JP3420882B2 - ポリエチレンスリーブ固定用バンド - Google Patents

ポリエチレンスリーブ固定用バンド

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JP3420882B2
JP3420882B2 JP07830396A JP7830396A JP3420882B2 JP 3420882 B2 JP3420882 B2 JP 3420882B2 JP 07830396 A JP07830396 A JP 07830396A JP 7830396 A JP7830396 A JP 7830396A JP 3420882 B2 JP3420882 B2 JP 3420882B2
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polyethylene sleeve
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俊裕 久保
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はポリエチレンスリーブ
固定用バンドに関し、詳しくは埋設管のポリエチレンス
リーブ工法において、被覆ポリエチレンスリーブを埋設
管に巻き締め固定する際に使用するポリエチレンスリー
ブ固定用バンドに関する。
【0002】
【従来の技術】ダクタイル管などを埋設する場合、地下
水等から管を保護する目的のため管外周をポリエチレン
スリーブで被覆して埋設するいわゆるポリエチレンスリ
ーブ工法が広く行われている。この工法において使用さ
れるポリエチレンスリーブは、埋設管の直管部と管継手
部とを同時に被覆できるよう通常は管継手部外径より大
径とされるのが普通である。
【0003】従って、直管部ではポリエチレンスリーブ
の径が余り、図6に示すようにポリエチレンスリーブB
の余剰部B1を折り畳み、緩まないよう要所を固定バン
ドCで巻き締め固定することが行われる。この固定用バ
ンドとしては、ゴム状弾性を有する紐体Dの一端にバッ
クルEを設け、管外周を巡らせた他端D1をバックルE
に引っかけて固定するものなどが広く使用されている。
【0004】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記ゴム状弾性を
有する紐体Dを大径管の外周に巻きつけ固定すると、管
A外周に接している部分D2は接触摩擦によりあまり延
びず、接していない部分が専ら引延ばされることとなる
ので、紐体Dの緊締力が全周で一定しない欠点があっ
た。このため、スリーブ内に侵水するとバンド固定にも
係わらずスリーブ内を水が伝わって行くことがある欠点
があった。
【0005】さらに、ゴム状弾性を有する紐体Dをバッ
クルEに係止する際、紐体Dを引延ばし、その状態で止
着作業をしなければならないので、弾性力の大きい紐体
Dを使う大径管ほど止着作業が困難となる欠点もあっ
た。また、バックルE部分では図7に示すように止着側
の紐体D1がバックルEあるいは紐体D2の厚さに応じ
て管A外周から浮き上がるので、この部分の防水性も悪
いといった欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、ポリエチレンスリーブ上からの巻き締め作業が
容易にでき、かつ緊締、固定も非常に容易にできるポリ
エチレンスリーブ固定用バンドを提供することを目的と
してなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のポリエ
チレンスリーブ固定用バンドは、埋設管Aに被覆ポリエ
チレンスリーブBを巻き締め固定するためのバンドであ
って、バンド体1の一端側にブロック状の固定具2が立
設され、該ブロック状の固定具2には前記バンド体1を
挿通させる2個一対の透孔3A、3Bが設けられ、前記
バンド体1の他端側表面には断面鋸歯状をなす突条4…
4が、他端より一端側へ向け多数形成され、前記ブロッ
ク状の固定具2に設けられた2個一対の透孔3A、3B
には前記突条4…4と係合する係止突起5、5が設けら
れ、前記一つの透孔3Aにバンド体1の他端を挿通し、
さらに挿通端を折り返して他の透孔3Bに挿通すること
で出来る湾曲部1Aを手がかりとしてバンド体1を締め
付けるように構成してなることを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項2に記載のポリエチレンスリーブ固
定用バンドは、請求項1に記載のポリエチレンスリーブ
固定用バンドにおいて固定具側が、バンド体1と同一厚
さで自由端側6Aへ向けて厚さがテーパ状に薄くされた
舌片6が一体に設けられてなることを特徴とするもので
ある。
【0009】
【実施例】次にこの発明の実施例を説明する。図1は請
求項1に記載のポリエチレンスリーブ固定用バンドの断
面図、図2は他の実施例の断面図、図3は請求項2に記
載の実施例の断面図、図4は図1の実施例の使用状態を
示す要部拡大断面図、図5は図3の実施例の使用状態を
示す要部拡大断面図である。
【0010】〔実施例1〕図1に示すように、厚さ0.3c
m 、幅3.0cm 、長さ350cm の帯状をなすポリプロピレン
製バンド体1の一端側に、固定具2としてバンド体1を
挿通させる2個一対のスリット状透孔3A、3Bを設け
たブロック状体を一体的に形成すると共にバンド体1の
他端側表面に断面鋸歯状をなす突条4…4を、他端より
一端側へ向け多数刻設形成し、また前記2個一対のスリ
ット状透孔3A、3Bには前記突条4…4と係合する係
止突起5、5を設けてポリエチレンスリーブ固定用バン
ドを形成した。
【0011】上記実施例として、バンド体1を帯状のも
のとしたが、これに限らず図2に示すように断面が丸紐
状としても良い。この場合、透孔3A、3Bは円孔とな
り、また断面鋸歯状をなす突条4…4はバンド体1の全
周に設けられる。
【0012】〔実施例2〕実施例1のポリエチレンスリ
ーブ固定用バンドの固定具2より外側に、固定具2側
が、バンド体1と同一厚さで自由端側6Aへ向けて厚さ
がテーパ状に薄くされた長さ5cmの舌片6を一体に設け
てポリエチレンスリーブ固定用バンドを形成した。
【0013】次に実施例の使用状態を説明する。図4に
示すように、直径1mの鋳鉄管Aの外周をポリエチレン
スリーブBで被覆し、その外周に実施例1のポリエチレ
ンスリーブ固定用バンドを巻きつけ、固定具2の透孔3
Aにバンド体1の他端を挿通し、さらに挿通端を折り返
して他の透孔3Bに挿通し、この透孔3Bに設けた係止
突起5にバンド体1の他端を係止した。
【0014】その状態でバンド体1の折り返し湾曲部1
Aを手掛かりとして矢印Pで示す方向に引張り、バンド
体1を締めつけた。このとき、バンド体1の他端は上側
の透孔3Bにしっかりと係止され、一方透孔3Aを挿通
するバンド体1は係止突起5とクリック状に接触しつつ
容易に引き込まれるため、管全周に緊締力が作用するよ
う容易に締付け作業ができた。
【0015】図4に示すように、直径1mの鋳鉄管Aの
外周をポリエチレンスリーブBで被覆し、その外周に実
施例2のポリエチレンスリーブ固定用バンドを巻きつ
け、上記と同様にバンド体1を締めつけた。この場合、
バンド体1の締付けは、折り返し湾曲部1Aを手掛かり
として容易に行えた他、バンド体1の厚みによってでき
る隙間Pが図5に示すようにテーパ状の舌片6で完全に
埋められた。
【0016】比較として、図6に示したゴム紐Dとバッ
クルEとからなるポリエチレンスリーブ固定用バンドに
より同様に締付け作業を行ったところ、バックルEにゴ
ム紐Dを引掛ける時、真直ぐのゴム紐Dを手で握りなが
ら支持し続けるのが困難で、その状態でゴム紐Dを引き
延ばしつつバックルEに引掛ける作業にかなりの力を要
した。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のポリエ
チレンスリーブ固定用バンドは、管外周に巻きつけたあ
と、バンド体1の他端を固定具2に折り返し挿通させ、
折り返し湾曲部1Aを手掛かりとして緊締作業ができる
ように構成されているので、バンド体の巻きつけ作業と
その後の緊締作業が、従来に較べ非常に容易にできる効
果を有する。
【0018】またバンド体を緊締した後は、透孔3Aの
係止突起とバンド体1表面に設けた鋸歯状突起4とが係
合して抜け出ないので、固定作業も簡単にできる効果を
有する。また、固定具側に厚さがテーパ状に薄くなる舌
片6を設けた場合、バンド体の厚さによってできる隙間
が埋められ、ポリエチレンスリーブが全周に渡って均一
に締めつけられる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載のポリエチレンスリーブ固定用
バンドの断面図である。
【図2】請求項1に記載の実施例の他の実施例の断面図
である。
【図3】請求項2に記載の実施例の断面図である。
【図4】図1の実施例の使用状態を示す要部拡大断面図
である。
【図5】図2の実施例の使用状態を示す要部拡大断面図
である。
【図6】ポリエチレンスリーブ工法の説明図である。
【図7】従来の固定用バンドの要部断面図である。
【符号の説明】
A…埋設管 B…ポリエチレンスリーブ 1…バンド体 2…固定具 3A…透孔 3B…透孔 4…断面鋸歯状をなす突条 5…係止突起 6…舌片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−317960(JP,A) 実開 昭57−105482(JP,U) 登録実用新案3006453(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 3/137 F16L 57/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】埋設管Aに被覆ポリエチレンスリーブBを
    巻き締め固定するためのバンドであって、バンド体1の
    一端側にブロック状の固定具2が立設され、該ブロック
    状の固定具2には前記バンド体1を挿通させる2個一対
    の透孔3A、3Bが設けられ、前記バンド体1の他端側
    表面には断面鋸歯状をなす突条4…4が、他端より一端
    側へ向け多数形成され、前記ブロック状の固定具2に設
    けられた2個一対の透孔3A、3Bには前記突条4…4
    と係合する係止突起5、5が設けられ、前記一つの透孔
    3Aにバンド体1の他端を挿通し、さらに挿通端を折り
    返して他の透孔3Bに挿通することで出来る湾曲部1A
    を手がかりとしてバンド体1を締め付けるように構成し
    てなることを特徴とするポリエチレンスリーブ固定用バ
    ンド。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のポリエチレンスリーブ固
    定用バンドにおいて固定具2側が、バンド体1と同一断
    面で自由端側6Aへ向けて厚さがテーパ状に薄くされた
    舌片6が一体に設けられてなることを特徴とするポリエ
    チレンスリーブ固定用バンド。
JP07830396A 1996-03-05 1996-03-05 ポリエチレンスリーブ固定用バンド Expired - Fee Related JP3420882B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3006453U (ja) 1994-07-07 1995-01-24 株式会社栗本鐵工所 地下埋設管を被覆するポリエチレンスリーブの締付け止具

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3006453U (ja) 1994-07-07 1995-01-24 株式会社栗本鐵工所 地下埋設管を被覆するポリエチレンスリーブの締付け止具

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