JP3038493U

JP3038493U - ハリスホールダー

Info

Publication number: JP3038493U
Application number: JP1996013637U
Authority: JP
Inventors: 康彦浅見
Original assignee: 康彦浅見
Priority date: 1996-12-04
Filing date: 1996-12-04
Publication date: 1997-06-20
Anticipated expiration: 2002-12-04

Abstract

(57)【要約】【目的】本考案は、ハリスを収納する器具に関するも
のである。【構成】（イ）円板１に、ハリ先を差し込んで引っかけ
るための穴３をあけた、円板１より小さな直径のハリス
巻き取り用円筒２を設ける。（ロ）円筒２の他端に、ハリスのガイドおよび外れ予防
のためのフランジ４を設け、ハリスの巻き取り最終の段
階で、ハリスの手元側（ハリ先と反対側）の端末を円筒
２の内側に等き、収納するためのスリット５を設ける。（ハ）（イ）、（ロ）によって構成されたハリスホー
ルダー本体のカバーに供するため、フタ板６を設け、裏
面にフタ板の外れ予防のため、フランジ４の内径より僅
かに小さな外径の中円筒７を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ハリスに折り癖をつけずに良好な状態で保管し、なおかつ取り出しが容易なハリスの収納器具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のハリスホールダーは、下記

【０００３】に記述の如くの課題点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題点】

本考案は、下記の欠点を除いたハリスの収納器具を開発しようとするものである。従来のハリスホールダーは、竹等で出来た梯子状の製品で、（イ）収納にあたっては、巻取り最終の段階でハリスをホールダーに保持させるため、ホールダー両端部に設けられたスリットのいずれかにハリスを引っ張りながら押し込む必要があった。このため、ホールダーのスリットとの摩擦により、ハリスに傷をつけ引張強度を弱めることがあった。（ロ）さらに、ハリスが直線の折り返しのくりかえしで収納されるため、ハリスに折り癖がつき、もつれの原因となる上、水中において、は折り癖のためハリスが直線となりにくかった。このため、ハリスの存在が目立ちやすく魚に警戒心を起こさせる要因となっていた。（ハ）また、ハリスの収納にあたっては、ハリスの巻き取り最終の段階でハリス端末を保持する箇所が従来のホールダーには両端にしか無いため、保持箇所から先の余ったハリス端末が他にからまったりする事があった。（ニ）ハリスの取り出しにあたっては、巻き取り時と反対の作業によりハリスを巻戻す必要があるため手間がかかった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本考案は、図面の通り、ハリスが巻き取られる部分の形状を円とし、ハリスの端末をスリット５を経由して円筒２内に納められる構造とした。このため、（イ）ハリスに損傷を与えない。（ロ）ハリスに折り癖がつきにくい。（ハ）ハリスの端末がからまない（ニ）ハリスの取り出しにあたり、ホールダー本体の両側面を親指と人差し指等で軽く保持した上でハリス端末を引っ張れば一気に取り出しが出来る。

【０００５】

【使用方法】

本ハリスホールダーの使用方法は、（イ）ハリ先を穴３に入れて引っかける。（ロ）ハリスを円筒２の外周に巻き付ける。（ハ）ハリス端末をスリット５を経由して円筒２の内側に納める（ニ）カバーを本体にかぶせる。（ホ）ハリスを取り出す際は、カバーを外し、円筒２内のハリス端末を円筒２の外側に出して引き出す。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施にあたり、以下のことが出来る。（イ）ホールダー本体にカバーをかぶせる事により、収納したハリリス端末がホールダー移動時等に飛び出したりする事を防止出来る。（ロ）円板１の裏面にフランジ４の内径より僅かに小さな外径の中中円筒８を設ける事により複数個のホールダーを上下に重ね合せる事が出来、複数個のホールダーのコンパクトな収納が可能となる。併せて上部のホールダーが下部のホールダーのカバー兼用となる。（ハ）円板１の中央部に小円筒９を設ける事により、ハリスの引き出しの際、本体の保持がより容易となる。（ニ）スリット５は、複数個所設けることにより、ハリス巻き取り最終の段階でのハリスの余り（円筒２内に収納される部分）を短くする事が出来る。

【０００７】

【考案の効果】

前記の各機能により、ハリスの良好な保管と容易な取り出しを可能とし釣果増が期待できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図

【図２】本考案の平面図

【図３】本考案の実施例を示す斜視図

【符号の説明】

１は円板２は円筒３は穴４はフランジ５はスリット６はフタ板７は中円筒８は中円筒９は小円筒

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】（イ）円板１に、ハリ先を差し込んで引
っかけるための穴３をあけた、円板板１より小さな直径
のハリス巻き取り用円筒２を設ける。（ロ）円筒２の他端に、ハリスのガイドおよび外れ予
防のためのフランジ４を設け、ハリスの巻き取り最終の
段階で、ハリスの手元側（ハリ先と反対側）の端末を円
筒２の内側に導き、収納するためのスリット５を設け
る。（ハ）（イ）、（ロ）によって構成されたハリスホー
ルダー本体のカバーに供するため、フタ板６を設け、裏
面にフタ板の外れ予防のため、フランジ４の内径より僅
かに小さな外径の中円筒７を設ける。以上のごとく構成されたハリスホールダー。