JP4494573B2 - カバーテープ巻取りリール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を供給するテープフィーダに備えられるカバーテープ巻取りリールに関する。
【0002】
【従来の技術】
図9に示すように、テープフィーダ60は、チップ状の電子部品を封入したテープ62を送り出して、該電子部品を電子部品搭載機(図示省略)に供給するもので、該電子部品を取り出す際に前記テープからカバーテープ64を剥離し、この剥離されたカバーテープ64はカバーテープ巻取りリール66に巻き取られて回収される。
【0003】
図10に示すように、カバーテープ巻取りリール66は、ドライブホイール68の円柱状の軸部68Aに嵌合した円筒状のリールカラー70を前記軸部68Aの一端側に支持される円板状のフランジ部68Bと、前記軸部68Aの他端側に着脱自在とされる略円板状のテープホルダ72とにより挟み込んだ構造とされている。
【0004】
前記リールカラー70と前記テープホルダ72とは別体のものの他、一体のものも知られている。
【0005】
前記カバーテープ巻取りリール66にカバーテープを巻き取り始めるときは、何らかの方法によりカバーテープ巻取り開始端64Aを前記カバーテープ巻取りリールに係着する必要があり、例えば図11に示すように、前記テープホルダ72にスリット72Aを設け、このスリット72Aに前記カバーテープ巻取り開始端64Aを挟持して係着する方法が知られている。
【0006】
前記スリット72Aに前記カバーテープ巻取り開始端64Aを挟持して係着する作業は容易である反面、前記カバーテープ巻取り開始端64Aはカバーテープ64をテープ62から剥離するための張力に耐え得るように係着される必要があるので、薄いフィルム状のカバーテープを前記スリット72Aにより挟持する方法は係着の確実性という点で問題がある。
【0007】
又、前記スリット72Aは前記リールカラー70の外周面と垂直であり、前記スリット72Aに係着されたカバーテープが前記リールカラー70の外周面に巻き付くときに、必ずカバーテープが捩れるようになっているので(図11参照)、幅の狭いカバーテープを巻き取る場合には問題とならないが、幅の広いカバーテープを巻き取る場合、該捩れ部分が前記リールカラー外周面上で不均等に浮き上がり、カバーテープの巻取りむらが生じる原因となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
これに対して、前記カバーテープ巻取り開始端64Aと前記リールカラー70の外周面とをセロハンテープ等の粘着テープで係着すれば、カバーテープの張力に耐え得る確実な係着が得られると共に、前記巻取りむらの問題も解消されるが、カバーテープの幅は作業者の指の太さ程度のものが多く、係着に使用される粘着テープも小さなものとなるので粘着テープの貼着は作業性が悪く、作業を短時間で終えることが困難であるという問題がある。
【0009】
本発明は、このような問題点に鑑みて、カバーテープの巻取り開始端を確実、且つ容易にリールカラーに係着することができると共に、巻取りむらが生じることがないカバーテープ巻取りリールを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、請求項1のように、軸部及び前記軸部の一端側に支持されるフランジ部からなるドライブホイールと、前記軸部と略同一軸方向長さの円筒形状で内側面が前記軸部の外周面に嵌合して前記軸部に着脱自在とされるリールカラーと、前記軸部の他端側にフランジ状に配置され、前記軸部に着脱自在とされるテープホルダと、を有してなり、チップ状の電子部品を封入したテープを送り出して、該電子部品を電子部品搭載機に供給するテープフィーダに備えられ、前記テープから剥離されるカバーテープを前記リールカラーに巻き取りながら回収するカバーテープ巻取りリールにおいて、前記リールカラーの外周面近傍に前記カバーテープの巻取り開始端を固定、且つ解放自在である固定手段を設けたことを特徴とするカバーテープ巻取りリールにより、上記目的を達成するものである。
【0011】
又、前記リールカラーはその軸方向外端において前記テープホルダに支持され、前記テープホルダと前記リールカラーとを一体で、前記軸部に着脱自在としてもよい。
【0012】
更に、前記固定手段はクリップとクリップストッパとから構成され、前記クリップは、その自由端が前記リールカラーの軸方向一端近傍に位置し、基端が前記リールカラーの軸方向他端近傍において枢支されて、前記リールカラー外周面と当接し、前記リールカラー外周面との間において、前記カバーテープ巻取り開始端を挟持する挟持位置と離間する解放位置との間で揺動自在とされ、前記クリップストッパは前記リールカラー外周面近傍に位置し、前記クリップを前記挟持位置に固定し、且つ、解放可能としてもよい。
【0013】
更に又、前記リールカラー外周面に前記挟持位置にあるクリップを収納可能である溝部を設け、この溝部と前記クリップとの間において、前記カバーテープ巻取り開始端を挟持可能としてもよい。
【0014】
又、前記軸部は円柱を中心軸線と平行に面取りした形状の柱状体とし、この切欠面と前記リールカラーの内側面との間に空間部を形成して、この空間部に対応する前記リールカラーの円筒部に前記軸方向と平行、且つ、前記カバーテープが挿通可能なスリットを設け、このスリットと前記空間部とにより、前記カバーテープが前記リールカラーに挿通可能とされ、前記リールカラーの前記軸部に対する回動により、該軸部の円筒面と前記リールカラーの内側面との間において前記挿通したカバーテープを固定、且つ解放自在とされ、前記スリットと前記軸部とが前記固定手段を構成するようにしてもよい。
【0015】
本発明によれば、カバーテープ巻取りリールにカバーテープ巻取り開始端を確実、且つ容易に短時間で係着して、むらのない巻取りを行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の例を、図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
図1〜図3に示すように、本発明の実施の形態の例に係るカバーテープ巻取りリール10は、ドライブホイール12と、リールカラー14と、テープホルダ16と、クリップ18及びクリップストッパ20からなるカバーテープ固定手段22と、を有して構成されている。
【0018】
前記ドライブホイール12は、円柱状の軸部24とこの軸部24の軸方向一端24Aに設けられた円板状のフランジ部26とから構成されている。
【0019】
前記軸部24の軸方向他端24B側の端面には、その中央部から円板状に突出した突起24Cが形成され、この突起24Cと外周との間には該突起24Cを挟んで対称に、前記軸方向と平行な一対のきのこ状のホルダピン24Dが設けられている。
【0020】
前記リールカラー14は前記軸部24と略同一軸方向長さの円筒状でその内側に前記軸部24が嵌合するようにされており、前記リールカラー14の外周面14Aには軸方向一端14Bから他端14Cまで前記軸方向と平行な溝部28が設けられている。
【0021】
又、前記リールカラーの軸方向一端14B近傍から前記他端14Cまで、前記軸方向と平行に円周方向適宜な間隔で、複数のスリット14Dが設けられている。
【0022】
前記リールカラー14の軸方向一端14Bには、この軸方向一端14Bを一体的に支持するように、円板状のエンドプレート14Eが形成されており、このエンドプレート14Eには、中心に前記突起24Cと嵌合する孔14Fと、この孔14Fを挟んで対称に前記ホルダピン24Dの頭部が貫通する一対の孔14Gと、これら一対の孔14Gを一端側とし、カバーテープの巻取り方向に他端側が位置する略円弧状で前記ホルダピン24Dの首部の直径と略同一幅の長孔14Hとが設けられ、前記リールカラー14の前記軸部24に対する回動により前記ホルダピン24Dが前記長孔14Hに係着、解放自在とされ、これにより前記リールカラー14は前記軸部24に固定、解放自在とされている。
【0023】
前記テープホルダ16は、略C字形のフランジ状で、前記エンドプレート14Eに重ねて、これに固着され、前記リールカラー14と一体で前記軸部24に着脱自在とされている。
【0024】
又、前記テープホルダ16は、そのC字の切欠部16Aが前記溝部28近傍に位置され、その外周部16Bが波形とされている。
【0025】
前記クリップ18は、線状材をコ字形に曲折した形状であって、前記溝部28に収容されるように配置されている。このクリップ18はコ字の対向する両足部18Aが前記溝部28の側壁28Aに沿うように位置し、これら両足部18Aと前記溝部28との間においてカバーテープ30の巻取り開始端30Aを挟持するようにされ、この挟持位置において、コ字の閉端である自由端18Bは前記リールカラー14の前記軸方向一端14C近傍に位置している。
【0026】
前記両足部18Aのコ字の開端である基端18C側の先端部は、互いに他の足部から離れる方向に略直角に折り曲げられて一対のピン状部18Dを形成し、これらピン状部18Dが前記エンドプレート14Eの前記溝部28近傍に設けられた突起14Iの穴に枢支され、前記クリップ18は、前記挟持位置と、前記溝部28から立上がって、前記カバーテープ巻取り開始端30を挟持しない解放位置との間において揺動自在とされている。
【0027】
前記クリップストッパ20は、略J形に曲折した一対の細長い板状体で、前記リールカラー14の前記軸方向一端14C近傍に配置され、このクリップストッパ20の先端であるJ字の曲折部20Aが前記溝部28内に落ち込み、J字の長辺部20Bにおいて前記リールカラー14により支持されている。
【0028】
前記曲折部20Aは、前記挟持位置において、前記クリップ18の先端18Bをその両側の上方から挟み込み、スナップアクションにより前記クリップ18を前記挟持位置に固定、解放可能とされている。
【0029】
次に、前記カバーテープ巻取りリール10の、前記カバーテープ巻取り開始端30Aの着脱時における作用について説明する。
【0030】
前記カバーテープ巻取りリール10にカバーテープ巻取り開始端30Aを係着するときは、前記リールカラー14と前記テープホルダ16とを一体で、前記軸部24から取り外し、前記クリップ18の自由端18Bを前記クリップストッパ20から解放した解放位置としておく。
【0031】
前記エンドプレート14Eの一対の孔14Gと、前記一対のホルダピン24Dとの位置が合致するように前記リールカラー14と前記テープホルダ16とを一体で前記軸部24に嵌合させ、前記軸部24に対してカバーテープ巻取り方向と反対方向へ回動させると、前記エンドプレート14Eは前記一対の長孔14Hにおいて前記ホルダピン24Dにより前記軸部24に係合され、これにより前記リールカラー14が前記軸部24に係合される。
【0032】
次ぎに、前記カバーテープ巻取り開始端30Aを前記リールカラー14の前記溝部28の上に、前記カバーテープ30の長手方向と前記リールカラー14の円周方向とが一致するように載置して前記クリップ18を前記溝部28に嵌め込むと、該カバーテープ巻取り開始端30Aは前記クリップ18の両足部18Aと前記溝部28との間に挟持して固定される。
【0033】
前記クリップ18の先端18Bは前記クリップストッパ20の先端20Aを押し広げてこれら先端20Aの下に入り込み、前記クリップ18は前記挟持位置に保持される。
【0034】
前記カバーテープ巻取り開始端30Aは前記クリップ18の両足部18Aと前記溝部28とに挟持されるので確実に固定され、又、前記クリップ18は前記溝部28に嵌め込まれると前記クリップストッパ20により自動的に前記挟持状態に保持されるので、粘着テープによる係着と比較して短時間で、且つ容易に係着作業を行うことができる。
【0035】
この状態で、電子部品搭載機の駆動手段(図示省略)により、電子部品の供給を開始すると前記軸部24が駆動され、該軸部24と一体で、前記リールカラー14が回転して前記カバーテープ30を巻取りながら回収する。
【0036】
前記軸部24がカバーテープの巻取り方向へ回転すると、前記ホルダピン24Dは前記エンドプレート14Eの長孔14Hの、前記孔14Gと反対側の一端に押しつけられるので、前記ホルダピン24Dと前記孔14Gとの位置が合致して前記リールカラー14が前記軸部24から外れることはない。
【0037】
前記カバーテープ巻取り開始端30Aは、前記リールカラー14に設けられた溝部28において係着されるので、前記テープホルダ16にスリットを設けて固定する場合のようにカバーテープが捩れることがなく、又、前記クリップ18は前記挟持位置において前記溝部28に収納されるので、カバーテープを前記リールカラー14にむらなく滑らかに巻き取ることができる。
【0038】
前記カバーテープ30は、テープから剥離するために必要な張力で前記リールカラー14に巻き取られ、巻取られたカバーテープ30は前記複数のスリット14Dが設けられた前記リールカラー14を緊縛するが、前記軸部24が前記リールカラー14の内側面に嵌合しているので、前記リールカラー14は円筒形状を保持している。
【0039】
前記カバーテープ30が前記テープホルダ16の外周16B近傍まで巻き取られたら、前記カバーテープ巻取りリール10から巻取られたカバーテープ30を取り外すために、作業者は前記電子部品搭載機の駆動手段を停止させて、前記カバーテープ巻取りリール10の回転を停止させると共に、前記カバーテープ巻取りリール10の近傍において前記カバーテープ30を切断する。
【0040】
前記テープホルダ16の外周部16Bを把んで前記軸部24に対してカバーテープ巻取り方向に回動させて、該テープホルダ16に固着した前記リールカラー14を回動させ、前記ホルダピン24Dと前記エンドプレート14Eの孔14Gとが合致した位置で、前記テープホルダ16とカバーテープが巻取られた前記リールカラー14とを一体で前記軸方向に引き抜いて、前記軸部24から取り外す。
【0041】
前記リールカラー14は、その内側に嵌合していた前記軸部24が抜け出すと、巻取られたカバーテープの緊縛力により、前記複数のスリット14Dの隙間を詰めるように、その円筒部が中心軸に向かって縮径し、これによりカバーテープの緊縛力が緩和される。
【0042】
巻取られたカバーテープ30の外周部を把んで前記テープホルダ16と反対側の軸方向に引張ると、緊縛力が緩和されたカバーテープ30はリング状に巻き取られた状態で、容易に前記リールカラー14から取り外される。
【0043】
前記リールカラー14を前記軸部24から取り外すことができるので、作業者にとって楽な姿勢で巻取られたカバーテープ30を取り外すことができる。
【0044】
この場合、前記クリップの自由端18Bが前記テープホルダ16の反対側に位置しているので、前記クリップ18を前記挟持位置に保持したままで前記カバーテープ巻取り開始端30Aを前記リールカラー14から取り外すことができる。
【0045】
前記リールカラー14から巻取られたカバーテープ30を取り外すとき、一方の手で前記リールカラー14を把持し、他方の手で巻取られたカバーテープ30を把持して取り外すことになるが、前記テープホルダ16の波形の外周部16Bを把持することにより、前記リールカラー14を把持する側の手が巻取られたカバーテープ30に触れることがなく、作業が容易となる。
【0046】
以後、前記リールカラー14を前記軸部24に係合した後、前記テープフィーダ側に残されたカバーテープの切断部を巻取り開始端30Aとして前記クリップ18と前記クリップストッパ20とにより前記リールカラー14に係着し、前記電子部品搭載機の駆動手段を作動させて電子部品の供給を再開する。
【0047】
なお、本実施の形態の例においては、前記クリップ18は前記挟持位置において前記溝部28に収納される構成であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記クリップ18を構成する線状材が細い場合には前記溝部28を設けることなく、前記クリップ18と前記リールカラー外周面14Aとの間において前記カバーテープ巻取り開始端30Aを挟持するようにしてもよい。
【0048】
次に、本発明の実施の形態の第2例について説明する。
【0049】
本実施の形態の例は、実施の形態の第1例に対して図4に示すような溝部40と、クリップ42とを有する構成である。他の点については、実施の形態の第1例と同じであるので説明は省略する。
【0050】
本実施の形態の第2例に係る溝部40は、図5に示すように実施の形態の第1例に係る溝部28に対して、その側壁40Aの上部が互いに他方の側壁に向かって突出した、突出部40Bを形成するアリ溝形状であることを特徴としている。
【0051】
本実施の形態の例に係るクリップ42は、図4に示すように実施の形態の第1例に係るクリップ18に対して、その自由端42Aと基端42Bとの間の位置において、両足部42Cが互いに他の足部から離れる方向に湾曲して前記挟持位置において前記突出部40Bの下へ張り出す張出部42Dを形成し、この張出部42Dがスナップアクションにより前記突出部40Bの下側で前記溝部40に係合、且つ解放自在とされたことを特徴としている。
【0052】
次に本実施の形態の第2例の作用について説明する。
【0053】
前記クリップ42を前記溝部40に嵌め込むときは、前記自由端42Aを前記溝部40の方へ押し下げると前記一対の張出部42Dが前記突出部40Bに当接しながら、線状材の弾発力に抗して互いに他方の張出部42Dの方向へ案内されて内方に撓み、前記溝部40内に収納されて、前記溝部40内において該弾発力により前記張出部42Dが前記突出部40Bの下に張り出し、前記挟持状態を保持するようにされている。
【0054】
同様に、前記クリップ42を前記挟持位置から解放するときは、前記自由端42Aを前記溝部40から離れる方向へ引き上げると、前記張出部42Dは前記突出部40Bに案内されて内方に撓み、前記挟持状態から解放されるようにされている。
【0055】
本実施の形態の第2例によれば、前記突出部40Bがクリップストッパを構成し、前記クリップ42の前記張出部42Dのスナップアクションにより前記挟持状態が保持、解放されるので、前記クリップ42を前記挟持位置に保持するために、前記溝部40近傍にクリップストッパを別途設ける必要がなく、構造が簡単で、低コストであると共に、前記リールカラー14から巻取られたカバーテープ30を取り外すときに、別途設けられるクリップストッパに引掛かることがなく取り外し作業も容易である。
【0056】
なお、本実施の形態の第2例においては、両方の前記溝部側壁40Aの上部が前記突出部40Bを形成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記突出部40Bは前記溝部側壁40Aの一方にのみ形成されるようにしてもよい。
【0057】
又、前記クリップ42は前記両足部42Cの一方にのみ前記張出部42Dが形成され、前記突出部40Bに係合、且つ解放自在であるようにしてもよい。
【0058】
次に、図6〜図8に示される本発明の実施の形態の第3例について説明する。
【0059】
本実施の形態の第3例は、実施の形態の第1例に対して図6に示すように軸50とリールカラー52の内側52Aとの間に空間部54を形成し、この空間部54に対応して前記リールカラー52に複数のスリット52Bを設けて、前記空間部54にカバーテープ30の先端が挿入、固定され得るようにしたものである。
【0060】
なお、前記クリップ18、前記クリップストッパ20及び前記溝部28は設けられていない。
【0061】
他の構成については、実施の形態の第1例と同じであるので、図1におけると同一符号を付することにより説明は省略する。
【0062】
前記軸部50は、円柱を中心軸線と平行に面取りした形状で、切欠面50Aと円筒面50Bとを有する柱状体とされている。
【0063】
前記リールカラー52は、前記軸部50に嵌合された状態で、その内側面52Aと前記切欠面50Aとの間に空間部54を形成している。
【0064】
前記複数のスリット52Bは前記リールカラー52の円筒部に設けられ、前記軸方向と略平行で円周方向適宜な間隔で設けられ、カバーテープ30が挿通可能とされ、これらスリット52Bと前記空間54とにより、前記カバーテープ30は前記リールカラー52を貫通可能とされている。
【0065】
前記カバーテープ30が前記リールカラーを貫通した状態で、前記リールカラー52を前記軸部50に対して回動させることにより、前記軸部50の円筒面50Bと、前記リールカラー52の内側面52Aとの間において、前記貫通したカバーテープ30を固定、且つ解放可能とされている。
【0066】
本実施の形態の第3例によれば、カバーテープ巻取り開始端を係着するためにクリップ等の部品を必要とせず、構造が簡単であり、前記リールカラー52を貫通した前記カバーテープの巻取り開始端30Aがカバーテープ30に巻込まれて緊縛されるので、確実な係着が得られる。
【0067】
又、前記リールカラー52を前記軸部50から取り外すと、前記カバーテープ30は固定状態から解放されると共に、前記複数のスリット52Bの隙間を詰めるように前記リールカラー52が縮径して、巻取られたカバーテープ30の緊縛力が緩和されるので、巻取られたカバーテープ30を前記リールカラー52から容易に取り外すことができる。
【0068】
なお、本実施の形態の第3例では、前記カバーテープ30が前記リールカラー52を貫通し、前記カバーテープ巻取り開始端30Aをカバーテープ30により巻込むようにされているが、前記軸部50の円筒面50Bと、前記リールカラー52の内側面52Aとの間で十分な固定が得られる場合は、前記カバーテープ30は前記リールカラー52に貫通することなく差込まれるようにして固定してもよい。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、カバーテープ巻取りリールへのカバーテープ巻取り開始端の係着が確実、且つ容易に短時間で行われると共に、カバーテープの巻取りがむらなく、滑らかに行われ、又、巻取られたカバーテープをリールカラーから容易に取り外すことができるという優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例に係るカバーテープ巻取りリールの構造を示す斜視図
【図2】同リールカラー及びテープホルダの構造を示す断面図
【図3】同リールカラー及びテープホルダの構造を示す側面図
【図4】本発明の実施の形態の第2例に係るクリップと溝部の概要を示す斜視図
【図5】本発明の実施の形態の第2例に係るクリップと溝部の概要を示す断面図
【図6】本発明の実施の形態の第3例に係るリールカラー及び軸部の概要を示す断面図
【図7】本発明の実施の形態の第3例に係るリールカラー及び軸部の概要を示す断面図
【図8】本発明の実施の形態の第3例に係るリールカラー及び軸部の概要を示す斜視図
【図9】従来のテープフィーダの概要を示す斜視図
【図10】従来のカバーテープ巻取りリールの構造の概要を示す斜視図
【図11】従来のカバーテープ巻取り開始端の係着状態の概要を示す斜視図
【符号の説明】
10…カバーテープ巻取りリール
12…ドライブホイール
14…リールカラー
14D…スリット
16…テープホルダ
18…クリップ
18A…両足部
18B…自由端
18C…基端
18D…ピン状部
20…クリップストッパ
22…カバーテープ固定手段
24…軸部
26…フランジ部
28…溝部
30…カバーテープ
30A…カバーテープ巻取り開始端
40…溝部
40A…溝部側壁
42…クリップ
42A…先端
42B…基端
42C…両足部
42D…張出部
50…軸部
50A…切欠面
50B…円筒面
52…リールカラー
52A…内側面
52B…スリット
54…空間部

Claims (2)

  1. 軸部及び前記軸部の一端側に支持されるフランジ部からなるドライブホイールと、前記軸部と略同一軸方向長さの円筒形状で内側面が前記軸部の外周面に嵌合して前記軸部に着脱自在とされるリールカラーと、前記軸部の他端側にフランジ状に配置され、前記軸部に着脱自在とされるテープホルダと、を有してなり、チップ状の電子部品を封入したテープを送り出して、該電子部品を電子部品搭載機に供給するテープフィーダに備えられ、前記テープから剥離されるカバーテープを前記リールカラーに巻き取りながら回収するカバーテープ巻取りリールにおいて、
    前記リールカラーの外周面近傍に前記カバーテープの巻取り開始端を固定、且つ解放自在である固定手段を設け
    前記固定手段はクリップとクリップストッパとから構成され、
    前記クリップは、その自由端が前記リールカラーの軸方向一端近傍に位置し、基端が前記リールカラーの軸方向他端近傍において枢支されて、前記リールカラー外周面と当接し、前記リールカラー外周面との間において、前記カバーテープ巻取り開始端を挟持する挟持位置と離間する解放位置との間で揺動自在とされ、
    前記クリップストッパは前記リールカラー外周面近傍に位置し、前記クリップを前記挟持位置に固定し、且つ、解放可能とし、
    更に前記リールカラー外周面に前記挟持位置にあるクリップを収納可能である溝部を設け、この溝部と前記クリップとの間において、前記カバーテープ巻取り開始端を挟持可能としたことを特徴とするカバーテープ巻取りリール。
  2. 請求項1において、前記リールカラーはその軸方向外端において前記テープホルダに支持され、前記テープホルダと前記リールカラーとを一体で、前記軸部に着脱自在としたことを特徴とするカバーテープ巻取りリール。
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