JP2007075253A - 片針切り替え装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切り替えレバーの操作性を低下させずにバウンドを抑える。
【解決手段】片針切り替え装置1は、ミシンに設けられた一対の針棒のうち、両針棒又はいずれか一方の針棒による縫製を行うに際して使用する針棒の切り替え操作を行う切り替えレバー2と、切り替えレバー2に連結され、当該切り替えレバー2の操作に連動して二本針縫い又はいずれか一方の針による一本針縫いを可能とする切り替え機構18と、切り替えレバー2の操作により、切り替え機構18がいずれか一方の針棒により一本針縫いを行う状態にある場合に、切り替え機構18を両針棒により二本針縫いを行う状態に解除する解除レバー19と、切り替えレバー2又は切り替え機構18に対して直接的又は相対的に押圧力を付与する押圧機構6と、押圧機構6に設けられ、切り替えレバー2又は切り替え機構18に対する押圧力を調節する調節機構7と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、二本針ミシンに設けられる片針切り替え装置に関する。
二本針ミシンの中には、片針切り替え装置が設けられているものがある。この片針切り替え装置には、ミシンフレーム外部に切り替えレバーが設けられている。切り替えレバーは、通常、中立位置にあり、中立位置では二本の針棒が駆動可能とされ、二本針縫いができるようになっている。この中立位置から切り替えレバーを左に回すと一方の針棒の駆動を停止させて他方の針棒のみが駆動する。また、中立位置から切り替えレバーを右に回すと他方の針棒の駆動を停止させて一方の針棒のみが駆動し、ともに一本針縫いができるようになっている。切り替えレバーを左又は右に回すと、切り替えレバーは回された状態で保持されるようになっている。そして、切り替えレバーとは別個に設けられた解除レバーを押下することにより、切り替えレバーを中立位置に戻すことができるようになっている(例えば、特許文献1,2参照。)。
このような切り替えレバーには、切り替えレバーの操作に合わせて針棒を切り替えるための切り替え機構が連結されているが、切り替え機構は複数のリンク等を備えており、重量も比較的大きい。そのため、切り替えレバーを中立位置に戻す際における慣性モーメントも大きく、切り替え機構がバウンドし、切り替え機構を構成する部品を破損してしまうことがある。
このバウンドを無くすため、ミシンフレームにブッシュを設け、そのブッシュにバネを設け、バネの先端にボールを設けて、このボールがバネにより付勢された状態で切り替えレバーを押圧する押圧機構が設けられていた。この押圧機構を設けることにより、切り替えレバーを中立位置に戻す際に発生するバウンドをボールによって抑制することができ、切り替え機構を構成する部品の破損を大幅に減少させることができる。
実公平7−52696号公報 登録実用新案第2568884号公報
しかし、切り替えレバーとボールは当接しているため、ミシンの使用時間が長くなるにつれてボールは摩耗する。そのため、切り替えレバーを押圧する押圧力が低下し、切り替え機構のバウンドを抑える効果が減少してしまうという問題があった。一方、摩耗を見越してボールによる切り替えレバーへの押圧力を高めに設定すると、切り替えレバーの操作性が低下するという問題があった。
また、ボールの摩耗に限らず、ボールの大きさや表面粗さ等の品質が異なっても切り替えレバーへの押圧力は変わるため、摩耗したボールを交換しても、上記問題を解決することは困難であった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、切り替えレバーの操作性を低下させることなく、切り替え機構のバウンドを抑えることができる片針切り替え装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、片針切り替え装置において、ミシンに設けられた一対の針棒のうち、両針棒又はいずれか一方の針棒による縫製を行うに際して使用する針棒の切り替え操作を行う切り替えレバーと、前記切り替えレバーに連結され、当該切り替えレバーの操作に連動して二本針縫い又はいずれか一方の針による一本針縫いを可能とする切り替え機構と、前記切り替えレバーの操作により、前記切り替え機構がいずれか一方の針棒により一本針縫いを行う状態にある場合に、前記切り替え機構を両針棒により二本針縫いを行う状態に解除する解除レバーと、前記切り替えレバー又は前記切り替え機構に対して直接的又は相対的に押圧力を付与する押圧機構と、前記押圧機構による前記切り替えレバー又は前記切り替え機構に対する押圧力を調節する調節機構と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、切り替えレバーの操作により、切り替え機構がいずれか一方の針棒により一本針縫いを行う状態にある場合に、解除レバーを操作すると、切り替えレバー又は切り替え機構は両針棒により二本針縫いを行う状態に解除される。この解除の際に切り替え機構がバウンドしようとするが、押圧機構が切り替えレバー又は切り替え機構に対して直接的又は相対的に押圧力を付与するため、そのバウンドが押圧機構によって抑制される。
ここで、長時間の使用により、押圧機構における切り替えレバー又は切り替え機構への押圧箇所は摩耗するが、押圧機構に設けられた調節機構は、切り替えレバー又は切り替え機構に対する押圧力を調節する。その結果、押圧箇所が摩耗すればその押圧機構による押圧力を維持するように調節することにより、押圧力を維持することができる。また、押圧機構における押圧箇所の部品を交換した際にその部品の品質が異なってもその部品に合わせて押圧力を調節することができる。
従って、押圧機構の摩耗や部品の交換を考慮して押圧力を高めることによって生じる切り替えレバーの操作性を低下させることなく、切り替え機構のバウンドを抑えることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の片針切り替え装置において、前記押圧機構は、前記切り替えレバー又は前記切り替え機構に設けられた付勢部材と、前記付勢部材に対向するように前記切り替えレバー又は前記切り替え機構に配置され、押圧により反力を取ることが可能な固定部を前記付勢部材の付勢力により押圧する押圧球と、を備えることを特徴とする。
ここで、固定部とは、ミシンを構成する部品のうち、押圧球の押圧により反力をとることができるものであればどのような部品であってもよいが、常に固定された状態にあって、位置が不変の部品であることが好ましい。
請求項2に記載の発明によれば、付勢部材を動作側となる切り替えレバー又は切り替え機構に設け、固定部を押圧球で押圧することにより、固定部に対する押圧力の反力を利用して、切り替えレバー又は切り替え機構に相対的に押圧力を付与することができる。
従って、調節機構により押圧力を調節する際に、切り替えレバー又は切り替え機構を動作させて調節作業がしやすい位置に移動させて調節を行うことができる。
また、押圧する部品として押圧球を用いているので、固定部に対して点接触することとなり、固定部に対して面接触する部品に比べて少ない付勢力で大きな押圧力を発揮させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の片針切り替え装置において、前記調節機構は、前記付勢部材が収容される収容孔が一端から他端に向けて貫通して形成された収容部と、前記収容孔に螺合され、前記収容孔に収容された付勢部材を一端から押して付勢力を発生させる螺合部材と、前記螺合部材に螺合され、前記収容孔における前記螺合部材の位置決めを行う位置決め部材と、を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、調節機構により押圧力の調節を行う際において、押圧力を高めたい場合には、螺合部材を収容孔にねじ込むことにより付勢部材は押されて元の状態に戻ろうとする復元力により押圧球への付勢力を高めることができる。このとき、位置決め部材を螺合部材に螺合することにより、付勢部材の付勢力で螺合部材が収容孔から外れることを防止することができる。一方、押圧力を低下させたい場合には、螺合部材を逆方向に回転させることにより、押圧球への付勢力を低下させることができる。
従って、少ない部品で簡単な構成で押圧力を調節することができ、コストの低減を図ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の片針切り替え装置において、前記切り替えレバーの操作により、前記切り替え機構が両針棒を用いて二本針縫いを行うように針棒の切り替えを行った場合における前記押圧球により押圧される前記固定部の押圧箇所に、前記押圧球が係合する係合溝を形成したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、二本針縫いを行うときの切り替えレバーの位置では、押圧球が係合溝に係合され、位置決めされる。
これにより、作業者が二本針縫いを行うときの切り替えレバーの位置から切り替え操作を行う際には、係合溝から押圧球を脱出させるために余分に力をかける必要がある。そのため、作業者が自分の意思とは無関係に切り替えレバーに触れてしまった程度の小さい力では針棒が切り替えられることはなく、誤動作を防止することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の片針切り替え装置において、前記固定部は、ミシンフレームであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、ミシンフレームは、ミシンを構成する他の部品に比べて大きく、強固であり、しかも、大部分がミシンの外部に露出しているため、押圧球の押圧により反力をとる際に、比較的な大きな反力をとることができるとともに、簡単に反力をとることができる。
従って、固定部としての機能を十分に発揮させ、押圧機構を簡単な構造とすることができる。
請求項1に記載の発明によれば、押圧機構の摩耗や部品の交換を考慮して押圧力を高めることによって生じる切り替えレバーの操作性を低下させることなく、切り替え機構のバウンドを抑えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、調節機構により押圧力を調節する際に、切り替えレバー又は切り替え機構を動作させて調節作業がしやすい位置に移動させて調節を行うことができる。
また、押圧する部品として押圧球を用いているので、固定部に対して点接触することとなり、固定部に対して面接触する部品に比べて少ない付勢力で大きな押圧力を発揮させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、少ない部品で簡単な構成で押圧力を調節することができ、コストの低減を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、作業者が二本針縫いを行うときの切り替えレバーの位置から切り替え操作を行う際には、係合溝から押圧球を脱出させるために余分に力をかける必要がある。そのため、作業者が自分の意思とは無関係に切り替えレバーに触れてしまった程度の小さい力では針棒が切り替えられることはなく、誤動作を防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、固定部としての機能を十分に発揮させ、押圧機構を簡単な構造とすることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る片針切り替え装置の最良の形態について詳細に説明する。
<片針切り替え機構>
図1に示すように、片針切り替え装置1は、二本針ミシンの針棒機構10における針棒の切り替えを行うものであり、片針切り替え装置1は二本針ミシンの針棒機構10に連結され、片針切り替え装置1の動作により、縫製に用いる針棒の切り替えが行われる。
図1、図2に示すように、片針切り替え装置1は、ミシンに設けられた一対の針棒のうち、両針棒又はいずれか一方の針棒による縫製を行うに際して使用する針棒の切り替え操作を行う切り替えレバー2と、切り替えレバー2と針棒機構10とを連結する切り替え機構18と、を備えている。切り替えレバー2は、その中央部近傍で湾曲形成された板材である。切り替えレバー2は、取り付けの際には、その長手方向がミシンの上下方向にほぼ沿うように設けられる。切り替えレバー2の一端部(下端部)には、作業者が操作をする際に把持する把持部2aが形成されている。この把持部2aの少し上方における切り替えレバー2の裏面側には、切り替え操作を行った際に解除レバー19に係合させる係合ねじ2bが取り付けられている。
解除レバー19は、切り替えレバー2の操作により、切り替え機構18がいずれか一方の針棒により一本針縫いを行う状態にある場合に、切り替え機構18を両針棒により二本針縫いを行う状態に解除するものである。解除レバー19は、切り替えレバー2の背面側に設けられ、切り替えレバー2に設けられた係合ねじ2bが解除レバー19に当接することで切り替えレバー2を回した位置を保持することができる。具体的には、切り替えレバー2を図2における左側に回すことで、係合ねじ2bは解除レバー19の側縁部19aに当接する。そして、当接後は解除レバー19は、切り替えレバー2が二本針縫いを行う中立位置に戻ることを防止して一本針縫いを行う状態を保持する。
一方、切り替えレバー2を図2における右側に回すことで、係合ねじ2bは解除レバー19の側縁部19bに当接する。そして、解除レバー19は、切り替えレバー2が二本針縫いを行う中立位置に戻ることを防止して一本針縫いを行う状態を保持する。
また、解除レバー19は、図示しない弾性部材により後方から切り替えレバー2側に押圧されている。そして、弾性部材の弾性力に抗して解除レバー19の下端部を押下すると、側縁部19a,19bと係合ねじ2bとの係合が解除され、切り替えレバー2は、二本針縫いを行う中立位置に戻る。
切り替えレバー2の他端部(上端部)には、切り替えレバー軸3を挿通させる挿通孔2cが形成されており、この挿通孔2cに切り替えレバー軸3の一端部が挿通されて、止めねじ2d,2eにより切り替えレバー2と連結されている。切り替えレバー軸3は、円柱状の部材であり、その長手方向がミシンの前後方向に沿うように配置されている。切り替えレバー軸3の他端部には、切り替え腕4が止めねじ4aにより連結されている。切り替え腕4は、ミシンの上下方向に延びる部材であり、切り替え腕4の上端部に形成された挿通孔4bに切り替えレバー軸3が挿通されて連結されるようになっている。切り替え腕4の下端部には挿通孔4cが形成され、この挿通孔4cに挿通されたねじ4dを介して切り替え板5が連結されている。また、切り替え腕4の略中央には、切り替え腕4に対向配置され、押圧により反力を取ることが可能な固定部としてのミシンフレームFを外側から押圧する押圧機構6が設けられている。
押圧機構6は、切り替えレバー2又は切り替え機構18に対して直接的又は相対的に押圧力を付与するものである。押圧機構6は、例えば、収容部としての切り替え腕4の略中央に貫通して形成された収容孔4eに設けられている。押圧機構6は、収容孔4eに収容される付勢部材としてのバネ6aと、ミシンフレームFに対向配置されるとともにバネ6aの一端部に設けられ、バネ6aの付勢力によりミシンフレームFを押圧する押圧球6bと、を備えている。
ここで、収容孔4eの内周面には、雌ねじ溝が形成されており、収容孔4eには、雌ねじ溝に螺合する雄ねじ溝が形成されている。収容孔4eには、バネ6aを一端から押して付勢力を発生させる螺合部材としての止めねじ6cがバネ6aの他端側からねじ込まれている。すなわち、押圧機構6は、バネ6aの付勢力により押圧球6bがミシンフレームFを押圧することにより、切り替え腕4に対して相対的に押圧力を付与することができる。また、止めねじ6cを押圧球6bに向けてねじ込むことにより、止めねじ6cの一端部でバネ6aを縮ませることができるのでバネ6aの付勢力を増加させることができ、押圧球6bがミシンフレームFを押圧する押圧力を高めることができる。
また、止めねじ6cの他端部には、止めねじ6cに螺合され、収容孔4eにおける止めねじ6cの位置決めを行う位置決め部材としてのナット7aが設けられている。このナット7aは、バネ6aの付勢力により、止めねじ6cがゆるむことを防止する。
このような構成とすることにより、止めねじ6cの収容孔4eへの挿入量を変えることにより、押圧球6bのミシンフレームFに対する押圧力を調節することができるようになっている。また、収容孔4eと、止めねじ6cと、ナット7aとを備えることで、押圧機構6による切り替えレバー2又は切り替え機構18、例えば、切り替え腕4に対する押圧力を調節する調節機構7が構成される。
切り替え板5は、ミシンの左右方向に延びる板材であり、その一端部には、切り替え腕4を中立位置に保つするための中立保持機構8が設けられている。
中立保持機構8は、切り替え板5の一端部を両側から切り替えバネ8a,8aで挟み、その切り替えバネ8a,8aの外側から土台8bで挟み、それぞれに切り替えバネ軸8cが挿通されている。切り替えバネ軸8cの両端部にはEリング8dが嵌め込まれ、切り替えバネ軸8cの抜けを防止している。なお、土台8bはミシンフレームFに止めねじ8eを介して固定されている。
切り替え板5の他端部には、その長手方向に沿って長孔5aが形成されている。この長孔5a内に位置するようにねじ5b,5bが固定されている。また、ねじ5b,5bは、切り替え板5をその長手方向に摺動可能に支持している。
切り替え板5は、ねじ5bにより長孔5aを介してミシンフレームFに取り付けられている。また、切り替え板5の他端部には、板バネ9が止めねじ9aを介して連結されている。この板バネ9の先端部には、縫製に用いる針棒を切り替える切り替え部材81(後述する)が係合されている。
また、図3に示すように、切り替えレバー2が中立位置にある場合における押圧球6bにより押圧されるミシンフレームFの押圧箇所には、押圧球6bに係合する係合溝Mが形成されている。これは、作業者の誤操作等により切り替えレバー2が少しの力で左右に振れないようにするためのものである。
次に、上記の片針切り替え装置1により針棒の切り替えが行われる針棒機構について説明する。
<針棒機構>
図4〜図10に示すように、針棒機構10は、二本針ミシンの図示しないアーム部の先端内部に設けられ、二本の縫い針(図示略)をそれぞれ個別に保持する一対の針棒20を同時又は選択的に上下動させるものである。以下の説明において、垂直上下方向をZ軸方向、水平面に設置した状態における二本針ミシンのアーム部の長手方向をY軸方向、図示しない針板の板面に平行であってY軸方向直交する方向をX軸方向とする。なお、X軸方向とY軸方向とZ軸方向とは互いに直交するものとする。
二本針ミシンの針棒機構10は、それぞれ第一の係合穴21及び第二の係合穴22が形成された一対の針棒20と、各針棒20を上下動可能に個々に支持する針棒支持体としての針棒支持枠40と、一対の針棒20を個々に保持する針棒抱き51を用いて各針棒20を上下動させる針棒上下動機構50と、各針棒20の第一の係合穴21に対して先端を挿脱させる一対のクラッチ部材61を用いて針棒抱き51によるそれぞれの針棒20の保持を選択的に保持状態と解除状態とに切り替え可能なクラッチ機構60と、クラッチ機構60により保持を解除状態とされた針棒20の第二の係合穴22に対して先端を挿脱させるストッパ部材71を用いて針棒支持枠40に保持させるストッパ機構70と、人為的な入力操作によりいずれかの針棒20を選択してクラッチ機構60における保持状態と解除状態を切り替える保持解除切り替え機構80と、を備えている。
(針棒)
図4、図5に示すように、各針棒20は針棒支持枠40により通常はZ軸方向に沿った状態で支持され、針振りを行う場合には、針棒支持枠40を介して各針棒20の長手方向中間位置でY軸方向に沿った軸を中心に回転揺動動作が付与される。かかる揺動が行われたときには、各針棒20はその上下端部がそれぞれX軸方向に沿って揺動する。
各針棒20は、断面円形の丸棒の周面の一部に平坦面23を形成した棒状体であり、その下端部で図示しない縫い針の保持を行っている。
針棒20がZ軸方向に沿って支持された状態において平坦面23はY−Z平面に沿った状態となるように針棒支持枠40に支持される。かかる平坦面23の面上であってZ軸方向における中間位置には、当該長手方向に沿って溝部24が形成されている。
また、平坦面23の平面上であって溝部24の下端部と上端部の近傍には、当該溝部24に重なるように、第一の係合穴21と第二の係合穴22とが形成されている。
第一の係合穴21は、クラッチ部材61の先端部が挿入可能なようにその先端形状に対応して、長方形状に形成されている。かかる長方形状は、クラッチ部材61の先端部が略矩形状に突出していることに対応しており、長方形の長辺と短辺の長さがそれぞれクラッチ部材61の略矩形状先端部の横幅と縦幅よりもわずかに大きく設定されている。
第二の係合穴22は、第一の係合穴21よりも上方に位置し、後述するストッパ部材71(図7参照)の先端部の形状に対応して、正面視で矩形状であって側面視で半円状に形成されている。
溝部24の内部には、当該溝部24の長手方向に沿って揺動板25が揺動可能に取り付けられている。かかる揺動板25は、第一の係合穴21と第二の係合穴22との中間位置でY軸方向に沿った支持軸に支持されており、揺動によりその両端部はX軸方向に沿って移動する。つまり、揺動板25の一端部と他端部とはそれぞれ第一の係合穴21と第二の係合穴22の内部を各係合穴21,22の深度方向に沿って移動を行う。
また、揺動板25はその一端部が第一の係合穴21の深部近傍まで押し込まれると、他端部が第二の係合穴22内で平坦面23まで押し出され、その他端部が第二の係合穴22の深部近傍まで押し込まれると、一端部が第一の係合穴21内で平坦面23まで押し出される形状に形成されている。
つまり、同一の針棒20について、第一の係合穴21にクラッチ部材61が挿入されると、既に第二の係合穴22に挿入されていたストッパ部材71が揺動板25により押し出される。また、第二の係合穴22にクラッチ部材71が挿入されると、既に第一の係合穴21に挿入されていたクラッチ部材61が揺動板25により押し出されるようになっている。
また、針棒20は、上下動を行うときには、その第一の係合穴21によりクラッチ機構60と係合して針棒抱き51に保持される。一方、片針で縫製するために上下動が制止されるときにはクラッチ機構60が解除されると共に第二の係合穴22によりストッパ機構70と係合して針棒支持枠40が保持される。
(針棒支持枠)
図4、図7に示すように、針棒支持枠40は、その上部と下部とに針棒20をY軸方向に二本並ぶように挿通させる挿通穴が形成されており、これらにより各針棒20を上下動可能に支持している。
針棒支持枠40の下部における針棒20の支持部の近傍には、潤滑油或いはグリス等が供給される不織布或いはウレタン等の供給部材41が設けられており、当該供給部材41を摺動するように各針棒20が配設されている。これにより、潤滑油又はグリスが各針棒20と針棒支持枠40との摺動部に供給され、上下動が円滑に行われる。
また、針棒支持枠40の上部における針棒20の支持部近傍にはストッパ機構70が設けられており、針棒支持枠40のストッパ機構70のすぐ下側には保持解除切り替え機構80が設けられている。ストッパ機構70及び保持解除切り替え機構80については後に詳述する。
さらに、針棒支持枠40に支持された針棒20の近傍には、各針棒20に対して上下動の駆動力を付与するリンク体54の一端部に設けられた角駒55の上下動を案内するガイド溝42が形成されている。
また、針棒支持枠40のY軸方向一端部における上下方向中間位置に、針振りの揺動駆動力を付与する揺動軸43の一端部が連結されている。かかる揺動軸43は、Y軸方向に沿った状態で回転可能にミシン機枠に支持され、針棒20の上下動と同期して揺動を行う揺動機構に連結されている。また、揺動機構は、周知の構成によりその揺動角度範囲を0から所定の角度範囲まで調節可能であり、必要に応じて各針棒20に保持された縫い針をX軸方向に沿って任意の振り幅で針振りさせることが可能となっている。また、前述したように、針振りを行わない状態にあっては、各針棒20がZ軸方向に沿った状態となるように、針振りの揺動機構は調整されている。
(針棒上下動機構)
針棒上下動機構50は、図4に示すように、クラッチ機構60を介して各針棒20を支持する針棒抱き51と、各針棒20の上下動駆動源たるミシンモータ(図示せず)により回転駆動されるミシン主軸52と、ミシン主軸52の一端部に固定装備された回転錘53と、回転錘53と針棒抱き51との間を連結するリンク体54と、リンク体54の針棒抱き側の端部をZ軸方向に沿って移動させる角駒55とを備えている。
(クラッチ機構)
クラッチ機構60は、図4、図7に示すように、針棒抱き51の正面から各挿通穴まで貫通した円形の支持穴57に挿入される二つのクラッチ部材61と、各クラッチ部材61をそれぞれ個別に進退移動させる二つの従動リンク62と、各従動リンク62を介して各クラッチ部材61に対して前進方向の移動力を個別に付与する二つの押圧バネ63と、各クラッチ部材61を後退した状態(退避位置)でそれぞれ係止する二つの係止爪64と、各係止爪64が係止を行う方向にそれぞれ押圧する二つの押圧バネ65と、各係止爪64による係止を解除する操作を外部から入力可能な解除ピン66とを備えている。
(保持解除切り替え機構)
保持解除切り替え機構80は、針棒抱き51の上死点よりも若干上方となる位置において針棒支持枠40に形成されたガイド溝部82と、ガイド溝部82に沿って滑動可能に支持された切り替え部材81と、切り替え部材81のガイド溝部82からの脱落を防止する押さえカバー83とを備えている。
ガイド溝部82は、針棒支持枠40の上部においてY軸方向に沿って形成され、同方向に沿って切り替え部材81を滑動可能に支持している。
切り替え部材81は、その全体が略角柱形状であり、その一端部には長手方向に直交する方向に突出した当接突起81aが形成され、その他端部はミシン機枠の外部に設けられた図示しない操作入力手段に連結されている。
切り替え部材81は、当接突起81aが下方に向けられた状態でガイド溝部82に支持される。そして、切り替え部材81のY軸方向に沿った移動により、針棒抱き51の上死点到達時におけるクラッチ機構60の一方の従動リンク62,他方の従動リンク62又は解除ピン66のいずれかを押圧可能な位置に当接突起81aを切り替えることが可能となっている。そして、当接突起81aの切り替えは、切り替えレバー2の操作により、板バネ9が動くことで、板バネ9に係合された切り替え部材81が動くことによりなされる。なお、この当接突起81aは、上死点位置まで上昇した針棒抱き51の各従動リンク62,62及び解除ピン66に対して、各々の解除動作に要するストローク分下方に押し下げることが可能な突出長さに設定されている。
(ストッパ機構)
ストッパ機構70は、針棒支持枠40の上端部において当該針棒支持枠40の正面から針棒20の挿通穴まで貫通した二つの円形の貫通穴を有する支持部72と、各支持部72の貫通穴に挿入される二つのストッパ部材71と、各ストッパ部材71をそれぞれ個別に前進方向(針棒20側)の移動力を付与する二つの押圧バネ73と、各押圧バネ73を後方で支持すると共に支持部72の貫通穴を覆い塞ぐカバー体74とを備えている。
<片針切り替え装置の動作説明>
ここで、片針切り替え装置1の動作説明を行う。切り替えレバー2を左右の方向に回すと、切り替えレバー2に連結された切り替えレバー軸3は、切り替えレバー2の上端部を支点とする回転方向と同方向に回転する。切り替えレバー軸3の回転により、切り替えレバー軸3に連結された切り替え腕4の下端部は、その上端部を支点として切り替えレバー軸3と同方向に回転する。切り替え腕4の回転により、切り替え腕4に連結された切り替え板5は、切り替え腕4の回転に伴って、ミシンの左右方向に移動し、切り替え板5に連結された板バネ9も同方向に移動し、板バネ9に係合された切り替え部材81も左右方向に移動する。この切り替え部材81の移動により、針棒の切り替えがなされる。
<二本針ミシンの針棒機構の動作説明>
続いて、図4〜図10に基づいて二本針ミシンの針棒機構10の動作説明を行う。
図4は、各針棒20がいずれも上死点位置にある針棒抱き51に保持された状態を示しており、ここから動作説明を開始する。
ミシンモータの駆動により針棒上下動機構50のミシン主軸52,回転錘53及びリンク体54を介して針棒抱き51に下降移動力が付与される。これにより、針棒抱き51は二本の針棒20と共に下死点まで移動する(図6の状態)。
そして、一方の針棒20(ここでは左側の針棒20を例に説明する)について、上下動を停止させる場合には、針棒抱き51が下降を介して再び上死点に戻るまでの間に、切り替えレバー2を図1における左側に回すことにより、切り替え部材81の当接突起81aを左側の従動リンク62の上方位置に合わせる。
ミシンモータの駆動により再び針棒抱き51が上死点まで移動すると、切り替え部材81の当接突起81aが左側の従動リンク62を下方に押圧する(図8及び図9の状態)。
これにより、左側の従動リンク62は、押圧バネ63に抗してクラッチ部材61を後退方向に移動させ、当該クラッチ部材61の下方にある係止爪64の先端部が押圧バネ65に押圧されて切り欠き内に進入し、クラッチ部材61を前進しないように係止する。
さらに、クラッチ部材61が後退移動を行うことにより、第一の係合穴21から抜け出て、左側の針棒20の溝部24内の揺動板25の下端部が押圧状態から解放され、上端部に圧接していたストッパ部材71の先端部が第二の係合穴内に進入する。これにより、左側の針棒20は、その上死点位置で針棒支持枠40に保持された状態となる。
従って、図10に示すように、再び針棒抱き51が下降移動すると、右側の針棒20のみが針棒抱き51と共に下降し、左側の針棒20は上死点位置に残される。
また、かかる状態から再び針棒20を上下動させるには、針棒抱き51の下降開始から上死点に戻るまでの間に、解除レバー19を押下して、切り替え部材81の当接突起81aを解除ピン66の上方位置に合わせる。
ミシンモータの駆動により再び針棒抱き51が上死点まで移動すると、切り替え部材81の当接突起81aが解除ピン66を下方に押圧する(図4及び図7の状態)。
これにより、解除ピン66は、その下端部が左側の係止爪64の当接部を押圧し、押圧バネ65に抗して係止爪64の先端部を下方に移動させる。その結果、係止爪64はクラッチ部材61の切り欠き61cへの係止状態が解除され、当該クラッチ部材61は押圧バネ63に押圧されて前進移動する。そして、クラッチ部材61は針棒支持枠40に保持された針棒20の第一の係合穴21に進入し、揺動板25の下端部を押圧し、上端部を押圧していたストッパ部材71を押し返して第二の係合穴22の外部に送り出す。
これにより、当該針棒20は、ストッパ部材71により保持されていた状態が解除され、針棒抱き51に保持された状態となり、再び上下動を開始する。
<作用効果>
実施形態における片針切り替え装置1によれば、切り替えレバー2の操作により、一本針縫いを行う状態にある場合に、解除レバー19を操作すると、切り替えレバー2や、切り替え腕4等を有する切り替え機構18は二本針縫いを行う状態に解除される。この解除の際に切り替えレバー2や切り替え機構18がバウンドしようとするが、押圧機構6が切り替えレバー2又は切り替え機構18に対して直接的又は相対的に押圧力を付与するため、そのバウンドが押圧機構6によって抑制される。
ここで、長時間の使用により、押圧機構6における切り替えレバー2又は切り替え機構18への押圧箇所は摩耗するが、押圧機構6に設けられた調節機構7は、切り替えレバー2又は切り替え機構18に対する押圧力を調節する。そのため、押圧箇所が摩耗すればその押圧機構6による押圧力を維持するように調節することにより、押圧力を維持することができる。また、押圧機構6における押圧箇所の部品を交換した際にその部品の品質が異なってもその部品に合わせて押圧力を調節することができる。
従って、押圧機構6の摩耗や部品の交換を考慮して押圧力を高めることによって生じる切り替えレバーの操作性を低下させることなく、切り替え機構のバウンドを抑えることができる。
また、バネ6aを動作側となる切り替えレバー2又は切り替え機構18に設け、ミシンフレームFを押圧球6bで押圧することにより、ミシンフレームFに対する押圧力の反力を利用して、切り替えレバー2又は切り替え機構18に相対的に押圧力を付与することができる。
従って、調節機構7により押圧力を調節する際に、切り替えレバー2又は切り替え機構18を動作させて調節作業がしやすい位置に移動させて調節を行うことができる。
また、押圧する部品として押圧球6bを用いているので、ミシンフレームFに対して点接触することとなり、ミシンフレームFに対して面接触する部品に比べて少ない付勢力で大きな押圧力を発揮させることができる。
また、調節機構7により押圧力の調節を行う際において、押圧力を高めたい場合には、止めねじ6cを収容孔4eにねじ込むことによりバネ6aは押されて元の状態に戻ろうとする復元力により押圧球6bへの付勢力を高めることができる。このとき、ナット7aを止めねじ6cに螺合することにより、バネ6aの付勢力で止めねじ6cが収容孔4eから外れることを防止することができる。一方、押圧力を低下させたい場合には、止めねじ6cを逆方向に回転させることにより、押圧球6bへの付勢力を低下させることができる。
従って、少ない部品で簡単な構成で押圧力を調節することができ、コストの低減を図ることができる。
また、二本針縫いを行うときの切り替えレバー2の位置では、押圧球6bが係合溝Mに係合され、位置決めされる。
これにより、作業者が二本針縫いを行うときの切り替えレバー2の位置から切り替え操作を行う際には、係合溝Mから押圧球6bを脱出させるために余分に力をかける必要があるので、作業者が自分の意思とは無関係に切り替えレバー2に触れてしまった程度の小さい力では針棒が切り替えられることはなく、誤動作を防止することができる。
また、ミシンフレームFは、他の部品に比べて大きく、強固であり、しかも、大部分がミシンの外部に露出しているため、押圧球6bの押圧により反力をとる際に、比較的な大きな反力をとることができるとともに、簡単に反力をとることができる。
従って、ミシンフレームFは、固定部としての機能を十分に発揮させ、押圧機構6を簡単な構造とすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。例えば、押圧機構は、切り替え腕に設ける場合に限らず、切り替えレバーや切り替え板に設けてもよい。また、固定部もミシンフレームに限らず、ミシンの部品のうち、固定された状態にあって、位置が不変の部品であればよい。
片針切り替え装置及び針棒機構の概略構成を示す斜視図。 片針切り替え装置の概略構成を示す分解斜視図。 押圧機構及び調節機構の要部拡大図。 二本針保持状態で上死点位置にある状態を示した針棒機構の正面図。 (A)は針棒の側面図、(B)は針棒の正面図。 二本針保持状態で下死点位置にある状態を示した針棒機構の正面図。 図4の動作状態における一方の針棒の中心線を通過すると共にX−Z平面に沿った断面による針棒機構の断面図。 一方の針棒の保持状態を解除した直後の状態を示した針棒機構の正面図。 図8の動作状態における一方の針棒の中心線を通過すると共にX−Z平面に沿った断面による針棒機構の断面図。 一方の針棒の保持状態を解除して下死点に移動した状態を示した針棒機構の正面図。
符号の説明
2 切り替えレバー
4 切り替え腕(収容部)
4e 収容孔
6 押圧機構
6a バネ(付勢部材)
6b 押圧球
6c 止めねじ(螺合部材)
7 調節機構
7a ナット(位置決め部材)
18 切り替え機構
19 解除レバー
20 針棒
F ミシンフレーム(固定部)
M 係合溝

Claims (5)

  1. ミシンに設けられた一対の針棒のうち、両針棒又はいずれか一方の針棒による縫製を行うに際して使用する針棒の切り替え操作を行う切り替えレバーと、
    前記切り替えレバーに連結され、当該切り替えレバーの操作に連動して二本針縫い又はいずれか一方の針による一本針縫いを可能とする切り替え機構と、
    前記切り替えレバーの操作により、前記切り替え機構がいずれか一方の針棒により一本針縫いを行う状態にある場合に、前記切り替え機構を両針棒により二本針縫いを行う状態に解除する解除レバーと、
    前記切り替えレバー又は前記切り替え機構に対して直接的又は相対的に押圧力を付与する押圧機構と、
    前記押圧機構による前記切り替えレバー又は前記切り替え機構に対する押圧力を調節する調節機構と、
    を備えることを特徴とする片針切り替え装置。
  2. 前記押圧機構は、
    前記切り替えレバー又は前記切り替え機構に設けられた付勢部材と、
    前記付勢部材に対向するように前記切り替えレバー又は前記切り替え機構に配置され、押圧により反力を取ることが可能な固定部を前記付勢部材の付勢力により押圧する押圧球と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の片針切り替え装置。
  3. 前記調節機構は、
    前記付勢部材が収容される収容孔が一端から他端に向けて貫通して形成された収容部と、
    前記収容孔に螺合され、前記収容孔に収容された付勢部材を一端から押して付勢力を発生させる螺合部材と、
    前記螺合部材に螺合され、前記収容孔における前記螺合部材の位置決めを行う位置決め部材と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の片針切り替え装置。
  4. 前記切り替えレバーの操作により、前記切り替え機構が両針棒を用いて二本針縫いを行うように針棒の切り替えを行った場合における前記押圧球により押圧される前記固定部の押圧箇所に、前記押圧球が係合する係合溝を形成したことを特徴とする請求項2又は3に記載の片針切り替え装置。
  5. 前記固定部は、ミシンフレームであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の片針切り替え装置。
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