JP2003205189A - ボタン供給装置 - Google Patents

ボタン供給装置

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JP2003205189A
JP2003205189A JP2002003436A JP2002003436A JP2003205189A JP 2003205189 A JP2003205189 A JP 2003205189A JP 2002003436 A JP2002003436 A JP 2002003436A JP 2002003436 A JP2002003436 A JP 2002003436A JP 2003205189 A JP2003205189 A JP 2003205189A
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Yasushi Ono
安志 小野
Fumihiko Yoshida
文彦 吉田
Shinichi Sakamoto
眞一 坂本
Hiroshi Oda
洋 小田
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Juki Corp
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Juki Corp
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B3/00Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing
    • D05B3/12Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing for fastening articles by sewing
    • D05B3/22Article-, e.g. button-, feed mechanisms therefor
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05DINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES D05B AND D05C, RELATING TO SEWING, EMBROIDERING AND TUFTING
    • D05D2305/00Operations on the work before or after sewing
    • D05D2305/32Measuring
    • D05D2305/36Quality control

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボタン供給作業の作業性を向上できるボタン
供給装置を提供する。 【解決手段】 本発明のボタン供給装置(10)は、ミ
シン(1)のベッド部(2)側方のボタンセット位置
(P1)においてセットされたボタン(B)を、ベッド
部上方のボタン供給位置(P2)に供給するものであ
り、ボタンを保持するボタン保持台(30)を、縦胴部
側を通過させてボタンセット位置とボタン供給位置とに
亙って移動させる平行4節リンク機構(40)、平行4
節リンク機構を駆動する駆動手段(50)、駆動手段の
駆動を制御する制御手段(60)等を備える。従って、
駆動手段の駆動源としてモータを用いるものとすれば、
ボタンセット位置やボタン供給位置を任意に調節するこ
とが可能となり、ボタン供給作業の作業性及び精度を向
上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボタンをミシンに
供給するボタン供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、一つのボタン付け作業が終了
した後に自動的に次のボタンを供給するボタン供給装置
が知られている。図14に示すように、一般的なボタン
供給装置200は、ボタン穴の位置に対応した突起20
1aを備えたボタン保持台201、ボタン保持台201
を支持するアーム部202、アーム部202を水平面内
で旋回させて、ボタン保持台201をボタンセット位置
P1とボタン供給位置P2とに亙って移動させる空気圧
式の回転シリンダ203等から概略構成されている。な
お、図示はしないが、回転シリンダはブラケットを介し
てミシンアームの右側面に取り付けられている。
【0003】そして、ミシンのベッド部204側に設け
られ、縫製作業中にボタンを把持するボタンチャック部
205にボタンを供給する際には、まず、回転シリンダ
203を駆動させてボタン保持台201をボタンセット
位置P1まで移動させる。そして、ボタン保持台201
の突起201aをボタン穴に挿通してボタンをセット
し、ボタン保持台201をボタン供給位置P2まで移動
させる。そして、ボタンチャック部205では、左右に
対向するチャック片205aによりボタンを左右両側か
ら挟み込むことでボタンを把持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に、ボタン供給装置200の駆動源として空気圧式の回
転シリンダ203を用いる場合、ボタン保持台201を
予め設定したボタンセット位置P1とボタン供給位置P
2の2つの位置にしか停止させることができないため、
例えば、ボタンセット位置P1及びボタン供給位置を容
易に調節できないという問題があった。また、回転シリ
ンダ203を用いるため、例えば、作業者がボタン保持
台201にボタンをセットする際などに、アーム部20
2に対して水平方向の力が作用すると、ボタン保持台2
01が水平方向に位置ずれし、ボタンのセット作業が難
しいという問題があった。
【0005】また、ボタンセット位置P1をベッド部の
左側に設定したい場合に、上述のようなアーム部の右側
面に取り付けてあるボタン供給装置200をそのままア
ーム部の左側面に取り付けることができず、ボタン供給
装置200の製造コストが嵩むという問題があった。ま
た、ボタンセット位置P1とボタン供給位置P2とでは
ボタン保持台201の前後の向きが逆転するため、ボタ
ンセット位置P1においてセットしたボタンの向きと略
180度回転した向きでボタン供給位置P2において縫
製が行われることになり、ボタンがどのような向きで布
地に取り付けられるかを把握しづらいという問題があっ
た。
【0006】本発明の課題は、上述の問題を考慮したも
のであり、ボタン供給作業の作業性を向上できるボタン
供給装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載のボタン供給装置(10)は、ベッド
部(2)と、ベッド部から上方に起立する縦胴部(3)
と、縦胴部の上部からベッド部に略平行に前方に延出す
るアーム部(4)とを備えるボタン付けミシン(1)に
配設され、前記ベッド部側方のボタンセット位置(P
1)においてセットされたボタン(B)を、ベッド部上
方のボタン供給位置(P2)に供給するボタン供給装置
であって、前記ボタンを保持するボタン保持台(30)
と、前記ボタン保持台を、前記縦胴部側を通過させてボ
タンセット位置とボタン供給位置とに亙って移動させる
平行4節リンク機構(40)と、前記平行4節リンク機
構を駆動する駆動手段(50)と、前記駆動手段の駆動
を制御する制御手段(60)とを備えることを特徴とす
る。
【0008】請求項1記載の発明によれば、ボタン保持
台が縦胴部側を通って移動するので、ボタン保持台が、
ベッド部の前方に位置する作業者の付近を通過せず、ボ
タン供給装置の安全性を高めることができる。また、駆
動手段の駆動源としてモータを用いるものとすれば、ボ
タンセット位置やボタン供給位置を任意に調節すること
が可能となり、ボタン供給作業の作業性及び精度を向上
させることができる。
【0009】請求項2記載のボタン供給装置は、ベッド
部と、ベッド部から上方に起立する縦胴部と、縦胴部の
上部からベッド部に略平行に前方に延出するアーム部と
を備えるボタン付けミシンに配設され、前記ベッド部側
方のボタンセット位置においてセットされたボタンを、
ベッド部上方のボタン供給位置に供給するボタン供給装
置であって、前記ボタンを保持するボタン保持台と、前
記ボタン保持台を、前記縦胴部側を通過させてボタンセ
ット位置とボタン供給位置とに亙って移動させる平行4
節リンク機構と、前記平行4節リンク機構を駆動する駆
動手段と、前記駆動手段の駆動を制御する制御手段とを
備え、前記ボタン保持台、平行4節リンク機構及び駆動
手段の構成を変更することなく、前記ボタン付けミシン
の左右いずれの側にも配設可能であることを特徴とす
る。
【0010】請求項2記載の発明によれば、ボタン保持
台が縦胴部側を通って移動するので、ボタン保持台が、
ベッド部の前方に位置する作業者の付近を通過せず、ボ
タン供給装置の安全性を高めることができる。また、駆
動手段の駆動源としてモータを用いるものとすれば、ボ
タンセット位置やボタン供給位置を任意に調節すること
が可能となり、ボタン供給作業の作業性及び精度を向上
させることができる。また、前記ボタン保持台、平行4
節リンク機構及び駆動手段の構成を変更することなく、
前記ボタン付けミシンの左右いずれの側にも配設可能で
あるので、ボタン供給装置の製造コストを抑えることが
できる。
【0011】請求項3記載のボタン供給装置は、請求項
1または2記載のボタン供給装置であって、前記平行4
節リンク機構が、前記ボタン付けミシンに接合すると共
に、前記駆動手段を支持する固定部材(41)と、一方
の端部において前記駆動手段に連結し、該連結部分を中
心として略水平面内で回転する原動部材(42)と、前
記原動部材の他方の端部に回転可能に連結すると共に、
前記ボタン保持台と接合する従動部材(43)と、一方
の端部において前記従動部材に回転可能に連結すると共
に、他方の端部において前記固定部材に回転可能に連結
する回転部材(44)とを備えることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2と同様の効果を得られると共に、平行4節リンク
機構を構成する固定部材が、ボタン供給装置をボタン付
けミシンに取り付けるためのブラケットとしての機能
と、駆動手段を支持するためのブラケットとしての機能
も有するため、ボタン供給装置の部品点数を少なくし、
製造コストを抑えることができる。
【0013】請求項4記載のボタン供給装置は、請求項
3記載のボタン供給装置であって、前記原動部材及び前
記回転部材に略水平面内で回転可能に連結する補助部材
(112)を備えることを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明によれば、請求項3と
同様の効果を得られると共に、原動部材及び回転部材に
連結する補助部材を備えるので、平行4節リンク機構の
死点を通過させることができる。
【0015】請求項5記載のボタン供給装置は、請求項
1〜4のいずれか一つに記載のボタン供給装置であっ
て、前記ボタン保持台に保持されたボタンの向きが、前
記ボタンセット位置と前記ボタン供給位置とで変化しな
いことを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、ボタ
ンセット位置でセットしたボタンの向きがボタン供給位
置でも変化しない。従って、作業者は布地に取り付けら
れた状態のボタンの向きをボタンセット時に予め把握す
ることができる。
【0017】請求項6記載のボタン供給装置は、請求項
1〜5のいずれか一つに記載のボタン供給装置であっ
て、前記制御手段が、前記ボタン保持台をボタンセット
位置とボタン供給位置との間で待機させることを特徴と
する。
【0018】請求項6記載の発明によれば、請求項1〜
5のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、前記
ボタン保持台をボタンセット位置とボタン供給位置との
間で待機させる。従って、縫製作業中に、ボタン保持台
が次に供給するボタンを保持した状態で待機するものと
すれば、ボタン供給作業に要する時間を短縮できる。
【0019】請求項7記載のボタン供給装置は、請求項
1〜6のいずれか一つに記載のボタン供給装置であっ
て、前記制御手段が、前記ボタン保持台の停止位置を変
更することで、前記ボタンセット位置及びボタン供給位
置を調節可能であることを特徴とする。
【0020】請求項7記載の発明によれば、請求項1〜
6のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、前記
ボタンセット位置及びボタン供給位置を調節可能である
ので、ボタン供給作業の作業性を向上できる。
【0021】請求項8記載のボタン供給装置は、請求項
1〜7のいずれか一つに記載のボタン供給装置であっ
て、前記駆動手段がウォームギヤを備え、前記駆動手段
の駆動力がウォームギヤ(52)を介して前記平行4節
リンク機構に伝達されることを特徴とする。
【0022】請求項8記載の発明によれば、請求項1〜
7のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、駆動
手段の駆動力がウォームギヤを介して平行4節リンク機
構に伝達される。従って、例えば、作業者がボタン保持
台にボタンをセットする際に、ボタン保持台や平行4節
リンク機構に対して水平方向の力が作用した場合でも、
平行4節リンク側からはウォームギヤを駆動(回転)さ
せる力を伝達することはできず、換言すれば、ボタン保
持台はウォームギヤによって固定されることになる。従
って、ボタン保持台の水平方向へのずれを防いで、ボタ
ンセット作業の作業性を向上できる。
【0023】請求項9記載のボタン供給装置は、請求項
1〜8のいずれか一つに記載のボタン供給装置であっ
て、前記ボタン保持台にボタンがセットされたことを検
知する検知手段(センサ70)を備えたことを特徴とす
る。
【0024】請求項9記載の発明によれば、請求項1〜
8のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、検知
手段がボタン保持台にボタンがセットされたことを検知
するのでボタン供給作業の作業性が向上する。
【0025】請求項10記載のボタン供給装置は、請求
項1〜9のいずれか一つに記載のボタン供給装置であっ
て、前記ボタン保持台が、ボタンを保持するボタンセッ
ト部(31)を複数備えることを特徴とする。
【0026】請求項10記載の発明によれば、請求項1
〜9のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、前
記ボタン保持台が、ボタンを保持するボタンセット部を
複数備えるので、ボタンセット位置においてボタン保持
台に複数のボタンをセットすることでボタン供給作業の
作業性を向上できる。
【0027】請求項11記載のボタン供給装置は、請求
項10記載のボタン供給装置であって、前記複数のボタ
ンセット部のうち、いずれのボタンセット部にボタンを
セットすべきかを指示する指示手段(ランプ80)を備
えることを特徴とする。
【0028】請求項11記載の発明によれば、請求項1
0と同様の効果を得られると共に、いずれのボタンセッ
ト部にボタンをセットすべきかを指示手段が指示するの
で、ボタン供給作業の作業性が向上する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明のボ
タン供給装置の実施の形態を詳細に説明する。図1に示
すように、ボタン供給装置10は布地にボタンBを縫い
付けるボタン付けミシン1(以下、「ミシン」という)
に取り付けられるものであり、ミシン1はベッド部2
と、ベッド部2の後端部から上方に起立する縦胴部3
と、この縦胴部3の上部からベッド部2にほぼ平行する
ように前方に延びるアーム部4とから構成される。
【0030】ここで、ベッド部2の右側に設けられ、ボ
タン供給装置10にボタンBをセットする位置をボタン
セット位置P1とし、ベッド部2前端の上方に設けら
れ、チャックユニット20にボタンを供給する位置をボ
タン供給位置P2とする。なお、詳しい説明は後述する
が、ボタンセット位置P1とボタン供給位置P2は、略
左右方向に沿って設けられており、ボタン供給装置10
の平行4節リンク機構40はボタンセット位置P1とボ
タン供給位置P2の間に配置されている。
【0031】図1中の符号20はチャックユニット20
である。チャックユニット20はボタン供給位置P2に
配設され、左右に対向するチャック片21の間でボタン
Bを把持し、連結するボタン回転機構22によりボタン
Bを水平状態から垂直状態へ約90度回転させる装置で
ある。具体的には、ボタン回転機構22を構成するリン
ク(図示せず)、主リンク22a、回転体22b、チャ
ック支持腕22cにより、チャック支持腕22cを固定
リンクとする4節リンクが構成されており、図示しない
ボタン回転シリンダを駆動することで回転体22bが9
0度回転し、この回転体22bと一体にチャックユニッ
ト20が90度回転するようになっている。
【0032】そして、針棒(図示せず)が下端に縫針5
を保持した状態で、制御手段60(図9を参照)の制御
により、ミシンモータ(図示せず)を駆動源とする針上
下動機構(図示せず)により上下動すると共に、ミシン
モータと同期して駆動する針振り機構(図示せず)によ
り左右に揺動するようになっている。そして、布送り機
構(図示せず)がベッド部2上の布地を縫針5に対して
相対的に移動させつつ、縫針5とベッド部2内に設けら
れるルーパ(図示せず)との協働によりボタン縫製や根
巻き縫製を行うようになっている。ここで、ボタン縫製
とは、チャックユニット20によりボタンBを水平にし
た状態で縫製物に縫い付ける作業を指し、根巻き縫製と
は、チャックユニット20によりボタンBを垂直にした
状態でボタンBと布地間に形成された根糸を根巻きする
作業を指す。
【0033】ボタン供給装置10は、上述のように、ボ
タンセット位置P1においてセットされたボタンBをボ
タン供給位置P2まで搬送し、チャックユニット20に
供給する装置であり、図1〜図6に示すように、ボタン
保持台30、平行4節リンク機構40、駆動手段50
(回転モータ51及びウォームギヤ52)、制御手段6
0等から概略構成される。なお、本実施の形態において
は、ボタン保持台30、平行4節リンク機構40、駆動
手段50はアーム部4の右側面に配置されている。
【0034】ボタン保持台30はボタンBを水平状態で
保持するための部材であり、その端部において平行4節
リンク機構40の従動部材43に接合している。ボタン
保持台30の長手方向には複数(本実施の形態において
は2つ)のボタンセット部31が配設されており、ボタ
ン保持台30はボタンセット位置P1においてその長手
方向が前後方向に沿った状態で、ボタンセット部31が
前方、即ち、作業者側に位置するようになっている。各
ボタンセット部31には、ボタン穴の位置に対応した複
数のピン31aが取り付けられており、このピン31a
をボタン穴に挿通することで、ボタンBがボタン保持台
30に保持されるようになっている。
【0035】また、図7に示すように、ボタン保持台3
0には上下に貫通した開口32がボタンセット部31の
配設位置に形成されており、また、ボタンセット部31
の略中心部分であって、ボタンセット部31の開口32
に対応する位置にも開口31bが形成されている。そし
て、ボタン保持台30の下面には、各ボタンセット部3
1に対応したセンサ70(検知手段)が取り付けられて
おり、ボタンセット部31にボタンBがセットされて開
口32及び開口31bが閉じられると、センサ70がボ
タン検出信号を制御手段60に送信し、複数のボタンセ
ット部31のうちどのボタンセット部31にボタンBが
セットされたかを認識することができるようになってい
る。
【0036】また、ボタン保持台30には、各ボタンセ
ット部31に対応したランプ80(指示手段)が取り付
けられている。各ランプ80は作業者がボタンBをセッ
トする際に、どのボタンセット部31にボタンBをセッ
トするべきかを点灯により知らせるものである。例え
ば、ボタンセット位置P1においてボタン保持台30に
ボタンBを1つだけセットする際には、2つのランプ8
0のうち、セットされるべきボタンセット部31のラン
プ80が点灯する。また、ボタン保持台30にボタンB
を2つセットする際には、作業者が予めセットするボタ
ンBの順番を決めておき、2つのランプ80のうち最初
に点灯したランプ80に対応するボタンセット部31に
最初のボタンBをセットし、その後、他方のボタンセッ
ト部31に2番目のボタンBをセットする。
【0037】平行4節リンク機構40は、ボタン保持台
30をボタンセット位置P1とボタン供給位置P2とに
亙って移動させるための機構である。平行4節リンク機
構40は固定部材41と原動部材42と従動部材43と
回転部材44とを備える。固定部材41はアーム部4に
接合すると共に、駆動手段50を支持するための部材で
あり、略水平に配設される水平部45と、水平部45の
左側面から上方に延出する側面部46と、水平部45の
後部から上方に延出する背面部47とを備える。
【0038】側面部46は左右に貫通した開口46aを
備えており、この開口46aを介してアーム部4の右側
面にねじ止めされている。背面部47は前後に貫通した
開口47aを備えており、駆動手段50の回転モータ5
1は、その回転軸51aが開口47aに挿通された状態
で背面部47に固定されている。なお、詳しい説明は後
述するが、回転軸51aにはウォームギヤ52のウォー
ム52aが取り付けられている。水平部45は上下に貫
通した2つの開口45aを備える略矩形状の板体であ
り、これら開口45aに原動部材支持手段90及び回転
部材支持手段100が挿通されている。
【0039】原動部材支持手段90は、原動部材42を
水平面内で回転可能に支持すると共に、駆動手段50の
駆動力を原動部材42に伝達するために設けられ、筒体
91、回転軸92、ベアリング93等を備える。筒体9
1は水平部45の後方の開口45aに挿通された状態で
固定されており、回転軸92は筒体91内に挿通され、
ベアリング93により軸回りに回転可能に支持されてい
る。回転軸92の下端には原動部材42が固定されてお
り、回転軸92の上端にはウォームギヤ52のウォーム
ホイール52bが固定されている。そして、回転モータ
51の駆動により、ウォームギヤ52を介して回転軸9
2が軸回りに回転し、この回転軸92と一体に原動部材
42が回転するようになっている。
【0040】回転部材支持手段100は、回転部材44
を水平面内で回転可能に支持するために設けられ、筒体
101、回転軸102、ベアリング103等を備える。
筒体101は水平部45の前方の開口45aに挿通され
た状態で固定されており、下端に回転部材44が固定さ
れた回転軸102は筒体101内に挿通され、ベアリン
グ103により軸回りに回転可能に支持されている。原
動部材42は、上述のようにその一方の端部において原
動部材支持手段90の回転軸92に接合し、他方の端部
において従動部材43に回転可能に連結している。具体
的には、原動部材42の他方の端部側は、斜め下方に延
出するように形成されており、その先端部分には上下に
貫通する開口42aが形成されている。この開口42a
には従動部材43の端部から上方に突出して設けられた
略円筒形の第一の連結部材110が挿通されており、原
動部材42は第一の連結部材110を介して従動部材4
3に回転可能に連結する構成となっている。
【0041】従動部材43はボタン保持台30と接合
し、原動部材42の回転に従って移動する平面視略L字
状の部材である。上述のように、従動部材43の一方の
端部には第一の連結部材110が設けられており、従動
部材43は原動部材42と回転可能に連結している。ま
た、従動部材43の他方の端部には、略円筒形の第二の
連結部材111が設けられており、この第二の連結部材
111を介して回転部材44と回転可能に連結してい
る。そして、従動部材43の他方の端部から側方に延出
した部分にボタン保持台30が取り付けられている。
【0042】回転部材44は、上述のようにその一方の
端部において回転部材支持手段100の回転軸102に
接合し、他方の端部において従動部材43に回転可能に
連結している。具体的には、回転部材44の他方の端部
側は、斜め下方に延出するように形成されており、その
先端部分には上下に貫通する開口44aが形成されてい
る。この開口44aには従動部材43の端部から上方に
突出して設けられた略円筒形の第二の連結部材111が
挿通されており、回転部材44は第二の連結部材111
を介して従動部材43と回転可能に連結する構成となっ
ている。
【0043】ここで、図8に示すように、原動部材42
の両端を結ぶ直線、即ち、原動部材42と原動部材支持
手段90の回転軸92との接合点と、原動部材42と第
一の連結部材110との連結点とを結ぶ直線をL1とす
る。そして、回転部材44の両端を結ぶ直線、即ち、回
転部材44と回転部材支持手段100の回転軸102と
の接合点と、回転部材44と第二の連結部材111との
連結点とを結ぶ直線をL2とする。そして、従動部材4
3の両端を結ぶ直線、即ち、第一の連結部材110の接
合点と第二の連結部材111の接合点とを結ぶ直線をL
3とする。そして、原動部材42と原動部材支持手段9
0の回転軸92との接合点と、回転部材44と回転部材
支持手段100の回転軸102との接合点とを結ぶ直線
をL4とする。そして、平面視した場合に、直線L1と
直線L2とが平行となり、かつ、直線L3と直線L4と
が平行となるように固定部材41、原動部材42、従動
部材43及び回転部材44が連結されることで平行4節
リンク機構40が構成されている。
【0044】また、原動部材42の長手方向の略中央部
分と回転部材44の長手方向の略中央部分には補助部材
112が回転可能に連結している。そして、回転モータ
51が駆動すると、図8に示すように、原動部材42が
回転軸92との接合部分を中心として略水平面内で半時
計回り、即ち、縦胴部3側に向かって回転し始め、この
原動部材42の回転に従い従動部材43が後方に移動す
る。そして、従動部材43の移動に伴い回転部材44も
回転軸102との接合部分を中心として回転するが、平
行4節リンク機構40の性質上、直線L3と直線L4と
は常に平面視した場合に平行状態を維持して移動する。
従って、ボタン保持台30はボタンセット位置P1にお
ける向きを維持したまま、即ち、その長手方向が前後方
向に沿った状態で、ボタンセット部31が前方に位置し
たまま移動することになる。
【0045】その後、原動部材42、従動部材43及び
回転部材44が平面視同一直線L上に並ぶ、いわゆる死
点を迎える。この状態では、一般的な平行4節リンク機
構40では、従動部材43と回転部材44との連結点
は、直線Lに対して左右いずれの側にも位置することが
可能となるが、本実施の形態に示す平行4節リンク機構
40には補助部材112が取り付けられていることか
ら、従動部材43と回転部材44との連結点が直線Lに
対して右側に位置することなく、死点を通過することが
できる。その後、ボタン保持台30はボタン供給位置P
2のチャックユニット20近傍まで移動し、チャックユ
ニット20が左右に対向するチャック片21の間でボタ
ンBを把持することでボタン供給動作が完了する。
【0046】ここで、上述のように、平行4節リンク機
構40は略左右方向に沿って設けられているボタンセッ
ト位置P1とボタン供給位置P2との間に配置されてお
り、ボタン保持台30はボタンセット位置P1から略1
80度回転してボタン供給位置P2に至るようになって
いる。また、直線L1と直線L2は同一長さを有してい
ることから、原動部材42先端の回転軌跡R1と回転部
材44先端の回転軌跡R2は同径の円弧を描く。従っ
て、前後2つのボタンセット部31は順にボタン供給位
置P2を通過していき、ボタンBをチャックユニット2
0に供給することになる。また、ボタン供給位置P2に
おいて、ボタン保持台30は左右方向へほとんど変位せ
ず、前後方向に近似直線的に移動することになるので、
チャックユニット20が前方のボタンBを把持する場合
と後方のボタンBを把持する場合とで、チャックユニッ
ト20自体を前後のボタンBの位置に対応させて左右方
向に移動させる必要が無い。
【0047】図9には、ボタン供給装置10の駆動を制
御する制御手段60の構成を示した。なお、制御手段6
0には、ミシン1を構成する各種装置、例えばミシンモ
ータや針上下動機構、針振り機構、布送り機構、ボタン
回転機構22等の駆動源となるモータやシリンダ等も駆
動回路を介して接合するが、これら各種装置の説明は周
知であるため省略する。
【0048】制御手段60は、CPU61と、ROM6
2と、RAM63とを備え、システムバスにより各部が
相互にデータ入出力可能に接続されている。CPU61
は、ROM62に格納される制御プログラムや制御デー
タ、および、起動ペダル121、操作パネル122、原
点センサ123、ボタン検知用のセンサ70等から出力
される信号に従って、各種データ処理や駆動制御を行
う。RAM63は、CPU61の作業領域等として用い
られ、ROM62の格納内容、あるいはCPU61の演
算処理結果が格納される。
【0049】駆動回路120は、回転モータ51に接続
されており、CPU61の演算処理結果に基づき回転モ
ータ51を駆動制御する。また、制御手段60には各ボ
タンセット部31に対応したランプ80が接続されてお
り、演算結果に基づき、どのボタンセット部31にボタ
ンBをセットするかを点灯により知らせる。
【0050】起動ペダル121は、縫製者がミシン1を
操作する際に用いるものであり、作業者の起動ペダル1
21の踏み込み操作によって、ミシン1の駆動、停止等
の各種縫製指令がCPU61に出力される。操作パネル
122は、各種操作ボタンと表示部とを備え、作業者は
操作パネル122から縫製に必要な各種情報、例えば、
ボタンセット位置P1及びボタン供給位置P2の座標
や、必要に応じて、前後2つのボタンセット部31のう
ち、ボタンBをセットするボタンセット部31の指定、
あるいは2つのボタンセット部31へのボタンBのセッ
トの順番(ボタンセット順)等を入力する。入力された
情報はCPU61に出力されるとともに、表示部に表示
される。
【0051】また、制御手段60には各ボタンセット部
31に対応したセンサ70が取り付けられており、上述
のように、ボタンセット部31にボタンBがセットされ
ると、センサ70がボタン検出信号を制御手段60に送
信し、制御手段60では複数のボタンセット部31のう
ちどのボタンセット部31にボタンBがセットされたの
かを認識し、各種演算処理を行う。
【0052】以上のような構成を備えるボタン供給装置
10の動作について図10のフローチャートを用いて説
明すると、まず、ステップS1において作業者がミシン
1の電源スイッチをオンにし、その後、ステップS2に
おいて準備キーをオン操作する。すると、ステップS3
において原点センサ123がボタン供給装置10の原点
位置を検出するための原点検索を行ない、ステップS4
においてボタン保持台30がボタンセット位置P1まで
移動する。
【0053】そして、ステップS5において作業者は操
作パネル122を操作してサイクル入力、即ち、ボタン
供給装置10のサイクル動作に必要となる上述のような
各種情報を入力する。ステップS6においては、サイク
ル入力で指定されたボタンセット順に基づき、所定のラ
ンプ80を点灯させて、作業者にボタンBがセットされ
るべきボタンセット部31を知らせる。そして、ステッ
プS7において、作業者はランプ80が点灯しているボ
タンセット部31にボタンBをセットする。
【0054】ステップS8では、ボタンセンサ70から
の出力信号に基づいて、所定のボタンセット部31にボ
タンBがセットされているかどうかを判断し、Yesの
場合はステップS9に移行する。また、Noの場合はス
テップS11に移行して操作パネル122の表示部にエ
ラーを表示する。その後、ステップS12において作業
者がリセットスイッチを操作すると、ステップS6に移
行し、再び所定のランプ80を点灯させる。ステップS
9においては、回転モータ51を駆動させることで、ボ
タン保持台30をボタンセット位置P1から縦胴部3側
を通って、ボタン供給位置P2まで移動させる。
【0055】そして、ステップS10でチャックユニッ
ト20に所定のボタンBを把持させる。その後、ステッ
プS4に戻り、ボタン保持台30を再びボタンセット位
置P1に戻すことで、ボタン供給装置10の一連の動作
が終了する。その後、チャックユニット20がボタンB
を水平に把持した状態でボタン縫製を行ない、ボタンB
を垂直に把持した状態で根巻き縫製を行なう。これら縫
製が終了して、チャックユニット20に次のボタンBを
供給する際、つまり、2回目以降のボタン供給動作では
ステップS5でのサイクル入力は行わず、ステップS4
からステップS6に移行する。
【0056】本実施の形態に示したボタン供給装置10
によれば、平行4節リンク機構40を用いてボタン保持
台30をボタンセット位置P1とボタン供給位置P2と
に亙って移動させる。従って、ボタン保持台30はボタ
ンセット位置P1における向きを維持して、ボタンセッ
ト部31が前方に位置した状態のまま移動することにな
るので、ボタンセット位置P1でボタンセット部31に
セットしたボタンBの向きが、ボタン供給位置P2でも
変化せず、作業者は布地に取り付けられた状態のボタン
Bの向きを容易に把握することができる。また、ボタン
セット位置P1をベッド部2の左側に設定した場合で
も、図11に示すように、ボタン保持台30、平行4節
リンク機構40及び駆動手段50の構成を変更すること
なく、そのままアーム部4の左側面に取り付けることが
でき、ボタン供給装置10の製造コストを抑えることが
できる。
【0057】また、ボタン保持台30が縦胴部3側を通
って移動するので、ボタン保持台30がベッド部2の前
方に位置する作業者の付近を通過せず、ボタン供給装置
10の安全性を高めることができる。また、原動部材4
2と回転部材44に連結する補助部材112を備えるの
で、従動部材43と回転部材44との連結点が直線Lに
対して平面視した場合に右側に位置することなく、死点
を通過させることができる。
【0058】また、駆動手段50の駆動源として回転モ
ータ51を用いるので、ボタンセット位置P1やボタン
供給位置P2を操作パネル122を介して任意に調節す
ることが可能となり、ボタン供給作業の作業性及び精度
を向上させることができる。また、図12に示すよう
に、縫製作業中に、制御手段60の制御によりボタンB
を保持した状態のボタン保持台30をボタンセット位置
P1とボタン供給位置P2の間の位置で停止(待機)さ
せておくことも可能であり、この場合は、ボタン供給作
業に要する時間(サイクルタイム)を短縮できる。
【0059】また、回転モータ51の駆動力がウォーム
ギヤ52を介して平行4節リンク機構40に伝達され
る。従って、例えば、作業者がボタンセット部31にボ
タンBをセットする際に、ボタン保持台30や平行4節
リンク機構40に対して水平方向の力が作用した場合で
も、ウォームギヤ52に連結する原動部材支持手段90
の回転軸92は軸回りに回転しない。従って、ボタン保
持台30の水平方向へのずれを防ぐことができ、ボタン
セット作業の作業性を向上できる。また、どのボタンセ
ット部31にボタンBをセットすべきかをランプ80が
指示し、また、センサ70が所定のボタンセット部31
にボタンBがセットされたことを検知するのでボタン供
給作業の精度が向上する。
【0060】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、具体的な形状、構造、駆動源の種類等は適宜変更可
能であるのは勿論である。例えば、駆動手段50の駆動
源として駆動制御可能なリニアモータやソレノイド等の
周知の駆動源を用いてもよい。また、ボタン保持台30
の形状や機能についても適宜変更可能であり、ボタン保
持台30にボタンセット部31が1つだけ取り付けられ
るものとしても良く、あるいは、3つ以上取り付けられ
るものとしても良い。また、図13に示すように、ボタ
ン保持台130として、上面に板バネ131を供え、先
端に突起132を備えたものを用い、例えば、シャンク
ボタンやマーブルボタン等のボタン穴に突起132を挿
通させた状態で、板バネ131によりボタンBの表面を
押えることでボタンを保持するものとしてもよい。
【0061】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ボタン保
持台が縦胴部側を通って移動するので、ボタン保持台
が、ベッド部の前方に位置する作業者の付近を通過せ
ず、ボタン供給装置の安全性を高めることができる。ま
た、駆動手段の駆動源としてモータを用いるものとすれ
ば、ボタンセット位置やボタン供給位置を任意に調節す
ることが可能となり、ボタン供給作業の作業性及び精度
を向上させることができる。
【0062】請求項2記載の発明によれば、ボタン保持
台が縦胴部側を通って移動するので、ボタン保持台が、
ベッド部の前方に位置する作業者の付近を通過せず、ボ
タン供給装置の安全性を高めることができる。また、駆
動手段の駆動源としてモータを用いるものとすれば、ボ
タンセット位置やボタン供給位置を任意に調節すること
が可能となり、ボタン供給作業の作業性及び精度を向上
させることができる。また、前記ボタン保持台、平行4
節リンク機構及び駆動手段の構成を変更することなく、
前記ボタン付けミシンの左右いずれの側にも配設可能で
あるので、ボタン供給装置の製造コストを抑えることが
できる。
【0063】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2と同様の効果を得られると共に、平行4節リンク
機構を構成する固定部材が、ボタン供給装置をボタン付
けミシンに取り付けるためのブラケットとしての機能
と、駆動手段を支持するためのブラケットとしての機能
も有するため、ボタン供給装置の部品点数を少なくし、
製造コストを抑えることができる。
【0064】請求項4記載の発明によれば、請求項3と
同様の効果を得られると共に、原動部材及び回転部材に
連結する補助部材を備えるので、平行4節リンク機構の
死点を通過させることができる。
【0065】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、ボタ
ンセット位置でセットしたボタンの向きがボタン供給位
置でも変化しない。従って、作業者は布地に取り付けら
れた状態のボタンの向きをボタンセット時に予め把握す
ることができる。
【0066】請求項6記載の発明によれば、請求項1〜
5のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、前記
ボタン保持台をボタンセット位置とボタン供給位置との
間で待機させる。従って、縫製作業中に、ボタン保持台
が次に供給するボタンを保持した状態で待機するものと
すれば、ボタン供給作業に要する時間を短縮できる。
【0067】請求項7記載の発明によれば、請求項1〜
6のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、前記
ボタンセット位置及びボタン供給位置を調節可能である
ので、ボタン供給作業の作業性を向上できる。
【0068】請求項8記載の発明によれば、請求項1〜
7のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、駆動
手段の駆動力がウォームギヤを介して平行4節リンク機
構に伝達される。従って、例えば、作業者がボタン保持
台にボタンをセットする際に、ボタン保持台や平行4節
リンク機構に対して水平方向の力が作用した場合でも、
平行4節リンク側からはウォームギヤを駆動(回転)さ
せる力を伝達することはできず、換言すれば、ボタン保
持台はウォームギヤによって固定されることになる。従
って、ボタン保持台の水平方向へのずれを防いで、ボタ
ンセット作業の作業性を向上できる。
【0069】請求項9記載の発明によれば、請求項1〜
8のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、検知
手段がボタン保持台にボタンがセットされたことを検知
するのでボタン供給作業の作業性が向上する。
【0070】請求項10記載の発明によれば、請求項1
〜9のいずれか一つと同様の効果を得られると共に、前
記ボタン保持台が、ボタンを保持するボタンセット部を
複数備えるので、ボタンセット位置においてボタン保持
台に複数のボタンをセットすることでボタン供給作業の
作業性を向上できる。
【0071】請求項11記載の発明によれば、請求項1
0と同様の効果を得られると共に、いずれのボタンセッ
ト部にボタンをセットすべきかを指示手段が指示するの
で、ボタン供給作業の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態で示したミシンの概略を示す斜視
図である。
【図2】ボタン供給装置の構造を示す要部斜視図であ
る。
【図3】ボタン供給装置の構造を示す要部斜視図であ
る。
【図4】ボタン供給装置の構造を示す要部斜視図であ
る。
【図5】ボタン供給装置の構造を示す要部斜視図であ
る。
【図6】ボタン供給装置の構造を示す底面図である。
【図7】ボタン保持台の構造を示す要部斜視図である。
【図8】ボタン供給装置の動作を示す要部平面図であ
る。
【図9】ミシンの構成を示すブロック図である。
【図10】ボタン供給装置の動作を示すフローチャート
である。
【図11】ボタン供給装置をアーム部の左側面に取り付
けた状態を示す要部斜視図である。
【図12】ボタン供給装置の待機状態を示す要部斜視図
である。
【図13】ボタン保持台の他の構成を示す要部斜視図で
ある。
【図14】従来のボタン供給装置の構造を示す要部斜視
図である。
【符号の説明】
B ボタン P1 ボタンセット位置 P2 ボタン供給位置 1 ボタン付けミシン 2 ベッド部 3 縦胴部 4 アーム部 10 ボタン供給装置 30 ボタン保持台 31 ボタンセット部 40 平行4節リンク機構 41 固定部材 42 原動部材 43 従動部材 44 回転部材 50 駆動手段 52 ウォームギヤ 60 制御手段 70 検知手段(センサ) 80 指示手段(ランプ) 112 補助部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 眞一 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 (72)発明者 小田 洋 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 Fターム(参考) 3B150 AA23 BA06 BB01 BB02 CC01 CE04 CE09 CE22 CE23 CE25 CE27 EH01 EH09 EH17 GG02 JA03 JA07 JA11 JA30 JA32 LA46 LB01 NA42 NA79 NB13 NC03 NC06 NC11 QA06 QA07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド部と、ベッド部から上方に起立す
    る縦胴部と、縦胴部の上部からベッド部に略平行に前方
    に延出するアーム部とを備えるボタン付けミシンに配設
    され、前記ベッド部側方のボタンセット位置においてセ
    ットされたボタンを、ベッド部上方のボタン供給位置に
    供給するボタン供給装置であって、 前記ボタンを保持するボタン保持台と、 前記ボタン保持台を、前記縦胴部側を通過させてボタン
    セット位置とボタン供給位置とに亙って移動させる平行
    4節リンク機構と、 前記平行4節リンク機構を駆動する駆動手段と、 前記駆動手段の駆動を制御する制御手段とを備えること
    を特徴とするボタン供給装置。
  2. 【請求項2】 ベッド部と、ベッド部から上方に起立す
    る縦胴部と、縦胴部の上部からベッド部に略平行に前方
    に延出するアーム部とを備えるボタン付けミシンに配設
    され、前記ベッド部側方のボタンセット位置においてセ
    ットされたボタンを、ベッド部上方のボタン供給位置に
    供給するボタン供給装置であって、 前記ボタンを保持するボタン保持台と、前記ボタン保持
    台を、前記縦胴部側を通過させてボタンセット位置とボ
    タン供給位置とに亙って移動させる平行4節リンク機構
    と、前記平行4節リンク機構を駆動する駆動手段と、前
    記駆動手段の駆動を制御する制御手段とを備え、 前記ボタン保持台、平行4節リンク機構及び駆動手段の
    構成を変更することなく、前記ボタン付けミシンの左右
    いずれの側にも配設可能であることを特徴とするボタン
    供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のボタン供給装置
    であって、 前記平行4節リンク機構が、前記ボタン付けミシンに接
    合すると共に、前記駆動手段を支持する固定部材と、 一方の端部において前記駆動手段に連結し、該連結部分
    を中心として略水平面内で回転する原動部材と、 前記原動部材の他方の端部に回転可能に連結すると共
    に、前記ボタン保持台と接合する従動部材と、 一方の端部において前記従動部材に回転可能に連結する
    と共に、他方の端部において前記固定部材に回転可能に
    連結する回転部材とを備えることを特徴とするボタン供
    給装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のボタン供給装置であっ
    て、 前記原動部材及び前記回転部材に略水平面内で回転可能
    に連結する補助部材を備えることを特徴とするボタン供
    給装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一つに記載のボ
    タン供給装置であって、 前記ボタン保持台に保持されたボタンの向きが、前記ボ
    タンセット位置と前記ボタン供給位置とで変化しないこ
    とを特徴とするボタン供給装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一つに記載のボ
    タン供給装置であって、 前記制御手段が、前記ボタン保持台をボタンセット位置
    とボタン供給位置との間で待機させることを特徴とする
    ボタン供給装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一つに記載のボ
    タン供給装置であって、 前記制御手段が、前記ボタン保持台の停止位置を変更す
    ることで、前記ボタンセット位置及びボタン供給位置を
    調節可能であることを特徴とするボタン供給装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一つに記載のボ
    タン供給装置であって、 前記駆動手段がウォームギヤを備え、 前記駆動手段の駆動力がウォームギヤを介して前記平行
    4節リンク機構に伝達されることを特徴とするボタン供
    給装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか一つに記載のボ
    タン供給装置であって、 前記ボタン保持台にボタンがセットされたことを検知す
    る検知手段を備えたことを特徴とするボタン供給装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか一つに記載の
    ボタン供給装置であって、 前記ボタン保持台が、ボタンを保持するボタンセット部
    を複数備えることを特徴とするボタン供給装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載のボタン供給装置であっ
    て、 前記複数のボタンセット部のうち、いずれのボタンセッ
    ト部にボタンをセットすべきかを指示する指示手段を備
    えることを特徴とするボタン供給装置。
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