JP2009247382A - ボタン供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動時にボタン保持ピンからボタンが脱落するのを防止することができ、しかも受渡時にボタンの位置ずれが発生するのを防止することのできるボタン供給装置を提供する。
【解決手段】ボタン保持台14に、複数のボタン保持ピン17のうちの隣位の2つのボタン保持ピン17の相互間のピン間隔Gが拡縮するようにボタン保持ピン17の位置を移動させるピン位置移動機構80を設けるとともに、ピン位置移動機構80によるボタン保持ピン17の位置およびその移動タイミングを制御するピン位置制御部96を設ける。
【選択図】図7

Description

本発明は、工業用に用いられるボタン付けミシンに好適なボタン供給装置に関する。
従来から、工業用ミシンの1種として、縫製対象物としての布地にボタンを縫い付けることのできるボタン付けミシンが知られている。このようなボタン付けミシンには、縫製効率の向上などの理由により、ボタンを自動的に供給するボタン供給装置が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
また、ボタン供給装置としては、糸通し孔のピッチの異なる複数種のボタンに対応させるために、段取り作業時においてボタン保持台に設けられたボタン保持ピンの間隔を調節することができるものも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
このような従来のボタン供給装置は、ボタン保持台、保持台用移動手段および制御手段を主として構成されている。
前記ボタン保持台は、上面にボタンが載置されるとともに、上面にボタンの糸通し孔が挿入される複数のボタン保持ピンが立設されており、複数のボタン保持ピンを介してボタンを保持することができるように形成されている。
前記保持台用移動手段は、保持台移動用アクチュエータの駆動力をもってボタン保持台を移動させるとともに、このボタン保持台に、ミシン本体の側方に設けられボタン保持台にボタンが保持される際のボタンセット位置と、ミシン本体のベッド部の上方に設けられボタン把持装置がボタンを把持するボタン供給位置との2位置を少なくとも選択的に取らせることができるように形成されている。
前記制御手段は、各部の動作の制御を司るための記憶部および演算部を具備するものであり、ボタンセット位置でボタン保持台にボタンが保持された後、保持台移動用アクチュエータを駆動させることにより保持台用移動手段を動作させて前記ボタン保持台、ひいてはボタンをボタン供給位置まで移動させるように形成されている。
特開平3−90187号公報(第1−3図) 特開2006−314438号公報
しかしながら、従来のボタン供給装置においては、ボタン保持ピンのサイズが小さく(ピン径が細く)、しかもボタンを移送する際にはボタン保持台に固定されているため、ボタン保持台をボタンセット位置からボタン供給位置に移動させる移動時に、ボタンの姿勢が変化してぐらついたり、甚だしくはボタンがボタン保持ピンから脱落したりするという移送不良が発生する場合があるという問題点があった。
また、従来のボタン供給装置においては、ボタン保持ピンのサイズがボタンの糸通し孔のサイズより小さく形成されているために、ボタン保持ピンと糸通し孔との間にボタンが動き得る遊びが形成されることに起因して、ボタン供給位置でボタン把持装置によりボタンが把持される受渡時に、ボタンが遊びの分だけ回転してしまい、糸通し孔の位置が予め設定されている設定位置からずれるというボタンの位置ずれが発生し、ボタンが布地に縫い付けられる縫製時に、縫い針や糸が糸通し孔と干渉して、針折れや糸切れなどの縫製不良が発生する場合があるという問題点もあった。
なお、ボタン付け作業は、連続高速で行う作業であるので、従来のボタン付けミシンにおいては、針折れや糸切れが発生すると、オペレータによる復帰のための針交換や糸通しなどの復帰作業が必要となり生産性が低下することになる。
ここで、ボタン保持ピンのサイズが糸通し孔のサイズより小さく形成されているのは、ボタン保持ピンのサイズを糸通し孔のサイズとぴったりにすると、当然ながらボタン保持ピンにボタンをセットするときにセットしずらい(ボタン保持ピンに糸通し孔を挿入しずらい)、または、セットすることができない(ボタン保持ピンに糸通し孔を挿入できない)からである。
また、ボタン保持ピンおよび糸通し孔としては、例えば、糸通し孔の直径を1.8mmとしたときに、ボタン保持ピンの直径が1.0mm程度とされており、0.4mm程度の遊び(隙間)が形成されている。
そこで、移動時にボタン保持ピンからボタンが脱落するのを防止することができ、しかも受渡時にボタンの位置ずれが発生するのを防止することができるボタン供給装置が求められている。
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、移動時にボタン保持ピンからボタンが脱落するのを防止することができ、しかも受渡時にボタンの位置ずれが発生するのを防止することのできるボタン供給装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の本発明のボタン供給装置の特徴は、上面にボタンが載置されるとともに、上面にボタンの糸通し孔が挿入される複数のボタン保持ピンが立設され、前記複数のボタン保持ピンを介してボタンを保持するボタン保持台と、保持台移動用アクチュエータの駆動力をもって前記ボタン保持台を移動させ、このボタン保持台に、ミシン本体の側方に設けられ前記ボタン保持台にボタンが保持される際のボタンセット位置と、前記ミシン本体のベッド部の上方に設けられボタン把持装置によりボタンが把持される際のボタン供給位置との2位置を少なくとも選択的に取らせる保持台用移動手段と、各部の動作の制御を司るための記憶部および演算部を具備する制御手段とを有しており、前記制御手段は、前記ボタンセット位置で前記ボタン保持台にボタンが保持された後、前記保持台移動用アクチュエータを駆動させることにより前記ボタン保持台を前記ボタン供給位置まで移動させるように形成されているボタン供給装置において、前記ボタン保持台に配設され前記複数のボタン保持ピンのうちの隣位の2つのボタン保持ピンの相互間のピン間隔が拡縮するように前記ボタン保持ピンの位置を移動させるピン位置移動機構と、前記ピン位置移動機構による前記ボタン保持ピンの位置およびその移動タイミングを制御するピン位置制御部とが設けられ、前記ピン位置移動機構は、前記ボタン保持台に配設され上面に少なくとも1つの前記ボタン保持ピンが立設された複数の可動体と、前記複数の可動体を前記ピン間隔が拡縮するように移動させる可動体用移動手段と、前記可動体用移動手段を駆動させる可動体移動用アクチュエータとを有しており、前記可動体移動用アクチュエータは、前記糸通し孔が挿入された前記ボタン保持ピンが前記糸通し孔の中心に位置する初期位置と、前記糸通し孔が挿入された前記ボタン保持ピンが前記糸通し孔の内壁に当接してボタンを不動状態に保持する移動位置との少なくとも2位置を選択的に取り得るように前記可動体用移動手段を駆動可能に形成されており、前記ピン位置制御部は、少なくとも前記ボタンセット位置で前記ボタン保持台にボタンが保持されるセット時には、前記ボタン保持ピンが初期位置を保持するように前記可動体用アクチュエータを駆動し、前記ボタンセット位置で前記ボタン保持台にボタンが保持された後、前記ボタン保持台が前記ボタンセット位置から前記ボタン供給位置まで移動される移動時、および、前記ボタン供給位置で前記ボタン把持装置によりボタンが把持される受渡時には、前記ボタン保持ピンが移動位置をそれぞれ保持するように前記可動体用アクチュエータを駆動するように形成されている点にある。
そして、このような構成を採用したことにより、ピン位置移動機構は、ボタン保持ピンと糸通し孔との間に形成される遊びをなくすようにボタン保持ピンの位置を移動させることが確実かつ容易にでき、また、ボタン保持台をボタンセット位置からボタン供給位置に移動させる移動時、および、ボタン供給位置でボタン把持装置によりボタンが把持される受渡時のそれぞれにおいて、ボタン保持ピンと糸通し孔との間に形成される遊びをなくすようにボタン保持ピンの位置およびその移動タイミングを制御することが確実かつ容易にでき、しかもボタン保持台にボタンが保持されるセット時には、ボタン保持ピンと糸通し孔との間に遊びを形成することが確実かつ容易にできる。その結果、移動時にボタン保持ピンからボタンが脱落するのを確実かつ容易に防止することができ、しかも受渡時には、ボタンの位置ずれが発生するのを確実かつ容易に防止することができ、さらに、セット時には、ボタン保持ピンにボタンの糸通し孔を確実かつ容易に挿入させることができる。
また、請求項2に記載の本発明のボタン供給装置の特徴は、請求項1において、前記可動体用移動手段は、前記複数の可動体のそれぞれを同期させて一括動作するように形成されている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、ボタン保持ピンのピン間隔を拡縮させる際の動作を円滑かつ短時間で行うことができる。
本発明に係るボタン供給装置によれば、ピン位置移動機構は、ボタン保持ピンと糸通し孔との間に形成される遊びをなくすようにボタン保持ピンの位置を移動させることができ、また、ピン位置制御部は、ボタン保持台をボタンセット位置からボタン供給位置に移動させる移動時、および、ボタン供給位置でボタン把持装置によりボタンが把持される受渡時のそれぞれにおいて、ボタン保持ピンと糸通し孔との間に形成される遊びをなくすようにボタン保持ピンの位置およびその移動タイミングを制御することができる。
したがって、本発明に係るボタン供給装置によれば、移動時にボタン保持ピンからボタンが脱落するのを確実かつ容易に防止することができ、しかも受渡時には、ボタンの位置ずれが発生するのを確実かつ容易に防止することができるなどの優れた効果を奏する。
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。
なお、説明の便宜上、本実施形態のボタン供給装置を備えたボタン付けミシンについて図1から図3により先に説明する。
図1から図3は本発明に係るボタン供給装置の実施形態を備えたボタン付けミシンを示すものであり、図1は要部の外観斜視図、図2は要部の平面図、図3はボタン供給装置近傍の正面図である。
本実施形態のボタン付けミシンは、従来公知のボタンを自動的に供給して、ボタンを縫製対象物としての布地に縫い付け、その後、縫い目に連なる糸を切断することのできる基本構成を備えているものである。
図1に示すように、本実施形態のボタン付けミシン1は、ミシン本体2、ボタン供給装置3、ボタン搬送装置4、および、ミシンテーブル5を有している。
ここで、ボタン付け用ミシン1は、図1下方に示す下側が、オペレータが縫製動作を実行する際に、各種の操作および作業を行うために対峙する操作側となる前側FSとされており、図1上側が前側FSに対して反対側に位置する後側BSとされている。また、図1の右方を右側RS、図1の左方を左側LSとして以下に説明する。
本実施形態のボタン付けミシン1は、ミシン本体2、ボタン供給装置3、ボタン搬送装置4のそれぞれが上面がほぼ平坦に形成されたミシンテーブル5の上面において左側LSから右側RSに向かってこの順に配置されている。
前記ミシン本体2は、ボタンBを図示しない縫製対象物としての布地に縫い付けるためのものであり、少なくともボタン付け縫いを実行することのできるサイクルミシンなどが用いられている。このミシン本体2は、ミシンテーブル5の上面の所定の位置に取着されるベッド部7と、ベッド部7の上方にベッド部7と平行に延在するアーム部8と、ベッド部7とアーム部8とを後側BSで接続する連結縦胴部9とを有する全体としてコ字状をなす一般的なフレーム構造を有している。そして、アーム部8の自由端側である前側FSのベッド部3と対向する下面の所望の位置には、縫い針Nがその長手方向を上下方向に向けて配設されている。この縫い針Nは、図示しない針棒の下端部にその基端部が取着されており、先端がベッド部3に向かって配置されている。また、針棒は、アーム部8の内部に回転自在に配設され、ミシンモータによって回転駆動されるミシン主軸(上軸)の回転に連動する針棒駆動機構(共に図示せず)によって上下方向に所定のストロークをもって往復動可能にされている。
前記ミシン本体2には、ボタン把持装置11が配設されている。このボタン把持装置11は、相互に対向するように配置された左右1対のボタンクランプアーム12を備えている。そして、1対のボタンクランプアーム12は、図示しない駆動機構により開閉自在かつ上下方向に沿って昇降自在に形成されている。
前記1対のボタンクランプアーム12は、少なくともベッド部7の上方に設けられたボタン供給位置P2にボタンBが供給されるときにはベッド部7の上方で1対のボタンクランプアーム12が開いた開状態(図1)に保持されており、ベッド部7の上方に設けられたボタン供給位置P2にボタンBが供給されると、1対のボタンクランプアーム12が閉動作することにより、ボタンBの周縁を径方向外側から挟持してボタンBをベッド部7の上方で水平に保持することができるように構成されている。
すなわち、1対のボタンクランプアーム12は、ボタン供給位置P2においてボタンBを保持・開放することができるように形成されている。
なお、本実施形態の1対のボタンクランプアーム12は、縫製時においてボタンBを保持した状態で下降され、ベッド部7に載置された布地を上方から押さえる布押えとしての機能を兼ね備えている。
前記ミシン本体2には、布地を送るための送り装置およびボタン縫着後に送り装置によりボタンBが縫い付けられた布地を移動させて最適な糸残り長さになるように縫い目に連なる糸を切断するための糸切り装置(共に図示せず)なども備えられている。
前記ミシン本体2およびボタン把持装置11のその他の構成については、従来公知のものと同一の構成とされているので、その詳しい説明については省略する。
なお、ミシン本体2としては、従来公知のボタン付けミシン1に用いられている各種のものから選択使用することができる。
前記ボタン供給装置3は、図2に示すボタンセット位置P1においてセットされたボタンBを、ボタン供給位置P2まで移送することにより、ボタンBをボタン把持装置11に供給するためのものであり、本実施形態においては、図1に示すように、ミシン本体2の側方、詳しくは、ミシン本体2の右側RSに隣位するように配置されている。このボタン供給装置3は、ボタン保持台14(図3)と、このボタン保持台14が上面に取り付けられ、保持台移動用アクチュエータとしての移動用モータ15の駆動力をもってボタン保持台14を、ボタン保持台14にボタンBが保持される際のボタンセット位置P1と、ボタン付けミシン1のボタン把持装置11がボタンBを把持するボタン供給位置P2との2位置を少なくとも選択的に取り得るように移動させる保持台用移動手段としてのボタンキャリア16とを有している。そして、ボタン保持台14には、ボタンBの糸通し孔Ba(図2)が挿入される複数のボタン保持ピン17(図3)が立設されている。なお、ボタン供給装置3の構成については、後に詳しく説明する。
ここで、ボタンセット位置P2とは、つぎの縫製に備えてボタンBを予めボタン保持台14にセットするための位置であり、縫製中にボタンBを把持するボタン把持装置11から離れた位置に設定されている。また、ボタン供給位置P2とは、ボタンBを布地に縫い付けるために、ボタン把持装置11の1対のボタンクランプアーム12によりボタンBを把持する位置であり、ベッド部7の上方で、かつ、縫い針Nの針下に設定されている。
前記ボタン搬送装置4は、多数のボタンBを1つずつボタンセット位置P2に整列搬送するためのものであり、図2に示すように、ミシン本体2から最も離れた図2の右側RSにボタン供給部21が配設されている。このボタン供給部21としては、振動式自動部品整列供給装置としての振動式パーツフィーダーが用いられている。そして、ボタン供給部21のミシン本体側には、ボタンBの送出口22が設けられている。そして、ボタン供給部21の左側LSには、パルスモータなどからなる第1回転板駆動モータ23の駆動力によって90度毎に間欠回転運動を行う円板状の第1回転板24が配設されており、この第1回転板24の下方には、固定配置された第1支持板25が配設されている。そして、第1回転板24の外周部には、4つの切欠部24aが形成されている。これら4つの切欠部24aは、第1回転板24の中心位置から等距離位置に隣位する2つの切欠部24aの中心間距離が等しくなるように等角度配置されている。そして、送出口22から送出されて落下するボタンBを、第1回転板24に形成された切欠部24a内に1個ずつ嵌入してその下面を第1支持板25によって支持するとともに、第1回転板24の回転によって、切欠部24a内に嵌入したボタンBを第1水平弧状経路26に沿って移動できるように構成されている。
なお、切欠部24aの代わりに、厚さ方向に貫通するボタン挿入孔を用いてもよい。
前記第1支持板25のミシン本体側の位置には、第1水平弧状経路26上を移動するボタンBを下方に排出する第1排出口25aが設けられており、第1支持板25上を第1水平弧状経路26に沿って移動するボタンBは、第1水平弧状経路26の途中、詳しくはボタンBが送出口22から180度回転したミシン本体側に移動した時点で、第1支持板25の第1排出口25aから下方へ落下するように構成されている。
前記第1支持板25の左側LSには、第1回転板駆動モータ23の駆動力が図示しない歯車列あるいはベルトなどにより伝達されて第1回転板24に連動して回転運動を行う円板状の第2回転板27が配設されており、この第2回転板27の下方には、図3に示すように、固定配置された第2支持板28が配設されている。そして、第2回転板27の外周部近傍には、図2に示すように、第2回転板27の中心位置から等距離位置に隣位する2つのボタン挿入孔27aの中心間距離が等しくなるように等角度配置された複数、本実施形態においては8つのボタン挿入孔27aが形成されている。そして、第1排出口25aから落下するボタンBを、第1回転板24に連動して45度毎に間欠回転運動する第2回転板27に形成されたボタン挿入孔27a内に1個ずつ嵌入してその下面を第2支持板28によって支持するとともに、第2回転板27の回転によって、ボタン挿入孔27a内に嵌入したボタンBを第2水平弧状経路29に沿って移動できるように構成されている。
前記第2支持板28のミシン本体側の位置には、第2水平弧状経路29上を移動するボタンBを下方に排出する第2排出口28aが設けられており、第2支持板28上を第2水平弧状経路29に沿って移動するボタンBは、第2水平弧状経路29の途中、詳しくはボタンBが第1排出口25aから180度回転したミシン本体側に移動した時点で、第2支持板28の第2排出口28aから下方へ落下するように構成されている。この第2排出口28aの配設位置は、ボタン供給装置3によるボタンセット位置P1とされている。なお、第2回転板27は、第1回転板駆動モータ23とは個別に配設された第1回転板駆動モータ23と同様の駆動モータによって回転を制御してもよい。
前記第2排出口28aの下方には、図3に示すように、第2排出口28aから落下するように排出されるボタンBが載置される開閉可能な1対のシャッタ板31が配設されており、このシャッタ板31の上方(第2支持板28より下方)には、中心に対して拡縮可能な3つ爪などからなる調心機構32が配設されている。また、調心機構32の中心の上方(第2回転板27の第2排出口28aの上方)には、ワークアタッチメントとしてのスリモミロッド33が配設されている。このスリモミロッド33は、その軸線方向を上下方向に向けて配置されているとともに、図1に示す回転用モータ34および昇降用エアシリンダ35の駆動力をもって回転自在かつ昇降自在に配置されている。
前記1対のシャッタ板31は、常時は閉状態とされて第2排出口28aの下方に位置しており、第2排出口28aから落下するボタンBは、閉状態のシャッタ板31上に落下し、その後、調心機構32によって、ボタンBはシャッタ板31上において保持されるとともに、ボタンBの中心とシャッタ板31の開閉部の中心とが一致されるようになっている。これにより、ボタンBの中心B1(図10)は、ボタンセット位置P2においてシャッタ板31の下方で待機しているボタン保持台14に立設された複数のボタン保持ピン17の配置中心とも一致するようになっている。なお、複数のボタン保持ピン17は、ボタン保持台14の中心C1(図8)から等距離位置に隣位する2つのボタン保持ピン17の中心間距離が等しくなるように等角度配置されており、ボタン保持台14の中心C1は、複数のボタン保持ピン17の配置中心と一致するように形成されている。
前記ボタンBの中心とシャッタ板31の開閉部の中心とが一致すると、シャッタ板31が開き、回転用モータ34および昇降用エアシリンダ35の作動により、第2排出口28aの上方に待機しているスリモミロッド33が回転しつつ下降し、スリモミロッド33の下端面がボタンBの上面に当接して、ボタンBを押し下げながら回転させるようになっている。これにより、シャッタ板31の下方で待機しているボタン保持台14に立設された複数のボタン保持ピン17にボタンBの糸通し孔Baが挿入されるように形成されている。
前記ボタンBの糸通し孔Baがボタン保持ピン17に挿入されると、ボタンBが調心機構32の図示しない3つ爪より下方に位置する(3つ爪からボタンBが下方に抜ける)ため、ボタンBの外周縁を中心に向かって付勢している3つ爪は閉じてボタンBの糸通し孔Baがボタン保持ピン17に挿入されたことを図示しないセンサで検知し、この検知信号に基づいてシャッタ板31の閉動作およびスリモミロッド33の上昇動作を行うように構成されている。その後、ボタンBは、ボタン供給装置3により、ボタンセット位置P1からボタン供給位置P2に移送され、ボタン供給位置P2においてボタン把持装置11のボタンクランプアーム12によって保持されるようになっている。そして、ボタンBがボタンクランプアーム12によって保持されると、ボタンキャリア16は、ボタンセット位置P1に復帰し、ミシン本体2の動作によりボタンBを布地に縫い付ける縫製動作であるボタン付けが実行されるようになっている。
前記ボタン搬送装置4の一部を構成するスリモミロッド33、回転用モータ34および昇降用エアシリンダ35は、ミシンテーブル5の上面においてミシン本体2の右側RSに配置された取付台36に取り付けられている。
なお、ボタン搬送装置4としては、従来公知のボタン付けミシン1に用いられている各種のものから選択使用することができる。例えば、ボタン供給部21の送出口22から落下するボタンBを第2回転板27に形成されたボタン挿入孔27aで受け取るように、第1回転板24および第1支持板25を設けない構成としてもよい。
つぎに、本発明に係るボタン供給装置の実施形態について、図1から図8により詳しく説明する。
図4は本発明に係るボタン供給装置の実施形態のボタン保持台の拡大平面図、図5は図4の蓋部材を取り除いた状態を示す平面図、図6は図4の右側断面図、図7は要部の構成を示すブロック図、図8はボタン保持ピンの初期位置および移動位置を説明する説明図である。
本実施形態のボタン供給装置3は、4つの糸通し孔Baを具備するボタンBに用いるものを例示している。
本実施形態のボタン供給装置3は、図1に示すように、保持台移動用アクチュエータとしてのパルスモータなどからなる移動用モータ15を有している。この移動用モータ15は、その出力軸15aの軸線方向を上下方向に向けてボタン搬送装置4の一部を構成する取付台36の左側面の前側FSに取り付けられている。また、移動用モータ15の出力軸15aは、その先端がミシンテーブル5の上面に向かって配置されており、この出力軸15aの先端部には、保持台用移動手段としての平面ほぼ平板のアーム状に形成されたボタンキャリア16の基端部がその厚さ方向を上下方向に向けて取り付けられている。このボタンキャリア16の上面の自由端側には、図3に示すように、ボタン保持ピン17が立設されたボタン保持台14が取り付けられている。そして、移動用モータ15を駆動させることにより、ボタンキャリア16は、移動用モータ15の出力軸15aを回転中心として図2の両矢印にて示すように、ボタン保持台14がボタンセット位置P1からボタン供給位置P2に至る移送経路をミシンテーブルTの上面に沿ってほぼ90度の角度をもって往復移動させることができるように形成されている。
なお、保持台移動用アクチュエータとしては、ボタン保持台14がボタンセット位置P1とボタン供給位置P2との少なくとも2位置を選択的に取り得るようにボタンキャリア16を動作させるもの、例えば、空気圧駆動の回転シリンダであってもよく、特に、本実施形態の移動用モータ15に限定されるものではない。
また、保持台用移動手段としては、保持台移動用アクチュエータの駆動力をもってボタン保持台14を移動させ、このボタン保持台14に、ボタンBが保持される際のボタンセット位置P1と、ボタン把持装置11がボタンBを把持するボタン供給位置P2との2位置を少なくとも選択的に取らせるものであればよく、特に、本実施形態のボタン保持台14のボタン保持ピン17がボタンセット位置P1からボタン供給位置P2に至る移送経路を往復移動させる構成に限定されるものではない。
例えば、ボタンキャリア16を一方向に回転させる構成としたり、ボタンセット位置P1をボタン供給装置3の右側に対向配置して、ボタンキャリア16を平行移動させる構成としたりすることができる。このボタンキャリア16を平行移動させる構成としては、例えば、平行4節リンク(平行クランク)を用いた構成(特開2003−205189号公報参照)を挙げることができる。
なお、移動用モータ15は、ボタン搬送装置4の一部を構成する取付台36ではなく、個別に設けられたボタン供給用支持台に取り付ける構成としてもよい。この場合、ボタン供給用支持台をミシン本体2の側面に取り付けるようにしてもよい。すなわち、ボタン供給装置3をユニットとするように構成してもよい。
前記移動用モータ15は、後述する制御手段41に電気的に接続されており、制御手段41から送出される制御指令に基づいて、駆動および停止のタイミング、出力軸15aの回転方向、駆動量などが制御されるようになっている。
前記ボタン保持台14は、図4から図6に示すように、ケース本体42と、蓋部材43と、ケース本体42と蓋部材43との間に移動自在に配置された複数の可動体としての4つの可動板44を有している。そして、本実施形態における各可動板44は、それぞれが同一形状に形成されている。また、ボタン保持台14は、ボタンセット位置P1に位置決めされた状態において、図4の下方が前側FS、図4の上方が後側BS、図4の右方が右側、図4の左方が左側となるように配置されている。
前記ケース本体42は、平面四角の平板状に形成された底板部46と、この底板部46の周縁から上方に延出された4つの本体用側板部47とにより、全体として上部が開口の有底四角筒状に形成されている。また、ケース本体42の上面、すなわち各本体用側板部47の上面の内周縁には、全体として平面正方形の枠状をなすように、断面横長矩形状の下凹溝48が周方向に亘って形成されている。そして、下凹溝48の各本体用側板部47に形成されたそれぞれの底面は、4つの可動板44のそれぞれの外側下面を下方から摺動自在に支持する下支持面48aとされており、下凹溝48の各本体用側板部47に形成された図6の上下方向に示す内端面は、4つの可動板44のそれぞれの外側端面の下半分を外側から摺動自在に支持する下支持側面48bとされている。なお、ケース本体42としては、底板部46と枠状の本体用側板部47とを個別に形成して、ねじ止め、溶着、接着などにより一体化するようにしてもよい。
前記蓋部材43は、平面四角の平板状に形成された天板部51と、この天板部51の周縁から下方に延出された4つの蓋用側板部52とにより、全体として下部が開口の有底四角筒状に形成されている。また、天板部51の中央部には、円形の蓋貫通孔53が形成されている。この蓋貫通孔53は、ボタンBの外径より大径に形成されている。さらに、蓋部材43の4つの蓋用側板部52により形成される下面は、4つの本体用側板部47により形成されるケース本体42の上面(下凹溝48を除く)と同一の全体として平面正方形の枠状をなすように形成されている。そして、天板部51の下面は、4つの可動板44のそれぞれの外側上面を上方から摺動自在に支持する上支持面51aとされており、各蓋用側板部52の内面は、4つの可動板44のそれぞれの外側端面の上半分を外側から摺動自在に支持する上支持側面52aとされている。また、蓋部材43は、図示しない取付ねじによってケース本体42の上面に取り付けられている。さらに、蓋部材43としては、天板部51と枠状の蓋用側板部52とを個別に形成して、ねじ止め、溶着、接着などにより一体化するようにしてもよい。
前記下支持面48aおよび上支持面51aにより、本実施形態の各可動板44の上面および下面を移動自在に上下方向から支持する支持面55が構成されている。
前記下支持側面48bおよび上支持側面52aにより、本実施形態の各可動板44の外側端面を移動自在に外方から支持する支持側面56が構成されている。
前記4つの可動板44は、それぞれが同一形状に形成されているとともに、全体として平面正方形をなすように形成されている。また、4つの可動板44は、1つが図5の下側に配置される前可動板44Fとされ、残りの3つのうちの1つが図5の右側に配置される右可動板44Rとされ、残りの2つのうちの1つが、図5の上側に配置される後可動板44Bとされ、最後に残った1つが図5の左側に配置される左可動板44Lとされている。
ここで、4つの可動板44の形状について、前可動板44Fを例示して説明する。
図5に示すように、前可動板44Fは、支持側面56により摺動自在に支持される外側端面61を有している。この外側端面61の右端には、外側端面61に対して直交する方向に沿って図5の上方に向かって延在する右側面62が設けられており、この右側面62の上端には、45度の傾斜角をもって図5の左斜め上方に向かって延在する右傾斜面63が設けられている。この右傾斜面63のボタン保持台14の中心側に位置する内端は、その延長線がボタンBの中心B1と一致するボタン保持台14の中心C1の右方を通過するように形成されている。
前記外側端面61の左端には、外側端面61に対して直交する方向に沿って図5の上方に向かって延在する左側面64が設けられており、この左側面64の上端には、45度の傾斜角をもって図5の右斜め上方に向かって延在する左傾斜面65が設けられている。この左傾斜面65のボタン保持台14の中心側に位置する内端は、その延長線がボタン保持台14の中心C1の下方を通過するように形成されている。
前記左傾斜面65の内端には、左傾斜面65に対して直交する方向、すなわち、右傾斜面63に沿って延出されたピン取付部66が形成されている。このピン取付部66の右側面66Rは右傾斜面63から延出されている。また、ピン取付部66の左側面66Lは、ボタン保持台14の中心C1を左斜め上から右斜め下に向かって45度の傾斜角をもって形成される第1仮想線Iaを右斜め上方側に越えた位置に配置されている。さらに、ピン取付部66の先端は、円弧状に形成されているとともに、ボタン保持台14の中心C1を右斜め上から左斜め下に向かって45度の傾斜角をもって形成される第2仮想線Ibの手前に配置されている。そして、ピン取付部66の上面には、ボタンBの糸通し孔Baが挿入されるボタン保持ピン17が立設されている。このボタン保持ピン17は、ボタン保持台14の中心C1の右側RSに配置されている。
したがって、前可動板44Fに立設されたボタン保持ピン17は、ボタン保持台14の中心C1の右側RSにおいて前可動板44Fとともに図5の左右方向に示す横方向に沿って移動可能に配置されており、後可動板44Bに立設されたボタン保持ピン17は、ボタン保持台14の中心C1の左側LSにおいて、後可動板44Bとともに図5の左右方向に示す横方向に沿って移動可能に配置されている。また、右可動板44Rに立設されたボタン保持ピン17は、ボタン保持台14の中心C1の後側BSにおいて、右可動板44Rとともに図5の上下方向に示す縦方向に沿って移動可能に配置されており、左可動板44Lに立設されたボタン保持ピン17は、ボタン保持台14の中心C1の前側FSにおいて左可動板44Lとともに図5の上下方向に示す縦方向に沿って移動可能に配置されている。
すなわち、後可動板44Bおよび前可動板44Fは、横方向に沿って相互に逆方向に移動するように形成されており、左可動板44Lおよび右可動板44Rは、縦方向に沿って相互に逆方向に移動するように形成されている。
また、各可動板44の右傾斜面63は、その右方に隣位する可動板44の左傾斜面65と対向するように配置されており、各可動板44の左傾斜面65は、その左方に隣位する可動板44の右傾斜面63と対向するように配置されている。
なお、各可動板44を円滑に移動させるために、各可動板44の相互に対向する右傾斜面63と左傾斜面65との相互間、各可動板44の上面とこれに対向する上支持面51aとの相互間、各可動板44の下面とこれに対向する下支持面48aとの相互間、各可動板44の外側端面61とこれに対向する下支持側面48bおよび上支持側面52aのいずれか一方との相互間のうちの少なくとも1つの相互間に図示しない複数のボール体やフッ素樹脂などの低摩擦係数の滑り部材を配置したりするとよい。勿論、各可動板44の相互に隣位する摺動面の一方、各可動板44とケース本体42との摺動面の一方、この各可動板44と蓋部材43との摺動面の一方のすくなくとも一箇所を、図示しない低摩擦係数の滑り部材により被覆するようにしてもよい。
前記4つの可動板44は、図5に示すように、全体として平面ほぼ正方形をなすように配置されており、この状態において、各可動板44の厚さは、ケース本体42の支持面55の間隔より若干小さく形成されている。また、図5の左右方向に示す左可動板44Lの外側端面61と右可動板44Rの外側端面61との間のサイズは、図5の左右方向に対向する2つの支持側面56の相互間の間隔より若干小さく形成されており、図5の上下方向に示す前可動板44Fの外側端面61と後可動板44Bの外側端面61との間のサイズは、図5の上下方向に示す2つの支持側面56の相互間の間隔より若干小さく形成されている。このような構成とすることにより、各可動板44が下凹溝48の延在方向に沿って移動自在に配置されている。
なお、ケース本体42の下凹溝48の深さを可動板44の厚みより若干深くし、蓋部材43に蓋用側板部53を形成せずに天板部51のみにより、蓋部材43を平坦な板状に形成する構成としてもよい。
前記ボタン保持ピン17の位置は、ボタンBの種類に応じて予め設定された位置に配置されている。また、ボタン保持ピン17のサイズは、従来と同様に、糸通し孔Baのサイズより小さく形成されている。
例えば、ボタンBの糸通し孔Baのサイズ(内径)が1.8mmの場合には、ボタン保持ピン17のサイズ(外径)は、1.0mm程度とされている。
なお、各可動板44のピン取付部66は、各可動板44が移動した際に、相互に干渉しないように形成されていればよい。例えば、ピン取付部66の先端と、これに対向する隣位の可動板44のピン取付部66の左側面66Lとの間隔を、各可動板44の最大の移動量よりも大きくするとよい。
また、ボタンBの糸通し孔Baのサイズが大きい場合などにおいては、1つの可動板44に形成されたピン取付部66に、複数のボタン保持ピン17を立設させたピン集合体とし、このピン集合体が1つの糸通し孔Baが挿入されるように構成してもよい。
さらに、ボタン保持ピン17には、ボタンBの可動板44と対向する下面の高さ位置が蓋部材43の上面より上方に位置させるための円環状などに形成されたスペーサを配置する構成としてもよい。これにより、ボタン供給位置P2においてボタン把持装置11がボタンBを把持する際に、ボタン把持装置11がボタン保持台14と干渉するのを確実に防止することができる。
なお、本実施形態においては、ボタン保持ピン17にボタンBの糸通し孔Baを挿入させると、ボタンBの下面は、各可動板44の蓋貫通孔53の内部において外部に露出している部分に載置されることになる。
勿論、蓋貫通孔53のサイズ(内径)を、ボタンBのサイズ(外径)より小さくして、蓋部材43の上面によりボタンBの下面を下方から支持するようにしてもよい。すなわち、ボタンBを蓋部材43の上面、つまりボタン保持台14の上面に載置するようにしてもよい。但し、蓋貫通孔53の内面が、可動板44とともに移動するボタン保持ピン17の移動範囲の外側に配置することが肝要である。この場合、ボタンBが載置される部分を上方に凸の円環状に形成すると、ボタン供給位置P2においてボタン把持装置11がボタンBを把持する際に、ボタン把持装置11がボタン保持台14と干渉するのをより確実に防止することができる。
また、4つの可動板44のうちの前可動板44Fを除く、右可動板44R、後可動板44Bおよび左可動板44Lには、図5において要部のみに詳細に符号を付してある。
さらに、ボタン保持ピン17を4つの可動板44のうちの相互に対向する2つの可動板44、例えば、後可動板44Bおよび前可動板44F、あるいは、左可動板44Lおよび右可動板44Rに立設させることにより、2つの糸通し孔Baを具備するボタンBに用いることができる。
図4から図6に示すように、右可動板44Rの下面には、可動体用移動手段としてのボールねじ71が配設されている。このボールねじ71は、右可動板44Rの下面に取り付けられたブラケット72と、このブラケット72に取り付けられたナット73と、このナット73に螺合されたねじ軸74とを有しており、ねじ軸74の軸線方向が右可動板44Rの移動方向、すなわち、図5の上下方向に示す縦方向に沿って配置されている。
前記ねじ軸74の図5の下側に示す一端は、継ぎ手75を介して可動体移動用アクチュエータとしてのサーボモータあるはパルスモータなどからなる可動板用モータ76の出力軸76aと接続されている。この可動板用モータ76は、ケース本体42の図5の下方に示す本体用側板部47の外側面の右側RSに取り付けられており、その出力軸76aは、図5の下方に示す本体用側板部47を厚さ方向に貫通するように形成された軸用挿通孔77に挿通されてケース本体42の内部においてねじ軸74の一端と対向するように配置されている。この可動板用モータ76は、後述する制御手段41に電気的に接続されており、制御手段41から送出される制御指令に基づいて、駆動および停止のタイミング、出力軸76aの回転方向、駆動量などが制御されるようになっている。そして、可動板用モータ76を駆動させることにより、4つの可動板44は、それぞれが同期して一括動作、すなわち、下凹溝48の延在方向に沿って直線的に移動するように形成されている。勿論、各可動板44のそれぞれの移動量が同一になるように形成されている。
例えば、右可動板44Rを前側FSに移動させると、前可動板44F、左可動板44Lおよび後可動板44Bのそれぞれは、右可動板44Rの前側FSへの移動に連動して、前可動板44Fは左側LS、左可動板44Lは後側BS、後可動板44Bは右側RSにそれぞれ移動する。また、右可動板44Lを後側BSに移動させると、前可動板44F、左可動板44Lおよび後可動板44Bのそれぞれは、右可動板44Rを前側FSに移動させたときの移動方向に対して逆方向に移動するように構成されている。その結果、各可動板44のそれぞれに設けられたボタン保持ピン17のボタンBの中心B1と一致するボタン保持台14の中心C1からの角度位置を変えることなく、すなわち、各ボタン保持ピン17がボタン保持台14の中心C1を回転中心として回転することなく、4つの可動板44のうちの隣位の2つの可動板44に立設された2つのボタン保持ピン17の相互間のピン間隔G(以下、単にピン間隔Gと記す。)を拡縮、詳しくは、ボタン保持ピン17の軸線方向に対して直交する方向に沿って拡縮することができるように形成されている。
すなわち、図5の上下方向に配置されている前可動板44Fおよび後可動板44Bに立設されたそれぞれのボタン保持ピン17は、前可動板44Fおよび後可動板44Bの移動方向に沿って相互に接離するように図5の左右方向に示す横方向に沿って移動され、図5の左右方向に配置されている左可動板44Lおよび右可動板44Rに立設されたそれぞれのボタン保持ピン17は、左可動板44Lおよび右可動板44Rの移動方向に沿って相互に接離するように図5の上下方向に示す縦方向に沿って移動されるように形成されている。
なお、2つの糸通し孔Baを具備するボタンBに用いるために、ボタン保持ピン17を4つの可動板44のうちの相互に対向する2つの可動板44に設けた場合におけるピン間隔Gは、4つの可動板44のうちの隣位の2つ、すなわち、ボタン保持ピン17が立設された相互に対向する2つの可動板44に立設された2つのボタン保持ピン17の相互間の間隔となる。
前記可動体用移動手段としては、ボールねじ71に限らず、可動体移動用アクチュエータの駆動力を直線運動に変換して可動体に伝達することのできる構成であればよい。例えば、可動板44の下面に取付ステーを取り付け、この取付ステーを歯付きベルトの一部に取り付け、この歯付きベルトが掛け回される1対の歯付きベルト用プーリの少なくとも一方を可動体移動用アクチュエータにより回転駆動させる構成や、可動板44の下面にラックを配設し、このラックに噛合させたピニオンを可動体移動用アクチュエータにより回転駆動させる構成を挙げることができる。
なお、ボールねじ71を、複数、例えば、左可動板44Lの下面に配置する構成としてもよい。
また、ねじ軸74の両端部を図示しない軸受により支持するように形成してもよい。この場合、軸受は、右可動板44Rの下面に取り付けてもよいし、底板部46の内面に取り付けてもよい。
さらに、ボールねじ71としては、ねじ軸74が可動板用モータ76の出力軸76aと一体に形成されたものを用いてもよい。
前記可動体44、可動体用移動手段としてのボールねじ71、可動体移動用アクチュエータとしての可動板用モータ76とにより、本実施形態のボタン保持台14に配設され複数のボタン保持ピン17のうちの隣位の2つのボタン保持ピン17の相互間のピン間隔Gが拡縮するようにボタン保持ピン17の位置を移動させるピン位置移動機構80が構成されている。
前記制御手段41は、ボタン供給装置3の各部の動作の制御を司るためのものであり、図7に示すように、マイクロコンピュータと同様に、少なくとも演算部として機能するCPU91(MPUであってもよい)、プログラムやデータを記憶する記憶部として機能するメモリ92および図示しないシステム・コントローラなどを有している。
本実施形態の制御手段41には、少なくとも移動用モータ15および可動板用モータ76が電気的に接続されており、制御手段41、詳しくはCPU91から送出される制御指令により、少なくとも移動用モータ15および可動板用モータ76の動作制御が行われるようになっている。
なお、移動用モータ15および可動板用モータ76などの外部デバイスは、I/Oポートを介して制御手段41、詳しくはCPU91と電気的に接続されるようになっている。
勿論、移動用モータ15および可動板用モータ76は、図示しない駆動回路(駆動ドライバ)を介してCPU91と電気的に接続されている。
前記CPU91は、従来公知の如く、ALUやアキュムレータなどから構成された演算部、命令レジスタや命令デコーダや制御信号発信回路などから構成された制御部、プログラム・カウンタやスタック・ポインタや汎用レジスタ(内部レジスタ)などから構成されたレジスタ部を有するものであり、その詳しい説明については省略する。
前記メモリ92は、少なくともそれぞれ適宜な容量のROM93およびRAM94を有している。
前記ROM93には、少なくとも初期設定動作を行うプログラムおよびそのデータや、ボタン供給装置3の動作制御を行うためのプログラムおよびそのデータが記憶されている。
なお、データを書き換えて保存する必要がある場合などには、データの消去と書き込みとを行うことのできるEEPROM、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリが用いられるようになっている。なお、不揮発性メモリとしては、着脱自在なメモリカードあるいはフラッシュメモリであってもよい。
前記RAM94は、少なくともCPU91による演算データおよび中間データなどを記憶するワークエリアとして用いられており、CPU91が処理動作を行う際には、必要なプログラムやデータをROM93から読み込んで記憶するようになっている。
前記ROM93には、ボタン供給装置3の動作制御を行うために、少なくともボタン移動部95と、ピン位置制御部96とが設けられている。
前記ボタン移動部95には、ボタン保持台14をボタンセット位置P1とボタン供給位置P2との間で往復移動させるプログラムおよびデータが記憶されている。このようなプログラムおよびデータは、従来と同様とされているので、その詳しい説明については省略する。
前記ピン位置制御部96には、ピン位置移動機構80によるボタン保持ピン17の位置およびその移動タイミングを制御するためのプログラムおよびデータが記憶されている。このようなプログラムおよびデータとしては、少なくともボタンセット位置P1でボタン保持台14にボタンBが保持されるセット時には、ボタン保持ピン17が後述する初期位置PM0を保持するように可動体用アクチュエータとしての可動板用モータ76を駆動し、ボタンセット位置P1でボタン保持台14にボタンBが保持された後、ボタン保持台14がボタンセット位置P1からボタン供給位置P2まで移動される移動時、および、ボタン供給位置P2でボタン把持装置11によりボタンBが把持される受渡時には、ボタン保持ピン17が後述する移動位置PMを保持するように可動板用モータ76を駆動するものを挙げることができる。
ここで、初期位置PM0とは、図8の実線にて示すように、ボタン保持ピン17が糸通し孔Baの中心B2に位置する状態、すなわち、各可動板44に立設された各ボタン保持ピン17のそれぞれの中心C2と、それぞれのボタン保持ピン17が挿入される糸通し孔Baの中心B2とが理論的に一致する位置をいう。この状態においては、図7に示すように、ボタン保持ピン17と糸通し孔Baとの間に、ボタンBが動き得る遊び(隙間)Sが形成されることになる。この遊びは、糸通し孔Baの半径Rからボタン保持ピン17の半径rを減算した値(S=R−r)となる。
例えば、糸通し孔Baの直径を1.8mm、ボタン保持ピン17の直径を1.0mmとした場合、遊びSは、0.4mm(S=R−r=0.9−0.5=0.4)となる。
また、移動位置PMとは、糸通し孔Baが挿入されたボタン保持ピン17が糸通し孔Baの内壁に当接してボタンBを不動状態に保持する位置をいう。
なお、移動位置PMは1つではなく、図8の実線にて示す各ボタン保持ピン17の初期位置PM0に対して、可動板44とともにボタン保持ピン17が拡大方向(ボタンBの中心B1から離間する方向)に移動してピン間隔Gが最大の最大ピン間隔Gmaxとなって糸通し孔Baが挿入されたボタン保持ピン17のボタンBの中心B1から径方向外側に位置する外面が糸通し孔Baの内壁に当接した図8に左上から右下に向かう斜線領域にて示す最大移動位置PM1と、可動板44とともにボタン保持ピン17が縮小方向(ボタンBの中心B1に接近する方向)に移動してピン間隔Gが最小の最小ピン間隔Gminとなって糸通し孔Baが挿入されたボタン保持ピン17のボタンBの中心B1から径方向内側に位置する外面が糸通し孔Baの内壁に当接した図8に右上から左下に向かう斜線領域にて示す最小移動位置PM2との2種類がある。
前記メモリ92には、オペレーティングシステム、移動用モータ15および可動板用モータ76のそれぞれのデバイスドライバなども記憶されている。
なお、ボタン付けミシン1においては、ボタン付けミシン1の全体の動作の制御を司る制御手段に、ボタン供給装置3の動作制御機能を併せ持たせる構成とされているのが一般的である。
このため、ROM93には、少なくともボタンBを布地に縫い付けるための縫製データをはじめ、ミシン本体2およびボタン搬送装置4の各部の動作制御を行うためのプログラムおよびデータも記憶されている。
また、制御手段41には、移動用モータ15および可動板用モータ76に加えて、ミシンモータ、第1回転板駆動モータ23、回転用モータ34、昇降用エアシリンダ35、操作パネル63、各種の情報を表示する表示装置、縫製開始スイッチとしての起動ペダル、電源スイッチなどの各種の操作スイッチ、各種の動作の検出や位置の検出などに用いる各種のセンサなども電気的に接続されている。
勿論、ボタン供給装置3の各部の動作制御を行う機能をボタン付けミシン1の全体の動作制御を行う制御手段から独立させて個別に設ける構成としてもよい。
例えば、ボタン供給装置3をユニットとした場合には、ボタン供給装置3の動作の制御を司る制御手段を個別に設けるとよい。
このように、ボタン供給装置3の制御手段41は、ボタン付けミシン1の全体の動作制御を行う制御手段の機能の一部を借りて実現してもよいし、独立した制御手段により実現させてもよい。
なお、ボタン保持台14としては、ボタンBの糸通し孔Baの数に対応した専用の構成としてもよい。例えば、糸通し孔Baの数が2つの場合には、ボタン保持ピン17を2つとし、2つのボタン保持ピン17をボタン保持ピン17の軸線方向に対して直交する方向に沿って相互に接離するように移動させる構成を挙げることができる。
つぎに、前述した構成からなる本実施形態のボタン供給装置の作用について説明する。
なお、調心機構32およびスリモミロッド33などのボタン搬送装置4の動作制御は、および、ボタン把持装置11を含むミシン本体2の動作制御は、従来と同様とされているので、その詳しい説明は省略し、本実施形態のボタン供給装置3に関連する動作についてのみ簡単に説明する。
図9は本発明に係るボタン供給装置の実施形態におけるボタン供給動作を説明するフローチャートである。
本実施形態のボタン供給装置3におけるボタン供給動作は、ボタン保持台14がボタンセット位置P1に位置決めされている(シャッタ板31の下方で待機している状態)とともに、ボタン保持ピン17が初期位置PM0に位置決めされている状態で開始される。
なお、このような状態は、ボタン付けミシン1に電源が投入された際の初期設定動作(イニシャライズ動作)により実行されている。
そして、ボタン供給動作が開始されると、図9に示すように、ステップST1おいて、前述したようにスリモミロッド33が回転しつつ下降することにより、ボタンセット位置P1においてシャッタ板31の下方で待機しているボタン保持台14に立設された複数のボタン保持ピン17にボタンBの糸通し孔Baが挿入されボタンセットが実行される。
この時、ボタン保持ピン17は、初期位置PM0に保持されているので、ボタン保持ピン17と糸通し孔Baとの間に遊びSが形成されており、ボタンBの糸通し孔Baは、ボタン保持ピン17に容易かつ確実に挿入されることになる。
ついで、ボタン保持台14にボタンBセットされると、つぎのステップST2において、ピン間隔Gが拡大するように可動板用モータ76を駆動し、つぎのステップST3に進行する。
具体的には、可動板用モータ76を正回転方向あるいは逆回転方向に駆動する。この可動板用モータ76の駆動により、ボールねじ71のねじ軸74が正回転方向あるいは逆回転方向に回転駆動する。このねじ軸74の回転により、ねじ軸74に螺合されているナット73が右可動板44Rとともに、図5の上方に向かって移動する。
この時、右可動板44Rの図5の上方に向かう移動に同期して、前可動板44Fは図5の右方に向かって移動し、左可動板44Lは図5の下方に向かって移動し、後可動板44Bは図5の左方に向かって移動する。
すなわち、4つの可動板44のそれぞれが同期して一括動作して、各可動板44に立設されているそれぞれのボタン保持ピン17は、ボタン保持台14の中心C1、ひいてはボタンBの中心B1からの角度位置を変えることなく、縦方向および横方向のそれぞれにおいて相互に対向する2つのボタン保持ピン17が相互に離間するように拡大方向へ移動してピン間隔Gが拡大する。
なお、ボタン保持台14にボタンBがセットされたことは、前述したように、例えば、ボタンBの糸通し孔Baがボタン保持ピン17に挿入されると、ボタンBが調心機構32の図示しない3つ爪より下方に位置する(3つ爪からボタンBが下方に抜ける)ため、ボタンBの外周縁を中心に向かって付勢している3つ爪は閉じてボタンBの糸通し孔Baがボタン保持ピン17に挿入されたことを図示しないセンサで検知することにより実行することができる。
ついで、ステップST3において、可動板44の拡大方向への移動が停止したか否かを判断する。
すなわち、各可動板44の移動は、4つのボタン保持ピン17が挿入された糸通し孔Baの内壁により拘束されて移動不能となる移動限界に到達するまで行われる。そして、ボタン保持ピン17が拡大方向への移動限界である最大移動限界に到達すると、ピン間隔Gが最大の最大ピン間隔Gmaxとなり、ボタン保持ピン17が糸通し孔Baの内壁に当接してボタンBを不動状態に保持する移動位置PM、本実施形態においては最大移動位置PM1となり可動板用モータ76が停止される。
ここで、ボタン保持ピン17が移動限界に到達したことは、可動板用モータ76に供給している電流値の増加などの変化を検出したり、ねじ軸74の回転の有無をエンコーダにより検出したりすることにより実現できる。
なお、移動位置PMとしては、最小移動位置PM2を用いてもよい。この場合、ステップST2においてピン間隔Gが縮小するように可動板用モータ76を駆動させることになる。
前記ステップST3の判断がNO(可動板44が移動している)の場合には、ステップST2に戻り、ステップST3の判断がYES(可動板44が停止している)になるまで可動板用モータ76の駆動を継続する。
前記ステップST3の判断がYESの場合には、つぎのステップST4に進行し、ボタン保持台14がボタンセット位置P1からボタン供給位置P2に移動するように移動用モータ15を駆動し、つぎのステップST5に進行する。
この時、ボタン保持台14がボタンセット位置P1からボタン供給位置P2へ移動している過程では、ボタン保持ピン17が最大移動位置PM1に保持されているので、ボタン保持ピン17と糸通し孔Baとの間にはボタンBが動き得る遊びSがなく、ボタンBの姿勢が変化してぐらついたり、ボタンBがボタン保持ピン17から脱落したりするという移送不良が発生するのを確実かつ容易に防止することができる。
ついで、ステップST5において、ボタンキャリア16の移動が停止したか否か、すなわち、ボタン保持台14がボタン供給位置P2に到達したか否かを判断する。
ここで、ボタンキャリア16の移動が停止したことは、移動用モータ15がパルスモータの場合には、予め設定されている駆動量(パルス数)の駆動が終了したことを検知することにより実現できる。勿論、ボタン保持台14がボタン供給位置P2に到達したことは、ボタン保持台14の位置を近接スイッチや光センサなどのセンサを用いて検知することによっても実現できる。
前記ステップST5の判断がNO(ボタンキャリア16が移動している)の場合には、ステップST4に戻り、ステップST5の判断がYES(ボタンキャリア16が停止している)になるまで移動用モータ15の駆動を継続する。
前記ステップST5の判断がYESの場合には、つぎのステップST6に進行し、ボタン把持装置11が駆動されボタンBがボタン把持装置11に把持(ボタンクランプ)された後のタイミングで、ボタン保持ピン17の位置を初期位置PM0に復帰させるように可動板用モータ76を駆動し、つぎのステップST7に進行する。
この時、ボタン保持台14がボタン供給位置P2に到達してから、ボタン供給位置P2においてボタンBがボタン把持装置11に把持されるまでは、ボタン保持ピン17が最大移動位置PM1に保持されているので、ボタン保持ピン17と糸通し孔Baとの間にはボタンBが動き得る遊びSがなく、ボタン供給位置P2でボタン把持装置11によりボタンBが把持される受渡時に、ボタンBが遊びSの分だけ回転してしまい、糸通し孔Baの位置が予め設定されている設定位置からずれるというボタンBの位置ずれが発生するのを確実かつ容易に防止することができる。
なお、ボタンBがボタン把持装置11に把持されたことは、ボタンクランプアーム12の開閉動作をセンサにより検知することにより実現できる。
また、ボタン保持ピン17の位置が初期位置PM0に復帰したことは、可動板用モータ76がパルスモータの場合には、初期位置PM0から移動位置PMに移動させたときの駆動量(パルス数)と同一の駆動量(駆動方向は逆方向)の駆動が終了したことを検知することにより実現できるし、可動板44の位置を近接スイッチや光センサなどのセンサで検知することによっても実現できる。
ついで、ステップST7において、ボタン保持台14がボタン供給位置P2からボタンセット位置P1に移動するように移動用モータ15をステップST04とは逆方向に駆動し、つぎのステップST8に進行する。
ついで、ステップST8において、ボタンキャリア16の移動が停止したか否か、すなわち、ボタン保持台14がボタン供セット位置P1に到達したか否かを判断する。
ここで、ボタンキャリア16の移動が停止したことは、移動用モータ15がパルスモータの場合には、移動用モータ15がパルスモータの場合には、ボタンセット位置P1からボタン供給位置P2に移動させたときの駆動量(パルス数)と同一の駆動量(駆動方向は逆方向)の駆動が終了したことを検知することにより実現できるし、ボタン保持台14の位置を近接スイッチや光センサなどのセンサで検知することによっても実現できる。
前記ステップST8の判断がNO(ボタンキャリア16が移動している)の場合には、ステップST7に戻り、ステップST8の判断がYES(ボタンキャリア16が停止している)になるまで移動用モータ15の駆動を継続する。
前記ステップST8の判断がYESの場合には、つぎのボタンBがセットされるまで、ボタン保持台14がボタンセット位置P1に保持されるとともに、ボタン保持ピン17の位置が初期位置PM0に保持された状態で待機し終了する。
なお、ボタン供給装置3の動作制御は、ボタン移動部95およびピン位置制御部96に記憶されたプログラムおよびデータに基づいて行われる。
このように、本実施形態のボタン供給装置3によれば、ピン位置移動機構80は、ボタン保持ピン17と糸通し孔Baとの間に形成される遊びSをなくすようにボタン保持ピン17の位置を移動させることができ、また、ピン位置制御部96は、ボタン保持台17をボタンセット位置P1からボタン供給位置P2に移動させる移動時、および、ボタン供給位置P2でボタン把持装置11によりボタンBが把持される受渡時のそれぞれにおいて、ボタン保持ピン17と糸通し孔Baとの間に形成される遊びSをなくすようにボタン保持ピン17の位置およびその移動タイミングを制御することができる。
その結果、本実施形態のボタン供給装置3によれば、移動時にボタン保持ピン17からボタンBが脱落するのを確実かつ容易に防止することができ、しかも受渡時には、ボタン17の位置ずれが発生するのを確実かつ容易に防止することができる。
また、本実施形態のボタン供給装置3によれば、ピン位置移動機構80が、複数の可動体44、可動体用移動手段としてのボールねじ71および可動体移動用アクチュエータとしての可動板用モータ76を有しており、可動板用モータ76が、ボタン保持ピン17を初期位置PM0と移動位置PMとの少なくとも2位置を選択的に取り得るようにボールねじを71を駆動可能に形成されており、ピン位置制御部96が、少なくともセット時にはボタン保持ピン17を初期位置PM0に保持し、移動時および受渡時にはボタン保持ピン17を移動位置PMに保持するように可動板用モータ76を駆動するように形成されているから、ボタン保持ピン17と糸通し孔Baとの間に形成される遊びSをなくすようにボタン保持ピン17の位置を移動させることが確実かつ容易にでき、また、移動時および受渡時のそれぞれにおいて、ボタン保持ピン17と糸通し孔Baとの間に形成される遊びSをなくすようにボタン保持ピン17の位置およびその移動タイミングを制御することが確実かつ容易にでき、しかもボタン保持台14にボタンBが保持されるセット時には、ボタン保持ピン17と糸通し孔Baとの間に遊びSを形成することが確実かつ容易にできる。
その結果、本実施形態のボタン供給装置3によれば、移動時にボタン保持ピン17からボタンBが脱落するのを確実かつ容易に防止することができ、しかも受渡時には、ボタンBの位置ずれが発生するのを確実かつ容易に防止することができ、さらに、セット時には、ボタン保持ピン17にボタンBの糸通し孔Baを確実かつ容易に挿入させることができる。
また、本実施形態のボタン供給装置3によれば、可動体用移動手段としてのボールねじ71が複数の可動体44のそれぞれを同期させて一括動作するように形成されているから、ボタン保持ピン17のピン間隔Gを拡縮させる際の動作、本実施形態においては、初期位置PM0と移動位置PMと2位置間の移動動作を円滑かつ短時間で行うことができる。
また、本実施形態のボタン供給装置3によれば、ボタン供給位置P2でボタン把持装置11によりボタンBが把持される受渡時に、ボタンBが遊びの分だけ回転することがないから、糸通し孔Baの位置が予め設定されている設定位置からずれるというボタンの位置ずれが発生しないので、ボタンBが布地に縫い付けられる縫製時に、縫い針Nや糸が糸通し孔Baと干渉して、針折れや糸切れなどの縫製不良が発生するのを確実かつ容易に防止することができる。このことは、オペレータによる復帰のための針交換や糸通しなどの復帰作業による生産性の低下を防止することができることになる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
本発明に係るボタン供給装置の実施形態を備えたボタン付けミシンの要部を示す外観斜視図 図1の要部の平面図 図1のボタン供給装置近傍の正面図 本発明に係るボタン供給装置の実施形態のボタン保持台の拡大平面図 図4の蓋部材を取り除いた状態を示す平面図 図4の右側断面図 本発明に係るボタン供給装置の実施形態の要部の構成を示すブロック図 図4のボタン保持ピンの初期位置および移動位置を説明する説明図 本発明に係るボタン供給装置の実施形態におけるボタンの供給動作を説明するフローチャート
符号の説明
1 ボタン付けミシン
2 ミシン本体
3 ボタン供給装置
11 ボタン把持装置
12 ボタンクランプアーム
14 ボタン保持台
15 移動用モータ
16 ボタンキャリア
17 ボタン保持ピン
41 制御手段
42 ケース本体
43 蓋部材
44 可動板
71 ボールねじ
76 可動板用モータ
76a 出力軸
80 ピン位置移動機構
91 CPU
92 メモリ
95 ボタン移動部
96 ピン位置制御部
B ボタン
Ba (ボタンの)糸通し孔
P1 ボタンセット位置
P2 ボタン供給位置
PM0 (ボタン保持ピンの)初期位置
PM1 (ボタン保持ピンの)最大移動位置
PM2 (ボタン保持ピンの)最小移動位置
G ピン間隔
Gmax 最大ピン間隔
Gmin 最小ピン間隔
B1 (ボタンの)中心
B2 (糸通し孔の)中心
C1 (ボタン保持台の)中心
C2 (ボタン保持ピンの)中心
R (糸通し孔の)半径
r (ボタン保持ピンの)半径

Claims (2)

  1. 上面にボタンが載置されるとともに、上面にボタンの糸通し孔が挿入される複数のボタン保持ピンが立設され、前記複数のボタン保持ピンを介してボタンを保持するボタン保持台と、
    保持台移動用アクチュエータの駆動力をもって前記ボタン保持台を移動させ、このボタン保持台に、ミシン本体の側方に設けられ前記ボタン保持台にボタンが保持される際のボタンセット位置と、前記ミシン本体のベッド部の上方に設けられボタン把持装置によりボタンが把持される際のボタン供給位置との2位置を少なくとも選択的に取らせる保持台用移動手段と、
    各部の動作の制御を司るための記憶部および演算部を具備する制御手段とを有しており、
    前記制御手段は、前記ボタンセット位置で前記ボタン保持台にボタンが保持された後、前記保持台移動用アクチュエータを駆動させることにより前記ボタン保持台を前記ボタン供給位置まで移動させるように形成されているボタン供給装置において、
    前記ボタン保持台に配設され前記複数のボタン保持ピンのうちの隣位の2つのボタン保持ピンの相互間のピン間隔が拡縮するように前記ボタン保持ピンの位置を移動させるピン位置移動機構と、
    前記ピン位置移動機構による前記ボタン保持ピンの位置およびその移動タイミングを制御するピン位置制御部とが設けられ、
    前記ピン位置移動機構は、前記ボタン保持台に配設され上面に少なくとも1つの前記ボタン保持ピンが立設された複数の可動体と、前記複数の可動体を前記ピン間隔が拡縮するように移動させる可動体用移動手段と、前記可動体用移動手段を駆動させる可動体移動用アクチュエータとを有しており、
    前記可動体移動用アクチュエータは、前記糸通し孔が挿入された前記ボタン保持ピンが前記糸通し孔の中心に位置する初期位置と、前記糸通し孔が挿入された前記ボタン保持ピンが前記糸通し孔の内壁に当接してボタンを不動状態に保持する移動位置との少なくとも2位置を選択的に取り得るように前記可動体用移動手段を駆動可能に形成されており、
    前記ピン位置制御部は、少なくとも前記ボタンセット位置で前記ボタン保持台にボタンが保持されるセット時には、前記ボタン保持ピンが初期位置を保持するように前記可動体用アクチュエータを駆動し、前記ボタンセット位置で前記ボタン保持台にボタンが保持された後、前記ボタン保持台が前記ボタンセット位置から前記ボタン供給位置まで移動される移動時、および、前記ボタン供給位置で前記ボタン把持装置によりボタンが把持される受渡時には、前記ボタン保持ピンが移動位置をそれぞれ保持するように前記可動体用アクチュエータを駆動するように形成されていることを特徴とするボタン供給装置。
  2. 前記可動体用移動手段は、前記複数の可動体のそれぞれを同期させて一括動作するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のボタン供給装置。
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