JP2001177806A - 情報信号表示方法及び情報信号表示装置 - Google Patents

情報信号表示方法及び情報信号表示装置

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JP2001177806A
JP2001177806A JP36119099A JP36119099A JP2001177806A JP 2001177806 A JP2001177806 A JP 2001177806A JP 36119099 A JP36119099 A JP 36119099A JP 36119099 A JP36119099 A JP 36119099A JP 2001177806 A JP2001177806 A JP 2001177806A
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JP
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signal
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correlation
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Application number
JP36119099A
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English (en)
Inventor
Noboru Murabayashi
昇 村林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザーが所望するシーンを任意に指定し、そ
の指定したシーンに類似したシーンを自動的に検索し表
示でき、しかもそのシーンを含む所定区間の場面を再生
表示するようにしてスキミング表示を容易に行うことが
できる情報信号表示方法及び情報信号表示装置を提供す
る。 【解決手段】記録媒体から所定の情報信号を再生し、こ
の再生した情報信号から所望の情報信号を指定し、この
指定した情報信号を含む所定区間の情報信号と所定の類
似性又は相関性を有する再生した所定区間の情報信号を
検出し、検出した所定区間の内の情報信号を検出結果に
応じて表示するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報信号表示方法及
び情報信号表示装置に関するものであり、詳しくは、映
像信号、音声信号などの情報信号を光磁気ディスク、ハ
ードディスク、半導体メモリーなどの記録媒体に記録す
る記録装置において、例えば放送番組を記録して再生時
にその番組内の指定した任意のシーンに類似したシーン
を選択的に再生してスキミング動作を行い、効率的に短
時間で所望の内容を把握できる情報信号表示方法及び情
報信号表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術における、光磁気ディスクやハ
ードディスクなどのデータ記録媒体が大容量化及び低価
格化になり、又、映像データ、音声データのデータ圧縮
信号処理LSIの低価格化などにより放送番組をそれら
データ記録媒体に記録し再生する装置が開発されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、放送番
組などが長時間記録された記録媒体にどのような内容の
ものが記録されているかを知るには高速再生を行う方法
があるが時間がかかってしまうという問題がある。又、
例えば5分、10分というように所定時間間隔で記録さ
れている内容を画面表示する方法もあるがユーザーが見
たいと思う内容が表示されないこともある。例えば、ユ
ーザーが放送番組として相撲番組を記録した後で、相撲
の取り組みがどのようであったかを知りたいと思った場
合に、従来技術のように5分、10分というような所定
間隔毎の表示方法では表示されない場面がある場合もあ
り、ユーザの趣向にそぐわないという問題もある。
【0004】以上のような観点から本発明ではユーザー
が所望するシーンを任意に指定し、その指定したシーン
に類似したシーンを自動的に検索し表示でき、しかもそ
のシーンを含む所定区間の場面を再生表示する表示技術
を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明に係る情報表示再生方法及び情報表示再生
装置は次に示すような構成にすることである。
【0006】(1)記録媒体から所定の情報信号を再生
し、該再生した情報信号から所望の情報信号を指定し、
該指定した情報信号を含む所定区間の情報信号と所定の
類似性又は相関性を有する上記再生した所定区間の情報
信号を検出し、該検出した所定区間の内の情報信号を上
記検出結果に応じた態様で表示することを特徴とする情
報信号表示方法。 (2)上記情報信号は映像信号及び/又は音声信号であ
ることを特徴とする(1)に記載の情報信号表示方法。 (3)上記再生した所定区間の情報信号を検出した信号
は、上記再生した情報信号に代替えできる実時間領域以
外の信号で形成することを特徴とする(1)に記載の情
報信号表示方法。 (4)上記表示された情報信号を含む所定の区間の情報
信号を、再生して表示することを特徴とする(1)に記
載の情報信号表示方法。 (5)上記検出した所定区間の内の情報信号を検出結果
に応じた態様で行う表示は、上記検出結果に応じた所定
の類似性又は相関性毎に画像を表示することであること
を特徴とする(1)に記載の情報信号表示方法。
【0007】(6)記録媒体から所定の情報信号を再生
する再生手段と、該再生手段により再生された情報信号
から所望の情報信号を指定する指定手段と、該指定手段
により指定された情報信号を含む所定区間の情報信号と
所定の類似性又は相関性を有する上記再生手段からの所
定区間の情報信号を検出する検出手段と、該検出手段で
検出された所定区間の内の情報信号を上記検出結果に応
じた態様で表示する表示手段と、を備えたことを特徴と
する情報信号表示装置。 (7)上記情報信号は映像信号及び/又は音声信号であ
ることを特徴とする(6)に記載の情報信号表示装置。 (8)上記検出手段は上記再生した情報信号に代替えで
きる実時間領域以外の信号で形成することを特徴とする
(6)に記載の情報信号表示装置。 (9)上記表示手段における表示は、上記検出され表示
される情報信号を含む所定区間の情報信号を再生して表
示することを特徴とする(6)に記載の情報信号表示装
置。 (10)上記表示手段は上記検出結果に応じた所定の類
似性又は相関性毎に画像を表示することを特徴とする
(6)に記載の情報信号表示装置。
【0008】このように、記録媒体から再生した情報信
号から所望の情報信号を指定し、指定した情報信号の類
似性又は相関性を有する信号を検出し、検出した所定区
間の情報信号を表示することにより、例えば放送番組を
記録して再生時にその番組内の指定した任意のシーンに
類似したシーンを選択的に再生してスキミング動作を行
うことが可能であり、効率的に短時間で所望の内容を把
握できるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る情報表示再生
方法及び情報表示再生装置の実施の形態を図面を用いて
以下の順序で説明する。 [1]本発明の概要及び動作原理 [2]本発明の情報信号表示方式 [3]本発明の情報信号表示装置ブロック構成図 [4]本発明の情報信号表示方法動作フローチャート
【0010】[1]本発明の概要及び動作原理 本願発明は、光磁気ディスクやハードディスクや半導体
メモリーなどの情報信号記録媒体から記録されている放
送番組などの信号を再生し、あるシーンの時点を指定し
その時点を含む所定の区間の再生信号を周波数領域で信
号解析し所定の特性信号を検出する。ここで、特性信号
としては、放送番組等の情報信号に代替えできる実時間
領域以外の信号であり、FFT(高速フーリエ変換)解
析やDCT(離散コサイン変換)解析やウェーブレット
解析などの係数である。このような係数を特性信号とす
ると実時間領域でのデータ量に比較してデータ量が少な
いので信号処理時間、演算時間が少なくなり効率的であ
る。
【0011】同様に指定されていない区間の再生信号を
周波数領域で信号解析して所定の特性信号を検出する。
先に指定した時点を含む区間の特性検出信号と誤差関数
又は相互相関演算を行い、類似性又は相関性を検出し選
択的にその類似又は相関性の認められるシーンを表示す
る。又、複数の類似又は相関性の認められるシーンが表
示された場合に、その類似又は相関性の認められるシー
ンの一つを選択しそのシーンを含む所定区間のシーンを
表示する。
【0012】図1は本発明の動作原理を示した説明図で
ある。図1は光磁気ディスクやハードディスクなどの記
録媒体に記録されて画像を現しているものとする。映像
の順序は、図1(1)に示すように、 1、2、3、−−−−−−、n、n+1、−−−−−−
とする。
【0013】図1(2)に示すものは、上記した従来方
式の表示で、図1(3)に示すように所定時間間隔tで
表示される。
【0014】ユーザーが図1(4)に示すように映像シ
ーン1を見ている時にこれを指定したとすると、この映
像シーン1に類似した画像シーン5、9、n+6を検出
してテレビモニターなど所定のディスプレイに表示す
る。これら類似したシーンは例えば野球の打撃シーンや
相撲の取り組みのシーンその他などが想定できる。
【0015】ユーザーが野球の打撃シーンだけをダイジ
ェストで見たいと思ったら、指定した画像シーン1、及
び検出した映像シーン5、9、n+6が表示され、更に
そのシーンを含む前後の映像シーンが、図1(5)に示
すように見ることができる。例えば、図1(5)では所
定時間として指定した映像シーン1ではp0(秒)、検
出された類似した映像シーン5ではp1(秒)、映像シ
ーン9ではp2(秒)、映像シーンn+6ではp4
(秒)の区間表示がされる。
【0016】p0〜p4(秒)は同じ時間でも良く、
又、検出された類似画像の相関性に応じて時間の長さを
変えても良い。例えば、図1で指定した画像シーン1と
相関性が強いほど、即ち、類似性が多いほど表示時間を
相対的に長くし、指定した画像シーン1と相関性が弱い
ほど、即ち、類似性があまりない場合は表示時間を相対
的に短くするようにしても良い。このように表示するこ
とでユーザーが所望する類似シーンを効率良く見ること
ができる。尚、上記ではユーザーが指定する画像を一つ
として説明したが複数の画像を指定しても良くその場合
は指定する毎に表示しても良い。
【0017】ここで、指定数があまり多くなると本発明
の目的の一つであるダイジェスト再生が効率的でなくな
るので、指定数を制限しても良い。例えば、記録時間が
10分くらいなのに20も30も指定しては効率的な動
作を行うことが困難になる可能性があるので、例えば、
図2に示す特性図のように記録時間に応じて指定数の上
限を設定しても良い。
【0018】ここで、図3は所定区間処理方法の概念説
明図を表したものである。例えば、ある一連の映像系列
1、2、3、4、−−−−−−を見ていて画像シーン9
を指定したいと思ってシステムコントローラーにコマン
ドを送ることを考えるとユーザーが指定した時点ではす
でに時間tが経過しており図3の画像シーン12を指定
することがある。又、ある放送番組などを見ている瞬間
はそうは思わないが、数秒経ってから指定したいと思う
ことも考えられる。
【0019】そこで、図3に示すように、例えば、本当
に指定したい時点の画像シーン9と指定時点の画像シー
ン12を含む、指定時点に対して後方向区間tbと前方
向区間tfの前後の区間の画像シーン6〜14を所定の
区間とすることで見たいと思うシーンを見逃すことを防
ぐことができる。ここで所定区間があまり長いと冗長度
が多くなるので、区間tb、tfともおおよそ2分以下
とする。
【0020】[2]本発明の情報信号表示方式 図4は本発明の情報信号表示方式の概念図である。初め
にユーザーは記録したある放送番組などを再生表示して
いるとする。図4(a)に示すように、ユーザーが所望
のシーンの映像を指定すると図4(b)のように指定し
たその映像と類似した画像シーン1〜20が一覧表示さ
れる。
【0021】この一覧表示された画像シーン1〜20は
その画面に表示されるカーソルなどやリモコンの番号ボ
タンで指定できる。そこで、例えば一覧表示された図4
(b)の内の一つの画像シーン10の映像を指定する
と、図4(c)に示すように、指定した映像を含む所定
区間の画像シーンを再生表示することができる。これ
は、例えば、図1のp4の区間を表示するような場合に
相当する。
【0022】又、図4(g)に示すように、一覧表示さ
れた映像をそれぞれ含む所定の画像シーンを再生表示す
ることもできる。この動作は例えば、図1の区間p1、
p2、p3、p4−−−−−−−の区間を逐次再生表示
するような場合に相当する。
【0023】又、図4(d)に示すように、指定した映
像に対してその相関性の度合いに応じて例えば、5段階
というように相関性の度合いを設定し、その度合いに応
じた類似映像を表示することも考えられる。ここで、こ
の表示方法について図5を参照して説明する。図5は、
ユーザーが指定した区間に対する各区間毎の相関特性図
であり、横軸は各区間を示す時刻であり縦軸は相関性で
ある。相関性の度合いを0〜m1、m1〜m2、m2〜
m3、m3〜m4、m4〜m5、m5以上、の各区間に
分ける。
【0024】図5から相関性がm1以上の区間はt2〜
t3、t5〜t6、t10〜t11、t14〜t15、
t18〜t19、t23〜t24、t33〜t34の各
区間でそれぞれa1、a2、a3、a4、a5、a6、
a7の映像を含んでいる。同様に相関性がm2以上の区
間はt5〜t6、t10〜t11、t14〜t15、t
18〜t19、t23〜t24、t33〜t34の各区
間でa2、a3、a4、a5、a6、a7の映像を含ん
でいる。
【0025】相関性がm3以上の区間は、t5〜t6、
t10〜t11、t14〜t15、t23〜t24、t
33〜t34の各区間でa2、a3、a4、a6、a7
の映像を含んでいる。相関性がm4以上の区間は、t5
〜t6、t10〜t11、t14〜t15、t23〜t
24の各区間でa2、a3、a4、a6の映像を含んで
いる。相関性がm5以上の区間は、t5〜t6、t10
〜t11、t23〜t24の各区間でa2、a3、a6
の映像を含んでいる。
【0026】図4(d)は以上のように相関性の強さに
応じて、a1〜a7の系列の映像は相関性が相対的に弱
い映像区間を含むものであり、次第に所定値以上の相関
性が強い映像区間だけを含む映像を表示する。そこで、
例えば、図4(e)に示すように、相関性がm3以上の
区間で、t5〜t6、t10〜t11、t14〜t1
5、t23〜t24、t33〜t34の各区間のシーン
を逐次表示することも考えられる。
【0027】又、図4(f)に示すように、相関性がm
3以上の区間でa2、a3、a4、a6、a7の映像が
表示されている中のa6を指定し、その区間t23〜t
24のシーンを表示することも考えられる。ここで映像
を表示するのに、図4(b)、(d)に示すように、横
方向に順次表示させているが相関性の度合いの分類が多
くなると所定の大きさの画像を一度に表示できる数に限
度がある。例えば、横一列で所定の大きさの画面が8画
面しか表示できなくて、相関性の分類から画像シーン1
0の画像が選択された場合は始めに1番目から8番目の
映像を表示し、次に2番目から9番目、次に3番目から
10番目の映像というように順次表示させても良い。
【0028】又、縦方向の表示についても同様で、相関
性の分類が細か過ぎると一度に全てを表示できないの
で、例えば最大縦方向に所定の大きさの画像を表示でき
る数が5系列であり、6系列の画像を表示させたい場合
は始めに相関性が弱いものを含む1系列目から5系列目
の画像を表示させ、次に2系列目から6系列目の画像を
表示させるようにしても良い。以上のような、縦方向、
横方向の表示切り換えはリモコンなどからユーザーが行
うようにしても良く、又、システムコントローラーによ
り自動的に所定時間が経ったら切り換えるようにしても
良い。
【0029】又、システムコントローラーにより自動的
に相関性の度合いの分類を演算してできるだけ一度に表
示できるようにしても良い。以上のようにユーザーの好
みに応じて類似映像を全て表示したり、その映像を含む
前後の画像シーンを表示させたり、好みのシーン区間だ
けを表示させたりできるなど状況に応じて様々な表示が
行え効果的なスキミングやダイジェスト再生表示が実現
できる。
【0030】上記ではユーザーが一つの画像を指定した
場合について説明したが前記したように一つの画像を指
定した後に、更に指定するなど複数の指定を行った場合
は、その指定毎に逐次表示するようにしても良いし、ま
たユーザーがリモコンなどでコマンドをして切り換え表
示するようにしても良い。
【0031】[3]本発明の情報信号表示装置ブロック
構成図 図6は本発明の情報信号表示装置のブロック構成図の一
例である。情報信号表示装置は、ハードディスクや光磁
気ディスクなどのデータを記録する記録媒体系1に記録
されている映像データや音声データを再生する再生信号
処理系2と、再生信号処理系2において再生された信号
を所定のレベルに増幅し、所定の再生等化処理がなさ
れ、デジタル化され所定の誤り訂正処理をした信号を蓄
積するバッファーメモリー系3と、バッファーメモリー
系3に蓄積されている映像データ及び音声データをエレ
メンタリーストリームとして取り出すデマルチプレクサ
系4と、このデマルチプレクサ系4により取り出された
映像データを蓄積するメモリー系5と、デマルチプレク
サ系4により取り出された映像データを取り込む映像信
号処理系6と、この映像信号処理系6からの映像信号を
アナログ信号に変換する映像信号D/A系7と、映像信
号処理系6における信号を入力し、後で説明する方法に
より所定の特性信号を検出する映像信号特性解析系8
と、この映像信号特性解析系8により抽出された特性信
号を蓄積するメモリー系9と、デマルチプレクサ系4に
より取り出された音声データを蓄積するメモリー系10
と、デマルチプレクサ系4により取り出された音声デー
タを取り込む音声信号処理系11と、この音声信号処理
系11からの音声信号をアナログ信号に変換する音声信
号D/A処理系12と、音声信号処理系11における信
号を入力し、後で説明する方法により所定の特性信号を
検出する音声信号特性解析系13と、この音声信号特性
解析系13により抽出した特性信号を蓄積するメモリー
系14と、ユーザーが指定した所望の時点を含む所定区
間の検出された映像信号特性解析系8又は音声信号特性
解析系13からの特性信号を蓄積してあるメモリー系9
又は14から読み出し時点毎に特性信号を比較する特性
信号比較処理系15と、ユーザーが映像音声モニター系
18を視聴しながら所望の時点を指定することによりバ
ッファーメモリー系3に所定の再生データが蓄積される
ように記録媒体系1からデータを再生すると共に記録媒
体系1の動作を制御する記録媒体駆動系17を制御する
システムコントローラー16とから構成されている。
【0032】このような構成からなる情報表示再生装置
におけるデータの流れについて以下説明する。先ず、ハ
ードディスクや光磁気ディスク等のデータを記録する記
録媒体系1に記録されている映像データや音声データが
再生され再生信号処理系2に入力する。再生信号処理系
2では再生された信号を所定のレベルに増幅し、所定の
再生等化処理がなされ、デジタル化され所定の誤り訂正
処理がなされバッファーメモリー系3に入力する。バッ
ファーメモリー系3に所定の再生データが蓄積されるよ
うに記録媒体系1からデータを再生する。そして、シス
テムコントローラー16からの信号は記録媒体駆動系1
7に入力し記録媒体系1の動作を制御する。バッファー
メモリー系3からのデータはデマルチプレクサ系4に入
力し所定の映像データ及び音声データをエレメンタリー
ストリームとして取り出され、映像データは映像信号処
理系6に入力し、音声データは音声信号処理系11に各
々入力する。
【0033】映像データは映像信号処理系6及びメモリ
ー系5でMPEGなど所定の圧縮処理されている映像デ
ータをデコード処理する。映像信号処理系6における信
号は映像信号特性解析系8に入力し、後で説明する方法
(特性検出比較処理)により所定の特性信号を検出す
る。ユーザーは映像音声モニター系18を視聴しながら
所望の時点をシステムコントローラー16により指定す
る。ユーザーが指定した所望の時点を含む所定区間の検
出された映像信号特性解析系8からの特性信号はメモリ
ー系9に記憶され所定の読み出し時点毎に特性信号比較
処理系15に入力する。入力映像信号は逐次映像信号特
性解析系8に入力し特性検出され、検出された入力映像
信号の特性信号は特性信号比較処理系15に入力する。
【0034】一方、音声データは音声信号処理系11及
びメモリー系10でMPEGオーディオなど所定の圧縮
処理されている音声データをデコード処理する。音声信
号処理系11における信号は音声信号特性解析系13に
入力し、後で説明する方法(特性検出比較処理)により
所定の特性信号を検出する。ユーザーが指定した所望の
時点を含む所定区間の検出された音声信号特性解析系1
3からの特性信号はメモリー系14に記憶され、所定の
読み出し時点毎に特性信号比較処理系15に入力する。
入力音声信号は逐次音声信号特性解析系13に入力し特
性検出され、検出された入力音声信号の特性信号は特性
信号比較処理系15に入力する。
【0035】又、映像信号処理系6からの映像データ信
号は映像信号D/A処理系7に入力し所定のサンプリン
グ周波数、量子化ビット数の映像データをアナログ信号
に変換処理し映像音声モニター系18に入力する。音声
信号処理系11からの音声データ信号は音声信号D/A
処理系12に入力し所定のサンプリング周波数、量子化
ビット数の音声データをアナログ信号に変換処理し映像
音声モニター系18に入力する。
【0036】次に、所定の特性信号を検出するための、
特性検出比較処理について述べる。ここではFFT解
析、DCT解析、ウェーブレット解析などで特性信号を
検出する。例えば、指定区間の信号f(t)をFFT解
析によりF(ω)に解析されたとし、指定区間以外の所
定区間nの信号をfn(t)がFFT解析によりFn
(ω)と解析されたとする。ここで所定区間内でF
(ω)とFn(ω)との2乗誤差信号Gnを考え、下記
数1により算出する。
【0037】
【数1】
【0038】次に、この数1で得られた信号を所定のし
きい値Pthと比較し、所定の類似性が認められるかを
判定する。
【0039】
【数2】
【0040】これらの信号解析は映像信号については輝
度信号と色信号について行うが、場合によっては輝度信
号のみについて行っても良い。又、音声信号についても
行い、映像信号の演算結果と総合的に判定しても良い。
上記で述べたようにFFT解析の他にDCT解析を用い
ても良い。
【0041】次に、ウェーブレット解析を用いた場合に
ついて考える。指定区間の信号f(t)が、解析レベル
kでCk(x)と解析され、指定区間以外の所定区間の
信号fn(t)が同様に解析レベルkでCnk(x)と
解析される。ここで2乗誤差信号Rnkを下記の数3を
用いて算出する。
【0042】
【数3】
【0043】上記の数3により算出した信号は所定のし
きい値と比較処理を行うが、エネルギーの大きな解析レ
ベルを選択してこのレベルだけについて比較処理しても
良い。
【0044】誤差信号演算は全ての解析レベルについて
行っても良く、その場合は全ての解析レベルの誤差演算
の値を加算して以下の数4により算出する。
【0045】
【数4】
【0046】次に、上記数4で得られた信号を、下記の
数5に示す所定のしきい値Qthと比較し、所定の類似
性が認められるかを判定する。
【0047】
【数5】
【0048】例えば、映像信号については演算処理が容
易なようにウェーブレット関数はHaar(ハール)ウ
ェーブレットが考えられるがその他のウェーブレット関
数を用いても良い。
【0049】ここで上記で述べたような2乗誤差関数の
他に相関関数を用いて求めることも考えられる。例え
ば、下記の数6に示すFFT解析又は、DCT解析によ
るF(ω)Fn(ω)の相互相関関数m(ω,ω+τ)
を考える。
【0050】
【数6】
【0051】ここで、更にτを時間変数とみなしてFF
T解析を行いM(ω)が求められたとする。
【0052】所定の相関性が検出されればこのM(ω)
にはスペクトルピークが認められるので所定のしきい値
Nthを設定し、下記の数7によりスペクトルピーク値
M(ωpk)を比較する。
【0053】
【数7】
【0054】又、上記で述べたようなウェーブレット解
析についても相関関数処理を行うことも考えられる。C
k(x)とCnk(x)について、下記の数8に示す相
互相関関数(ω,ω+τ)を考える。
【0055】
【数8】
【0056】ここでFFT解析を考えてNk(ω)が求
められたとすると、所定の相関性が検出されればスペク
トルピークNk(ωpk)が認められる。下記の数9に
示す、所定のしきい値Sthを設定し解析レベルkでの
差信号Wkを求める。
【0057】
【数9】
【0058】ここで解析レベルの内でエネルギーの一番
大きな解析レベルだけに着目して所定のしきい値と比較
しても良いが、ここでは全ての解析レベルについて考え
て差信号Wallを求める。
【0059】
【数10】
【0060】次に、これを下記に示す数11により所定
のしきい値Ethと比較する。
【0061】
【数11】
【0062】以上のように解析比較処理を行うことによ
って指定された特性信号に類似する映像シーンを抽出し
て表示することができるのである。
【0063】[4]本発明の情報信号表示方法動作フロ
ーチャート 図7は本発明の情報信号表示方法の動作フローチャート
である。ステップST1からスタートしてステップST
2で処理ループの回数をカウントする初期値0を設定す
る。ステップST3で所定の特性を演算する所定区間を
検出し、ステップST4で特性信号を検出する。ステッ
プST5で検出した特性検出した区間の番号を1インク
リメントし、後で指定シーンとその検出区間との相関性
を順次演算し回数をカウントするため、その数を別の変
数Lに代入する。
【0064】ステップST6でユーザーが指定したかの
判定がなされ、指定されていると判定された場合はステ
ップST7に移行し所定区間の検出が2以上かの判定が
なされる。もし、検出区間が1区間の場合は指定区間と
その検出区間が一致してしまうのでステップST21に
ジャンプする。ステップST6で指定されていないと判
定された場合は、ステップST8に移行し、それよりも
以前に指定されているかが判定され、指定されていない
場合はステップST21に移行する。ステップST8で
以前に指定されていると判定された場合は、相関演算を
行う処理ルーチンのステップST11に移行する。
【0065】ステップST7で所定区間の検出回数が2
以上と判定された場合は、ステップST9に移行し所定
の回数n1以下かが判定される。これは指定数が多すぎ
ると処理に時間が掛かり過ぎるためと、指定数が多いと
本発明の目的の一つであるダイジェスト再生あるいはス
キミング動作が良好に行えない可能性が出てくるためで
ある。所定回数n1より大きい場合は、ステップST1
2で表示又は音声などでユーザーに警告を行いステップ
ST21に移行する。
【0066】ステップST9で指定数が所定以下である
と判定された場合は、ステップST10で指定数nを1
インクリメントしてステップST11に移行し検出され
た所定の特性データをRAMなどの所定のメモリーに記
憶する。ステップST13ではこの記憶した特性値を順
次演算に使用するため検出した数を別の変数Kに代入す
る。
【0067】ステップST14では指定したシーン区間
と逐次検出した所定区間の特性値との相関演算を行い、
ステップST15ではこの演算値を所定のしきい値と比
較し所定の相関性があるかを判定する。ステップST1
6では相関性に応じて表示処理を行い、所定の相関性が
ないと判定された場合は、ステップST17にジャンプ
する。ステップST17では所定検出区間の数を1デク
リメントしステップST18に移行する。ステップST
18では指定したシーン区間Kと所定区間がすべて相関
演算処理がなされたか判定され、終了されていないと判
定された場合は上記のステップST14〜ST18の処
理を繰り返すためステップST14にジャンプする。
【0068】ステップST18で指定シーンKの処理が
終了したと判定された場合は、ステップST17で逐次
検出された所定区間の相関演算を繰り返すため所定区間
検出数mを再度別の変数Lに代入し、指定シーンの数K
を1デクリメントする。ステップST20では指定シー
ンの所定の相関演算がすべて終了したか判定され、終了
していないと判定された場合は、ステップST14〜S
T20の処理を繰り返すためステップST14にジャン
プする。
【0069】ステップST20で全ての処理が終了した
と判定された場合は、ステップST21に移行し、スト
ップかどうかが判定されストップの場合はステップST
22で停止し、ストップコマンドが検出されない場合
は、ステップST3にジャンプし以上の処理を繰り返
す。
【0070】
【発明の効果】上記説明したように、本発明により長時
間記録した記録媒体の内容を効率良く効果的に把握する
ことができる。特に野球の打撃シーン、走塁シーンや相
撲の取り組み中のシーンといったユーザーの関心が比較
的集中し見たいと思うシーンが何回かありえるスポーツ
などの放送番組などの内容を容易に把握することができ
るという効果がある。
【0071】又、ユーザーの関心のあるシーンを一覧表
示できしかもそのシーンを含む所定の区間のシーンを任
意に表示できるので短時間で見たいと思うシーンを自動
検索できると同時にそれらのシーンを連続して見ること
ができるという効果がある。
【0072】更に、指定したシーンと類似性が強いほど
表示時間を長くし類似性が弱いほど表示時間を短くする
など適応的に表示時間を変えることができるので効率良
く効果的にスキミングして見ることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理説明図である。
【図2】本発明の記録時間に対する指定数上限特性の一
例である。
【図3】所定区間処理方法の概念図である。
【図4】本発明の情報信号表示方式の一例である。
【図5】各区間の指定シーンに対する相関特性概念図で
ある。
【図6】本発明の情報信号表示装置ブロック構成図の一
例である。
【図7】本発明の情報信号表示方法動作フローチャート
の一例である。
【符号の説明】
1:記録媒体系、2:再生信号処理系、3:バッファー
メモリー系、4:デマルチプレクサ系、5:メモリー
系、6:映像信号処理系、7:映像信号D/A処理系、
8:映像信号特性解析系、9:メモリー系、10:メモ
リー系、11:音声信号処理系、12:音声信号D/A
処理系、13:音声信号特性解析系、14:メモリー
系、15:特性信号比較処理系、16:システムコント
ローラー、17:記録媒体駆動系、18:映像音声モニ
ター系

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体から所定の情報信号を再生し、
    該再生した情報信号から所望の情報信号を指定し、該指
    定した情報信号を含む所定区間の情報信号と所定の類似
    性又は相関性を有する上記再生した所定区間の情報信号
    を検出し、該検出した所定区間の内の情報信号を上記検
    出結果に応じた態様で表示することを特徴とする情報信
    号表示方法。
  2. 【請求項2】 上記情報信号は映像信号及び/又は音声
    信号であることを特徴とする請求項1に記載の情報信号
    表示方法。
  3. 【請求項3】 上記再生した所定区間の情報信号を検出
    した信号は、上記再生した情報信号に代替えできる実時
    間領域以外の信号で形成することを特徴とする請求項1
    に記載の情報信号表示方法。
  4. 【請求項4】 上記表示された情報信号を含む所定の区
    間の情報信号を、再生して表示することを特徴とする請
    求項1に記載の情報信号表示方法。
  5. 【請求項5】 上記検出した所定区間の内の情報信号を
    検出結果に応じた態様で行う表示は、上記検出結果に応
    じた所定の類似性又は相関性毎に画像を表示することで
    あることを特徴とする請求項1に記載の情報信号表示方
    法。
  6. 【請求項6】 記録媒体から所定の情報信号を再生する
    再生手段と、該再生手段により再生された情報信号から
    所望の情報信号を指定する指定手段と、該指定手段によ
    り指定された情報信号を含む所定区間の情報信号と所定
    の類似性又は相関性を有する上記再生手段からの所定区
    間の情報信号を検出する検出手段と、該検出手段で検出
    された所定区間の内の情報信号を上記検出結果に応じた
    態様で表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする
    情報信号表示装置。
  7. 【請求項7】 上記情報信号は映像信号及び/又は音声
    信号であることを特徴とする請求項6に記載の情報信号
    表示装置。
  8. 【請求項8】 上記検出手段は上記再生した情報信号に
    代替えできる実時間領域以外の信号で形成することを特
    徴とする請求項6に記載の情報信号表示装置。
  9. 【請求項9】 上記表示手段における表示は、上記検出
    され表示される情報信号を含む所定区間の情報信号を再
    生して表示することを特徴とする請求項6に記載の情報
    信号表示装置。
  10. 【請求項10】 上記表示手段は上記検出結果に応じた
    所定の類似性又は相関性毎に画像を表示することを特徴
    とする請求項6に記載の情報信号表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002021529A1 (en) * 2000-09-08 2002-03-14 Koninklijke Philips Electronics N.V. An apparatus for reproducing an information signal stored on a storage medium
US7630613B2 (en) 2002-01-18 2009-12-08 Sony Corporation Information-signal process apparatus and information-signal processing method
US8103107B2 (en) 2007-01-18 2012-01-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Video-attribute-information output apparatus, video digest forming apparatus, computer program product, and video-attribute-information output method

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