JP2004329407A - ボタン付けミシン及びボタン縫付方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】下ボタンの何れか二つの穴に掛け渡される縫い糸の数を減少させ、これにより、縫い不良の発生を抑制して、縫製物の商品価値を向上させる。
【解決手段】布地Mに縫い付けられる上ボタンA及び下ボタンBを保持する上ボタン保持部2及び下ボタン保持部4と、縫付動作制御手段(CPU71)とを備えるボタン付けミシン100である。縫付動作制御手段は、上ボタン及び下ボタンの一の穴A1、B1に通された縫い糸が、上ボタン及び下ボタンの他の一の穴A2、B2に通されるように、上ボタン保持部及び下ボタン保持部を駆動させる第一の縫付動作制御と、上ボタン及び下ボタンの何れか一の穴に通された縫い糸が、上ボタンの他の一の穴と下ボタンの一の穴に通されるように、上ボタン保持部及び下ボタン保持部を駆動させる第二の縫付動作制御とを組み合わせて布地に対する上ボタン及び下ボタンの縫い付けを実行する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボタン付けミシン及びボタン縫付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、布地上に上ボタンを縫い付け、さらに、上ボタンに対して布地を挟んで当該布地の反対側に下ボタンを縫い付けるボタン付けミシンが知られている。
【0003】
ところで、上ボタン及び下ボタンは、一般的に、下ボタンに対して上ボタンの方が径寸法が大きく、また、穴の個数が多くなっており(図5(a)及び図5(b)参照)、さらに、上ボタン及び下ボタンの穴間の距離が互いに異なるようになっているものもある。
そこで、穴の個数や穴間の距離や穴の配置等が異なる多種多様の上ボタン及び下ボタンを縫い付け可能に構成されたボタン付けミシンが開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1のボタン付けミシンは、例えば、穴間の距離が等しいが穴の個数が互いに異なる上ボタン及び下ボタンの縫い付けを行う場合、上ボタンを所定位置に固定した状態で、下ボタンを所定方向に移動させ、且つ、縫い針を所定の針振り方向に移動させることにより縫い付け可能となっており、また、穴の個数に関係なく穴間の距離が互いに異なる上ボタン及び下ボタンの縫い付けを行う場合、上ボタン及び下ボタンを個別に所定方向に移動させることにより縫い付け可能となっている。
【0004】
以下に、上記のボタン付けミシンによる上ボタン及び下ボタンの縫い付け手順について、図6を参照して説明する。
例えば、図6に示すように、ボタン付けミシンは、四つの穴A1〜A4を有する上ボタンAと二つの穴B1、B2を有する下ボタンBを縫い付ける場合、先ず、上ボタンAの二つの穴A1、A2と下ボタンBの穴B1、B2を用いて、これら両ボタンの縫い付けを行う。即ち、ボタン付けミシンは、先ず、1針目を上ボタンAの穴A1と下ボタンBの穴B1に落とし、次に、2針目を上ボタンAの穴A2と下ボタンBの穴B2に落とす。そして、1針目及び2針目と同様の針落ちを交互に所定回数、例えば5回繰り返した後、最終の針落ちである8針目を7針目と同様の針落ちとし、縫い糸を結んで切断することで、上ボタンAの四つの穴A1〜A4のうちの二つの穴A1、A2を介した上ボタンA及び下ボタンBの縫い付けを終了する。
次に、上ボタンAの残り二つの穴A3、A4と下ボタンBの穴B1、B2を用いて、上記と同様の手順で、当該上ボタンA及び下ボタンBの縫い付けを行う。
なお、上記のボタン付けミシンは、上ボタンA及び下ボタンBを、例えば単糸環縫いにより縫い付けるようになっており、これにより、下ボタンBの布地側と反対側にて縫い目が形成されることとなる。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−117465号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようにして上ボタン及び下ボタンの縫い付けを行うと、上ボタンの四つの穴のうち、何れか二つの穴及び残りの二つの穴には、それぞれ6本の縫い糸が掛け渡されるのに対し、下ボタンの二つの穴には、12本の縫い糸が掛け渡されることとなる。即ち、穴の個数が下ボタンの穴の個数に対して多い上ボタンを用いた場合、上ボタンの何れか二つの穴に掛け渡される縫い糸の数に対して下ボタンの何れか二つの穴に掛け渡される縫い糸の数が多くなるために、下ボタンの各穴に縫い糸を通す際の抵抗が大きくなって、縫い糸が引き上がらなかったり、下ボタンの穴に既に通された縫い糸に縫い針が刺さったりしてしまい、縫い不良が生じるといった問題がある。
また、下ボタンの布地と反対側にて縫い目が盛り上がった状態となり、ユーザに対する印象も悪くなるという問題もある。
【0007】
本発明の課題は、下ボタンの何れか二つの穴に掛け渡される縫い糸の数を減少させることができ、これにより、縫い不良の発生を抑制でき、縫製物の商品価値を向上させることができるボタン付けミシン及びボタン縫付方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば、図1及び図2に示すように、
上下動可能に設けられた縫い針(N)と、前記縫い針により布地(M)上に縫い付けられる上ボタン(A)を保持する上ボタン保持部(2)と、前記上ボタンに対して前記布地の反対側に前記縫い針により縫い付けられる下ボタン(B)を保持する下ボタン保持部(4)と、前記上ボタン保持部及び前記下ボタン保持部の各々を独立して前記縫い針に対して垂直な方向に駆動する駆動部(例えば、上ボタン保持部駆動部3、下ボタン保持部駆動モータ52)と、前記上ボタン及び前記下ボタンの縫い付け動作を制御する縫付動作制御手段(例えば、CPU71)と、を備えるボタン付けミシン(100)において、
前記縫付動作制御手段は、
前記縫い針の上下動により、前記上ボタン及び前記下ボタンの何れか一の穴どうし(例えば、穴A1、穴B1)に通された縫い糸が、前記上ボタン及び前記下ボタンの前記一の穴と異なる他の一の穴どうし(例えば、穴A2、穴B2)に通されるように、前記駆動部により前記上ボタン保持部及び前記下ボタン保持部を駆動させる第一の縫付動作制御と、
前記縫い針の上下動により、前記上ボタン及び前記下ボタンの何れか一の穴どうしに通された縫い糸が、前記上ボタンの前記一の穴と異なる他の一の穴と前記下ボタンの前記一の穴に通されるように、前記駆動部により前記上ボタン保持部及び前記下ボタン保持部を駆動させる第二の縫付動作制御と、を実行可能に構成され、
前記第一の縫付動作制御と前記第二の縫付動作制御とを組み合わせて前記布地に対する前記上ボタン及び前記下ボタンの縫い付けを実行することを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、縫付動作制御手段によって、第一の縫付動作制御と第二の縫付動作制御とが組み合わされて布地に対する上ボタン及び下ボタンの縫い付けが実行されるので、第一の縫付動作制御においては、上ボタン及び下ボタンの何れか二つの穴に縫い糸が掛け渡されることとなるが、第二の縫付動作制御においては、上ボタンの何れか二つの穴及び布地に縫い糸が掛け渡されることとなって、下ボタンの何れか二つの穴に掛け渡される縫い糸の数を減少させることができる。即ち、上ボタン及び下ボタンの各穴には、ボタンの縫付動作の進行に伴って縫い糸が通されていくが、下ボタンの何れか二つの穴に掛け渡される縫い糸の数を減少させることができるので、下ボタンの各穴に縫い糸を通す際に縫い糸が引き上がらなかったり、下ボタンの穴に既に通された縫い糸に縫い針が刺さったりするといった縫い不良の発生を抑制することができる。
また、下ボタンの布地と反対側にて形成される縫い目の数を減少させることができるので、縫い目が盛り上がった状態となり難くなって、当該縫い目のユーザに対する印象を向上させることができる。
従って、上ボタン及び下ボタンが縫い付けられた縫製物の商品価値を向上させることができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、例えば、図3に示すように、請求項1に記載のボタン付けミシンにおいて、
前記下ボタンには、二つの穴(例えば、穴B1、B2)が形成されており、
前記縫付動作制御手段は、第二の縫付動作制御により前記下ボタンの第一の穴(例えば、穴B1)に連続して縫い糸が通された後、次の第二の縫付動作制御がなされる場合に、前記下ボタンの第二の穴(例えば、穴B2)に連続して縫い糸が通されるように、前記下ボタンを配置させることを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、縫付動作制御手段は、第二の縫付動作制御により下ボタンの第一の穴に連続して縫い糸が通された後、次の第二の縫付動作制御がなされる場合に、下ボタンの第二の穴に連続して縫い糸が通されるように、下ボタンを配置させるので、第二の縫付動作制御を下ボタンの第一の穴のみを用いて実行するのではなく、両方の穴を略均等に用いて実行することとなって、上ボタン及び下ボタンの縫い付けを適正に行うことができる。従って、縫い目のユーザに対する印象をさらに適正に向上させることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のボタン付けミシンにおいて、
前記縫付動作制御手段による前記第二の縫付動作制御に基づく縫付回数を設定可能な操作部を備えることを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、縫付動作制御手段による第二の縫付動作制御に基づく縫付回数を設定可能な操作部を備えているので、この操作部の操作に従って、上ボタン及び下ボタンの何れか二つの穴に掛け渡される縫い糸の数、並びに、上ボタンの何れか二つの穴のみに掛け渡される縫い糸の数を容易に調整することができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、例えば、図1及び図2に示すように、
上下動可能に設けられた縫い針(N)と、前記縫い針により布地(M)上に縫い付けられる上ボタン(A)を保持する上ボタン保持部(2)と、前記上ボタンに対して前記布地の反対側に前記縫い針により縫い付けられる下ボタン(B)を保持する下ボタン保持部(4)と、前記上ボタン保持部及び前記下ボタン保持部の各々を独立して前記縫い針に対して垂直な方向に駆動する駆動部(例えば、上ボタン保持部駆動部3、下ボタン保持部駆動モータ52)と、を備えるボタン付けミシン(100)を用いて、前記布地に前記上ボタン及び前記下ボタンを縫い付けるボタン縫付方法において、
前記縫い針の上下動により、前記上ボタン及び前記下ボタンの何れか一の穴どうし(例えば、穴A1、穴B1)に通された縫い糸が、前記上ボタン及び前記下ボタンの前記一の穴と異なる他の一の穴どうし(例えば、穴A2、穴B2)に通されるように、前記駆動部により前記上ボタン保持部及び前記下ボタン保持部を駆動させる第一の縫付動作工程と、
前記縫い針の上下動により、前記上ボタン及び前記下ボタンの何れか一の穴どうしに通された縫い糸が、前記上ボタンの前記一の穴と異なる他の一の穴と前記下ボタンの前記一の穴に通されるように、前記駆動部により前記上ボタン保持部及び前記下ボタン保持部を駆動させる第二の縫付動作工程と、
を組み合わせて前記布地に対する前記上ボタン及び前記下ボタンの縫い付けを実行することを特徴としている。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、第一の縫付動作工程と第二の縫付動作工程とを組み合わせて布地に対する上ボタン及び下ボタンの縫い付けを実行するので、第一の縫付動作工程においては、上ボタン及び下ボタンの何れか二つの穴に縫い糸が掛け渡されることとなるが、第二の縫付動作工程においては、上ボタンの何れか二つの穴及び布地に縫い糸が掛け渡されることとなって、下ボタンの何れか二つの穴に掛け渡される縫い糸の数を減少させることができる。即ち、上ボタン及び下ボタンの各穴には、ボタンの縫付動作の進行に伴って縫い糸が通されていくが、下ボタンの何れか二つの穴に掛け渡される縫い糸の数を減少させることができるので、下ボタンの各穴に縫い糸を通す際に縫い糸が引き上がらなかったり、下ボタンの穴に既に通された縫い糸に縫い針が刺さったりするといった縫い不良の発生を抑制することができる。
また、下ボタンの布地と反対側にて形成される縫い目の数を減少させることができるので、縫い目が盛り上がった状態となり難くなって、当該縫い目のユーザに対する印象を向上させることができる。
従って、上ボタン及び下ボタンが縫い付けられた縫製物の商品価値を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
ここで、図1は、本発明を適用した一実施の形態として例示するボタン付けミシンの要部構成を示すブロック図であり、図2は、図1のボタン付けミシンに備わる縫い針と上ボタン保持部と下ボタン保持部とを示す斜視図である。
【0017】
図1に示すように、ボタン付けミシン100は、布地M(図4参照)上に上ボタンA(図2参照)及び下ボタンB(図2参照)を縫い付けるための縫い針N(図2参照)を上下方向に駆動可能なミシンモータ1と、縫い針Nを左右方向(針振り方向)に駆動可能な針振りモータ51と、上ボタンAを保持する上ボタン保持部2(図2参照)を前後方向及び左右方向に駆動可能な上ボタン保持部駆動部(駆動部)3と、下ボタンBを保持する下ボタン保持部4(図2参照)を前後方向に駆動可能な下ボタン保持部駆動モータ(駆動部)52と、上ボタンA及び下ボタンBの縫い付けに係る各種の動作を設定可能な操作パネル6と、これらを統括的に制御する制御部7とを備えて構成されている。
【0018】
先ず、図2を参照して、縫い針Nと上ボタン保持部2と下ボタン保持部4の構成について説明する。
なお、以下の説明では、図2に示すように、縫い針Nの上下動を行う方向をZ軸方向とし、これに直交する一の方向をX軸方向(左右方向)とし、Z軸方向とX軸方向の両方に直交する方向をY軸方向(前後方向)とする。また、これら各軸方向において、図2における矢印が指し示す方向を正の方向とし、その逆方向を負の方向とする。
また、いわゆる表ボタンを上ボタンA、力ボタンのように表ボタンに対して布地Mの裏側に取り付けられるボタンを下ボタンBとして説明する。
【0019】
図2に示すように、縫い針Nは、例えば、布地Mの当該ボタン付けミシン100により上ボタンA及び下ボタンBが縫い付けられる位置の略真上に配設されたZ軸方向に長尺な針棒N1の下端部に固定されている。また、縫い針Nの先端部には、図示は省略するが、縫い糸が挿通される貫通孔が形成されている。
さらに、縫い針Nは、当該縫い針Nに対向するように、布地Mに対する上ボタンA及び下ボタンBの縫い付け位置の略真下に配設されたルーパ(図示略)との協働により、上ボタンA及び下ボタンBの縫い付けに際し、縫い目を形成可能となっている。
また、縫い針Nは、針振りモータ51の駆動により、図示しない所定の針振り機構部を介して、X軸方向(針振り方向)に往復揺動自在となるように構成されている。
【0020】
上ボタン保持部2は、上ボタンAをX軸方向に沿って両側から挟む2つの上ボタン保持部材21L、21Rの各々が固定された2本の上ボタン保持アーム22L、22Rを備えており、上ボタン保持部駆動部3の駆動により、図示しない上ボタン駆動機構を介してX軸方向及びY軸方向に移動可能となっている。
上ボタン保持アーム22L、22Rは、図示しないボタン保持部開閉機構によって、X軸方向に開閉自在に構成されており、これにより上ボタン保持部材21L、21Rを介して上ボタンAの保持及び解除を自在に行うことができるようになっている。
また、上ボタン保持部2は、図示しない上ボタン保持部上下動駆動部により、Z軸方向に移動自在となるように構成されている。
【0021】
下ボタン保持部4は、下ボタンBをX軸方向に沿って両側から挟む2つの下ボタン保持アーム41L、41Rと、2つの下ボタン保持アーム41L、41Rに取付固定され、当該下ボタン保持アーム41L、41Rに対して下ボタンBを保持するための所定の保持力を付与可能なバネ42と、2つの下ボタン保持アーム41L、41Rにより保持された下ボタンBを下側から支持するためのガイド部材43等を備えている。
また、下ボタン保持部4は、下ボタン保持部駆動モータ52の駆動により、図示しない下ボタン駆動機構を介してY軸方向に移動可能となっている。
【0022】
制御部7は、CPU(Central Processing Unit)71、RAM(Random Access Memory)72、ROM(Read Only Memory)73、インターフェイス(I/F)74、駆動回路75、上ボタン保持部X軸駆動回路76、上ボタン保持部Y軸駆動回路77、針振り駆動回路78、下ボタン保持部Y軸駆動回路79等から構成されている。
【0023】
ROM73は、例えば、プログラマブルな半導体メモリであり、CPU71により実行されるボタン付けミシン100としての各種の機能に係るプログラムや、制御データ等を記憶する。具体的には、ROM73は、ボタン縫付プログラム73a、縫付動作制御プログラム73b等を記憶している。
【0024】
RAM72は、例えば、揮発性の半導体メモリから構成されており、CPU71による作業領域と、ROM73から読み出されたボタン付けミシン100で実行可能な各種のプログラムや制御データ等を一時的に格納する記憶領域とを備えている。
【0025】
CPU71は、ROM73に格納されている各種プログラムの中から指定されたプログラムを、RAM72内の作業領域に展開して、当該プログラムに従った各種処理を実行する。
具体的には、CPU71は、ボタン縫付プログラム73aに従って、上ボタンA及び下ボタンBを布地Mの所定位置に対して縫い付けるボタン縫付処理を実行する。
このボタン縫付処理において、CPU71は、縫付動作制御手段として、縫付動作制御プログラム73bに従って、上ボタンA及び下ボタンBの縫い付けに係る動作制御である第一の縫付動作制御と、上ボタンAのみの縫い付けに係る動作制御である第二の縫付動作制御とを組み合わせて、布地Mに対する上ボタンA及び下ボタンBの縫い付けを実行する。
ここで、第一の縫付動作制御は、縫い針Nの上下動により、上ボタンA及び下ボタンBの何れか一の穴どうし(例えば、穴A1、穴B1)に通された縫い糸が、上ボタンA及び下ボタンBの一の穴と異なる他の一の穴どうし(例えば、穴A2、穴B2)に通されるように、上ボタン保持部駆動部3及び下ボタン保持部駆動モータ52により上ボタン保持部2及び下ボタン保持部4を駆動させる縫付動作に係る制御である。
また、第二の縫付動作制御は、縫い針Nの上下動により、上ボタンA及び下ボタンBの何れか一の穴どうし(例えば、穴A1、穴B1)に通された縫い糸が、上ボタンAの一の穴と異なる他の一の穴(例えば、穴A2)と下ボタンBの一の穴に通されるように、上ボタン保持部駆動部3及び下ボタン保持部駆動モータ52により上ボタン保持部2及び下ボタン保持部4を駆動させる縫付動作に係る制御である。この第二の縫付動作制御において、CPU71は、第二の縫付動作制御により下ボタンBの第一の穴(例えば、穴B2)に連続して縫い糸が通された後、次の第二の縫付動作制御がなされる場合に、下ボタンBの第二の穴(例えば、穴B1)に連続して縫い糸が通されるように、下ボタンBを配置させる制御を行う。
【0026】
駆動回路75は、ミシンモータ1に接続されており、CPU71の演算処理の結果、当該CPU71から出力されインターフェイス74を介して入力された駆動信号に基づいて、ミシンモータ1の駆動を制御する。
これにより、ミシンモータ1が駆動して、縫い針Nが上下動したり、ルーパが所定方向に回転したりして、縫い目形成を行う。具体的には、縫い針Nの上下動に基づいて回転するルーパが縫い糸を捕捉して糸ループを形成し、先に形成される糸ループと当該糸ループの次に形成される糸ループとにより単糸環縫い目を形成することにより、ボタンの縫い付け動作を実行可能となっている。
【0027】
上ボタン保持部X軸駆動回路76は、上ボタン保持部駆動部3に備わるX軸駆動モータ31に接続されており、CPU71の演算処理の結果、当該CPU71から出力されインターフェイス74を介して入力された駆動信号に基づいて、X軸駆動モータ31の駆動を制御する。これにより、X軸駆動モータ31が駆動して、上ボタン保持部2をX軸方向(縫い針Nに対して垂直な方向)に移動させる。
また、上ボタン保持部Y軸駆動回路77は、上ボタン保持部駆動部3に備わるY軸駆動モータ32に接続されており、CPU71の演算処理の結果、当該CPU71から出力されインターフェイス74を介して入力された駆動信号に基づいて、Y軸駆動モータ32の駆動を制御する。これにより、Y軸駆動モータ32が駆動して、上ボタン保持部2をY軸方向(縫い針Nに対して垂直な方向)に移動させる。
【0028】
針振り駆動回路78は、針振りモータ51に接続されており、CPU71の演算処理の結果、当該CPU71から出力されインターフェイス74を介して入力された駆動信号に基づいて、針振りモータ51の駆動を制御する。これにより、針振りモータ51が駆動して、縫い針Nを所定の針振り機構部を介して縫い針NをX軸方向に針振りさせる。
【0029】
下ボタン保持部Y軸駆動回路79は、下ボタン保持部駆動モータ52に接続されており、CPU71の演算処理の結果、当該CPU71から出力されインターフェイス74を介して入力された駆動信号に基づいて、下ボタン保持部駆動モータ52の駆動を制御する。これにより、下ボタン保持部駆動モータ52が駆動して、下ボタン保持部4をY軸方向(縫い針Nに対して垂直な方向)に移動させる。
【0030】
操作パネル(操作部)6は、CPU71による第一の縫付動作制御や第二の縫付動作制御に基づく上ボタンA及び下ボタンBの縫付回数の設定や、その他の上ボタンA及び下ボタンBの縫い付けに係る各種の動作を設定するための所定のスイッチを備えている。そして、操作パネル6は、各スイッチが押下されることで操作信号をCPU71に対して出力可能となっている。
【0031】
次に、ボタン付けミシン100によるボタン縫付処理について、図3及び図4を参照して説明する。
ここで、図3は、ボタン付けミシン100による上ボタンA及び下ボタンBの縫い付けの際の、縫い針Nの針落ち順と縫い針Nが針落ちされる上ボタンA及び下ボタンBの各穴との対応を示す図である。また、図4は、ボタン付けミシン100によるボタン縫付処理における上ボタンA及び下ボタンBの配置状態を示す平面図であり、このうち、図4(a)は、第一の縫付動作制御に対応する上ボタンA及び下ボタンBの配置状態を示し、図4(b)は、第二の縫付動作制御に対応する上ボタンA及び下ボタンBの配置状態を示す。
【0032】
なお、図4に示す上ボタンA及び下ボタンBは、図5に示した上ボタンA及び下ボタンBと略同様のものである。即ち、上ボタンAには、2つずつ略平行となるように2列に並んで四つの穴A1〜A4が形成され、下ボタンBには、1列に並んで二つの穴B1、B2が形成されている。また、上ボタンA及び下ボタンBの穴の各列における穴間の距離は略等しくなっている。
【0033】
先ず、ボタン付けミシン100におけるボタン縫付動作の前に、上ボタンA及び下ボタンB並びに布地Mをセットする。
即ち、例えば、手動あるいは周知のボタンフィーダー装置などによって、上ボタン保持部2に上ボタンAを供給して、この上ボタンAを上ボタン保持部2に保持させる。具体的には、例えば、上ボタン保持部2に、四つの穴A1〜A4のうち、二つの穴A1、A2(A3、A4)の並び方向がY軸方向と略平行となるように上ボタンAを保持させる(図2参照)。
また、上ボタンAと同様にして、下ボタン保持部4に下ボタンBを供給し、この下ボタンBを下ボタン保持部4に保持させる。即ち、例えば、下ボタン保持部4に、二つの穴B1、B2の並び方向がY軸方向と略平行となるように下ボタンBを保持させる(図2参照)。
さらに、下ボタン保持部4に保持された下ボタンBの上方に、布地Mを載置した状態とする。
【0034】
次に、操作パネル6のボタン縫付処理の開始を指示する所定のスイッチ(図示略)がユーザにより操作されると、CPU71は、ROM73からボタン縫付プログラム73aを読み出してRAM72の作業領域に展開し、このボタン縫付プログラム73aに従って、ボタン縫付処理を実行する。
このボタン縫付処理において、CPU71は、上ボタン保持部2及び下ボタン保持部4に保持された上ボタンA及び下ボタンBの各々の穴の個数や各ボタンの中心に対する各穴の中心座標等を含む位置データが入力されると、この位置データに基づいて、所定の演算を行うことにより、上ボタンAの穴A1〜A4と下ボタンBの穴B1、B2の各位置及び距離を認識して、縫い針Nが針落ちされる穴の組み合わせを算出する。具体的には、例えば、CPU71は、縫い針Nが針落ちされる穴の組み合わせとして、下ボタンBの穴B1、B2に対しての、上ボタンAの二つの穴A1、A2並びに二つの穴A3、A4の組み合わせを算出する。
【0035】
その後、CPU71は、操作パネル6がユーザにより操作されて、ボタン縫付動作における、上ボタンA及び下ボタンBの縫付回数並びに上ボタンAのみの縫付回数が設定されると、所定の演算処理を行って、上ボタンA及び下ボタンBの穴に対しての縫い針Nの針落ち順序を決定する。これにより、例えば、図3(a)に示すような縫い針Nの針落ち順序が決定される。
【0036】
そして、操作パネル6のボタン縫付処理に係る動作の開始を指示するスイッチがユーザにより操作されると、CPU71は、ROM73から縫付動作制御プログラム73bを読み出して実行することにより、縫い針Nが上記のようにして決定された縫い針Nの針落ち順序に従って針落ちされるように、ボタンの縫付動作を制御する。
ここで、本実施の形態では、先ず、上ボタンAの二つの穴A1、A2と下ボタンBの二つの穴B1、B2を用いて、上ボタンA及び下ボタンBの縫い付けを行い、その後、上ボタンAの残り二つの穴A3、A4と下ボタンBの二つの穴B1、B2を用いて、上ボタンA及び下ボタンBの縫い付けを行うものとする。
【0037】
先ず、CPU71は、第一の縫付動作制御として、1針目が上ボタンAの穴A1及び下ボタンBの穴B1に針落ちされるように、針振りモータ51の駆動を制御して、縫い針NをX軸方向に移動させて、当該縫い針Nの針落ち方向と下ボタンBの穴B1、B2の並び方向とが交わる位置に配置させ、且つ、X軸駆動モータ31及びY軸駆動モータ32の駆動を制御して、上ボタン保持部2を所定方向に移動させて、上ボタン保持部2に保持された上ボタンAの穴A1を縫い針Nの略真下に配置させるとともに、下ボタン保持部駆動モータ52の駆動を制御して、下ボタン保持部4をY軸方向に移動させて、下ボタン保持部4に保持された下ボタンBの穴B1を縫い針Nの略真下に配置させる(第一の縫付動作工程)。
そして、上ボタンAの穴A1及び下ボタンBの穴B1が縫い針Nの略真下に配置されると(図4(a)参照)、CPU71は、ミシンモータ1の駆動を制御して、上ボタンAの穴A1及び下ボタンBの穴B1に縫い針Nを落とし、上ボタンAの穴A1と下ボタンBの穴B1に縫い糸を通す。
続けて、CPU71は、ミシンモータ1の駆動を制御して、上ボタンAの穴A1及び下ボタンBの穴B1から縫い針Nを引き抜く。ここで、CPU71の制御下にて、縫い針Nの上下動に同期してルーパが作動することで、上ボタンAの穴A1と下ボタンBの穴B1に通された縫い糸を捕捉して下ボタンBの下方にて糸ループを形成する。
【0038】
次に、CPU71は、2針目が上ボタンAの穴A2及び下ボタンBの穴B2に針落ちされるように、上ボタンAの穴A2及び下ボタンBの穴B2を縫い針Nの略真下に配置させる。このとき、上ボタンAの二つの穴A1、A2の並び方向と下ボタンBの二つの穴B1、B2の並び方向とは、既に略等しくなっているので、CPU71は、Y軸駆動モータ32及び下ボタン保持部駆動モータ52の駆動のみを制御して、上ボタン保持部2及び下ボタン保持部4を、例えば正のY軸方向に移動させるようになっている。
続けて、CPU71は、ミシンモータ1の駆動を制御して、上ボタンAの穴A2及び下ボタンBの穴B2に縫い針Nを落とし、上ボタンAの穴A2と下ボタンBの穴B2に縫い糸を通す。これにより、縫い糸が下方向に引っ張られて、上ボタンAの二つの穴A1、A2に縫い糸が1本掛け渡された状態となる。
その後、CPU71の制御下にて、縫い針Nを引き抜く。ここで、縫い針Nの上下動に同期して作動するルーパは、上ボタンAの穴A2と下ボタンBの穴B2に通された縫い糸を捕捉して、下ボタンBの下方にて糸ループを形成するとともに、形成された糸ループと1針目で形成された糸ループとによって単糸環縫い目を形成する。また、縫い針Nの上方向に対しての移動に伴って縫い糸が上方向に引っ張られて、下ボタンBの二つの穴B1、B2に縫い糸が1本掛け渡された状態となる。
【0039】
次に、CPU71は、第二の縫付動作制御として、3針目が上ボタンAの穴A1及び下ボタンBの穴B2に針落ちされるように、即ち、下ボタンBの穴B2に2針目から連続して縫い糸が通されるように、Y軸駆動モータ31の駆動を制御して、上ボタン保持部2を、例えば正のY軸方向に移動させて、上ボタン保持部2に保持された上ボタンAの穴A1を縫い針Nの略真下に配置させる(第二の縫付動作工程)。そして、上ボタンAの穴A1及び下ボタンBの穴B2が縫い針Nの略真下に配置されると(図4(b)参照)、CPU71は、上記と同様の制御を行うことで、上ボタンAの穴A1及び下ボタンBの穴B2に縫い針Nを落とし、上ボタンAの穴A1と下ボタンBの穴B2に縫い糸を通す。これにより、上ボタンAの二つの穴A1、A2に縫い糸が合計2本掛け渡された状態となる。
その後、CPU71の制御下にて、縫い針Nを引き抜く。ここで、縫い針Nの上下動に同期して作動するルーパは、上ボタンAの穴A1と下ボタンBの穴B2に通された縫い糸を捕捉して、下ボタンBの下方にて糸ループを形成するとともに、形成された糸ループと2針目で形成された糸ループとによって単糸環縫い目を形成する。この単糸環縫い目は、縫い針Nの上方向に対しての移動に伴って縫い糸が上方向に引っ張られることで、布地Mの下側にて形成され、下ボタンBの二つの穴B1、B2には縫い糸が1本掛け渡されたままの状態を維持する。
【0040】
次に、CPU71は、4針目が上ボタンAの穴A2及び下ボタンBの穴B1に針落ちされるように、第一の縫付動作制御を実行する。
そして、4針目の縫い針Nの針落ちによって、上ボタンAの二つの穴A1、A2及び下ボタンBの二つの穴B1、B2にそれぞれ1本ずつ縫い糸が掛け渡され、これにより、上ボタンAの二つの穴A1、A2には縫い糸が合計3本掛け渡された状態となり、下ボタンBの二つの穴B1、B2には縫い糸が合計2本掛け渡された状態となる。
【0041】
次に、CPUは、5針目が、上ボタンAの穴A1と、下ボタンBのうち、3針目に針落ちされた穴B2と異なる穴B1に針落ちされるように、縫い針Nの略真下となる位置に上ボタンAの穴A1及び下ボタンBの穴B1を配置させる第二の縫付動作制御(次の第二の縫付動作制御)を実行する。
そして、5針目の縫い針Nの針落ちによって、上ボタンAの二つの穴A1、A2にのみ縫い糸が1本掛け渡され、これにより、上ボタンAの二つの穴A1、A2には縫い糸が合計4本掛け渡された状態となり、下ボタンBの二つの穴B1、B2には縫い糸が2本掛け渡されたままの状態を維持する。
【0042】
次に、CPU71は、6針目が上ボタンAの穴A2及び下ボタンBの穴B2に針落ちされ、7針目が上ボタンAの穴A1及び下ボタンBの穴B1に針落ちされるように、第一の縫付動作制御を実行する。
そして、6針目及び7針目の縫い針Nの針落ちによって、上ボタンAの二つの穴A1、A2及び下ボタンBの二つの穴B1、B2にそれぞれ2本ずつ縫い糸が掛け渡され、これにより、上ボタンAの二つの穴A1、A2には縫い糸が合計6本掛け渡された状態となり、下ボタンBの二つの穴B1、B2には縫い糸が合計4本掛け渡された状態となる。
【0043】
そして、CPU71は、最終の針落ちとしての8針目を上ボタンA及び下ボタンBの7針目と同じ穴A1、B1に針落ちさせ、所定の糸結び動作を実行して縫い糸を結んだ後、図示しない糸切り装置により縫い糸を切断する。
【0044】
次に、上記と同様の方法にて、上ボタンAの残り二つの穴A3、A4と下ボタンBの二つの穴B1、B2に縫い糸を通して、上ボタンA及び下ボタンBの縫い付けを行う。
これにより、上ボタンAの二つの穴A3、A4には縫い糸が合計6本掛け渡された状態となり、下ボタンBの二つの穴B1、B2には縫い糸が合計4本掛け渡された状態となる。
【0045】
以上のように、ボタン付けミシン100によれば、CPU71は、ボタン縫付処理において、第一の縫付動作制御と第二の縫付動作制御とを組み合わせて布地Mに対する上ボタンA及び下ボタンBの縫い付けを実行するので、第一の縫付動作制御においては、上ボタンA及び下ボタンBの各々の二つの穴A1、A2(B1、B2)に対して縫い糸が交互に通されて、上ボタンA及び下ボタンBの二つの穴A1、A2(B1、B2)に縫い糸が掛け渡されることとなるが、第二の縫付動作制御においては、上ボタンAの二つの穴A1、A2及び布地Mに縫い糸が掛け渡されることとなって、下ボタンBの二つの穴B1、B2に掛け渡される縫い糸の数を減少させることができる。即ち、上ボタンA及び下ボタンBの各穴A1、A2(B1、B2)には、ボタンの縫付動作の進行に伴って、縫い糸が通されていくが、CPU71による第二の縫付動作制御において、下ボタンBの二つの穴B1、B2に掛け渡される縫い糸の数を減少させることができるので、下ボタンBの各穴B1、B2に縫い糸を通す際に縫い糸が引き上がらなかったり、下ボタンBの穴B1、B2に既に通された縫い糸に縫い針が刺さったりするといった縫い不良の発生を抑制することができる。
また、下ボタンBの布地Mと反対側にて形成される縫い目の数を減少させることができるので、縫い目が盛り上がった状態となり難くなって、当該縫い目のユーザに対する印象を向上させることができる。
従って、上ボタンA及び下ボタンBが縫い付けられた縫製物の商品価値を向上させることができる。
【0046】
また、CPU71は、第二の縫付動作制御において、2針目から3針目にかけての第二の縫付動作制御において、下ボタンBの穴B2に連続して縫い糸が通され、4針目から5針目の第二の縫付動作制御において、下ボタンBの穴B1に連続して縫い糸が通されるように、下ボタンBを配置させるので、第二の縫付動作制御を下ボタンBの何れか一方の穴(例えば、穴B2)のみを用いて実行するのではなく、両方の穴B1、B2を略均等に用いて実行することとなって、上ボタンA及び下ボタンBの縫い付けを適正に行うことができる。従って、縫い目のユーザに対する印象をさらに適正に向上させることができる。
さらに、CPU71による第二の縫付動作制御に基づく上ボタンAの縫付回数を設定可能な操作パネル6を備えているので、操作パネル6の操作に従って、上ボタンA及び下ボタンBの二つの穴A1、A2(B1、B2)に掛け渡される縫い糸の数、並びに、上ボタンAの二つの穴A1、A2のみに掛け渡される縫い糸の数を容易に調整することができる。
【0047】
なお、上記実施の形態では、CPU71は、ボタン縫付処理において、上ボタンAの何れか二つの穴A1、A2(A3、A4)に掛け渡される縫い糸の数に対して、下ボタンBの二つの穴B1、B2に掛け渡される縫い糸の数が2本少なくなるように、第二の縫付動作制御を2回実行するようにしたが、これに限られるものではなく、第二の縫付動作制御の実行回数は、適宜任意に変更可能となっている。即ち、例えば、図3(b)に示すように、2針目、3針目、5針目、6針目が第二の縫付動作制御として針落ちされるようにしても良い。
これにより、上ボタンAの二つの穴A1、A2に掛け渡される縫い糸の数に対して、下ボタンBの二つの穴B1、B2に掛け渡される縫い糸の数を4本少なくすることができる。
また、上ボタンAの残りの二つの穴A3、A4と下ボタンBの二つの穴B1、B2に対しても、上記と同様に、それぞれの穴に掛け渡される縫い糸の本数を減少させることができる。従って、全体として、上ボタンAの何れか二つの穴A1、A2(A3、A4)には、6本の縫い糸が掛け渡されることとなるが、下ボタンBの二つの穴B1、B2には、4本の縫い糸が掛け渡されることとなり、下ボタンBの二つの穴B1、B2に掛け渡される縫い糸の数をさらに減少させることができる。これにより、下ボタンBの各穴B1、B2に縫い糸を通す際に縫い糸が引き上がらなかったり、下ボタンBの穴B1、B2に既に通された縫い糸に縫い針が刺さったりするといった縫い不良の発生をさらに適正に抑制することができる。
【0048】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施の形態では、上ボタン保持部2及び下ボタン保持部4に対して、上ボタンAの二つの穴A1、A2及び残り二つの穴A3、A4の並び方向が下ボタンBの二つの穴B1、B2の並び方向と略平行となるように、各ボタンをセットするようにしたが、これに限られるものではなく、上ボタンA及び下ボタンBの配置状態は適宜任意に変更可能となっている。
さらに、上記実施の形態では、上ボタンAの二つの穴A1、A2及び残り二つの穴A3、A4の並び方向が下ボタンBの二つの穴B1、B2の並び方向と略平行となっているために、CPU71は、ボタン縫付処理における、例えば、1針目の第一の縫付動作制御において、上ボタンAの二つの穴A1、A2の並び方向が下ボタンBの二つの穴B1、B2の並び方向と略等しくなるように、上ボタン保持部駆動部3の駆動を制御した後、2針目以降の制御においては、Y軸駆動モータ32及び下ボタン保持部駆動モータ52の駆動を制御するようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、上ボタンA及び下ボタンBの配置等に応じて、上ボタン保持部駆動部3や下ボタン保持部駆動モータ52や針振りモータ51の駆動状態を適宜任意に変更して駆動制御可能となっている。
【0049】
また、上ボタンAに2つずつ2列に並んで四つの穴A1〜A4が形成され、下ボタンBに1列に並んで二つの穴B1、B2が形成され、さらに、上ボタンA及び下ボタンBの穴の各列における穴間の距離が略等しくなっているものを例示したが、これに限られるものではなく、上ボタンA及び下ボタンBに形成される穴の個数、穴間の距離、穴の配置等は、適宜任意に変更可能となっている。即ち、本発明にあっては、上ボタンA及び下ボタンBの穴の個数、穴間の距離、穴の配置等に応じて、CPU71は、上ボタン保持部駆動部3や下ボタン保持部駆動モータ52や針振りモータ51の駆動状態を適宜任意に変更して駆動制御可能となっている。
【0050】
さらに、上記実施の形態では、ボタン縫付処理において、上ボタンA及び下ボタンBの縫付回数並びに上ボタンAのみの縫付回数を設定して、上ボタンAの二つの穴A1、A2(A3、A4)に6本の縫い糸が掛け渡されるような構成としたが、これに限られるものではなく、上ボタンAの二つの穴A1、A2に掛け渡される縫い糸の本数は、適宜任意に変更可能となっている。
【0051】
また、上記実施の形態では、操作部として、各種のスイッチが設けられた操作パネル6を例示したが、これに限られるものではなく、CPU71による第二の縫付動作制御に基づく縫付回数を設定可能であれば如何なる構成のものであっても良い。例えば、操作パネル6は、表示画面と各種のスイッチとが一体となって構成された感圧式のタッチパネルであっても良い。また、操作部として、操作パネル6の替わりに、表示画面に表示されたカーソルを移動させて表示画面上の所定位置を指示することで、指示位置を検知可能なマウス等を適用しても良いし、表示画面上の所望の位置にその先端を合わせることにより、その位置を検知可能な操作ペン等を適用しても良い。
【0052】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、第一の縫付動作制御においては、上ボタン及び下ボタンの何れか二つの穴に縫い糸が掛け渡されることとなるが、第二の縫付動作制御においては、上ボタンの何れか二つの穴及び布地に縫い糸が掛け渡されることとなって、下ボタンの何れか二つの穴に掛け渡される縫い糸の数を減少させることができるので、下ボタンの各穴に縫い糸を通す際に縫い糸が引き上がらなかったり、下ボタンの穴に既に通された縫い糸に縫い針が刺さったりするといった縫い不良の発生を抑制することができる。また、下ボタンの布地と反対側にて形成される縫い目の数を減少させることができるので、縫い目が盛り上がった状態となり難くなって、当該縫い目のユーザに対する印象を向上させることができる。
従って、上ボタン及び下ボタンが縫い付けられた縫製物の商品価値を向上させることができる。
【0053】
請求項2に記載の発明によれば、第二の縫付動作制御を下ボタンの第一の穴のみを用いて実行するのではなく、両方の穴を略均等に用いて実行することとなって、上ボタン及び下ボタンの縫い付けを適正に行うことができる。従って、縫い目のユーザに対する印象をさらに適正に向上させることができる。
【0054】
請求項3に記載の発明によれば、操作部の操作に従って、上ボタン及び下ボタンの何れか二つの穴に掛け渡される縫い糸の数、並びに、上ボタンの何れか二つの穴のみに掛け渡される縫い糸の数を容易に調整することができる。
【0055】
請求項4に記載の発明によれば、第一の縫付動作工程においては、上ボタン及び下ボタンの何れか二つの穴に縫い糸が掛け渡されることとなるが、第二の縫付動作工程においては、上ボタンの何れか二つの穴及び布地に縫い糸が掛け渡されることとなって、下ボタンの何れか二つの穴に掛け渡される縫い糸の数を減少させることができるので、下ボタンの各穴に縫い糸を通す際に縫い糸が引き上がらなかったり、下ボタンの穴に既に通された縫い糸に縫い針が刺さったりするといった縫い不良の発生を抑制することができる。また、下ボタンの布地と反対側にて形成される縫い目の数を減少させることができるので、縫い目が盛り上がった状態となり難くなって、当該縫い目のユーザに対する印象を向上させることができる。
従って、上ボタン及び下ボタンが縫い付けられた縫製物の商品価値を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態として例示するボタン付けミシンの要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1のボタン付けミシンに備わる縫い針と上ボタン保持部と下ボタン保持部とを示す斜視図である。
【図3】図1のボタン付けミシンによる上ボタン及び下ボタンの縫い付けの際の、針落ち順と縫い針が針落ちされるボタンの穴との対応を示す図である。
【図4】図1のボタン付けミシンによるボタン縫付処理における上ボタン及び下ボタンの配置状態を示す平面図である。
【図5】上ボタン及び下ボタンを示す平面図である。
【図6】従来のボタン付けミシンによる上ボタン及び下ボタンの縫い付けの際の、針落ち順と縫い針が針落ちされるボタンの穴との対応を示す図である。
【符号の説明】
100 ボタン付けミシン
2 上ボタン保持部
3 上ボタン保持部駆動部(駆動部)
31 X軸駆動モータ(駆動部)
32 Y軸駆動モータ(駆動部)
4 下ボタン保持部
52 下ボタン保持部駆動モータ(駆動部)
71 CPU(縫付動作制御手段)
A 上ボタン
A1〜A4 穴
B 下ボタン
B1、B2 穴
M 布地
N 縫い針

Claims (4)

  1. 上下動可能に設けられた縫い針と、前記縫い針により布地上に縫い付けられる上ボタンを保持する上ボタン保持部と、前記上ボタンに対して前記布地の反対側に前記縫い針により縫い付けられる下ボタンを保持する下ボタン保持部と、前記上ボタン保持部及び前記下ボタン保持部の各々を独立して前記縫い針に対して垂直な方向に駆動する駆動部と、前記上ボタン及び前記下ボタンの縫い付け動作を制御する縫付動作制御手段と、を備えるボタン付けミシンにおいて、
    前記縫付動作制御手段は、
    前記縫い針の上下動により、前記上ボタン及び前記下ボタンの何れか一の穴どうしに通された縫い糸が、前記上ボタン及び前記下ボタンの前記一の穴と異なる他の一の穴どうしに通されるように、前記駆動部により前記上ボタン保持部及び前記下ボタン保持部を駆動させる第一の縫付動作制御と、
    前記縫い針の上下動により、前記上ボタン及び前記下ボタンの何れか一の穴どうしに通された縫い糸が、前記上ボタンの前記一の穴と異なる他の一の穴と前記下ボタンの前記一の穴に通されるように、前記駆動部により前記上ボタン保持部及び前記下ボタン保持部を駆動させる第二の縫付動作制御と、を実行可能に構成され、
    前記第一の縫付動作制御と前記第二の縫付動作制御とを組み合わせて前記布地に対する前記上ボタン及び前記下ボタンの縫い付けを実行することを特徴とするボタン付けミシン。
  2. 前記下ボタンには、二つの穴が形成されており、
    前記縫付動作制御手段は、第二の縫付動作制御により前記下ボタンの第一の穴に連続して縫い糸が通された後、次の第二の縫付動作制御がなされる場合に、前記下ボタンの第二の穴に連続して縫い糸が通されるように、前記下ボタンを配置させることを特徴とする請求項1に記載のボタン付けミシン。
  3. 前記縫付動作制御手段による前記第二の縫付動作制御に基づく縫付回数を設定可能な操作部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のボタン付けミシン。
  4. 上下動可能に設けられた縫い針と、前記縫い針により布地上に縫い付けられる上ボタンを保持する上ボタン保持部と、前記上ボタンに対して前記布地の反対側に前記縫い針により縫い付けられる下ボタンを保持する下ボタン保持部と、前記上ボタン保持部及び前記下ボタン保持部の各々を独立して前記縫い針に対して垂直な方向に駆動する駆動部と、を備えるボタン付けミシンを用いて、前記布地に前記上ボタン及び前記下ボタンを縫い付けるボタン縫付方法において、
    前記縫い針の上下動により、前記上ボタン及び前記下ボタンの何れか一の穴どうしに通された縫い糸が、前記上ボタン及び前記下ボタンの前記一の穴と異なる他の一の穴どうしに通されるように、前記駆動部により前記上ボタン保持部及び前記下ボタン保持部を駆動させる第一の縫付動作工程と、
    前記縫い針の上下動により、前記上ボタン及び前記下ボタンの何れか一の穴どうしに通された縫い糸が、前記上ボタンの前記一の穴と異なる他の一の穴と前記下ボタンの前記一の穴に通されるように、前記駆動部により前記上ボタン保持部及び前記下ボタン保持部を駆動させる第二の縫付動作工程と、
    を組み合わせて前記布地に対する前記上ボタン及び前記下ボタンの縫い付けを実行することを特徴とするボタン縫付方法。
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