JP2007000334A - ボタン付けミシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 挟持腕51,51の後端を、その回動の支点となる段ねじ53,53よりも後方において互いに交差するように延出するとともに、該交差部に後方側から当接可能なピン55aを設け、下送りモータ34で下板56を前後自在に移動可能とすることで、挟持腕51,51の開き量を様々なサイズのボタンに最適な開き量に設定することを可能とした。また、開き量や開閉のタイミングは操作パネル83からの設定入力により制御部80において自在に制御可能となり、サイクル縫いミシンでのボタン付けが可能となった。
【選択図】図8
Description
このボタン保持部203の開閉は、スライド板202の前後方向への移動と連動しており、ボタン保持部203が閉じる方向(挟持方向)に移動する際にはスライド板202が前方に移動し、ボタン保持部203が開く方向に移動する際にはスライド板202が後方に移動するように溝が形成されている。また、このボタン保持部203には開閉ばね204が連結されており、ボタン保持部203は、開閉ばね204の弾性力によって閉じる方向即ち挟持方向に対して常時付勢された状態となっている。その結果、スライド板202は、常時前方側に付勢された状態となっている。
そして、ボタン保持装置200にボタンをセットする際には、ボタン保持部203が閉じる方向に作用する開閉ばね204の付勢力に抗して該ボタン保持部203の先端部を押し広げてボタンを装着するようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来のボタン保持装置200においては、スライド板202のY軸方向の待機位置を調節することで、該スライド板202に溝を介して連結されているボタン保持部203の開き量を調節するという構成を採っており、スライド板202の前後位置は、当該スライド板202に設けられた凸部202aを、下板201の上面を前後方向に摺動自在に設けられたストッパ205で係止することで位置決めするようになっていた。従って、下板201に対するストッパ205の前後位置は、ねじで手動調節しなければならず、手間がかかり作業効率を向上することができないという問題があった。更に、ボタンサイズが大きく変わる度に係る調整を手動で行わなければならないため、例えば、一連のボタン付けをサイクルごとに行う電子サイクルミシンにおいても、ボタンサイズが大きく変わる場合はボタンサイズが変わるごとに作業を中断しなければならず、円滑な縫製を行うことができないという問題があった。
前記送り台を前記前後方向に移動させる前後駆動手段と、前記送り台に支持されて前記挟持部の開閉に連動して移動又は揺動して位置又は角度を変位する変位部材と、ボタンを保持させる際の前記各挟持部の開き量を挟持されるボタンの径よりもやや小さめに調節するために、前記変位部材に当接して弾性部材の付勢力に抗して前記挟持部の挟持方向の変位を阻止するとともに前記変位部材に対する相対的な当接位置が位置調整可能に設けられた当接部材と、前記挟持部によるボタンの挟持後に、左右移動機構により前記針棒とルーパとを前記前後方向に直交する左右方向に相対移動させるとともに、前記前後駆動手段により前記挟持部により挟持されたボタンを前後方向に移動させつつ前記針とルーパとを駆動してボタンを被縫製物に縫付ける制御手段とを備えたボタン付けミシンにおいて、
前記当接部材は、前記送り台の前後移動による前記変位部材の進路から退避した退避位置と前記変位部材の進路内に進入した突出位置とに上下動可能に前記ミシンのベッドに支持されているとともに、前記挟持部に前記ボタンを保持させる際の前記送り台の前後位置を設定する設定手段と、前記当接部材を、前記退避位置と突出位置とに上下動させる当接部材駆動手段とを備え、前記制御手段は、前記挟持部にボタンを保持させる際に、前記当接部材駆動手段により前記当接部材を前記当接位置に突出させるとともに前記送り台を前記設定された前後位置に移動して前記変位部材と当接させ、かつ前記変位部材と前記当接部材との前記当接位置を調節することにより前記開き量を調整すると共に、前記挟持部によるボタンの挟持後におけるボタンの前記被縫製物への縫付けの開始前に、前記当接部材を前記退避位置に移動する制御を行うことを特徴とするボタン付けミシンである。
以下、本発明の実施形態たるボタン付けミシン100について、図1から図10に基づいて説明する。
図1はボタン付けミシン100の主要な構成を示す斜視図、図2はボタン付けミシン100の主要な構成を示すブロック図である。
ボタン付けミシン100は、上下動する縫い針11と図示しないルーパと糸寄せ部材との協働により、縫い糸によって被縫製物である布地にボタンを縫い付けるものである。
ボタン付けミシン100は、その下部に位置するミシンベッド103と、ミシンベッド103の後方の一端部から上方に立設されたミシン立胴部101と、ミシン立胴部101の上方からミシンベッド103に沿うように延設されたミシンアーム102とを備えており、その全体的な外形が略コ字状に形成されている。
なお、以下の説明において、後述する針板12の上面に平行であってミシンアーム102が延設された方向をY軸方向とし、Y軸方向に沿って図1における紙面手前側となる方向を前側、紙面奥側となる方向を後側とする。また、針板12の上面に平行であってY軸方向に直交する方向をX軸方向とし、X軸方向に沿って図1における左側となる方向を左側、図1における右側となる方向を右側とする。さらに、針板12の上面に垂直な方向をZ軸方向とし、Z軸方向に沿って図1における上側となる方向を上側、図1における下側となる方向を下側とする。
また、本実施形態たるボタン付けミシン100は、上記構成以外にも、通常のボタンを保持するボタン保持装置、針板12及び布保持手段22、タング15等、ボタン付け縫いを行う従来周知の各機能を備えている。
以下、各部を詳細に説明する。なお、ボタン付けミシン100におけるこれら各部について、従来周知な構成についてはここでは詳述せず、その概要について説明する。
針棒10は、その下端に保持された縫い針11を上下に駆動する従来周知の針上下動機構を構成しており、ミシンアーム102の内側に配設されると共に当該針棒10をその長手方向に沿って往復可能に支持する針棒支持枠体(図示略)と、ミシンモータ21の回転駆動力を直進方向の往復駆動力に変換して伝達する伝達機構(図示略)とにより、往復上下動可能に設けられている。
また、本実施形態たるボタン付けミシン100には、上記針棒10を、その下端が左右方向(X軸方向)に沿うように揺動させる左右移動機構として、従来周知の針振り機構を備えており、針振りモータ35(図2参照)の駆動により針棒10を揺動せしめ、布地に対してX軸方向における任意の位置に針落ちを行うことが可能となっている。
図示しないルーパは、針板12の下側であってミシンベッド103内に配置されている。このルーパは、ミシンベッド103内においてほぼY軸方向に沿って配設された図示しないルーパ軸により回転自在に軸支されており、縫い針11の上下動と同じ周波数で後方に向かう方向から見て反時計回りに回転駆動されるようになっている。
かかるルーパには、その回転半径の外側となる位置に縫い針11から縫い糸を捕捉するための爪が設けられている。そして、縫い針11がその下死点位置の近くにあるときに、ルーパの爪がその回転における上死点を通過するように位相が調整されており、針板12の下方まで突入してきた縫い針11から縫い糸の捕捉を行うようになっている。
つまり、ルーパは、上述した針駆動機構との協働により、力ボタンBを布地に縫い付ける従来周知の構成となっている。
縫い針11の下方には針板12が設けられており、当該針板12には縫い針11を挿通させる針穴が形成されている。針板12は、その上面がX−Y平面に平行となるようにミシンベッド103の上部に設けられている。
布保持手段22はミシンベッド103の先端部上面に位置する針板12に対して昇降可能に設けられており、その昇降動作を付与する布押さえシリンダ23が併設されている。そして、布押さえシリンダ23の駆動により布保持手段22に下降動作が付与されることにより、針板12上の布地が当該針板12と布保持手段22とにより挟持され、布保持が行われるようになっている。なお、針板12は、後述する下送りモータ34により送り台16とともに前後移動可能となっている。
タング15は、その基端部が本体フレーム104の先端下部においてX軸方向を中心として回動自在に保持されると共に、その先端部が後方に向かって延設されており、当該先端部の形状がへら状に形成された従来周知の構成となっている。そして、タング15は、ベタ縫い(針板12上に布地をセットしてボタン縫着を行う縫製)の際には、その先端部が縫い針11の上下動経路から離間する方向に退避され、すくい縫い又は根巻き縫いを行う際には、先端部が縫い針11の上下動経路に接近するようにその先端部で布地を折り返した状態で保持してすくい縫いを行うことを可能としている。なお、タング15もまた、下送りモータ34の駆動により前後に移動するようになっている。
ボタン保持装置は、針板12の上方でボタンを保持するボタン保持機構13と、ボタン移動機構とにより構成されている。
ボタン保持機構13は、縫い針11と針板12との間においてボタンの保持を行う。かかるボタン保持機構13は、二本のアームでボタンの外周を挟持し、各アームを介してボタンをX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に沿って任意に移動可能となっている。
また、各アームの先端部は、根巻き縫製を行うために、保持されたボタンをX軸方向を軸として90°回転させることが可能となっており、当該回転の駆動源となる回転シリンダ25が併設されている。そして、ボタンを立ち上げた状態で保持することも可能となっている。
ボタン移動機構は、ボタン保持機構13を介してボタンをそれぞれX軸方向、Y軸方向、Z軸方向に沿って移動位置決めするボタンX軸モータ31と、ボタンY軸モータ32と、ボタンZ軸モータ33とを備えている。そして、ボタン保持機構13を介してボタンをX−Y平面の任意の位置に位置決めすることで、縫い針11に対してボタンを任意に位置決めすることができると共に、ボタン保持機構13を介してボタンの昇降が可能となっている。
ミシンベッド103の先端部側の上部と下部を覆う外壁フレームは、当該ミシンベッド103に対して前後方向(Y軸方向)に沿って滑動可能に支持されており、前述した針板12,布保持手段22及びタング15は、かかる外壁フレームに取り付けられている。そして、この外壁フレームは、下送りモータ34により前後方向に移動位置決め可能となっている。つまり、布移動機構は、外壁フレームと下送りモータ34と有する構成からなり、これらにより、布保持手段22又はタング15に保持された布地を前後方向に沿って移動位置決めすることを可能としている。
送り台16は、図3及び図4に示すように、ミシンベッド103上に設けられ、その後端側が、Y軸方向に沿って延設されたロッド17及び下送りラック18を介して下送りモータ34に連結されている。下送りモータ34は、X軸方向に沿う回転軸を有するパルスモータであって、後述する制御部80と連結されていることにより、その駆動のタイミング及び駆動量を自在に制御することが可能となっている。
また、送り台16は、その前端側が、後述する力ボタン保持装置50とねじで連結されており、下送りモータ34の回動によって付与される当該送り台16のY軸方向に沿う前後方向の移動を力ボタン保持装置50に伝達し、当該送り台16と力ボタン保持装置50とが一体的に前後に移動することを可能としている。
ここで、本実施形態たるボタン付けミシン100に搭載される力ボタン保持装置50について図3〜図8に基づき詳しく説明する。
本実施形態における力ボタン保持装置50は、互いに近接するように弾力性が付与されて対向配置され前記弾力性に抗して力ボタンBを押し込むことにより力ボタンBを挟持する挟持部51a、51aを先端部に有し、送り台16に支持される一対の力ボタンBの挟持用の挟持腕51,51と、各挟持腕51,51における挟持部51a,51aの他端側に一体的に設けられ、挟持部51aの開閉に連動して揺動して角度が変位する変位部材としての揺動入力アーム部51b、51bと、挟持腕51,51の開閉に連動して位置が前後方向に変位するスライド板52と、力ボタンBを各挟持部51aの間にセットする際の挟持腕51,51の互いの開き量を調節可能とするように、前記変位部材に当接して弾性部材としての挟持用ばね54の付勢力に抗して挟持部51a,51aの挟持方向の変位を阻止する当接部材としてのピン55aと、ピン55aを退避位置と突出位置とに上下動させる当接部材駆動手段としての開閉用シリンダ55と、を備えている。
挟持腕51,51は、上述したように、力ボタンBを挟持するためのアーム部材であって、図5、図7及び図8に示すように、Y軸方向に沿ってほぼ並行に配設された一対の長尺な板状の部材からなり、その前端は互いの間隔が狭くなる方向に曲成されている。また、その後端に設けられた一対の揺動入力アーム部51bは、互いに交差するように曲成されている。そして、各挟持腕51,51は、それぞれその後端近傍の曲成部分において後述する下板56に段ねじ53,53を介して連結され、当該段ねじ53,53を支点としてX−Y平面に沿って回動自在に設けられている。
下板56は、その後端が送り台16の前端とねじで連結されたY軸方向にやや長尺な板状の部材であって、その略中央部を上下方向に貫通する略長方形の開口部56aと、該開口部56aよりも後方側において、上述した各揺動入力アーム51b,51bの交差位置の近傍に形成された開口部56bとを備えている(図5参照)。
なお、上記挟持腕51,51は、Y軸方向に沿うミシンベッド103の中心線を挟んで互いが左右対称となるように配設されている。
スライド板52は、X−Y平面に沿う下板56の略中央部に形成された略長方形の開口部56aの内側端部に沿って、Y軸方向すなわち前後方向にスライド移動自在に設けられている。かかるスライド板52には、図5において略ハ字状すなわち、Y軸方向の後方から前方にかけて次第に離隔された二つの左右対称な溝部52a、52aが形成されている。そして、上述した挟持腕51,51は、突起57,57が該溝部52a、52a内に摺動自在に挿入されることで、このスライド板52と係合している。このスライド板52の前端中央から正のY軸方向すなわち前方側にかけては力ボタンの前後位置を決める凸部52bが延出されている。
本実施形態における揺動入力アーム部51b,51bは、図5に示すように、そのX−Y平面に沿う開閉動作すなわち挟持動作の回動の支点となる段ねじ53,53よりも後方側で互いに交差しており、交差部よりも後方側となる端部が共に十分長く形成されている。
また、挟持用バネ54により、各挟持腕51,51が閉じる方向に常時付勢されているため、これら揺動入力アーム部51b,51bもまた常時閉じる方向に付勢された状態となっている。
そして、上記交差部の下方には、上述した下板56の開口部56bが配置され、開口部56bの下方には先端(上端)にピン55aを有する開閉用シリンダ55が配設されている。
かかる開閉用シリンダ55は、Z軸方向に沿ってピン55aを昇降するアクチュエータであって、本実施形態ではピン55aの上昇方向にのみ作動可能な単動シリンダを採用している。即ち、開閉用シリンダ55は、図6に示すように、ピン土台55bの内側にコイルばね55cを備えており、開閉用シリンダ55がOFFの状態では該コイルばね55cの付勢力によってピン55aが下降した状態となり、開閉用シリンダ55がONの状態ではコイルばね55cの付勢力に抗してピン55aを上昇し、その状態で保持するようになっている。
また、開閉用シリンダ55は、後述する制御部80により、その駆動の有無や駆動のタイミング等を自在に制御することが可能となっている。
また、ピン55aは、上記突出位置に配置された状態では、下板56上において左右対称にそれぞれ対向配置された各挟持腕51,51の対称の中心線上に配置されている(図5、図7参照)。
即ち、各挟持腕51,51の回動の支点となる段ねじ53,53よりも後方側で互いに交差するように曲成された各挟持腕51、51の後端部分に設けられた揺動入力アーム51b,51bは、本実施形態において挟持腕51,51の開閉に連動して揺動して角度を変位する変位部材として機能するようになっている。また、ピン55aは、下送りモータ34の駆動による各挟持腕51,51の前後位置の変動により、上記変位部材たる各挟持部51,51の揺動入力アーム部51b,51bに対する当接位置が、相対的に位置調整可能に設けられた当接部材として機能するものである。
次に、ボタン付けミシン100の制御系について説明する。
図2に示すように、ボタン付けミシン100は、制御手段であるCPU81を有する制御部80を備えており、この制御部80にはボタン付けミシン100の各部を駆動するための種々のアクチュエータ等が接続されている。
即ち、制御部80には、操作パネル83、電源スイッチ84、一時停止スイッチ86、スタートペダル89が接続されている。また、制御部80には操作パネル83を介して携帯型の不揮発性フラッシュメモリである外部メモリ87が接続されている。
また、本実施形態における操作パネル83は、挟持腕に挟持されたボタンの解放を指示入力する解放操作手段としても機能するようになっている。
外部メモリ87には、ボタン付け縫製を行うために必要となる複数の縫製データが記憶されている。かかる外部メモリ87への縫製データの入力は、前述した操作パネル83の他に、他のボタン付けミシンや外部のデータ入力装置から行うことも可能である。
なお、かかる縫製データは、操作パネル83により必要な各種のパラメータを入力することで生成することもできるし、ミシン以外の入力手段から縫製データが入力された外部メモリ87を制御部80に接続し使用することもできる。
回転シリンダ25は、ボタンを保持する挟持腕51,51において、「寝巻き縫製」或いは「すくい縫い」を行うためにボタンを縦に90度回転するためのシリンダである。
糸切りシリンダ26は糸切り用の図示しない動メスを駆動するための駆動源であり、タングシリンダ28は、タング15を縫製位置にセットする際に、タング15を縫製位置に移動させるための駆動源である。
メモリ82は、縫製制御を実行するための各種プログラムを記憶する記憶手段であり、特に、本実施形態におけるメモリ82には、ボタン付け縫いを行うための後述する各種のプログラムが格納されている。
本実施形態におけるCPU81は、縫製開始に先立ち挟持腕51,51による力ボタンBの挟持を行い、その後、本実施形態における左右移動機構としての針振り機構により針棒10とルーパとを左右方向に相対移動させ、下送りモータ34により、挟持腕51,51により挟持された力ボタンBを前後方向に移動させつつ縫い針11とルーパとを駆動して力ボタンBを布地に縫付ける制御を行う。
また、CPU81は、一連のプログラムに従って連続的にボタンを次々縫着する際に、例えば、複数のボタンを連続して縫いつける場合には、各ボタンのサイズとその順番、及び、各ボタンごとの針数(運針数)などの種々のデータが操作パネル83から入力され、複数のボタンについて連続的に縫製を行うプログラムが生成された場合に、その一連の設定データに基づく各プログラムに従って順番に縫製を行う。
また、CPU81は、自動的に次々と力ボタンを縫着する制御を行う際に、まず、開始段階(例えば、電源入力時)にボタンを保持するために挟持部51,51を開く制御を行う。
また、CPU81は、一つのボタンの縫着が終了した際に挟持腕51,51を開放した後、順次連続してボタン付けを続行するプログラムの設定入力が可能であって、それに従って次々と入力をするボタン付けミシンとしての基本機能を備えている。
また、上記制御において、送り台16を待機位置に移動させる制御を実行するタイミングは、例えば、一つのボタンのみを縫着する場合には、電源の投入時に実行し、或いは、電源の投入時から縫製を開始するまでの間に待機位置に移動する制御を行う。また、前述したように、複数のボタンを連続的に縫着する場合にあっては、各ボタンの縫い終わりから次のボタンの縫着までの間のタイミングで待機位置に移動させる制御を行う。かかる移動を行う際の判断としては、例えば、ボタン一つの縫着に対して予め設定された回数の針落ちが行われた後にその制御を実行してもよいし、ボタン縫着終了後、糸切りが実行された後に待機位置に移動する制御を行っても良い。
設定された待機位置から解放位置を算出するための差分量は、操作パネル83から自在に設定できる構成としてもよい。また、待機位置と解放位置とを、それぞれ個別に操作パネル83から自在に設定可能な構成としてもよい。
次に、図9に示すフローチャートに基づき、本実施形態たるボタン付けミシン100によるボタン保持動作について詳しく説明する。なお、以下の説明に先立ち、操作パネル83からの選択入力等により、予め縫製方法の種類、縫製の針数、縫製の形状等がメモリ82又は外部メモリ87に記憶されているものとする。
なお、実際は通常のボタンと力ボタンとが被縫製物を挟んで上下に縫い付けられるものであるが、以下のフローチャートでは、説明を簡略化するために力ボタンの縫い付けとともに行われる通常のボタンの縫い付けに関する制御及び動作は省略し、力ボタンの縫い付けに関する制御のみを示している。
なお、かかる「前後設定位置」には、例えば、縫製前に力ボタンをセットする際の送り台16の待機位置や縫製を開始する際の送り台16の前後方向における縫製開始位置、及び縫製後に力ボタンを解放する際の送り台16の開放位置等が含まれる。
なお、これらの「前後設定位置」は、挟持部51a,51aに挟持される力ボタンの材質や形状に合わせて作業者により操作パネル83により入力された値をメモリ82や外部メモリ87に記憶させておきステップS4で読み込んでも良いし、操作パネル83により力ボタンの外径を入力し、この外径をメモリ82や外部メモリ87に記憶させておき、ステップS4においてCPU81がこの外径に基づいてこれら「前後設定位置」を一括して算出し、算出された値を読み込むようにしても良い。これら、いずれの場合も、操作パネル83は、送り台16の前後位置を設定する設定手段として機能する。
ここで、送り台16が待機位置に移動される際、最前進位置では閉じた状態(図5参照)であった挟持腕51,51の揺動入力アーム部51b,51bが下送りモータ34の駆動により徐々に最前進位置から後退する。このとき、該揺動入力アーム部51b,51bの進行方向(後退方向)には、開口部56bから下板56の上方の突出位置に突出したピン55aがあり、該揺動入力アーム部51b,51bは、交差部の後方側にピン55aが当接することで左右に押し広げられ、挟持腕51,51が開放される。その際、揺動入力アーム部51b,51b(挟持腕51,51)の開き量は、ミシンベッド103に対して前後位置が固定されているピン55aに対して当該揺動入力アーム部51b,51bが相対的に後方となるほど広くなり、当該力ボタンBを挟持するために最適な開き量は、予め操作パネル83から入力されたボタンサイズに基づき、下送りモータ34により駆動される下板56の前後位置として算出される。そして、送り台16が待機位置に配置され、挟持腕51,51がボタンセットに最適な開き量に開放された際(図7参照)に、オペレータが各挟持部51a,51aの間に力ボタンBを前方側から押し込んで装着することで、挟持部51a,51aの間にボタンが挟持されるとともに凸部52bの前端が当接し、力ボタンBは3方向から支持される(図8参照)。なお、力ボタンBを押し込んで装着する際には、挟持用バネ54の弾性力に抗して、待機状態よりも僅かに広く挟持腕51,51が広げられる。
続いて、CPU81は、当該N番目のボタンの縫製が終了したか否かの判断を行い(ステップS11)、終了していない場合には縫製動作を続行する(ステップS11;No)。縫製終了の判断は、各ボタンごとに設定された針数のカウントによって行う。また、N番目の縫製が終了したと判断した場合(ステップS11;Yes)は、送り台16を最前進位置に移動させた後(ステップS12)、開閉用シリンダ55を駆動してピン55aを突出位置に上昇させ(ステップS13)、送り台16をボタン解放位置に移動する制御を実行する(ステップS14)。
ステップS15において、1サイクルの縫製が全て終了したと判断した場合(ステップS15;Yes)、処理を終了する。
以上のように、本実施形態たるボタン付けミシン100によれば、挟持腕51,51の開き量を、下送りモータ34で送り台16の前後位置を調節することにより制御可能な構成としたため、ボタンをセットする際や取り外す際に、自動的に最適な開き量となるように設定することが可能となる。
また、下送りモータ34としてパルスモータを採用することで、挟持部51a、51aの開き量を無断階に調節することが可能となり、様々なサイズのボタンをセットする際に最適な開き量となるように設定することができる。
本実施形態は、ボタンの前後方向の位置決めを行う下送りモータ34を駆動源として力ボタンの挟持腕51,51の開き量の調節を行うことを可能としているため、部品点数の低減を図ることができ、生産性の向上を図ることができる。
また、ボタンセット位置を操作パネル83で設定することにより、複数のボタンセット位置(待機位置)を記憶させておくことができ、外径が異なる複数のボタンを使用したサイクル縫いをスムーズに実現することができ、縫製効率を大幅に向上することができる。
また、各挟持腕51,51がボタンをセットする際に最適な開き量に自動で開くので、片手でも簡単に力ボタンをセットすることができる。
さらに、誤った外径のボタンをセットしようとすると、操作パネル83で設定されている力ボタンつまみ足の開き量が合わないことから、ボタンセット時に気付くことができ、誤ったサイズのボタンがセットされることを防止することができる。
また、ボタン解放機能を設けたことにより、ボタン解放スイッチが押下された際或いは縫製終了の際にボタンを取り外すオペレータの負担を軽減することができると共に、ボタンを取り外す際に、挟持部51a,51aと摺れることによるボタンの損傷を防止することができる。
また、ボタン交換機能を設けたため、誤ったサイズのボタンをセットした場合であっても容易にボタンの交換を行うことができる。
さらに、縫製終了後に開放位置に合わせることで挟持腕51,51を待機位置よりも広く開放するため、力ボタンを傷つけることなく容易に取り外すことが可能となる。
また、開閉用シリンダ55は、下板56の下方側に配置され、ピン55aが下板56の下方から上方に出没する構成としているが、これらを下板56よりも上方に配置して、ピン55aが上方から下方に突出することでピン55aが揺動入力アーム部51b,51bと干渉する構成としてもよい。
また、本実施形態では、挟持腕51,51後部の交差部をピン55aで押すことで開き量を調節する構成としているが、例えば、図10に示すように、スライド板52を変位部材としてスライド板52の前方に、突出板55d,55dを当接部材として突出させ、送り台16を前方に移動してスライド板52に当接させることで、力ボタン挟持部51,51の開き量を調節する構成としてもよい。
また、ボタン交換スイッチは、必ずしも操作パネル83に設ける必要はなく、ボタンを交換する際に操作可能な、当該ボタン付けミシン100上の何れかの位置に設けられていればよい。
また、本実施形態では、本発明を力ボタン保持装置に適用した場合を例に説明したが、本発明は、力ボタン保持装置に限らず通常の平ボタン等の通常のボタンを保持するボタン保持装置にも適用可能であることは言うまでもない。
11 縫い針
12 針板
13 ボタン保持機構
15 タング
16 送り台
17 ロッド
18 ラック
21 ミシンモータ
22 布保持手段
25 回転シリンダ
26 糸切りシリンダ
27 タングセンサ
28 タングシリンダ
31 ボタンX軸モータ(ボタン移動機構)
32 ボタンY軸モータ(ボタン移動機構)
33 ボタンZ軸モータ(ボタン移動機構)
34 下送りモータ(前後駆動手段)
35 針振りモータ(左右移動機構)
50 力ボタン保持装置
51 挟持腕(ボタン保持部)
51a 挟持部
51b 揺動入力アーム部(変位部材)
52 スライド板
52a 溝部
53 段ねじ
54 挟持用バネ
55 開閉用シリンダ
55a ピン
55b ピン土台
56 下板
56a、56b 開口部
57 突起
80 制御部(制御手段)
81 CPU
82 メモリ
83 操作パネル(設定手段)
87 外部メモリ
100 ボタン付けミシン
101 ミシン立胴部
102 ミシンアーム
103 ミシンベッド
B ボタン
Claims (5)
- ミシンのベッド上方に配置され下端に針を保持した針棒と、
前記ミシンのベッド下方に配置され、前記針との協働によりボタンを被縫製物に縫付けるルーパと、
ボタン及び被縫製物を載置して前記ミシンのベッド上を前記ミシンのアームの延在する方向に沿う前後方向に移動可能な送り台と、
互いに近接するように弾性力が付与されて対向配置され前記弾性力に抗してボタンを押し込むことによりボタンを挟持する挟持部を先端部に有し、前記送り台に支持される一対の挟持腕と、
前記送り台を前記前後方向に移動させる前後駆動手段と、
前記送り台に支持されて前記挟持部の開閉に連動して移動又は揺動して位置又は角度を変位する変位部材と、
ボタンを保持させる際の前記各挟持部の開き量を挟持されるボタンの径よりもやや小さめに調節するために、前記変位部材に当接して弾性部材の付勢力に抗して前記挟持部の挟持方向の変位を阻止するとともに前記変位部材に対する相対的な当接位置が位置調整可能に設けられた当接部材と、
前記挟持部によるボタンの挟持後に、左右移動機構により前記針棒とルーパとを前記前後方向に直交する左右方向に相対移動させるとともに、前記前後駆動手段により前記挟持部により挟持されたボタンを前後方向に移動させつつ前記針とルーパとを駆動してボタンを被縫製物に縫付ける制御手段とを備えたボタン付けミシンにおいて、
前記当接部材は、前記送り台の前後移動による前記変位部材の進路から退避した退避位置と前記変位部材の進路内に進入した突出位置とに上下動可能に前記ミシンのベッドに支持されているとともに、前記挟持部に前記ボタンを保持させる際の前記送り台の前後位置を設定する設定手段と、前記当接部材を、前記退避位置と突出位置とに上下動させる当接部材駆動手段とを備え、
前記制御手段は、前記挟持部にボタンを保持させる際に、前記当接部材駆動手段により前記当接部材を前記当接位置に突出させるとともに前記送り台を前記設定された前後位置に移動して前記変位部材と当接させ、かつ前記変位部材と前記当接部材との前記当接位置を調節することにより前記開き量を調整すると共に、前記挟持部によるボタンの挟持後におけるボタンの前記被縫製物への縫付けの開始前に、前記当接部材を前記退避位置に移動する制御を行うことを特徴とするボタン付けミシン。 - 前記挟持腕は、力ボタンの挟持用であることを特徴とする請求項1に記載のボタン付けミシン。
- 前記挟持腕に挟持されたボタンの解放を指示入力する解放操作手段を備え、
前記制御手段は、前記解放操作手段が操作されると、前記当接部材駆動手段により前記当接部材を前記突出位置に移動し、又は前記突出位置を維持するとともに前記送り台を前記変位部材と前記当接部材とが当接する方向に移動させて前記挟持部を互いに離れる方向に移動させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のボタン付けミシン。 - 前記制御手段は、前記挟持部を前記設定手段で設定された前後位置に基づく開き量よりも広く開放する制御を行うことを特徴とする請求項3記載のボタン付けミシン。
- 前記制御手段は、縫製終了時に前記当接部材駆動手段により前記当接部材を駆動して、前記当接部材を前記突出位置に移動させるとともに、前後駆動手段により送り台を駆動して、前記変位部材と前記当接部材とが当接する方向に移動させる制御を行うことで前記挟持部によるボタンの挟持を開放する制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のボタン付けミシン。
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- 2005-06-23 JP JP2005183302A patent/JP4660295B2/ja active Active
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