JPS5848434Y2 - 二重掛けワイヤ駆動機構におけるワイヤ折り曲げ端を掛止するためのワイヤガイド - Google Patents

二重掛けワイヤ駆動機構におけるワイヤ折り曲げ端を掛止するためのワイヤガイド

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Publication number
JPS5848434Y2
JPS5848434Y2 JP9508179U JP9508179U JPS5848434Y2 JP S5848434 Y2 JPS5848434 Y2 JP S5848434Y2 JP 9508179 U JP9508179 U JP 9508179U JP 9508179 U JP9508179 U JP 9508179U JP S5848434 Y2 JPS5848434 Y2 JP S5848434Y2
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JP
Japan
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wire
guide
bent end
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double
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Expired
Application number
JP9508179U
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JPS5614240U (ja
Inventor
節夫 矢島
Original Assignee
株式会社リコー
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、印字装置の印字ユニットのキャリッジ送り
機構等に使用される二重掛はワイヤ駆動機構におけるワ
イヤ折り曲げ端を掛止するためのワイヤガイドに関する
印字装置の印字ユニットを担持するキャリッジの送り機
構などのような、高速に、かつ、停止位置に正確に部品
を送るための運動伝達機構としては、ワイヤロープとプ
ーリーとを使用したワイヤ駆動方式が、機構が簡単なこ
と、慣性力が少いこと、耐久性と信頼性がすぐれている
ことなど多くの長所を有しているところから、広く採用
されている。
印字装置の印字ユニットのキャリッジ送り機構の1例を
示せば、第1図の如く、駆動モータ1の出力軸上に固定
された駆動プーリー2に、ワイヤロープ3,4が固定さ
れており、該ワイヤロープ3,4は機枠に取付けられた
プーリー5,6又は10.11を経由して、その末端は
案内棒13に沿って走行するキャリッジ8に取付けられ
ており、駆動モータ1を回転することにより、ワイヤロ
ープ3,4の一方を巻き取り、他方を巻き出して、キャ
リッジ8を駆動する。
この場合、駆動ワイヤ3,4が1本の場合は、強度の関
係からワイヤロープの直径が大きくなり、駆動プーリー
2及びアイドラプーリー5.6,10.11の径を大き
くしなければならないので、第1図に示すように、ワイ
ヤロープ3,4は、それぞれ1本のワイヤを中央でU字
形に折り曲げて、折り曲げた方の端をキャリッジ8に設
けたプーリー9,12に掛止して取付けている。
さらに、ワイヤロープにか\る力を2分の1にして、ワ
イヤロープ及びプーリーの直径を減少させる手段として
、滑車の原理にもとずいて、第2図に示すように、二重
掛はワイヤロープ3,4を、キャリッジ8に固定したブ
ーIJ−9,12を介して反対方向に導き、U字型に折
り曲げた端を、機枠に固定したプーリー17.18に掛
止して固定する方法も採用されている。
以上説明した例のように、ワイヤロープを二重掛けにす
る場合は、二本のワイヤロープに均等な張力が掛かるよ
うにしなければならないので、ワイヤの折り曲げ端の掛
止装置としては、前述のようにプーリーを採用して、こ
れにワイヤの折曲げ端部を巻回して掛止し、この部分で
連続する平行するワイヤの張力に不均衡が生じた場合に
ワイヤが円滑に移動して不均衡を取除くようにしている
しかし、上記の張力の不均衡は主として、ワイヤの取付
時や経年使用によって起るもので、キャリッジの駆動停
止のたびにこの部分でワイヤがプーリーのまわりを周動
するものではないから、折り曲げ端の掛止装置は、必ら
ずしもプーリーやローラーのような軸の周りを回動しう
るものである必要はなく、適当な曲率を有し、ワイヤが
それに沿って円滑に摺動できるガイドであってもよい。
ところが、ワイヤ駆動装置に使用するワイヤはその目的
上、ステンレス線等を芯線に用いた鋼線ワイヤロープが
使用されるため、剛性が高く、二重掛はワイヤ駆動の場
合、折り曲げ端をU字形にしてプーリーやワイヤガイド
に−たん引掛けても、手を離して力をゆるめるとワイヤ
の弾力で拡がってすぐ外れてしまい、従来、このワイヤ
掛止作業には非常に苦労してきたものである。
その解決策として、従来実施されている方法を挙げれば
、第3図に示すようにU字形に折り曲げた端部に、はず
れ防止用リング20を装着して拡がるのを防止し、プー
リー19に押えつける方法があるが、この方法はワイヤ
の外被を損傷し易く、ワイヤの寿命が短くなる欠点があ
った。
又、第4図に示す如く、ワイヤの折り曲げ端を掛止する
プーリー19の近傍に別途はずれ防止用プーリー21を
添設して、ワイヤが拡がろうとするのを押えるようにし
た装置がある。
この方法はワイヤの装着性があまりよくなく、また、プ
ーリーやその軸の数が増加して印字部の重量が増加し、
性能低下につながると言う欠点があった。
この考案は、従来の二重掛はワイヤ駆動機構における折
り曲げ端の掛止装置の、以上述べた問題点を解決したワ
イヤガイドを提供して、ワイヤ装着作業を容易にし、作
業能率の向上をはかるとともに、掛止部の性能ならびに
ワイヤの耐久性の向上に寄与することを目的とする。
この考案を実施例を示す図面にもとすいて説明すれば、
第5図に示す如く、ワイヤガイドはワイヤガイド本体A
と、ふたBから成り、ワイヤ23の折り曲げ端をワイヤ
ガイド本体に装着し、ふたBを本体Aに固定した後、本
体A1ふたBを一体に貫通して設けられた取付孔を、キ
ャリッジ又は機枠に固定されたポスト22に外嵌して取
付けるようになっている。
以下、その構造を詳細に説明すれば、ワイヤガイド本体
Aは、底板31と、円筒形のガイドポスト32及び外壁
33を備えている。
ガイドポスト32の外径は二重掛は駆動ワイヤの折り曲
げ端を掛止し、これに沿ってワイヤが円滑に摺動するの
に適した寸法とし、内径はふたBに設けた円筒形突起の
外径が静合する寸法となっている。
外壁33は底板31の周辺部にワイヤ23を通す箇所を
除いて設けられており、上記の底板31、ガイドポスト
32、外壁33により囲まれてワイヤ23が緩やかに収
まるワイヤ溝34が形成されている。
さらに、外壁33には、ふた固定用ピン孔35が穿設さ
れている。
一方、ふたBは、ワイヤガイド本体Aに適合した形状の
平らなふた板41と、その中心線上に円筒形突起42、
両側に固定用ピン43を備え、該円筒形突起42及び固
定用ピン43は、それぞれワイヤガイド本体Aの対応す
る孔に照合する位置に配置され、嵌入して圧着できる外
径を有する。
円筒形突起の内径は、キャリッジ又は機枠に設けたワイ
ヤガイド取付ポスト22に遊合できる寸法となっている
このワイヤガイドは以上のように構成されているので、
ふたBを取外した状態で、二重掛はワイヤ23の折り曲
げ端部をガイドポスト32に巻回して、ワイヤ溝34に
嵌装し、しかる後にふたBの諸突起を本体Aの対応する
孔に合わせて挿入し圧着すれば、ワイヤガイドは一体と
なり、ふたの円筒形突起42の貫通孔を取付ポスト22
に外嵌することにより、駆動ワイヤの折り曲げ端の掛止
は完了する。
ポスト22は第5図に示すように、ワイヤガイドの嵌合
する部分の直径を頭部の直径より若干小さくして段を着
けておけば、ワイヤガイドが抜は出ることを防止するこ
とができる。
抜は止め手段としては、これ以外のE IJソングナツ
ト等、従来広く使用されているものを使うことも勿論可
能である。
この実施例では、ワイヤガイドのガイドポストを円筒形
としたが、ワイヤの摺動部に適当な曲率を持たせたもの
であれば卵形でも半円形等でもよい。
また、ワイヤ溝34の形状は第5図では入口部が若干絞
られたg形となっているが、駆動装置の設計上の理由等
で、ワイヤをさらに円滑に移動させる必要があれば、固
定用ピン孔35の配置を変えて、ワイヤ溝の形をU型に
し、さらに要すれば、ガイドポスト32に例えばフロン
樹脂等の摩擦係数の小さい材料で作ったスリーブを被せ
ることも可能である。
また、上記実施例では、ワイヤガイド本体AとふたBを
正しい関係位置を保持して固定する手段として、ふたB
に円筒形突起と固定用ピンを設け、本体Aの対応する孔
に挿入、圧着して固定する手段を示したが、例えば電気
コードのコネクタ等のように、本体とふたの合せ目に段
違いを設けて位置を合わせ、ビスとナツトで固定する等
、従来使用されている適宜の方法を使用することが可能
である。
本考案によるワイヤガイドを、印字装置の印字へラドキ
ャリッジ送り機構における二重掛は駆動ワイヤ端部に使
用した場合の図を第6図に示す。
以上説明したように、二重掛はワイヤ駆動機構のワイヤ
折り曲げ端部の掛正にこの考案を使用することにより、
ワイヤの装着が極めて容易になり作業能率が向上するば
かりでなく、本考案のワイヤガイドは合成樹脂等で製作
するのに適しているので、ワイヤの外被を損傷すること
が無く、ワイヤの寿命が長くなり、また重量も軽く出来
るので、例えば第4図に示した従来の装置を使用した場
合等に比較して、印字部の軽量化がはかられるため、印
字性能の向上にも貢献する等、顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来のキャリッジ送り機構の例を示
す図、第3図及び第4図は従来のワイヤ端部処理手段を
示す図、第5図は本考案の実施例の斜視図、第6図は本
考案によるワイヤガイドを印字装置の印字・\ラドキャ
リッジ送り機構に使用した場合の斜視図である。 A・・・・・・ワイヤガイド本体、31・・・・・・底
板、32・・・・・・ガイドポスト、33・・・・・・
外壁、34・・・・・・ワイヤ溝、35・・・・・・固
定用ピン孔、B・・・・・・ふた、41・・・・・・ふ
た板、42・・・・・・円筒形突起、43・・・・・・
固定用ピン、22・・・・・・取付ポスト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底板と、該底板の中央付近に立設した適当な曲率を有す
    るガイドポストと、底板の周辺部にワイヤ貫通箇所を除
    いて周設した外壁と、これらによって形成されたワイヤ
    溝とを有するワイヤガイド本体、及び該本体に適合し、
    正しい関係位置にて上記本体に固定されるふたを備えて
    いることを特徴とする二重掛はワイヤ駆動機構における
    ワイヤ折り曲げ端を掛止するためのワイヤガイド。
JP9508179U 1979-07-12 1979-07-12 二重掛けワイヤ駆動機構におけるワイヤ折り曲げ端を掛止するためのワイヤガイド Expired JPS5848434Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9508179U JPS5848434Y2 (ja) 1979-07-12 1979-07-12 二重掛けワイヤ駆動機構におけるワイヤ折り曲げ端を掛止するためのワイヤガイド

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JP9508179U JPS5848434Y2 (ja) 1979-07-12 1979-07-12 二重掛けワイヤ駆動機構におけるワイヤ折り曲げ端を掛止するためのワイヤガイド

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Publication Number Publication Date
JPS5614240U JPS5614240U (ja) 1981-02-06
JPS5848434Y2 true JPS5848434Y2 (ja) 1983-11-05

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JP9508179U Expired JPS5848434Y2 (ja) 1979-07-12 1979-07-12 二重掛けワイヤ駆動機構におけるワイヤ折り曲げ端を掛止するためのワイヤガイド

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