JP2010188107A - ボタン付けミシンのボタンホルダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一種類のボタンホルダセットを複数種類のボタンのホルダに兼用使用可能として部品点数の削減によるコストダウン及び部品の紛失や損傷のおそれの解消が図れ、しかも、いかなる種類のボタンを縫い付け対象とする場合も、脱落や傾きなく確実かつ安定よく挟み保持させることができるボタン付けミシンのボタンホルダ装置を提供する。
【解決手段】駆動機構を介して互いに反対方向に同量かつ同速に往復駆動スライドされる左右一対のボタンホルダ10L,10Rの先端部位に取り付けられる一対のボタン挟み部材11L,11Rに、ホルダスライド方向に位置調整可能な軸様部材20L,20Rを連設するとともに、これら軸様部材20L,20Rの外周面で、複数種類のボタン径に対応する軸線方向の複数個所に、ねじ具21L,21Rによる締付け固定用の凹溝などのゲージ部22L,22Rを形成することによって、複数種類のボタンを挟み保持及び挟み保持解除できるように構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば紳士・婦人用衣服などの生地に主として平ボタン等の各種ボタンを縫い付けるボタン付けミシンに装備されるもので、詳しくは、固定支持台上に並置させて共に同一方向に直線的に往復スライド自在に支持された左右一対のボタンホルダと、これら左右一対のボタンホルダの先端部位に取り付けられてボタンの径方向に相対向位置する一対のボタン挟み部材と、これら一対のボタン挟み部材が互いに接近してボタンを径方向両側から挟み保持する状態及び互いに離間してボタンの挟み保持を解除する状態に切替えられるように前記左右一対のボタンホルダを互いに反対方向に同量かつ同速に駆動往復スライドさせるスライド駆動機構とを備えているボタン付けミシンのボタンホルダ装置に関するものである。
この種のボタン付けミシンによる縫い付け対象ボタンで最も多く用いられる平ボタンには、一般的に、径が8〜14mmの範囲に属するもの(以下、これを小ボタンという)、15〜24mmの範囲に属するもの(以下、これを中ボタンという)、25〜32mmの範囲に属するもの(以下、これを大ボタンという)を含め径が異なる複数種類のボタンがある。そして、ボタンホルダ装置においては、大、中、小ボタンを含む複数種類のボタンのいずれを縫い付け対象とする場合でも、確実かつ見栄えよい縫い付けが得られるべく、ミシンの振動や衝撃などによってボタンが脱落したり、傾いたりしないように、一対のボタン挟み部材により径方向両側から縫い付け対象ボタンをしっかりと確実にかつ安定よく挟み保持できることが重要な役割である。
このような重要な役割を担うボタン付けミシンのボタンホルダ装置は、基本的に図6及び図7に示すような構成が採用されている。即ち、左右両側に立上がり板部を有し上方及び前後両側方に開放するボタンホルダ台30aとこのボタンホルダ台30aの上方への開放を閉塞するように左右両側の立上がり板部の上辺部に固定されるスライド蓋30bとからなる固定支持台30におけるボタンホルダ台30aの底板面上の左右中央位置に、後述する揺動レバーの取付台31が固定され、この取付台31の左右両側に略L字形状の左右一対のボタンホルダ32L,32Rが共に前後方向に直線的に往復スライド自在に並置支持されている。これら左右一対のボタンホルダ32L,32Rの屈曲先端部位32la,32raには、ボタンBの径方向に相対向位置する状態で一対のボタン挟み部材35L,35Rが取り付けられている。これら一対のボタン挟み部材35L,35Rは、ボタンBの外周面に部分的に接触するように円弧状に湾曲された上下二つのボタンホルダスペーサ33l,33r及びボタン受け板34l,34rの積層体を止めネジ36L,36Rにより前記左右一対のボタンホルダ32L,32Rの先端部位32la,32raに固定して構成されている。
前記固定支持台30におけるスライド蓋30bの外面には、シリンダ取付台37を介して前記左右一対のボタンホルダ32L,32Rのスライド方向に一定ストロークで伸縮駆動されるアクチュエータとしてのエアシリンダ38がそのシリンダ部において固定支持され、このエアシリンダ38のシリンダ部内にはチューブ41、継手42、ユニバーサルエルボ43等を通してエアが給排されるように構成されているとともに、前記スライド方向に伸縮駆動される可動ロッド38aの先端部にはロックナット44を介してシリンダガイド45が固定されている。また、前記取付台31の先端部には、スリーブカラー39がその軸線周りに回転可能に挿通保持され、このスリーブカラー39にその軸線を支点として両端部が互いに反対方向に往復揺動可能な前記揺動レバー40が嵌合保持されているとともに、この揺動レバー40の両端部から下向きに突出されたピン40a,40bが前記左右一対のボタンホルダ32L,32Rの中間部上面に形成の凹状係合部32lb,32rbに係合され、かつ、右側のボタンホルダ32Rには該ボタンホルダ32Rと前記シリンダガイド45とを一体移動可能に連結するロールピン46が挿通されている。
以上のように構成されたボタン付けミシンのボタンホルダ装置において、前記エアシリンダ38を伸縮駆動させると、その伸縮駆動力がロールピン46を介して右側のボタンホルダ32Rに伝達されて該右側のボタンホルダ32Rが前後に駆動往復スライドされると共に、この右側ボタンホルダ32Rの駆動往復スライド力がピン40b,揺動レバー40、ピン40aを介して左側のボタンホルダ32Lに伝達されて該左側のボタンホルダ32Lが前記右側のボタンホルダ32Rとは反対方向に同量かつ同速に駆動往復スライドされる。これによって、一対のボタン挟み部材35L,35Rが互いに接近してボタンBをその径方向両側から挟み保持する状態と互いに離間してボタンBの挟み保持を解除する状態とに切替えられる。
上記のような基本的構成を有し、かつ、上述したように動作するボタンホルダ装置において、従来では、大、中、小ボタンなどのように径の異なるボタン種類に対応して、エアシリンダ38の一定ストロークでの伸縮駆動に伴うスライド量が異なるように長さの異なる複数種類の左右一対のボタンホルダ32L,32R、及び、ボタンBの径に対応してボタン外周面に当接する箇所の円弧部の湾曲率が異なる複数種類の一対のボタン挟み部材35L,35Rからなる複数組のボタンホルダセットを準備しておき、縫い付け対象ボタンBの種類変更に応じて、それら左右一対のボタンホルダ32L,32R及びボタン挟み部材35L,35Rからなるボタンホルダセットを付け替えて使用する手段が採用されていた(例えば、非特許文献1を参照)。
2004年11月1日、ヤマトミシン製造株式会社が行のパーツリスト、「ILLUSTRATED SPARE PARTS LIST FOR ELECTRONIC CONTROLLED POSTED BUTTON SEWER、MODELS NB3000 NB3100 No.2」、p.8〜9
しかしながら、上記した従来のボタンホルダ装置によれば、径の異なるボタンの種類数に対応してボタンホルダ32L,32R及びボタン挟み部材35L,35Rからなる複数組のボタンホルダセットを準備しなければならないので、装置を構成する部品点数が非常に多くなり、その分だけコストアップするのみならず、一組のボタンホルダセットを装着して使用しているとき、非装着非使用状態にある多くの部品の保管管理が面倒で、とかく部品を紛失したり、床などに落として損傷しやすい。また、縫い付け対象ボタンが変更される度に、今まで装着していたボタンホルダセットを取り外した上、次に使用しようとするボタンホルダセットを装着するといった具合に面倒かつ手間のかかる付け替え作業を必要とする。そのため、一枚の衣服などの生地に径の異なる複数種類のボタンを縫い付ける場合、ボタンホルダセットの付け替えに多くの手間を要し、ボタン付け作業全体としての能率低下は避けられないという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなされたもので、一種類のボタンホルダセットを複数種類のボタンのホルダに兼用使用可能として部品点数の削減によるコストダウンが図れるとともに、部品の紛失や損傷のおそれをなくすることができ、しかも、いかなる種類のボタンを縫い付け対象とする場合も、脱落や傾きのないようにしっかりと確実かつ安定よく挟み保持させることができるボタン付けミシンのボタンホルダ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るボタン付けミシンのボタンホルダ装置は、固定支持台上に並置させて共に同一方向に直線的に往復スライド自在に支持された左右一対のボタンホルダと、これら左右一対のボタンホルダの先端部位に取り付けられてボタンの径方向に相対向位置する一対のボタン挟み部材と、これら一対のボタン挟み部材が互いに接近してボタンを径方向両側から挟み保持する状態及び互いに離間してボタンの挟み保持を解除する状態に切替えられるように前記左右一対のボタンホルダを互いに反対方向に同量かつ同速に駆動往復スライドさせるスライド駆動機構とを備えているボタン付けミシンのボタンホルダ装置であって、前記一対のボタン挟み部材のそれぞれには、左右一対のボタンホルダの先端部位に対してこれらボタンホルダのスライド方向と同一の方向に位置調整可能な軸様部材が連設されているとともに、これら軸様部材の外周面で、径の異なる複数種類のボタンのうち、少なくとも二種類のボタン径に対応する軸線方向の複数個所には、前記左右一対のボタンホルダの先端部位に螺合保持されたねじ具による締付け固定用ゲージ部が形成されており、前記一対のボタン挟み部材それぞれの軸様部材を前記方向に位置調整し、かつ、前記ゲージ部に合せてねじ具を締付け固定することにより、前記駆動機構の一定ストロークの駆動往復スライドのもとで一対のボタン挟み部材が少なくとも二種類のボタンを挟み保持及び挟み保持解除できるように構成されていることを特徴としている。
本発明に係るボタン付けミシンのボタンホルダ装置において、前記軸様部材の外周面に形成の締付け固定用ゲージ部としては、請求項2のように、断面V字形若しくはU字形の凹溝または孔であることが好ましい。
また、本発明に係るボタン付けミシンのボタンホルダ装置において、前記スライド駆動機構としては、請求項3のように、一定ストロークで伸縮駆動されるアクチュエータとこのアクチュエータの一定ストロークの伸縮駆動に伴い前記左右一対のボタンホルダ間の中央部を支点として両端部が互いに反対方向に往復揺動する揺動レバーとからなり、この揺動レバーの往復揺動に連係して左右一対のボタンホルダが互いに反対方向に同量かつ同速に往復スライドするように構成されているものが好ましい。
上記のごとき特徴構成を有する本発明に係るボタン付けミシンのボタンホルダ装置によれば、縫い付け対象とするボタンの種類変更に応じて、一対のボタン挟み部材それぞれの軸様部材を位置調整し、かつ、これら軸様部材に形成のゲージ部に合せてねじ具を締付け固定するといったごく簡単な作業を行なうだけで、左右一対のボタンホルダ及び一対のボタン挟み部材からなる一組のボタンホルダセットを複数種類のボタンのホルダ装置として兼用使用することができる。したがって、装置を構成する部品点数の大幅な削減が可能で、著しいコストダウンを図ることができるのみならず、非装着非使用状態となる部品が無いために、部品の保管管理の手間を省けるとともに、部品を紛失したり破損したりするおそれも全くなくすることができる。また、従来のボタンホルダセットの付け替え時のような多大かつ面倒な作業を必要としないため、径の異なる複数種類のボタンを一つの生地に縫い付ける場合でもボタン付け作業全体の能率向上も達成することができる。
しかも、一対のボタン挟み部材それぞれの軸様部材に形成の締付け固定用ゲージ部に合せてねじ具を締付け固定することのみで、左右一対のボタンホルダのスライドストロークをボタンの種類(径)に対応するストロークに確実容易に変更することができるので、いかなる種類のボタンを縫い付け対象とする場合も、その縫い付け対象ボタンをミシンの振動や衝撃によって脱落したりしないようにしっかりと確実に、かつ安定よく挟み保持させることができ、これによって、常に体裁のよいボタン付けを行なうことができるという効果を奏する。
特に、一対のボタン挟み部材の位置決め固定用のゲージとして、軸様部材の外周面に断面V字形若しくはU字形の凹溝または孔を形成する場合は、その凹溝または孔に止め具を係合させることにより、ボタン種類に対応して位置調整されたボタン挟み部材を一定の姿勢に固定し保持することが可能であり、したがって、ボタンを確実に、かつ、倒れたり、傾いたりすることなく、生地に対して一定の姿勢に保って体裁よく縫い付けることができる。
また、左右一対のボタンホルダを駆動スライドさせるための機構として、一定ストロークで伸縮駆動されるアクチュエータとこのアクチュエータの一定ストロークの伸縮駆動に伴い往復揺動する揺動レバーとからなる機構を用いることにより、ボタンホルダ装置全体をコンパクトかつ小型に構成しやすい。
本発明に係るボタン付けミシンの概略全体斜視図である。 本発明の主要部であるボタンホルダ装置の側面図である。 同上ボタンホルダ装置の平面図である。 同上ボタンホルダ装置の要部の拡大平面図である。 同上ボタンホルダ装置を、大、中、小の三種類のボタンを縫い付け対象とする場合の使用状態を説明する要部の拡大平面図である。 従来のボタン付けミシンのボタンホルダ装置の要部の拡大分解斜視図である。 同上従来のボタン付けミシンのボタンホルダの要部の拡大組付け斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1は本発明に係るボタン付けミシンの概略全体斜視図であり、該ボタン付けミシン1は、ミシンアーム2内に設けた昇降駆動機構を介して一定位置を上下に往復運動する針3が設けられているとともに、この針3の上下運動経路の前方部には、ボタンB(図2,図3に示す)を縫着すべき生地(図示省略する)を二つ折り状態で針3の上下運動経路にセットする生地ホルダー4、セットされた二つ折り生地を水平面に沿って左右横方向に移動案内する生地ガイド5、ボタンBをその径方向両側から挟み保持するボタンホルダ装置6、ボタン付け時に生地を斜め上方から押付ける生地押え25並びに前記針3の上下運動経路に対して突出退入移動可能でボタン付け工程の終了後で糸切り後の針糸を斜め後方上方へ払い除けるワイパ7等が配設されて構成されている。これらの各構成要素は周知であるため、それらの詳細な説明は省略する。
上記のような基本構成を有するボタン付けミシン1における前記ボタンホルダ装置6は、図2〜図4に示すように構成されている。即ち、左右両側に立上がり板部を有し上方及び前後両側方に開放するボタンホルダ台8aとこのボタンホルダ台8aの上方への開放を閉塞するように該ボタンホルダ台8aの左右両側の立上がり板部の上辺部に固定されるスライド蓋8bとからなる固定支持台8におけるボタンホルダ台8aの底板面上の左右中央位置に、後述する揺動レバーの取付台9が固定されている。この取付台9の左右両側には、略L字形状で互いに長さの異なる左右一対のボタンホルダ10L,10Rが共に前後方向に直線的に往復スライド自在に並置支持されている。これら左右一対のボタンホルダ10L,10Rの屈曲先端部位10la,10raには、ボタンBの径方向に相対向位置する状態で平面形状が略V字形の一対のボタン挟み部材11L,11Rが取り付けられている。
前記固定支持台8におけるスライド蓋8bの外面には、シリンダ取付台12を介して前記左右一対のボタンホルダ10L,10Rのスライド方向に一定ストロークで伸縮駆動されるアクチュエータとしてのエアシリンダ13がそのシリンダ部において固定支持され、このエアシリンダ13のシリンダ部には、エアを給排するための構成として、チューブ、継手、ユニバーサルエルボ等の通気用部材が接続されている。それら通気用部材は、図6、図7に示す従来の装置と同様であるため、図示を省略する。前記エアシリンダ13で前記スライド方向に伸縮駆動される可動ロッド13aの先端部にはロックナット14を介してシリンダガイド15が固定されている。
また、前記取付台9の先端部に回転可能に挿通保持されたスリーブカラー16には、該スリーブカラー16の軸線を支点として両端部が互いに反対方向に往復揺動可能な前記の揺動レバー17が嵌合保持されているとともに、この揺動レバー16の両端部近くから下向きに突出されたピン18a,18bが前記左右一対のボタンホルダ10L,10Rの中間部上面に形成の凹状係合部10lb,10rbに係合され、かつ、右側のボタンホルダ10Rには該ボタンホルダ10Rと前記シリンダガイド15とを一体移動可能に連結するロールピン19が挿通されており、もって、前記エアシリンダ13の伸縮駆動に伴い、その伸縮駆動力がロールピン19を介して右側のボタンホルダ10Rに伝達されて該右側のボタンホルダ10Rが前後に駆動往復スライドされると共に、この右側ボタンホルダ10Rの駆動往復スライド力がピン18b,揺動レバー17、ピン18aを介して左側のボタンホルダ10Lに伝達されて該左側のボタンホルダ10Lが右側のボタンホルダ10Rとは反対方向に同量かつ同速に駆動往復スライドされ、これによって、一対のボタン挟み部材11L,11Rが互いに接近してボタンBをその径方向両側から挟み保持する状態と互いに離間してボタンBの挟み保持を解除する状態とに切替えられるように構成されている。
そして、前記一対のボタン挟み部材11L,11RでボタンB外周面に当接する側とは反対側の中央部にはそれぞれ、同一長さの軸様部材20L,20Rが連設されている。これら軸様部材20L,20Rは、前記左右一対のボタンホルダ10L,10Rの先端部位10la,10raに形成された孔10lc,10rcに各ボタンホルダ10L,10Rのスライド方向に位置調整可能に挿通保持されているとともに、これら軸様部材20L,20Rの外周面で大、中、小三つのボタンの径に対応する軸線方向の三箇所には、前記左右一対のボタンホルダ10L,10Rの先端部位10la,10raに軸様部材20L,20Rの軸線に対し直交させて螺合保持させたビスなどねじ具21L,21Rの先端部が嵌入して軸様部材20L,20Rの回転を阻止する断面V字形の凹溝からなる締付け固定用ゲージ部22L,22Rが形成されている。
上記のように構成されたボタンホルダ装置6において、縫い付け対象となるボタンBが大ボタン(径が25〜32mmの範囲に属するもの)である場合は、図5の(a)に示すように、一対のボタン挟み部材11L,11Rの軸様部材20L,20Rをその付け根部が孔10lc,10rc内に入るまでスライド位置調整し、かつ、ねじ具21L,21Rをゲージ部22L,22Rに合せて締付け固定して用いることにより、エアシリンダ13を一定ストロークで往復駆動したとき、左右一対のボタンホルダ10L,10Rが互いに反対方向に同量かつ同速で駆動往復スライドされ、これによって、一対のボタン挟み部材11L,11Rが大ボタンBをその径方向両側から挟み保持する、あるいは、挟み保持を解除するように動作する。
また、縫い付け対象となるボタンBが中ボタン(径が15〜24mmの範囲に属するもの)である場合は、軸様部材20L,20Rを、図5の(b)に示すように、左右一対のボタンホルダ10L,10Rに対して一対のボタン挟み部材11L,11Rが互いに近付くようにスライド位置調整し、かつ、ねじ具21L,21Rを他のゲージ部22L,22Rに合せて締付け固定して用いることにより、エアシリンダ13を一定ストロークで往復駆動したとき、左右一対のボタンホルダ10L,10Rが互いに反対方向に同量かつ同速で駆動往復スライドされ、これによって、一対のボタン挟み部材11L,11Rが中ボタンBをその径方向両側から挟み保持する、あるいは、挟み保持を解除するように動作する。
さらに、縫い付け対象となるボタンBが小ボタン(径が8〜14mmの範囲に属するもの)である場合は、軸様部材20L,20Rを、図5の(c)に示すように、左右一対のボタンホルダ10L,10Rに対して一対のボタン挟み部材11L,11Rが互いに最も近付くようにスライド位置調整し、かつ、ねじ具21L,21Rをもう一つのゲージ部22L,22Rに合せて締付け固定して用いることにより、エアシリンダ13を一定ストロークで往復駆動したとき、左右一対のボタンホルダ10L,10Rが互いに反対方向に同量かつ同速で駆動往復スライドされ、これによって、一対のボタン挟み部材11L,11Rが小ボタンBをその径方向両側から挟み保持する、あるいは、挟み保持を解除するように動作する。
上述のように、縫い付け対象とするボタンBの種類(径)変更に応じて、一対のボタン挟み部材11L,11Rそれぞれの軸様部材20L,20Rを位置調整し、かつ、これら軸様部材20L,20Rに形成のゲージ部22L,22Rに合せてねじ具21L,21Rを締付け固定するといったごく簡単な作業を行なうだけで、左右一対のボタンホルダ10L,10R及び一対のボタン挟み部材11L,11Rからなる一組のボタンホルダセットを、径の異なる大、中、小の三種類のボタンのホルダ装置として兼用使用することが可能である。これによって、ボタンホルダ装置6を構成する部品点数を大幅に削減して著しいコストダウンが図れるのみならず、非装着非使用状態となる部品が無いために部品の保管管理の手間を省けるとともに、部品の紛失や破損のおそれも全くなくすることができる。また、ボタンホルダセットの付け替えに要する多大かつ面倒な作業が不要であり、例えば一つの生地に径の異なる複数種類のボタンを縫い付ける場合でもボタン付け作業全体の能率を向上することができる。
加えて、一対のボタン挟み部材11L,11Rそれぞれの軸様部材20L,20Rに形成の締付け固定用ゲージ部22L,22Rに合せてねじ具21L,21Rを締付け固定することで、左右一対のボタンホルダ10L,10RのスライドストロークをボタンBの種類(径)に対応するストロークに確実に変更することができるとともに、一対のボタン挟み部材11L,11Rを軸様部材20L,20Rの回転に伴う傾きなどの生じないように常に一定の姿勢に保つことができるので、いかなる種類のボタンを縫い付け対象とする場合も、その縫い付け対象ボタンをミシンの振動や衝撃によって脱落したり生地に対して傾いたりしないようにしっかりと確実かつ安定よく挟み保持させることが可能であり、これによって、常に体裁のよいボタン付けを行なうことができる。
なお、図5の(b)で示すような中ボタンBを縫い付け対象とするとき、及び、図5の(c)で示すような小ボタンBを縫い付け対象とするとき、ボタン挟み部材11L,11Rの背面とボタンホルダ10L,10Rの先端部位10la,10raとの間に軸様部材20L,20Rの一部が露出することになるが、この露出軸様部材部分に、図5の(b),(c)に示すようなスリーブ状の間隔保持部材23L,23Rを介在させることが望ましい。このような間隔保持部材23L,23Rを介在させる場合は、縫い付け対象となるボタンの種類変更に伴うゲージ部22L,22Rとねじ具21L,21Rとの位置合せを一層簡単、容易に行うことができる。
また、上記実施の形態では、軸様部材20L,20Rの外周面に形成するゲージ部22L,22Rとして、ねじ具21L,21Rの先端部が嵌入する断面V字形の凹溝を形成したもので説明したが、断面U字形の凹溝であってもよく、また、凹溝に変えて、軸様部材20L,20Rを径方向に貫通する孔を形成してもよい。
また、上記実施の形態では、スライド駆動機構を構成するアクチュエータとして、エアシリンダを使用したが、モータを使用し、このモータの正逆転により、ピニオンギヤとこのピニオンギヤの径方向対向部に咬合する一対のラックとを介して左右一対のボタンホルダ10L,10Rを互いに反対方向に同量かつ同速に駆動スライドさせるように構成してもよい。
さらに、本発明のボタンホルダ装置は、ボタン付けミシンに限らず、根巻きボタン付けミシンにも適用可能である。
1 ボタン付けミシン
8 固定支持台
10L,10R ボタンホルダ
10la,10ra ホルダの先端部位
11L,11R ボタン挟み部材
13 エアシリンダ(アクチュエータの一例)
17 揺動レバー
20L,20R 軸様部材
21L,21R ねじ具
22L,22R 締付け固定用ゲージ部
B ボタン

Claims (3)

  1. 固定支持台上に並置させて共に同一方向に直線的に往復スライド自在に支持された左右一対のボタンホルダと、これら左右一対のボタンホルダの先端部位に取り付けられてボタンの径方向に相対向位置する一対のボタン挟み部材と、これら一対のボタン挟み部材が互いに接近してボタンを径方向両側から挟み保持する状態及び互いに離間してボタンの挟み保持を解除する状態に切替えられるように前記左右一対のボタンホルダを互いに反対方向に同量かつ同速に駆動往復スライドさせるスライド駆動機構とを備えているボタン付けミシンのボタンホルダ装置であって、
    前記一対のボタン挟み部材のそれぞれには、左右一対のボタンホルダの先端部位に対してこれらボタンホルダのスライド方向と同一の方向に位置調整可能な軸様部材が連設されているとともに、これら軸様部材の外周面で、径の異なる複数種類のボタンのうち、少なくとも二種類のボタン径に対応する軸線方向の複数個所には、前記左右一対のボタンホルダの先端部位に螺合保持されたねじ具による締付け固定用ゲージ部が形成されており、前記一対のボタン挟み部材それぞれの軸様部材を前記方向に位置調整し、かつ、前記ゲージ部に合せてねじ具を締付け固定することにより、前記駆動機構の一定ストロークの駆動往復スライドのもとで一対のボタン挟み部材が少なくとも二種類のボタンを挟み保持及び挟み保持解除できるように構成されていることを特徴とするボタン付けミシンのボタンホルダ装置。
  2. 前記軸様部材の外周面に形成の締付け固定用ゲージ部が、断面V字形若しくはU字形の凹溝または孔である請求項1に記載のボタン付けミシンのボタンホルダ装置。
  3. 前記スライド駆動機構が、一定ストロークで伸縮駆動されるアクチュエータとこのアクチュエータの一定ストロークの伸縮駆動に伴い前記左右一対のボタンホルダ間の中央部を支点として両端部が互いに反対方向に往復揺動する揺動レバーとからなり、この揺動レバーの往復揺動に連係して左右一対のボタンホルダが互いに反対方向に同量かつ同速に往復スライドするように構成されている請求項1または2に記載のボタン付けミシンのボタンホルダ装置。
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