JPH11266765A - 糸付き釣り針用包装体 - Google Patents

糸付き釣り針用包装体

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JPH11266765A
JPH11266765A JP9102598A JP9102598A JPH11266765A JP H11266765 A JPH11266765 A JP H11266765A JP 9102598 A JP9102598 A JP 9102598A JP 9102598 A JP9102598 A JP 9102598A JP H11266765 A JPH11266765 A JP H11266765A
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fishing
hook
line
fishing line
package
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JP9102598A
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Inventor
Takahiro Iwamoto
崇宏 岩本
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Gamakatsu Co Ltd
Original Assignee
Gamakatsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、複数の糸付き釣り
針を収納した包装体において、釣り針を1本づつ確実に
引き抜く事ができる糸付き釣り針用包装体の開発をその
解決課題とする。 【解決手段】 表面部材(4)と裏面部材(8)とで構成
された多重構造であって、釣り針(2)に取り付けられた
釣り糸(3)を前記表面部材(4)と裏面部材(8)との間に収
納する糸付き釣り針用包装体(A)において、釣り糸(3)の
一部が表面部材(4)と裏面部材(8)との間に配設されたガ
イド部材(G)にてガイドされるようになっている事を特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糸付き釣り針用包装体
の改良に関し、更に詳述すれば、釣り針を1本づつ確実
に引き抜ける糸付き釣り針用包装体に係る。
【0002】
【従来の技術】従来の糸付き釣り針用包装体(B)は、図
12、13に示すように複数の糸付き釣り針(1')の釣り
針(2')を表面部材(4')のエッジ(5')に係止し、束ねた釣
り糸(3')を表面部材(4')のスリット部分(6')から内部に
引き込み、表面部材(4')に形成した半円状の切り込み
(7')の基部の小孔(7a')に挿通し、更に裏面部材(8')に
形成した複数の半円状の切り込み(9')の基部の小孔(9
a')に挿通し、更にその余った部分を再度表面部材(4')
の前記切り込み(7')の小孔(7a')に挿入し、或いは前記
切り込み(7')に挟み込んで束ねた釣り糸(3')を保持し、
この状態で表面部材(4')の両側の折り返し片(4a')(4b')
を折り返し、更にその上に裏面部材(8')が重なるように
折り返して裏面部材(8')の端部に形成した差し込み片(1
0')を表面部材(4')と折り返し片(4a')又は(4b')との間
に挿入して釣り糸(3')を表面部材(4')と裏面部材(8')と
の間に保持するようにしていた。
【0003】1本の糸付き釣り針(1')を糸付き釣り針用
包装体(B')から引き抜く場合、釣り針(2')の一つを摘ま
んで引き抜くと、切り込み(7')(9')の小孔(7a')(9a')に
て束ねた状態で保持されている釣り糸(3')の内の1本が
スリップして引き抜かれる。この間、他の釣り糸(3')は
引き抜かれてスリップしている1本の釣り糸(3')と一緒
に引き抜かれず、束ねた状態で保持されている。
【0004】処が、束ねた時の釣り糸(3')の絡まり具合
が強い場合や、或いは表面部材(4')と裏面部材(8')との
折り返し部分(11')で挟まれ、且つ折り返されたこの部
分での釣り糸(3')同士の接触が強い場合には前述のよう
に1本の釣り針(2')を摘まんで引き抜いたときに他の釣
り糸(3')が絡んで他の釣り針(2')が少し引き出されて該
釣り針(2')のエッジ(5')への係止が外れ、釣り針(2')が
釣り人の指や手に刺さったり、甚だしくは引き抜かれて
しまったり内部で縺れたりして後の使用に難が生じると
いうような事があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、釣り針を1
本づつ確実に引き抜く事ができる糸付き釣り針用包装体
の開発をその解決課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1は、本発明の糸
付き釣り針用包装体(A)の基本構成に関し、『表面部材
(4)と裏面部材(8)とで構成された多重構造であって、釣
り針(2)に取り付けられた釣り糸(3)を前記表面部材(4)
と裏面部材(8)との間に収納する糸付き釣り針用包装体
(A)において、釣り糸(3)の一部が表面部材(4)と裏面部
材(8)との間に配設されたガイド部材(G)にてガイドされ
るようになっている』事を特徴とする。
【0007】これによれば、表面部材(4)と裏面部材(8)
との間にガイド部材(G)が配設されているので、ガイド
部材(G)の分だけ間隙(h)が形成され、釣り糸(3)が表面
部材(4)と裏面部材(8)とで強く挟みつけられず且つ釣り
糸(3)の一部がガイド部材(G)にてガイドされているため
に、1本の釣り針(2)を引き抜いた場合に他の釣り針(2)
の釣り糸(3)と絡まりあうようなことがなく1本づつの
スムーズな引き抜きが実現する。換言すれば、ガイド部
材(G)のない従来例のような場合は折り返し部分(11')の
処で釣り糸(3')の束が強く折り曲がってしまい、釣り糸
(3')同士の接触力が強くなり過ぎるが、ガイド部材(G)
があれば、このような事態が緩和され、1本づつのスム
ーズな引き抜きが実現する。
【0008】請求項2は、図4、5に示す糸付き釣り針
用包装体(A1)に関し『ガイド部材(G1)に釣り糸(3)が挿
通される通孔(12)或いは釣り糸(3)を挟持するための挟
持溝(13)の内の少なくともいずれかが形成されている』
事を特徴とする。
【0009】これによれば、ガイド部材(G1)は通孔(12)
又は挟持溝(13)のいずれか、或いはその両方が形成され
る事になる。釣り針(2)から導出された釣り糸(3)を束ね
たものは、通孔(12)或いは挟持溝(13)又は通孔(12)と挟
持溝(13)の両方でにセットされる事になる。図4、5の
場合は前記両方が形成された場合で、いずれか一方に釣
り針(2)から導出され束ねられた釣り糸(3)が挿通され、
然る後、折り返し部分(11)にて折り返され、裏面部材
(8)に沿って配設された後、その余り部分が再度折り返
しされていずれか他方に挟み込まれてセットされる事に
なる。
【0010】ここでは、通孔(12)に釣り針(2)から導出
され、束ねられた釣り糸(3)が挿通され、裏面部材(8)に
沿って配設された釣り糸(3)の束の余り部分が挟持溝(1
3)に挟み込まれて保持される事になる。
【0011】請求項3は、図4、5を具体的に規定した
もので『ガイド部材(G1)に釣り針(2)から導出され、表
面部材(4)に沿って配設された釣り糸(3)が挿通される通
孔(12)と、前記釣り糸(3)が折り返されて裏面部材(8)に
沿って配設される余り部分(3a)を挟持する挟持溝(13)と
が形成されている』事を特徴とする。
【0012】請求項4は、図6、7に示す糸付き釣り針
用包装体(A2)に関し『ガイド部材(G2)が円板状であり、
その外周に釣り糸(3)が挟み込まれて保持される挟持溝
(14)が形成されている』事を特徴とする。
【0013】請求項5は、図6、7に示す糸付き釣り針
用包装体(A3)に関し『ガイド部材(G3)に鍔部(15)が形成
されており、釣り糸(3)が前記鍔部(15)と表面部材(4)或
いは裏面部材(8)との間に挟持されるようになってい
る』事を特徴とする。
【0014】請求項6は、糸付き釣り針用包装体(A4)は
に関し『ガイド部材(G4)がパイプ状に形成されており、
釣り糸(3)がパイプ状ガイド部材(G4)に挿通されてい
る』事を特徴とする。
【0015】前記請求項4〜6にあっては表面部材(4)
と裏面部材(8)との間にガイド部材(G1)〜(G3)それぞれ
配設されていてこれに釣り糸(3)の束が保持されている
ので、裏面部材(8)を折り畳んだ時に前記ガイド部材(G
1)〜(G3)により間隙(h)が生じて前記束が折り返し部分
(11)の処で強く曲げ込まれず、請求項2、3の場合と同
様円滑に引き出される事になる。
【0016】請求項7は、前記各種ガイド部材(G)の配
置例に関し『裏面部材(8)が表面部材(4)と折り返し部分
(11)により接続しており、ガイド部材(G)が表面部材(4)
と裏面部材(8)の折り返し部分(11)或いは折り返し部分
(11)近傍に配設されている』事を特徴とする。
【0017】請求項8は、前記各種ガイド部材(G)の他
の配置例に関し『表面部材(4)が本体部(4c)と、該本体
部(4c)の長辺に折り曲げ線(16)を介して接続している折
り返し片(4a)(4b)とで構成され、裏面部材(8)が本体部
(4c)の短辺に折り返し部分(11)を介して接続しており、
ガイド部材(G)が折り返し部分(11)或いは折り返し部分
(11)の近傍に、又は折り曲げ線(16)或いは折り曲げ線(1
6)近傍に配設されている事を特徴とする。
【0018】裏面部材(8)が折り返し部分(11)により表
面部材(4)に接続している場合は、或いは折り返し片(4
a)(4b)が本体部(4c)に折り曲げ線(16)の処で接続してい
る場合は、折り返し部分(11)或いは折り曲げ線(16)の箇
所で、折り返された釣り糸(3)の束が強く挟まれて引き
抜き時の縺れの原因になる事は前述の通りであり、表面
部材(4)と裏面部材(8)の折り返し部分(11)或いは折り返
し部分(11)近傍にガイド部材(G)を配設する事でら前記
折り返し部分における縺れを防止する事ができる。な
お、本発明においてガイド部材(G)の材質は特段特定さ
れるものでなく、例えば金属、プラスチックス、プラス
チック発泡成形体のブロック或いはシート、又は厚紙な
ど好ましいものが使用される。
【0019】
【発明の実施の態様】以下、本発明を図示実施例に従っ
て詳述する。図1は本発明の糸付き釣り針用包装体(A)
の外嵌斜視図であり、図2、3はその分解図でそれぞれ
内側から見た斜視図及び外側から見た斜視図である。以
下に述べる諸点のうち、ガイド部材(G)以外の部分は全
ての実施例で共通するので、図2、3において代表して
説明し、各実施例ではその相違点のみ述べる事とする。
【0020】表面部材(4)は長方形の本体部(4c)の両側
の長辺に折り返し片(4a)(4b)とが折り曲げ線(16)を介し
て一体的に形成されており、更に短辺の一方に折り返し
部分(11)を介して裏面部材(8)が一体的に設けられた多
重構造であって、他の短辺に台形状のカット部分(18)が
形成されていてこの部分に樹脂シートで形成された針保
護部材(17)が取り付けられている。
【0021】針保護部材(17)は、前記短辺側は台形状の
カット部分(18)に嵌め込まれてエッジ(5)を構成するエ
ッジ部材(17a)と、短辺部分をカバーするカバー部材(17
b)とで構成されており、その両者を合わせた端部(17c)
が一番端のスリット(19)に外側から挿入され本体部(4c)
の内面側に一体的に接着されている。エッジ部材(17a)
の端部は本体部(4c)のカット部分(18)に嵌め込まれてエ
ッジ(5)を形成する。
【0022】表面部材(4)の折り返し片(4a)又は(4b)に
は(本実施例では折り返し片(4a)であるが)1乃至複数
の半円状の切り込み(7)と、その基部にそれぞれ形成さ
れた小孔(7a)があり、更に裏面部材(8)にも同様の半円
状の切り込み(9)と、その基部に形成された小孔(9a)と
が1乃至複数ある。図の実施例ではそれぞれ3カ所づつ
設けられている。そして、裏面部材(8)の折り返し部分
(11)の反対側の端部には、差し込み片(10)が延出されて
いる。
【0023】第1実施例のガイド部材(G1)は、図4、5
に記載されているようにスボンジ樹脂(勿論、通常の樹
脂でもよい)で形成された薄肉ブロック状のもので、本
体部(4c)の内面側にて折り返し部分(11)に沿って接着さ
れており、折り返し部分(11)に直角に通孔(12)が穿設さ
れている。そして、通孔(12)に沿ってガイド部材(G1)を
スライスするように挟持溝(13)が切り込んである。勿
論、通孔(12)だけでもよいし、挟持溝(13)だけでもよ
い。更に、ガイド部材(G1)の折り返し部材(11)側の端部
は斜めに切落されており、裏面部材(8)を折り畳んだと
きにガイド部材(G1)が折り畳みを阻害しないようになっ
ている。前記切落箇所を(20)で示す。
【0024】糸付き釣り針(1)は、釣り針(2)の軸の端部
に釣り糸(3)が取り付けられた状態のもので、釣り糸(3)
の長さは本体部(4c)の4倍弱である。
【0025】しかして、複数の糸付き釣り針(1)の釣り
針(2)をエッジ(5)に所定間隔で係止して固定し、続いて
カバー部材(17b)を折り曲げて釣り針(2)をカバーし、そ
の先端をスリット(19)のいずれかに差し込んで固定す
る。このようにしてから釣り針(2)から導出された釣り
糸(3)が捩れたり縺れたりしないようにして束ね、ガイ
ド部材(G1)の通孔(12)に挿通し、更に開いた裏面部材
(8)の切り込み(9)の切り込み端から釣り糸(3)の束を挿
入して小孔(9a)に挿通する。この操作を図4、5のよう
に裏面部材(8)に設けられた3カ所の切り込み(9)に係止
して裏面部材(8)に沿うように取り付け、更に残った部
分(3a)をガイド部材(G1)の挟持溝(13)に挟み込んで釣り
糸(3)の束の処理を行う。
【0026】然る後、折り返し片(4a)(4b)を折り曲げ線
(16)から折り曲げて本体部(4c)に重ね合わせ、続いて裏
面部材(8)を折り返し部分(11)から折り返し、差し込み
片(10)を本体部(4c)と折り返し片(4a)又は(4b)との間に
差し込み、組み立てを完成する。
【0027】次に、1本の糸付き釣り針(1)を引き抜く
場合に付いて説明する。まず、包装体(A1)を持ち、カバ
ー部材(17b)を外し、釣り針(2)を露出させる。次に、適
当な釣り針(2)を摘まんで引き出す。すると、該釣り針
(2)に繋がっている釣り糸(3)が引き出されるのである
が、ガイド部材(G1)が表面部材(4)と裏面部材(8)との間
において折り返し部分(11)の近傍に配設されているの
で、ガイド部材(G1)の分だけ間隙(h)が形成され、従来
のように釣り糸(3)の束が表面部材(4)と裏面部材(8)と
で強く挟みつけられず、しかも通孔(12)によって釣り糸
(3)の束が挿通される空間が確保されているためにこの
部分での絡まりあいがない。
【0028】そして裏面部材(8)側では、従来例と同様
の構造であるが、間隙(h)による第1に折り返し部分(1
1)における挟みつけがないので、釣り針(2)を引っ張っ
たときに釣り糸(3)に加わる張力が、通孔(12)を越えた
部分でも十分伝達されてスムーズに引き抜かれ、他の釣
り針(2)の釣り糸(3)と絡まりあうようなことがない。な
お、挟持溝(13)の存在により釣り糸(3)の束の余り部分
(3a)を保持させる事ができ、この部分(3a)における絡ま
り合いを防止できる。
【0029】挿通孔(12)がない場合には、釣り針(2a)か
ら導出された釣り糸(3)の束は、挟持溝(13)に挟まれて
保持される。この場合、前記余りの部分(3a)も同時に挟
持溝(13)に保持させる事ができるが、同じ挟持溝(13)に
移動方向の事なるものを挟んで保持させるのは絡まりを
防止するという観点からは若干好ましくないので、出来
れば、上下2段或いは左右から2本の挟持溝(13)を形成
してそれぞれに束を挟み込むのようにすることが好まし
い。
【0030】次に、第2実施例のガイド部材(G2)に付い
て説明する。この場合のガイド部材(G2)は大小2枚の円
板状部材(21)(22)とその中心に挿通された支持軸(23)で
構成されており、円板状部材(21)(22)の間が挟持溝(14)
となる。勿論、大小円板状部材(21)(22)の2枚構成でな
く図示しないが、1枚の板状部材でもよく、その場合は
その外周に釣り糸(3)が挟み込まれて保持される挟持溝
(14)が形成されるし、円板状部材(21)(22)は同じ大きさ
のものでもよい。
【0031】釣り糸(3)の束は、円板状部材(21)(22)の
間の挟持溝(14)に軽く挟み込まれて保持されている。そ
してこの場合も折り返し部分(11)の近傍に設けられてお
り、裏面部材(8)を折り曲げたときに釣り糸(3)の束の折
り返し部分が強く挟みつけられるのを防止して1本の釣
り針(2)を摘まんで釣り糸(3)を引き抜く場合に他の釣り
糸(3)の束から円滑に引き抜けるようになっている。な
お、1本の釣り糸(3)を引き抜くときにその接触抵抗で
ガイド部材(G1)が少しの角度だけ回転する事もあり、こ
れにより釣り糸(3)の束が緩んで抜け易くなる。
【0032】ガイド部材(G3)は、例えば鳩目のようなも
ので、表面部材(4)に取り付けられた取付部分(15a)の突
出部分に鍔部(15)が形成されており、釣り糸(3)が前記
鍔部(15)と表面部材(4)との間に挟持されるようになっ
ている。ガイド部材(G3)が裏面部材(8)に取り付けられ
ている場合には鍔部(15)と裏面部材(8)とで挟持される
事になる。
【0033】釣り糸(3)の束は、前記同様鍔部(15)と表
面部材(4)或いは裏面部材(8)との間に軽く挟み込まれて
保持されおり、この場合も折り返し部分(11)の近傍に設
けられているので、裏面部材(8)を折り曲げたときに釣
り糸(3)の束の折り返し部分が強く挟みつけられず、1
本の釣り針(2)を摘まんで釣り糸(3)を引き抜く場合に他
の釣り糸(3)の束から円滑に引き抜けるようになってい
る。なお、1本の釣り糸(3)を引き抜くときにその接触
抵抗でガイド部材(G3)が少しの角度だけ回転する事もあ
り、これにより釣り糸(3)の束が緩んで抜け易くなる。
【0034】ガイド部材(G4)は、ガイド部材(G4)がパイ
プ状に形成されている場合で、釣り糸(3)の束が湾曲し
て折り返し部分(11)の近傍に配設されたガイド部材(G4)
の一方から挿入され、他方から引き出され、引き出され
た余り部分(3a)が折り返し片(4a)の半円状切り込み(7)
の小孔(7a)に順次挿入されて固定されている。
【0035】従って、この場合は裏面部材(8)に釣り糸
(3)の束が止められないので、裏面部材(8)の折り曲げに
よる問題は生じないが、折り返し片(4a)の折り曲げ線(1
6)を越えるので、この部分で同様の問題が生じるが、パ
イプ状のガイド部材(G4)の出口部分は、前記折り曲げ線
(16)の近傍迄伸びているので、折り返し片(4a)を折り曲
げ線(16)で曲げ込んだ場合に釣り糸(3)の束が折り曲げ
線(16)の箇所で表面部材(4)と折り返し片(4a)とで強く
挟みつけられるのが防止され、1本の釣り針(2)を摘ま
んで釣り糸(3)を引き抜く場合に他の釣り糸(3)の束から
円滑に引き抜ける。
【0036】
【発明の効果】以上により本発明によれば、釣り糸の一
部が表面部材と裏面部材との間に配設されたガイド部材
にてガイドされるようになっているので、ガイド部材の
分だけ間隙が形成され、釣り糸が表面部材と裏面部材と
で強く挟みつけられず且つ釣り糸の一部がガイド部材に
てガイドされているために、1本の釣り針を引き抜いた
場合に他の釣り針の釣り糸と絡まりあうようなことがな
く1本づつスムーズに引き抜く事が出来る。特に、ガイ
ド部材が、折り返し部分或いは折り返し部分の近傍に、
又は折り曲げ線或いは折り曲げ線近傍に配設されている
場合は、縺れの生じやすい折り返し部分における絡み合
いを防止する事ができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる糸付き釣り針用包装体全体の外
観斜視図
【図2】図1の内面側の分解斜視図
【図3】図1の外面側の分解斜視図
【図4】本発明にかかる糸付き釣り針用包装体の第1実
施例の内面側の外観斜視図
【図5】本発明にかかる糸付き釣り針用包装体の第1実
施例の外面側の外観斜視図
【図6】本発明にかかる糸付き釣り針用包装体の第2実
施例の内面側の外観斜視図
【図7】本発明にかかる糸付き釣り針用包装体の第2実
施例の外面側の外観斜視図
【図8】本発明にかかる糸付き釣り針用包装体の第3実
施例の内面側の外観斜視図
【図9】本発明にかかる糸付き釣り針用包装体の第3実
施例の外面側の外観斜視図
【図10】本発明にかかる糸付き釣り針用包装体の第4
実施例の内面側の外観斜視図
【図11】本発明にかかる糸付き釣り針用包装体の第4
実施例の外面側の外観斜視図
【図12】従来例の糸付き釣り針用包装体の内面側の外
観斜視図
【図13】従来例の糸付き釣り針用包装体の外面側の外
観斜視図
【符号の説明】
(A)…糸付き釣り針用包装体 (1)…糸付き釣り針 (2)…釣り針 (3)…釣り糸 (4)…表面部材 (4a)(4b)…折り返し片 (4c)…本体部 (5)…エッジ (7)…切り込み (7a)…小孔 (8)…裏面部材 (9)…切り込み (9a)…小孔 (10)…差し込み片 (11)…折り返し部分 (12)…通孔 (13)…挟持溝 (14)…挟持溝 (15)…鍔部 (16)…折り曲げ線 (17)…針保護部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面部材と裏面部材とで構成され
    た多重構造であって、釣り針に取り付けられた釣り糸を
    前記表面部材と裏面部材との間に収納する糸付き釣り針
    用包装体において、 釣り糸の一部が表面部材と裏面部材との間に配設された
    ガイド部材にてガイドされるようになっている事を特徴
    とする糸付き釣り針用包装体。
  2. 【請求項2】 ガイド部材に釣り糸が挿通される
    通孔或いは釣り糸を挟持するための挟持溝の内の少なく
    ともいずれかが形成されている事を特徴とする請求項1
    に記載の糸付き釣り針用包装体。
  3. 【請求項3】 ガイド部材に、釣り針から導出さ
    れ、表面部材に沿って配設された釣り糸が挿通される通
    孔と、前記釣り糸が折り返されて裏面部材に沿って配設
    される余り部分を挟持する挟持溝とが形成されている事
    を特徴とする請求項1又は2に記載の糸付き釣り針用包
    装体。
  4. 【請求項4】 ガイド部材が円板状であり、その
    外周に釣り糸が挟み込まれて保持される挟持溝が形成さ
    れている事を特徴とする請求項1に記載の糸付き釣り針
    用包装体。
  5. 【請求項5】 ガイド部材に鍔部が形成されてお
    り、釣り糸が前記鍔部と表面部材或いは裏面部材との間
    に挟持されるようになっいる事を特徴とする請求項1に
    記載の糸付き釣り針用包装体。
  6. 【請求項6】 ガイド部材がパイプ状に形成され
    ており、釣り糸がパイプ状ガイド部材に挿通されている
    事を特徴とする請求項1に記載の糸付き釣り針用包装
    体。
  7. 【請求項7】 裏面部材が折り返し部により表面
    部材に接続しており、ガイド部材が表面部材と裏面部材
    の折り返し部分或いは折り返し部分近傍に配設されてい
    る事を特徴とする請求項1〜6に記載の糸付き釣り針用
    包装体。
  8. 【請求項8】 表面部材が本体部と、該本体部の
    長辺に折り曲げ線を介して接続している折り返し片とで
    構成され、裏面部材が本体部の短辺に折り返し部分を介
    して接続しており、ガイド部材が折り返し部分或いは折
    り返し部分の近傍に、又は折り曲げ線或いは折り曲げ線
    近傍に配設されている事を特徴とする請求項1〜6に記
    載の糸付き釣り針用包装体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100170139A1 (en) * 2007-06-06 2010-07-08 Zhiqiang Zhou Mats for holding flies or baits
JP2010252717A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Globeride Inc 釣り用仕掛け巻き台板
US10064401B1 (en) * 2016-02-07 2018-09-04 Warren Evans Minshull Fishing hook packaging system
US11252951B1 (en) * 2016-02-07 2022-02-22 Warren Evans Minshull Eyed implement holding system

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