JP4253972B2 - 情報信号処理方法及び情報信号処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報信号処理方法及び情報信号処理装置に関するものであり、詳しくは、映像信号、音声信号などの情報信号を光磁気ディスク、ハードディスク、半導体メモリーなどの記録媒体に記録する記録装置において、例えば放送番組を記録して再生時にその番組内の指定した任意のシーンに類似したシーンを選択的に再生してスキミング動作を行い効率的に短時間で所望の内容を把握できる情報信号処理方法及び情報信号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近では、テープ記録媒体を初めハードディスクや光磁気ディスクなどの情報記録媒体は記録容量が増大すると共に価格も低価格になり広く普及している。一方、MPEGなどデータ圧縮方式の発展で比較的信号処理LSIも低価格になり記録再生装置も様々なものが出てきている。放送番組も様々なものがありユーザーは容易にそれらの番組を記録できるようになっている。しかし、様々な番組が容易に記録できる一方で再生する場合にそれら記録した放送番組を全て見るには時間がかかってしまうという問題がある。又、従来方式のVTRやDVD装置では特殊再生機能としてフォワード方向高速再生機能等があり記録した放送番組などの概要を短時間に見ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来方式の高速再生では比較的短時間で記録した放送番組の概要を把握できるものの、見たいと思うシーンが飛ばされてしまったり、再生速度が早すぎて内容が良く分からないことがある。
【0004】
従って、以上のような観点から、ユーザーが見たいと思うシーンを選択的に容易に再生できる技術を提供することに解決しなければならない課題を有する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願発明に係る情報信号処理方法及び情報信号処理装置は下記のようにすることである。
【0006】
(1) 所定の映像信号及び/又は音声信号を入力し、該入力した映像信号及び/又は音声信号の中から所定の第1の特性信号を検出し、上記入力した映像信号及び/又は音声信号の中から所定の時点を指定し、上記指定された時点を含む所定区間の映像信号及び/又は音声信号の中から所定の第2の特性信号を検出し、上記第1の特性信号と上記第2の特性信号とを所定の演算処理に基づいて比較判別処理しその結果に応じて識別信号を生成し、生成された上記識別信号を用いて、再生時に所定の区間の場面シーンだけを再生することを特徴とする情報信号処理方法。
(2) 上記識別信号は上記映像信号及び/又は音声信号を記録する際に所定の記録媒体に記録することを特徴とする(1)に記載の情報信号処理方法。
(3) 上記第1の特性信号と上記第2の特性信号は、上記入力した映像信号及び/又は音声信号に代替えできる実時間領域以外の信号で形成することを特徴とする(1)に記載の情報信号処理方法。
上記比較判別処理は、誤差信号演算処理又は相関関数演算処理であることを特徴とする(1)に記載の情報信号処理方法。
【0007】
(5) 所定の映像信号及び/又は音声信号を入力する入力手段と、該入力手段からの映像信号及び/又は音声信号の所定の第1の特性信号を検出する第1の特性検出手段と、上記入力手段からの映像信号及び/又は音声信号において所定の時点を指定する指定手段と、該指定手段で指定された時点を含む所定区間の映像信号及び/又は音声信号の所定の第2の特性信号を検出する第2の特性検出手段と、上記第1の特性検出手段で検出した第1の特性信号と上記第2の特性検出手段で検出される所定区間の第2の特性信号とを所定の比較判別処理する判別処理手段と、該判別処理手段に基づく結果に応じて識別信号を生成する手段と、上記識別信号を生成する手段に基づき生成された上記識別信号を用いて、再生時に所定の区間の場面シーンだけを再生する再生手段と、を備えたことを特徴とする情報信号処理装置。
(6) 上記識別信号は上記映像信号及び/又は音声信号を記録する際に所定の記録媒体に記録することを特徴とする(5)に記載の情報信号処理装置。
(7) 上記第1の特性検出手段及び上記第2の特性検出手段で検出する第1の特性信号及び第2の特性信号は、上記入力した映像信号及び/又は音声信号に代替えできる実時間領域以外の信号で形成することを特徴とする(5)に記載の情報信号処理装置。
上記比較判別処理は、誤差信号演算処理又は相関関数演算処理であることを特徴とする(5)に記載の情報信号処理装置。
(8) 上記比較判別処理は、誤差信号演算処理又は相関関数演算処理であることを特徴とする(5)に記載の情報信号処理装置。
【0009】
このように、情報信号再生方法及び情報信号再生装置は、映像音声信号など放送番組の情報信号を入力手段から入力し、その入力信号を例えば、FFT(高速フーリエ変換)解析やDCT(離散コサイン変換)解析や所定のウェーブレット解析などで周波数解析して所定の第1の特性信号を第1の特性検出手段で検出する。上記の入力手段からの情報信号において所定の時点を指定手段で指定してその指定手段で指定された時点を含む所定区間の情報信号の所定の第2の特性信号を第2の特性検出手段で検出する。これら第1の特性信号と第2の特性信号との2乗誤差又は相関関数などを求め、それにより類似性を所定の判別手段で判別して識別信号を付与することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る情報信号再生方法及び情報信号再生装置の実施の形態について図面を用いて以下の順序に従って説明する。
[1]本発明の概要及び原理
[2]本発明の情報信号処理装置ブロック構成図
[3]本発明の特性信号検出方法
[4]本発明の情報信号処理方法動作フローチャート
【0012】
[1]本発明の概要及び原理
本発明は、入力映像信号の所望の時点を指定しその時点を含む所定の区間のシーンの映像信号、音声信号を周波数領域で解析し所定の特性信号(第2の特性信号)を検出する。逐次入力される映像信号、音声信号を同様に周波数領域で解析し所定の特性信号(第1の特性信号)を検出する。ここで、特性信号としては、放送番組等の情報信号に代替えできる実時間領域以外の信号であり、FFT(高速フーリエ変換)解析やDCT(離散コサイン変換)解析やウェーブレット解析などの係数である。このような係数を特性信号とすると実時間領域でのデータ量に比較してデータ量が少ないので信号処理時間、演算時間が少なくなり効率的である。検出された各々の特性信号の類似性を例えば相互相関関数や最小2乗誤差により求めることで、指定した時点のシーンと類似するシーンを検出していく。そのように類似シーンが検出されたら識別信号を生成し映像信号、音声信号が記録されるハードディスクや光磁気ディスクや半導体メモリーなどの記録媒体の所定の記録領域に記録する。再生時にその識別信号を検出してその場所を再生すれば始めに指定した時点のシーンと類似したシーンを選択的に再生できる。
【0013】
図1は本発明の動作説明図である。この図1(a)はある放送番組のシーン(フレームまたはフィールド)を時系列的に並べたものである。例えば、ユーザーが野球の放送番組を見ながらハードディスクや光磁気ディスクなどの記録媒体に録画をすることを考える。ユーザーは少しの間、例えば5分くらい見ながら記録し、後は見ないで記録してもよい。
【0014】
例えば、ユーザーは後で再生したときにバッターの打撃シーンだけをダイジェスト再生したいとすると、丁度そのシーンがf1の区間であったとすると、図1(b)のようにユーザーはその区間のシーン3を見ているときにその時点を指定するボタンを押してシステムコントローラーに指定する。各所定区間f1、f2、f3−−−−−の特性信号は図1(c)のように逐次求める。
【0015】
指定した時点を含む所定区間f1の特性信号p1はメモリーなどの記憶手段に一時貯えておき、後で演算を行う時に読み出す。ユーザーが指定したシーン以降の所定区間毎の特性信号は図1(c)に示すようにp2、p3、p4、−−−−−−pn+1、pn+2−−−−−とする。そこで指定したシーン区間の特性信号p1とp2、p3、p4、−−−−pn、pn+1、pn+2−−−−との相互相関関数を演算する。例えば、p3とpn+1で、しきい値として設定した所定の値以上の相関性が検出されれば、図1(f)のように、その区間f3、fm+1で識別信号ID1を生成する。
【0016】
次に、ユーザーがこの野球の放送番組のf1区間とは別のシーン例えば、選手の走塁シーンfmの区間におけるnの時点でシステムコントローラーに指定したとする。上記と同様に指定した時点を含む所定区間fmの特性信号Pn+1とそれ以降の特性信号pn+2、pn+3、−−−−−−との相互相関関数を演算する。pn+1とpn+4で相関性が検出されれば、図1(f)に示すように前記した識別信号ID1とは別の識別信号ID2を生成する。
【0017】
ここで指定は複数行っても良いが、指定数があまり多くなると本発明の目的の一つであるダイジェスト再生が効率的でなくなるので、指定数を制限しても良い。例えば記録時間が10分くらいなのに20分も30分も指定しては効率的な動作を行うことが困難になる可能性があるので、例えば図2に示す特性図のように記録時間に応じて指定数の上限を設定しても良い。
【0018】
ここで、図3は所定区間処理方法の概念説明図である。例えば、ある一連の画像系列1、2、3、4、−−−−−−を見ていて画像系列9を指定したいと思ってシステムコントローラーにコマンドを送ることを考えるとユーザーが指定した時点ではすでに時間tが経過しており図3の画像系列12を指定することがある。また、ある放送番組などを見ている瞬間はそうは思わないが、数秒経ってから指定したいと思うことも考えられる。
【0019】
そこで、図3に示すように、例えば、本当に指定したい時点である画像系列9と指定時点である画像系列12を含む、指定時点に対して後方向区間tbと前方向区間tfの前後の区間の画像系列6〜14を所定の区間とすることで見たいと思うシーンを見逃すことを防ぐことができる。ここで所定区間があまり長いと冗長度が多くなるので、tb、tfともおおよそ2分以下とする。
【0020】
以上のように識別信号を生成しこれを、所定の映像音声データと記録し再生時に各々の識別信号を検出しその区間を再生すれば、例えば、野球の打撃シーンを含む所定の区間の場面シーンだけ、打者の走塁シーンを含む所定の区間の場面シーンだけ、あるいは、打撃シーンと走塁シーンの両方を含む所定の区間の場面シーンだけを再生できるので、効率的にしかも効果的なスキミングやダイジェスト再生を行うことができる。
【0021】
[2]本発明の情報信号処理装置ブロック構成図
図4は本発明の情報信号処理装置ブロック構成図の一例である。入力した映像信号を所定のサンプリング周波数及び量子化ビット数でA/D変換処理して映像信号処理系2に入力する映像信号A/D系1と、この映像信号A/D系1で生成された映像データ信号をMPEGなどの所定のデータ圧縮処理をする映像信号処理系2と、この圧縮した映像データ信号を蓄積記憶するメモリー系3と、映像信号処理系2により得られた信号を入力し、後で説明する処理([3]本発明の特性信号検出比較方法)により映像信号の特性信号を検出する映像信号特性解析系4と、この検出した特性信号を蓄積するメモリー系5と、入力した音声信号を所定のサンプリング周波数および量子化ビット数でA/D変換処理する音声信号A/D系6と、この音声信号A/D系6で生成された音声データ信号をMPEGなど所定のデータ圧縮処理をする音声信号処理系7と、このデータ圧縮された音声データ信号を蓄積記憶するメモリー系8と、音声信号処理系7における信号を入力し、後で説明する処理([3]本発明の特性信号検出比較方法)により音声信号の特性信号を検出する音声信号特性解析系9と、この検出された特性信号を蓄積するメモリー系10と、ユーザが指定した時点を含む所定区間の映像信号又は音声信号とメモリー系5又はメモリー系10をアクセスして逐次入力する映像信号又は音声信号の特性信号との相関性をそれぞれ検出し、相関性が所定のしきい値以上であるかどうかの結果を出す特性信号相関処理系11と、ユーザが指定するシーンの入力及び特性信号の結果を入力すると共に記録媒体駆動系18を制御するシステムコントローラー12と、映像信号及び音声信号を出力する映像音声モニター系13と、システムコントローラー12からの制御信号によりユーザーが指定した時点を含む所定の区間のシーンと類似したシーンの所定区間内の類似シーンで識別信号を生成する識別信号生成系14と、映像信号処理系2により圧縮された映像データ信号及び音声信号処理系7により圧縮された音声データ信号及び識別信号生成系14により生成された識別信号を入力し所定の信号処理を施すデータマルチプレックス系15と、所定の誤り訂正符号付加や記録変調方式の処理や所定の記録レベルになるように信号処理がなされる記録信号処理系16と、ハードディスクや光磁気ディスク等で構成されている記録媒体系17と、この記録媒体系17をシステムコントローラー12の制御により駆動制御する記録媒体駆動系18とから構成されている。
【0022】
次に、このような構成からなる情報信号処理装置におけるデータの流れについて説明する。先ず、映像信号A/D系1では入力した映像信号を所定のサンプリング周波数及び量子化ビット数でA/D変換処理され、映像信号処理系2に入力する。音声信号A/D系6では入力した音声信号を所定のサンプリング周波数及び量子化ビット数でA/D変換処理され、音声信号処理系7に入力する。
【0023】
映像信号処理系2及びメモリー系3により映像データ信号はMPEGなど所定のデータ圧縮処理がなされる。又、映像信号処理系2における信号は、映像信号特性解析系4に入力し、後で説明する処理([3]本発明の特性信号比較検出方法)により映像信号の特性信号を検出する。ユーザーが指定した所望の時点を含む所定区間の検出された映像信号特性解析系4からの特性信号はメモリー系5に記憶され所定の読み出し時点毎に特性信号相関処理系16に入力する。入力映像信号は逐次映像信号特性解析系4に入力し特性検出され、検出された入力映像信号の特性信号は特性信号相関処理系11に入力する。
【0024】
音声信号は音声信号処理系7及びメモリー系8によりMPEGオーディオなど所定の圧縮処理がなされる。又、音声信号処理系7における信号は音声信号特性解析系9に入力し、後で説明する処理([3]本発明の特性信号比較検出方法)により音声信号の特性信号を検出する。ユーザーが指定した所望の時点を含む所定区間の検出された音声信号特性解析系9からの特性信号はメモリー系10に記憶され、所定の読み出し時点毎に特性信号相関処理系11に入力する。
【0025】
特性信号相関処理系11では、上記で述べたようにユーザーが指定した時点を含む所定区間の映像信号又は音声信号の特性信号と逐次入力する映像信号又は音声信号の特性信号との相関性を各々検出し、相関性が所定のしきい値以上であるかどうかの結果をシステムコントローラー12に入力する。
【0026】
識別信号生成系14では、システムコントローラー12からの制御信号によりユーザーが指定した時点を含み所定の区間のシーンと類似したシーンの所定区間内の時点で識別信号を生成する。ここで、識別信号の生成は、例えば、所定の記録データのヘッダ位置に設けられた識別データ(IDデータ)を設定するものとする。
【0027】
例えば、IDデータが4ビット設けられている場合は15通りのシーンを指定でき、IDデータを(d0,d1,d2,d3)とすると以下のように設定する。
【0028】
【表1】
(IDデータ設定の一例)
Figure 0004253972
【0029】
【表2】
(ヘッダデータ配置の概念図)
Figure 0004253972
【0030】
生成された識別信号生成系14からの識別信号と、所定の映像圧縮信号処理がなされた映像信号処理系2からの映像データ信号と、所定の音声圧縮信号処理がなされた音声信号処理系7からの音声データ信号はデータマルチプレックス系15に入力し所定のデータ構成になるように所定の信号処理がなされる。
【0031】
所定のデータマルチプレックス処理がなされたデータは記録信号処理系16に入力し所定の誤り訂正符号付加や後の記録媒体の記録に適した記録変調方式の処理や所定の記録レベルになるように信号処理がなされハードディスクや光磁気ディスクなどの記録媒体系17に所定の記録レートで記録される。システムコントローラー12からの制御信号は記録媒体駆動系18に入力し記録媒体系17の動作を制御する。
【0032】
[3]本発明の特性信号検出比較方法
ここではFFT解析、DCT解析、ウェーブレット解析などで特性信号を検出する。例えば、指定区間の信号f(t)をFFT解析によりF(ω)に解析されたとし、指定区間以外の所定区間nの信号をfn(t)がFFT解析によりFn(ω)と解析されたとする。ここで、下記数1に示す、所定区間内でF(ω)とFn(ω)との2乗誤差信号Gnを考える。
【0033】
【数1】
Figure 0004253972
【0034】
次に、下記数2に示す、上記数1で得られた値と所定のしきい値Pthとを比較し、所定の類似性が認められるかを判定する。
【0035】
【数2】
Figure 0004253972
【0036】
これらの信号解析は映像信号については輝度信号と色信号について行うが、場合によっては輝度信号のみについて行っても良い。又、音声信号についても行い、映像信号の演算結果と総合的に判定しても良い。上記で述べたように、FFT解析の他にDCT解析を用いても良く、この場合に映像信号はMPEGエンコード処理に伴って行っても良い。
【0037】
又、ウェーブレット解析を用いた場合について考える。指定区間の信号f(t)が、解析レベルkでCk(x)と解析され、指定区間以外の所定区間の信号fn(t)が同様に解析レベルkでCnk(x)と解析される。ここで、数3に示す、2乗誤差信号Rnkを考える。
【0038】
【数3】
Figure 0004253972
【0039】
上記数3により得られた値と所定のしきい値との比較処理を行うが、エネルギーの大きな解析レベルを選択してこのレベルだけについて比較処理しても良い。
【0040】
誤差信号演算は、全ての解析レベルについて行っても良く、その場合は、数4に示す、全ての解析レベルの誤差演算の値を加算する。
【0041】
【数4】
Figure 0004253972
【0042】
次に、数5に示す、上記数4により得られた値と所定のしきい値Qthと比較し、所定の類似性が認められるかを判定する。
【0043】
【数5】
Figure 0004253972
【0044】
例えば、映像信号については演算処理が容易なようにウェーブレット関数はHaar(ハール)ウェーブレットが考えられるがその他のウェーブレット関数を用いても良い。
【0045】
ここで上記で述べたような2乗誤差関数の他に相関関数を求めることも考えられる。例えば、下記の数6に示す、FFT解析又はDCT解析によるF(ω)とFn(ω)の相互相関関数m(ω,ω+τ)を考える。Tは所定区間とする。
【0046】
【数6】
Figure 0004253972
【0047】
ここで、更にτを時間変数とみなしてFFT解析を行いM(ω)が求められたとする。
【0048】
所定の相関性が検出されればこのM(ω)にはスペクトルピークが認められるので、下記の数7により、所定のしきい値Nthを設定しスペクトルピーク値M(ωpk)を比較する。
【0049】
【数7】
Figure 0004253972
【0050】
又、上記で述べたようなウェーブレット解析についても相関関数処理を行うことも考えられる。下記の数8に示す、Ck(x)とCnk(x)について相互相関関数H(ω,ω+τ)を考える。
【0051】
【数8】
Figure 0004253972
【0052】
ここでFFT解析を考えてNk(ω)が求められたとすると、所定の相関性が検出されればスペクトルピークNk(ωpk)が認められる。下記の数9に示すように、所定のしきい値Sthを設定し解析レベルkでの差信号Wkを求める。
【0053】
【数9】
Figure 0004253972
【0054】
ここで、解析レベルの内でエネルギーの一番大きな解析レベルだけに着目して所定のしきい値と比較しても良いが、ここでは、下記の数10に示すように、全ての解析レベルについて考えて差信号Wallを求める。
【0055】
【数10】
Figure 0004253972
【0056】
次に、下記の数11に示すように、上記数10により得られた値と所定のしきい値Ethと比較する。
【0057】
【数11】
Figure 0004253972
【0058】
以上のように解析比較処理を行うことができるのである。
【0059】
[4]本発明の情報信号処理方法動作フローチャート
図5は、本発明の動作フローチャートの一例である。ステップST1からスタートし指定数nと所定区間検出数mの初期値を0に設定する。ステップST3で所定区間を検出し、ステップST4で所定の特性を検出する。ステップST5では所定区間の検出回数mを1インクリメントし、ステップST6で指定が行われたかが判定される。
【0060】
指定が行われたと判定された場合は、ステップST7に移行し所定区間検出回数が2以上かが判定される。これは検出回数が1の場合は指定区間と同一になってしまうのでこれを避けるためである。ステップST6で指定が行われていないと判定された場合は、ステップST8に移行しそれ以前に指定がされているかどうかが判定され、指定されている場合はステップST13に移行し相関処理に移り、指定がされていない場合はステップST21にジャンプする。
【0061】
ステップST9で所定の回数n1以下かが判定される。これは指定数が多すぎると処理に時間がかかり過ぎるためと、指定数が多いと本発明の目的の一つであるダイジェスト再生あるいはスキミング動作が良好に行えない可能性が出てくるためである。所定回数n1より大きい場合は、ステップST12で表示又は音声などでユーザーに警告を行い、ステップST21に移行する。
【0062】
ステップST9で指定数が所定以下であると判定された場合は、ステップST10で指定数nを1インクリメントしてステップST11に移行し検出された所定の特性データをRAMなどの所定のメモリーに記憶する。ステップST13では後でループ処理を行うため指定数nを別の変数Kに代入し、ステップST14で所定の相関演算を行う。ステップST15で相関値が所定のしきい値と比較され所定の相関性が検出され類似性があると検出された場合は、ステップST16で所定の識別データが設定され、ステップST17でデータマルチプレックス処理に移行する。ステップST15で所定の相関性が検出されない場合は、ステップST17にジャンプし識別データを設定せずに処理を行う。
【0063】
ステップST17で所定のデータマルチプレックス処理されたデータは、ステップST18で変調などの記録に伴う所定の処理を行い所定のタイミングでデータが記録される。ステップST19ではループ処理を行うため所定区間検出数mを再度別の変数Lに代入し、指定数の変数Kを1ディクリメントする。
【0064】
ステップST20ではディクリメントされた指定数の変数Kが0かが判定され所定の相関処理が全て終了されたかが判定される。所定の処理が全て終了したと判定された場合は、ステップST21に移行し停止か否かが判定され、停止の場合はステップST22で停止し、停止しない場合はステップST3にジャンプし以上の処理ルーチンを繰り返す。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により長時間記録した野球や相撲などのスポーツ番組で打撃シーン出塁シーンや取り組みシーンなどユーザーが指定したシーンだけを識別信号を使用して選択的に再生することができる。これにより長時間記録した放送番組を効率的に短時間でスキミングやダイジェスト再生することができ効果的に内容を把握することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理図である。
【図2】記録時間と設定可能指定数の特性図の一例である。
【図3】所定区間処理方法の概念説明図である。
【図4】本発明の情報信号処理装置ブロック構成図の一例である。
【図5】本発明の動作フローチャートの一例である。
【符号の説明】
1:映像信号A/D系、2:映像信号処理系、3:メモリー系、4:映像信号特性解析系、5:メモリー系、6:音声信号A/D系、7:音声信号処理系、8:メモリー系、9:音声信号特性解析系、10:メモリー系、11:特性信号相関処理系、12:システムコントローラー、13:映像音声モニター系、14:識別信号生成系、15:データマルチプレックス系、16:記録信号処理系、17:記録媒体系、18:記録媒体駆動系

Claims (8)

  1. 所定の映像信号及び/又は音声信号を入力し、
    該入力した映像信号及び/又は音声信号の中から所定の第1の特性信号を検出し、
    上記入力した映像信号及び/又は音声信号の中から所定の時点を指定し、
    上記指定された時点を含む所定区間の映像信号及び/又は音声信号の中から所定の第2の特性信号を検出し、
    上記第1の特性信号と上記第2の特性信号とを所定の演算処理に基づいて比較判別処理しその結果に応じて識別信号を生成し、
    生成された上記識別信号を用いて、再生時に所定の区間の場面シーンだけを再生すること
    を特徴とする情報信号処理方法。
  2. 上記識別信号は上記映像信号及び/又は音声信号を記録する際に所定の記録媒体に記録すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報信号処理方法。
  3. 上記第1の特性信号と上記第2の特性信号は、上記入力した映像信号及び/又は音声信号に代替えできる実時間領域以外の信号で形成することを特徴とする請求項1に記載の情報信号処理方法。
  4. 上記比較判別処理は、誤差信号演算処理又は相関関数演算処理であることを特徴とする請求項1に記載の情報信号処理方法。
  5. 所定の映像信号及び/又は音声信号を入力する入力手段と、
    該入力手段からの映像信号及び/又は音声信号の所定の第1の特性信号を検出する第1の特性検出手段と、
    上記入力手段からの映像信号及び/又は音声信号において所定の時点を指定する指定手段と、
    該指定手段で指定された時点を含む所定区間の映像信号及び/又は音声信号の所定の第2の特性信号を検出する第2の特性検出手段と、
    上記第1の特性検出手段で検出した第1の特性信号と上記第2の特性検出手段で検出される所定区間の第2の特性信号とを所定の比較判別処理する判別処理手段と、
    該判別処理手段に基づく結果に応じて識別信号を生成する手段と、
    上記識別信号を生成する手段に基づき生成された上記識別信号を用いて、再生時に所定の区間の場面シーンだけを再生する再生手段と、
    を備えたことを特徴とする情報信号処理装置。
  6. 上記識別信号は上記映像信号及び/又は音声信号を記録する際に所定の記録媒体に記録することを特徴とする請求項5に記載の情報信号処理装置。
  7. 上記第1の特性検出手段及び上記第2の特性検出手段で検出する第1の特性信号及び第2の特性信号は、上記入力した映像信号及び/又は音声信号に代替えできる実時間領域以外の信号で形成すること
    を特徴とする請求項5に記載の情報信号処理装置。
  8. 上記比較判別処理は、誤差信号演算処理又は相関関数演算処理であることを特徴とする請求項5に記載の情報信号処理装置。
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