JP2014187926A - 鱗茎菜類の切断装置 - Google Patents

鱗茎菜類の切断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014187926A
JP2014187926A JP2013065566A JP2013065566A JP2014187926A JP 2014187926 A JP2014187926 A JP 2014187926A JP 2013065566 A JP2013065566 A JP 2013065566A JP 2013065566 A JP2013065566 A JP 2013065566A JP 2014187926 A JP2014187926 A JP 2014187926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating plate
plate
cutting
arm
pressing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013065566A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5503769B1 (ja
Inventor
Hiroshi Matsumoto
弘 松本
Tomoaki Kogure
朋晃 木暮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsumoto Inc
Original Assignee
Matsumoto Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsumoto Inc filed Critical Matsumoto Inc
Priority to JP2013065566A priority Critical patent/JP5503769B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5503769B1 publication Critical patent/JP5503769B1/ja
Publication of JP2014187926A publication Critical patent/JP2014187926A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

【課題】鱗茎菜類の供給位置を調整可能な切断装置を提供することを課題とする。
【解決手段】切断装置1であって、保持溝12が形成された回転板10と、回転板10を支持するベース部材20と、回転板10の駆動装置30と、保持溝12から裏側に突出した茎部を切断する切断刃40と、鱗茎菜類を回転板10の表面に押さえ付ける押さえ部材50と、回転板10の表面に対向して配置されたガイド板60と、を備え、押さえ部材50は、回転板10の表面に取り付けられた支持部材52と、支持部材52に傾動自在に支持されているアーム51と、アーム51の先端部に設けられた押圧部材54と、アーム51の先端部を回転板10に向けて付勢する付勢部材53とを有し、ガイド板10には、回転板10の回転に伴って、アーム51の基端部を回転板10に向けて変位させるガイド面が形成され、ガイド板60はベース部材20に対して回転軸11周りに移設自在である。
【選択図】図1

Description

本発明は、鱗茎菜類の茎部を切断するための切断装置に関する。
にんにくや玉ねぎ等の鱗茎菜類(球根野菜ともいう)を収穫後にコンテナに保管するには、茎部の大部分を切断して鱗茎菜類を小さくすることで、コンテナに収容可能な個数を多くしている。これは、複数の鱗茎菜類をコンテナに収容した状態で、乾燥装置に入れたり、冷蔵庫に保管したりするときに、収容数を多くすること等を目的としている。また、鱗茎菜類を出荷するときには、食品として不要な茎部を全て切断している。
鱗茎菜類の茎部を切断する切断装置としては、茎部が挟み込まれる開閉自在な保持部材が設けられた回転板と、回転板を回転自在に支持するベース部材と、回転板を回転させる駆動装置と、保持部材から突出した茎部を切断する切断刃と、鱗茎菜類を保持部材に押さえ付ける押圧体と、を備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。
前記した切断装置では、回転板および回転軸の周囲にガイド面を設け、回転板の回転に伴って、保持部材および押圧体がガイド面を摺動することで、保持部材および押圧体が開閉するように構成されている。
特開2010−284744号公報
前記した従来の切断装置では、保持部材および押圧体が開閉する位置が固定されているため、作業者の体格や姿勢によっては、保持部材に鱗茎菜類を供給し難くなるという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、鱗茎菜類を供給する位置を調整することができる鱗茎菜類の切断装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、鱗茎菜類の茎部を切断するための切断装置であって、前記茎部が挟み込まれる保持溝が外周縁部に形成された回転板と、前記回転板を周方向に回転自在に支持するベース部材と、前記回転板を回転させる駆動装置と、前記保持溝から前記回転板の裏側に突出した前記茎部を切断する切断刃と、前記鱗茎菜類を前記回転板の表面に押さえ付ける押圧部材を有する押さえ部材と、前記回転板の表面に対向して配置されたガイド板と、を備えている。前記押さえ部材は、前記回転板の表面に取り付けられた支持部材と、前記回転板の径方向に延在し、前記支持部材に傾動自在に支持されているアームと、前記アームの先端部に設けられた前記押圧部材と、前記アームの先端部を前記回転板の表面に向けて付勢する付勢部材と、を有している。前記ガイド板の裏面には、前記回転板の回転に伴って、前記アームの基端部が摺動するとともに、前記アームの基端部を前記回転板の表面に向けて変位させるガイド面が形成されており、前記ガイド板は前記ベース部材に対して前記回転板の回転軸周りに移設自在に取り付けられている。
この構成では、回転板の回転に伴って、アームの基端部がガイド面に案内されて回転板の表面に近づくと、アームは支持部材を支点として傾動し、押圧部材が回転板に対して開いた状態となる。そして、鱗茎菜類は、押圧部材が開いているときに、押圧部材と回転板との間に供給する。さらに、回転板の回転に伴って、アームの基端部がガイド面から離れると、アームは付勢部材の付勢力によって傾動し、押圧部材によって鱗茎菜類が回転板に押し付けられる。このようにして、鱗茎菜類を回転板に安定させた状態で茎部を切断することができる。
本発明では、ガイド板を回転軸周りに移設することで、回転板の周方向において押圧部材が開閉する位置を変えることができる。したがって、押圧部材と回転板との間に鱗茎菜類を供給する位置を、作業者の体格や姿勢に合わせて調整することができる。
また、鱗茎菜類を回転板に安定させた状態で茎部を切断することができるため、茎部が切断刃に対して直交するようにして回転板に鱗茎菜類を保持させ、この状態を維持しつつ、茎部を切断刃によって切断することができる。したがって、鱗茎菜類の茎部を軸方向に対して直角に切断することができ、茎部を切断した後の鱗茎菜類の見栄えを良くすることができる。
前記した鱗茎菜類の切断装置において、前記ガイド板を前記ベース部材に対して前記回転軸の軸方向に移設自在に取り付けることが望ましい。
この構成では、ガイド板を回転軸の軸方向に移設することで、アームの基端部がガイド板に案内されて変位する量を変えることができるため、鱗茎菜類の大きさに合わせて、押圧部材の開き量を調整することができる。
前記した鱗茎菜類の切断装置において、前記押圧部材の軸方向の先端側の部位を二股に分岐させた場合には、鱗茎菜類の根部を二股に分岐した部位の間に配置することで、根毛部を避けて押圧部材を鱗茎菜類に当接させることができるため、押圧部材によって鱗茎菜類を安定して押さえることができる。
さらに、押圧部材の鱗茎菜類に当接する面にスポンジ等の弾性部材を貼り付けた場合には、押圧部材によって鱗茎菜類をより安定して押さえることができる。
前記した鱗茎菜類の切断装置において、前記押圧部材の軸方向の先端部に、先端側に向かうに従って前記回転板の表面に向けて突出した傾斜面を有する突起部を形成してもよい。
この構成では、押圧部材と回転板との間に挟まれた鱗茎菜類が突起部の傾斜面に当接することで、鱗茎菜類が回転板の径方向の外側に移動するのを防ぐことができる。また、押圧部材を閉じたときには、突起部の傾斜面が鱗茎菜類に当接するため、鱗茎菜類が損傷するのを防ぐことができる。
前記した鱗茎菜類の切断装置において、前記ベース部材に、切断処理後の前記鱗茎菜類の前記茎部に当接する払い出し部材を設け、前記回転板の回転に伴って、前記茎部が前記払い出し部材によって前記保持溝から押し出されるように構成してもよい。この構成では、切断処理後の鱗茎菜類を回転板から確実に排出することができる。
本発明の鱗茎菜類の切断装置では、ガイド板を回転軸周りに移設することで、押圧部材が開閉する位置を変えることができるため、鱗茎菜類を供給する位置を作業者の体格や姿勢に合わせて調整することができ、作業効率を高めることができる。
本実施形態の切断装置を前方から見た図である。 本実施形態の切断装置を後方から見た図である。 本実施形態の回転板、押さえ部材およびガイド板を前方から見た図である。 本実施形態の回転板、押さえ部材およびガイド板の側断面図である。 本実施形態のガイド板の固定位置を示した図で、(a)は最も低い位置で押圧部材が閉じるときの固定位置を示した図、(b)は最も高い位置で押圧部材が閉じるときの固定位置を示した図である。 本実施形態のガイド板を回転軸の軸方向に移設した状態を示した図である。 本実施形態の払い出し板を示した側面図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の切断装置1は、図1に示すように、にんにくや玉ねぎ等の鱗茎菜類の茎部を連続して切断するものである。
切断装置1は、鱗茎菜類を搬送する回転板10と、回転板10を回転自在に支持するベース部材20と、回転板10を回転させる駆動装置30と、鱗茎菜類の茎部を切断する切断刃40と、回転板10の前面10aに設けられた複数の押さえ部材50と、回転板10の前面10aに対向して配置されたガイド板60と、回転板10の後面10b(図2参照)に対向して配置された払い出し部材70と、を備えている。
ベース部材20は、前後左右の四辺を有する上部枠体21と、上部枠体21の四隅に取り付けられた四本の脚部22と、を備えている。
回転板10は、前後方向に延在している回転軸11の軸回りに外周縁部が形成された円板状の部材である。
回転軸11の前後両端部は、上部枠体21の上面に取り付けられた前後の軸受21a(図2参照)に回転自在に支持されている。回転軸11は上部枠体21の左右方向の中間部に配置されている。
回転板10の下部は上部枠体21内に入り込んでおり、回転板10の最下部は上部枠体21よりも下方に配置されている。
回転板10の外周縁部には、図3に示すように、六つの保持溝12が周方向に等間隔に形成されている。保持溝12は鱗茎菜類Nの茎部N1が挟み込まれる部位である。
保持溝12は、回転板10の外周縁部から中心部に向けて、回転板10の径方向に形成されている。保持溝12は、外周縁部から回転板10の中心に向かうに従って溝幅が狭くなっており、V形状となっている(図2参照)。
駆動装置30は、図1に示すように、上部枠体21の上面の左側前部に取り付けられた回転用モータ31と、回転軸11の前部に取り付けられた従動ギア32と、回転用モータ31の駆動ギア33と従動ギア32とに掛け渡されたチェーン34と、を備えている。
駆動装置30では、回転用モータ31の駆動力がチェーン34を介して従動ギア32に伝達されることで、回転板10が前面視で左回り(反時計回り)に回転するように設定されている。
切断刃40は、円板の外周縁部に刃部が形成された円形カッターである。切断刃40は回転板10の左側後方に平行して配置されている(図4参照)。切断刃40の中心部には切断用モータ41の出力軸41aが取り付けられている。
切断用モータ41は、図2に示すように、上部枠体21の上面に立設されたモータ支持台23の上面に取り付けられている。回転板10を回転させたときに、切断刃40の前方を保持溝12が通過するように、モータ支持台23の高さが設定されている。
なお、切断刃40は前後方向に移設自在となっており、茎部の切断量に応じて回転板10の後面10bと切断刃40との前後方向の間隔を調整することができる。
また、上部枠体21の上面には、回転板10の左側上部および切断刃40を覆うカバー21bが取り付けられる。
押さえ部材50は、図4に示すように、鱗茎菜類Nを回転板10の前面10aに押さえ付けるものである。本実施形態では、図3に示すように、回転板10の六つの保持溝12に対応させて、六つの押さえ部材50が回転板10の周方向に等間隔に配置されている。
なお、六つの押さえ部材50は同じ構成であるため、六つの押さえ部材50について個別の説明および各部の符号は省略している。
押さえ部材50は、回転板10の表面に取り付けられた支持部材52と、支持部材52に傾動自在に支持されているアーム51と、アーム51の先端部を回転板10の前面10aに向けて付勢する付勢部材53と、アーム51の先端部に設けられた押圧部材54と、を有している。
支持部材52は、後記するアーム51を支持するものであり、回転板10の前面10aに取り付けられている。支持部材52は、保持溝12と回転板10の中心部との間の中間位置に配置されている。支持部材52には、回転板10の径方向に直交する方向に延在している傾動軸52aが設けられている。
アーム51は、回転板10の径方向に延在しており、基端部が回転板10の中央部に配置され、先端部は保持溝12の底部の近傍に配置されている。アーム51の基端部の前面には、アーム51の軸方向に回転軸が延在しているローラ55が設けられている。
アーム51の略中間部は、傾動軸52aを介して、支持部材52に傾動自在に支持されている。これにより、アーム51は、先端部が回転板10の前面10aに対して離れる方向および近づく方向に傾動自在となっている(図4参照)。
押圧部材54は、アーム51の先端部に取り付けられた板状の部材であり、先端側の部位には二股に分岐した分岐部54aが形成されている。
押圧部材54は、図4に示すように、保持溝12の表側に配置された鱗茎菜類Nに前方から当接する部位である。両分岐部54aの間に鱗茎菜類Nの根部が配置され(図3参照)、鱗茎菜類Nの根毛部が押圧部材54の前側に突出する。すなわち、押圧部材54は根毛部を避けて鱗茎菜類Nに当接する。また、押圧部材54は、軸方向の中間部が前方にオフセットされている。このように、押圧部材54は球状の鱗茎菜類Nに対して安定して当接するように形成されている。
さらに、押圧部材54の後面(鱗茎菜類Nに当接する面)には、スポンジ等の弾性部材(図示せず)が貼り付けられており、弾性部材が鱗茎菜類Nの根部の凹凸に合わせて弾性変形するため、押圧部材54を鱗茎菜類Nに対して安定して当接させることができる。
また、押圧部材54の軸方向の先端部には、回転板10の前面10aに向けて突出するように側面視でV字形状に折り曲げた突起部54bが形成されている。突起部54bには、先端側に向かうに従って回転板10の前面10aに向けて突出した傾斜面54cが形成されている。
突起部54bは、押圧部材54と回転板10との間に挟まれた鱗茎菜類Nが回転板10の径方向の外側に移動するのを防ぐための部位であり、鱗茎菜類Nは突起部54bの傾斜面54cに当接する。
付勢部材53は、アーム51の先端部を回転板10の前面10aに向けて付勢するねじりコイルばねであり、アーム51の両側面から突出した傾動軸52aの両端部に取り付けられている。付勢部材53を構成する線材の一端がアーム51に当接し、他端が回転板10の前面10aに当接している(図4参照)。
付勢部材53によってアーム51の先端部は回転板10の前面10aに向けて付勢されているため、アーム51の基端部が後記するガイド板60に接していない状態(図4の上側の押さえ部材50)では、押圧部材54は付勢部材53の付勢力によって回転板10の前面10aに押し付けられている。すなわち、押圧部材54が回転板10に対して閉じた状態となっている。
ガイド板60は、図3に示すように、前面視で扇形状の板であり、押さえ部材50のローラ55よりも前方で回転板10の前面10aに平行して配置されている(図4参照)。
ガイド板60は、円弧状の縁部が下部に配置され、直線状の縁部が上部に配置されている。ガイド板60の直線状の縁部の中間位置は、回転軸11に外嵌された外筒部材61の外周面に取り付けられている。このように、ガイド板60は、外筒部材61を介して回転軸11に支持されている。
外筒部材61は、図4に示すように、回転軸11に対して回動自在および軸方向にスライド自在となっている。したがって、ガイド板60は、回転軸11の軸回りに回動自在であるとともに、回転軸11の軸方向にスライド自在となっている。
また、外筒部材61の前端部には下方に突出した取付板62が設けられている(図5参照)。
ベース部材20の上部枠体21の内周面には、角筒状の伸縮フレーム24が突設されている。伸縮フレーム24は、基部24aに挿入された可動部24bを軸方向に移動させることで、前後方向に伸縮自在となっている。なお、可動部24bは図示しないボルトによって基部24aに固定することができる。
可動部24bの先端部には、図5(a)に示すように、連結板25が設けられている。連結板25の上部は取付板62の前面に重ね合わされる。また、連結板25の上部には、回転軸11の周方向に沿って湾曲している長穴25aが貫通している。
連結板25の前方から長穴25aにボルトBを挿通させ、ボルトBを取付板62に形成されたねじ穴に螺合させることで、取付板62が連結板25に固定されている。
図5(a)および(b)に示すように、連結板25の長穴25aに対するボルトBの固定位置を変えることで、連結板25に対する取付板62の角度を変えることができる。取付板62の角度を変えることで、ベース部材20に対するガイド板60の取付位置を回転軸11周りに移設することができる。
なお、本実施形態では、ガイド板60の左側の部位よりも右側の部位が上方に配置される位置で、取付板62が連結板25に連結されている。
また、図6に示すように、伸縮フレーム24の伸縮量を変えることで、ベース部材20に対するガイド板60の取付位置を回転軸11の軸方向に移設することができる。
ガイド板60の後面は、図4に示すように、回転板10の回転に伴って、押さえ部材50のローラ55が摺動するガイド面60aとなっている。
また、図3に示すように、ガイド板60の周方向の両端縁部には、周方向の先端側に向かうに従って回転板10から離れるように前方に向けて傾斜した傾斜部60bが形成されている。
図4に示すように、回転板10の回転に伴って、ローラ55が傾斜部60bの傾斜面に案内されてガイド板60の後側に入り込むと、アーム51の基端部は付勢部材53の付勢力に抗して、回転板10の前面10aに向けて変位し、アーム51が支持部材52を支点として傾動する。これにより、アーム51の先端部は、回転板10の前面10aから離れる方向に移動し、押圧部材54が回転板10に対して開いた状態となる(図4の下側の押さえ部材50)。
切断装置1では、図3に示すように、押さえ部材50がガイド板60に接する領域では押圧部材54が開いており、押さえ部材50がガイド板60から離れると押圧部材54が閉じる。このように、回転板10の回転に伴って、押さえ部材50がガイド板60を通過することで、押圧部材54が開閉を繰り返す。
切断装置1では、図1に示すように、回転板10の右側上部で押圧部材54が閉じるように構成されており、ベース部材20の上部枠体21よりも上方で押圧部材54が閉じる。そして、回転板10の左側下部で押圧部材54が開くように構成されている。
払い出し部材70は、図2に示すように、回転板10の下部の後方に配置された板状の部材である。払い出し部材70は、図7に示すように、回転板10の後面10bに対して垂直に配置されており、前側の側縁部が回転板10の後面10bに近接している。
払い出し部材70の上端部は、ベース部材20の上部枠体21の内周面に突設された支持フレーム26に取り付けられている。また、払い出し部材70は、下端部に向かうに従って右方(回転板10の回転方向の下流側)に傾斜しており、回転板10の最下部に配置された保持溝12の右方に延在している。
本実施形態の切断装置1を用いて鱗茎菜類Nの茎部N1を切断する場合には、図1に示すように、鱗茎菜類N(図3参照)は、押さえ部材50がガイド板60に接して押圧部材54が開いているときに、押圧部材54と回転板10の前面10aとの間に供給し、茎部N1(図3参照)を保持溝12に挟み込む。これにより、図4に示すように、保持溝12から回転板10の後側に茎部N1が突出した状態となる。
回転板10の回転に伴って、押さえ部材50がガイド板60から離れると、付勢部材53の付勢力によって押圧部材54が閉じる。これにより、押圧部材54によって鱗茎菜類Nが回転板10の前面10aに押し付けられ、鱗茎菜類Nが回転板10に対して安定する。
鱗茎菜類Nの根部は押圧部材54の両分岐部54aの間に配置され(図3参照)、根毛部を避けて押圧部材54が鱗茎菜類Nに当接するため、押圧部材54によって鱗茎菜類Nを安定して押さえることができる。
また、鱗茎菜類Nが押圧部材54の突起部54bの傾斜面54cに当接することで、鱗茎菜類Nが回転板10の径方向の外側に移動するのを防ぐことができる。なお、押圧部材54を閉じたときには、突起部54bの傾斜面54cが鱗茎菜類Nに当接するため、鱗茎菜類Nが損傷するのを防ぐことができる。
そして、茎部N1が切断刃40を通過することで、茎部N1の先端部が切断されて茎部N1が短くなる。このとき、鱗茎菜類Nが回転板10に対して安定しているため、鱗茎菜類Nの茎部N1を軸方向に対して直角に切断することができる。
なお、切断された部位は、図示しない排出シュートを通じてカバー21b(図1参照)の外部に排出される。
さらに、回転板10が回転し、押さえ部材50が回転板10の下部に移動すると、押さえ部材50がガイド板60に接して、押圧部材54が開いた状態となる。これにより、鱗茎菜類Nは重力によって保持溝12から下方に排出され、回転板10の下方に配置されたコンテナ(図示せず)に収容される。
なお、茎部N1が保持溝12内に食い込んでしまうと、押圧部材54が開いても、鱗茎菜類Nが保持溝12から排出されない場合がある。この場合には、図7に示すように、回転板10の回転に伴って、茎部N1が払い出し部材70の傾斜面に当接し、払い出し部材70によって茎部N1が保持溝12から押し出されるため、鱗茎菜類Nを保持溝12から確実に排出させることができる。
以上のような切断装置1では、図5に示すように、ガイド板60を回転軸11周りに移設することで、押圧部材54が開閉する位置を変えることができる。なお、図5(a)に示したガイド板60では最も低い位置で押圧部材54が閉じる。また、図5(b)に示したガイド板60では最も高い位置で押圧部材54が閉じる。このように、切断装置1では、押圧部材54と回転板10との間に鱗茎菜類N(図3参照)を供給する位置を、作業者の体格や姿勢に合わせて調整することができるため、作業効率を高めることができる。
また、図6に示すように、ガイド板60を回転軸11の軸方向に移設することで、押さえ部材50のアーム51の基端部がガイド面60aに案内されて変位する量を変えることができる。したがって、鱗茎菜類Nの大きさに合わせて、押圧部材54の開き量を調整することができ,鱗茎菜類Nを確実に排出することができる。
また、図4に示すように、鱗茎菜類Nを回転板10に安定させた状態で茎部N1を切断することができるため、茎部N1が切断刃40に対して直交するようにして回転板10の保持溝12に鱗茎菜類Nを挟み込み、この状態を維持しつつ、茎部N1を切断刃40によって切断することができる。したがって、鱗茎菜類Nの茎部N1を軸方向に対して直角に切断することができ、茎部N1を切断した後の鱗茎菜類Nの見栄えを良くすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態では、図5に示すように、連結板25の長穴25aに対するボルトBの固定位置を変えることで、ガイド板60を回転軸11周りに移設自在となっているが、連結板25に複数の穴を形成し、ボルトBを取り付ける穴を変えることで、ガイド板60を回転軸11周りに移設するように構成してもよい。
本実施形態では、図1に示すように、回転板10を縦回転させているが、回転板10を横回転させてもよい。この場合には、回転板10の上面に押さえ部材50が設けられ、回転板10の下方に切断刃40が配置される。
また、回転板10の保持溝12および押さえ部材50の数は限定されるものではない。さらに、駆動装置30の構成や切断刃40の構成も限定されるものではない。
また、本実施形態の押さえ部材50では、図4に示すように、アーム51の基端部に設けたローラ55がガイド面60aを摺動するように構成されているが、アーム51の基端部がガイド面60aを直接摺動するように構成してもよい。
また、本実施形態では、図3に示すように、押圧部材54が板状の部材によって構成されているが、その形状は限定されるものではなく、例えば、丸棒等の棒状の部材をU字形状に折り曲げることで、押圧部材を形成してもよい。
1 切断装置
10 回転板
10a 前面(表面)
10b 後面(裏面)
11 回転軸
12 保持溝
20 ベース部材
21 上部枠体
23 モータ支持台
24 伸縮フレーム
25 連結板
25a 長穴
30 駆動装置
31 回転用モータ
40 切断刃
41 切断用モータ
50 押さえ部材
51 アーム
52 支持部材
53 付勢部材
54 押圧部材
55 ローラ
60 ガイド板
60a ガイド面
60b 傾斜部
61 外筒部材
62 取付板
70 払い出し部材
N 鱗茎菜類
N1 茎部

Claims (5)

  1. 鱗茎菜類の茎部を切断するための切断装置であって、
    前記茎部が挟み込まれる保持溝が外周縁部に形成された回転板と、
    前記回転板を周方向に回転自在に支持するベース部材と、
    前記回転板を回転させる駆動装置と、
    前記保持溝から前記回転板の裏側に突出した前記茎部を切断する切断刃と、
    前記鱗茎菜類を前記回転板の表面に押さえ付ける押圧部材を有する押さえ部材と、
    前記回転板の表面に対向して配置されたガイド板と、を備え、
    前記押さえ部材は、
    前記回転板の表面に取り付けられた支持部材と、
    前記回転板の径方向に延在し、前記支持部材に傾動自在に支持されているアームと、
    前記アームの先端部に設けられた前記押圧部材と、
    前記アームの先端部を前記回転板の表面に向けて付勢する付勢部材と、を有し、
    前記ガイド板の裏面には、前記回転板の回転に伴って、前記アームの基端部が摺動するとともに、前記アームの基端部を前記回転板の表面に向けて変位させるガイド面が形成されており、
    前記ガイド板は前記ベース部材に対して前記回転板の回転軸周りに移設自在に取り付けられていることを特徴とする鱗茎菜類の切断装置。
  2. 前記ガイド板は前記ベース部材に対して前記回転軸の軸方向に移設自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の鱗茎菜類の切断装置。
  3. 前記押圧部材の軸方向の先端側の部位は二股に分岐していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鱗茎菜類の切断装置。
  4. 前記押圧部材の軸方向の先端部には、先端側に向かうに従って前記回転板の表面に向けて突出した傾斜面を有する突起部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の鱗茎菜類の切断装置。
  5. 前記ベース部材には、切断処理後の前記鱗茎菜類の前記茎部に当接する払い出し部材が設けられており、
    前記回転板の回転に伴って、前記茎部が前記払い出し部材によって前記保持溝から押し出されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の鱗茎菜類の切断装置。
JP2013065566A 2013-03-27 2013-03-27 鱗茎菜類の切断装置 Active JP5503769B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013065566A JP5503769B1 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 鱗茎菜類の切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013065566A JP5503769B1 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 鱗茎菜類の切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5503769B1 JP5503769B1 (ja) 2014-05-28
JP2014187926A true JP2014187926A (ja) 2014-10-06

Family

ID=50941820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013065566A Active JP5503769B1 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 鱗茎菜類の切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5503769B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104908072A (zh) * 2015-06-16 2015-09-16 马晓东 全自动切菜机
CN106307582A (zh) * 2016-10-31 2017-01-11 杨钦海 大蒜切根机及大蒜分瓣机
CN109631553A (zh) * 2018-12-11 2019-04-16 怀化金艳猕猴桃有限责任公司 一种猕猴桃切条烘干装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111015748B (zh) * 2019-12-18 2021-07-02 利亚湾实业股份有限公司 一种玫瑰分茎切割装置
CN113103291B (zh) * 2021-03-19 2022-09-20 江西樟树成方中药饮片有限公司 一种中药炮制用枳壳批量剖开设备

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0767382B2 (ja) * 1986-08-18 1995-07-26 片倉機器工業株式会社 玉葱の根茎切断機
JP5436946B2 (ja) * 2009-06-10 2014-03-05 株式会社木原製作所 農産物切断装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104908072A (zh) * 2015-06-16 2015-09-16 马晓东 全自动切菜机
CN104908072B (zh) * 2015-06-16 2016-08-24 马晓东 全自动切菜机
CN106307582A (zh) * 2016-10-31 2017-01-11 杨钦海 大蒜切根机及大蒜分瓣机
CN109631553A (zh) * 2018-12-11 2019-04-16 怀化金艳猕猴桃有限责任公司 一种猕猴桃切条烘干装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5503769B1 (ja) 2014-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5503769B1 (ja) 鱗茎菜類の切断装置
US11241017B2 (en) Adjustable thickness sheeting device for a food processing device
US20150313026A1 (en) Support Device for Tablet Personal Computer
US8747036B2 (en) Power tools
US20100066222A1 (en) Boots/low shoes accommodation shoe cupboard
ES2544969T3 (es) Cajón con un mecanismo de ajuste
KR20140063676A (ko) 식품 절단 장치
US11267146B2 (en) Cutter head and hair-cutting machine therefor
US3780435A (en) Cutting device
JP2012240136A (ja) 野菜類スライサー
JP4940077B2 (ja) カッタ装置
KR101770166B1 (ko) 식육 고속 슬라이서
WO2010126678A3 (en) Improved abrasive saw
CN213796845U (zh) 一种新型切片机
WO2012105257A1 (ja) 食品切断装置
US6675486B2 (en) Portable bandsaw
JP2011156650A (ja) 野菜カッティング装置
JP2014161970A (ja) 卓上切断機
JP6081314B2 (ja) 芝生バリカン
KR200475754Y1 (ko) 가위 보관장치
JP2020031601A (ja) 根切除装置
US20060090625A1 (en) Band saw
EP3967465A1 (fr) Trancheuse de pain avec un support de tranches
JP7060444B2 (ja) フードスライサ
ES2316134T3 (es) Dispositivo para partir madera.

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5503769

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250