JP2002085869A - 根巻きボタン付けミシン - Google Patents

根巻きボタン付けミシン

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JP2002085869A JP2000282114A JP2000282114A JP2002085869A JP 2002085869 A JP2002085869 A JP 2002085869A JP 2000282114 A JP2000282114 A JP 2000282114A JP 2000282114 A JP2000282114 A JP 2000282114A JP 2002085869 A JP2002085869 A JP 2002085869A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煩雑な手間が掛からず根糸高さ及び根巻き高
さの設定を行うことができる根巻きボタン付けミシンを
提供する。 【解決手段】 ボタン保持ユニット20のボタンチャッ
ク21に保持されたボタンBUを水平状態と垂直状態と
に姿勢を変更可能とし、ボタンを水平状態にして生地に
縫い付けることで根糸縫製を行い、その後、ボタンを垂
直状態にしてボタンと生地間の縫い付け糸を根巻きする
ことにより根巻き縫製を行う根巻きボタン付けミシン1
0であって、生地からのボタンの高さを変更するように
ボタンチャックを駆動するチャック上下動駆動モータ2
2と、高さを特定する情報を、根糸縫製時及び根巻き縫
製時とで各別に設定する入力ボックス40と、設定され
た情報を表示する表示部90と、入力ボックス40の設
定に基づいて、ボタンチャックが根糸縫製時と根巻き縫
製時とでそれぞれ所望の高さとなるようにモータを制御
するCPU72等の制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボタン付けミシ
ン、更に詳細には、生地の厚さに応じたすくい量でボタ
ンを生地に縫製した後、ボタンと生地間の縫い付け糸
(根糸)を根巻きするボタン付けミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】根巻きボタン付け縫いミシンについて図
17及び図18を用いて説明する。このミシンの備える
機構には、ミシン針の昇降経路に対し、生地Cのボタン
縫着箇所を図18(b)に示すように折曲させた状態で
保持するタング1及びこれに対向して設けられた支持板
2と、ボタンBUを水平または垂直に保持し得るボタン
挟持部材(ボタンチャック)3を備えたボタン保持ユニ
ット4とが設けられている。ボタン保持ユニット4はミ
シン本体に回転可能に設けられた回転軸6に接続され、
回転軸6は接続されたエアシリンダ7の進退動により回
転する。この回転軸6の回転に伴いボタン挟持部材3は
揺動する。
【0003】以上の構成により以下のような作用を生ず
る。ボタンBUを生地Cに縫着するに際し、まず前記タ
ング1及び支持板2に保持された生地Cの上方に水平な
状態でボタンBUを位置させるようになっている(図1
8(a),(b)参照)。そして、ミシンが駆動される
と、縫い針5の昇降動作に同期してタング1、支持板2
及びボタン挟持部材3は共に水平移動を行い、ボタン縫
着孔Baに縫い針5を交互に落下させて、生地Cをすく
って生地CとボタンBとが所定間隔空いた状態の長さ
(根糸高さ)となる単糸環縫い目を形成させ、ボタンB
Uを縫着する。この後、縫着動作が終了すると、ボタン
挟持部材3は図18(c)に示すようにボタンBUをタ
ング1の先方に垂直な状態で保持させる。ここで再びミ
シンが駆動されると、タング1、支持板2及びボタン挟
持部材3は水平方向へ移動し、図19に示すように、ボ
タンBUと生地Cとの間を結ぶ縫目糸(根糸)Sa,Sbの
両側に縫い針5を交互に落下させ、縫い糸Sa、Sbに
根巻き縫いを施す。このようにして行う根巻き縫いに
は、ボタンBUの縫着強度の増強、縫着されたボタンB
Uのふらつきの防止などの効果に加え、ボタンホールに
ボタンをかけた際に、ボタンホールが縫い糸Sa、Sb
によって押し広げられてしまうという不体裁の発生を防
止することができるという効果もある。すなわち、根巻
き縫いを施すことにより、縫い糸Sa、Sbは根巻き糸
Scによって内方へ絞られ、細く収束した状態となるた
め、ボタンホールが大きく押し広げられることを防止し
ている。
【0004】さらにこのボタン付けミシンは高さ調節つ
まみ8を備えており、高さ調節つまみ8を回動させるこ
とによってボタン挟持部材3の高さが変更され、これに
よって生地からボタンまでの距離を変更することができ
た。ところが、このようなボタン付けミシンでは、高さ
調節つまみ8を手動で調節するようにしており、縫製途
中で高さを調節することができないので、根糸縫製時と
根巻き縫製時とを略同様の高さとすることしかできなか
った。これによって、図19に示すように、根糸縫製時
にかけられた張力が縫い糸Sa,Sbにそのまま発生す
ることになり、根糸縫製時の糸張力が、小さい場合には
縫い糸Sa,Sb間が縮まらず、見た目が悪いという問
題が生じ、また、大きい場合には図19(b)に示すよ
うに布Cが上方へと引き上げられてしまい、布Cの縫い
目形成部周辺にしわC1(エクボ)が発生し、見た目の
綺麗さが著しく損なわれるという問題が生じた。さら
に、上記根糸縫製時の糸張力が適度な場合であっても根
巻き糸が根糸(縫い糸Sa,Sbに相当)の中央部に集
約され略ツツミ状になり見た目が悪くなるとともに根巻
き糸が前記根糸の中央部に集約されることで根糸の両端
部がよれてしまい縫い目自体の強度が低下してしまうと
いう問題が生じた。
【0005】そこで、見た目がよく綺麗な縫製を行うよ
うに根糸高さ及び根巻き高さと変更するミシンが特許第
2655749号公報に開示されている。すなわち、こ
のボタン付けミシンは、ボタン挟持部材の高さを調節す
る高さ調節つまみの他に、該高さ調節つまみによって調
節された高さに加えてボタン挟持部材の高さを上昇させ
る押上げレバーと、この押上げレバーを駆動するシリン
ダと、押上げレバーによるボタン挟持部材の上昇高さを
調整する調整ネジを備えている。そして、根糸縫製に先
立ってシリンダにより押上げレバーを駆動してボタン挟
持部材の高さを高さ調節つまみによって調節された高さ
よりも上昇させ、この状態で根糸縫製を行い、縫製が終
了した後、シリンダを不作用状態にして押上げレバーを
戻すことでボタン挟持部材を下降し、続いてボタンを垂
直にして根巻き縫製が行われる。これによって根糸の張
力を根巻き縫製前に緩ませることができ、上記問題点を
解決している。
【0006】さらに、上述した構成の各根巻きボタン付
けミシンにおけるボタン挟持部材へのボタン供給は、周
知のように、ボタン供給部からボタンをボタン保持ユニ
ットのボタン挟持部材まで移送するボタンローダを用い
て行われている。上記構成のミシンでは、高さ調整ツマ
ミにより高さが調整されたボタン挟持部材に対応した位
置に合わせるようにして、ボタンローダのボタン保持部
の高さを調節し、ボタンキャリアのボタン保持部からボ
タンをボタン挟持部材に渡す構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記根
巻きボタン付けミシンでは、根巻き縫製時の高さは高さ
調節つまみのみにより決定され、根糸縫製時の高さは高
さ調節つまみ及び調整ネジとで決定されるため、根巻き
縫製時の高さを変更しようとして高さ調節つまみを操作
すると同時に根糸縫製時の高さも変わってしまうので、
根巻き縫製時の高さのみ変更する場合、根糸縫製時の高
さが変わらないように調節ネジも同時に操作する必要が
あり、作業に手間が掛かるものとなっていた。また、根
糸縫製時の高さと根巻き縫製時の高さをそれぞれ作業者
が調節する必要があり、作業に手間が掛かるものとなっ
ていた。また、サイクル縫いによって、根糸縫製時の高
さや根巻き縫製時の高さの異なるボタンを順次縫い付け
る場合には、その都度、両高さを変更しなければなら
ず、作業に手間がかかるものとなっていた。さらに、従
来の根巻きボタン付けミシンでは、シャンクボタンを使
用する場合には、作業者はねじを緩めることでボタン挟
持部材を調節する必要があり、作業者にとって手間がか
かるものとなっていた。
【0008】さらに、上述した構成の根巻きボタン付け
ミシンにおいて生地に縫い付けられるボタンの外形が先
に縫い付けられたボタンと異なる場合、ボタンの底面と
生地との距離を前記ボタンに好適な長さとするためにボ
タン挟持部材の高さを調節する必要があった。このた
め、従来の根巻きボタン付けミシンが備えるボタンロー
ダの構成では、ボタンローダのボタン挟持部材に対応し
て、ボタンの受け渡し位置を変更する必要が生じ、その
作業に手間がかかるものとなっていた。
【0009】本発明の課題は、煩雑な手間が掛からず根
糸高さ及び根巻き高さの設定を行うことができる根巻き
ボタン付けミシンを提供することである。また、本発明
の課題は根糸高さ及び根巻き高さの異なるボタンを順次
縫い付けるサイクル縫いを行う場合でも容易高さ変更が
できる根巻きボタン付けミシンを提供することである。
さらに、また本発明の課題は、シャンクボタンの使用に
合わせて容易にボタン挟持部材の高さを変更できる根巻
きボタン付けミシンを提供することである。また、本発
明の課題は、ボタンの外形に合わせてボタン挟持部材の
高さを変更できる根巻きボタン付けミシンを提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜3に示すよ
うに、ボタンホルダ(例えば、ボタン保持ユニット2
0)を水平な回転軸220を中心に回動して、ボタンホ
ルダのボタンチャック21に保持されたボタン(例え
ば、ボタンBU)を水平状態と垂直状態とに姿勢を変更
可能とし、前記ボタンを水平状態にして生地に縫い付け
ることで根糸縫製を行い、その後、ボタンを垂直状態に
してボタンと生地間の縫い付け糸を根巻きすることによ
り根巻き縫製を行う根巻きボタン付けミシン10であっ
て、生地からのボタンの高さを変更するように前記ボタ
ンチャックを駆動するモータ(例えば、チャック上下動
駆動モータ22)と、前記高さを特定する情報を、根糸
縫製時及び根巻き縫製時とで各別に設定する設定手段
(例えば、入力ボックス40等)と、前記設定された情
報を表示する表示手段(例えば、表示部90)と、前記
設定手段の設定に基づいて、ボタンチャックが根糸縫製
時と根巻き縫製時とでそれぞれ所望の高さとなるように
モータを制御する制御手段(例えば、CPU72等)と
を備えることを特徴とする。
【0011】請求項1記載の発明によれば、設定手段に
より各別に設定された根糸縫製時及び根巻き縫製時のボ
タンの高さを特定する情報が前記表示手段に表示され、
設定された情報に基づいて制御手段がモータ制御してボ
タンチャックが所望の高さとなるように駆動される。従
って、作業者は表示手段に表示された根糸縫製時及び根
巻き縫製時におけるボタンの高さを特定する情報を視認
できるので、作業性が向上する。また、根巻き縫製時の
接離位置のみを変更する場合、根巻き縫製時の接離位置
のみを変更すればよいので作業性の向上を図ることがで
きる。さらに、ボタンチャックの駆動を一つのモータに
より行っているので構成が簡単になりコンパクト化する
ことができる。なお、設定とは入力ボックス等の入力手
段によって入力することにより設定される入力設定や記
憶装置(RAM,ROM等)に記憶されるデータテーブ
ルから所望のデータを読み出すことにより設定される読
み出し設定が考えられる。また、高さを特定する情報と
しては、生地からボタンまでの距離や回転軸の中心から
ボタンまでの距離等が考えられるが、生地からボタンま
での距離であれば容易に完成品を予想することができ、
作業性がよい。さらに、高さを特定する情報としては、
例えば一方には生地からボタンまでの高さを設定し、他
方には該高さからの変位量を設定するようにしてもよ
い。
【0012】請求項2記載の発明は、例えば、図1〜図
3に示すように、ボタンホルダを水平な回転軸220を
中心に回動して、ボタンホルダ(例えば、ボタン保持ユ
ニット20)のボタンチャック21に保持されたボタン
(例えば、ボタンBU)を水平状態と垂直状態とに姿勢
を変更可能とし、前記ボタンを水平状態にして生地に縫
い付けることで根糸縫製を行い、その後、ボタンを垂直
状態にしてボタンと生地間の縫い付け糸を根巻きするこ
とにより根巻き縫製を行う根巻きボタン付けミシン10
であって、生地からのボタンの高さを変更するように前
記ボタンチャックを駆動するモータ(例えば、チャック
上下動駆動モータ22)と、根巻き縫製時における生地
からのボタンの高さを設定する設定手段(例えば、入力
ボックス40等)と、前記設定に基づいて根糸縫製時の
高さを決定し、ボタンチャックが根糸縫製時と根巻き縫
製時とでそれぞれ所望の高さとなるようにモータを制御
する制御手段(例えば、CPU72等)とを備えること
を特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明によれば、根巻き縫製
時における生地からのボタンの高さに基づいて、根糸縫
製時の高さが決定されるので、設定作業は根巻き縫製時
における生地からのボタンの高さのみの設定でよいか
ら、設定作業が簡略化される。なお、設定とは入力ボッ
クス等の入力手段によって入力することにより設定され
る入力設定や、記憶装置(RAM,ROM等)に記憶さ
れるデータテーブルから所望のデータを読み出すことに
より設定される読み出し設定が考えられる。また、根糸
縫製時における高さの決定は、根巻き縫製時における生
地からボタンの高さから演算によって算出してもよい
し、また、予め記憶装置(RAM,ROM,フロッピー
(登録商標)ディスク等)にデータテーブルとして、根
巻き縫製時における生地からボタンの高さに対応して根
糸縫製時における高さを記憶しておき、根巻き縫製時に
おける生地からボタンの高さを設定することによりデー
タテーブルから根糸縫製時における高さを読み出すよう
にしてもよい。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の根
巻きボタン付けミシンにおいて、前記設定に基づく根糸
縫製時における高さの決定が、演算によって算出される
ことを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、根
糸縫製時における高さの決定が、根巻き縫製時における
生地からボタンの高さから演算によって算出されるの
で、根糸縫製時における高さを全てデータとして持つ必
要がなくなり、その分のデータ容量を少なくすることが
できる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項2記載の根
巻きボタン付けミシンにおいて、例えば、図1〜図3に
示すように、根糸縫製時における高さを補正する補正手
段(例えば、CPU72、ROM71、RAM73等)
を備えることを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、根
糸縫製時の高さを補正することができるので、期待した
風合いが得られなかった場合、補正することで期待した
風合いを得ることができる。例えば、できあがったボタ
ンにいまだエクボができ期待した風合いが得られていな
い場合、根糸縫製時の高さを根巻き縫製時の高さに比べ
て更に高くするように補正することによって、エクボな
る現象を解消し期待した風合いを得ることができる。
【0018】請求項5記載の発明は、例えば図1〜図3
に示すように、ボタンホルダ(例えばボタン保持ユニッ
ト20)を水平な回転軸220を中心に回動して、ボタ
ンホルダのボタンチャック21に保持されたボタンBU
を水平状態と垂直状態とに姿勢を変更可能とし、前記ボ
タンを水平状態にして生地に縫い付けることで根糸縫製
を行い、その後、ボタンを垂直状態にしてボタンと生地
間の縫い付け糸を根巻きすることにより根巻き縫製を行
う根巻きボタン付けミシン10であって、生地からのボ
タンの高さを変更するように前記ボタンチャックを駆動
するモータ(例えば、チャック上下動駆動モータ22)
と、前記高さを特定する情報を、根糸縫製時及び根巻き
縫製時とで各別に設定する設定手段(例えば、入力ボッ
クス40等)と、複数のボタンに対応して前記情報を記
憶する記憶手段(例えばRAM73、ROM71等)
と、前記記憶手段からのボタン毎に高さ情報を順次呼び
出してモータを制御する制御手段(例えば、CPU72
等)とを備えることを特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明によれば、前記記憶手
段に記憶された、縫製される複数のボタンそれぞれに対
応する根糸縫製時及び根巻き縫製時の高さ情報に基づい
て前記制御手段はモータを駆動制御して2つ以上のボタ
ンを連続して縫製することができる。つまり、根糸縫製
時及び根巻き縫製時の高さをボタンが変わる毎に設定す
る必要がなく、連続して縫製するサイクル縫いができる
とともに、このサイクル縫いにおいても自動的に縫製す
ることができ、その作業が容易となる。
【0020】請求項6記載の発明は、ボタンホルダを水
平な回転軸を中心に回動して、ボタンホルダのボタンチ
ャックに保持されたボタンを水平状態と垂直状態とに姿
勢を変更可能とし、前記ボタンを水平状態にして生地に
縫い付けることで根糸縫製を行い、その後、ボタンを垂
直状態にしてボタンと生地間の縫い付け糸を根巻きする
ことにより根巻き縫製を行う根巻きボタン付けミシンで
あって、例えば、図1〜図14に示すように、生地から
のボタンの高さを変更するように前記ボタンチャックを
駆動するモータ(例えば、上下動駆動モータ22)と、
シャンクボタンとその他のボタンとを選択する選択手段
(例えば、CPU72、ROM71、RAM73等)
と、前記シャンクボタンを選択した場合に、シャンクボ
タンを縫製するべくモータを制御する制御手段(例え
ば、CPU72、ROM71、RAM73等)とを備え
ることを特徴とする。
【0021】請求項6記載の発明によれば、シャンクボ
タンを根巻き縫いで自動で容易に縫い付けることができ
る。
【0022】請求項7記載の発明は、例えば図1〜図1
4に示すように、ボタンホルダ(例えば、ボタン保持ユ
ニット20)を水平な回転軸220を中心に回動して、
ボタンホルダのボタンチャック21に保持されたボタン
を水平状態と垂直状態とに姿勢を変更可能とし、前記ボ
タンを水平状態にして生地に縫い付けることで根糸縫製
を行い、その後、ボタンを垂直状態にしてボタンと生地
間の縫い付け糸を根巻きすることにより根巻き縫製を行
う根巻きボタン付けミシン10であって、生地からのボ
タンの高さを変更するように前記ボタンチャックを駆動
するモータ(例えば、上下動駆動モータ22)と、前記
ボタンチャックへボタンを供給するボタンローダ(例え
ば、ボタンローダ50)と、ボタンチャックでの供給位
置に関する供給位置情報を記憶する記憶手段(例えば、
RAM73等)と、前記供給位置情報に基づいて前記モ
ータを制御する制御手段(例えば、CPU72、ROM
71、RAM73等)とを備えることを特徴とする。
【0023】請求項7記載の発明によれば、ボタンロー
ダによりボタンが供給される前記ボタンチャックは、前
記記憶手段に記憶された供給位置情報に基づき制御手段
のモータ制御により供給位置となるように駆動される。
したがって、ボタンチャック側で前記供給位置を調節で
きることにより、ボタンローダ側で供給位置を調節する
必要がなく、該ボタンローダによる供給位置を一定にし
てボタンをボタンチャックに確実に容易に供給すること
ができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1に示すように、この実施
の形態に示す根巻きボタン付けミシン10は、縫い針を
上下駆動させるとともに縫い針の上下動とともにルーパ
を駆動させることによりボタンのボタン孔から糸を通し
て生地に縫い付けたり根巻き縫製を行うミシン縫製部1
1、ボタンを挟持するとともに挟持したボタンを水平ま
たは垂直に切り替えて保持し得るボタン保持ユニット2
0、送り機構30、入力ボックス(入力手段、設定手
段)40、ボタンローダ50、ボタンローダ50を駆動
するボタンローダ駆動部60、電装ボックス70、電磁
弁80、表示部90等を備える。
【0025】ミシン縫製部11は、縫い針、ルーパなど
備えるとともに、これら縫い針、ルーパを駆動させる駆
動部を有し、駆動部を駆動させて糸を生地に縫い付ける
といった通常の縫製を行うものである。ボタン保持ユニ
ット20は、従来のボタン保持ユニットと同様に、ミシ
ン本体に水平に回転可能に設けられた回転軸(図2の2
20で示す)に接続され、回転軸220の回転により保
持するボタンを該ボタンが縫製されるべき生地に対して
水平状態にまた垂直状態に切り替えて保持することがで
きるように構成されている。そして、このボタン保持ユ
ニット20は、ボタンBUを保持するボタンチャック2
1、ボタンチャック21を上下動させるチャック上下動
駆動モータ22等を備え、回転軸220に連結されたチ
ャック揺動装置23としてのエアシリンダ23の駆動に
より、回転軸220を中心に揺動、つまりボタンが縫製
されるべき生地に対して水平な状態及び垂直な状態とな
るように構成されている。なお、本実施の形態における
回転軸220、回転軸220を回転させるエアシリンダ
23及び回転軸220に接続されたボタン保持ユニット
20と従来の図17で示す回転軸6、エアシリンダ7及
びボタン保持ユニット4との関係は、ボタン保持ユニッ
トの構成のみ異なり、他の構成は同様とされている。
【0026】ここでボタン保持ユニット20について図
3〜図6を参照して詳細に説明する。ボタン保持ユニッ
ト20は、回転軸(図2中、符号220)に固定されて
なり、ボタンを挟持した状態で保持するボタンチャック
21、ボタンチャック21を上下駆動させるチャック上
下動駆動モータ22、ボタンチャック21を着脱可能に
支持するチャック支持部23等とを備える。
【0027】ボタンチャック21は、ボタンBUを縫製
位置で保持するものであり、チャック支持部23に取り
付けられるチャック本体板部211と、このチャック本
体板部211に前後動可能に設けられたチャックアーム
212,213を有する。このチャックアーム212,
213は、水平で略平行に配置されており、チャック本
体板部211の裏面に形成される2本のスライド溝21
1a,211bにスライド可能に嵌合している。ここ
で、チャックアーム212の方がチャックアーム213
よりも動作方向に長尺なものとなっている。そして、そ
れぞれの先端部にはボタンを側方から挟み込むことによ
り挟持するチャック部217,218が互いに対向する
ように取り付けられている。
【0028】また、図4に示すように、チャック本体板
部211の下面には回転板215が軸部214により回
転可能に取り付けられている。回転板215の軸部21
4を挟んで両側には径方向に延びる長孔215a,21
5bが形成されており、この長孔215a,215bに
チャックアーム212,213の基端から突出するピン
212P,213Pが係合している。これによって、こ
の回転板215がチャックアーム212,213のスラ
イド溝211a,211bからの飛び出しを防止すると
ともに回転板215の回転によって長孔215a,21
5bがピン212P,213Pに作用してチャックアー
ム212,21をスライド溝211a,211bに沿っ
て移動させ、チャック部217,218を接離させる。
【0029】また、回転板215の長孔215a,21
5bの中間且つ下方には突出ピン215cが突出すると
ともにチャック本体板部211の左下の延出部先端には
突出ピン211cが突出しており、この両突出ピン21
5c,211cに付勢部材(バネ)216が架設されて
いる。この付勢部材216により、回転板215は常に
時計周りに回転するように付勢されている。つまり、こ
の付勢部材216によりチャック部217,218は常
に近接する方向に付勢された状態となっており、ボタン
を一層確実に挟持することができる構成となっている。
また、回転板215には、後述するチャック開閉作動レ
バー241が接続される。
【0030】また、チャック部217,218は、縫い
付けられるボタンの形状に対応して、それぞれチャック
アーム212,213に対し着脱可能に取り付けられ
る。つまり、図5に示すように、チャック部217,2
18には、ボタンを挟む挟持本体部分の他に、それぞれ
チャックアーム212,213のホルダ取り付け部21
21,2131の取付孔部2121a(2131a)に
挿入される取付軸部217a,218aが設けられてい
る。
【0031】取付軸部217a、218aの外周部には
周方向に延在する溝が設けられ、この溝が取付孔部21
21a(2131a)の内周壁から内側に出没可能に設
けられている突起部2121b(2131b)に嵌る。
この構成により、チャック部217,218は取り付け
部2121,2131に着脱自在となっている。なお、
突起部2121b、2131bは、付勢部材2121c
(2131c)により取付孔部2121a(2131
a)の内周壁から内側に突起しているものであり、取付
孔部の半径方向に進退可能となっている。このチャック
部217,218の挟持本体部分には、ボタンの周縁部
を内嵌させるための切り欠き部(図示省略)が形成さ
れ、これら切り欠き部は、チャック部217,218が
チャックアーム212,213にそれぞれ取り付けられ
た際に対向して水平方向に開口するように形成されてい
る。この切り欠き部どうしでボタンを挟むことにより、
ボタンの底面の高さを一定とすることができる。
【0032】次に、ボタンチャック21を上下動可能に
支持するチャック支持部23の構成について説明する。
なお、ボタンチャック21が上下動されて所定の高さに
配置されることにより、生地に縫い付けられるボタンの
根高さが設定される。チャック支持部23は、チャック
上下動駆動モータ22と、このチャック上下動駆動モー
タ22が固定される土台231と、土台231に上下動
可能に取り付けられる根高さ移動ベース245等を備え
る。チャック上下動駆動モータ22はパルスモータであ
り、モータ中継ケーブル101を介して電源信号が供給
され、モータ軸の先端には根高さ駆動歯車22aが根高
さ駆動歯車ネジ22bにより固定されている。
【0033】このチャック上下動駆動モータ22は、駆
動歯車22aが挿通される開口を備えたモータ調節板2
32に、止めネジ232aにより固定されている。この
調節板232を介してチャック上下動駆動モータ22は
土台231に取り付けられている。土台231は断面コ
字状に形成された本体部を有し、チャック上下動駆動モ
ータ22の駆動歯車22aが本体部の背板231aから
コ字状の内側に水平に突出するように調節板232がネ
ジ102を介して土台231に取り付けられている。土
台231には、上下方向に延在する根高さ駆動軸233
が上下動可能に設けられている。
【0034】この根高さ駆動軸233は、土台231の
上下板231b,231cの軸穴に取付られた軸受け2
31dに挿通され、両端部にEリング233bが取り付
けられることにより土台231から抜けないようになっ
ている。軸受け231dは、上下板231b,231c
に螺着された止めネジ231eにより土台231に固定
されている。この根高さ駆動軸233には、土台231
のコ字状の内側に配置される駆動歯車22aとかみ合う
ラック部233aが設けられている。土台231のコ字
状の内側で、駆動歯車22aにするラック部233aが
かみ合っているので、根高さ駆動軸233はチャック上
下動駆動モータ22の駆動により上下動するようになっ
ている。
【0035】また、土台231の上下板231b、23
1c間には、上下方向に根高さ駆動軸233と平行な根
高さガイド軸235が架設されている。なお、これら根
高さ駆動軸233及び根高さガイド軸235の外周には
グリースが塗布されており、それぞれに接触する部材が
円滑に摺動できるようになっている。さらに土台231
には、根高さ駆動軸233の移動位置に基づいて根高さ
の原点位置を検知する根高さ原点センサ236が取り付
けられている。
【0036】さらに 根高さ駆動軸233には、根高さ
移動ベース245が止めネジ245aを介して水平方向
に延在した状態で一体となるように取り付けられてい
る。この根高さ移動ベース245には、ボタンチャック
21のチャック本体板部211が固定される。また、根
高さ移動ベース245の一端部には、根高さガイド軸2
35に摺動するスライド部材246が固定されている。
このスライド部材246は根高さ駆動軸233が土台2
31に対して上下動する際に、根高さガイド軸235に
沿って摺動することにより、根高さ駆動軸233及び根
高さ移動ベース245自体が回転することを防止してい
る。
【0037】また根高さ移動ベース245には水平方向
に突出し、根高さ移動ベース245に取り付けられるボ
タンチャック21の位置決めを行う位置決めピン237
が設けられている。この位置決めピン237の先端は、
チャッククランプレバー238の軸部の先端部238a
に螺合可能である。この位置決めピン237をボタンチ
ャック21のチャック本体板部211の基端面に挿入
し、チャック本体板部211に設けられた取付部材21
1dの挿通部にチャッククランプレバー238の軸部を
挿入し、チャッククランプレバー238の先端部238
aを位置決めピン237に螺合することにより、ボタン
チャック21は根高さ移動ベース245に固定される。
【0038】さらに根高さ移動ベース245には、ボタ
ンチャック21のチャック部217,218の開閉を行
うためのシリンダ装置239が、シリンダ取付板240
を介して取り付けられている。シリンダ装置239はシ
リンダ取付板240の下部に固定されており、シリンダ
装置239が備える進退動可能なシリンダロッド239
aの先端には、チャック開閉作動レバー241が取り付
けられており、このチャック開閉作動レバー241の半
円切欠部241aはボタンチャック21の回転板215
の突出ピン215cに係合する(図4参照)。このシリ
ンダロッド239aの駆動によりボタンチャック21
7,218を移動させ、ボタンを挟持したり解放したり
できるようになっている。また、シリンダ取付板240
の上部には、根高さ原点センサ236に検出される原点
センサ板242が設けられている。つまり、根高さ駆動
軸233の移動に伴い、根高さ移動ベース245ととも
に移動するボタンチャック21の原点位置が検出される
ようになっている。なお、土台231の下方に形成され
る貫通穴231fに回転軸220が挿通されて固定され
ている。
【0039】上記のように構成されたボタン保持ユニッ
ト20の動作は、チャック上下動駆動モータ22が回転
することにより、チャック上下動駆動モータ22のモー
タ軸に結合されている駆動歯車22aが回転する。この
回転力が根高さ駆動軸233に伝達され、図2において
上下方向に駆動する。この根高さ駆動軸233に固定さ
れている根高さ移動ベース245が上下動する。このと
き根高さ移動ベース245の備えるスライド部材246
が根高さガイド軸235に沿って摺動し、根高さ移動ベ
ース245自体が軸方向に移動(ガタつくことがない)
しないようになっている。この根高さ移動ベース245
の移動により、該根高さ移動ベース245に結合されて
いるボタンチャック21が上下する。
【0040】なお、上記根高さ駆動軸233のラック部
233aと駆動歯車22aとでボタンチャック21を上
下動させる構成であるので、従来のようにカムを用いて
ボタンチャック21を上下動させる構成ではボタンチャ
ック21の上下移動幅が3mm程度であるのに対し、3
0mmの上下移動幅とすることができる。これにより生
地に縫い付けられるボタンのできあがり高さを従来より
大きくすることができ、30mmの範囲内において種種
のできあがり高さのボタンを縫製することができる。
【0041】送り機構30は、従来の根巻きボタン付け
ミシンの送り機構と略同様の構成であり、針、ルーパの
駆動に対応して駆動するものであり、送りフレーム3
1、すくい量調整機構駆動モータ32、送りフレーム3
1を縫製箇所に対応して所定の箇所に移動させるための
送りR軸(送りフレーム31を半径方向に移動させる)
モータ33、送りθ軸(送りフレーム31を円弧方向に
移動させる)モータ34等を備える。
【0042】送りフレーム31には、ボタンを縫い付け
るべき生地を折曲させて保持するとともに、その折曲位
置を縫い針の昇降経路中に位置させる板状のタング31
1(図2参照)と該タング311とで生地を保持する布
受け板312(図2参照)とが備えられている。なお、
すくい量調整機構駆動モータ32により、布受け板31
2の位置が決定し、この布受け板312の位置を変化さ
せることにより、縫い針の昇降位置に対して水平方向に
生地の折曲部分が移動し、これにより縫い針の針落ち位
置を変更して針のすくい量を変えることができる。
【0043】入力ボックス40は、生地に縫製されるボ
タンの根糸高さ及び根巻き高さを所定の高さ情報として
入力するためのものであり、例えば、テンキー等を備え
た操作パネル等を備える。この入力ボックス40で入力
された値の情報は電装ボックス70に送信される。
【0044】ボタンローダ50は、縫製されるボタンを
ボタンチャック21に移送するためのものであり、その
一例を図7〜図9に示す。ボタンローダ50は、チャッ
ク部217,218へのボタンの供給を自動化して、根
巻きボタン縫製作業の能率化を図るものであり、図7及
び図8に示されるように根巻きボタン付けミシンにおい
て、ミシン本体の側方に、縫製箇所(針落ち位置)から
所定間隔を開けた位置に配置されている。
【0045】ボタンローダ50は、ミシン本体部に固定
される基台61と、基台61上部に配置され、水平方向
に回転可能に取り付けられた回転台62と、回転台62
に前後動可能に設けられたスライド腕部63と、スライ
ド腕部63に設けられたボタン保持部64などとから構
成されている。基台61は長尺の水平な上面部を有する
とともに、エアシリンダ65が固定されている。回転台
62は、基台61に鉛直に設けられた回転軸66を中心
に回動自在となっているとともに、基台61に固定され
たエアシリンダ65にリンク67を介して連結されてい
る。つまり、回転台62はエアシリンダ65の駆動によ
り基台61に対して回転する。
【0046】スライド腕部63は、基端部で、回転台6
2に設けられたスリット62aを介して段ねじ63aに
よって取り付けられている。この段ねじ63aがスリッ
ト62aに沿って移動することにより、スライド腕部6
3は回転台62に対してスライド移動自在となってい
る。また、スライド腕部63は回転台62に固定された
エアシリンダ68のシリンダロッド68aの先端部に連
結されている。シリンダロッド68aはスライド腕部6
3のスライド移動方向と平行な方向に進退動するもので
あり、エアシリンダ68の駆動によってスライド腕部6
3は矢印方向に進退動するようになっている。
【0047】ボタン保持部64はスライド腕部63の先
端部に設けられており、ボタンを水平に保持可能となっ
ている。上記構成のうちエアシリンダ65、回転軸6
6,リンク67、回転台62、エアシリンダ68、スラ
イド腕部63等でボタンローダ駆動部60は構成されて
おり、ボタンローダ駆動部60を駆動させることで、ボ
タンローダ前後動(つまりボタン保持部64の前後
動)、ボタンローダ揺動(ボタン保持部64の揺動)を
行うことができる。よって、図8に示すように、ボタン
ローダ50は、回転台62の回転とスライド腕部63の
スライド移動によって、ボタン保持部64は仮想線で示
す位置に移動して、保持したボタンを供給位置SPへ供
給する。詳細にはミシンの縫製状態に対応して駆動する
ものであり、チャック部217,218により挟持され
たボタンが生地に縫い付けられた際に、チャック部21
7,218が挟持できる箇所(供給位置SP)に次に縫
製されるボタンを供給するように制御駆動される。
【0048】電装ボックス70は、その基本構成とし
て、予めミシンを制御するためのプログラムや、該プロ
グラムで使用されるデータが記憶されたROM71と、
ROM71から読み出したデータ、入力ボックス40か
ら入力もしくは設定されたデータ、プログラムに基づい
て後述するCPU72により算出されたデータ等が記憶
されるRAM73と、プログラムに基づく各種処理を行
なう上記CPU72とを備えるものである。上記ROM
71には、後述する根巻き縫いの根糸高さ及び根巻き高
さの設定からボタンの縫い付けまでの処理をCPU72
に行なわせるためのプログラムなどが記憶される。上記
RAM73には、図16に示される根巻き縫い縫製デー
タ、演算処理を行うための演算プログラムデータなどの
制御データが記憶されている。
【0049】そして、電装ボックス70のCPU72
は、図示しないインターフェースを介して、入力ボック
ス40に接続され、入力ボックス40から入力されるデ
ータに基づき制御データの選択及び変更を行なう。ま
た、CPU72は、インターフェースを介して、ミシン
縫製部11の主軸サーボモータを駆動するサーボモータ
ドライブ回路に接続され、主軸サーボモータの回転を制
御することにより、上軸や下軸を含む針棒、ルーパー及
びスプレッダの駆動機構を介して、針棒、ルーパー及び
スプレッダの動作を制御する。
【0050】また、CPU72は、インターフェースを
介して、送りフレーム31を駆動させる送りR軸モータ
(パルスモータ)33、送りθ軸モータ(パルスモー
タ)及びすくい量調整機構駆動モータ34をそれぞれ駆
動するドライブ回路に接続され、送りフレーム31のR
軸方向の動作、θ軸方向の動作及びすくい量の調整動作
を制御する。また、CPU72は、インターフェースを
介して、根巻きボタンの縫い付け作業において針棒とル
ーパー土台とを回転させるモータを駆動するパルスモー
タドライブ回路に接続され、針棒とルーパー土台の回転
を制御する。また、CPU72は、インターフェースを
介して、ボタンローダ50を駆動させるボタンローダ駆
動部(エアシリンダ65,68)60を駆動する電磁弁
80に接続され、ボタンローダ50の前後動及び揺動を
制御する。なお、CPU72は電磁弁80を介してボタ
ン保持ユニット20側の各駆動部(チャック揺動装置で
あるエアシリンダ23、ボタンチャック21のシリンダ
装置239、パルスモータであるチャック上下動駆動モ
ータ22等)も制御している。
【0051】次に、できあがり高さから根糸高さ及び根
巻き高さを求めるためにCPU72で計算される演算プ
ログラムを図2を参照しながら説明する。なお、Pはボ
タン穴芯間、Sはすくい量、Tは根巻き縫製時における
生地からボタンまでの距離(以下、単に「できあがり高
さ」と呼ぶ)、T1は根糸縫製時における回転軸220
中心からボタンまでの距離(以下、単に「根糸高さ」と
呼ぶ)、T2は根巻き縫製時における回転軸220から
ボタンまでの距離(以下、単に「根巻き高さ」と呼
ぶ)、T3は根巻き縫製時における生地から回転軸22
0中心までの距離(以下、単に「オフセット量」と呼
ぶ)、Bはボタン厚み、Hはボタン内径である。まずは
じめに、できあがり高さTから根糸高さT1を求める演
算式を作成する。
【0052】○でき上がり高さ時の必要なループ糸長さ
をRTとすると、 RT=2(P+B+T+S+2S’)…(但し、S=
S’と近似していると仮定する) ○根糸縫製時のループ糸総長さは
【数1】 式と式が等しいと判別し、これをT1について解く
と、
【数2】
【数3】 ここで、X=RT−P+H−2B,
【数4】 と式を置き換える。
【数5】 両項を二乗する (XーT1)2=Y2+(T1+S)22−2XT1+T12=Y2+T12+2ST1+S22−Y2−S2=T12−T12+2ST1+2XT1 2(S+X)T1=X2−Y2−S2
【数6】 となり、この式を用いることによって、できあがり高
さTから根糸高さT1が根糸縫製時の高さとして求まる
ので、ボタンチャック21を駆動して回転軸220中心
からボタンまでの距離がT1となるように移動すること
で、根糸縫製時における生地からボタンまでの高さを最
適な高さとすることができる。
【0053】次に、根糸縫製時におけるボタンチャック
の高さと根巻き縫製時におけるボタンチャックの高さと
の可変量αを求める。はじめに根巻き高さT2を求める
演算式を作成する。できあがり高さTとの関係からT=
T2+T3 ……が成り立つ。これをT2について解
くと、T2=T−T3 ……となる。そして、可変量
αは根糸高さT1と根巻き高さT2との差であるから、
α=T1−T2となるので、この式に式及び式を代
入した式によって、できあがり高さTから可変量αを求
めることができる。これによって、根巻き縫製時に、根
糸縫製時における高さから可変量αだけボタンチャック
21を移動することによって、ボタンチャック21を回
転軸220中心からボタンまでの距離がT2となるよう
に移動することができるので、根巻き縫製時における生
地からボタンまでの高さをできあがり高さTとすること
ができる。なお、実施の形態のボタン付け縫いミシンで
は、回転軸220が生地からオフセット量T3だけずれ
ているので、単にボタンチャック21を揺動しただけで
は、根巻き縫製時における生地からボタンまでの距離
が、根糸縫製時に比べて長くなってしまい根糸によって
生地を引っ張ってしまうが、上記のように可変量α移動
することでこのような不具合も解消することができる。
【0054】次に、本発明に係る根巻きボタン付けミシ
ンにおいてボタンを生地に縫い付ける動作を図11〜図
14に基づいて説明する。図11に示すように、まず、
根巻きボタン付けミシンの電源が投入されて(ステップ
S1)、ステップS2に移行する。ステップS2では、
電装ボックス70のCPU72によりミシンの各駆動部
に原点復帰の信号を送り、ステップS3に移行する。ス
テップS3では、各駆動部が原点復帰しているか否かの
判別を各駆動部の動作状態を検知する各センサーによっ
て行う。このとき、各駆動部が正常に原点復帰していれ
ば、ステップS5に移行し、正常でなければステップS
6に移行する。ステップS6では、図示しないエラー表
示部にエラーを表示させて、ステップS7に移行する。
ステップS7では電源を切りステップS8に移行する。
ステップS8でエラーを解除、修復を行ってステップS
1に移行する。
【0055】ステップS5においては入力ボックス40
を介して、各縫製データが入力されてステップS9に移
行する。本実施の形態では、できあがり高さ(T)か
ら、根糸高さ及び根巻き高さを自動調整するようにして
いるので、できあがり高さ(T)が入力される。その
他、入力されるデータは、ボタン穴径(H)、ボタン穴
芯間(P)、ボタン厚み(B)、すくい量(S)、ボタ
ン種類の選択(平ボタンかシャンクボタン等)、ボタン
受け渡し高さ(Tp)、根糸縫製スピード等である。ス
テップS9では生地に縫い付けられるボタン(入力され
たボタン)がシャンクボタンか否かを判別し、シャンク
ボタンであれば、ステップS10へ移行し、シャンクボ
タンでなければステップS11へ移行する。
【0056】<シャンクボタンでない場合>ステップS
11においてCPU72は、入力された縫製データと制
御プログラムに基づいて演算処理を行い、根糸高さ(T
1)を前述の式に基づいて算出し、また、根巻き高さ
(T2)を前述の式に基づいて算出してステップS1
2に移行する。ステップS12では、ステップS5にて
入力されたボタン受け渡し高さ(Tp)に基づいてチャ
ック上下動駆動モータ22を制御してボタンチャック2
1のチャック部217,218を上下動し、ボタンロー
ダ50のボタン保持部64によって供給位置SPへと供
給されるボタンをチャック部217,218に挟持さ
せ、ステップS13に移行する。ステップS13では、
演算して算出した値を修正するか否かを判別し、修正す
るのであれば、ステップS14に移行し、修正しないの
であればステップS15に移行する。なお、このステッ
プS13においては基本的に試し縫いを行った後で演算
値を修正するか否かを判別する。
【0057】ステップS14では、算出された演算値
(根糸高さ(T1)、根巻き高さ(T2))に補正値を
それぞれ付加する。なお、補正値は仕上がり根巻き高さ
補正値であり、生地ののび等により演算値にずれが生じ
るために付加されるものである。この補正値は通常0.
1mm単位で付加される。この処理の後、ステップS1
5に移行する。ステップS15では、オペレータによ
り、所定の縫製位置に縫製物をセットする。具体的に
は、ボタンが縫製される生地を所定の縫製位置で、布受
け板312とタング311とで折曲した状態(図2参
照)にセットする。ステップS15の後ステップS16
に移行する。
【0058】ステップS16では、タングを固定してス
テップS17に移行する。ステップS17では図示しな
い縫製物セットスイッチをオンしてステップS18に移
行して布押さえ装置を作動(ステップS18)させて、
ステップS19に移行する。ステップS19では、チャ
ック上下動駆動モータ22を制御してボタン保持ユニッ
ト20を移動させることで、ボタンチャック21を根糸
高さ(T1)に移動し、ステップS20に移行する。ス
テップS20では、ボタンチャック21を縫い始め点に
移動させてステップS21に移行する。
【0059】ステップS21ではセットスイッチがオン
されたかを判別し、オンされた場合ステップS22に移
行して縫製物を解除し、オンされなければステップS2
3に移行する。ステップS22において縫製物を解除し
た後、ステップS15に戻り再び縫製物をセットし直
す。ステップS23においては、根糸縫製スタートスイ
ッチが入力されてステップS24に移行する。ステップ
S24ではミシン縫製部11において針棒、ルーパ等を
駆動させて根糸縫製を開始し、ステップS25に移行す
る。ステップS25では根糸を切って根糸縫製を終了し
てステップS26に移行する。
【0060】ステップS26では、回転軸220(図2
参照)を回転させることにより該回転軸220の軸心を
中心として、ボタン保持ユニット20を揺動させてボタ
ンを90°反転(揺動)させて、ステップS27に移行
する。ステップS27では、可変量αを演算して求め、
この可変量αに基づいてボタンチャック21を根巻き高
さ(T2)に移動させてステップS28に移行する。ス
テップS28では、ミシン縫製部11を駆動させること
により根巻き縫製を開始してステップS29に移行す
る。ステップS29では、根巻き糸を切って根巻き縫製
を終了しステップS30に移行する。
【0061】ステップS30では根巻きボタンが縫い付
けられた縫製物を解除してステップS31に移行する。
ステップS31では布送り機構をボタン受け渡し位置
(水平方向におけるボタン供給位置)に移動してステッ
プS32に移行する。つまり布送り機構をボタン受け渡
し位置に移動することによりボタンチャックもボタン供
給位置SPに水平に移動させる。ステップS32ではボ
タンチャック21をボタンチャック高さTpに移動して
ステップS33に移行する。ステップS33ではボタン
チャック21のチャック部217,218にボタンロー
ダからボタンを受け渡し、その後、ステップS13に移
行し、以降ボタン縫い付け終了まで各動作処理を繰り返
す。
【0062】<シャンクボタンの場合>ステップS9で
シャンクボタンであると判別した場合、ステップS10
において根巻きの高さ(T2)を算出して、ステップS
35に移行する。ステップS35において、CPU72
は、根巻き高さ(T2)にシャンクボタン切替値ωを加
えた演算(T2=T2+ω)を行い、ステップS36に
移行する。ステップS36では、ボタンチャック高さを
ボタン受け渡し高さ(Tp)の位置に移動させて、ボタ
ンチャックにボタンをセットし、ステップS37に移行
する。ステップS37では、演算して算出した値を修正
するか否かを判別し、修正するのであれば、ステップS
38に移行し、修正しないのであればステップS395
に移行する。なお、このステップS13においては基本
的に試し縫いを行った後で演算値を修正するか否かを判
別する。
【0063】ステップS38では、算出された演算値
(根巻き高さ(T2)及び受け渡し高さ(Tp))に補
正値をそれぞれ付加する。なお、補正値は仕上がり根巻
き高さ補正値であり、生地ののび等により演算値にずれ
が生じるために付加されるものである。この補正値は通
常0.1mm単位で付加される。この処理の後、ステッ
プS39に移行する。ステップS39では、オペレータ
により、所定の縫製位置に縫製物をセットする。具体的
には、ボタンが縫製される生地を所定の縫製位置で、布
受け板とタングとで折曲した状態にセットする。ステッ
プS39の後ステップS40に移行する。ステップS4
0では、タングを固定してステップS41に移行する。
【0064】ステップS41では図示しない縫製物セッ
トスイッチをオンしてステップS42に移行し、布押さ
え装置を作動させる。ステップS42の後、ステップS
43に移行する。ステップS19では、ボタン保持ユニ
ット20を移動させることで、ボタンチャック21を根
巻き高さ(T2)に移動し、ステップS45に移行す
る。ステップS45では、回転軸220(図2参照)を
回転させることにより該回転軸220の軸心を中心とし
て、ボタン保持ユニット20を揺動させてボタンを90
°反転(揺動)させて、ステップS46に移行する。ス
テップS46では、ボタンチャック21を縫い始め点に
移動させてステップS47に移行する。ステップS47
ではセットスイッチがオンされたかを判別し、オンされ
た場合ステップS48に移行して縫製物を解除し、オン
されなければステップS49に移行する。
【0065】ステップS48において縫製物を解除した
後、ステップS39に戻り再び縫製物をセットし直す。
ステップS49においては、根巻き縫製スタートスイッ
チが入力されてステップS50に移行する。ステップS
50では根糸縫製を開始して根糸縫製を行い、ステップ
S51に移行する。ステップS51では、ミシン縫製部
11を駆動させることにより根巻き縫製を開始してステ
ップS52に移行する。ステップS52では、根巻き糸
を切って根巻き縫製を終了しステップS53に移行す
る。ステップS53では根巻きボタンが縫い付けられた
縫製物を解除してステップS54に移行する。ステップ
S54では布送り機構をボタン受け渡し位置に移動す
る。つまり、布送り機構をボタン受け渡し位置に移動す
ることによりボタンチャックもボタン供給位置に水平に
移動させてステップS55に移行する。
【0066】ステップS55ではボタンチャック21を
ボタンチャック高さTpに移動してステップS56に移
行する。このステップS55ではボタンチャック21を
ボタンが受け渡される高さ位置に移動している。ステッ
プS56ではボタンチャック21のチャック部217,
218にボタンローダからボタンを受け渡し、その後、
ステップS37に移行し、以降ボタン縫い付け終了まで
各動作処理を繰り返す。以上が根巻きボタンを縫い付け
るためのボタン保持ユニット、布送り機構などによる縫
製動作を示す処理であるが、次に、これら処理とともに
行われているボタンローダ50の動作処理について説明
する。
【0067】<ボタンローダ50の動作>図12に示す
ように、CPU72で行われる処理がステップS13や
ステップS14からステップS15に移行するととも
に、またはステップS37やステップS38からステッ
プS39に移行するとともに、それぞれステップS57
に移行する。
【0068】ステップS57はボタンローダ50駆動に
ついて行う処理であり、ボタンローダ駆動部60を駆動
してボタンローダ50を、オペレータによりボタンが供
給できる位置に状態で待機させ(ボタンセット待機状
態)てステップS58に移行する。ステップS58では
ボタンをボタン保持部でボタンを保持させて(ボタンプ
リセット)て、ステップS33あるいはステップS56
に移行するようになっている。また、ステップS33の
処理の後ステップS13に移行するとともに、あるいは
ステップS56の処理の後ステップS37に移行すると
とともに、ステップS33やステップS56からステッ
プS59に移行する。
【0069】ステップS59では、エアシリンダ68を
駆動(後退駆動)させてボタン保持部64をボタン受け
渡し位置から後退させ、ステップS60に移行する。ス
テップS60ではエアシリンダ65を駆動させることに
より、ボタン保持部64を回転台62とともに回転軸6
6を中心に回転してミシン側に移動(揺動)し、ステッ
プS61に移行する。ステップS61ではボタン保持部
64をエアシリンダ68の駆動により前進させて、縫製
作業領域から撤退させた状態とし、ステップS13やス
テップS37に移行する。
【0070】本実施の形態では、設定手段の構成として
入力ボックス40が用いられているが、他の方法として
は予め記憶装置(RAM、ROM等)にデータテーブル
として大、中、小なる文字に対応して、それぞれできあ
がり高さを、例えば、20mm、15mm、10mmと
して記憶しておき、入力ボックス40から大、中、小の
いずれかを選択することによって、それぞれに対応した
できあがり高さが読み出され、設定されるようにし、す
なわち、できあがり高さを読み出すCPU及びデータテ
ーブルを記憶する記憶装置によって設定手段を構成する
ようにしてもよい。
【0071】なお、本実施の形態では、できあがり高さ
(T)を入力するようにしているが、例えば、根糸高さ
T1と根巻き高さT2を直接入力するようにしてもよ
い。この場合、図10に示すように、入力する根糸高さ
及び根巻き高さを表示する表示部90と、それぞれの高
さを変更可能な操作キー41とにより、入力ボックス4
0を構成し、各高さに対応する操作キー41の上下矢印
を操作することにより各高さの数字を変更することがで
きる。なお、表示部間の白抜きの点は、小数点を意味
し、単位はmmである。また、入力する情報としては、
他に、根糸縫製時及び根巻き縫製時における生地からボ
タンまでの距離であってもよく、入力された情報に基づ
いてボタンチャックが根糸縫製時と根巻き縫製時とでそ
れぞれ所望の高さに制御できればよい。このような構成
とすることによって、オペレータ(作業者)は表示部9
0に表示された根糸高さ及び根巻き高さを視認できるの
で作業性が向上する。
【0072】<サイクル縫いについて>本実施の形態に
おける根巻きボタン付けミシンでは、根糸縫製及び根巻
き縫製を行う機構部分を電子制御方式に変更する事で、
できあがり根巻き高さが自由に設定可能とすると共に、
図16のデータ構成として、このデータをRAM71に
記憶させることで、更にサイクル縫いの指示があれば順
次このメモリーデータを呼び出す事で、縫製可能としサ
イクル縫いを行えるようにした。
【0073】図16において、縦項目はサイクル縫いで
最低限必要な入力データを示し、横項目は各縫製箇所を
示す。但し縫製箇所はN個までとし、説明上、四ヶ所の
サイクル縫いとして説明する。第一ボタン縫製はフロン
ト上部の縫製で、第二ボタン縫製はフロント下部の縫製
を示す。第一ボタン縫製と第二ボタン縫製の違いは布厚
みの違いから、すくい量のみのデータが異なっている。
次に第三ボタン縫製は、フロントの飾りボタン(シャン
クボタン)を示す。飾りボタンのボタンにはボタンホー
ルが嵌め合わされる事はなく根巻き高さはあまり必要と
しない。また飾り位置により布厚みも、第一ボタン、第
二ボタンとは異なった縫製条件となっている。この時根
巻き高さ駆動モータ22が駆動する事で対応可能となっ
ている。次に第四ボタン縫製は内側ポケット用ボタンを
示す。ボタン外形は第一〜第三ボタンとは異なり小径で
あり、さらに縫いパターンも二つ穴縫製となっている。
もちろんすくい量データ等も異なっている。この時ボタ
ンローダーを複数台持つ事でサイクル縫いパターンによ
ってボタンを供給するボタンローダーを選択できるよう
にすると好適である。又、ボタンローダーは休止(スキ
ップ)して手挿入でのボタンセットを待てるように構成
されている。
【0074】このように本発明に係る根巻きボタン付け
ミシンでは、根巻き高さを縫製過程の途中で変更可能で
あるので、第三ボタン縫製時にオペレータを介入させる
ことなく容易にサイクル縫いを行うことができる。また
従来では実施できなかった一台のミシンでフロントボタ
ン、飾りボタン(シャンクボタン)、袖ボタン、内側ボ
タン、肩ボタンなどとそれぞれ外形が異なるボタンを用
いて自由にサイクル縫いが行えるようになり一着縫製が
可能となっている。また、このようにボタン外形サイズ
が異なるボタンがあっても、サイクル縫いに支障を来す
ことなく効率の良い縫製作業を可能とすることができ
る。
【0075】なお、根糸縫製後に、根糸をそのままの状
態で根巻き縫製するだけでなく、ボタンを回転させるこ
とで根糸をねじり上げて柱状としてもよい。これによ
り、根巻きが確実及び風合いのある堅剛な根巻き縫製と
することができる。
【0076】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、設定手段
により各別に設定された根糸縫製時及び根巻き縫製時の
ボタンの高さを特定する情報が前記表示手段に表示さ
れ、設定された情報に基づいて制御手段がモータ制御し
てボタンチャックが所望の高さとなるように駆動され
る。従って、作業者は表示手段に表示された根糸縫製時
及び根巻き縫製時におけるボタンの高さを特定する情報
を視認できるので、作業性が向上する。また、根巻き縫
製時の接離位置のみを変更する場合、根巻き縫製時の接
離位置のみを変更すればよいので作業性の向上を図るこ
とができる。さらに、ボタンチャックの駆動を一つのモ
ータにより行っているので構成が簡単になりコンパクト
化することができる。
【0077】請求項2記載の発明によれば、根巻き縫製
時における生地からのボタンの高さに基づいて、根糸縫
製時の高さが決定されるので、設定作業は根巻き縫製時
における生地からのボタンの高さのみの設定でよいか
ら、設定作業が簡略化される。
【0078】請求項3記載の発明によれば、根糸縫製時
における高さの決定が、根巻き縫製時における生地から
ボタンの高さから演算によって算出されるので、根糸縫
製時における高さを全てデータとして持つ必要がなくな
り、その分のデータ容量を少なくすることができる。
【0079】請求項4記載の発明によれば、根糸縫製時
の高さを補正することができるので、期待した風合いが
得られなかった場合、補正することで期待した風合いを
得ることができる。
【0080】請求項5記載の発明によれば、前記記憶手
段に記憶された、縫製される複数のボタンそれぞれに対
応する根糸縫製時及び根巻き縫製時の高さ情報に基づい
て前記制御手段はモータを駆動制御して2つ以上のボタ
ンを連続して縫製することができる。つまり、根糸縫製
時及び根巻き縫製時の高さをボタンが変わる毎に設定す
る必要がなく、連続して縫製するサイクル縫いができる
とともに、このサイクル縫いにおいても自動的に縫製す
ることができ、その作業が容易となる。
【0081】請求項6記載の発明によれば、シャンクボ
タンを根巻き縫いで自動で容易に縫い付けることができ
る。
【0082】請求項7記載の発明によれば、ボタンロー
ダによりボタンが供給される前記ボタンチャックは、前
記記憶手段に記憶された供給位置情報に基づき制御手段
のモータ制御により供給位置となるように駆動され、ボ
タンチャック側で前記供給位置を調節できることによ
り、ボタンローダ側で供給位置を調節する必要がなく、
該ボタンローダによる供給位置を一定にしてボタンをボ
タンチャックに確実に容易に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る根巻きボタン付けミシンの全体構
成を示す概略ブロック図である。
【図2】同ミシンにおいてボタン保持ユニットに保持さ
れるボタンと、該ボタンが縫い付けられる生地との位置
関係を示す図である。
【図3】同ミシンにおいてボタンを挟持するボタン保持
ユニットの全体斜視図である。
【図4】図3のボタン保持ユニットが備えるボタンチャ
ックの底面図である。
【図5】ボタンチャックのボタンアームの先端の断面
と、該ボタンアームの先端から取り外された状態のチャ
ック部とを示す図である。
【図6】図3のボタン保持ユニットにおいてボタンチャ
ックを支持するチャック支持部の分解斜視図である。
【図7】根巻きボタン付けミシンの備えるボタンローダ
の側面図である。
【図8】根巻きボタン付けミシンの備えるボタンローダ
の平面図である。
【図9】同ボタンローダの斜視図である。
【図10】本発明に係る根巻きボタン付けミシンの備え
る表示部の一例を示す図である。
【図11】本発明の根巻きボタン付けミシンにおける根
巻きボタン縫い付け動作処理を説明するフローチャート
である。
【図12】本発明の根巻きボタン付けミシンにおける根
巻きボタン縫い付け動作処理を説明するフローチャート
である。
【図13】本発明の根巻きボタン付けミシンにおける根
巻きボタン縫い付け動作処理を説明するフローチャート
である。
【図14】本発明の根巻きボタン付けミシンにおける根
巻きボタン縫い付け動作処理を説明するフローチャート
である。
【図15】本発明に係る根巻きボタン付けミシンにより
縫い付けられたボタンの一例を示す図である。
【図16】本発明に係る根巻きボタン付けミシンにおい
てサイクル縫いを行う際に必要なデータの一例を示す図
である。
【図17】従来の根巻きボタン付けミシンの要部斜視図
である。
【図18】従来の根巻きボタン付けミシンによるボタン
縫いの方法を示す図であり、(a)は根糸縫い付け時の
ボタン給仕部材の状態を示す平面図、(b)は(a)の
側面図、(c)は根巻き縫製動作時のボタン挟持部材の
状態を示す図である。
【図19】従来の根巻きボタン付けミシンによるボタン
の縫い付け状態を示す図であり、(a)は図18(c)
の状態における縫い目糸の状態を示す側面図、(b)は
(a)に根巻き縫いを施した状態の出来上がり根巻き高
さを有する縫い目を示す側面図である。
【符号の説明】
10 根巻きボタン付けミシン 20 ボタン保持ユニット(ボタンホルダ) 21 ボタンチャック 22 チャック上下動駆動モータ(モータ) 40 入力ボックス(設定手段) 50 ボタンローダ 71 ROM(記憶手段) 72 CPU(設定手段、制御手段、補正手段、選
択手段、記憶手段) 73 RAM(記憶手段) BU ボタン BU1 シャンクボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 AA23 BB02 CE03 CE09 CE23 CE27 EH01 EH09 LA45 LA46 LB02 NA41 NA42 NB13 NB18 QA06 QA07 QA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボタンホルダを水平な回転軸を中心に回
    動して、ボタンホルダのボタンチャックに保持されたボ
    タンを水平状態と垂直状態とに姿勢を変更可能とし、前
    記ボタンを水平状態にして生地に縫い付けることで根糸
    縫製を行い、その後、ボタンを垂直状態にしてボタンと
    生地間の縫い付け糸を根巻きすることにより根巻き縫製
    を行う根巻きボタン付けミシンであって、 生地からのボタンの高さを変更するように前記ボタンチ
    ャックを駆動するモータと、 前記高さを特定する情報を、根糸縫製時及び根巻き縫製
    時とで各別に設定する設定手段と、 前記設定された情報を表示する表示手段と、 前記設定手段の設定に基づいて、ボタンチャックが根糸
    縫製時と根巻き縫製時とでそれぞれ所望の高さとなるよ
    うにモータを制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする根巻きボタン付けミシン。
  2. 【請求項2】 ボタンホルダを水平な回転軸を中心に回
    動して、ボタンホルダのボタンチャックに保持されたボ
    タンを水平状態と垂直状態とに姿勢を変更可能とし、前
    記ボタンを水平状態にして生地に縫い付けることで根糸
    縫製を行い、その後、ボタンを垂直状態にしてボタンと
    生地間の縫い付け糸を根巻きすることにより根巻き縫製
    を行う根巻きボタン付けミシンであって、 生地からのボタンの高さを変更するように前記ボタンチ
    ャックを駆動するモータと、 根巻き縫製時における生地からのボタンの高さを設定す
    る設定手段と、 前記設定に基づいて根糸縫製時の高さを決定し、ボタン
    チャックが根糸縫製時と根巻き縫製時とでそれぞれ所望
    の高さとなるようにモータを制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする根巻きボタン付けミシン。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の根巻きボタン付けミシン
    において、 前記設定に基づく根糸縫製時における高さの決定が、演
    算によって算出されること、 を特徴とする根巻きボタン付けミシン。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の根巻きボタン付けミシン
    において、 根糸縫製時における高さを補正する補正手段を備えるこ
    と、 を特徴とする根巻きボタン付け縫いミシン。
  5. 【請求項5】 ボタンホルダを水平な回転軸を中心に回
    動して、ボタンホルダのボタンチャックに保持されたボ
    タンを水平状態と垂直状態とに姿勢を変更可能とし、前
    記ボタンを水平状態にして生地に縫い付けることで根糸
    縫製を行い、その後、ボタンを垂直状態にしてボタンと
    生地間の縫い付け糸を根巻きすることにより根巻き縫製
    を行う根巻きボタン付けミシンであって、 生地からのボタンの高さを変更するように前記ボタンチ
    ャックを駆動するモータと、 前記高さを特定する情報を、根糸縫製時及び根巻き縫製
    時とで各別に設定する設定手段と、 複数のボタンに対応して前記情報を記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段からのボタン毎に高さ情報を順次呼び出し
    てモータを制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする根巻きボタン付けミシン。
  6. 【請求項6】 ボタンホルダを水平な回転軸を中心に回
    動して、ボタンホルダのボタンチャックに保持されたボ
    タンを水平状態と垂直状態とに姿勢を変更可能とし、前
    記ボタンを水平状態にして生地に縫い付けることで根糸
    縫製を行い、その後、ボタンを垂直状態にしてボタンと
    生地間の縫い付け糸を根巻きすることにより根巻き縫製
    を行う根巻きボタン付けミシンであって、 生地からのボタンの高さを変更するように前記ボタンチ
    ャックを駆動するモータと、 シャンクボタンとその他のボタンとを選択する選択手段
    と、 前記シャンクボタンを選択した場合に、シャンクボタン
    を縫製するべくモータを制御する制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする根巻きボタン付けミシン。
  7. 【請求項7】 ボタンホルダを水平な回転軸を中心に回
    動して、ボタンホルダのボタンチャックに保持されたボ
    タンを水平状態と垂直状態とに姿勢を変更可能とし、前
    記ボタンを水平状態にして生地に縫い付けることで根糸
    縫製を行い、その後、ボタンを垂直状態にしてボタンと
    生地間の縫い付け糸を根巻きすることにより根巻き縫製
    を行う根巻きボタン付けミシンであって、 生地からのボタンの高さを変更するように前記ボタンチ
    ャックを駆動するモータと、 前記ボタンチャックへボタンを供給するボタンローダ
    と、 ボタンチャックでの供給位置に関する供給位置情報を記
    憶する記憶手段と、 前記供給位置情報に基づいて前記モータを制御する制御
    手段とを備えることを特徴とする根巻きボタン付けミシ
    ン。
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