JP2915974B2 - バンド締付器 - Google Patents
バンド締付器Info
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- band
- ratchet wheel
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Description
くは防護板等を固定したり、広告・街路燈等の支持ブラ
ケットを取付ける際に用いる、いわゆる電柱バンド等の
各種の可撓性バンドを巻締めて固定するためのバンド締
付器に関する。
成した締付器本体の対向側板に軸挿通穴を設けてバンド
巻取軸を回転可能に挿通し、そのバンド巻取軸に逆転防
止用のラチェットホイールを設けると共に、そのラチェ
ットホイールに係合するラチェット係止爪を上記本体側
板に設ける。そして、バンドの一端を締付器本体に形成
したバンド掛止溝等に掛止し、バンドの他端をバンド巻
取軸に設けたバンド通し孔に挿通させて順次巻取り、ラ
チェットホイールとラチェット係止爪との係合で巻取軸
の逆転を防止してバンドを緊張状態に保持されるように
したものは知られている(例えば実公昭53−694号、同
昭54−17029号公報参照)。
それよりも大径の回動操作部を一体的に設けてその回動
操作部と本体側板との間にラチェットホイールを介在さ
せた構成であるから、上記巻取軸の回転でラチェットホ
イールが本体側板上の係止爪に係脱する際には本体側板
が内方に撓むこととなり、バンドが次第に巻取られて巻
取軸の回動負荷が大きくなってくると、巻取軸が軸挿通
穴の下端部に強く押し付けられて側板のばね作用が阻害
され、側板が内方に撓んだまま戻らなくなってラチェッ
トホイールと係止爪との係合が不確実になる等のおそれ
があった。
ンドを簡単・確実に巻締め固定できるようにすると共
に、部品点数・組立工数が少なく製作・組立が容易なバ
ンド締付器を提供することを目的とする。
器は以下の構成としたものである。
板に軸挿通穴を設けてバンド巻取軸を回転可能に挿通
し、そのバンド巻取軸の少なくとも一端側に該巻取軸の
逆転防止用のラチェットホイールを回り止め的に嵌合す
ると共に、そのラチェットホイールに係合するラチェッ
ト係止爪を上記本体側板に設け、前記バンド巻取軸の外
側を覆う横断面略コ字形のカバーを締付器本体に向かい
合わせに係合保持させ、そのカバーの対向側板と締付器
本体の側板との間に上記ラチェットホイールを介在させ
ると共に、上記カバーの対向側板を本体側板よりも撓み
性をよくして常時ラチェットホイールに弾力的に圧接さ
せるようにしたことを特徴とする。
爪を有する本体側板と、カバーの対向側板との間に介在
させ、そのカバーの対向側板を本体側板よりも撓み性を
よくして常時ラチェットホイールに弾力的に圧接させる
ようにしたことによって、巻取時にラチェットホイール
が係止爪を乗り越える際には、係止爪を有する締付器本
体の側板は殆ど内方に撓むことなく、主としてラチェッ
トホイールがカバーの弾性力に抗して締付器本体の側板
と反対側に退避移動することとなり、前記従来の本体側
板の撓み不良による巻取抵抗の増加や、本体側板が内方
に撓んだまま戻らなくなってラチェットホイールと係止
爪との係合が不確実になる等の不具合を解消することが
可能となる。
で、図において1は締付器本体、2はバンド巻取軸、3
はラチェットホイール、4はカバーであり、それ等の部
材は実施例においてはステンレス鋼板を可とする金属板
のプレス加工により形成されている。なおバンド巻取軸
2は棒材または管材の切削加工もしくはダイキャスト製
とすることもできる。
に屈曲させた基板1aの両側部に、対向側板1b・1bを一体
に設けることにより横断面コ字形に形成したもので、そ
の各側板1bにはそれぞれバンド巻取軸2を回転自在に挿
通させる軸挿通穴11と、カバー4を係止する一対の係止
突起12、およびラチェット係止爪13とが設けられ、また
基板1aにはバンド掛止穴14が設けられている。
直径方向2箇所にバンド通し穴21が設けられている。ま
たバンド巻取軸2の両端部2aは直径方向2箇所に切込溝
22を形成することにより二又状に形成され、その二又状
の端部2aにラチェットホイール3の中央部に形成した一
対の半円形の穴31を嵌めて回り止め的に嵌合保持させる
構成である。
部に対向側板4b・4bを一体に設けて横断面略コ字形に形
成したもので、その各対向側板4bにはバンド巻取軸2の
軸挿通穴41を設けると共に、本体側板1bに形成した係止
突起12に係合する係止穴42が設けられている。
内方に撓んだ状態に形成すると共に、本体側板よりも撓
み易くする。例えば本体側板よりも肉薄にする、あるい
は本体側板よりも可撓性のよい材質のものを用いるとよ
い。
当たっては、上記の構成部品を予め工場もしくは現場等
で第1図〜第3図のように組付けるもので、バンド巻取
軸2の二又状の両端部2a・2aにラチェットホイール3の
半円形穴31を挿通してバンド巻取軸2を締付器本体1の
時挿通穴12に嵌合保持させる。次いで、その上方からカ
バー4を被せ、係止穴42を係止突起12に係合させて本体
側板1bとカバー4の側板4bとの間にラチェットホイール
3を介在させる。そのとき、カバー4の対向側板4b・4b
はラチェットホイール3の外面に弾力的に圧接してラチ
ェットホイール3を抜け止め係止すると共に、ラチェッ
トホイール3を常時本体画板1b側に圧接した状態に保持
される。
るに当たっては、第4図に示すようにバンドBの一端B1
を締付器本体1の基板1aに形成した切込溝14に掛止して
締付器本体1を電柱p等の周面に添せると共に、バンド
Bを電柱P等の周面に巻き付けて他端B2をバンド巻取軸
2に設けたバンド通し穴21を通す。そしてバンド巻取軸
2を回転させてその巻取軸2上にバンドBの端部を順次
巻取るもので、本実施例においては巻取軸2の端部に、
切込溝22との係合突起51を有するナット状の治具5を装
着してスパナ等で回転させるようにしたものである。た
だしドライバ等の工具を上記切込溝22で係合させて回転
してもよく、あるいは巻取軸2の端部に回動操作用突部
等を一体的に設けることもある。
トホイール3の周縁の歯部はラチェット係止爪13を順次
乗り越え、巻取軸2上にバンドBを所定量巻き取ったと
ころで手を離すと、カバー4の対向側板4bにより常時本
体側板1b側に押圧されているラチェットホイール3が係
止爪13に係合して巻取軸2の逆転が防止されバンドBを
緊張状態に保持させることができるものである。
が係止爪13を乗り越える際には、カバー4の側板4bが本
体側板1bよりも可撓性よく形成されているので、係止爪
13を有する締付器本体1の側板1bは殆ど内方に撓むこと
なく、主としてラチェットホイール3がカバー4の弾性
力に抗して締付器本体1の側板1bと反対側に退避移動す
ることとなり、前記従来のように巻取るに従って増加す
る巻取軸2と本体側板1bとの摩擦による本体側板1の内
方への撓み不良で巻取抵抗が増大したり、巻取不能にな
るのを防ぐことができるものである。
ェットホイール3を設けると共に、その各ラチェットホ
イール3に係合するラチェット係止爪13をそれぞれ本体
側板に、第1図・第4図に示すように互いにラチェット
ホイール3の歯部の約半ピッチ分だけ周方向にずらして
設けることにより、より細かなピッチで巻取軸2を回り
止め係止できるようにしたものであるが、その両係止爪
13は周方向同一位置に設けてもよく、また上記ラチェッ
トホイール3および係止爪13は巻取軸2の一端側にのみ
設けることもある。その場合はラチェットホイール3の
代わりに、例えば中央部にラチェットホイール3と同様
の一対の半円形穴を有する円板上の座金等を用いて巻取
軸2を抜け止め係止させる。
は、図示例においては一端側が開放したU字状に形成し
たが、その両穴11・41の少なくとも一方もしくは両方を
丸穴状に形成してもよい。
付器本体1の対向側板1bに軸挿通穴11を設けてバンド巻
取軸2を回転可能に挿通保持させ、そのバンド巻取軸2
の少なくとも一端側に該巻取軸2の逆転防止用のラチェ
ットホイール3を回り止め的に嵌合すると共に、そのラ
チェットホイール3に係合するラチェット係止爪13を上
記本体側板に設け、前記バンド巻取軸2の外側の覆う横
断面略コ字形のカバー4を締付器本体1に向かい合わせ
に係合保持させ、そのカバー4の対向側板4bと締付器本
体1の側板1bとの間に上記ラチェットホイール3を介在
させると共に、上記カバー4の対向側板4bを本体側板1b
よりも撓み性をよくして常時ラチェットホイール3に弾
力的に圧接させるようにしたから、巻取終了時ラチェッ
トホイール3と係止爪13とを確実に係合させることがで
きると共に、巻取時ラチェットホイール3の歯部が係止
爪13を乗り越える際には、係止爪13を有する本体側板1b
は殆ど内方に撓むことなく、主としてラチェットホイー
ル3がカバー4の側板4bの弾性力に抗して本体側板1bと
反対側に退避移動するため、前記従来のように本体側板
が内方に撓んだまま戻らなくなってラチェットホイール
と係止爪との係合が不確実になるのを防ぐことができ
る。また前記従来のようにバンド巻取軸を本体の軸挿通
穴に抜け止め保持させるために巻取軸の端部をかしめる
等の作業が不要であるから、組付が簡単であり、また容
易に自動化できる等の効果がある。
面図、第2図はその正面図、第3図は側面図、第4図は
バンドを締付けた状態の横断平面図、第5図は分解斜視
図である。 1は締付器本体、1aは基板、1bは側板、2はバンド巻取
軸、3はラチェットホイール、4はカバー、4aは基板、
4bは側板、11・41は軸挿通穴、12はカバー係止突起、13
はラチェット係止爪、14はバンド掛止穴、21はバンド通
し穴、Pは電柱、Bはバンド。
Claims (1)
- 【請求項1】横断面略コ字形に形成した締付器本体の対
向側板に軸挿通穴を設けてバンド巻取軸を回転可能に挿
通し、そのバンド巻取軸の少なくとも一端側に該巻取軸
の逆転防止用のラチェットホイールを回り止め的に嵌合
すると共に、そのラチェットホイールに係合するラチェ
ット係止爪を上記本体側板に設け、前記バンド巻取軸の
外側を覆う横断面略コ字形のカバーを締付器本体に向か
い合わせに係合保持させ、そのカバーの対向側板と締付
器本体の側板との間に上記ラチェットホイールを介在さ
せると共に、上記カバーの対向側板を本体側板よりも撓
み性をよくして常時ラチェットホイールに弾力的に圧接
させるようにしたことを特徴とするバンド締付器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21328990A JP2915974B2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | バンド締付器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21328990A JP2915974B2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | バンド締付器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0495603A JPH0495603A (ja) | 1992-03-27 |
JP2915974B2 true JP2915974B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=16636653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21328990A Expired - Fee Related JP2915974B2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | バンド締付器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2915974B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3034417B2 (ja) * | 1994-02-18 | 2000-04-17 | 株式会社東芝 | 軸流タービンの動翼制振装置 |
DE19907181B4 (de) * | 1999-02-19 | 2004-02-19 | Neugart Gmbh & Co. | Verbindung einer geschlitzten Hohlwelle, Hohlachse oder Hülse mit einem eingreifenden Gegenstück |
JP2007043261A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Meidensha Corp | 無線中継器 |
KR101900017B1 (ko) | 2017-06-22 | 2018-09-18 | 공종수 | 밴드 권취형 호스 클램프 |
-
1990
- 1990-08-10 JP JP21328990A patent/JP2915974B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0495603A (ja) | 1992-03-27 |
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