JPH09312827A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH09312827A
JPH09312827A JP8149744A JP14974496A JPH09312827A JP H09312827 A JPH09312827 A JP H09312827A JP 8149744 A JP8149744 A JP 8149744A JP 14974496 A JP14974496 A JP 14974496A JP H09312827 A JPH09312827 A JP H09312827A
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Application number
JP8149744A
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English (en)
Inventor
Keitaro Yamashita
啓太郎 山下
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録した放送番組の内容を示す適格の画面を
表示することができる記録再生装置の提供。 【解決手段】 アンテナ1で受信した放送番組を映像チ
ャンネル選択用のチューナ2で受信した後、デジタル信
号に変換し代表画面検出回路5によってシーンチェンジ
情報を検出し、第1のマイコン20に供給する。シーン
チェンジ情報は例えば動き検出回路によって抽出される
が、放送番組によってはこの動き検出回路の検出からコ
マーシャル画面のフィールドアドレスを見付けて、この
画面の前後の数フレームをインデック表示画面と指定す
ることができる。デジタル映像信号は、エンコーダ8で
画像処理がなされて音声信号と共にマルチプレクサ18
を介してディスクを記録媒体とする蓄積装置22に記録
される。再生時の操作によって前記インデックス画面を
表示して記録番組の内容を知ることができると共に、シ
ーンチェンジ画面を再生するダイジェスト再生を行うこ
とにより、記録内容を把握することも可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多くの番組を記録
し、各番組の内容をさっと確認した上で、見たい番組を
選択し、その後に選択した番組を効率的に視聴するとい
う新しい記録再生装置に係わり、例えば、帰宅後にその
日の1日のニュースや特定の番組の内容を短時間で把握
したいという様な場合に好適な記録再生装置に関するも
のである。また、本発明は、放送信号を大量に記録し、
再生する記録装置に関するものであり、記録媒体として
ハードディスク/光ディスク/半導体メモリ等を使用し
てアクセス性を生かし効率的に記録再生を行うようにし
たものである。
【0002】
【従来の技術】従来、放送信号の記録装置としてはVT
Rが知られている。また、業務用途としては光磁気ディ
スク/光ディスクへの記録装置も実用化されている。本
発明者は、先に、動きのある画面や音声信号に対応した
画面を記録することにより記録媒体の低減をはかると共
に、放送番組の中で1日分を記録しながら、この記録し
た内容がある程度把握できるような記録再生装置をダイ
ジエスト記録として提案した。(特願平7−35075
1号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】先に提案した動き検出
技術、或いは画面の画素値のヒストグラムを用い、変化
/動きを検出する方式で代表画面を求めるものは、検出
能力においては十分であって、2つの場面がフレーム
(或いはフィールド)単位で切り替わる場合には、その
ままの方法で十分に実用的である。しかし、この動き検
出の場合は画面の全ての動き、すなわち、シーンチェン
ジのどのような画面の場合も、同等の動きの変化として
扱っているため、視聴しようとする放送番組の中にコマ
ーシャルの含まれる番組では、コマーシャル部分でシー
ンチェンジの頻度が高くなる。したがって、シーンチェ
ンジに基いて代表画面を選択し横成されたダイジェスト
画面では、ダイジェスト前のプログラムに比べ、コマー
シャル部分の情報比率が相対的に増え、番組内容の情報
が相対的に減少するという欠点があった。また、一般的
に、コマーシャルの含まれる番組では、コマーシャルの
前後に重要な情報が多いというプログラムの構成となっ
ているが、単にシーンチエンジ検出のみで代表画面を設
定すると上記したようなコマーシャルを含む放送番組の
場合は代表画面を有効に選択することができないという
問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、コマーシャル
の含まれる番組では、コマーシャル画面の前後に重要な
情報が多いというプログラムの構成上の一般的な傾向を
有効に使用して代表画面を抽出するものであって、その
ために、映像信号を受信する受信手段と受信した映像信
号からコマーシャル画面を検出する検出手段と、前記検
出手段で検出されたコマーシャル画面の時刻情報、また
は該時刻情報に関連したアドレス情報等を付加情報とし
て前記映像信号に付加して記録する記録手段を有し、再
生時に前記付加情報に基づいて前記コマーシャル画面の
前、または/及び後の代表画面をインデックス画面、ま
たはダイジエスト画面として表示、再生する制御部をも
って記録再生装置を構成した。
【0005】本発明は、特に視聴しようとする放送番組
から、コマーシャル画面の時刻(或いは代表画面の時
刻)、或いはそれに対応するメディアのアドレス情報
を、付加情報として記録する機能を備えており、この付
加情報を記録媒体の領域、或いは、記録媒体のケースに
付属したメモリーや、セット内の特定のメモリに格納す
ることができるから、再生時にこの付加情報に基づいて
インデックス再生機能、または、ダイジェスト再生機能
を行わせることができる。
【0006】
【作用】本発明は、放送番組の中でコマーシャルの含ま
れる番組では、コマーシャルの前後に重要な情報が多い
というプログラムの横成上の一般的な傾向を有効に活用
しているので、プログラムのインデックス表示/ダイジ
ェスト再生の質を高めることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図1〜図3に、本発明の装置
の典型的なブロック図を示す。図1は、受信した放送番
組の中から、シーンチェンジ検出(コマーシャル検出)
を記録信号処理系の一部の回路を兼用して行い、コマー
シャル(代表画面)の情報をセットのメモリーに蓄える
場合の実施例である。シーンチェンジ検出(コマーシャ
ル検出)回路5(5’)は記録信号処理系の一部の回路
を兼用して構成することができ、例えば映像エンコーダ
ーの動き検出回路を、信号圧縮と、シーンチェンジ検出
とに兼用することが考えられる。なお、図2の場合は、
シーンチェンジ検出(コマーシャル検出)5(5’)を
独立して記録信号処理系の外に持ち、コマーシャル(代
表画面)の情報をセットのメモリーに蓄える場合の例で
あって、他の回路は図1の場合と同様である。さらに、
図3は図1と同様に、シーンチェンジ検出(コマーシャ
ル検出)5(5’)を記録信号処理系の一部の回路を兼
用して用い、コマーシャルやシーンチエンジ(代表画
面)の情報を記録媒体に映像信号(音声信号)と共に書
き込む場合の構成例である。
【0008】これらの図において、1で示された受信ア
ンテナに入った放送信号は、2で示された映像信号チュ
ーナーと、13で示された音声信号チューナーに入力さ
れる。まず映像信号の記録系の説明を行なう。映像信号
は、3で示されたローパスフイルタ(LPF )を通った後
に、4で示されたADコンバーターでディジタイズされ
る。また、同期分離回路10により同期分離が行なわれ
る。本例に示した同期分離回路10の位置は、一例であ
って、ディジタイズした後の信号を同期分離しても良
い。同期分離回路10から得られた同期信号11は、後
述するコマーシャル(または代表画面)の時刻(または
アドレス)情報を作るために20で示した第1のマイコン
に送られる。ADコンバーター4でディジタイズされた信
号は、コマーシャル(或いは、シーンチェンジ)検出回
路5(5’)に入力され、コマーシャル(或いは、シー
ンチェンジ)の検出を行なう。
【0009】コマーシャル画面の検出方法については、
後述する図4以下で説明を行なう。検出回路5(5’)
で得られた映像信号の特定場面の時刻またはアドレス情
報6は、第1のマイコン20に送られる。第1のマイコ
ン20では、同期信号11、コマーシャル(或いは、シ
ーンチェンジ)検出回路5(5’)で得られた情報6
(6’)、及び自分の中にもつタイマーとから、現在の
入力映像信号が通常の番組情報か、シーンチエンジ等を
有するコマーシャル情報かの判断を行なう。映像信号
は、そのままエンコーダー8に入力され、信号圧縮、選
別等のエンコードがなされて記録映像信号9として出力
される。
【0010】上記エンコードの方式は特定されないが、
独立した1フィールド或いは1フレームを選択して静止
画のスライドショー的な再生を行なうように制御する場
合には、面内(フィールド内/フレーム内)完結の処理
を行なうことが要求される。短時間の動画を記録する際
には、最初のフレーム(或いはフィールド)のみは、画
面内で完結するコーディング方式を用いることが求めら
れるが、次のフレーム(或いはフィールド)からは、時
間方向の圧縮を用いたエンコード方式を採用することも
出来る。
【0011】この制御において、代表画面として、独立
した1フィールド或いは1フレームを選択して静止画の
スライドショー的な再生を行なうように制御することも
出来るが、連続した数フィールド〜数分間の信号を選択
し、短い動画を切り替えて表示するようなダイジェスト
再生を実現することも出来る。また、コマーシャル前後
だけに代表画面の設定を行なうことも可能であるが、再
生時によリスムースな画面表示を行なうために、記録情
報量の許す範囲で、コマーシャル前後以外の画面にも代
表画面を設定することも可能である。
【0012】ダイジェスト再生用のコマーシャルの前後
以外の代表画面の選択に際しては、一定時間間隔毎に選
択するという方式が一番簡単ではあるが、シーンチェン
ジ検出回路から得られる情報6を利用して、相対的に動
きの大きい画面が続いている場合には間引く画面を少な
くし、動きの少ないより静止画に近い場面に対しては、
間引く画面を増やすという制御をすることがより望まし
い。また、コマーシャルの前後以外のインデックス画面
の付加も可能である。この画面選択に際しても、コマー
シャル間の時間間隔のみに基づいて選択することも出来
るが、シーンチエンジ検出回路5’から得られる情報
5’を利用して、コマーシャル間の適当な時間範囲で、
シーンチェンジの有った場面を選択するようにするとよ
り有効性を高めることが出来る。
【0013】次に、記録系の音声信号処理について説明
を行なう.音声チューナー13によって検波された音声
信号は、ローパスフイルタ14(LPF )を通り、ADコン
バーター15でディジタイズされた後に、音声信号エン
コーダー16でエンコードされ、エンコーデッド音声信
号17となる。そして、エンコードされた映像信号9、
及び音声信号17は、マルチプレクサ18に入力されマ
ルチプレックスされる。
【0014】このとき、第1のマイコン20からも、映
像信号のコマーシャルの時刻/アドレス(或いは、代表
画面の時刻/アドレス)に関する情報がメモリー38に
送られ、蓄積媒体上のアドレスとの対応が付く形でメモ
リーされる。記録時に、コマーシャルの時刻/アドレス
をメモリーにストアする方式の場合は、再生時に、この
情報に基づき代表画面の設定を行なう。また、記録時に
代表画面の設定を行なって、その時刻/アドレスをスト
アする方式では、再生時には、その情報をダイレクトに
利用する。マルチプレクサ18でマルチプレクスされた
信号は、蓄積装置22に記録を行なうための処理を行な
う記録回路19で、エラーコレクトコード(ECC )を付
加し、チャンネルコーディング等の処理を行なった後
に、ハードディスク、光ディスク、半導体装置等からな
る蓄積装置22に記録される。
【0015】次に再生系について説明を行なう.ユーザ
ーの望む操作を、ユーザー操作入力回路35が受取り、
その情報36を第2のマイコン37に伝える。第2のマ
イコン37は、メモリー38から、コマーシャルの時刻
/アドレス(或いは、代表画面の時刻/アドレス)の情
報21Cを受取り、代表画面の映像情報が得られるよう
にストレージの制御/ドライブ回路40に対してアクセ
ス制御信号39を出力する。
【0016】このとき、先に説明したように、記録時
に、コマーシャルの時刻/アドレスをメモリー38にス
トアする方式の場合は、再生時に、この情報に基づき、
第2のマイコン37で代表画面の設定を行なう。記録時
に、代表画面の設定を行なって、その時刻/アドレスを
ストアする方式では、再生時には、その情報をダイレク
トに利用する。アクセス制御信号39を受け取ったスト
レージ制御/ドライブ回路40は、蓄積装置22を制御
する信号41により、蓄積媒体からユーザーの求める情
報を読みだす。読みだされた信号は、ストレージ用の再
生回路23でチャンネルコーディングやECC を解かれ、
デマルチプレクサ24に入力される。第2のマイコン3
7からは、デマルチプレクサ24に対しても、デマルチ
プレクサ制御信号42が送られ、再生時のAV同期、映
像信号の求められる機能に即した再生を実現する。
【0017】デマルチプレクサ24から出力された映像
信号は、映像信号デコーダー25でデコードされ、映像
信号処理回路26を通り、DAコンバータ27を経てアナ
ログ映像信号28として出力される。もちろん、信号を
受け取る受像機の仕様次第では、DAコンバータ27を通
さないディジタル信号29を出力することも可能であ
る。映像信号処理回路26は、第2のマイコン37から
の制御信号43に応じてオンスクリーンディスプレイ機
能等のグラフィック処理等を行なう。
【0018】一方デマルチプレクサ24から出力された
音声信号は、音声信号デコーダー30を通り、音声信号
処理回路31を通って、さらにDAコンバータ32を通っ
てアナログ音声信号33として出力される。接続先との
関係次第で、ディジタル出力34を持つことが出来るの
は、映像信号と同様である。なお、本例では、マイコン
を2つ持つように書かれているが、これは説明の便宜上
のものであり、第1のマイコン20と第2のマイコン3
7を併せて1つのマイコンで処理する事も可能であり、
また、マイコンをいくつかに分割して2つ以上の数のチ
ップを使うこともできる。
【0019】なお、図3に示した、コマーシャル(或い
は代表画面)の時刻(或いは、アドレス)を、例えば光
ディスクの記録媒体上の特定のエリア例えばTOC(TABLE
OF CONTENTS )に書き込む方式の場合には、この時刻/
アドレス情報は、必ずしもリアルタイムで書き込まれる
必要はない。すなわち,TOCエリヤ書き込み情報を第1の
マイコン20のメモリに貯えておき、映像信号の記録の
合間、或いは、1 つの番組の記録終了時にまとめて書き
込む事が出来る。このようにすることにより、時刻/ア
ドレス情報を書き込むために、専用の記録系回路/ヘッ
ドを持たずに済ませることが出来る。
【0020】また、本発明の特徴とするところは、コマ
ーシャルの検出を行なっているので、動きのある画面の
中でも、コマーシャル部分からは代表画面を選択しない
ように設定することが出来る点にある。そしてこのコマ
ーシャル検出によって、コマーシャル部分を除いたダイ
ジェスト再生を可能にしている。
【0021】次に、コマーシャル検出の具体的な方法に
ついて説明を行なう。コマーシャル検出方式の例とし
て、2つの方式を示す。第一の方式は、米国などで適用
可能な方式で、通常の番組と、コーマーシャル部分との
合間に挿入されるブラックバースト画面を検出する方式
である。第二の方式は 、全世界共通に使える方式で、
シーンチェンジ検出を行ない、シーンチェンジの間隔の
長さから通常番組と、コマーシャルとを判別する方式で
ある。コマーシャルにおけるシーンチェンジ間隔は、通
常の番組におけるシーンチェンジ間隔に比べて、非常に
短い事が知られており、この特徴を利用して判別を行な
うことができる。
【0022】まず、図4を用いて、第一の方式の説明を
行なう。通常の番組は、図4−(a)に示すように、映
像信号期間には何らかの映像信号が送られている。しか
し、特定の国では、この通常番組とコマーシャルとの間
に、図4−(b)に示すような、映像信号期間に映像信
号の存在しないフィールド(映像信号レベルが黒レベル
にフィックスされたフィールド)が挿入されている。こ
れは、通常番組からコマーシャルへの変化の場合も、逆
にコマーシャルから通常番組への変化の場合図4−
(c)にも挿入されている。この映像信号の存在しない
フィールド(映像信号レベルが黒レベルにフィックスさ
れたフィールド)を検出することで、通常番組とコマー
シャルとの区切りを検出できる。
【0023】図5に前記第1の方式の検出回路のブロッ
ク図の例を示す。入力された映像信号51は、ローパス
フイルタ(LPF )52で帯域制限される。この帯域制隈
された信号は、同期信号分離回路54とADコンバーター
65に送られる。同期信号分離回路54では、垂直同期
信号検出回路55、水平同期信号検出回路56で、それ
ぞれ、垂直同期信号57、水平同期信号58が検出され
る。一方、ADコンバーター65のサンプリングクロック
61は、PLL回路59で作られる。クロック発生器6
0の出力は、カウンター62でカウントダウンされ、水
平同期信号58と比較器63で比較され、この結果に基
づいて、制御信号発生器64から制御信号が出力され
る。そしてVCOで構成されているクロック発生器60
から水平同期信号にロックしたサンプリングクロック6
1が作製される。また、垂直同期信号57、水平同期信
号58、サンプリングクロック61は、ゲートパルス発
生器67に送られ、垂直ブランキング、水平ブランキン
グを除いた映像信号部分だけを抜き取るためのゲートパ
ルス68が作製される。このゲートパルス68は、ゲー
ト回路69に送られ、ディジタイズされた映像信号66
から、映像信号部分だけが抜き出される。この抜き出し
た映像信号70のレベルを検出回路71で検出する。レ
ベル検出回路70では先に述べたように、このレベルが
黒レベルにフィックスされていれば、”区切り”と判定
し、コマーシャル画面の始まり及び終わりを検出する情
報としている。
【0024】次に、コマーシャルを第2の方式であるシ
ーンチェンジ検出によって行う技術について説明する。
シーンチェンジを検出する方法としては、動き検出を用
いる方法、画面の画素の価のヒストグラムを用いる方法
が知られている。ここでは、シーンチェンジ情報を得る
技術の例として、動き検出技術について説明をする。ま
ず動き検出技術の原理を説明する。動き検出は、MPEG等
で既に実用化されている技術である。まず、図6を用い
て、画面のブロック化についての説明を行なう。図6に
示すように、1 画面(80)をS ×S 或いは2S×S 画素よ
りなるブロックに分割する。画面内のブロックで、x方
向にp 番目,y方向にq 番目のものをBpq と表すことに
する(81)。又、ブロック内でx方向にi 番目,y方向
にj 番目の画素の価をA i ,j )とする(82)。
【0025】通常,S の価としては、4 、8 等2 の累乗
の数値が選ばれる。図6の説明では、S ×S のブロック
サイズを例示したが、縦と横とで異なる画素数のブロッ
クが用いられる場合にも同じアルゴリズムが適用でき、
一般性を失わないので、S ×S を例示したに過ぎない。
また、以下の説明では、同様に説明を容易にする為に、
(画面=フレーム)として説明を行なう。(画面=フィ
ールド)とした場合も同一のアルゴリズムが適用でき、
一般性を失わない。
【0026】次に図7を用いて動き検出の方法を説明す
る。図7に示した様に、現在のフレーム(85)の中の動
き検出を行ないたいブロックBo:Pq(86)と、リファレ
ンスフレーム(87)内のS × Sの画素数からなる検査ブ
ロック(88)を設定し、その差分を算出する。この検査
ブロックは、通常、リファレンスフレーム上での現フレ
ームの動き検出ブロックの位置に場所として対応する位
置を含むある範囲が設定される。このサーチ範囲(89)
内で、検査ブロック(88)をx,yそれぞれの方向に画
素単位でずらしながら現在のフレームの中の動き検出を
行ないたいブロック(86)と、リファレンスフレーム内
のS ×S の画素数からなる検査ブロック(88)との差分
を算出する。サーチ範囲(89)内の検査ブロックで、画
面内の位置が、現フレームの動き検出ブロック(86)の
位置に位置的に対応する位置を原点として、x向へのず
れ、y方向へのずれをそれぞれk 、1 で表し、動き検出
ブロック内のx方向にi 番目,y方向にj 番目の画素
(83)の価をAo(i ,j ),(k ,l)の位置にある検
査ブロック内のx方向にi 番目,y方向にj 番目の画素
(54)の価をAr:k (i ,j )と表すと,(k ,l )の
位置にある検査ブロックと動き検出ブロックとの差分Sp
q (k 、l )は、
【数1】 となる。
【0027】最初に設定したサーチ範囲(89)内の全て
の(k ,1 )についてこの計算を行ない、算出された
Spq (k ,I )の内で、最も小さな価を示す(k 、l )
の価(K ,L )が、現フレームとリファレンスフレーム
間の、この動き検出ブロックBpq に関する”動きベクト
ル”の価である。この動きベクトルK 、L の価、及び、
Spq (k ,I )の価、1 画面内でSpq (k 1 )が一定の
価以下(或いは以上)の価を取る個数、から、画面の変
化/動きに関する判断が可能である。
【0028】例えば、静止画が続いているような場合に
は、現フレームのあらゆる動き検出ブロックに対して、
K =0 、L =0 となり、この時のSpq (k ,l )の価は
ゼロとなる.また、横方向にパンしている場合には、同
様に全てのブロックに対してK =C (const .)、L =
0 となり、この時のSpq (k ,l )の価は、撮影対象が
静止した物であればゼロとなり、撮影対象がゆっくり動
いている場合にもリファレンスフレームと現フレーム間
の時間が短ければ、変形量は少ないので、小さな価とな
る。短時間で大きな変形の有った部分のSpq (k ,1 )
だけが有る程度大きな価を取るがその数は少ない。一
方、画面が切り替わった場合には、2 つのフレーム間
で、一致する画面が存在しないので、全ての(i ,j )
の価に対し、Spq (k ,1 )は大きな価を取る。
【0029】この動き検出は、輝度信号のみに対して行
なっても良いが、色差信号のみに対して行なう方法や、
輝度信号/色差信号の両方に対して行なう方法もある。
シーンチェンジの検出が行なわれた後の処理のフローを
図8に示す。この処理は、マイコンで行なうのが最も一
般的であると考えられる。ステップ1でシーン検出信号
6 ’が入力されると、第1のマイコン20内蔵のタイマ
ーを用いて、ステップ2でシーンチェンジの間隔、即
ち、シーン長が算出される。ステップ3で算出されたシ
ーン長に基づき、最新のN 個(N :予め設定された1以
上の整数)のシーン長の平均値を計算する。なお、誤検
出を避けるためには、N を適当な2以上の数に設定する
ことが望ましい。N を大きくすると、検出遅れが生じる
が、本システムでは、検出した情報を実際に利用するの
は再生時なので、リアルタイム性は要求されない。この
平均値(tn)を、ステップ4で予め設定したスレッショ
ールド値(to)と比較する。一般に、コマーシャルのシ
ーンチェンジは1〜2秒に1回存在し、通常番組では、
ニュース番組のような比較的シーンチェンジの多い番組
でも、7 〜10秒程度であることが知られている。従っ
て、スレッショルト値t0の価を、この中間になるように
設定すれば、コマーシャルと通常番組との判別が可能で
ある。
【0030】
【発明の効果】本発明の記録再生を行なう装置では、例
えば放送電波、またはケーブルテレビジョンシステム等
で伝送されてくる番組情報を適宜な手段によって記録媒
体に記録する際に、動きのある画面を検出して、代表画
面が抽出できるようにしているから、記録された情報を
後から再生する際に、代表画面を抽出しながらおよその
番組内容を把握することを容易にするダイジェスト再生
/インデックス表示を行うことができる。そして本発明
の場合は特に (1) 通常の番組では、要点が集中しているコマーシャル
前後の画面を、特に選択する事によリ ダイジェスト再
生/インデックス表示画面が、番組の要点をより的確に
表現できるようになる。 (2) コマーシャル部分をダイジェスト再生/インデック
ス表示時にカットすることも出来、番組の把握がより容
易になる。という顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図4】コマーシャル画面の検出方式を示す説明図であ
る。
【図5】コマーシャル部分の画面を検出するブロック図
での一例である。
【図6】コマーシャル画面またはシーンチェンジ画面の
検出(動き検出)の説明図である。
【図7】一般的なシーンチェンジ画面の検出(動き検
出)の説明図である。
【図8】コマーシャル画面の判定を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 アンテナ、2 映像チャンネルチューナ、4 AD
コンバータ、5(5’) シーンチエンジ(コマーシャ
ル)検出回路、13 音声チューナ、18 マルチプレ
クサ、20、37 マイコン、22 蓄積装置、24
デマルチプレクサ、38 メモリ、

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号を受信する受信手段と受信した映
    像信号からコマーシャル画面を検出する検出手段と前記
    検出手段で検出されたコマーシャル画面の時刻情報、ま
    たは該時刻情報に関連した情報を付加情報として前記映
    像信号と共に記録媒体に記録する記録手段とを有し、再
    生時に前記付加情報に基づいて前記コマーシャル画面の
    前、または/及び後に位置する代表画面が静止画として
    含まれるようにインデックス画面として表示する制御部
    を備えていることを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】映像信号を受信する受信手段と受信した映
    像信号からコマーシャル画面を検出する検出手段と前記
    検出手段で検出されたコマーシャル画面の時刻情報、ま
    たは該時刻情報に関連した情報を付加情報として前記映
    像信号と共に記録媒体に記録する記録手段とを有し、
    再生時に、この付加情報を利用して、少なくともコマー
    シャル画面の前、または/及び後に位置する代表画面が
    3フィールド(またはフレーム)以上の動画として含ま
    れるようにダイジェスト再生する制御部を有することを
    特徴とする記録再生装置。
  3. 【請求項3】前記記録媒体に記録される映像信号は、動
    き検出手段によって抽出された代表画面とされているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】前記付加情報として検出したコマーシャル
    画面の時刻情報、または該時刻情報に関連したアドレス
    情報を前記映像信号と独立した領域に記録し、 再生時にインデックス再生、或いはダイジェスト再生の
    要求があった場合に、この付加情報が記録されている領
    域をアクセスすることにより、代表画面が設定されるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】前記付加情報としてコマーシャルの開始時
    刻/終了時刻の両方を記録することを特徴とする請求項
    1、2、または4に記載の記録再生装置。
  6. 【請求項6】前記付加情報としてコマーシャルの開始時
    刻/終了時刻のどちらか一方を記録することを特徴とす
    る請求項1、2または請求項4に記載の記録再生装置。
  7. 【請求項7】前記付加情報としてコマーシャル画面の開
    始時刻の前、及び、コマーシャル画面の終了時刻の後の
    両方に代表画面を設定することを特徴とする請求項1、
    2または4に記載の記録再生装置。
  8. 【請求項8】前記付加情報を、記録媒体自体のTOC 領域
    に記録することを特徴とする請求項4に記載の記録再生
    装置。
  9. 【請求項9】前記付加情報を、記録媒体のケースに付属
    するメモリーに記録することを特徴とする請求項4に記
    載の記録再生装置。
  10. 【請求項10】前記付加情報を、記録媒体を搭載するセ
    ットのメモリーに記録することを特徴とする請求項4に
    記載の記録再生装置。
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