JPH0624639Y2 - ワイヤーハーネスのプロテクタ - Google Patents

ワイヤーハーネスのプロテクタ

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Publication number
JPH0624639Y2
JPH0624639Y2 JP16737188U JP16737188U JPH0624639Y2 JP H0624639 Y2 JPH0624639 Y2 JP H0624639Y2 JP 16737188 U JP16737188 U JP 16737188U JP 16737188 U JP16737188 U JP 16737188U JP H0624639 Y2 JPH0624639 Y2 JP H0624639Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
protector
winding member
work
winding
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP16737188U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0287197U (ja
Inventor
祥正 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daiwa Kasei Industry Co Ltd filed Critical Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば自動車の電気配線に使用されるワイ
ヤーハーネスを保護するためのプロテクタに関するもの
である。
(従来の技術) 従来、この種のプロテクタは樋状に形成された本体にワ
イヤーハーネスを通し、さらにテープ等を巻き付けてこ
れに固定しようとするものであった。
(考案が解決しようとする課題) ワイヤーハーネスと他の電気機器との接続作業を行う場
合には、作業の便宜を考慮すればワイヤーハーネスには
長さにゆとりを持たせておく必要がある。このような作
業代が設定されているがために、従来ではワイヤーハー
ネスが弛んだままの状態で接続されることになってい
た。
こうした弛みは異音の発生や、周辺の部材との干渉を招
き、これが特に鋭利なエッジ部を有するものとの干渉で
あれば被覆が破れる原因ともなるものであった。
しかし、従来のプロテクタはワイヤーハーネスの保護機
能・固定機能を有するに止どまり、こうした弛みを吸収
する機能は持ち合わせないものであったため、従来より
この点の解決が望まれていた。
本考案はこうした点に鑑み、配線作業完了後のワイヤー
ハーネスの弛みをなくし、周辺部材との干渉を回避でき
るプロテクタを提供することを目的とする。
(課題解決のための手段) 上記の目的を達成するために、本考案はワイヤーハーネ
スを挿通するプロテクタ本体と、このプロテクタ本体内
において同本体の底面に沿って回動可能に組み込まれそ
の表面には前記ワイヤーハーネスに対する巻取溝が直径
方向に沿って凹設された巻取部材とを備えてなるととも
に、この巻取部材はワイヤーハーネスの作業代分を巻き
取る方向へ付勢される構成としたのである。
(作用) 配線作業に先立ち、まずワイヤーハーネスを巻取溝に通
した状態でプロテクタ本体内に挿通しておく。この場
合、ワイヤーハーネスは巻取部材によって弛み分が巻き
取られ、ほぼ緊張状態となっている。他の電気機器との
配線作業にあたり、ワイヤーハーネスの先端側を引っ張
ると、巻取部材の付勢力に抗してワイヤーハーネスが繰
り出される。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にしたがって詳
細に説明する。
第1図は合成樹脂材にて形成された本例プロテクタ1の
分解状態を示すものである。本例プロテクタ1はプロテ
クタ本体2とその蓋3とからなっている。
プロテクタ本体2の中央部は後述する巻取部材4を収納
する格納部5となっている。この格納部5は円形に形成
されるとともに、その周縁は格納部5の中心を挾んで向
かい合う所定範囲を除いて一定高さの側壁が立設されて
いる。そして、プロテクタ本体2において側壁が設けら
れていない部分からは断面コの字状に形成された張り出
し部6がそれぞれ左右方向へ延出されている。この両張
り出し部6は格納部5の側壁と高さが揃えてあり、また
両張り出し部6において、その内側は格納部5と連通
し、外側は開放されている。但し、両張り出し部6はワ
イヤーハーネスWを遊挿できるだけの幅に設定されてい
る。
また、両張り出し部6において対向する側壁の外面には
蓋3のフック7に対する受け片8がそれぞれ突設されて
いる。
さらに、一方の張り出し部6(第1図における左側のも
の)からはワイヤーハーネス固定部9が長手方向に沿っ
てさらに延出されており、ワイヤーハーネスWはここに
テープT等によって巻き付けられて固定される。
蓋3はプロテクタ本体2に対し外嵌できるように、格納
部5及び両張り出し部6にそれぞれ適合可能に形成さ
れ、かつその側縁はワイヤーハーネスWの挿入口に対応
する部分を除き、高さの揃った折り曲げ縁10としてあ
る。また、蓋3における両張り出し部6に対応した部分
には前記各受け片8に係脱可能に係合する計4個のフッ
ク7がそれぞれ一体に突設されている。
さて、前記格納部5の中心には回転軸11が突出してお
り、ここには巻取部材4が回転可能に嵌め付けられてい
る。巻取部材4は格納部5の壁面とは適当間隔(ワイヤ
ーハーネスWの外径より大きな幅)をおいた状態で収納
される円盤状に形成されるとともに、その直径方向に沿
ってワイヤーハーネスWを挿通可能な巻取溝12が凹設
されている。また、巻取部材4は第2図及び第3図に示
すように、格納部5の壁面との間がスプリング13によ
って結ばれており、これによって巻取部材4は同図にお
ける時計周りに付勢されることになる。
次に、上記のように構成された本例の作用効果を具体的
に説明する。
ワイヤーハーネスWの接続作業を行うにあたり、その一
方側(第2図及び第3図の場合には左側)の接続を行っ
ておく。プロテクタ1については、まず第1図に示すよ
うに、蓋3を取り外しておく。そして、巻取部材4をス
プリング13のばね力に抗して第2図及び第3図に示す
反時計周りに回動させ、巻取溝12を両張り出し部6の
軸線とほぼ合致するようにしておく。こうした状態で、
ワイヤーハーネスWを巻取溝12及び両張り出し部6に
通す。テープT等を用いてワイヤーハーネスWをワイヤ
ーハーネス固定部9に括り付ける。そうしたもとで蓋3
を被せ、各フック7を対応する各受け片8に係合させる
ことによって、蓋3を固定する。尚、この作業の間、巻
取部材4はスプリング13の付勢力によって時計周りに
回動し、この結果、ワイヤーハーネスWは第3図に示す
ようにして巻き取られる。
ワイヤーハーネスWの他方側(コネクタCが装着されて
いる側)を電気機器と接続する場合には、この端部を引
っ張ると、巻取部材4によって巻き取られていた部分を
繰り出すことができる。すなわち、この長さ部分を接続
作業の際のゆとり(作業代)とすることができるため、
接続作業を容易なものとすることができる。
逆に、接続作業が完了してワイヤーハーネスWが解放さ
れれば、上記した作業代分は巻取部材4によって再び巻
き戻され、この結果ワイヤーハーネスWは緊張状態で配
線されることになる。したがって、従来のような弛みに
伴う異音の発生や、他の周辺部材との干渉による被覆の
損傷等を未然に回避できる。
(考案の効果) 本考案の効果は次のようである。
本考案によれば、ワイヤーハーネスの配線作業の際には
必要に応じてこれを引き出すことができ、完了後にはワ
イヤーハーネスを弛ませることなく、緊張状態で配線す
ることができる。このため、弛みに伴う異音の発生や、
周辺部材との干渉、及びこれに伴う被覆の損傷等を未然
に防止できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本例プロテクタの分解斜視図、第2図及び第3
図はそれぞれ配線作業を示す平断面図である。 2…プロテクタ本体 4…巻取部材 5…格納部 12…巻取溝 13…スプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤーハーネスを挿通するプロテクタ本
    体と、このプロテクタ本体内において同本体の底面に沿
    って回動可能に組み込まれその表面には前記ワイヤーハ
    ーネスに対する巻取溝が直径方向に沿って凹設された巻
    取部材とを備えてなるとともに、この巻取部材はワイヤ
    ーハーネスの作業代分を巻き取る方向へ付勢されている
    ことを特徴とするワイヤーハーネスのプロテクタ。
JP16737188U 1988-12-23 1988-12-23 ワイヤーハーネスのプロテクタ Expired - Lifetime JPH0624639Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16737188U JPH0624639Y2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 ワイヤーハーネスのプロテクタ

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JP16737188U JPH0624639Y2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 ワイヤーハーネスのプロテクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0287197U JPH0287197U (ja) 1990-07-10
JPH0624639Y2 true JPH0624639Y2 (ja) 1994-06-29

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