JP2003175904A - 鉄筋結束機及びこれに用いられるリール - Google Patents

鉄筋結束機及びこれに用いられるリール

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JP2003175904A JP2002286065A JP2002286065A JP2003175904A JP 2003175904 A JP2003175904 A JP 2003175904A JP 2002286065 A JP2002286065 A JP 2002286065A JP 2002286065 A JP2002286065 A JP 2002286065A JP 2003175904 A JP2003175904 A JP 2003175904A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤがリールのフランジから外れてワイヤ
送りが不能になることを解消する鉄筋結束機及びリール
の提供。 【解決手段】 ワイヤ27を鉄筋22の周囲にループ状
に巻き回して鉄筋22を結束する鉄筋結束機20におい
て、カセットケース40の開口縁部に、凹部42Aを段
設し、カセットケース40の開口部側のフランジを、リ
ール40の凹部42Aに嵌められる口径を有する大フラ
ンジ55とし、リール40のリール取付軸43が挿入さ
れるハブ穴51内周面に、リール取付軸43からの脱落
を防止する係合爪47を形成し、係合爪47とリール取
付軸43とをリール41が間欠的に回転可能に係合して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば交差する鉄
筋同士をワイヤで結束固定する鉄筋結束機及びそのリー
ルに関し、更に詳しくは、ワイヤの送り出しのときにワ
イヤがケースから外れることを防止した鉄筋結束機及び
これに用いられるリールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄筋結束機としては、鉄筋結束機
におけるワイヤーリールのブレーキ機構(特許文献1参
照)が本願出願人から出願されている。
【0003】図25は、この鉄筋結束機を示したもので
あり、鉄筋結束機1の後部にワイヤ3を巻き付けたリー
ル2が保持されている。リール2から引き出されたワイ
ヤ3はワイヤ送り手段5により鉄筋結束機1の前方に送
り出され、円弧状に延びる溝を有するガイド6に沿って
送られてゆくときに巻癖がつき、十字形に交差する鉄筋
7の周りをループ状に形成される。鉄筋7の周りをルー
プ状に巻かれたワイヤ3は挟持部4により捕まれた後
に、ワイヤ送り手段5のワイヤ送りが停止すると共に、
ループ状に巻かれているワイヤ3には、先端部にワイヤ
3を挟み込む溝を有する捻り用フック9が接近して、ワ
イヤ3を溝の中に挿入した後、回転してワイヤ3を捻っ
て鉄筋7を結束した後、挟持部4に設けられた切断手段
により切断され、挟持部4がワイヤ3を離すようになっ
ている。
【0004】図26は、鉄筋結束機1のリール2及びカ
セットケース10を示す。カセットケース10を保持す
る図示しない取付軸は鉄筋結束機1に設けられており、
カセットケース10の底部にリール取付軸11が突設さ
れており、リール取付軸11にリール2が装着される。
カセットケース10の開口部には蓋体12が嵌め込み可
能になっており、カセットケース10内部に格納したリ
ール2が外部に抜けることを防止している。
【0005】
【特許文献1】特開平11−104777号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな鉄筋結束機1の場合、リール2の上下にワイヤ3を
支持するフランジ13が一対形成されているが、カセッ
トケース10は型抜きのための抜き勾配が設けられてい
ると共に、フランジ13の高さは同じであるために、カ
セットケース10の開口部側のフランジ13とカセット
ケース10の周壁部14の上部との間の隙間Aが大きく
なってしまうことがある。
【0007】このため、ワイヤ3を送った後に鉄筋7の
太さに応じてワイヤ3の長さを調整するために、ワイヤ
3を引き戻すようにすると、引き戻したワイヤ3が再度
巻かれずに緩んでしまい、ワイヤ3が隙間Aに入り込ん
でフランジ13と蓋体12の間に入り込むことがある。
【0008】このように、ワイヤ3がフランジ13から
外れてしまうと、フランジ13から外れたワイヤ3がリ
ール取付軸11の外周に絡みついて、ワイヤ3の送りが
不能になることがある。
【0009】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであり、リールの正逆方向の回転を許容すると
きに、ワイヤがリールのフランジから外れてワイヤ送り
が不能になることを解消することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願の請求項1の鉄筋結束機は、結束機本体に取り
付けられるケースに、リール取付軸が形成され、該リー
ル取付軸に鉄筋結束用のワイヤを巻き付けたリールを装
着し、前記ワイヤを鉄筋の周囲に巻き回した後に捩って
前記鉄筋を結束する鉄筋結束機において、前記ケースの
前記リールを挿入する開口縁部に、前記ケースの底部の
口径より大きな径を有する環状の凹部を形成し、前記リ
ールの前記ケース開口部側のフランジを前記凹部に嵌め
られる口径を有する大フランジとしたことを特徴とす
る。
【0011】本願の請求項2のリールは、結束機本体に
取り付けられるケースに、リール取付軸が形成され、該
リール取付軸に鉄筋結束用のワイヤを巻き付けたリール
を装着し、前記ワイヤを鉄筋の周囲に巻き回した後に捩
って前記鉄筋を結束する鉄筋結束機用のリールにおい
て、前記リールの前記ケース開口部側のフランジを前記
開口縁部に段設した凹部に嵌められる口径を有する大フ
ランジとしたことを特徴とする。
【0012】本願の請求項3の鉄筋結束機は、結束機本
体に取り付けられるケースに、リール取付軸が形成さ
れ、該リール取付軸に鉄筋結束用のワイヤを巻き付けた
リールを装着し、前記ワイヤを鉄筋の周囲に巻き回した
後に捩って前記鉄筋を結束する鉄筋結束機において、前
記ケースの前記リールを挿入する開口縁部に、前記ケー
スの底部の口径より大きな径を有する環状の凹部を形成
し、前記リールの前記ケース開口部側のフランジを前記
凹部に嵌められる口径を有する大フランジとし、前記リ
ールの前記リール取付軸が挿入されるハブ穴内周面に、
前記リール取付軸からの脱落を防止する係合爪を形成
し、前記リール取付軸の外周面に前記係合爪が入り込む
嵌合凹部を形成したことを特徴とする。
【0013】本発明の請求項4リールは、結束機本体に
取り付けられるケースに、リール取付軸が形成され、該
リール取付軸に鉄筋結束用のワイヤを巻き付けたリール
を装着し、前記ワイヤを鉄筋の周囲に巻き回した後に捩
って前記鉄筋を結束する鉄筋結束機用のリールにおい
て、前記リールの前記ケース開口部側のフランジを前記
開口縁部に段設した凹部に嵌められる口径を有する大フ
ランジとし、前記リールの前記リール取付軸が挿入され
るハブ穴内周面に、前記リール取付軸の外周面に形成し
た嵌合凹部に入り込む係合爪を形成したことを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態にかか
る鉄筋結束機及びこれに用いられるリールについて、図
面に基づいて説明する。
【0015】図7は、この実施の形態にかかる鉄筋結束
機の構成を概略して図示している。 [鉄筋結束機の構成]鉄筋結束機20は、結束機本体2
1の鉄筋22に向けられる前端部の下部に、鉄筋22に
当てられる当て板部23が一対形成され、一対の当て板
部23の間に、先端部にワイヤ挿入溝24を有する捻り
用フック25が配設されている。
【0016】捻り用フック25は、電動モータ26によ
り回転可能とされている。捻り用フック25は、電動モ
ータ26の回転開始前の待機時に、ワイヤ挿入溝24に
ループ状に曲げられたワイヤ27を挿入しやすいよう
に、ワイヤ挿入溝24をループ状のワイヤ27に平行に
向けて、ワイヤ27から離れた位置に待機している。
【0017】捻り用フック25は進退機構29を介して
電動モータ26に保持されている。進退機構29は例え
ばカム機構等により構成され、電動モータ26の回転開
始時にワイヤ27を捻り用フック25のワイヤ挿入溝2
4に挿入し、電動モータ26の回転停止時に、捻り用フ
ック25を待機位置に後退させる。
【0018】すなわち、トリガ28が引かれて電動モー
タ26が回転を開始する時に、捻り用フック25はワイ
ヤ27側に延びてワイヤ27をワイヤ挿入溝24内に挿
入した後、回転を行い、トリガ28の戻りにより、回転
を停止して元の待機位置に戻る。
【0019】結束機本体21にはワイヤ27を通すワイ
ヤ通路30が備えられている。ワイヤ通路30は、結束
機本体21の後端部から巻癖を付けるガイド部31まで
形成されている。ガイド部31は、円弧状に湾曲してお
り、ワイヤ通路30はこのガイド部31において円弧内
側が開放された溝になっている。ワイヤ通路30の結束
本体21の後部には、モータ32の出力軸に取り付けら
れたギア33が配設されている。ギア33はワイヤ通路
30に設けられた図示しない開口部に臨んでおり、ギア
33がワイヤ27をワイヤ通路30の底部に押し付けて
いる。トリガ28によるマイクロスイッチ33をONさ
せると、モータ32が回転してワイヤ27を結束機本体
21の前方若しくは後方に送ることを可能としている。
なお、このモータ32の正逆回転制御は、結束機本体2
1に内蔵される図示しない制御回路により行われる。
【0020】ワイヤ通路30がガイド部31に達する部
位には、ワイヤ把持切断手段34が配設されている。ワ
イヤ把持切断手段34は、例えば、一対の把持部と一対
の切断刃とからなり、一対の把持部の間及び一対の切断
刃の間をワイヤ27が通過するようになっている。ワイ
ヤ切断把持手段34は、モータ32の回転量に基づいて
ワイヤ27の送り量が所定量に達すると、一対の把持部
によりワイヤ27の端部を把持する。鉄筋22をループ
状に巻回したワイヤ27の先端部及びループの後端部は
一対の把持部に把持された状態で、捻り用フック25に
より捻られ、鉄筋22が結束された後に、一対の切断刃
が摺り合わされてワイヤ27が切断される。
【0021】結束機本体21の後端部には、リール取付
用の軸受け部35が形成されている。軸受け部35には
取付軸36が突設されている。取付軸36にはカセット
ケース40が着脱可能に取り付けられている。カセット
ケース40の内部にはリール41(図1、2参照)が取
り付けられている。カセットケース40には、ワイヤ2
7を引き出すための開口部(図示省略)が形成されてい
る。カセットケース40の開口部はワイヤ通路30に臨
んで開口している。
【0022】図1乃至図5は、鉄筋結束機のカセットケ
ース及びリールの実施の形態を示す。このカセットケー
ス40は鉄筋結束機20の一部を構成する。[カセット
ケース]図1、図2は、カセットケース40内のリール
41の取付状態を示す。カセットケース40は、摩耗や
曲げに対して耐性のすぐれたプラスチック、例えばポリ
プロピレン等からなるもので、カセットケース40の底
部44には、軸受け部35の取付軸36が挿入されて固
定されるリール取付軸43が突設されている。
【0023】カセットケース40の上部はリール41を
挿入するために、開口しており、この開口部の縁部に
は、段部42が形成されている。この段部42の内側の
凹部42Aにはリール41の大フランジ55の外縁部が
嵌め込まれ、大フランジ55の外縁部によりカセットケ
ース40の開口部が封鎖されてワイヤ27が大フランジ
55から外れることが防止されている。
【0024】取付軸36が挿入される円筒状のリール取
付軸43は、カセットケース40の底部44に突設さ
れ、リール取付軸43の外周面45には、リール取付軸
43の軸周り方向に延びる嵌合凹部46が形成されてい
る。
【0025】この実施の形態では、嵌合凹部46は、リ
ール取付軸43の外周面にリング状に形成されている。
嵌合凹部46は、リール41をカセットケース40に簡
単に装着できるようにリール取付軸43の一定の高さに
形成されており、リール41がカセットケース40から
脱落することを防止するように、リール41の係合爪4
7の係合部48が嵌合する。
【0026】嵌合凹部46は矩形断面でリング状に形成
されているが、等角度で2乃至8個所形成された凹部で
も良い。嵌合凹部46がリング状であれば、リール41
の装着が容易であり、嵌合凹部46が複数個所離れて形
成されていれば、リール41が回転するときに、係合爪
47が嵌合凹部46を乗り越えて回転した後に、次の嵌
合凹部46に嵌合するため、リール41の間欠回転が可
能であり、ブレーキがかかることとなり、リール41の
空回りによるワイヤ27のからみが防止される。
【0027】49は取付軸36にカセットケース40を
装着したときに結束機本体21側にボルト固定するため
の回り止め穴である。 [リール]図3乃至図5はリール41の形状を示す。リ
ール41は、摩耗や曲げに対して耐性のすぐれたプラス
チック、例えばポリプロピレン等からなり、リール41
にはワイヤ27が巻き付けられ、ギア33の送りにより
結束機本体21の前方或いは後方にワイヤ27が移動可
能になっている。リール41はワイヤ27の送り出し及
び巻き戻しに応じて正逆回転可能になっている。
【0028】リール41は、ワイヤ27を巻き付けるハ
ブ部41Aと大フランジ55と小フランジ50とを有す
る。大フランジ55はカセットケース40の開口部側に
位置するように形成され、小フランジ50はカセットケ
ース40の底部44側に位置するように形成される。大
フランジ55がハブ部41Aの片側に設けられることに
より、カセットケース40の周壁に成型時の型抜き勾配
が形成されても、大フランジ55でカセットケース40
の周壁部との隙間56を塞いでいるために、ワイヤ27
の外れることが防止される。
【0029】ハブ部41Aの中央部には、リール取付軸
43が挿入されるハブ穴51が形成されており、ハブ穴
51の内周面の相対する位置に一対の凹部52が形成さ
れ、各凹部52に係合爪47が形成されている。
【0030】係合爪47は、大フランジ55側のハブ穴
開口縁部からハブ部41Aの中間部に向かって延びてい
ると共に、凹部52から立ち上がった後にリール取付軸
43に沿った方向に延びており、先端部にハブ穴51の
中心方向に突出する係合部48が形成されている。係合
部48はリール取付軸43の嵌合凹部46に嵌合する矩
形状の形状を有している。嵌合凹部46は矩形断面であ
り、前述のように、リール取付軸43の外周を取り巻く
リング形状に形成されるが、離れた位置に形成される凹
部でも良い。
【0031】係合爪47は、リール取付軸43に装着さ
れたときに、リール取付軸43によって弾性力が生じる
ように、ハブ穴51の中心方向に向かうようにやや斜め
に形成されており、係合部48の突起が嵌合凹部46に
嵌合するようになっている。勿論、係合爪47の延びる
方向は斜めでなくても良い。
【0032】また、係合爪47の弾性力は、ワイヤ27
を引き出すときにリール41が回転でき、ワイヤ27の
引き出しを解除したときに、リール41を停止させる摩
擦抵抗を有している。係合爪47は、嵌合凹部46がリ
ング状であるので、どの角度からでもリール取付軸43
に装着できる。
【0033】尚、嵌合凹部46をリール取付軸43の外
周に間隔をあけて形成した場合、リール41が回転する
ときに、係合爪47が嵌合凹部46の縁を乗り越えて再
度嵌合凹部46に嵌合するので、リール41の回転時に
間欠的に停止可能である。また、リング状の嵌合凹部4
6の底部にリール取付軸43の周りに沿って複数個の突
起部を形成しても良い。
【0034】大フランジ55及び小フランジ50はハブ
部41Aに巻かれたワイヤ27の太さ方向のズレを規制
している。大小フランジ43、50は極力肉抜きされて
低コスト化と軽量化が図られている。大フランジ55に
はワイヤ27の巻き付け開始側の端部を固定するための
取付溝53が形成されている。
【0035】図6は、カセットケースとリールの他の実
施の形態を示す。図6のカセットケース60では、リー
ル取付軸61は円筒形状に形成され嵌合凹部は形成され
ていない。また、リール62は大フランジ63と小フラ
ンジ64を有し、大フランジ63がカセットケース60
の開口縁部側に段設された凹部65に嵌り込むようにな
っており、リール62に巻かれたワイヤが大フランジ6
3とカセットケース60の内周部間から外れることが防
止されている。
【0036】リール62のハブ穴68は滑らかな円筒型
内周壁面で構成され、係合爪は備えていない。更に、カ
セットケース60の上部開口部には蓋体66がヒンジ6
7により装着可能になっている。その他の構成は、図1
乃至図5のカセットケース40及びリール41の構成と
同様であるので、説明を省略する。
【0037】尚、リール取付軸において、カセットケー
ス40の底部側である下部とカセットケース40の開口
部側である上部の口径を異ならせ、リール取付軸43の
上部側を太い径とし、リール取付軸43の下部側を細い
径としてリール取付軸43に段部を形成する一方、下部
側の細い径の外周面に係合用の凹部若しくは凸部を形成
し、リール41の係合爪47をリール取付軸の先端部側
から下部の細い径の部分側に延ばし、係合爪47を前述
の段部の隅角部に引っかけるように形成し、係合爪47
の先端部をリール取付軸の細い径の凹部又は凸部に係合
させることにより、リールを着脱可能、且つ、間欠回転
可能にリール取付軸に装着しても良い。
【0038】カセットケースとリールの他の実施の形態
を図8乃至図22に基づいて説明する。カセットケース
70は、摩耗や曲げに対して耐性のすぐれたプラスチッ
ク、例えばポリプロピレン等によって形成され、図8,
9に示すように、底部71と底部71の周囲に形成され
た周壁90とからなる。
【0039】底部71は、第1の底部72と、第1の底
部72の直線状の連接部73に連接された第2の底部7
5とからなる。第1の底部72は、略円形の基部76
と、基部76の周縁から連接部73に伸びる直線縁によ
って囲まれる台形部77とからなる。第2の底部75
は、略矩形状に形成されている。
【0040】上記第1の底部72の基部76の略中心に
は、軸受け部35の取付軸36が挿入されて固定される
筒状のリール取付軸79が突設されている。また、第1
の底部72の基部76には、リール取付軸79を中心と
した後記小フランジ152を収納する第1の収納凹部8
0と、後記カバープレート132を収納する第2の収納
凹部81が形成されている。第1の底部72の周囲に
は、テーパ82が形成され、テーパ82によって後記ワ
イヤリール150の小フランジ152が第1の収納凹部
80内に案内されるようになっている。
【0041】リール取付軸79の上端には、半円状の差
込孔83が形成された係止壁85が形成されている。ま
た、第1の底部72であって、第2の収納凹部81内に
は、透孔86が形成され、透孔86内に光センサ87が
設けられている。
【0042】周壁90は、第1の底部72に設けられた
第1の周壁91と、第2の底部75に設けられた第2の
周壁95とからなる第1の周壁91は、基部76の周縁
に形成された環状の円周壁92と、台形部77の両直線
縁に形成された第1の側壁93と第2の側壁94とから
なる、第2の周壁95は、第2の底部75の一端縁に直
線状に設けられている。また前記連接部73には、第1
の底部72と第2の底部75を略半分仕切る仕切壁96
が設けられている。円周壁92及び第1、第2の側壁9
3,94の上端には、案内突起(段部)92a,93
a,94aが形成されている。円周壁92の案内突起
(段部)92aには、係部凹部92b,92cが形成さ
れている。
【0043】カセットケース70は、円周壁92にアー
ム97が設けられ、アーム97に回り止め穴97aが形
成されている。カセットケース70は、取付軸36に装
着し、ボルトを回り止め穴97aに挿通して結束機本体
21の一側に螺着することにより、結束機本体21に固
定して取り付けられる。また、カセットケース70は、
第1の側壁93に一対の軸受突起98,98が形成され
ている。
【0044】カセットケース70は、ワイヤリール15
0を挿入することができる開口部99が形成され、さら
にこの開口部99を塞ぐ蓋体100がヒンジ連結されて
いる。蓋体100は、カセットケース70と同様の素材
によって形成され、図10,11に示すように、第1の
蓋部101と、第2の蓋部105とからなる。第1の蓋
部101は、略円形の基部102と台形部103とから
なる。第2の蓋部105は、略短形状に形成されてい
る。基部102の周縁には、前記円周壁92の係部凹部
92b,92Cに係合する係合凸部102b,102c
が形成されている。また、第2の蓋部105の後記ヒン
ジ連結部とは反対側の端縁に側壁104が形成されてい
る。
【0045】上記第1の蓋部101の基部102の略中
心には、ガイド孔106が形成されている。基部102
の表面には、ガイド孔106の略中心を中心とする円形
の凹部107が形成されている。また、基部102の表
面には、ガイド孔106の略中心を中心とする環状のガ
イド突起109が設けられている。基部102の内面に
は、ガイド孔106の略中心を中心とする円筒型突起1
10が設けられている。基部102の内面には、後記ワ
イヤリール150の大フランジ153の外周縁近傍を摺
接して、ワイヤリール150を案内する環状の案内突起
108が形成されている。さらに、基部102には、略
U字状に切り欠かれて形成されたストッパー片102a
が表面から突出するようにして形成されている。環状の
ガイド突起109には、図13に示すリング状の調節環
状部材121が回動自在に取付けられている。
【0046】前記蓋体100の凹部107には、ロック
手段120が設けられている。ロック手段120は、図
12に示すように円形の回動部111と、回動部111
の両端に設けられた指掛けアーム112,113と、回
動部111の略中心に形成された円筒状の係止軸115
とからなる。係止軸115は、半割状に形成され、一方
の半体116が他方の半体117より長くなっている。
半体116,117の下部には係止突起116a,11
7aが形成されている。一方の半体116のさらに下部
には、係止溝119が形成されている。指掛けアーム1
13の裏面には、第1の係止凹部123と第2の係止凹
部125が形成されている。
【0047】ロック手段120は、図22に示すよう
に、係止軸115が蓋体100のガイド孔106に挿通
され、係止軸115に形成された係止突起116a,1
17aが基部102の内面に係止されて、蓋体100の
凹部107内に回動自在に取付けられている。なお、ロ
ック手段120は、調節環状部材121に当接し、調節
環状部材121とネジ等によって一体的に連結されてい
る。ロック手段120は、一方の指掛けアーム113の
第1の係止凹部123又は第2の係止凹部125に、前
記蓋体100のストッパー片102aが係止され、位置
決めされる。
【0048】なお、調節環状部材121は、図13に示
すように、肉厚の異なる第1〜第4の取付部121a〜
121dが形成されている。第1の取付部121aから
順に肉厚が厚くなっており、第4の取付部121dの肉
厚が一番厚くなっている。第1〜第4の取付部121a
〜121dは、対向して一対設けられている。また、第
1〜第4の取付部121a〜121dには、第1〜第4
のネジ穴122a〜122dが形成されている。一方、
調節環状部材121が連結されるロック手段120は、
回動部111の裏面両側に、突出した台形状の当接部1
18,118が形成され、この当接部118,118に
ネジ通し穴114,114が設けられている。ロック手
段120は、当接部118,118を調節環状部材12
1の一番肉厚の薄い第1の取付部121a,121aに
接合し、ネジをネジ通し穴114,114に通して、第
1のネジ穴122a,122aにねじ込むことにより、
係止軸115が調節環状部材121から一番長く突出す
る。同様に、ロック手段120は、当接部118,11
8を調節環状部材121の一番肉厚の厚い第4の取付部
121d,121dに接合し、ネジをネジ通し穴11
4,114に通して、第4のネジ穴122d,122d
にねじ込むことにより、係止軸115が調節環状部材1
21から一番短く突出する。このように、ロック手段1
20は、調節環状部材121によって、係止軸115の
突出長さを調節することができる。
【0049】蓋体100は、台形部103の一方の側縁
126に一対の軸受突片128,128が形成され、こ
の一対の軸受突片128,128が前記カセットケース
70の軸受突起98,98間に挿設され、支軸130が
一対の軸受突片128,128及び一対の軸受突起9
8,98に挿入されており、この支軸130を中心とし
てカセットケース70に開閉自在に取り付けられてい
る。さらに支軸130には、図示しないコイルスプリン
グ状の弾性部材が巻装されており、この弾性部材により
蓋体100は、開く方向に付勢されている。
【0050】カセットケース70の第2の収納凹部81
内には、カバープレート132が回動自在に収納されて
いる。カバープレート132は、図14に示すように、
リング状に形成され、等間隔で6ヶ所に係止凹部133
〜138が形成され、その6つの係止凹部133から1
38の内、任意の対向する係止凹部133,136が透
孔となっている。係止凹部133〜138は、前記光セ
ンサ87上を通過するようになっている。なお、係止凹
部133〜138に向かって傾斜面133a〜138a
が形成されている。
【0051】カバープレート132の一端外周縁には、
第2の収納凹部81周縁に係止されるフランジ139が
設けられている。このカバープレート132は、係止凹
部133〜138が蓋体100側を向くようにして、第
2の収納凹部81内に収納され、リール取付軸79に形
成された環状溝78に嵌着されたスナップリング等の弾
性リング140により、リール取付軸79の軸方向には
移動できないようになっている。
【0052】次にワイヤリール150を、図15乃至図
21に基づいて説明する。図15は、ワイヤリール15
0の正面図を示したものである。このワイヤリール15
0は、ABS樹脂・ポリエチレン等のプラスチックスか
らなるものであり、ワイヤ27を巻き付けるハブ部15
1の両側に一対のフランジ152,153が形成されて
いる。ハブ部151は円筒形状に形成されており、一対
のフランジ152,153と一体成型されている。ハブ
部151は円筒形状に形成されているが、他の多角形状
でも良い。
【0053】一対のフランジ152,153は直径の異
なる円板形状とされており、直径の小さいフランジ15
2のハブ部151周面から外周縁部までの高さは、未使
用状態にあるワイヤ27を巻き付けた高さより高く設定
されている。直径の大きいフランジ153の高さは、未
使用状態のワイヤ27の巻き付け終了端部27Eを巻き
付けられた状態から著しく曲げない状態で保持可能な高
さを有している。このワイヤリール150は一対のフラ
ンジ152,153の直径が異なることにより、鉄筋結
束機20に装着する場合に、ワイヤ27の装着方法を確
認しやすくなっている。
【0054】ハブ部151の中央部には、鉄筋結束機2
0のリール取付軸79が挿入される装着孔155が形成
されている。装着孔155の抜き勾配により大径とされ
た縁部は、フランジ152より一段低い平面156を形
成しており、この平面156に六ヶ所の突起157が形
成されている。隣り合う突起157同士の間には、フラ
ンジ152と同心円状の内壁面158,159を備えた
凹部160が形成されている。また、隣り合う凹部16
0同士の間の壁部161の上に突起157が形成されて
いる。ハブ部151の他方の面には、突起157を挿入
する凹部162が六ヶ所形成されている。
【0055】六個の突起157及び凹部162は、全体
の配置形状がほぼ六角形を形成するように配置されてい
る。凹部162の外周縁部側の内壁面163は、装着孔
155と同心円状の円弧を形成しており、六個の突起1
57のフランジ153の外周縁部近傍の周面部165
が、内壁面163に摩擦抵抗を有する状態で嵌め込まれ
ることによって、六個の突起157と六ヶ所の凹部16
2とが互いに結合した状態を生ずる。
【0056】すなわち、この実施の形態では、ワイヤ2
7を巻き付けるハブ部151に、巻き付けられたワイヤ
27の太さ方向の移動を規制する一対のフランジ15
2,153がハブ部151から立ち上がっており、ハブ
部151の一方の側面部156、又は、ハブ部151の
他方の側面部166に、結合手段としての突起157と
凹部160が形成されていることによって、相互に結合
可能となる。
【0057】この結合手段は、一例として、それぞれ六
ヶ所の突起157と凹部160とによって構成されてい
るが、突起157と凹部160は少なくとも2個、或い
は3個で構成しても良い。また、突起157の代わり
に、ハブ部151に同心円状に延びる円弧形状の凸部を
形成し、凹部160がこの円弧状の凸部が嵌め込まれる
形状であっても良い。また、結合手段は、一方が小径で
他方が大径の互いに結合可能な複数個の円弧状の凸部で
構成しても良い。
【0058】なお、図17において突起157は細く描
かれているが、図15のワイヤリール150のIII−
III線に沿った断面図であるためであり、図18に示
すように、凹部160,162はそれぞれ抜き勾配によ
り開口部が広くなっている。装着孔155のフランジ1
53側の縁部には段部が形成されており、ワイヤリール
150を抜け落ちないように装着する際のナットや固定
リングを挿入可能になっている。
【0059】また、図16,図19に示すように、ハブ
部151の装着孔155の近辺にはワイヤリール150
の回転位置を検出するための円筒形の孔168が形成さ
れている。鉄筋結束機20の孔168の回転領域には発
光素子と受光素子が配置され、この両素子の間を孔16
8が通過することにより、ワイヤリール150の回転状
態が判別されるようしても良い。フランジ152,15
3の外周縁部側に形成されている略扇形の模様は、底の
浅い凹部169,170を示しており、フランジ15
2,153を薄肉化している。
【0060】図16は、大径のフランジ153の形状を
示す。フランジ153の外周縁部には、ハブ部151側
に延びるワイヤ挿通開口部171が形成されている。ワ
イヤ挿通開口部171のワイヤ27の巻き付け終了端部
27E(図16(b)参照)の位置にする高さには、ハ
ブ部151の周りに巻き付けたワイヤ27の延びる方向
に合わせて延びる案内開口部172が形成されている。
案内開口部172にはワイヤ27を挟持する挟持部17
3が突出して形成されており、挟持部173の突起部分
がワイヤ27の巻き付け終了端部27Eを挟み付けて保
持している。
【0061】また、案内開口部172から外周縁部側に
延びる溝174が形成されている。溝174から外周部
分175は可撓性を有しており、ワイヤ挿通開口部17
1の他方の縁には切り欠き部176が形成されている。
溝174の外周部分175はワイヤ27がフランジ15
3の外側に導かれるので、外周部分175にはワイヤ2
7からフランジ153の内側に折り曲げようとする力が
加わるが、外周部分175が可撓性を有するのでその弾
性力により、ワイヤ27の巻き付け終了端部27Eを溝
174に位置させて固定できる。
【0062】さらに、切り欠き部176が設けられてい
るので、ワイヤ27の終了端部27Eの折り曲げがない
か若しくは極めて少ない。更に、溝174の内部に保持
されるので、ワイヤ27の巻き付け終了端部27Eをは
ワイヤ27の巻き付けた高さにおいてリールの半径方向
に折り曲げることなく、挟持部173の縁部に保持され
る。
【0063】このように、ワイヤ27の巻き付け終了端
部27Eが折り曲げられないので、ワイヤ用結束機のワ
イヤ案内機構にワイヤ27を通す場合に、挟持部173
及びワイヤ挿通開口部171からワイヤ27の巻き付け
終了端部27Eを外して、そのままワイヤ27の巻き付
け終了端部27Eをワイヤ結束機のワイヤ案内機構に通
すことができ、曲がりを直すような手間がかからない。
【0064】ワイヤ挿通開口部171は、ワイヤ27の
巻き付け開始端部27Sをハブ部151の先端挿入部と
しての凹部177(図16(c)(d)参照)に挿入し
た後に、ハブ部151を跨いでフランジ152,153
の間のハブ部151の円周面に案内する場合にも用いら
れる。巻き付け開始端部27Sを挿入する凹部177
は、ハブ部151のフランジ153側の面に形成されて
おり、巻き付け開始端部27Sを支える支持壁面179
を備えている。また、ハブ部151の側部には、巻き付
け開始端部27Sを挿入して移動を規制する規制凹部1
80が形成されている。
【0065】ワイヤ27を巻き付ける際には、先端挿入
部177にワイヤ27の巻き付け開始端部27Sを挿入
し、ハブ部151の側壁部に設けた規制凹部180を通
してフランジ152,153の間に巻き付け開始端部2
7Sを折り曲げ、この状態でハブ部151の円周面に巻
き付けを開始する。これによって、ワイヤ27に巻き付
け方向の力Fが強く作用しても、その引っ張り力Fをワ
イヤ挿通開口部171の縁部で受け止めることができ
る。
【0066】しかも、ワイヤ27の巻き付け開始端部2
7Sは、規制凹部180の近傍において、フランジ15
2に平行な方向(X方向)な状態からフランジ153に
直角方向(Y方向)、規制凹部180の延びる方向(Z
方向)、更にX方向に、フランジ153の肉厚並びにハ
ブ部151の肉厚の短い距離で90度ずつ繰り返し折り
曲げられているので、この部分を直線に伸ばそうとする
力は大きな力を要することとなる。更に、凹部177が
支持壁面179によって挿入された部分を支えるので、
引っ張り力Fを支える箇所が多くなり、ワイヤ結束機が
ワイヤ27を引っ張る力では簡単に抜けることはない。
【0067】従って、鉄筋結束機20においてリールが
正方向・逆方向に繰り返し回転しても、規制凹部180
によってワイヤ27の巻き付け開始端部27Sがリール
の円周方向に移動することが規制されるため、ワイヤ2
7の巻き付け開始端部27Sが挿入部から徐々に緩むの
で抜けることが防止される。
【0068】これによって、鉄筋結束機20による鉄筋
結束作業中にリールのワイヤ27が残り少なくなった場
合でも、巻き付け開始端部27Sの折り曲げられた部分
がリールから抜けてワイヤ結束機のワイヤ案内機構に詰
まることが、防止される。このため、鉄筋結束作業にお
いて、ワイヤ27の詰まりによる作業の停滞という事態
が生じることを回避できる。
【0069】なお、本実施の形態における前記ワイヤリ
ール150の対向する突起157A,Bは、高さが異な
るようになっている。既ち、突起157は高い突起15
7Aと低い突起157Bを交互に配置されている。突起
157A,157Bの上端には、ゆるやかに湾曲した凹
部157Cが形成されている。
【0070】上記ワイヤリール150は、図22に示す
ように、カセットケース70のリール取付軸79を装着
孔155に挿入するようにして、小フランジ152から
カセットケース70内に、収納される。突起157がカ
バープレート132の係止凹部133〜138に係止さ
れる。
【0071】係止凹部133,136に係止された突起
157は、高い突起157Aと低い突起157Bが対向
しており、係止凹部133,136が透孔となっている
ので、光センサ87が高い突起157Aと低い突起15
7Bを検知することができる。光センサ87は、発光素
子と受光素子とからなり、前記したように突起157の
上端が湾曲した凹部157Cとなっているので、発光素
子によって発光された光が受光素子に集まり、確実に突
起157を検知することができる。
【0072】小フランジ152は、第1の収納凹部80
内に嵌合して収納される。小フランジ152の外周と第
1の収納凹部80の内周の隙間は、ワイヤ27の径より
狭くなっており、ワイヤ27がこの隙間から外れること
はない。大フランジ153は、これの外径がカセットケ
ース70の円周壁92の内径より大きく形成されている
ので、カセットケース70内に収納されず円周壁92の
上端に摺接する。
【0073】蓋体100は、支軸130を中心として、
弾性部材131の弾性に抗して閉じると、円筒型突起1
10がカセットケース70のリール取付軸79の先端を
嵌合して、ワイヤリール150のハブ部151に形成さ
れた嵌合凹部154に嵌合される。また、ロック手段1
20の係止軸115の一方の半体116がリール取付軸
79の差込孔83に差し込まれることになり、指掛けア
ーム112,113に指を引っ掛けて回動部111を回
動し、第2の係止凹部125に蓋体100のストッパー
片102aを係止させると、一方の半体116の係止溝
119がリール取付軸79の係止壁85に係止され、蓋
体100がカセットケース70にロックされる。
【0074】なお、回動部111を回動して第1の係止
凹部123に蓋体100のストッパー片102aを係止
させると、一方の半体116の係止溝119がリール取
付軸79の係止壁85から外れ、蓋100が弾性部材1
31の弾性によって自動的に開くことになる。前述した
ように、蓋体100がカセットケース70にロックされ
ると、第1の蓋部101の案内突起108がワイヤリー
ル150の大フランジ153の外周縁近傍の側面を摺接
し、ワイヤリール150のハブ部151の軸方向の動き
を規制している。
【0075】なお、上述したように、ロック手段120
は、調節環状部材121によって係止軸115の突出す
る長さを調節することができるので、図27に示すよう
に、蓋体100の案内突起108とカセットケース70
の円周壁92の上端との間の距離aを変えることができ
る。ロック手段120の係止軸115の突出する長さを
長くすると、前記距離aは広がり、係止軸115の突出
する長さを短くすると、前記距離aは狭くなる。従っ
て、本実施の形態では、調節環状部材121の肉厚が第
1の取付部121a〜第4の取付部121dの4種類あ
るので、前記距離aを4段階に調節することができる
が、これに限定されるものではなく、4段階以上でも4
段階以下でも構わない。
【0076】ワイヤリール150の大フランジ153
は、図22,27に示すように、蓋体100の案内突起
108とカセットケース70の円周壁92の上端との間
に配置され、案内突起108と円周壁92の上端に挟ま
れる。ワイヤリール150が適切に回転するためには、
蓋体100による所定範囲内の押圧力によって、大フラ
ンジ153が押圧される必要がある。
【0077】この大フランジ153が受ける押圧力は、
距離aによって異なり、距離aが狭いと大きくなり、距
離aが広いと小さくなる。押圧力が大きいと、大フラン
ジ153の受ける抵抗が大きくなり、ワイヤリール15
0が回転し難くなる。押圧力が小さいと、距離aの範囲
内で大フランジ153がガタツキ、大フランジ153と
円周壁92の上端の隙間が生じ、この隙間にワイヤ27
が挟まったり、この隙間からワイヤ27が外れることに
なり、ワイヤリール150が適正に回転することが出来
なくなる。
【0078】このように距離aによって、押圧力が変動
し、この押圧力が適切でないと、ワイヤ27の送り・戻
し不良等の誤作動が生じることになる。この距離aは、
カセットケース70に蓋体100を閉め、ロック手段1
20によって蓋体100をロックした時によって形成さ
れる隙間であり、本来一定であることが望ましいが、各
部品の製造公差により、組み立てた時一定でない場合も
あり得る。
【0079】本実施の形態では、肉厚の異なる第1〜第
4の取付部121a〜121dを有する調節環状部材1
21をロック手段120に設け、この調節環状部材12
1を回転させて、ロック手段120を調節環状部材12
1の第1〜第4の取付部121a〜121dの内の適正
な取付部にネジ止めすることによって係止軸115の突
出する長さを調節し、距離aを設定することができるの
で、上記した各部品の製造公差に基づく不適切な距離a
であっても、適切な距離aに調節することが可能であ
る。そのため、蓋体100のワイヤリール150に対す
る押圧力を適切なものに調整することができる等、前記
した所定範囲内の押圧力を確保することが出来る。
【0080】なお、調節環状部材121を回転させるこ
とにより、距離aは変動するが、カセットケース70の
係合凹部92c、92bと蓋体100の係合凸部102
c、102bの係合により、蓋体100がカセットケー
ス70に対して一定以上締め込まれることがないように
している。また、上記説明では、カセットケース70と
蓋体100とロック手段120の製造公差に基づく適切
な距離aでない場合について説明したが、ワイヤリール
150の幅のバラツキに対しても距離aを調節すること
により、この幅のバラツキを吸収でき、所定範囲内の押
圧力を確保してワイヤリール150の送り・戻し不良を
防止することができる。
【0081】上記してきたように、ロック装置は、本体
(カセットケース70)に開閉自在に設けられた開閉部
材(蓋体100)に取り付けられ、ロック手段120と
調節環状部材121とからなり、ロック手段120は、
回動部111と、回動部111に形成された係止軸11
5とを有し、調節環状部材121は、係止軸115に回
動自在に取り付けられ、肉厚の異なる複数の取付部12
1a〜121dを有し、この取付部121a〜121d
にロック手段120が取り付けられるようになってお
り、ロック装置が開閉部材(蓋体100)に取り付けら
れると、本体(カセットケース70)に係止される係止
軸115が開閉部材(蓋体100)から突出し、調節環
状部材121のロック手段120を取り付ける取付部を
選択することによって、上記係止軸115の突出する長
さを調節することができるようになっている。
【0082】蓋体100は、カセットケース70の案内
突起(段部)92a〜94aの内側に嵌合し、係合凸部
102b,102cが円周壁92の案内突起92aに形
成された係合凹部92b,92cに係合して、位置決め
され、第2の蓋部105の側壁104がカセットケース
70の第2の底部75の他端縁に接合し、カセットケー
ス70を完全に覆うことができる。
【0083】上記したように、ワイヤリール150が収
納されたカセットケース70は、図23,24に示すよ
うな形状の鉄筋結束機20に、ボルト等によって取り付
けられる。上述したように、ワイヤリール150は、小
フランジ152が第1の収納凹部80内に嵌合し、大フ
ランジ153がカセットケース70の円周壁92の上端
を摺接するので、ワイヤ27がギア33によって、引き
出され、又は引き戻されても、小フランジ152及び大
フランジ153からワイヤ27が外れることがない。ま
た、大フランジ153と小フランジ152との外径の差
によって収容空間88が確保され、この収容空間88
が、ワイヤ27が引き戻される際に生じるワイヤ27の
撓みを収容する。ワイヤリール150の回転状態は、光
センサ87が高い突起157Aと低い突起157Bを検
出することによって判別するようになっている。
【0084】上記実施の形態では、ワイヤリール150
の大フランジ153がカセットケース70内に収納され
ず、円周壁92の上端に摺接しているが、大フランジ1
53の外径を、カセットケース70内に収納でき且つカ
セットケース70の円周壁92との隙間がワイヤ27の
径より小さくなるような大きさにしても良い。大フラン
ジ153の外径の大きさをこのように形成しても、大フ
ランジ153と小フランジ152との外径の差によって
上記収容空間88が確保されると共に、小フランジ15
2及び大フランジ153からワイヤ27が外れることが
ない。
【0085】
【発明の効果】本願の請求項1、3の鉄筋結束機並びに
請求項2、4のリールによれば、ケースの開口縁部の段
部に形成した凹部に、リールの大フランジを嵌め込み、
リールのハブ穴内周面に形成した係合爪とリール取付軸
とをリール取付軸方向へのリールの移動を規制するよう
に係合させるので、ケースの外周部が抜き勾配によりケ
ース外側に拡大するように形成されても、大フランジと
ケースの開口縁部との間に隙間がなくなり、リールに巻
かれたワイヤが大フランジを乗り越えて外れることが防
止され、ワイヤがリール取付軸に巻き付いてリールが回
転不能になることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる鉄筋結束機
に用いるリールの平面図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】図1のリールの底面図。
【図4】図3のIII−III線断面図。
【図5】図3のIV−IV線断面図。
【図6】本発明の他の実施の形態にかかるカセットケー
ス及びリールの断面図。
【図7】本発明の実施の形態にかかる鉄筋結束機の側面
図。
【図8】本発明の他の実施の形態にかかるカセットケー
スの説明図。
【図9】図8の要部断面図。
【図10】本発明の他の実施の形態にかかるカセットケ
ースの蓋体の説明図。
【図11】図10の要部断面図。
【図12】図10の蓋体に取り付けられるロック手段の
説明図。
【図13】図10の蓋体に取り付けられる調節環状部材
の説明図。
【図14】カセットケースに取り付けられるカバープレ
ートの説明図。
【図15】本発明の他の実施形態にかかるワイヤリール
の小径のフランジ側の構成を示す図。
【図16】(a)は、図15のワイヤリールの大径のフ
ランジ側の構成を示す図、(b)はワイヤの巻き付け終
了端部を保持する部分の拡大図、(c)はワイヤの巻き
付け開始端部の構成を示す部分拡大斜視図、(d)はワ
イヤの巻き付け開始端部の折り曲げ状態を示す説明図。
【図17】図15のワイヤーリールのIII−III線
断面図。
【図18】図15のIV−IV線断面図。
【図19】図16のV−V線断面図。
【図20】フランジのワイヤ挿通開口部及び規制凹部近
傍の構成を示す説明図。
【図21】図20のVII−VII線断面図。
【図22】ワイヤリールをカセットケースに装着した状
態を示す断面図。
【図23】ワイヤリールを装着したカセットケースを結
束機本体に取り付けた状態を示す側面図。
【図24】図23の蓋体を外した状態を示す側面図。
【図25】従来の鉄筋結束機の側面図。
【図26】図25の鉄筋結束機のカセットケース及びリ
ールの断面図。
【図27】図22の要部拡大説明図。
【符号の説明】
A 隙間 1 鉄筋結束機 2 リール 3 ワイヤ 4 挟持部 5 ワイヤ送り手段 6 ガイド 7 鉄筋 9 捻り用フック 10 カセットケース 11 リール取付軸 12 蓋体 13 フランジ 14 周壁部 20 鉄筋結束機 21 結束機本体 22 鉄筋 23 当て板部 24 ワイヤ挿入溝 25 捻り用フック 26 電動モータ 27 ワイヤ 28 トリガ 29 進退機構 30 ワイヤ通路 31 ガイド部 32 モータ 33 ギア 34 ワイヤ把持切断手段 35 軸受け部 36 取付軸 38 マイクロスイッチ 40 カセットケース 41 リール 41A ハブ部 42 段部 42A 凹部 43 リール取付軸 44 底部 45 外周面 46 嵌合凹部 47 係合爪 48 係合部 49 回り止め穴 50 小フランジ 51 ハブ穴 52 凹部 53 取付溝 55 大フランジ 56 隙間 60 カセットケース 61 リール取付軸 62 リール 63 大フランジ 64 小フランジ 65 凹部 66 蓋体 67 ヒンジ 68 ハブ穴 70 カセットケース 71 底部 72 第1の底部 73 連接部 75 第2の底部 76 基部 77 台形部 78 環状溝 79 リール取付軸 80 第1の収納凹部 81 第2の収納凹部 82 テーパ 83 差込孔 85 係止壁 86 透孔 87 光センサ 88 収容空間 90 周壁 91 第1の周壁 92 円周壁 92a 案内突起(段部) 92b 係部凹部 92c 係部凹部 93 第1の側壁 93a 案内突起(段部) 94 第2の側壁 94a 案内突起(段部) 95 第2の周壁 96 仕切壁 97 アーム 97a 回り止め穴 98 軸受突起 99 開口部 100 蓋体 101 第1の蓋部 102 基部 102a ストッパー片 102b 係合凸部 102c 係合凸部 103 台形部 104 側壁 105 第2の蓋部 106 ガイド孔 107 凹部 108 案内突起 109 ガイド突起 110 円筒型突起 111 回動部 112 指掛けアーム 113 指掛けアーム 114 ネジ通し穴 115 係止軸 116 半体 116a 係止突起 117 半体 117a 係止突起 118 当接部 119 係止溝 120 ロック手段 121 調節環状部材 121a 第1の取付部 121b 第2の取付部 121c 第3の取付部 121d 第4の取付部 122a 第1のネジ穴 122b 第2のネジ穴 122c 第3のネジ穴 122d 第4のネジ穴 123 第1の係止凹部 125 第2の係止凹部 126 側縁 128 軸受突片 130 支軸 131 弾性部材 132 カバープレート 133 係止凹部 133a 傾斜面 134 係止凹部 134a 傾斜面 135 係止凹部 135a 傾斜面 136 係止凹部 136a 傾斜面 137 係止凹部 137a 傾斜面 138 係止凹部 138a 傾斜面 139 フランジ 140 弾性リング 150 ワイヤリール 151 ハブ部 152 小フランジ 153 大フランジ 154 嵌合凹部 155 装着孔 156 平面 157 突起 157A 突起 157B 突起 157C 凹部 158 内壁面 159 内壁面 160 凹部 161 壁部 162 凹部 163 内壁面 165 周面部 166 側面部 168 孔 169 凹部 170 凹部 171 挿通開口部 172 案内開口部 173 挟持部 174 溝 175 外周部分 176 切り欠き部 177 凹部(先端挿入部) 179 支持壁面 180 規制凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草刈 一郎 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号マック ス株式会社内 Fターム(参考) 3E052 AA08 BA18 CA18 CB04 CB05 CB07 FA01 FA08 GA08 HA09 LA04 LA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結束機本体に取り付けられるケースに、
    リール取付軸が形成され、該リール取付軸に鉄筋結束用
    のワイヤを巻き付けたリールを装着し、前記ワイヤを鉄
    筋の周囲に巻き回した後に捩って前記鉄筋を結束する鉄
    筋結束機において、 前記ケースの前記リールを挿入する開口縁部に、前記ケ
    ースの底部の口径より大きな径を有する環状の凹部を形
    成し、前記リールの前記ケース開口部側のフランジを前
    記凹部に嵌められる口径を有する大フランジとしたこと
    を特徴とする鉄筋結束機。
  2. 【請求項2】 結束機本体に取り付けられるケースに、
    リール取付軸が形成され、該リール取付軸に鉄筋結束用
    のワイヤを巻き付けたリールを装着し、前記ワイヤを鉄
    筋の周囲に巻き回した後に捩って前記鉄筋を結束する鉄
    筋結束機用のリールにおいて、 前記リールの前記ケース開口部側のフランジを前記開口
    縁部に段設した凹部に嵌められる口径を有する大フラン
    ジとしたことを特徴とするリール。
  3. 【請求項3】 結束機本体に取り付けられるケースに、
    リール取付軸が形成され、該リール取付軸に鉄筋結束用
    のワイヤを巻き付けたリールを装着し、前記ワイヤを鉄
    筋の周囲に巻き回した後に捩って前記鉄筋を結束する鉄
    筋結束機において、 前記ケースの前記リールを挿入する開口縁部に、前記ケ
    ースの底部の口径より大きな径を有する環状の凹部を形
    成し、前記リールの前記ケース開口部側のフランジを前
    記凹部に嵌められる口径を有する大フランジとし、前記
    リールの前記リール取付軸が挿入されるハブ穴内周面
    に、前記リール取付軸からの脱落を防止する係合爪を形
    成し、前記リール取付軸の外周面に前記係合爪が入り込
    む嵌合凹部を形成したことを特徴とする鉄筋結束機。
  4. 【請求項4】 結束機本体に取り付けられるケースに、
    リール取付軸が形成され、該リール取付軸に鉄筋結束用
    のワイヤを巻き付けたリールを装着し、前記ワイヤを鉄
    筋の周囲に巻き回した後に捩って前記鉄筋を結束する鉄
    筋結束機用のリールにおいて、 前記リールの前記ケース開口部側のフランジを前記開口
    縁部に段設した凹部に嵌められる口径を有する大フラン
    ジとし、前記リールの前記リール取付軸が挿入されるハ
    ブ穴内周面に、前記リール取付軸の外周面に形成した嵌
    合凹部に入り込む係合爪を形成したことを特徴とするリ
    ール。
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