JP3379806B2 - 紐固定用クランプ - Google Patents

紐固定用クランプ

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、紐固定用クランプに関
し、特に、紐を被取付部材に巻き付けて物品を当該被取
付部材に取り付ける際の当該紐の巻き緩みを防止するた
めの紐固定用クランプに関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、建築現場などで足場の組立パイ
プに防護シートを取り付ける場合には、防護シートの縁
部に設けられているはと目に紐を通し、その紐をパイプ
に巻き付けて固定していた。紐の固定には、従来、はと
目に通した状態の紐の両端部をパイプの手前側で蝶結び
またはかた結びなどで行っていた。 【0003】しかしながら、紐を結ぶ際には、紐の両端
をそれぞれ手で引き寄せながら結ぶことから、両手を使
用して行うことになり、作業が煩雑化する。また、結ん
だ紐の余った部分が垂れ下がることになり、外観が悪か
ったり、かた結びをしていた場合にはシート除去時に結
び目を容易に解くことができないことがあり、そのよう
な場合には紐を切断することになり、紐の再使用ができ
なくなって無駄が生じるなどの問題があった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、紐を被取付部材に
巻き付けて物品を取り付けた際の紐の巻き緩みを防止し
て固定する際の紐の固定作業を容易に行い得る紐固定用
クランプを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、紐を被取付部材に巻き付けて物品を当該被
取付部材に取り付ける際の当該紐の巻き緩みを防止する
ための紐固定用クランプであって、軸部と、前記軸部の
軸線方向両端部に形成されかつ可撓性を有する一対の外
向フランジ部と、前記紐の中間部を受容可能に前記軸部
に形成された径方向溝とを有し、前記両外向フランジ部
の両対向面に、前記紐を前記両対向面間に差し込むよう
にして前記軸部に巻回した際に前記紐の当該巻回部分が
食い込むように、互いの対向間隔を半径方向外側よりも
内側の方を狭くさせるように形成された歯を設けたこと
を特徴とする紐固定用クランプを提供することにより達
成される。 【0006】 【作用】このようにすれば、紐の一方の端部を物品に結
び、紐の中間部を径方向溝に受容した状態で、紐をクリ
ップと物品と共に被取付部材に巻き付けて、紐の他方の
端部をクリップの軸部に巻回して引っ張ることにより、
両外向フランジ部の各対向面に形成された歯部に紐の巻
回部分が食い込むため、紐の巻き緩みを防止することが
できる。 【0007】 【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。 【0008】図1は、本発明が適用されたクリップの使
用要領を示す斜視図であり、例えば、被取付部材として
建築現場の足場を組むための足場パイプ1に、物品とし
ての防護シート2を、本発明のクリップ3及び紐4を用
いて固定する状態を示している。 【0009】本クリップ3は、合成樹脂材を一体成形し
てなり、図2乃至図4に併せて示されるように、中央部
に円筒状軸部5を有し、その軸部5の軸線方向両端に同
軸的にかつ可撓性を有するように形成された円板状の各
外向フランジ部6・7をそれぞれ有している。クリップ
3の取り付け状態に於ける足場パイプ1に当接させる方
の外向フランジ部6は、足場パイプ1の外周面に合わせ
た曲率の湾曲端面6aを有するように曲成されており、
取り付け状態で表側になる方の外向フランジ部7は平坦
状に形成されている。従って、両外向フランジ部6・7
の互いに対向する面同士の互いの隙間は、図4に良く示
されるように半径方向外側よりも内側の方を狭くした部
分を有する。 【0010】また、表側外向フランジ部7には、両外向
フランジ部6・7間から表側に開口しかつ直径方向に延
在するスリット7aが設けられており、軸部5の周壁に
は、そのスリット7aと連通しかつ直径方向に貫通する
径方向溝5aが開設されている。なお、スリット7aの
幅は使用する紐4の自然状態に於ける外径よりも若干狭
くされ、径方向溝5aの底側部分は、図3に良く示され
るようにスリット7aよりも拡幅されている。 【0011】そして、両外向フランジ部6・7の各対向
面には、径方向溝5aに沿いかつ左右の側方に2本ずつ
の三角形断面形状の各歯8・9がそれぞれ形成されてい
る。なお、各歯8・9共、図4に示されるように、それ
ぞれ各外向フランジ部6・7の対向面に沿うように形成
されている。従って、各歯8・9のそれぞれ互いに対向
する各先端同士は、半径方向外側よりも内側の方を接近
させている。 【0012】このようにして形成されたクリップ3を用
いて、図1に示されるように防護シート2を足場パイプ
1に取り付ける要領を以下に示す。先ず、紐4の中間部
の一方の端部4a側近傍部分を、スリット7a介して径
方向溝5a内に差し込んで径方向溝5aの底側拡幅部内
に受容し、紐4とクリップ3とを一体化する。その紐4
の一方の端部4aを防護シート1の縁部に設けられたは
と目2aに結びつける。 【0013】次に、紐4の他方の端部4bを足場パイプ
1に回して、はと目2aに通し、さらに隣接して設ける
防護シート2のはと目2aにも通して、足場パイプ1の
手前側(作業側)に引き出し、足場パイプ1に紐4を強
く巻き付けるように端部4bを引っ張る。この巻き付け
状態の紐4により、足場パイプ1に対してクリップ3が
押し付けられて位置決めされる。そして、クリップ3の
軸部5に図1の想像線の矢印に示されるように巻回し、
巻き締めることにより、紐4の当該巻回部分に各三角歯
8・9が食い込むことになる。 【0014】なお、紐4の径方向溝5aを通る部分であ
って両外向フランジ部6・7間にて軸部5の外方に位置
する部分に対して、紐4の軸部5に巻回された部分を交
差させて巻き締めることから、両部分が両外向フランジ
部6・7間に挟持されるようになるため、紐4の径方向
溝5aを通る部分もクリップ3に対して相対的に固定さ
れる。従って、巻き締め作業後に紐4の端部4bから手
を離しても、紐4を防護シート2と共に足場パイプ1に
巻き付けた状態が保持される。 【0015】以上示したように、本クリップ3を用いた
紐4の固定作業にあっては、紐4の端部4bを片手で引
っ張って、防護シート2を足場パイプ1まで引き寄せか
つ紐4を足場パイプ1に巻き付けることができる。従っ
て、作業を簡単に行うことができ、作業時間を短縮化し
得る。また、紐4の端部4bをクリップ3に巻き付ける
ため、紐4の端部4bが垂れ下がることを防止でき、外
観を向上し得る。さらに、取り外しの際には、巻き付け
た紐4を解くだけのため、容易に取外し作業を行い得る
と共に、従来例のように紐を切断することが無く、再使
用可能である。 【0016】なお、本実施例では足場パイプに防護シー
トを取り付ける際の紐の固定に用いたクリップについて
示したが、本発明のクリップによれば上記実施例に限定
されるものではなく、物品を紐を用いて被取付部材に取
り付ける構造ものであれば、種々のものに適用可能であ
る。 【0017】 【発明の効果】このように本発明によれば、被取付部材
に巻き付けた紐により物品と共にクリップを被取付部材
に位置決めすることができ、そのクリップに紐の端部を
巻回して巻き締めるのみで紐の巻き緩みを防止して固定
することができ、紐の固定作業を片手で紐の端部を引っ
張るのみの簡単な作業で行うことができると共に、紐の
端部をクリップに巻き付けることにより紐の端部が垂れ
下がることを回避でき、外観を向上し得る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明が適用されたクリップの使用要領を示す
斜視図。 【図2】図1の矢印II線から見た部分破断端面図。 【図3】図2の矢印III線から見た側面図。 【図4】図2の矢印IV線から見た部分破断側面図。 【符号の説明】 1 足場パイプ 2 防護シート 2a はと目 3 クリップ 4 紐 4a 一方の端部 4b 他方の端部 5 軸部 5a 径方向溝 6 外向フランジ部 6a 湾曲端面 7 外向フランジ部 7a スリット 8・9 歯

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 紐を被取付部材に巻き付けて物品を当該
    被取付部材に取り付ける際の当該紐の巻き緩みを防止す
    るための紐固定用クランプであって、 軸部と、前記軸部の軸線方向両端部に形成されかつ可撓
    性を有する一対の外向フランジ部と、前記紐の中間部を
    受容可能に前記軸部に形成された径方向溝とを有し、 前記両外向フランジ部の両対向面に、前記紐を前記両対
    向面間に差し込むようにして前記軸部に巻回した際に前
    記紐の当該巻回部分が食い込むように、互いの対向間隔
    を半径方向外側よりも内側の方を狭くさせるように形成
    された歯を設けたことを特徴とする紐固定用クランプ。
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