媒体8に記録された本編情報の
全部を再生するようにする通常の再生であり、この実施
の形態において特殊再生は、ダイジェスト再生である。
【0421】ステップS401の判断処理において、通
常再生の動作が指示されたと判断したときには、システ
ムコントローラ17は、再生制御部9等の関連各部を制
御し、記録媒体8に記録されている番組の本編情報の全
部を再生するようにする通常再生を行なうようにする
(ステップS402)。
【0422】そして、ユーザ入力I/F18を通じて、
通常再生の停止指示が入力されたか否かを判断し(ステ
ップS403)、停止が指示されていないと判断したと
きには、ステップS401からの処理を繰り返す。ま
た、ステップS403の判断処理において、通常再生の
停止が指示されたと判断したときには、この図30〜図
32の処理を終了して、例えば、ユーザからの指示入力
待ちとなる。
【0423】ステップS401の判断処理において、特
殊再生、すなわち、ダイジェスト再生動作が指示された
と判断したときには、システムコントローラ17は、自
己の不揮発性メモリの設定情報を確認するなどして、用
いるダイジェスト再生モードはデフォルト設定のものか
否かを判断する(ステップS404)。
【0424】ダイジェスト再生モードをデフォルト設定
にしたがって行わない場合には、この実施の形態におい
ては、ダイジェスト再生モードAに固定するようにされ
る。もちろん、デフォルト設定のダイジェスト再生モー
ドを図29を用いて説明したダイジェスト再生モード
C、ダイジェスト再生モードDとを切り換えて用いるも
のとすることもできる。
【0425】ステップS404の判断処理において、デ
フォルト設定を用いると判断したときには、前述もした
ように、記録時において、EPGデータなどから抽出さ
れ、多重化データに付加されている番組ジャンルを示す
情報に基づいて、ダイジェスト再生しようとしている番
組のジャンルを示す情報を検出し(ステップS40
5)、ダイジェスト再生しようとしている番組がニュー
ス番組か否かを判断する(ステップS406)。
【0426】ステップS406において、ダイジェスト
再生するようにように指示された番組がニュース番組で
あると判断した場合、および、ステップS404の判断
処理において、デフォルト設定を用いないと判断した場
合には、ダイジェスト再生モードAを用いることにな
る。
【0427】そして、システムコントローラ17は、識
別信号検出部16を通じてダイジェスト再生しようとし
ている番組に付加されているフレーム番号を検出し(ス
テップS407)、さらに、類似画像区間を識別できる
ようにするために付加されている識別情報を検出する
(ステップS408)。
【0428】この後、検出した識別情報に基づいて類似
画像区間であると判別された画像信号区間が、ニュース
キャスターのシーンであるか否かを判断する(ステップ
S409)。例えば、類似画像区間がニュースキャスタ
ーのシーンであれば、他の類似画像区間のニュースキャ
スターのシーンとも類似すると考えされるので、このス
テップ409の判断処理においては、他の複数の類似画
像区間とも類似する類似画像区間をダイジェスト再生す
る類似画像区間として特定する。
【0429】ステップS409の判断処理において、再
生しようとしている類似画像区間が、ニュースキャスタ
ーのシーンであると判断したときには、その類似画像区
間のフレームを再生する(ステップS410)。ステッ
プS409の判断処理において、再生しようとしている
類似画像区間が、ニュースキャスターのシーンではない
と判断したときには、その類似画像区間のフレームをス
キップするようにする(ステップS411)。
【0430】そして、ユーザからダイジェスト再生の停
止指示がユーザ入力I/F18を通じて入力されたか否
かを判断し(ステップS412)、停止指示が入力され
たと判断したときには、この図30〜図32に示す処理
を終了し、例えば、ユーザからの入力指示待ちとなる。
【0431】ステップS412の判断処理において、ダ
イジェスト再生の停止指示が指示されていないと判断し
たときには、ダイジェスト再生している番組のダイジェ
スト再生が終了したか否かを判断する(ステップS41
3)。ステップS413の判断処理において、その番組
のダイジェスト再生が終了したと判断したときには、こ
の図30〜図32に示す処理を終了し、例えば、ユーザ
からの入力指示待ちとなる。
【0432】ステップS413の判断処理において、そ
の番組のダイジェスト再生が終了していないと判断した
ときには、再生モードの変更指示がユーザ入力I/F1
8を通じて入力されたか否かを判断する(ステップS4
14)。
【0433】ステップS414の判断処理において、再
生モードの変更指示が入力されていないと判断したとき
には、ステップS407からの処理を繰り返し、ダイジ
ェスト再生モードAによるダイジェスト再生が続行する
ようにされる。ステップS414の判断処理において、
再生モードの変更指示が入力されたと判断したときに
は、ステップS401からの処理を繰り返す。
【0434】また、ステップS406の判断処理におい
て、ダイジェスト再生しようとしている番組がニュース
番組でないと判断したときには、図31に示すステップ
S415の処理に進み、ダイジェスト再生モードBによ
りダイジェスト再生を行なうようにする。
【0435】この場合、システムコントローラ17は、
識別信号検出部16を通じて、ダイジェスト再生しよう
としている番組に付加されているフレーム番号を検出し
(ステップS415)、ステップS418以降の処理の
ループ回数をカウントするための変数kに0(ゼロ)を
セットし初期化する(ステップS416)。
【0436】そして、システムコントローラ17は、図
28(c)を用いて説明したように、類似画像区間の前後
の所定区間を含めた画像区間を順次再生するために当該
画像区間(類似画像区間の前後の所定区間を含めた画像
区間)を示す所定の識別情報が検出されたか否かを判断
する(ステップS417)。
【0437】ステップS417において、所定の識別情
報が検出されたと判断した場合には、類似画像区間の最
後を検出するために、そのフレームで識別情報が検出さ
れたことを示すフラグに1をセットする(ステップS4
18)。
【0438】そして、システムコントローラ17は、ス
テップS420以降の処理を初めて行なうか否かを判断
する(ステップS419)。ステップS419の判断処
理において、変数kが0であり、ステップS420以降
の処理をまだ実行していないと判断したときには、類似
画像区間の先頭のフレームNより前のフレームN−aか
らフレームN−1までを再生するため、初期設定変数n
に0(ゼロ)をセットし初期化する(ステップS42
0)。
【0439】そして、類似画像区間の先頭のフレームN
より前の所定フレームの再生を行ない(ステップS42
1)、変数nに1加算し(ステップS422)、変数k
に1加算して(ステップS423)、フレームN−aか
らフレームN−1までの再生が終了したか否かを判断す
る(ステップS424)。
【0440】ステップS424の判断処理において、類
似画像区間前の所定画像区間の再生がまだ終了していな
いと判断したときには、ステップS421からの処理を
繰り返す。ステップS424の判断処理において、類似
画像区間前の所定画像区間の再生が終了したと判断した
ときには、類似画像区間のフレームの再生を行なう(ス
テップS425)。ステップS419において、類似画
像区間前の所定画像区間の再生が既に終了していると判
断したときにも、ステップS425からの処理が行なわ
れることになる。
【0441】そして、システムコントローラ17は、ユ
ーザ入力I/F18を通じてダイジェスト再生の停止指
示が入力されたか否かを判断する(ステップS42
6)。ステップS426の判断処理において、停止が指
示されたと判断したときには、この図30〜図32に示
す処理を終了し、ユーザからの指示入力待ちとなる。
【0442】また、ステップS426の判断処理におい
て、ユーザからの停止指示はないと判断したときには、
処理の対象となっている目的とする番組のダイジェスト
再生が終了したか否かを判断する(ステップS42
7)。ステップS427の判断処理において、目的とす
る番組のダイジェスト再生が終了したと判断したときに
は、図30〜図32に示す処理を終了し、ユーザからの
指示入力待ちとなる。
【0443】ステップS427の判断処理において、目
的とする番組のダイジェスト再生は終了していないと判
断したときには、ユーザから再生モードの変更指示が入
力されたか否かを判断する(ステップS428)。ステ
ップS428の判断処理において、再生モードの変更指
示は入力されていないと判断したときには、ステップS
417からの処理を繰り返し、ダイジェスト再生モード
Bによるダイジェスト再生を続行する。
【0444】ステップS428の判断処理において、再
生モードの変更指示が入力されたと判断したときには、
図30に示すステップS401からの処理を繰り返すよ
うにする。
【0445】また、ステップS417の判断処理におい
て、再生対象の類似画像区間の識別情報が検出されず、
その再生対象の類似画像区間の再生が終了したと判断し
たときには、図32に示すステップS429からの処理
を実行し、再生対象の類似画像区間の直後の所定画像区
間の再生を行なうようにする。
【0446】まず、システムコントローラ17は、ま
ず、ステップS418においてセットするようにされる
フラグが1であるか否か、すなわち、類似画像区間の直
前の画像区間と、その類似画像区間の再生が終了してい
るか否かを判断する(ステップS429)。
【0447】ステップS429の判断処理において、フ
ラグが1であると判断したときには、まずフラグを0に
初期化し(ステップS430)、変数nを0に初期化す
る(ステップS431)。そして、類似画像区間後のフ
レームを再生し(ステップS432)、変数nに1加算
する(ステップS433)。
【0448】そして、変数nが値bより大きくなったか
否か、すなわち、類似画像区間直後の所定区間分の画像
区間の再生が終了したか否かを判断する(ステップS4
34)。ステップS434の判断処理において、まだ再
生が終了していないと判断したときには、ステップS4
32からの処理を繰り返す。
【0449】ステップS434の判断処理において、類
似画像区間後の所定画像区間の再生が終了したと判断し
たときには、システムコントローラ17は、ユーザ入力
I/F18を通じてダイジェスト再生の停止指示が入力
されたか否かを判断する(ステップS435)。ステッ
プS435の判断処理において、停止が指示されたと判
断したときには、この図30〜図32に示す処理を終了
し、ユーザからの指示入力待ちとなる。
【0450】また、ステップS435の判断処理におい
て、ユーザからの停止指示はないと判断したときには、
処理の対象となっている目的とする番組のダイジェスト
再生が終了したか否かを判断する(ステップS43
6)。ステップS436の判断処理において、目的とす
る番組のダイジェスト再生が終了したと判断したときに
は、図30〜図32に示す処理を終了し、ユーザからの
指示入力待ちとなる。
【0451】ステップS436の判断処理において、目
的とする番組のダイジェスト再生は終了していないと判
断したときには、ユーザから再生モードの変更指示が入
力されたか否かを判断する(ステップS437)。ステ
ップS437の判断処理において、再生モードの変更指
示は入力されていないと判断したときには、図31に示
すステップS417からの処理を繰り返し、ダイジェス
ト再生モードBによるダイジェスト再生を続行する。
【0452】ステップS437の判断処理において、再
生モードの変更指示が入力されたと判断したときには、
図30に示すステップS401からの処理を繰り返すよ
うにする。
【0453】なお、ステップS429の判断処理におい
て、フラグが1でないと判断したときには、フラグを0
に初期化し(ステップS438)、処理の対象となって
いるフレームをスキップして(ステップS439)、図
32に示すように、ステップS435からの処理を行な
うようにする。
【0454】なお、ここでは、ダイジェスト再生モード
Aとダイジェスト再生モードBとを用いるようにした
が、これに限るものではなく、ダイジェスト再生モード
Cとダイジェスト再生モードDを用いるようにしてもよ
い。
【0455】また、番組ジャンル情報により、スポーツ
番組の場合には、ダイジェスト再生モードB、あるい
は、ダイジェスト再生モードDを用いるようにすること
も可能である。
【0456】[第5の実施の形態のまとめ]このよう
に、この第5の実施の形態の記録再生装置においては、
記録媒体に記録した番組のジャンルやユーザからの指示
情報により、効果的なダイジェスト再生モードを選択し
て用い、効果的、効率的なダイジェスト再生を行なうよ
うにすることができる。
【0457】しかも、用いることができるダイジェスト
再生モードを複数にし、効果的、効率的なダイジェスト
再生を行なうようにした場合であっても、記録再生装置
自体の構成が複雑になるなどのことがなく、比較的に簡
単な構成で効果的、効率的なダイジェスト再生を行なう
ようにすることができる。
【0458】なお、ダイジェスト再生モードは、図2
8、図29に示したダイジェスト再生モードA、B、
C、Dの4つに限るものではなく、その他の各種の再生
パターンの再生モードを用いるようにすることができ
る。
【0459】また、この第5の実施の形態に記録再生装
置500においては、画像の類似判別、類似画像区間の
判別は、Iピクチャ単位で行なうものとして説明した
が、これに限るものではなく、フレーム単位に行なうよ
うにしてもよい。また、画像の類似判別、類似画像区間
の判別は、Iピクチャ単位で行ない、その他の部分にお
いては、フレーム単位で処理をすることができるのは前
述した通りである。
【0460】また、この第5の実施の形態においては、
画像情報の特性情報に基づいて類似画像区間を分類する
ようにしたが、これに限るものではなく、音声信号に基
づいて、要約情報として用いることが可能な類似画像区
間を設定し、これを用いるようにすることもできるし、
画像情報と音声情報の双方に基づいて要約情報として用
いることが可能な類似画像区間を設定することももちろ
んできる。
【0461】[第6の実施の形態](請求項27〜請求
項30 図33〜図36) 前述した第5の実施の形態においても、記録媒体に記録
されたテレビ放送番組の画像信号の類似画像区間があま
り長くなると、ダイジェスト再生を行なっても迅速にそ
のテレビ放送番組の内容を把握することができないた
め、図29(b)、(c)に示したように、各類似画像
区間においては、所定区間長しか再生しないようにし
た。
【0462】しかし、類似画像が非常に長く続くテレビ
放送番組もあると考えられる。例えば、ニュースの解説
番組や討論番組などのように、出演者が話しているシー
ンが長く続いたり、あるいは、マラソンや駅伝のように
同じようなカメラアングルから捉えた走者の様子の画像
が長く続いたりするものなどがある。
【0463】このような場合に、各類似画像区間の先頭
の所定区間長部分だけを再生するようにして行くダイジ
ェスト再生では、そのダイジェスト再生される番組の内
容を効果的にかつ効率的に把握することができない場合
があると考えられる。
【0464】そこで、この第6の実施の形態の記録再生
装置においては、類似画像区間が比較的に長く続くよう
な場合であっても、記録再生装置の構成を複雑にするこ
となく、効果的、効率的なダイジェスト再生を行なえる
ようにしている。
【0465】なお、この第6の実施の形態の記録再生装
置は、図27を用いて前述した第5の実施の形態の記録
再生装置500と同様に構成されるものである。このた
め、この第6の実施の形態の記録再生装置も、図27に
示した第5の実施の形態の記録再生装置500と同様に
構成されるものとし、図27をも参照しながら、以下の
説明を進める。
【0466】[動作原理について]図27に示したよう
に構成されるこの第6の実施の形態の記録再生装置50
0もまた、前述した第5の実施の形態の記録再生装置と
同様に、テレビ放送番組の画像信号と音声信号とをデジ
タル信号としてデータ圧縮して記録媒体に記録すること
ができるとともに、記録媒体に記録した画像信号と音声
信号とを読み出して再生することができるものである。
【0467】画像信号と音声信号の記録に際しては、前
述した他の実施の形態の記録再生装置の場合と同様に、
Iピクチャ単位に類似画像の検出を行ない類似画像毎の
分類処理を行なって、類似画像区間の識別が可能なよう
に識別情報を付加して記録媒体に記録するようにしてい
る。
【0468】そして、この第6の実施の形態の記録再生
装置500の場合にも、基本的には、類似画像区間を再
生することによりダイジェスト再生を行なうが、類似画
像区間の長さをも考慮するようにしている。図33、図
34は、この第6の実施の形態の記録再生装置500の
動作原理を説明するための図である。
【0469】例えば、図33(a)に示すような入力画
像系列があり、画像1、2、3が類似画像であり、画像
13、14、15、16、17が類似画像であり、画像
22、23、24、25、26、27、28、29が類
似画像であるとする。そして、図33(a)に示すよう
に、予めダイジェスト再生に適すると考えられる再生区
間長(設定区間長)tを設定する。
【0470】この設定区間長tにより、図33(a)に
示すように、区間A1、A2、A3がダイジェスト再生
用の画像区間とされる。そして、設定区間長tよりも長
くその類似区間が続く場合であって、予め決められる間
隔区間長s経過後においても、その類似画像区間が続い
ている場合には、さらに設定区間長t分をダイジェスト
再生用の画像区間とする。
【0471】つまり、図33(a)においては、区間A
4がダイジェスト再生用の画像区間として追加された区
間である。そして、図33に示した例の場合には、図3
3(b)に示すように、図33(a)の入力画像系列か
ら抽出される区間A1、A2、A3、A4の画像信号が
用いられてダイジェスト再生するようにする。
【0472】したがって、設定区間tと間隔区間sとの
加算区間より長い類似区間の場合には、複数のダイジェ
スト再生用の画像区間が設定するようにされる。このよ
うにすることによって、1つの類似画像区間が長い場合
であっても、ダイジェスト再生される番組の内容を効果
的、かつ、効率的に把握することが可能となる。
【0473】さらに、類似画像区間に加えて、音声信号
のレベルをも考慮してダイジェスト再生用の画像区間を
設定しようとするのが、図34に示す例である。図34
(a)は、入力画像系列であり、図34(b)は、図3
4(a)に示した入力画像系列に対応する入力音声系列
である。
【0474】そして、図34(a)において、画像1、
2、3が類似画像であり、画像13、14、15、1
6、17、18が類似画像区間であり、画像22、2
3、24、25、26、27、28、29が類似画像区
間である。そして、この場合にも、図33(a)の場合
と同様に、設定区間t、間隔区間sとしてダイジェスト
再生用の画像区間を設定するが、類似画像区間内におい
ては、音声信号が所定レベル以上の区間をダイジェスト
再生用の画像区間とする。
【0475】したがって、図34(a)の場合、上述の
ように、画像13〜画像18までは類似画像区間である
が、音声信号レベルは、図34(b)に示すように、画
像16、17、18において高くなっている。このた
め、ダイジェスト再生用の画像区間として、図34
(a)に示したように、画像16、17、18からなる
区間を設定するようにする。
【0476】すなわち、同じ類似画像区間であっても、
音声信号レベルが所定値以上の部分を含み、その区間の
長さが設定区間長tとなるようにダイジェスト再生用の
画像区間を設定し、かつ、その類似画像区間が長い場合
には、設定区間長t分のダイジェスト再生用の画像区間
の直後から間隔区間長s分離れた位置から再度設定区間
長t分のダイジェスト再生用の画像区間を設定する。
【0477】このようにすることにより、図34(a)
に示す例の場合には、区間B1、B2、B3、B4がダ
イジェスト再生用の画像区間となり、図34(c)に示
すように、区間B1、B2、B3、B4を連続させする
ことによりダイジェスト再生を行なう。
【0478】なお、類似画像区間が長い場合には、図3
3、図34のいずれの場合にも、1類似画像区間内に複
数のダイジェスト再生用の画像区間と間隔区間長のスキ
ップ区間とが設けられることになる。
【0479】[第6の実施の形態の記録再生装置500
の構成と動作について]図27に示したこの第5の実施
の形態の記録再生装置500の構成と動作について説明
する。記録系の動作は、第5の実施の形態において説明
した通りである。ただ、図34を用いて説明したよう
に、音声信号レベルをも考慮する場合には、音声分類部
20から多重化処理部6に対して、所定レベル以上の音
声信号区間を識別するための識別情報が供給され、この
識別情報も多重化データに付加することによって、類似
画像区間内において、音声信号レベルが所定値以上の区
間を識別することもできるようにしている。
【0480】そして、再生系の動作も、第5の実施の形
態において説明した通りである。そして、ダイジェスト
再生の実行が指示されたときには、システムコントロー
ラ17により制御される再生制御部9の制御により、分
類処理されて類似画像区間が識別可能なように識別情報
が付加されて記録媒体8に記録されている多重化データ
のうち、ダイジェスト再生用の画像区間の信号が読み出
され、ダイジェスト再生を行なう。この場合、類似画像
区間が設定区間長tより長い場合には、間隔区間長s分
のスキップ処理が行なわれることになる。
【0481】また、識別信号検出部16により検出され
る所定のタイムスタンプ信号などは、システムコントロ
ーラ17に供給され、それらの信号から再生時点を検出
し、分類表示部19を通じて現在再生位置を表示した
り、スキップした時点の画像シーンを代表画像とし、ダ
イジェスト再生過程がユーザに容易に分かるように、分
類表示部19などを通じて表示したりすることもできる
ようにされる。
【0482】[第6の実施の形態の記録再生装置500
の動作について]次に、この第6の実施の形態における
記録再生装置500の再生時または記録時の動作につい
て、図35、図36のフローチャートを参照しながら説
明する。図35、図36に示す処理は、ユーザ入力I/
F18を通じて再生または記録の実行指示がユーザから
入力された場合に、記録再生装置500において行なわ
れる処理である。
【0483】なお、ここでは、記録媒体8には既に、類
似画像判別されて類似画像には同じ識別情報が付加する
ようにされた多重化データが記録されているものとして
説明する。
【0484】ユーザから再生または記録の動作が指示さ
れると、システムコントローラ17は、指示された動作
は再生か記録かを判断する(ステップS501)。ステ
ップS502の判断処理において、再生動作が指示され
たと判断したときには、システムコントローラ17は、
各部を制御して記録再生装置500を再生モードにし、
記録媒体8から目的とする番組の多重化データの読み出
しを開始する(ステップS502)。
【0485】そして。指示された再生動作は、特殊再
生、すなわちダイジェスト再生を行なうようにするもの
か否かを判断する(ステップS503)。ステップS5
03の判断処理において、指示された再生動作は、ダイ
ジェスト再生であると判断したときには、識別信号検出
部16を通じて再生しようとしている多重化データの識
別情報を検出し(ステップS504)、類似画像区間の
うちのダイジェスト再生用の画像区間のデータであるか
否かを判断する(ステップS505)。
【0486】ステップS505の判断処理において、再
生しようとしている情報信号が、類似画像区間のうちの
ダイジェスト再生用の画像区間のデータであると判断し
たときには、その多重化データを再生することによりダ
イジェスト再生を行なうようにし(ステップS50
6)、再生時間を検出する(ステップS507)。
【0487】そして、ステップS507で検出した再生
時間が、設定区間長tを経過したか否かを判断する(ス
テップS508)。ステップS508の判断処理におい
て、設定区間長t分の再生が終了したと判断したときに
は、間隔区間長s分スキップ処理を行ない(ステップS
509)、ユーザから再生停止の指示入力がされたか否
かを判断する(ステップS510)。
【0488】ステップS510の判断処理において、再
生停止の指示入力はされていないと判断したときには、
モード変更の指示入力がされたか否かを判断する(ステ
ップS511)。ステップS511の判断処理におい
て、モード変更の指示入力はされていないと判断したと
きには、ステップS504からの処理を繰り返し、ダイ
ジェスト再生を続行するようにする。
【0489】ステップS511の判断処理において、モ
ード変更の指示入力がされたと判断したときには、ステ
ップS501からの処理を繰り返し、ユーザからの指示
に応じて、通常再生処理、記録処、あるいは、他の番組
のダイジェスト再生処理を行なうことができるようにさ
れる。
【0490】また、ステップS510の判断処理におい
て、再生停止の指示入力があったと判断したときには、
システムコントローラ17は、この図35、図36に示
す処理を終了し、例えば、ユーザからの指示入力待ちと
なる。
【0491】ステップS508の判断処理において、設
定区間長t分の再生がまだ終了していないと判断したと
きには、図36に示すステップS512の処理に進み、
ユーザから再生停止の指示入力がされたか否かを判断す
る(ステップS512)。
【0492】ステップS512の判断処理において、再
生停止の指示入力はされていないと判断したときには、
モード変更の指示入力がされたか否かを判断する(ステ
ップS513)。ステップS513の判断処理におい
て、モード変更の指示入力はされていないと判断したと
きには、図35に示したステップS504からの処理を
繰り返し、ダイジェスト再生を続行するようにする。
【0493】ステップS513の判断処理において、モ
ード変更の指示入力がされたと判断したときには、図3
5に示したステップS501からの処理を繰り返し、ユ
ーザからの指示に応じて、通常再生処理、記録処理、あ
るいは、他の番組のダイジェスト再生処理を行なうこと
ができるようにされる。
【0494】また、ステップS512の判断処理におい
て、再生停止の指示入力があったと判断したときには、
システムコントローラ17は、この図35、図36に示
す処理を終了し、例えば、ユーザからの指示入力待ちと
なる。
【0495】また、図35に示したステップS501の
判断処理において、記録動作が指示されたと判断したと
きには、システムコントローラ17は、図36に示すス
テップS514の処理に進み、各部を制御して記録モー
ドとなり、供給される画像信号と音声信号との記録媒体
8への記録を行なうようにする(ステップS514)。
【0496】そして、ユーザから記録停止の指示入力が
されたか否かを判断する(ステップS515)。ステッ
プS515の判断処理において、記録停止の指示入力は
されていないと判断したときには、モード変更の指示入
力がされたか否かを判断する(ステップS516)。
【0497】ステップS516の判断処理において、モ
ード変更の指示入力はされていないと判断したときに
は、ステップS514からの処理を繰り返し、記録処理
を続行するようにする。
【0498】ステップS516の判断処理において、モ
ード変更の指示入力がされたと判断したときには、図3
5に示したステップS501からの処理を繰り返し、ユ
ーザからの指示に応じて、通常再生処理、ダイジェスト
再生処理を行なうことができるようにされる。
【0499】また、ステップS514の判断処理におい
て、記録停止の指示入力があったと判断したときには、
システムコントローラ17は、この図35、図36に示
す処理を終了し、例えば、ユーザからの指示入力待ちと
なる。
【0500】また、図35に示した、ステップS503
の判断処理において、指示された再生はダイジェスト再
生ではないと判断したときには、図36に示すステップ
S517の処理に進み、システムコントローラ17は、
各部を制御して通常再生モードとなり記録媒体8に記録
された目的とする番組の多重化データの通常再生を行な
う(ステップS517)。
【0501】そして、ユーザから再生停止の指示入力が
されたか否かを判断する(ステップS518)。ステッ
プS518の判断処理において、再生停止の指示入力は
されていないと判断したときには、モード変更の指示入
力がされたか否かを判断する(ステップS519)。
【0502】ステップS519の判断処理において、モ
ード変更の指示入力はされていないと判断したときに
は、ステップS517からの処理を繰り返し、ダイジェ
スト再生を続行するようにする。
【0503】ステップS519の判断処理において、モ
ード変更の指示入力がされたと判断したときには、図3
5に示したステップS501からの処理を繰り返し、ユ
ーザからの指示に応じて、記録処理、あるいは、記録さ
れた番組のダイジェスト再生処理を行なうことができる
ようにされる。
【0504】また、ステップS517の判断処理におい
て、再生停止の指示入力があったと判断したときには、
システムコントローラ17は、この図35、図36に示
す処理を終了し、例えば、ユーザからの指示入力待ちと
なる。
【0505】[第6の実施の形態のまとめ]このよう
に、この第6の実施の形態の記録再生装置においては、
比較的に長時間にわたる類似画像区間が生じていても、
適正にダイジェスト再生用の画像区間を設定し、記録さ
れた番組の内容を効果的かつ効率的に把握することがで
きるようにダイジェスト再生を行なうことができる。
【0506】なお、設定区間長t、間隔区間長sは、予
め決められていてもよいし、ユーザが適宜のタイミング
で設定するようにしてももちろんよい。
【0507】[その他]前述した第1〜第6の実施の形
態においては、類似画像区間を判別する場合にMPEG
データのIピクチャを用いるようにしたが、これに限る
ものではない。データ圧縮前の画像データのフレーム単
位に特徴データを検出し、類似画像区間を判別するよう
にしてもよい。
【0508】また、前述した第1〜第6の実施の形態の
記録再生装置のすべての機能を搭載した記録再生装置を
構成することも可能であるし、前述した第1〜第6の実
施の形態の記録再生装置の機能のうち、2つ以上の適宜
の組み合わせの機能を搭載するようにした記録再生装置
を構成することも可能である。
【0509】また、記録再生装置の記録媒体8は、ハー
ドディスクなどの磁気ディスクのほか、光ディスク、光
磁気ディスク、半導体メモリなど、ランダムアクセスが
可能であって、比較的に記録容量が大きな種々の記録媒
体を用いることができる。
【0510】また、前述した各実施の形態の記録再生装
置は、単なる記録再生装置に適用可能であるばかりでな
く、家庭において、通信機器や放送の受信機器などの各
種の電子機器に接続されるネットワーク型のホームサー
バなどに適用することができる。
【0511】また、この発明は、前述した縮小画像(サ
ムネイル画像)や要約情報、また、縮小画像や要約情報
を本編情報と結び付けるための識別情報などをいわゆる
メタデータとして用いて画像情報や音声情報などの再生
制御を行う場合の方法としても用いることができる。
【0512】
【発明の効果】大容量の記録媒体に記録されるデジタル
情報信号を効果的かつ効率的に利用することができると
ともに、記録媒体の効率的な利用も促進することができ
る。
【0513】また、ユーザにとって、利便性の高い情報
信号処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報信号処理装置、情報信号処
理方法の一実施の形態が適用された第1の実施の形態の
記録再生装置を説明するためのブロック図である。
【図2】図1に示した第1の実施の形態の記録再生装置
における動作の概要を説明するための図である。
【図3】図1に示した第1の実施の形態の記録再生装置
における動作の概要を説明するための図である。
【図4】図1に示した第1の実施の形態の記録再生装置
の画像分類処理部を説明するためのブロック図である。
【図5】図1に示した第1の実施の形態の記録再生装置
の画像分類処理部の動作を説明するための図である。
【図6】図1に示した第1の実施の形態の記録再生装置
の画像分類処理部の動作を説明するための図である。
【図7】図1に示した第1の実施の形態の記録再生装置
の音声分類処理部を説明するためのブロック図である。
【図8】図1に示した第1の実施の形態の記録再生装置
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】図8に続くフローチャートである。
【図10】図1に示した第1の実施の形態の記録再生装
置の動作の他の例を説明するためのフローチャートであ
る。
【図11】図10に続くフローチャートである。
【図12】この発明による情報信号処理装置、情報信号
処理方法の一実施の形態が適用された第2の実施の形態
の記録再生装置を説明するためのブロック図である。
【図13】図12に示した第2の実施の形態の記録再生
装置における動作の概要を説明するための図である。
【図14】図12に示した第2の実施の形態の記録再生
装置における動作の概要を説明するための図である。
【図15】図12に示した第2の実施の形態の記録再生
装置における動作の概要を説明するための図である。
【図16】図12に示した第2の実施の形態の記録再生
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図17】図16に続くフローチャートである。
【図18】図12に示した第2の実施の形態の記録再生
装置の動作の他の例を説明するためのフローチャートで
ある。
【図19】この発明による情報信号処理装置、情報信号
処理方法の一実施の形態が適用された第3の実施の形態
の記録再生装置を説明するためのブロック図である。
【図20】図19に示した第3の実施の形態の記録再生
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図21】図20に続くフローチャートである。
【図22】図20に続くフローチャートである。
【図23】この発明による情報信号処理装置、情報信号
処理方法の一実施の形態が適用された第4の実施の形態
の記録再生装置を説明するためのブロック図である。
【図24】図23に示した第4の実施の形態の記録再生
装置における動作の概要を説明するための図である。
【図25】図23に示した第4の実施の形態の記録再生
装置における動作の概要を説明するための図である。
【図26】図23に示した第4の実施の形態の記録再生
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図27】この発明による情報信号処理装置、情報信号
処理方法の一実施の形態が適用された第5、第6の実施
の形態の記録再生装置を説明するためのブロック図であ
る。
【図28】図27に示した第5の実施の形態の記録再生
装置における動作の概要を説明するための図である。
【図29】図27に示した第5の実施の形態の記録再生
装置における動作の概要を説明するための図である。
【図30】図27に示した第5の実施の形態の記録再生
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図31】図30に続くフローチャートである。
【図32】図31に続くフローチャートである。
【図33】図27に示した第6の実施の形態の記録再生
装置における動作の概要を説明するための図である。
【図34】図27に示した第6の実施の形態の記録再生
装置における動作の概要を説明するための図である。
【図35】図27に示した第6の実施の形態の記録再生
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図36】図35に続くフローチャートである。
【符号の説明】
1…音声D/A変換器、2…音声エンコーダ、3…画像
D/A変換器、4…画像エンコーダ、5…画像分類処理
部、6…多重化処理部、7…記録処理部、8…記録媒
体、9…再生制御部、10…再生処理部、11…分類処
理部、12…音声デコーダ、13…音声D/A変換器、
14…画像デコーダ、15…画像D/A変換器、16…
識別信号検出部、17…システムコントローラ、18…
ユーザ入力I/F、19…分類表示部、20…音声分類
処理部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 27/34 G11B 27/34 P 5D110 H04N 5/262 H04N 5/262 5/76 B 5/76 5/91 Z 5/92 5/92 H Fターム(参考) 5C023 AA02 AA34 BA01 CA01 CA04 5C052 AA01 AB02 AB09 AC01 AC08 CC01 5C053 FA05 FA14 FA20 FA23 GB05 GB11 GB37 HA21 HA30 JA07 JA21 LA06 5D044 AB07 DE02 DE03 DE12 DE23 EF05 GK08 GK12 5D077 BA09 HA07 HB01 HD04 5D110 AA29 BB27 DA20 DB02 DE06 EA08 EA17 FA09

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録の対象となっている第1の情報信号の
    所定の処理単位毎に当該第1の情報信号の特性を示す特
    性情報を検出する特性情報検出手段と、 前記特性情報検出手段からの検出結果に基づいて、前記
    第1の情報信号について特性の類似する区間を分類する
    ようにする分類処理手段と、 前記第1の情報信号の所定の処理単位毎に、当該第1の
    情報信号と対応関係のある第2の情報信号を生成する情
    報信号生成手段と、 分類された区間毎に一覧表示に用いる第2の情報信号を
    識別するとともに、その第2の情報信号の表示位置を識
    別するための識別情報を、前記分類処理手段においての
    分類処理の結果に基づいて形成する識別情報形成手段
    と、 前記第1の情報信号と、前記第2の情報信号と、前記識
    別情報とを記録媒体に記録する記録手段とを備えること
    を特徴とする情報信号処理装置。
  2. 【請求項2】記録の対象となっている第1の情報信号の
    所定の処理単位毎に当該第1の情報信号の特性を示す特
    性情報を検出する特性情報検出手段と、 前記特性情報検出手段からの検出結果に基づいて、前記
    第1の情報信号について特性の類似する区間を分類する
    ようにする分類処理手段と、 前記分類処理手段により分類された区間毎に、前記特性
    情報検出手段からの検出結果に基づいて決められる1つ
    の処理単位の前記第1の情報信号に基づいて、第2の情
    報信号を形成する情報信号形成手段と、 一覧表示に用いる第2の情報信号の表示位置を識別する
    ための識別情報を、前記分類処理手段においての分類処
    理の結果に基づいて形成する識別情報形成手段と、 前記第1の情報信号と、前記第2の情報信号と、前記識
    別情報信号とを記録媒体に記録する記録手段とを備える
    ことを特徴とする情報信号処理装置。
  3. 【請求項3】記録の対象となっている第1の情報信号の
    所定の処理単位毎に当該第1の情報信号の特性を示す特
    性情報を検出し、 検出した前記特性情報に基づいて、前記第1の情報信号
    について特性の類似する区間を分類し、 前記第1の情報信号の所定の処理単位毎に、当該第1の
    情報信号と対応関係のある第2の情報信号を生成し、 分類された前記特性の類似する区間毎に一覧表示に用い
    る前記第2の情報信号を識別するとともに、その第2の
    情報信号の表示位置を識別するための識別情報を、前記
    特性の類似する区間の分類の結果に基づいて形成し、 記録の対象になっている前記第1の情報信号に加えて、
    前記第2の情報信号と、前記識別情報とを記録媒体に記
    録することを特徴とする情報信号処理方法。
  4. 【請求項4】記録の対象となっている第1の情報信号の
    所定の処理単位毎に当該第1の情報信号の特性を示す特
    性情報を検出し、 検出した前記特性情報に基づいて、前記第1の情報信号
    について特性の類似する区間を分類し、 分類された前記特性の類似する区間毎に、検出された前
    記特性情報に基づいて決められる1つの処理単位の前記
    第1の情報信号に基づいて、第2の情報信号を形成し、 一覧表示に用いる前記第2の情報信号の表示位置を識別
    するための識別情報を、前記特性の類似する区間の分類
    の結果に基づいて形成し、 記録の対象になっている前記第1の情報信号に加えて、
    前記第2の情報信号と、前記識別情報とを記録媒体に記
    録することを特徴とする情報信号処理方法。
  5. 【請求項5】記録の対象となっている第1の情報信号の
    所定の処理単位毎に当該第1の情報信号の特性を示す特
    性情報を検出する特性情報検出手段と、 前記特性情報検出手段からの検出結果に基づいて、前記
    第1の情報信号のうちの所定の信号区間を識別するため
    の識別情報を生成する識別情報生成手段と、 前記第1の情報信号を所定の記録媒体の予め決められた
    記録方式により設定される第1の記録領域に記録すると
    ともに、前記識別情報により識別される前記第1の情報
    信号のうちの所定の信号区間の情報信号を第2の情報信
    号として前記記録媒体の予め決められた記録方式により
    設定される第2の記録領域に記録する記録手段とを備え
    ることを特徴とする情報信号処理装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の情報信号処理装置であっ
    て、 前記記録手段は、複数の前記第1の情報信号を記録可能
    な記録容量を有する1まとまりの前記第1の記憶領域に
    前記第1の情報信号を記録し、複数の前記第2の情報信
    号を記録可能な記録容量を有する1まとまりの前記第2
    の記録領域に前記第2の情報信号を記録することを特徴
    とする情報信号処理装置。
  7. 【請求項7】請求項5に記載の情報信号処理装置であっ
    て、 前記記録手段は、1つ分の前記第1の情報信号を記録す
    る第1の記録領域と1つ分の前記第2の情報信号を記録
    する第2の記録領域とを設けるようにし、前記第1の記
    録領域に前記第1の情報信号を記録し、前記第2の記録
    領域に前記第2の情報信号を記録することを特徴とする
    情報信号処理装置。
  8. 【請求項8】請求項5に記載の情報信号処理装置であっ
    て、 記録方式の選択入力を受け付ける選択入力受付手段を備
    え、 前記記録手段は、前記選択入力受付手段を通じて受け付
    けた前記選択入力に応じた記録方式で前記記録媒体に第
    1の記録領域と第2の記録領域とを設定し、第1の記録
    領域に第1の情報信号を記録し、第2の記録領域に第2
    の情報信号を記録することを特徴とする情報信号処理装
    置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の情報信号処理装置であっ
    て、 前記記録方式として、少なくとも、 前記第1の記録領域を複数の第1の情報信号を記録可能
    な記録容量を有する1まとまりの前記第1の情報信号を
    記録し、前記第2の記録領域を複数の第2の情報信号を
    記録可能な記録容量を有する1まとまりの前記第2の情
    報信号を記録する第1の記録方式と、 1つ分の前記第1の情報信号を記録する第1の記録領域
    と1つ分の前記第2の情報信号を記録する第2の記録領
    域とを隣接して交互に設けるようにし、前記第1の記録
    領域に前記第1の情報信号を記録し、前記第2の記録領
    域に前記第2の情報信号を記録する第2の記録方式との
    うちの一方を選択することができるようにされているこ
    とを特徴とする情報信号処理装置。
  10. 【請求項10】請求項5、請求項6、請求項7、請求項
    8または請求項9に記載の情報信号処理装置であって、 前記記録媒体の空き記録容量を検出する記録容量検出手
    段と、 前記第1の情報信号を前記記録媒体に記録する際に、前
    記記録容量検出手段により前記記録媒体の空き領域が第
    1の情報信号を記録するのに不足することが検出された
    場合には、前記第1の記録領域に最古に記録された前記
    第1の情報信号の記録領域に最新の前記第1の情報信号
    を記録するようにするとともに、第2の記録領域には侵
    食しないように制御する記録制御手段とを備えることを
    特徴とする情報信号処理装置。
  11. 【請求項11】記録の対象となっている第1の情報信号
    の所定の処理単位毎に当該第1の情報信号の特性を示す
    特性情報を検出し、 検出した前記特性情報に基づいて、前記第1の情報信号
    のうちの所定の情報信号を識別するための識別情報を生
    成し、 前記第1の情報信号を所定の記録媒体の予め決められた
    記録方式により設定される第1の記録領域に記録すると
    ともに、前記識別情報により識別される前記第1の情報
    信号のうちの所定の信号区間の情報信号を第2の情報信
    号として前記記録媒体の予め決められた記録方式により
    設定される第2の記録領域に記録することを特徴とする
    情報信号処理方法。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の情報信号処理方法で
    あって、 前記第1の情報信号と前記第2の情報信号との記録に際
    しては、複数の前記第1の情報信号を記録可能な記録容
    量を有する1まとまりの前記第1の記憶領域に前記第1
    の情報信号を記録し、複数の前記第2の情報信号を記録
    可能な記録容量を有する1まとまりの前記第2の記録領
    域に前記第2の情報信号を記録することを特徴とする情
    報信号処理方法。
  13. 【請求項13】請求項11に記載の情報信号処理方法で
    あって、 前記第1の情報信号と前記第2の情報信号との記録に際
    しては、1つ分の前記第1の情報信号を記録する第1の
    記録領域と1つ分の前記第2の情報信号を記録する第2
    の記録領域とを設けるようにし、前記第1の記録領域に
    前記第1の情報信号を記録し、前記第2の記録領域に前
    記第2の情報信号を記録することを特徴とする情報信号
    処理方法。
  14. 【請求項14】請求項11に記載の情報信号処理方法で
    あって、 記録方式の選択入力を受け付けるようにし、 受け付けた前記選択入力に応じた記録方式で前記記録媒
    体に第1の記録領域と第2の記録領域とを設定し、第1
    の記録領域に第1の情報信号を記録し、第2の記録領域
    に第2の情報信号を記録することを特徴とする情報信号
    処理方法。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の情報信号処理方法で
    あって、 前記記録方式として、少なくとも、 前記第1の記録領域を複数の第1の情報信号を記録可能
    な記録容量を有する1まとまりの前記第1の情報信号を
    記録し、前記第2の記録領域を複数の第2の情報信号を
    記録可能な記録容量を有する1まとまりの前記第2の情
    報信号を記録する第1の記録方式と、 1つ分の前記第1の情報信号を記録する第1の記録領域
    と1つ分の前記第2の情報信号を記録する第2の記録領
    域とを隣接して交互に設けるようにし、前記第1の記録
    領域に前記第1の情報信号を記録し、前記第2の記録領
    域に前記第2の情報信号を記録する第2の記録方式との
    うちの一方を選択することができることを特徴とする情
    報信号処理方法。
  16. 【請求項16】請求項11、請求項12、請求項13、
    請求項14または請求項15に記載の情報信号処理方法
    であって、 前記記録媒体の空き記録容量を検出し、 前記第1の情報信号を前記記録媒体に記録する際に、前
    記記録容量検出手段により前記記録媒体の空き領域が第
    1の情報信号を記録するのに不足することが検出された
    場合には、前記第1の記録領域に最古に記録された前記
    第1の情報信号の記録領域に最新の前記第1の情報信号
    を記録するようにするとともに、第2の記録領域には侵
    食しないように制御することを特徴とする情報信号処理
    方法。
  17. 【請求項17】記録の対象となっている第1の情報信号
    の所定の処理単位毎に当該第1の情報信号の特性を示す
    特性情報を検出する特性情報検出手段と、 前記特性情報検出手段からの検出結果に基づいて、前記
    第1の情報信号のうちの所定の情報信号を識別するため
    の識別情報を生成する識別情報生成手段と、 前記識別情報生成手段により生成された前記識別情報を
    前記第1の情報信号に付加する識別情報付加手段と、 前記識別情報付加手段により前記識別情報が付加された
    前記第1の情報信号を第1の記録媒体に記録する第1の
    記録手段と、 所定のタイミングにおいて、前記第1の記録媒体の空き
    容量を検出する記憶容量検出手段と、 前記記憶容量検出手段により、前記第1の空き容量が所
    定値以下になったことが検出された場合に、前記第1の
    記録媒体に記録されている1つ以上の前記第1の情報信
    号の全部を第2の記録媒体に移動するようにするととも
    に、移動するようにされた前記第1の情報信号のうちの
    前記識別情報により識別される信号区間の情報信号は第
    2の情報信号として前記第1の記録媒体にも残すように
    する第2の記録手段とを備えることを特徴とする情報信
    号処理装置。
  18. 【請求項18】記録の対象となっている第1の情報信号
    の所定の処理単位毎に当該第1の情報信号の特性を示す
    特性情報を検出する特性情報検出手段と、 前記特性情報検出手段からの検出結果に基づいて、前記
    第1の情報信号のうちの所定の情報信号を識別するため
    の識別情報を生成する識別情報生成手段と、 前記第1の情報信号を第1の記録媒体に記録するととも
    に、前記識別情報により識別される前記第1の情報信号
    のうちの所定の情報信号を第2の情報信号として前記第
    1の記録媒体に記録する第1の記録手段と、 所定のタイミングにおいて、前記第1の記録媒体の空き
    容量を検出する記憶容量検出手段と、 前記記憶容量検出手段により、前記第1の空き容量が所
    定値以下になったことが検出された場合に、前記第1の
    記録媒体に記録されている1つ以上の前記第1の情報信
    号のみを第2の記録媒体に移動するようにする第2の記
    録手段とを備えることを特徴とする情報信号処理装置。
  19. 【請求項19】記録の対象となっている第1の情報信号
    の所定の処理単位毎に当該第1の情報信号の特性を示す
    特性情報を検出し、 検出した前記特性情報に基づいて、前記第1の情報信号
    のうちの所定の情報信号を識別するための識別情報を生
    成し、 生成した前記識別情報を前記第1の情報信号に付加し、 前記識別情報が付加された前記第1の情報信号を第1の
    記録媒体に記録するようにし、 所定のタイミングにおいて、前記第1の記録媒体の空き
    容量を検出し、 前記第1の空き容量が所定値以下になったことが検出さ
    れた場合に、前記第1の記録媒体に記録されている1つ
    以上の前記第1の情報信号の全部を第2の記録媒体に移
    動させるとともに、移動するようにされた前記第1の情
    報信号のうちの前記識別情報により識別される信号区間
    の情報信号は第2の情報信号として前記第1の記録媒体
    にも残すようにすることを特徴とする情報信号処理方
    法。
  20. 【請求項20】記録の対象となっている第1の情報信号
    の所定の処理単位毎に当該第1の情報信号の特性を示す
    特性情報を検出し、 検出した前記特性情報に基づいて、前記第1の情報信号
    のうちの所定の情報信号を識別するための識別情報を生
    成し、 前記第1の情報信号を第1の記録媒体に記録するととも
    に、前記識別情報により識別される前記第1の情報信号
    のうちの所定の情報信号を第2の情報信号として前記第
    1の記録媒体に記録し、 所定のタイミングにおいて、前記第1の記録媒体の空き
    容量を検出し、 前記第1の空き容量が所定値以下になったことが検出さ
    れた場合に、前記第1の記録媒体に記録されている1つ
    以上の前記第1の情報信号の全部あるいは一部を第2の
    記録媒体に移動させることを特徴とする情報信号処理方
    法。
  21. 【請求項21】記録の対象となっている第1の情報信号
    の所定の処理単位毎に当該第1の情報信号の特性を示す
    特性情報を検出する特性情報検出手段と、 前記特性情報検出手段からの検出結果に基づいて、前記
    第1の情報信号について類似区間を検出する類似区間検
    出手段と、 前記類似区間検出手段からの検出出力に応じて決められ
    る所定の位置の前記第1の情報信号部分と対応関係のあ
    る第2の情報信号を生成する情報信号生成手段と、 前記第1の情報信号と前記第2の情報信号とを時間的
    に、あるいは、位置的に対応付ける対応付け情報を生成
    する対応付け情報生成手段と、 前記第1の情報信号と、前記情報信号生成手段からの第
    2の情報信号と、前記対応付け情報生成手段からの対応
    付け情報とを記録媒体に記録する記録手段と、 前記第2の情報信号に応じた情報を時系列順に表示素子
    に一覧表示するようにする表示制御手段とを備えること
    を特徴とする情報信号処理装置。
  22. 【請求項22】請求項21に記載の情報信号処理装置で
    あって、 前記表示素子に一覧表示された前記第2の情報信号に応
    じた少なくとも1つの画像を選択するための選択入力を
    受け付ける選択入力受付手段と、 前記選択入力受付手段を通じて受け付けた選択入力に応
    じた画像に対応する位置から前記第1の情報信号を再生
    するようにする再生制御手段とを備えることを特徴とす
    る情報信号処理装置。
  23. 【請求項23】記録の対象となっている第1の情報信号
    の所定の処理単位毎に当該第1の情報信号の特性を示す
    特性情報を検出し、 検出した前記特性情報に基づいて、前記第1の情報信号
    の類似区間を検出し、検出した前記類似区間に応じて決
    められる所定の位置の前記第1の情報信号から、当該第
    1の情報信号部分と対応関係のある第2の情報信号を生
    成し、 前記第1の情報信号と前記第2の情報信号とを時間的
    に、あるいは、位置的に対応付ける対応付け情報を生成
    し、 前記第1の情報信号と、前記第2の情報信号と、前記対
    応付け情報とを記録媒体に記録し、 前記第2の情報信号に応じた情報を時系列順に表示素子
    に一覧表示するようにして行くことを特徴とする情報信
    号処理方法。
  24. 【請求項24】請求項23に記載の情報信号処理方法で
    あって、 前記表示素子に一覧表示された前記第2の情報信号に応
    じた少なくとも1つの画像を選択するための選択入力を
    受け付け、 受け付けた前記選択入力に応じた画像に対応する位置か
    ら前記第1の情報信号を再生するようにすることを特徴
    とする情報信号処理方法。
  25. 【請求項25】所定の処理単位毎に特性を検出し、検出
    した前記特性に基づいて特性の類似する区間に分類さ
    れ、その分類が識別可能なように識別情報が付加するよ
    うにされて記録媒体に記録された情報信号を再生する情
    報信号処理装置であって、 前記記録媒体に記録されている情報信号を読み出す読み
    出し手段と、特殊再生実行指示入力を受け付ける実行指
    示入力受付手段と、 前記実行指示入力受付手段を通じて、特殊再生を行なう
    ことが指示された場合に、前記記録媒体に記録されてい
    る再生しようとする前記情報信号に付加されている属性
    情報、あるいは、使用者からの指示入力に基づいて、複
    数の特殊再生モードの中から用いる特殊再生モードを選
    択するモード選択手段と、 前記モード選択手段により選択された特殊再生モードに
    応じて、前記読み出し手段を制御し、読み出す前記情報
    信号の範囲を変えるように制御する制御手段とを備える
    ことを特徴とする情報信号処理装置。
  26. 【請求項26】所定の処理単位毎に特性を検出し、検出
    した特性に基づいて特性の類似する区間に分類されて記
    録媒体に記録された情報信号を再生する情報信号処理方
    法であって、 特殊再生実行指示入力を受け付けるようにし、 前記特殊再生実行指示入力を受け付けた場合に、前記記
    録媒体に記録されている再生しようとする前記情報信号
    に付加されている属性情報、あるいは、使用者からの指
    示入力に基づいて、複数の特殊再生モードの中から用い
    る特殊再生モードを選択し、 選択した特殊再生モードに応じて、前記情報信号の読み
    出し範囲を変えるように制御することを特徴とする情報
    信号処理装置。
  27. 【請求項27】所定の処理単位毎に特性を検出し、検出
    した前記特性に基づいて特性の類似する類似区間に分類
    され、その分類が識別可能なように識別情報が付加する
    ようにされて記録媒体に記録された情報信号を再生する
    情報信号処理装置であって、 特殊再生実行指示入力を受け付ける実行指示入力受付手
    段と、 前記記録媒体から再生する前記情報信号を読み出す読み
    出し手段と、 前記実行指示入力受付手段を通じて情報信号の特殊再生
    実行指示入力を受け付けた場合に、前記読み出し手段に
    より読み出された前記情報信号の前記分類区間毎に、予
    め決められる間隔区間長おきに、予め決められる設定区
    間長分の前記情報信号の再生を行なうように制御する再
    生制御手段とを備えることを特徴とする情報信号処理装
    置。
  28. 【請求項28】請求項27に記載の情報信号処理装置で
    あって、 前記情報信号の前記類似区間のうちの重要区間を検出す
    る重要区間検出手段を備え、 前記再生制御手段は、前記重要区間検出手段により検出
    された前記重要区間を含むように、前記設定区間長の再
    生区間を設定するようにすることを特徴とする情報信号
    処理装置。
  29. 【請求項29】所定の処理単位毎に特性を検出し、検出
    した前記特性に基づいて特性の類似する類似区間に分類
    され、その分類が識別可能なように識別情報が付加する
    ようにされて記録媒体に記録された情報信号を再生する
    情報信号処理方法であって、 特殊再生実行指示入力を受け付けるようにし、 前記特殊再生実行指示入力を受け付けた場合に、前記記
    録媒体から再生する前記情報信号を読み出し、 読み出した前記情報信号の前記分類区間毎に、予め決め
    られる間隔区間長おきに、予め決められる設定区間長分
    の前記情報信号の再生を行なうように制御することを特
    徴とする情報信号処理方法。
  30. 【請求項30】請求項29に記載の情報信号処理方法で
    あって、 前記情報信号の前記類似区間のうちの重要区間を検出
    し、 前記重要区間検出手段により検出された前記重要区間を
    含むように、前記設定区間長の再生区間を設定するよう
    にすることを特徴とする情報信号処理方法。
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