JP2015212191A - 水糸用リール - Google Patents

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Abstract

【課題】水糸の繰り出しや巻き取りをスムーズに行うことができて、使用感に優れており、また、また、持ち運びや保管に便利であって、破損し難く、耐久性に優れている水糸用リールを提供する。【解決手段】水糸用リール1は、水糸2が巻き付けられる筒状の芯部3ならびに芯部3の第1端および第2端にフランジ状に設けられた第1端壁部4および第2端壁部5を有するリール本体6と、リール本体6の芯部3内に回転可能かつ長さ方向移動不能に収容されたスリーブ7と、スリーブ7にその第1端の開口を通じて引き出し可能かつ脱落不能に挿入された筒状または棒状のハンドル8とを備えてなる。【選択図】図1

Description

この発明は、例えば土木建築現場において水平線を表示する場合に使用される水糸を巻き付けるためのリールに関する。
従来の水糸用リールとして、水糸が巻き付けられる筒状の芯部および芯部の両端にフランジ状に設けられた1対の端壁部を有するリール本体と、リール本体の芯部に回転可能に挿入された保持軸とを備えており、保持軸が、芯部内にその両端から緩く挿入されて互いに結合される2つのフランジ部付き軸部材よりなるものが知られている(下記の特許文献1参照)。
上記の水糸用リールは、保持軸がリール本体に対して回転自在となっており、保持軸の両端に設けられたフランジ部を片手の2本の指(例えば親指と人差し指)で挟むように持ちながら、水糸をリール本体から繰り出して使用することができる。また、上記のリールは、全体がコンパクトであって、持ち運びに便利である。
しかしながら、水糸の使用頻度が高い場合や作業で手袋をしている場合や水糸を張る距離が長い場合には、水糸を繰り出す際、回転中のリール本体の端壁部が、保持軸両端のフランジ部を保持している手指等に頻繁に接触して、作業がスムーズに行えなかったり、リールを落下させたりするおそれがあった。そのため、従来の水糸用リールは、必ずしも使用感が良好とは言えず、作業効率の面でも問題があった。
また、従来のその他の水糸用リールとして、前記保持軸の一端部に、棒状のハンドルが延長状に接続固定されたものも知られている。
このリールによれば、ハンドルを片手で持った状態で、水糸の繰り出し等をスムーズに行うことができ、また、水糸の繰り出し時に回転しているリール本体が手に接触するおそれがないので、使用感にも優れている。
しかしながら、上記の水糸用リールの場合、ハンドルがリール本体から出っ張っているので、その分だけ嵩張ってしまい、持ち運びや保管には不便であった。また、上記のリールでは、出っ張ったハンドルが破損しやすく、耐久性の面でも問題があった。
特開平10―258971号公報
この発明の目的は、水糸の繰り出しや巻き取りをスムーズに行うことができて、使用感に優れており、また、また、持ち運びや保管に便利であって、破損し難く、耐久性に優れている水糸用リールを提供することにある。
この発明による水糸用リールは、水糸が巻き付けられる筒状の芯部ならびに芯部の第1端および第2端にフランジ状に設けられた第1端壁部および第2端壁部を有するリール本体と、リール本体の芯部内に回転可能かつ長さ方向移動不能に収容されたスリーブと、スリーブにその第1端の開口を通じて引き出し可能かつ脱落不能に挿入された筒状または棒状のハンドルとを備えているものである(請求項1)。
上記の水糸用リールにあっては、スリーブの第1端の開口からハンドルを引き出し、このハンドルを手に持ちながら、リール本体の芯部に巻かれた水糸の繰り出しや、繰り出された水糸の巻き取りを行うことができる。従って、特許文献1記載のリールのように、回転中のリール本体の一部が手指等に接触するおそれがない。また、リールを使用しない場合には、ハンドルをスリーブに挿入しておくことができる。
従って、この発明の水糸用リールによれば、引き出したハンドルを持ちながら、水糸の繰り出しや巻き取りをスムーズに行うことができ、使用感に優れている。また、この発明の水糸用リールによれば、ハンドルをスリーブに挿入してコンパクトな状態にすることができるので、持ち運びや保管に便利である上、破損し難く、耐久性にも優れている。
この発明による水糸用リールの好ましい態様として、スリーブの第2端およびこれと反対側に位置するハンドルの第1端に、芯部の内径よりも大きい外径を有するフランジ部がそれぞれ形成されており、ハンドルがスリーブに挿入限界位置まで挿入された状態において、スリーブのフランジ部の内面と第1端壁部の外面との間およびハンドルのフランジ部の内面と第2端壁部の外面との間にそれぞれ隙間が生じるようになっている場合がある(請求項2)。
上記の態様によれば、水糸の繰り出し等の操作を、前述したハンドルを引き出した状態で行う他、特許文献1記載の従来のリールと同様に、ハンドルをスリーブに挿入限界位置まで挿入して両者のフランジ部を片手の2本の指で挟むように持ちながら行うこともできる。従って、使用者は、これら2つの使用態様を、自身の使い勝手や状況等に応じて使い分けることができる。
また、この発明による水糸用リールにおいて、ハンドルの第2端に、スリーブの第2端の開口を通じて手指で押圧することによりハンドルの第1端側部分をリール本体の芯部の外に突出させうる押圧部が形成されている場合もある(請求項3)。
上記態様の場合、スリーブに挿入されたハンドルを引き出す際、スリーブの第2端の開口を通じてハンドルの押圧部を手指で押圧すれば、ハンドルの第1端側部分がリール本体の芯部の外に突出させられるので、この部分を持ってハンドルを引き出すことができる。
従って、ハンドル引き出しの操作性を確保しながら、スリーブにハンドルが挿入された状態において、ハンドルの第1端(フランジ部を含む)がリール本体の芯部の第1端から極力突出しないように構成することが可能となり、収納・持ち運びのし易さや耐久性がより一層高められる。
この発明の実施形態に係る水糸用リールの正面図である。 同リールの左側面図である。 図1のA−A線に沿う垂直断面図である。 図2のB−B線に沿う垂直断面図である。 図2のC−C線に沿う水平断面図である。 ハンドルを引き出した状態のリールを示す平面図である。 ハンドルを引き出した状態のリールを示す図4相当の垂直断面図である。 ハンドルを引き出した状態のリールを示す図5相当の水平断面図である。 同リールを分解して示す平面図である。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
この実施形態において、「上下」および「左右」は、図1の上下および左右をいうものとし、また、「前」とは図2の右側をいい、「後」とは同左側をいうものとする。
図1〜図8に示すように、この発明の水糸用リール(1)は、水糸(2)が巻き付けられる筒状の芯部(3)ならびに芯部(3)の右端(第1端)および左端(第2端)にフランジ状に設けられた右端壁部(第1端壁部)(4)および左端壁部(第2端壁部)(5)を有するリール本体(6)と、リール本体(6)の芯部(3)内に回転可能かつ長さ方向移動不能に収容されたスリーブ(7)と、スリーブ(7)にその右端(第1端)の開口を通じて引き出し可能かつ脱落不能に挿入された筒状のハンドル(8)とにより構成されている。
リール本体(6)は、合成樹脂一体成形品よりなる。水糸(2)が巻き付けられる芯部(3)の外周面は、その長さ中間部分が水平な円柱面よりなり、その左右両端部分が左右方向外方に向かって次第に径が大きくなる円錐面よりなる。左右各端壁部(4)(5)は、芯部(3)の外径の約2倍の外径を有する垂直ドーナツ板状のものとなされている。
芯部(3)の内周面の右端部には、垂直な環状段差(31)が形成されている。芯部(3)の内周面の左端部は、横断面六角形に形成されている。また、リール本体(6)の左端壁部(5)の外周縁部には、側面視で略L字状の切り込み(51)が周方向等間隔おきに3つ形成されており、また、各切り込み(51)によって区画された部分(52)が薄肉に形成されている。これらの切り込み(51)には水糸(2)の端部を挟み止めることができる。左右各端壁部(4)(5)の外面には、その外周縁部を除いたほぼ全面に亘って、ごく浅い平坦な凹所(43)(53)が形成されている。
スリーブ(7)は、リール本体(6)の芯部(3)に収容される水平筒部(71)と、水平筒部(71)の左端(第2端)に形成されかつ芯部(3)の内径よりも大きい外径を有するフランジ部(72)とを備えており、合成樹脂により全体が一体に成形されている。
スリーブ(7)の水平筒部(71)の左右両端部分には、長さ中間部分よりも大きな外径を有する径大部(711)(712)が設けられている。径大部(711)(712)の外径は、リール本体(6)およびスリーブ(7)の相対回転が可能となるように、芯部(3)の内径よりもやや小さくなっている。
水平筒部(71)には、その右端面から左右方向内方に向かって軸線と平行にのびる4つのスリット(713)が、周方向等間隔おきに形成されている。各スリット(713)は、水平筒部(71)の右端の径大部(711)を越えて長さ中間部分まで達する長さを有している。そして、これらのスリット(713)によって区画された弾性変形可能な4つの舌片部(714)のうち上下2つの舌片部(714)に、径方向外方に向かって突出しかつ芯部(3)の環状段差(31)に係り合わせられる係合爪(715)が形成されている。係合爪(715)は、スリーブ(7)の右端に向かって径方向内方に傾斜した傾斜面を有している。スリーブ(7)を、芯部(3)内にその左端開口から挿入していくと、係合爪(715)の傾斜面が芯部(3)の左端開口縁に圧接して、係合爪(715)を有する上下2つの舌片部(714)が径方向内方に弾性変形させられ、これによりスリーブ(7)を芯部(3)の更に奥まで挿入することが可能になる。そして、係合爪(715)が環状段差(31)よりも右方に位置するまでスリーブ(7)が芯部(3)に挿入されると、その時点で係合爪(715)を有する舌片部(714)が弾性復元し、係合爪(715)が環状段差(31)に係り合わせられる。但し、スリーブ(7)におけるフランジ部(72)と係合爪(715)との間の水平距離は、芯部(3)の左端と環状段差(31)との間の水平距離よりもやや長くなっているので、係合爪(715)と環状段差(31)との間およびフランジ部(72)と左端壁部(5)外面(凹所(53)の底面)との間には、それぞれ若干の遊びがある。以上の構成により、スリーブ(7)は、リール本体(6)の芯部(3)に回転可能かつ長さ方向移動不能に収容された状態となる。
また、スリーブ(7)の水平筒部(71)の長さは、リール本体(6)の芯部(3)の長さ(すなわち、左右端壁部(4)(5)における凹所(43)(53)底面どうしの間の水平距離)よりもやや長いものとなされており、水平筒部(71)の右端面はリール本体(6)の右端壁部(4)外面(凹所(43)の底面)とほぼ面一になっている。
スリーブ(7)のフランジ部(72)の寸法は、例えば外径が約25mm、径方向の幅が約5mm、厚みが約1.5mmとなされるが、これに限定されるものではない。
スリーブ(7)の右端部の4つの舌片部(714)のうち係合爪(715)を有していない前後2つの舌片部(714)に、方形状の係止孔(716)があけられている。係止孔(716)は、前後各舌片部(714)のうち径大部(711)の左隣の薄肉部分に形成されている。前後2つの舌片部(714)は、上下2つの舌片部(714)と比べてやや短くなっている。
スリーブ(7)の内周面には、その上下両側部分に、スリーブ(7)の軸線方向に沿ってのびる直線状の凹溝(717)が全長に亘って形成されている。
また、スリーブ(7)の内周面には、その左端部の前後両側部分に、スリーブ(7)の軸線方向に沿ってのびる浅い溝状の凹部(718)が形成されている。凹部(718)の底面の右側部分は、スリーブ(7)の奥(右方)に向かって次第に浅くなる傾斜面よりなる。
ハンドル(8)は、スリーブ(7)に挿入可能な水平筒部(81)と、水平筒部(81)の右端(第1端)に形成されかつ芯部(3)の内径よりも大きい外径を有するフランジ部(82)とを備えており、合成樹脂により全体が一体に成形されている。
なお、ハンドル(8)は、図示のような水平筒部(81)を有する筒状のものとする他、中実棒状のものとすることもできる。
ハンドル(8)の水平筒部の左端(第1端)には、その開口を塞ぐように左端壁部(83)が一体に形成されている。左端壁部(83)の中心部には、円形の孔(831)があけられている。この左端壁部(83)が、スリーブ(7)の左端(第2端)開口を通じて手指で押圧することによりハンドル(8)の右端(第1端)側部分をリール本体(6)の芯部(3)の外に突出させうる押圧部を構成している。図示は省略したが、左端壁部(83)の外面には、押圧部であることを示すために、例えば「PUSH」「押す」等の表示が設けられている。
ハンドル(8)の水平筒部(81)の左端部には、その前後両側部分に、上下に間隔をおいてハンドル(8)の軸線方向に平行にのびる2つの水平スリットおよび両水平スリットの左端どうしを繋ぐようにのびる垂直スリットよりなる略横U字形の切り込み(811)が形成されている。そして、これらの切り込み(811)によって区画された弾性変形可能な前後2つの舌片部(812)の先端部分(左端部分)に、径方向外方に向かって突出した係合爪(813)が一体に形成されている。係合爪(813)は、舌片部(812)の先端に向かって径方向内方に傾斜した傾斜面を有する断面略三角形のものである。
ハンドル(8)の水平筒部(81)を、スリーブ(7)にその右端開口から挿入していくと、係合爪(813)の傾斜面がスリーブ(7)の前後2つの舌片部(812)の先端面、さらにはスリーブ(7)の係止孔(716)の左縁に圧接して、舌片部(812)が径方向内向きに弾性変形させられ、それによってハンドル(8)の水平筒部(81)をスリーブ(7)の更に奥まで挿入しうるようになる。ハンドル(8)の係合爪(813)がスリーブ(7)内周面の左端部にある凹部(718)まで来ると、その時点で舌片部(812)が弾性復元させられる。そして、ハンドル(8)のフランジ部(82)内面が、スリーブ(7)の右端面に当接したところで挿入が停止し、ここが挿入限界位置となる。
一方、スリーブ(7)に挿入限界位置まで挿入されたハンドル(8)が、右方に向かって移動させられると、まずハンドル(8)の係合爪(813)がスリーブ(7)内周面の凹部(718)の右端まで来た時点で、係合爪(813)の先端がスリーブ(7)の内周面に圧接して摺動抵抗が大きくなり、舌片部(812)が径方向内方に向かって弾性変形させられる。ハンドル(8)が更に右方に移動させられてスリーブ(7)から大きく引き出されると、係合爪(813)がスリーブ(7)の係止孔(716)に来た時点で舌片部(812)が弾性復元し、係合爪(813)が係止孔(716)の右縁に係り止められる。これにより、ハンドル(8)がスリーブ(7)から抜け落ちるのが阻止される。
ハンドル(8)の水平筒部(81)の外周面には、その上下両側部分に、ハンドル(8)の軸線方向に沿ってのびかつスリーブ(7)の凹溝(717)にスライド自在に嵌め入れられる直線状の凸条(814)が形成されている。これらの凸条(814)および凹溝(717)の嵌合により、ハンドル(8)がスリーブ(7)に対して回転することなく左右方向にスライドしうるようになっている。なお、この実施形態では、凸条(814)および凹溝(717)は上下2組設けられているが、少なくとも1組あれば良い。
ハンドル(8)のフランジ部(82)の寸法は、例えば外径が約25mm、径方向の幅が約7mm、厚みが約1.5mmとなされるが、これに限定されるものではない。
ハンドル(8)の水平筒部(81)の長さは、スリーブ(7)の全長とほぼ等しくなされている。
従って、ハンドル(8)の水平筒部(81)を、スリーブ(7)にその右端開口から挿入すると、ハンドル(8)のフランジ部(82)内面がスリーブ(7)の右端面に当接する位置(挿入限界位置)で停止し、この状態で、ハンドル(8)の水平筒部(81)の左端壁部(押圧部)(83)外面と、スリーブ(7)のフランジ部(72)の外面とがほぼ面一となる。
また、この状態で、ハンドル(8)のフランジ部(82)は、リール本体(6)の右端壁部(4)外面にほぼぴったり沿い、同様に、スリーブ(7)フランジ部(72)も、リール本体(6)の左端壁部(5)外面にほぼぴったり沿っており、いずれのフランジ部(72)(82)も左右各端壁部(4)(5)の外面からわずかに突出しているにすぎない。
さらに、ハンドル(8)がスリーブ(7)に挿入限界位置まで挿入された状態において、ハンドル(8)のフランジ部(82)内面とリール本体(6)の右端壁部(4)外面との間、およびスリーブ(7)のフランジ部(72)内面とリール本体(6)の左端壁部(5)外面との間には、それぞれ僅かな隙間が生じるようになっているので、ハンドル(8)およびスリーブ(7)に対してリール本体(6)が相対回転可能である。
上記の水糸用リール(1)を保管したり持ち運んだりする際は、図1〜図5に示したように、ハンドル(8)をスリーブ(7)に挿入した状態にしておく。この状態では、リール本体(6)の左右各端壁部(4)(5)の外面からスリーブ(7)およびハンドル(8)の各フランジ部(72)(82)が僅かに突出しているだけであるので、リール(1)全体がコンパクトとなって、携帯性および収納性が良くなる上、ハンドル(8)が突出したままの場合と比べると、ハンドル(8)が破損するおそれがなく、耐久性も確実に向上する。
そして、上記リール(1)にあっては、例えば以下の手順でスリーブ(7)からハンドル(8)を引き出して使用することができる。
すなわち、まず、図1〜図5に示す状態のリール(1)において、スリーブ(7)の左端開口を通じてハンドル(8)の左端壁部(押圧部)(83)を手指で右方に押すと、ハンドル(8)全体が右方に移動させられ、ハンドル(8)の右端側部分がスリーブ(7)から押し出されてリール本体(6)の芯部(3)の外に突出させられる。ここで、ハンドル(8)の左端壁部(押圧部)(83)を押す際、ハンドル(8)の係合爪(813)はスリーブ(7)内周面の凹部(718)内にあってスリーブ(7)内周面と接しないため、ハンドル(8)の押し出しに大きな力を必要とせず、押し出し操作がスムーズに行われる。
ハンドル(8)の右端側部分がスリーブ(7)から押し出されると、ハンドル(8)のフランジ部(82)がリール本体(6)の右端壁部(4)外面から離れるので、一方の手でリール本体(6)を保持しながら、他方の手でハンドル(8)のフランジ部(82)を持って右方に引っ張ると、ハンドル(8)がスリーブ(7)の右端開口から大きく引き出される。ハンドル(8)の係合爪(813)がスリーブ(7)の係止孔(716)の縁に係り止められたところで、ハンドル(8)は、それ以上スリーブ(7)から引き出されなくなり、それによってハンドル(8)の脱落が防止される。
そして、引き出されたハンドル(8)を片手で持ちながら、リール本体(6)の芯部(3)から水糸(2)を繰り出し、あるいは繰り出された水糸(2)をリール本体(6)の芯部(3)に巻き取ることができる。この際、ハンドル(8)を持っている手は、回転中のリール本体(6)から離れているので、リール本体(6)の一部が手指等に接触することがなく、水糸(2)の繰り出しや巻き取りをスムーズに行うことができ、使用感も良好となる。
また、上記のリール(1)は、ハンドル(8)をスリーブ(7)に挿入したままの状態で、特許文献1記載の従来のリールと同様の態様で使用することもできる。すなわち、ハンドル(8)を挿入限界位置までスリーブ(7)に挿入して(図1等参照)、スリーブ(7)およびハンドル(8)のフランジ部(72)(82)を片手の2本の指(例えば親指と中指)で両側から挟むように持つと、リール本体(6)がスリーブ(7)およびハンドル(8)に対して相対回転可能となるので、この状態で水糸(2)の繰り出しや巻き取りを行うことができる。
(1):水糸用リール
(2):水糸
(3):芯部
(4):右端壁部(第1端壁部)
(5):左端壁部(第2端壁部)
(6):リール本体
(7):スリーブ
(72):フランジ部
(8):ハンドル
(82):フランジ部
(83):左端壁部(押圧部)

Claims (3)

  1. 水糸が巻き付けられる筒状の芯部ならびに芯部の第1端および第2端にフランジ状に設けられた第1端壁部および第2端壁部を有するリール本体と、リール本体の芯部内に回転可能かつ長さ方向移動不能に収容されたスリーブと、スリーブにその第1端の開口を通じて引き出し可能かつ脱落不能に挿入された筒状または棒状のハンドルとを備えてなることを特徴とする、水糸用リール。
  2. スリーブの第2端およびこれと反対側に位置するハンドルの第1端に、芯部の内径よりも大きい外径を有するフランジ部がそれぞれ形成されており、ハンドルがスリーブに挿入限界位置まで挿入された状態において、スリーブのフランジ部の内面と第2端壁部の外面との間およびハンドルのフランジ部の内面と第1端壁部の外面との間にそれぞれ隙間が生じるようになっていることを特徴とする、請求項1記載の水糸用リール。
  3. ハンドルの第2端に、スリーブの第2端の開口を通じて手指で押圧することによりハンドルの第1端側部分をリール本体の芯部の外に突出させうる押圧部が形成されていることを特徴とする、請求項1または2記載の水糸用リール。
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