JP2564051Y2 - 巻取軸に巻き取られる撓性体の取付構造 - Google Patents
巻取軸に巻き取られる撓性体の取付構造Info
- Publication number
- JP2564051Y2 JP2564051Y2 JP6922292U JP6922292U JP2564051Y2 JP 2564051 Y2 JP2564051 Y2 JP 2564051Y2 JP 6922292 U JP6922292 U JP 6922292U JP 6922292 U JP6922292 U JP 6922292U JP 2564051 Y2 JP2564051 Y2 JP 2564051Y2
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- Japan
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- winding
- winding shaft
- shaft
- flexible body
- spool
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ベルトやワイヤを巻き
取ったり、巻き出したりすることにより、物を吊り下げ
たり、引っ張り上げる際に、ベルトやワイヤの巻取始端
部を正逆回転される巻取軸に取り付ける撓性体の取付構
造に関する。
取ったり、巻き出したりすることにより、物を吊り下げ
たり、引っ張り上げる際に、ベルトやワイヤの巻取始端
部を正逆回転される巻取軸に取り付ける撓性体の取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばベルトを巻取軸に取り付ける場
合、図4に示すように、巻取軸30及びスプール31を
キー32により固定し、そのスプール31の周面にベル
ト33の始端部34を直接鋲打ちやねじ止めにより固定
している。したがって、巻取軸30を巻取方向に回転さ
せれば、ベルト33がスプール31に巻き取られて、逆
に巻出方向に回転させればベルト33がスプール31か
ら巻き出されるので、巻取軸を正逆方向に回転すること
によりベルト33で吊り下げた物を上下に昇降させるこ
とかできる。
合、図4に示すように、巻取軸30及びスプール31を
キー32により固定し、そのスプール31の周面にベル
ト33の始端部34を直接鋲打ちやねじ止めにより固定
している。したがって、巻取軸30を巻取方向に回転さ
せれば、ベルト33がスプール31に巻き取られて、逆
に巻出方向に回転させればベルト33がスプール31か
ら巻き出されるので、巻取軸を正逆方向に回転すること
によりベルト33で吊り下げた物を上下に昇降させるこ
とかできる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、巻取軸
30に固定したスプール31にベルト33を固定する場
合に、その巻取始端部34を鋲打ちやねじ止めにより固
定しているのでその部分に穴が開き、長期間使用してい
るうちにベルト33が破れてスプール31から外れ易く
なるという問題があった。また、従来はベルト33の巻
取始端部34がスプール31に固定されて、スプール3
1にベルト33の張力が作用するので、スプール31が
巻取軸30上で空転しないように巻取軸30にキー32
を形成しなければならないので、その加工が非常に面倒
であった。そこで本考案は、巻取軸に面倒な加工を必要
とせず極めて簡単な構造で巻取軸にスプールを形成する
ことかでき、また、鋲やねじを使用することなく巻取始
端部を巻取軸に確実に固定することができるようにする
ことを技術的課題としている。
30に固定したスプール31にベルト33を固定する場
合に、その巻取始端部34を鋲打ちやねじ止めにより固
定しているのでその部分に穴が開き、長期間使用してい
るうちにベルト33が破れてスプール31から外れ易く
なるという問題があった。また、従来はベルト33の巻
取始端部34がスプール31に固定されて、スプール3
1にベルト33の張力が作用するので、スプール31が
巻取軸30上で空転しないように巻取軸30にキー32
を形成しなければならないので、その加工が非常に面倒
であった。そこで本考案は、巻取軸に面倒な加工を必要
とせず極めて簡単な構造で巻取軸にスプールを形成する
ことかでき、また、鋲やねじを使用することなく巻取始
端部を巻取軸に確実に固定することができるようにする
ことを技術的課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本考案は、ベルト, ワイヤ等の撓性体の巻き取り,
巻き出しを行う巻取軸に前記撓性体の巻取始端部を取り
付ける撓性体の取付構造において、前記巻取軸に外嵌さ
れる軸穴が形成されたスプールと、撓性体の巻取始端部
に形成されたループに挿通されて当該始端部を前記スプ
ールの上から巻取軸に固定する固定ピンとからなり、前
記固定ピンはピンロッドの両端側に鉤型の折曲部が形成
され、巻取軸には固定ピンの折曲部を挿し込む透孔が軸
方向に沿って所定間隔で形成され、スプールの軸穴に
は、当該スプールを巻取軸)の透孔の間に位置させた状
態で、撓性体のループに挿通される固定ピンを巻取軸と
平行に挿し込ませるすり割りが当該軸穴から外方に向か
って形成されると共に、当該すり割りに挿し込まれた固
定ピンの折曲部を巻取軸の透孔に挿し込んだ状態で、ス
プールを撓性体の巻取方向に回動させたときに、巻取軸
から突出している固定ピンのピンロッドと係合される切
欠部が軸穴の周方向に沿って前記すり割りよりも撓性体
の巻出側に形成されたことを特徴とする。
に、本考案は、ベルト, ワイヤ等の撓性体の巻き取り,
巻き出しを行う巻取軸に前記撓性体の巻取始端部を取り
付ける撓性体の取付構造において、前記巻取軸に外嵌さ
れる軸穴が形成されたスプールと、撓性体の巻取始端部
に形成されたループに挿通されて当該始端部を前記スプ
ールの上から巻取軸に固定する固定ピンとからなり、前
記固定ピンはピンロッドの両端側に鉤型の折曲部が形成
され、巻取軸には固定ピンの折曲部を挿し込む透孔が軸
方向に沿って所定間隔で形成され、スプールの軸穴に
は、当該スプールを巻取軸)の透孔の間に位置させた状
態で、撓性体のループに挿通される固定ピンを巻取軸と
平行に挿し込ませるすり割りが当該軸穴から外方に向か
って形成されると共に、当該すり割りに挿し込まれた固
定ピンの折曲部を巻取軸の透孔に挿し込んだ状態で、ス
プールを撓性体の巻取方向に回動させたときに、巻取軸
から突出している固定ピンのピンロッドと係合される切
欠部が軸穴の周方向に沿って前記すり割りよりも撓性体
の巻出側に形成されたことを特徴とする。
【0005】
【作用】本考案によれば、スプールの軸穴に固定ピンを
挿通するすり割りが形成されているので、すり割りを貫
通する位置に撓性体のループを垂らして、固定ピンを巻
取軸と平行に挿し込めば、固定ピンが撓性体のループ内
に挿通される。次いで、その折曲部を巻取軸の透孔に挿
し込めば、撓性体の巻取始端部がスプールの上から巻取
軸に取り付けられる。この状態でスプールを巻取方向に
回転させると、スプールの軸穴に形成された切欠部が固
定ピンに係合され、固定ピンが巻取軸に簡単且つ確実に
固定される。
挿通するすり割りが形成されているので、すり割りを貫
通する位置に撓性体のループを垂らして、固定ピンを巻
取軸と平行に挿し込めば、固定ピンが撓性体のループ内
に挿通される。次いで、その折曲部を巻取軸の透孔に挿
し込めば、撓性体の巻取始端部がスプールの上から巻取
軸に取り付けられる。この状態でスプールを巻取方向に
回転させると、スプールの軸穴に形成された切欠部が固
定ピンに係合され、固定ピンが巻取軸に簡単且つ確実に
固定される。
【0006】また、固定ピンを使用することにより撓性
体にキズを付けることなくその巻取始端部を巻取軸に取
り付けることができるので、長期間使用しても始端部が
破れにくく耐久性にすぐれている。さらに、巻取軸には
固定ピンを挿入する透孔を穿設するだけでよく、ドリル
があれば現場でも簡単に加工することができ、巻取軸に
面倒な加工を施す必要は一切なく、例えば一般のパイプ
材をそのまま巻取軸として使用することもできる。
体にキズを付けることなくその巻取始端部を巻取軸に取
り付けることができるので、長期間使用しても始端部が
破れにくく耐久性にすぐれている。さらに、巻取軸には
固定ピンを挿入する透孔を穿設するだけでよく、ドリル
があれば現場でも簡単に加工することができ、巻取軸に
面倒な加工を施す必要は一切なく、例えば一般のパイプ
材をそのまま巻取軸として使用することもできる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は本考案に係る撓性体の取付構
造を示す斜視図、図2はその断面図、図3は他の実施例
を示す斜視図である。
具体的に説明する。図1は本考案に係る撓性体の取付構
造を示す斜視図、図2はその断面図、図3は他の実施例
を示す斜視図である。
【0008】図中1は、例えば床下収納庫のバケット
(図示せず)を昇降可能に吊り下げるベルト(撓性体)
2の巻き取り,巻き出しを行う巻取軸であって、当該巻
取軸1に外装される軸穴4が形成されたスプール3と、
ベルト2の巻取始端部に形成されたループ2aに挿通さ
れて当該始端部をスプール3の上から巻取軸1に固定す
る固定ピン5を備えている。固定ピン5は、ピンロッド
5aの両端側に鉤型の折曲部5bが形成されて成り、ピ
ンロッド5aをベルト2のループ2aに挿通した状態
で、前記折曲部5bを巻取軸1の軸方向に沿って所定間
隔で形成された透孔6に挿し込めるように形成されてい
る。
(図示せず)を昇降可能に吊り下げるベルト(撓性体)
2の巻き取り,巻き出しを行う巻取軸であって、当該巻
取軸1に外装される軸穴4が形成されたスプール3と、
ベルト2の巻取始端部に形成されたループ2aに挿通さ
れて当該始端部をスプール3の上から巻取軸1に固定す
る固定ピン5を備えている。固定ピン5は、ピンロッド
5aの両端側に鉤型の折曲部5bが形成されて成り、ピ
ンロッド5aをベルト2のループ2aに挿通した状態
で、前記折曲部5bを巻取軸1の軸方向に沿って所定間
隔で形成された透孔6に挿し込めるように形成されてい
る。
【0009】また、スプール3の軸穴4には、当該スプ
ール3を巻取軸1の透孔6,6の間に位置させた状態
で、ベルト2のループ2aに挿通される固定ピン5を巻
取軸1と平行に挿し込ませるすり割り7が当該軸穴4か
ら外方に向かって形成されている。また、前記すり割り
7に挿し込まれた固定ピン5の折曲部5bを巻取軸1の
透孔6に挿し込んだ状態で、スプール3を矢印Fで示す
ベルト2の巻取方向に回動させたときに、巻取軸1から
突出している固定ピン5のピンロッド5aと係合される
切欠部8が軸穴4の周方向に沿って前記すり割り7より
もベルト2の巻出側に形成されている。
ール3を巻取軸1の透孔6,6の間に位置させた状態
で、ベルト2のループ2aに挿通される固定ピン5を巻
取軸1と平行に挿し込ませるすり割り7が当該軸穴4か
ら外方に向かって形成されている。また、前記すり割り
7に挿し込まれた固定ピン5の折曲部5bを巻取軸1の
透孔6に挿し込んだ状態で、スプール3を矢印Fで示す
ベルト2の巻取方向に回動させたときに、巻取軸1から
突出している固定ピン5のピンロッド5aと係合される
切欠部8が軸穴4の周方向に沿って前記すり割り7より
もベルト2の巻出側に形成されている。
【0010】したがって、撓性体2のループ2aをスプ
ール3内に垂らした状態で、一方のすり割り7から固定
ピン5を挿し込めば、当該固定ピン5のピンロッド5a
がループ2a内に挿通され、この固定ピンの折曲部5b
を巻取軸1の透孔6に挿し込んで、スプール3を巻取側
に回転させると、固定ピン5が前記切欠部8に係合され
てベルト2の巻取始端部がスプール3の上から巻取軸1
に固定される。る。
ール3内に垂らした状態で、一方のすり割り7から固定
ピン5を挿し込めば、当該固定ピン5のピンロッド5a
がループ2a内に挿通され、この固定ピンの折曲部5b
を巻取軸1の透孔6に挿し込んで、スプール3を巻取側
に回転させると、固定ピン5が前記切欠部8に係合され
てベルト2の巻取始端部がスプール3の上から巻取軸1
に固定される。る。
【0011】なお、スプール3に巻き取ったベルト2に
段差ができないように、当該スプール3の巻胴3aは、
固定ピン5の直径に等しい肉厚に形成されると共に、す
り割り7及び切欠部8の部分に固定ピン5を埋め込む隙
間9が形成されている。また、ループ2aを形成する際
にベルト2が折り返して重ねられた部分2bで段差を生
じないようにそれに対応する位置にベルト2の厚さ分の
段差10が形成されている。
段差ができないように、当該スプール3の巻胴3aは、
固定ピン5の直径に等しい肉厚に形成されると共に、す
り割り7及び切欠部8の部分に固定ピン5を埋め込む隙
間9が形成されている。また、ループ2aを形成する際
にベルト2が折り返して重ねられた部分2bで段差を生
じないようにそれに対応する位置にベルト2の厚さ分の
段差10が形成されている。
【0012】以上が本考案の一例構成であって、次にそ
の作用について説明する。まず、ベルト2の巻取始端部
を巻取軸1に取り付ける場合は、図1に示すように、ス
プール3の矢印F方向をベルト2の巻取方向に合わせ
て、巻取軸1に形成された透孔6の間にスプール3をセ
ットし、ベルト2のループ2aをスプール3内のすり割
り7の間に垂らし、折曲部5bを外側に向けた状態で固
定ピン5をループ2aに通しながら反対側のすり割り7
まで挿し込む。
の作用について説明する。まず、ベルト2の巻取始端部
を巻取軸1に取り付ける場合は、図1に示すように、ス
プール3の矢印F方向をベルト2の巻取方向に合わせ
て、巻取軸1に形成された透孔6の間にスプール3をセ
ットし、ベルト2のループ2aをスプール3内のすり割
り7の間に垂らし、折曲部5bを外側に向けた状態で固
定ピン5をループ2aに通しながら反対側のすり割り7
まで挿し込む。
【0013】次いで、ループ2aに挿通した固定ピン5
をすり割り7の長手方向に沿って外側にずらし、折曲部
5bを内側に向けて巻取軸1の透孔6に挿し込むと、ピ
ンロッド5aがスプール3の巻胴3aの隙間9内に入
る。この状態で、スプール3を矢印Fの巻取方向に回転
させると、巻取軸1から突出されているピンロッド5a
の部分が切欠部8に係合されて、固定ピン5は巻取軸1
に固定される。
をすり割り7の長手方向に沿って外側にずらし、折曲部
5bを内側に向けて巻取軸1の透孔6に挿し込むと、ピ
ンロッド5aがスプール3の巻胴3aの隙間9内に入
る。この状態で、スプール3を矢印Fの巻取方向に回転
させると、巻取軸1から突出されているピンロッド5a
の部分が切欠部8に係合されて、固定ピン5は巻取軸1
に固定される。
【0014】そして、巻取軸1を矢印F方向に回転させ
ればベルト2が巻取軸1に巻き取られ、ベルト2の張力
は反矢印F方向に作用するので、固定ピン5がスプール
3の切欠部8から外れることは考えられず、したがって
固定ピン5が抜ける心配もない。なお、実施例の説明で
は、ベルト1の固定端2を巻取軸4に取り付ける場合に
ついて説明したが、本考案はこれに限らず、ワイヤ,
紐,糸などの撓性体であれば、任意のものに適用するこ
とができる。
ればベルト2が巻取軸1に巻き取られ、ベルト2の張力
は反矢印F方向に作用するので、固定ピン5がスプール
3の切欠部8から外れることは考えられず、したがって
固定ピン5が抜ける心配もない。なお、実施例の説明で
は、ベルト1の固定端2を巻取軸4に取り付ける場合に
ついて説明したが、本考案はこれに限らず、ワイヤ,
紐,糸などの撓性体であれば、任意のものに適用するこ
とができる。
【0015】図3は他の実施例を示す斜視図であって、
本例では、巻取軸1に装着された固定ピン5の両端位置
に、円板状のフランジ21が直接ビス止めされるように
形成されている。フランジ21は、中央に巻取軸1を挿
通する軸穴22が形成されると共に、その軸穴22に
は、前記固定ピン5を巻取軸1に挿着した状態でその両
端側から当該フランジ21を巻取軸1に取り付けたとき
に、巻取軸1から突出した固定ピン5のピンロット5a
に係合される切欠部23が形成されている。なお、24
は、ベルト2を巻き取ったときに固定ピン5のピンロッ
ド5aが突出せずにきれいな円形に巻き取るための円周
ガイドであって、弾力製のある合成樹脂で円弧状に形成
され、その肉厚が固定ピン5の直径に略等しく選定され
ている。
本例では、巻取軸1に装着された固定ピン5の両端位置
に、円板状のフランジ21が直接ビス止めされるように
形成されている。フランジ21は、中央に巻取軸1を挿
通する軸穴22が形成されると共に、その軸穴22に
は、前記固定ピン5を巻取軸1に挿着した状態でその両
端側から当該フランジ21を巻取軸1に取り付けたとき
に、巻取軸1から突出した固定ピン5のピンロット5a
に係合される切欠部23が形成されている。なお、24
は、ベルト2を巻き取ったときに固定ピン5のピンロッ
ド5aが突出せずにきれいな円形に巻き取るための円周
ガイドであって、弾力製のある合成樹脂で円弧状に形成
され、その肉厚が固定ピン5の直径に略等しく選定され
ている。
【0016】したがって、ベルト2を巻取軸1に取り付
ける場合は、まずループ2aに固定ピン5を挿通してそ
の折曲部5bを巻取軸1に穿設された透孔6に挿し込
む。次いで、フランジ21を巻取軸1の両側から入れ
て、切欠部23をピンロッド5aに係合させて巻取軸1
にビス止めした後、巻取軸1に円周ガイド24を装着す
る。そして、巻取軸1を巻き取り方向に回転させれば、
ベルト2は円周ガイド24にきれいに巻き取られて行
く。
ける場合は、まずループ2aに固定ピン5を挿通してそ
の折曲部5bを巻取軸1に穿設された透孔6に挿し込
む。次いで、フランジ21を巻取軸1の両側から入れ
て、切欠部23をピンロッド5aに係合させて巻取軸1
にビス止めした後、巻取軸1に円周ガイド24を装着す
る。そして、巻取軸1を巻き取り方向に回転させれば、
ベルト2は円周ガイド24にきれいに巻き取られて行
く。
【0017】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、固
定ピンを撓性体のループに挿通された固定ピンを巻取軸
に挿着することにより、撓性体を巻取軸に固定するよう
にしているので、撓性体に傷を付けることなくその巻取
始端部を簡単且つ確実に挿着することができるという非
常に優れた効果を有する。また、巻取軸には固定ピンを
挿入する透孔を穿設するだけでよく、ドリルがあれば現
場でも簡単に加工することができ、巻取軸に面倒な加工
を施す必要は一切なく、例えば一般のパイプ材をそのま
ま巻取軸として使用することもできるので、コストを著
しく低減することができるという効果も有する。
定ピンを撓性体のループに挿通された固定ピンを巻取軸
に挿着することにより、撓性体を巻取軸に固定するよう
にしているので、撓性体に傷を付けることなくその巻取
始端部を簡単且つ確実に挿着することができるという非
常に優れた効果を有する。また、巻取軸には固定ピンを
挿入する透孔を穿設するだけでよく、ドリルがあれば現
場でも簡単に加工することができ、巻取軸に面倒な加工
を施す必要は一切なく、例えば一般のパイプ材をそのま
ま巻取軸として使用することもできるので、コストを著
しく低減することができるという効果も有する。
【図1】 本考案に係る撓性体の取付構造を示す斜視
図。
図。
【図2】 その断面図。
【図3】 他の実施例を示す斜視図である。
【図4】 従来の取付構造を示す断面図。
1・・・巻取軸 2・・・ベルト(撓性体) 2a・・ループ 3・・・スプール 4・・・軸穴 5・・・固定ピン 5a・・ピンロッド 5b・・折曲部 6・・・透孔 7・・・すり割り 8・・・切欠部 21・・・フランジ 22・・・軸穴 23・・・切欠部
Claims (2)
- 【請求項1】 ベルト, ワイヤ等の撓性体(2)の巻き
取り,巻き出しを行う巻取軸(1)に前記撓性体(2)
の巻取始端部を取り付ける撓性体の取付構造において、
前記巻取軸(1)に外嵌される軸穴(4)が形成された
スプール(3)と、撓性体(2)の巻取始端部に形成さ
れたループ(2a)に挿通されて当該始端部を前記スプ
ール(3)の上から巻取軸(1)に固定する固定ピン
(5)とからなり、前記固定ピン(5)はピンロッド
(5a)の両端側に鉤型の折曲部(5b)が形成され、
巻取軸(1)には固定ピン(5)の折曲部(5b)を挿
し込む透孔(6)が軸方向に沿って所定間隔で形成さ
れ、スプール(3)の軸穴(4)には、当該スプール
(3)を巻取軸(1)の透孔(6,6)の間に位置させ
た状態で、撓性体(2)のループ(2a)に挿通される
固定ピン(5)を巻取軸(1)と平行に挿し込ませるす
り割り(7)が当該軸穴(4)から外方に向かって形成
されると共に、当該すり割り(7)に挿し込まれた固定
ピン(5)の折曲部(5b)を巻取軸(1)の透孔
(6)に挿し込んだ状態で、スプール(3)を撓性体
(2)の巻取方向に回動させたときに、巻取軸(1)か
ら突出している固定ピン(5)のピンロッド(5a)と
係合される切欠部(8)が軸穴(4)の周方向に沿って
前記すり割り(7)よりも撓性体(2)の巻出側に形成
されたことを特徴とする巻取軸に巻き取られる撓性体の
取付構造。 - 【請求項2】 ベルト, ワイヤ等の撓性体(2)の巻き
取り,巻き出しを行う巻取軸(1)に前記撓性体(2)
の巻取始端部を取り付ける撓性体の取付構造において、
撓性体(2)の巻取始端部に形成されたループ(2a)
に挿通されて当該始端部を前記巻取軸(1)に固定する
固定ピン(5)と、前記巻取軸(1)に外装される軸穴
(22)が形成されたフランジ(21)とから成り、前
記固定ピン(5)はピンロッド(5a)の両端に鉤型の
折曲部(5b)が形成され、巻取軸(1)には固定ピン
(5)の折曲部(5b)を挿し込む透孔(6)が軸方向
に沿って所定間隔で形成され、フランジ(21)の軸穴
(22)には、前記固定ピン(5)を巻取軸(1)に挿
着した状態でその両端側から当該フランジ(21)を巻
取軸(1)に取り付けたときに、巻取軸(1)から突出
している固定ピン(5)のピンロッド(5a)と係合さ
れる切欠部(23)が形成されていることを特徴とする
巻取軸に巻き取られる撓性体の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6922292U JP2564051Y2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 巻取軸に巻き取られる撓性体の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6922292U JP2564051Y2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 巻取軸に巻き取られる撓性体の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633894U JPH0633894U (ja) | 1994-05-06 |
JP2564051Y2 true JP2564051Y2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=13396487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6922292U Expired - Lifetime JP2564051Y2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 巻取軸に巻き取られる撓性体の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564051Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4663306B2 (ja) * | 2004-12-07 | 2011-04-06 | 三菱電機株式会社 | ワイヤーロープ繰り出し制動装置 |
CN103449324A (zh) * | 2012-12-07 | 2013-12-18 | 中国石油大学(华东) | 一种新型皮带与滚筒的连接结构 |
CN106315440A (zh) * | 2015-07-11 | 2017-01-11 | 云南名家智能设备股份有限公司 | 钢带式提升卷筒 |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP6922292U patent/JP2564051Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0633894U (ja) | 1994-05-06 |
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