JPH0558914U - ベルトクランプ - Google Patents

ベルトクランプ

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JPH0558914U
JPH0558914U JP694592U JP694592U JPH0558914U JP H0558914 U JPH0558914 U JP H0558914U JP 694592 U JP694592 U JP 694592U JP 694592 U JP694592 U JP 694592U JP H0558914 U JPH0558914 U JP H0558914U
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JP
Japan
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wire harness
belt
belt body
insertion hole
engaging
Prior art date
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Pending
Application number
JP694592U
Other languages
English (en)
Inventor
伸篤 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Kasei Industry Co Ltd filed Critical Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Priority to JP694592U priority Critical patent/JPH0558914U/ja
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤハーネスの結束作業が容易かつスムー
ズに行なえ、しかも良好な緊締状態が得られ、その上ワ
イヤハーネスの損傷等も起こさないベルトクランプを提
供すること。 【構成】 ワイヤハーネスに巻回される可撓性のベルト
体12と、該ベルト体12の基端に一体的に形成される
バックル体14とからなり、前記ベルト体12の少なく
とも片側面にはその長手方向に係合歯列16が設けら
れ、前記バックル体14には前記ベルト体12を挿通可
能な挿通孔18が形成されると共に、該挿通孔18内に
は前記係合歯列16が係合する係合舌片20が設けら
れ、前記バックル体14の前記ワイヤハーネスとの接触
面もしくは前記ベルト体12の基端寄り部位の前記ワイ
ヤハーネスとの接触面には該ワイヤハーネスの周方向へ
の回転を阻止する回り止め部材26が設けられている。
ワイヤハーネスを結束するときに回り止め部材がワイヤ
ハーネスに入り込んでその周方向への回転を阻止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動車の鋼板ボデー上に配線されるワイヤハーネスを緊締 保持するのに用いられるベルトクランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のベルトクランプとしては、合成樹脂による一体成形品の各種形 態のものが知られており、例えば、特開昭60−44609号公報あるいは特開 昭57−190107号公報などに示されるものがその例として挙げられる。
【0003】 図6及び図7にそのベルトクランプの基本的構成を示すと、片面に多数の係止 歯3、3、・・・・・が列設形成された可撓性のベルト体1と、その基端に一体 的に設けられたバックル体2とからなり、このバックル体2には前記ベルト体1 が挿通される挿通孔4が形成されると共に、その挿通孔4内に前記ベルト体1の 係止歯3が係合する係合舌片5が設けられている。
【0004】 そしてこのような構成のベルトクランプによれば、図8に示すように、ワイヤ ハーネスに前記ベルト体1を巻回し、このベルト体1の自由端をバックル体2の 挿通孔4より差し込んで反対側より引き出す。そうするとベルト体1の係止歯3 がその挿通孔4内の係合舌片5に係合されて最早ベルト体1は抜けない状態とな り、ワイヤハーネスがこのベルトクランプによって結束されるというものである 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来から知られているベルトクランプによれば、ベ ルト体を締め付けるときに各電線自体は通常ビニル樹脂の被覆電線であるために その表面が滑り易く、またこのワイヤハーネスに予めビニルテープを巻き付けて その上から上述のベルトクランプで結束する場合もあるがそのような場合にもビ ルニテープの表面が滑り易い。そのために作業者にとってワイヤハーネスの結束 作業がやり難いといった問題があった。
【0006】 一方、このような滑り止めの手段として、図9に示すように、ベルト体1aの ワイヤハーネス結束面側にその長手方向に多数の回り止め用突起6、6・・・・ ・を列設したものも知られている。
【0007】 しかしながら、このように回り止め用突起6、6・・・・・を設けたものでも 、締付け作業時にこれらの突起6、6・・・・・がワイヤハーネスの表面やそれ に巻かれるビニルテープの表面に引っ掛かって締め難いばかりでなく、締め付け るときにそれらの突起6、6・・・・・がワイヤハーネスの被覆材表面を滑るこ とからその被覆材表面にそれらの突起6、6・・・・・が通った跡の溝ができて やはりベルトクランプ自体が回り易くなり回り止め効果が減少する。
【0008】 またこのベルトクランプによりワイヤハーネスを締め付けるときにそれらの突 起6、6・・・・・が各電線の被覆材を擦って傷付け、その被覆材が破れて短絡 事故を起こす等の危険もあった。
【0009】 この考案は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目 的とするところは、ワイヤハーネスの結束作業者にとってその結束作業が容易か つスムーズに行なえ、しかも緊締状態が良好であり、ワイヤハーネスの損傷等も 生じさせないベルトクランプを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するためにこの考案のベルトクランプは、ワイヤハーネスに巻 回されるベルト体と、該ベルト体の基端に一体的に形成されるバックル体とから なり、前記ベルト体の少なくとも片側面にはその長手方向に係合歯列が設けられ 、前記バックル体には前記ベルト体を挿通可能な挿通孔が形成されると共に、該 挿通孔内には前記係合歯列と係合する係合舌片が設けられ、前記バックル体の前 記ワイヤハーネスとの接触面もしくは前記ベルト体の基端寄り部位の前記ワイヤ ハーネスとの接触面には該ワイヤハーネスの周方向への回転を阻止する回り止め 部材が設けられている。
【0011】
【作用】
このような構成を有するこの考案のベルトクランプによれば、ワイヤハーネス に巻回したベルトの自由端をバックル体の挿通孔に差し込んで反対側から引き出 し、これを引っ張ってベルト体によりワイヤハーネスを締め付ける。 そのときバックル体もしくはベルト体の基端部位に設けられる回り止め部材が ワイヤハーネスに入り込んだ状態で各電線がその回り止め部材に集合するように 締め付けられる。
【0012】 そしてその締め付け状態ではベルト体に形成される係止歯列の係止歯が前記挿 通孔内の係止舌片に係合されて逆方向へは容易に抜脱できない、つまり緩まない 状態が得られる。
【0013】 しかも、ワイヤハーネスに回り止め部材が入り込んだ状態でワイヤハーネスの 結束が行なわれることから、このベルトクランプ自体がワイヤハーネスの周方向 へ回転することなく、回り止め部材によって電線被覆材を擦ったり損傷させたり することはない。
【0014】
【実施例】
以下、この考案を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。 図1ないし図3に示されるように、この考案の一実施例に係るベルトクランプ 10は、合成樹脂の射出成形により一体成形された可撓性あるベルト体12と、 該ベルト体12の基端に形成されたバックル体14とから構成されている。
【0015】 そして前記ベルト体12は、その片側面にその長手方向に多数の係合歯が列設 形成されてなる係合歯列16が設けられており、一方前記バックル体14には前 記ベルト体12を挿通可能な挿通孔18が一側面から他側面に向けて貫通形成さ れている。
【0016】 前記挿通孔18内には前記ベルト体12の係合歯列16の各係合歯と係合する 係合舌片20が設けられている。すなわち該係合舌片20は、前記ベルト体12 の自由端が前記挿通孔16内に挿通されたとき前記係合歯列14と対向する側の 挿通孔16内壁面よりベルト体12の引出し方向に向けて延設されている。そし て該係合舌片20の先端部位には前記ベルト体12の係合歯列16との対向面に その一つ一つの係合歯と係合する係合爪22、22が形成されている。
【0017】 しかして前記バックル体14のワイヤハーネス結束面にはワイヤハーネスの周 方向への回転を阻止する回り止め部材26が形成されている。この回り止め部材 26はこの実施例では、ワイヤハーネスの長さ方向に一定の幅を有し、高さはお よそ電線の1本1本の径よりやや高目とし、その先端縁が先細形状に形成されて いる。
【0018】 尚、前記バックル体14の前記回り止め部材26とは反対側の外壁面には、例 えば自動車の鋼板ボデーの取付孔に差し込んで取付け固定させるための係止脚2 8が突設されている。この係止脚28の頂部には弾発性をもって前記パネル取付 孔に嵌入される一対の係止片30、30が設けられる一方、前記バックル体14 の係止脚28突設面には前記係止片30、30と相まって前記パネル取付孔周壁 面を押さえるための皿ばね形状をしたスタビライザ32が設けられている。
【0019】 しかしてこのように構成されたベルトクランプ10によりワイヤハーネスを結 束する場合、まず初めに電線W、W・・・・・の束にバックル体14を当てがい 、回り止め部材26を電線W、W間に挿入させた状態でベルト体12の自由端を バックル体14の挿通孔18に差し込み、反対側より引き出す。そしてベルト体 12の自由端を引っ張ってベルト体12の係合歯列16の係合歯を挿入孔18内 の係合舌片20に設けられる係合爪22に係留させることにより、図4に示すよ うに、ベルト体12は最早挿通孔18より抜き戻しできない状態でワイヤハーネ スが堅固に結束されることとなる。
【0020】 そのときに回り止め部材26は電線W、W間に入り込んだ状態で締め付けられ るから、その締め付け時にベルトクランプ10自体がワイヤハーネスの回りを周 回することもなくそのまま締め付けられることとなる。
【0021】 尚、ワイヤハーネスにビニルテープが巻かれているような場合には回り止め部 材26はそのビニルテープの上からワイヤハーネス間に入り込むことになるので 、この場合にも回り止め部材26がワイヤハーネスの回りを周回するようなこと は生じない。
【0022】 そしてこのようにしてワイヤハーネスをこのベルトクランプ10により結束し た後は、図5に示されるように、係止脚28を自動車のエンジンルームの鋼板パ ネルP面に穿設される取付孔34などに嵌着すれば、その係止脚28に設けられ る係止片30、30とバックル体14より延設されるスタビライザ32とによっ て不用意にそのパネルPの取付孔34より抜脱したり、あるいはぐらついたりす ることもなく、堅固に取り付けされるものである。
【0023】 尚、上記実施例では、回り止め部材26をバックル体14のワイヤハーネス結 束面に設けた状態を説明したが、これに把われるものではない。たとえば、図示 まではしないが、前記ベルト体12のバックル体14に近い基端寄り部位(バッ クル体との付け根の近傍)に前記回り止め部材26を設けるようにしてもよい。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したことから明かなように、この考案のベルトクランプによれば、ワ イヤハーネスの結束作業時に回り止め部材によりベルト体やバックル体がそのワ イヤハーネスを周回することもなく容易かつ迅速に結束作業を終えることができ 、しかも堅固な緊締状態が得られる。 また従来のようにベルト体のワイヤハーネス結束面に設けられる回り止め突起 列が電線の被覆材を擦って損傷させたり、或いは被覆材を破って電気の短絡トラ ブルを引き起こすといった心配も解消される。 そしてこの考案によれば、特にバックル体の位置がズレないので係止脚の向き が常に定まっているため自動車の鋼板ボデー上に装着されるワイヤハーネスのよ うにある程度の長尺物であって数箇所で結束するような場合には、係止脚の向き が定まっているということはその鋼板ボデー面への取付作業が大変やり易くなる といった利益もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係るベルトクランプの外
観斜視図である。
【図2】図1に示したベルトクランプの要部の正面図で
ある。
【図3】図2におけるA−A方向の断面矢示図である。
【図4】図1に示したベルトクランプによりワイヤハー
ネスを緊締結束した状態を一部破断して示した図であ
る。
【図5】図4に示したワイヤハーネスをパネル面に取付
けた状態を示した図である。
【図6】従来一般的に知られているこの種のベルトクラ
ンプの斜視図である。
【図7】図6に示したベルトクランプの断面図である。
【図8】図6及び図7に示した従来のベルトクランプに
よるワイヤハーネスの結束状態を示した断面図である。
【図9】従来のベルト体に回り止め突起が設けられたベ
ルトクランプの斜視図である。
【符号の説明】
10 ベルトクランプ 12 ベルト体 14 バックル体 16 係合歯列 18 挿通孔 20 係合舌片 26 回り止め部材 W 電線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスに巻回される可撓性のベ
    ルト体と、該ベルト体の基端に一体的に形成されるバッ
    クル体とからなり、前記ベルト体の少なくとも片側面に
    はその長手方向に係合歯列が設けられ、前記バックル体
    には前記ベルト体を挿通可能な挿通孔が形成されると共
    に、該挿通孔内には前記係合歯列と係合する係合舌片が
    設けられ、前記バックル体の前記ワイヤハーネスとの接
    触面もしくは前記ベルト体の基端寄り部位の前記ワイヤ
    ハーネスとの接触面には該ワイヤハーネスの周方向への
    回転を阻止する回り止め部材が設けられたことを特徴と
    するベルトクランプ。
JP694592U 1992-01-22 1992-01-22 ベルトクランプ Pending JPH0558914U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006292033A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Daiwa Kasei Ind Co Ltd ベルトクランプ
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