JP4860179B2 - ミシンの押え装置 - Google Patents

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Description

本発明はミシンの押え装置に関し、特に、上下に交換可能な押え足を有するミシンの押え装置に関する。
従来、ミシンの押え装置においては、先端に昇降可能な押え足を備えて前後に移動可能な押え腕の側面にレバーの中央部が軸を介して回動自在に取り付けられている。レバーの先端部は上記押え足に係合及び離脱可能となっており、該レバーの後方側の一端をバネやエアシリンダー等の駆動手段で昇降することで、当該レバーの他端即ち前方側の先端部に係合された押え足が上下に駆動されるようになっている。
上記押え足は、押え腕の先端に対して着脱可能となっており、この押え足を交換可能な構成としたミシンの押え装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−285667号公報
しかしながら、上記特許文献1に示すミシンの押え装置においては、長穴を介してレバーを軸支すると共に、長穴に沿ってレバー全体を後方に移動させて押え足を交換する構成であるため、押え圧の発生手段としてレバーの後端側に係合している押えばねの荷重が常にレバーの先端側にも作用しており、押え足の交換に際し軽い動作でレバーを後方に移動させることが困難で、作業者の負担が大きくなるという問題があった。また、押え足を上下に駆動するための駆動手段としてエアシリンダー等のアクチュエータを用いる場合、アクチュエータとレバーとを連結すると単純な長穴によるレバーの後方移動ではレバーとアクチュエータとの連結部等に無理な力が作用するためレバーの移動を許容する構造としなければならないという問題があった。
本発明は、押え足の交換を容易に行うことができるミシンの送り装置を提供することをその目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
押え足により被縫製物を押えて移動位置決めを行うミシンの押え装置であって、
前記押え足を上下動及び交換可能に装着するとともに、前記押え足を介して前記被縫製物を支持面において移動させる送り台と、
前記送り台の中央部に設けられた昇降レバー軸と、
前記押え足に係合し当該押え足を昇降させて押え状態と解除状態とを切り換える昇降手段と、を備え、
前記昇降手段は、
前記送り台に揺動可能に軸支され、当該揺動により前記押え足を昇降する昇降レバーと、
前記昇降レバーに揺動駆動力を付与する昇降動作付与手段と、を備え、
前記昇降レバーは、
その中央部を前記昇降レバー軸に回動可能に支持されるとともに、前端部の前後方向に沿って長穴を有する後レバーと、
後端部が前記後レバーの長穴と連結される前レバーと、
前記前レバーと後レバーを連結する調整ねじと、
前記後レバーの後端に連結され前記押え足を下方に向けて付勢する押えばねと、
前記押えばねの付勢力に抗して前記押え足を上昇させるアクチュエータとを備え、
前記調節ねじをゆるめた後、前記後レバーに対して前記前レバーを前後に移動して、前記前レバーが前記押え足と係合又は離脱されるようになっていることを特徴とするミシンの押え装置である。
請求項1に記載の発明によれば、昇降レバーは、該昇降レバーの揺動動作の支点よりも押え足側において前方側の前レバーと後方側の後レバーとに分割される。また、これら前レバーと後レバーとは、後レバーに対して前レバーを前後に移動係止可能な連結部により揺動動作の支点よりも押え足側で前後に伸縮自在に連結される。これにより、昇降レバーの揺動動作の支点よりも押え足側において当該昇降レバーを前後に伸縮することが可能となる。従って、例えば、支点を挟んで押え足側とは逆側で昇降動作付与手段が昇降の駆動力を付与している場合、昇降動作付与手段による押え圧の影響を受けることなく押え足と昇降レバーとの係合又は離脱を行うことが可能となる。よって、押え足と昇降レバーとの係合又は離脱作業を軽い力で行うことができ、押え足を交換する際に要する作業者の負担を軽減することができる。つまり、押え足を容易に交換することができる。
また、押え足の交換が行われる際に、押え圧手段として、例えば、直動型のアクチュエータ、押えばね等を使用したとしても、レバーと昇降動作付与手段との間にレバーの前後移動を許容する構造を必要としない。そのため、昇降動作付与手段として種々のものが選択可能となる。
また、昇降レバーは、スライド式の連結部により従って、押え足の交換に際する作業者の負担を軽減することができ、押え足の交換を容易に行うことが可能となる。
また、請求項1に記載の発明は、昇降レバーは、長穴と軸との係合によって構成されるスライド式の連結部により揺動動作の支点よりも押え足側で前後に自在に伸縮可能となる。従って、押え足の交換に際する作業者の負担を軽減することができ、押え足の交換を容易に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、本発明を電子サイクルミシンに適用した場合について、図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態の全体構成)
本実施形態たるミシンの押え装置100(以下、押え装置100)は、図1に示す電子サイクルミシン1に搭載されている。
電子サイクルミシン1(以下、ミシン1とする)は、外観視にて略コ字状を呈するミシンフレーム2を備え、ミシンテーブル3上に載置されている。このミシン1は、押え装置100が被縫製物である布を保持して縫い針5に対して相対的に移動することにより、該押え装置100に保持された布に所定の縫製データ(縫い目パターン)に基づく縫い目を形成するミシンである。
ここで、縫い針5が上下動を行う方向をZ軸方向(上下方向)とし、これと直交するミシンアーム部の長手方向をY軸方向(前後方向)とし、Z軸方向とY軸方向の両方に直交する方向をX軸方向(左右方向)と定義する。
(ミシンフレーム)
ミシンフレーム2は、該ミシンフレーム2の上部をなし前後方向に延びるミシンアーム部2aと、ミシンフレーム2の下部をなし前後方向に延びるミシンベッド部2bと、ミシンアーム部2aとミシンベッド部2bとを連結する縦胴部2cとを備えている。
また、ミシンフレーム2内には図示しないミシンモータや動力伝達機構、縫製を行うための種々の機構部等が設けられているが、これらは従来周知のものと同様であるためここでは詳述しない。
(押え装置)
次に、本実施形態たるミシンの押え装置100について説明する。
押え装置100は、後述する押え足20により被縫製物たる布を押えて移動位置決めを行う押え装置であって、布の支持面であるミシンベッド部2b上において移動可能な送り台10と、送り台10に上下動及び交換可能に装着された一対の押え足20,20と、押え足20,20に係合し当該押え足20,20を昇降させる昇降手段30とを備えている。
送り台10は、その基端部が縦胴部2cの前方側近傍のミシンベッド部2b上に立設されると共に先端部がミシンアーム部2aとミシンベッド部2bの間に延出され、該先端部がミシンアーム部2aの先端側で上下動する縫い針5の近傍に迫り出した形状になっている(図1、図5参照)。また、送り台10は、該送り台10の上方に配設された受け板31dによって上方への撓みが規制されている。
送り台10の基端部には、ミシンフレーム2内に配置された図示しない駆動手段が連結されており、該駆動手段はX軸パルスモータ及びY軸パルスモータを備えている。
X軸パルスモータ及びY軸パルスモータは、それぞれ図示しないギヤ機構、駆動軸、ガイドレール等を介して送り台10にX軸方向及びY軸方向に沿う駆動力を付与するようになっており、各パルスモータの駆動量及び駆動のタイミングは、図示しない制御部によって制御されるようになっている。
また、送り台10の基端部には、布を載置するための布板4が連結されている。布板4は、ミシンベッド部2bの上面に沿って送り台10の基端部からミシンベッド部2bの前方に渡って延設されている。
また、送り台10のY軸方向における中間位置には、該送り台10をX軸方向に貫通して後述する昇降レバー31を揺動可能に軸支する昇降レバー軸33が回動自在に設けられている。
送り台10の先端部(前側端部)には、押え足20,20の支持部が設けられている。即ち、支持部の全面にはY軸方向に沿って二本の溝部11,11が形成されている(図2参照)。そして、送り台10は、この溝部11,11内に装着される後述する押え足20を介して支持面たるミシンベッド部2b上に載置される被縫製物を当該支持面において移動させるようになっている。
押え足20,20は、その基端部である滑り板状部20cが上述した送り台10の先端に上下方向(Z軸方向)に沿って並行に形成された溝部11,11内に係合され、係止板12によって前方に外れないように保持されつつ上下方向即ちZ軸方向にのみスライド移動自在となって設けられている。溝部11,11の上部及び下部は開口されており、押え足20,20の滑り板状部20c,20cは、溝部11,11の上方或いは下方から抜き取ることができ、交換可能に装備されている。また、支持部の後面には、各溝部11、11に沿って二つの長穴11a,11aが前後方向に貫通して形成されている。この長穴11a,11aに対して後述する二つの昇降レバー31,31の先端部がそれぞれ後方から挿通され、各押え足20,20の滑り板状部20c,20cと係合し、昇降移動させるようになっている。
押え足20,20は、その上部が長方形の滑り板状部20c,20cとなっている。押え足20,20の下端は、コ字状で左右の押え足20,20のコ字状枠部20a、20aを合わせると四角い枠体となる。
押え足20,20は、上述した押え足20,20の滑り板状部20c,20cから前方側の斜め下方に延設されており、当該押え足20,20の上下動の最下点において上方から布板4上の布に当接し該布を押えるようになっている。
また、上述した押え足20,20の滑り板状部20c,20cには、該滑り板状部20
c,20cをY軸方向に沿って前後に貫通する貫通孔20b、20bが設けられている。貫通孔20b,20bには、該貫通孔20b、20bに係合することで押え足20,20を上下に駆動する昇降手段30の各昇降レバーが連結されている(図5参照)。
昇降手段30は、上述した送り台20の略中央部において揺動可能に軸支されると共に一端が前後に進退することで押え足20,20と係合又は離脱され、係合時に各押え足20,20を昇降させて押え状態と解除状態とを切り換えるようになっており、前記押え足20,20に係合される左右一対の昇降レバー31,31と、各昇降レバー31,31に駆動力を付与する昇降動作付与手段32とを備えている(図1、図2参照)。
昇降レバー31,31は、上述した送り台10の左右両端に並設されており、該送り台10の略中央部に設けられた昇降レバー軸33を支点としてX軸周りに揺動可能となっている。各昇降レバー31,31は、各々が前レバー31a及び後レバー31bの2つの別体から構成されており、各前レバー31a、31a及び後レバー31b、31bは、当該昇降レバー31,31の揺動動作の支点よりも上述した押え足20,20側において連結部34を介して互いに連結されている。
後レバー31b、31bの後端は、送り台10の基端部側に延設されており押えばね32aに連結されている。また、後レバー31b、31bの略中央部は、前述した昇降レバー軸33に嵌合され、回動自在に軸支されている。後レバー31b,31bは、後端部において押えばね32aに常時上方に付勢されており、前端部が下方に付勢されている。後レバー31b、31bの先端即ち前方側の一端には、ほぼY軸方向即ち前後方向に沿う長穴34aがそれぞれ2つ上下に並んで形成されている。そして、後レバー31b、31bの先端には前レバー31a、31aの後端が、各長穴部34a、34aに挿通された軸及び止めねじを介して連結され固定されている。
また、後レバー31b,31bには、それぞれアーム部材31c,31cの一端(下端)が固定されており、アーム部材31c,31cの他端は後レバー31b,31bから上方に突設されている。アーム部材31c,31cの上方にはエアシリンダー32bが設けられている。エアシリンダー32bはミシンアーム部2a内に配設されており、該エアシリンダー32bの可動部が上下に駆動されると、その下部がアーム部材31c,31cの上部に離接され、さらにはアーム部材31c,31cを介して後レバー31b,31bを上下に駆動するようになっている。
前レバー31a、31aは、その後端がそれぞれ上述した後レバー31b、31bの前方側において該後レバーの送り台10側の面に面して連結されている。一方、前レバー31a、31aの先端は送り台10の支持部の長穴11a、11aを通って上述した押え足20,20に穿設された貫通孔20b、20bにそれぞれ遊挿されている。
つまり、上記前レバー31a、31a及び後レバー31b、31bは、上述した後レバー31b、31bの揺動動作の支点となる昇降レバー軸33よりも前方側、即ち、押え足20側において連結部34を介して前後に伸縮自在となって連結されているものである。
具体的に、連結部34は、長穴部34aと、軸34cの調節ねじ34bとから構成され、これらの係合によるスライド式となっており、昇降レバー軸33を介して送り台10に連結されている。そして、該送り台10に対する相対的な前後移動が規制されている後レバー31bに対し、前レバー31aはスライド移動により前後に進退移動可能となっている(図3(a),(b),図4(a),(b)参照)。
この連結部34は、調節ねじ34bを緩めた状態で前レバー31aを前後に移動調節することができ、調節ねじ34bを締結することでその位置を固定することができるようになっている。
また、前レバー31aを前後に移動する際の調節位置としては、調節ねじ34bが長穴34aの前方寄りに位置する「係合位置A」(図3参照)と、調節ねじ34bが長穴34aの後方寄りに位置する「離脱位置B」(図4参照)とがあり、上述した前レバー31a
を前後に進退させることでこれら選択的に切り換えることができるようになっている。
即ち、「係合位置A」では、前レバー31aの先端が押え足20の貫通孔20b内に挿通され、昇降レバー31と押え足20とが係合するようになっている。
また、「離脱位置B」では、前レバー31aの先端が押え足20の貫通孔20bから離脱して係合が解除されるようになっている。また、前レバー31aがこの「離脱位置B」にあり前レバー31aと押え足20との係合が解除された状態において、溝部11,11に沿って押え足20,20を上方(又は下方)から引き抜くことができ、押え足20を交換することができるようになっている。
昇降動作付与手段32は、昇降レバー31の後端に連結された押えばね32aと、該押えばね32aの付勢力に抗して昇降レバー31を駆動するアクチュエータとしてのエアシリンダー32bとを備えている。
押えばね32aは、昇降レバー31の後端に作用して該昇降レバー31の後端を常時上方に付勢することで、該昇降レバー31の他端即ち前方側の端部を常時下方側に付勢している。これにより、昇降レバー31の先端に押え足20が係合されている際には、押え足20は常に下方側に付勢されるようになっている。
また、エアシリンダー32bは、図示しない制御部からの指令に応じて駆動され、押えばね32aの付勢力に抗して昇降レバー31の後端を下方側に押圧するための駆動力を付与することで、該昇降レバー31の先端に連結された押え足20を上方に押し上げるようになっている。なお、昇降レバー31を駆動するアクチュエータはエアシリンダー32bに限定されるものではなく、例えば、パルスモータやソレノイド等を適用することも可能である。
そして、上記昇降レバー31をエアシリンダー32bの駆動に応じて昇降レバー軸33を支点としてX軸周りに揺動することで、該昇降レバー31の先端に係合された押え足20を溝11に沿って上下に昇降することができるようになっている。
次に、本実施形態たるミシンの押え装置100の作用について、図面を参照して詳しく説明する。
まず、昇降レバー31の前レバー31aが「係合位置A」にある場合について説明すると、前レバー31aは、上述したようにその後端側が長穴部34aの前方側において後レバー31bと連結され、該前レバー31aの前端は押え足20の貫通孔20bに挿通される。
ここで、エアシリンダー32bが停止している間は、押えばね32aによって昇降レバー31(後レバー31b)の後端に常時上向きの付勢力が付与される。このため、昇降レバー31には、昇降レバー軸33を中心にして図3(b)における反時計回り方向の付勢力が付与される。その結果、昇降レバー31の先端に係合された押え足20は常時下方側に押圧された状態となる。
そして、ミシン1が稼動の際即ち縫製に伴いエアシリンダー32bが駆動されると、昇降レバー31には押えばね32aの付勢力に抗して図3(b)における時計回り方向の回動力が付与される。これにより、押え足20,20は溝11,11に沿って上昇される。
押え足20を交換する際には、送り台10の左右に位置する昇降レバー31,31のそれぞれにつき調節ねじ34b、34bを緩めた後、左右の各前レバー31a,31aを、調節ねじ34b、34bが長穴34a、34aの後方側つまり「離脱位置B」となるようにスライド移動させる。
前レバー31aが「離脱位置B」にある際には、図4に示すように、押え足20と昇降レバー31の先端部との係合が解除され、押え足20は溝11,11に沿って上下に自由にスライド昇降可能な状態となる。この状態で適宜、押え足20の交換が行われる。
ここで、本実施形態における昇降レバー31は、揺動動作の支点である昇降レバー軸33よりも前方側即ち押え足20側においてスライド移動により前後に伸縮可能となっており、また、ミシン1が停止している際にはアーム部材31c,31cの上端がエアシリンダー32bに係止されることで後レバー31bの揺動が規制されるため、押えばね32aの付勢力が前レバー31a側に及ぶことがない。従って、押え足20の交換に際して揺動動作の支点よりも後方側に連結された押えばね32aによる付勢力やエアシリンダー32bとの連結部分の影響を受けることなく昇降レバー31と押え足20との係合が解除され、押え足20の交換が行われるものである(図4(b)参照)。
以上のように、本実施形態たるミシンの押え装置によれば、押え足20,20を交換する際には前レバー31aに押えばね32aの付勢力が及ぶことがなく、後レバー31bに対して長穴34aと調節ねじ34bで連結された前レバー31aをスライド移動により軽い力で容易に離脱位置Bとすることができる。これにより、昇降レバー31と押え足20との係合を容易に解除することができる。従って、押え足20,20の交換における作業社の負担を軽減することができ、押え足20,20の交換を容易に行うことができる。また、調節ねじ34bに蝶ねじ等を使用することで工具を必要とすることなく極めて容易に押え足20,20を交換することができる。
なお、本実施形態では、ミシンの押え装置100が電子サイクルミシンに搭載された場合について説明したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、布を保持して移動させる布押え装置を搭載する種々のミシンに適用可能であることは言うまでもない。
また、昇降レバー31は、少なくとも2以上の別体が前記揺動動作の支点よりも押え足20側において前後に伸縮自在に連結されていればよく、3以上の部材が伸縮自在に連結される構成であってもよい。
また、連結部33は、スライド式に限定されるものではなく、節を有する折りたたみ式のクランク構造としてもよい。
また、昇降レバー31の連結部34を構成する長穴部34aと調節ねじ34bとは、本実施形態では後レバー31b側に長穴部34aを設ける構成としているが、前レバー31a側に長穴部34aを設けてもよい。
本実施形態におけるミシンの全体構成を示す斜視図である。 本実施形態に係るミシンの押え装置の要部構成を示す分解斜視図である。 図3(a)は本実施形態に係るミシンの押え装置の係合位置を示す平面図、図3(b)は同側面図である。 図4(a)は本実施形態に係るミシンの押え装置の離脱位置を示す平面図、図4(b)は同側面図である。 本実施形態に係るミシンの押え装置の要部構成を示す拡大斜視図である。
符号の説明
1 電子サイクルミシン
2 ミシンフレーム
2a ミシンアーム部
2b ミシンベッド部
2c 縦胴部
3 ミシンテーブル
4 布板
5 縫い針
10 送り台
11 溝部
11a 長穴
12 係止板
20 押え足
20a 針穴
20b 貫通孔
20c 滑り板状部
30 昇降手段
31 昇降レバー
31a 前レバー
31b 後レバー
31c アーム部材
31d 受け板
32 昇降動作付与手段
32a 押えばね
32b エアシリンダー
33 昇降レバー軸
34 連結部
34a 長穴部
34b 調節ねじ
100 押え装置
A 係合位置
B 離脱位置

Claims (1)

  1. 押え足により被縫製物を押えて移動位置決めを行うミシンの押え装置であって、
    前記押え足を上下動及び交換可能に装着するとともに、前記押え足を介して前記被縫製物を支持面において移動させる送り台と、
    前記送り台の中央部に設けられた昇降レバー軸と、
    前記押え足に係合し当該押え足を昇降させて押え状態と解除状態とを切り換える昇降手段と、を備え、
    前記昇降手段は、
    前記送り台に揺動可能に軸支され、当該揺動により前記押え足を昇降する昇降レバーと、
    前記昇降レバーに揺動駆動力を付与する昇降動作付与手段と、を備え、
    前記昇降レバーは、
    その中央部を前記昇降レバー軸に回動可能に支持されるとともに、前端部の前後方向に沿って長穴を有する後レバーと、
    後端部が前記後レバーの長穴と連結される前レバーと、
    前記前レバーと後レバーを連結する調整ねじと、
    前記後レバーの後端に連結され前記押え足を下方に向けて付勢する押えばねと、
    前記押えばねの付勢力に抗して前記押え足を上昇させるアクチュエータとを備え、
    前記調節ねじをゆるめた後、前記後レバーに対して前記前レバーを前後に移動して、前記前レバーが前記押え足と係合又は離脱されるようになっていることを特徴とするミシンの押え装置。
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