JP2001180872A - 糸巻装体 - Google Patents

糸巻装体

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JP2001180872A
JP2001180872A JP35415099A JP35415099A JP2001180872A JP 2001180872 A JP2001180872 A JP 2001180872A JP 35415099 A JP35415099 A JP 35415099A JP 35415099 A JP35415099 A JP 35415099A JP 2001180872 A JP2001180872 A JP 2001180872A
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Tetsushi Sato
哲史 佐藤
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Patent Island Co Ltd
Tajima Tool Corp
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PATENT ISLAND KK
Patent Island Co Ltd
Tajima Tool Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チーズ巻きにした巻装体本体1の糸12が不
用意にほぐれるのを防止し、使い勝手の良い糸巻装体を
提供する。 【解決手段】 筒状の芯11の外周に糸12がチーズ巻
き状に多層に巻かれた巻装体本体1の軸方向両端に、一
対の鍔部材2,3を配置する。鍔部材2,3の内周から
はそれぞれ保持軸部21,31が軸方向に延びており、
この保持軸部21,31は前記芯11の内周に挿通され
ると共に、先端部同士が互いに溶着WD等の手段により
結合されている。巻装体本体1と鍔部材2,3の対向端
面間にはスペーサ4が介在されており、鍔部材2,3の
外周部には、巻装体本体1の軸方向両端外周部を包囲す
る突縁24,33が周設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸が多層に巻かれ
た糸巻装体に関する。
【0002】
【従来の技術】建築工事において、例えば根切りや基礎
工事に先立って柱や壁などの中心線や基礎の仕上げ面等
を設定する作業(遣り方)や、測量等の作業は、水糸と
呼ばれる糸を張設することによって行われる。この水糸
は、図10あるいは図11に示されるように、リール状
のドラム101あるいは円筒状の紙芯102に多層状に
巻いた巻装体としての形態で市販されている。
【0003】このうち、図10に示されるように水糸1
03をリール状のドラム101に巻装した「ドラム巻
き」の巻装体100Aは、作業終了後に、使用済みの水
糸のうち再使用可能な水糸を巻き取る場合に、容易に巻
き取ることができるといった利点がある。また、図11
に示されるように紙芯102に巻装した巻装体100B
は、通常、「チーズ巻き」と呼ばれる巻き方が採用さ
れ、すなわち図11(B)からわかるように、一定方向
の螺旋状に巻き付けることによって軸方向端部に達した
ら、そこから逆方向の螺旋状に巻き付けて行くことによ
って、幾何学模様をなすように美しい巻き目が表れる巻
き方で、整然と巻かれることによって巻き径が小さくな
るといった利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、それぞれ次のような問題が指摘される。ま
ずドラム101に巻装した巻装体100Aは、水糸10
3がランダムな巻装状態とならざるを得ず、このため巻
き径が大きくなってしまい、しかもこの巻回されている
水糸103を引き出す際に、引き出される過程にある部
分103aと、その隣接位置に巻き付けられた部分10
3bとが干渉し合って、円滑な糸引き出しが阻害される
ことがある。
【0005】一方、紙芯102にチーズ巻きに巻装した
巻装体100Bは、その軸方向両端部に位置する折り返
し部分103cに糸のほぐれが生じやすく、このため、
筒状の専用ケース(図示省略)に収納した状態で保管し
ないと、他の道具等との干渉によって最外周の水糸10
3がほぐれ、引き出しの際に絡まってしまうことがあ
る。また、遣り方等の作業の終了後に、使用済みの水糸
のうち再使用可能な水糸を巻き取る場合には、チーズ巻
きの巻装体100Bに直接巻き取ると、これも糸のほぐ
れの原因になるので、通常は前記専用ケースの外周に巻
き取らなければならず、このため保管時に他の道具と接
触して汚れやすく、絡まりを起こしたりすることがあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述のような問題を有効
に解決するため、本発明に係る糸巻装体は、筒状の芯の
外周に糸が多層に巻かれた巻装体本体と、この巻装体本
体の軸方向両端に配置された一対の鍔部材とからなり、
前記両鍔部材の内周から軸方向に延びて前記芯の内周に
挿通された保持軸部同士が互いに結合されるか、あるい
は前記保持軸部が、前記芯に圧入又は係止されたもので
ある。この構成においては、巻装体本体をチーズ巻きに
したものであっても、その軸方向両端部が鍔部材で保護
されるので、糸のほぐれが防止される。
【0007】上記構成において付加される一層好ましい
構成としては、巻装体本体と各鍔部材との対向端面間に
スペーサが介装される。すなわち、巻装体本体の両端に
鍔部材を設けても、その対向端面間に隙間があると、糸
を引き出す時に巻装体本体の回転が加速されて空転した
ような場合に、弛んで絡まった糸が前記隙間に咬み込ま
れてしまう可能性があるが、前記スペーサは、そのよう
な隙間を埋めるものである。なお、スペーサとしては、
スポンジ等の弾性材料からなるものが好適である。
【0008】また、鍔部材の外周部に、巻装体本体の軸
方向両端外周部を包囲する突縁を周設することによっ
て、上述のような、糸の引き出し過程等における巻装体
本体と鍔部材との対向端面間への糸の咬み込みを有効に
防止することができる。
【0009】上記構成において付加される他の好ましい
構成としては、いずれか一方又は双方の鍔部材に、糸を
挿入可能な糸切断溝及びこの糸切断溝内に設けられたカ
ッタを有するものとすれば、他の糸切断具を別に用意す
ることなく、糸の切断が可能になる。また、更に他の一
層好ましい構成としては、鍔部材の外側面内周部に、保
持軸部の内周に向けて漸次小径になるテーパ又はアール
状の面が形成されることによって、手指で持ちやすくす
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る糸巻装体の
好ましい一実施形態を示す斜視図、図2は断面図、図3
は分解した斜視図である。これらの図において、参照符
号1は円筒状の紙芯11の外周に水糸12が円筒状にチ
ーズ巻きされた巻装体本体、2,3はこの巻装体本体1
の軸方向両端に設けられた一対の鍔部材である。
【0011】鍔部材2,3は、それぞれ合成樹脂材で成
形されたものであって、円盤状を呈し、その内周から軸
方向内方に延びて巻装体本体1における紙芯11の内周
に適当な隙間をもって遊挿された中空の保持軸部21,
31が一体に形成されている。前記保持軸部21,31
の外周面は、鍔部材2,3側よりも先端部が僅かに小径
になるテーパ状に形成されており、図2に示されるよう
に、一方の保持軸部21の先端部に形成された嵌合筒部
21aと、他方の保持軸部31の先端部に形成された小
径嵌合筒部31aが互いに嵌合されると共に、溶着WD
により一体化されている。
【0012】鍔部材2の外側面から鍔部材3の外側面ま
での軸方向長さL及び前記鍔部材2,3の外径φは、図
1(B)に示されるように、片手の親指と人差し指又は
中指でつまむことができるように考慮して設定されてい
る。また、鍔部材2,3の内側面は、巻装体本体1の軸
方向両端面と僅かな隙間を介して対向している。
【0013】一方の鍔部材2の外周部には水糸12を挿
入可能な糸切断溝2a及び糸係止溝2bが形成されてい
る。前記糸切断溝2a内には、図4(A)に拡大して示
されるように、カッタ22がその刃を前記糸切断溝2a
の内面に対して適当な傾斜角をなすように配置され、鍔
部材2に埋設状態に固定されている。また糸係止溝2b
は図4(B)に拡大して示されるように、略V字形に形
成され、水糸12の端部12aを挟み込んで係止するこ
とができるようになっている。
【0014】図2に示されるように、鍔部材2,3の保
持軸部21,31の内周中空部は、鍔部材2,3の外側
面内周に開口しており、この開口部2c,3cは、前記
外側面内周から保持軸部21,31の内周面に向けて漸
次小径になるアール状の面をなしている。なお、前記開
口部2c,3cは、保持軸部21,31の内周面に向け
て漸次小径になるテーパ状に形成しても良い。
【0015】この実施形態による糸巻装体の製造におい
ては、まず、紙芯11の外周に水糸12をチーズ巻き状
に巻装することによって、鍔部材2,3の外径よりやや
小径の適当な巻き径の巻装体本体1が製作される。ま
た、チーズ巻きとすることによって、比較的長い水糸1
2が巻装される。
【0016】一方、鍔部材2,3は、金型を用いた所定
の成形装置によって、合成樹脂により成形される。ま
た、カッタ22は、この成形過程で鍔部材2の糸切断溝
2aとなる部分に半埋設状態に設けられる。そして、巻
装体本体1の紙芯11の内周に、その軸方向両端から鍔
部材2,3の保持軸部21,31を挿入し、その先端に
形成された嵌合筒部21aと小径嵌合筒部31aとを互
いに嵌合すると共に、前記保持軸部21,31の内周中
空部に、図示されていない溶着装置のヘッドを挿入し、
前記嵌合部分を溶着WDする。
【0017】この実施形態の糸巻装体は、測量や遣り方
等の作業に用いられるもので、使用に際しては、図1
(B)に示されるように、片手の親指と人差し指又は中
指で鍔部材2,3における内周開口部2c,3cをつま
み、巻装体本体1における水糸12を引き出す。この
時、手に持った鍔部材2,3は回転せずに巻装体本体1
のみが回転し、水糸12はチーズ巻き状に整然と巻装さ
れているので、円滑な引き出しを行うことができる。ま
た、前記開口部2c,3cは手指の腹の一部が入り込む
ようなアール状の曲面又はテーパ面をなしているので、
持ちやすく、水糸12の引き出し過程で不用意に落とし
てしまうようなことを有効に防止できる。
【0018】引き出した水糸12は所要の長さに切断す
るが、図4(A)に示されるように、鍔部材2の外周部
に形成された糸切断溝2aに前記水糸12を挿入して引
っ張れば、前記糸切断溝2a内のカッタ22によって容
易に切断される。このため、糸切断用のカッタナイフ
等、他の糸切断手段を別に用意する必要がない。しかも
カッタ22は、水糸12を挿入する小さな糸切断溝2a
内に配置されているので、手指を誤って切ってしまうよ
うなことがなく、安全である。また、水糸12の切断端
部12aは、図4(B)に示されるように、前記鍔部材
2に形成されたV字形の糸係止溝2bに押し込んで係止
することによって、巻装状態がほぐれて絡まってしまう
のを防止することができる。
【0019】巻装体本体1はチーズ巻きになっているの
で、その軸方向両端には、図5に示されるように、水糸
12の巻き方向転向部分12bが幾重にも重なった状態
で存在するが、この転向部分12bは鍔部材2,3によ
って保護される。しかも、先に説明したように、水糸1
2の切断端部12aは鍔部材2の糸係止溝2bに係止す
ることができる。このため、巻装体本体1が不用意にほ
ぐれて絡まってしまうことがなく、したがって、当該糸
巻装体を保護するための専用のケースは特に必要としな
い。
【0020】また、巻装体本体1は鍔部材2,3及びそ
の保持軸部21,31に対して回転自在に保持されてい
るため、測量あるいは遣り方等の作業の終了後に、使用
済みの水糸のうち再使用可能な水糸を、巻装体本体1の
外周に容易に巻き取ることができる。
【0021】図6(A)(B)は、本発明の他の実施形
態を示すものである。このうち、まず(A)に示される
実施形態は、巻装体本体1の紙芯11に挿入した鍔部材
2,3の保持軸部21,31を、その先端部に形成した
鈎状掛止部21b,31b同士で掛止することによって
連結した点で、上述した図1乃至図5の実施形態と異な
る構成を有する。保持軸部21,31の連結手段として
は、このほかにも、例えば接着剤(図示省略)を用いて
接着する方法や、図3に示されるような嵌合筒部21a
と小径嵌合筒部31aとを互いに圧入嵌着する方法な
ど、種々の方法を選択することができる。
【0022】また、図6(B)に示される実施形態は、
鍔部材2,3の保持軸部21,31の軸方向長さの和
を、巻装体本体1の紙芯11の軸方向長さよりも短く
し、この保持軸部21,31を前記紙芯11の端部内周
に圧入・嵌着することによって、前記鍔部材2,3を紙
芯11に固定したものである。この場合、前記保持軸部
21,31の外周面には、先端へ向けて小径になるテー
パ状の掛止鈎部21c,31cを形成することによっ
て、容易に脱落しない構造とすることができる。その他
の部分の構成は、先に説明したものとほぼ同様である。
【0023】したがってこの実施形態によれば、水糸1
2の引き出しの際に、鍔部材2,3の内周開口部2c,
3cをつまんでいる手指の力を緩めることによって、巻
装体本体1と鍔部材2,3が一体的に回転するが、例え
ば保持軸部21,31と巻装体本体1の芯の内周とを抜
け止め状態に枢結することによって、両者を相対回転可
能とすることも可能である。
【0024】ところで、例えば水糸12を勢いよく引き
出すことによって巻装体本体1の回転が加速されると、
所望長さだけ引き出された後も巻装体本体1が惰性回転
し、その場合、図2に示されるように巻装体本体1の軸
方向両端と鍔部材2,3との対向端面間に隙間Gが存在
すると、巻装体本体1の空転によってほぐれた水糸12
が、前記隙間Gに咬み込まれてしまう可能性がある。ま
た、水糸12の引き出し過程でその引き出し位置が図5
に示される巻き方向転向部分12bに差し掛かった時
は、そこから引き出された部分が、引き出し方向によっ
ては前記隙間Gに落ち込んで咬み込まれてしまう可能性
がある。
【0025】このような点を考慮したものが、図7及び
図8に示された実施形態である。すなわちこの実施形態
においては、巻装体本体1とその両側の鍔部材2,3と
の対向端面間にそれぞれスポンジからなる円盤状のスペ
ーサ4が介装され、前記鍔部材2,3の鍔本体23,3
2の内側面に接着剤等で定着されている。また、前記鍔
本体23,32の外周部はそれぞれ互いの対向方向へ屈
曲しており、これによって、巻装体本体1の軸方向両端
外周部を包囲する突縁24,33が形成されている。
【0026】一方の鍔部材2における鍔本体23の外周
部には、水糸12を切断するためのカッタ22が内蔵さ
れた糸切断溝2a及び水糸12を挟み込んで係止するた
めの糸係止溝2bが形成されており、これら糸切断溝2
a及び糸係止溝2bは、突縁24へ延長されている。そ
して図8に示されるように、突縁24における糸切断溝
2a及び糸係止溝2bの端部は、アール状の滑らかな面
をもって開いた形状となっている。なお、他方の鍔部材
における突縁33は、円周方向に連続して形成されてい
る。
【0027】その他の部分の構成は、基本的には先に説
明した図1〜図3あるいは図6の実施形態と同様であ
る。このため、上記構成によれば、先に説明した各実施
形態と同様の効果のほか、次のような効果が実現され
る。
【0028】すなわち、水糸12を引き出すことによっ
て回転される巻装体本体1の軸方向両端部は、鍔部材
2,3の鍔本体23,32との間に介在するスペーサ4
と接触しているため、適当な摩擦抵抗があり、慣性によ
る惰性回転が起こらない。このため水糸12が過剰に繰
り出されて絡みついたり、前記巻装体本体1と鍔本体2
3,32との間に入り込むのを有効に防止することがで
きる。
【0029】また巻装体本体1は、水糸12がチーズ巻
きになっているものであるため、水糸12を引き出す際
には、その引き出し位置が巻装体本体1の回転に伴って
その軸方向両端間を往復するように変化する。そして、
水糸12の引き出し位置が巻装体本体1の軸方向一端に
達した時は、図9に示されるように、この水糸12が突
縁24又は突縁33に接触することによって、引き出し
経路が前記巻装体本体1の軸方向両端より内側へ案内さ
れる。このため、引き出し過程で水糸12が巻装体本体
1の軸方向いずれか一側へ落ち込むのを確実に防止でき
る。
【0030】また、一方の鍔部材2における突縁24に
は糸切断溝2a及び糸係止溝2bの端部が延在されてい
るが、この端部は、アール状の滑らかな面をもって開い
た形状となっているため、水糸12が引っ掛かりにく
い。しかも、水糸12を切断したり、係止したりする場
合に、この水糸12を糸切断溝2a又は糸係止溝2bに
挿入することが容易になる。
【0031】なお、上記各実施形態においては、測量
や、建築における遣り方などの作業に使用される水糸を
巻装したものについて説明したが、他の用途に使用され
るものにも適用可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明の糸巻装体によれば、巻装体本体
に鍔部材を後付けすることができるので、巻装体本体を
予めチーズ巻きにしてその巻き径を小さくすることがで
き、しかもチーズ巻きにした巻装体本体であっても、ほ
ぐれやすい軸方向両端部が鍔部材で保護されるので、保
管時や使用時に糸がほぐれて絡まるのを有効に防止する
ことができ、またこのため、専用のケースが不要にな
る。
【0033】また、鍔部材にカッタを設けることによっ
て、他の糸切断具を用意する必要がなくなり、鍔部材の
外側面内周部に、保持軸部の内周面に向けて漸次小径に
なるテーパ又はアール状の面を形成することによって持
ちやすくなるので、使い勝手が一層向上する。
【0034】更に、巻装体本体と各鍔部材との対向端面
間へスペーサを介装することによって、糸の引き出しの
際に巻装体本体が惰性回転して糸が過剰に繰り出された
り、絡み付くのを防止し、鍔部材の外周部巻装体本体の
軸方向両端外周部を包囲する突縁を周設することによっ
て、糸を引き出す際に前記巻装体本体と各鍔部材との対
向端面間へ挟まってしまうのを有効に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る糸巻装体の一実施形態を示す斜視
図で、(A)は全体の外観、(B)は使用状態を示すも
のである。
【図2】上記実施形態の糸巻装体を、軸心を通る平面で
切断して示す断面図である。
【図3】上記実施形態の糸巻装体を、巻装体本体と鍔部
材とに分離して示す斜視図である。
【図4】上記実施形態における鍔部材の一部を示すもの
で、(A)はカッタを有する糸切断溝の拡大図、(B)
は糸係止溝の拡大図である。
【図5】上記実施形態において、巻装体本体の巻き形態
を示す部分的な拡大側面図である。
【図6】本発明に係る糸巻装体の他の二種類の実施形態
を、それぞれ軸心を通る平面で切断して示す断面図であ
る。
【図7】本発明に係る糸巻装体の更に他の実施形態を、
軸心を通る平面で切断して示す断面図である。
【図8】上記実施形態の糸巻装体を、巻装体本体と鍔部
材及びスペーサとに分離して示す斜視図である。
【図9】上記実施形態の糸巻装体の使用状態を示す図
で、(A)は使用状態の斜視図、(B)は(A)におけ
るB部を切断して示す部分拡大断面図である。
【図10】従来技術としてドラム巻きの糸巻装体を示す
斜視図である。
【図11】従来技術としてチーズ巻きの糸巻装体を示す
もので、(A)は斜視図、(B)は部分的な拡大側面図
である。
【符号の説明】
1 巻装体本体 11 紙芯(芯) 12 水糸(糸) 2,3 鍔部材 2a 糸切断溝 2b 糸係止溝 2c,3c 開口部 21,31 保持軸部 22 カッタ 24,33 突縁 4 スペーサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の芯の外周に糸が多層に巻かれた巻
    装体本体と、 この巻装体本体の軸方向両端に配置された一対の鍔部材
    とからなり、 前記両鍔部材の内周から軸方向に延びて前記芯の内周に
    挿通された保持軸部同士が互いに結合されたことを特徴
    とする糸巻装体。
  2. 【請求項2】 筒状の芯の外周に糸が多層に巻かれた巻
    装体本体と、 この巻装体本体の軸方向両端に配置された一対の鍔部材
    とからなり、 前記両鍔部材の内周から軸方向に延びる保持軸部が、前
    記芯に圧入又は係止されたことを特徴とする糸巻装体。
  3. 【請求項3】 巻装体本体と各鍔部材との対向端面間に
    スペーサが介装されたことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の糸巻装体。
  4. 【請求項4】 鍔部材の外周部に、巻装体本体の軸方向
    両端外周部を包囲する突縁が周設されたことを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載の糸巻装体。
  5. 【請求項5】 いずれか一方又は双方の鍔部材に、糸を
    挿入可能な糸切断溝及びこの糸切断溝内に設けられたカ
    ッタを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載の糸巻装体。
  6. 【請求項6】 鍔部材の外側面内周部に、保持軸部の内
    周に向けて漸次小径になるテーパ又はアール状の面が形
    成されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに
    記載の糸巻装体。
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