JPH0215295Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0215295Y2 JPH0215295Y2 JP13450784U JP13450784U JPH0215295Y2 JP H0215295 Y2 JPH0215295 Y2 JP H0215295Y2 JP 13450784 U JP13450784 U JP 13450784U JP 13450784 U JP13450784 U JP 13450784U JP H0215295 Y2 JPH0215295 Y2 JP H0215295Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- cylindrical
- wall
- case
- core case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、信号線を包囲して電磁障害を防止
するために分割型円筒状コアを抱持するためのコ
アケースの改良に関するものである。
するために分割型円筒状コアを抱持するためのコ
アケースの改良に関するものである。
(従来の技術)
デイジタル機器等の信号線には、外部からの電
気的なノイズによる電磁障害が生じるので、これ
を防止するために、配線時に信号線を円筒状のフ
エライトコアに貫通させている。
気的なノイズによる電磁障害が生じるので、これ
を防止するために、配線時に信号線を円筒状のフ
エライトコアに貫通させている。
ところが、一旦配線を終了した信号線を円筒状
コアに嵌挿することはできないので、二個の半円
筒状コア片を信号線の外周から突き合わせて円筒
状に組合せ、その外周に絶縁テープを巻き付けて
固定している。
コアに嵌挿することはできないので、二個の半円
筒状コア片を信号線の外周から突き合わせて円筒
状に組合せ、その外周に絶縁テープを巻き付けて
固定している。
(従来技術の問題点)
従来の分割型円筒状コアの外周にテープを巻付
ける作業は、多くの工数を要すると共に、テープ
の巻付け力が異なつたり、コアの突合せ面のずれ
が生じたりして磁気特性の変動が大きいまた、コ
アの取付位置も一定せず不安定である等の不具合
があつた。
ける作業は、多くの工数を要すると共に、テープ
の巻付け力が異なつたり、コアの突合せ面のずれ
が生じたりして磁気特性の変動が大きいまた、コ
アの取付位置も一定せず不安定である等の不具合
があつた。
(考案の目的)
この考案は、上記の如き従来の欠点を解消し、
容易、かつ正確に複数のコア片を円筒状コアに組
合せると共に、コアを一定位置に確実に保持する
ためのコアケースを提供することである。
容易、かつ正確に複数のコア片を円筒状コアに組
合せると共に、コアを一定位置に確実に保持する
ためのコアケースを提供することである。
(問題点を解決するための手段)
コアケースを円筒状外壁と、該外壁の両端から
内側に突出する側壁とにより、内部にコア片を収
納可能な円筒状体とし、かつ該ケースは外壁の一
部薄肉部を残し、略半円筒状2分割し、その一方
の外周面に取付台板を形成すると共に、切断面を
挾んで対向する円筒状外壁の一方には複数の係合
歯を形成した帯紐を装着し、他方には係合歯と係
合する係止爪を有する係止部を設けた構成とし、
複数のコア片を容易、かつ正確に円筒状コアに組
合せると共に、円筒状コアを一定位置に固定する
ことを可能にしたものである。
内側に突出する側壁とにより、内部にコア片を収
納可能な円筒状体とし、かつ該ケースは外壁の一
部薄肉部を残し、略半円筒状2分割し、その一方
の外周面に取付台板を形成すると共に、切断面を
挾んで対向する円筒状外壁の一方には複数の係合
歯を形成した帯紐を装着し、他方には係合歯と係
合する係止爪を有する係止部を設けた構成とし、
複数のコア片を容易、かつ正確に円筒状コアに組
合せると共に、円筒状コアを一定位置に固定する
ことを可能にしたものである。
(実施例)
第1図及び第2図は、この考案の一実施例を示
すもので、1はコアケースで、該ケース1は円筒
状外壁2と該外壁2の両端から内側に突出する側
壁3とにより構成されており、内部に後述するコ
ア片を収納可能な円筒状体に形成されている。
すもので、1はコアケースで、該ケース1は円筒
状外壁2と該外壁2の両端から内側に突出する側
壁3とにより構成されており、内部に後述するコ
ア片を収納可能な円筒状体に形成されている。
このコアケース1は、円筒状外壁2の一部薄肉
部4を残し、略半円筒状に2分割されており、薄
肉部4をヒンジとして開・閉可能となつている。
部4を残し、略半円筒状に2分割されており、薄
肉部4をヒンジとして開・閉可能となつている。
5は係止部で、前記円筒状外壁2の切断面6を
挾んで対向する円筒状外壁2の一方に切断面から
続く円周方向の2本の切れ目を入れ、外側に折返
したもので、この係止部5の外側面には複数の鉤
状係止爪7が爪先が外に向くように設けられてい
る。
挾んで対向する円筒状外壁2の一方に切断面から
続く円周方向の2本の切れ目を入れ、外側に折返
したもので、この係止部5の外側面には複数の鉤
状係止爪7が爪先が外に向くように設けられてい
る。
8は帯紐で、前記係止部5と対向する円筒状外
壁2の切断面6の中央部から接線方向に延長して
帯紐状に形成したものであつて、内側には前記係
止爪7と係合する複数の係合歯9が設けられてい
る。
壁2の切断面6の中央部から接線方向に延長して
帯紐状に形成したものであつて、内側には前記係
止爪7と係合する複数の係合歯9が設けられてい
る。
10,10′はフエライトコア片で、組合せた
状態で前記外壁2の内径よりやや大きい外径を有
する円筒状となるように2個又は3個以上に分割
されており、前記コアケース1内に収納され、コ
アケース1を閉じた状態で中孔12を有する円筒
状コア11を形成するように構成されている。
状態で前記外壁2の内径よりやや大きい外径を有
する円筒状となるように2個又は3個以上に分割
されており、前記コアケース1内に収納され、コ
アケース1を閉じた状態で中孔12を有する円筒
状コア11を形成するように構成されている。
13は取付台で、前記した略半円筒状に2分割
されたコアケース1の一方の外周面に接線方向に
一体的に形成されている。
されたコアケース1の一方の外周面に接線方向に
一体的に形成されている。
14は取付台板13に穿設した取付孔である。
15はコアケース1(円筒状コア11)内を貫
通した信号線である。
通した信号線である。
この実施例における信号線15の分割型円筒状
コア11への取付け(挿入)は、第1図に鎖線で
示すようにコアケース1を開いてコア片10をコ
アケース1内に収納してから信号線15が円筒状
コア11の中孔12を貫通するように置き、コア
片10上にコア片10′を突き合せて載置し、次
に第2図に示すようにコアケース1の薄肉部4を
ヒンジとしてコアケース1を閉じ、コア片10′
を覆い、コア片10と10′との圧接力を調整し
ながら帯紐8の係合歯9を係止部5の係止爪7に
係止してコアケース1を組立てた後、取付台板1
3を取付孔14を介してボルト等の固定具によ
り、図示しない基板等に固定すれば完了する。
コア11への取付け(挿入)は、第1図に鎖線で
示すようにコアケース1を開いてコア片10をコ
アケース1内に収納してから信号線15が円筒状
コア11の中孔12を貫通するように置き、コア
片10上にコア片10′を突き合せて載置し、次
に第2図に示すようにコアケース1の薄肉部4を
ヒンジとしてコアケース1を閉じ、コア片10′
を覆い、コア片10と10′との圧接力を調整し
ながら帯紐8の係合歯9を係止部5の係止爪7に
係止してコアケース1を組立てた後、取付台板1
3を取付孔14を介してボルト等の固定具によ
り、図示しない基板等に固定すれば完了する。
第3図はこの考案の他の実施例を示すもので、
基本的には第1図及び第2図に示した実施例と同
様であるが、コアケース1の切断面6を挾んで一
方に設けた係止部5及び係止爪7の代わりに円筒
状外壁2の切断部外周縁に角孔17を設けた係止
部16を形成し、この角孔17の内部に係止爪1
8を形成すると共に、係止部16に対向する円筒
状外壁2に設けた帯紐8の自由端を先端・先薄に
形成し、係止部16の角孔17(図では上方か
ら)挿入したときは係止爪18と係合せず、上方
に引張つた時、(引抜く時)係止爪18と係合す
るように形成した複数の係合歯9を設けた点、及
び取付台板13を円筒状外壁2の外周面に略矩形
状の平坦面19を形成し、その下面に例えば矢尻
状の固定脚20を設けた構成としている点の2点
で前記実施例と相違している。
基本的には第1図及び第2図に示した実施例と同
様であるが、コアケース1の切断面6を挾んで一
方に設けた係止部5及び係止爪7の代わりに円筒
状外壁2の切断部外周縁に角孔17を設けた係止
部16を形成し、この角孔17の内部に係止爪1
8を形成すると共に、係止部16に対向する円筒
状外壁2に設けた帯紐8の自由端を先端・先薄に
形成し、係止部16の角孔17(図では上方か
ら)挿入したときは係止爪18と係合せず、上方
に引張つた時、(引抜く時)係止爪18と係合す
るように形成した複数の係合歯9を設けた点、及
び取付台板13を円筒状外壁2の外周面に略矩形
状の平坦面19を形成し、その下面に例えば矢尻
状の固定脚20を設けた構成としている点の2点
で前記実施例と相違している。
従つて、この実施例ではコアケース1の固定は
固定脚20を図示しない台板等に設けた取付穴に
挿入するだけでよい。
固定脚20を図示しない台板等に設けた取付穴に
挿入するだけでよい。
なお、前記2実施例において、コアケース1の
材質をフエライトコアより軟質のプラスチツク等
とし、側壁3の中孔17を円筒状コア11の中孔
12よりも小径とすることにより、コアと信号線
が直接々触するのを防止して、信号線の摩擦等に
よる損傷を防止することができる。
材質をフエライトコアより軟質のプラスチツク等
とし、側壁3の中孔17を円筒状コア11の中孔
12よりも小径とすることにより、コアと信号線
が直接々触するのを防止して、信号線の摩擦等に
よる損傷を防止することができる。
(考案の効果)
この考案によれば、複数のコア片からなる分割
型の円筒状コアとしたので、配線の終了した信号
線でも容易にコアに貫挿できる。しかもコア片を
軸方向及び径方向共にずれなく正確に所望の圧接
力で突き合わせて抱持できるので安定した磁気特
性が得られる。
型の円筒状コアとしたので、配線の終了した信号
線でも容易にコアに貫挿できる。しかもコア片を
軸方向及び径方向共にずれなく正確に所望の圧接
力で突き合わせて抱持できるので安定した磁気特
性が得られる。
更に、コアケースは台板等に固定されているの
で振動や衝撃により移動することもない等、多大
の効果を有する。
で振動や衝撃により移動することもない等、多大
の効果を有する。
第1図及び第2図はこの考案の一実施例を示す
もので、第1図はケースを開いた状態図、第2図
はケースを閉じた状態図である。第3図はこの考
案の他の実施例を示すケースを開いた状態の正断
面図である。 1:コアケース、2:円筒状外壁、3:側壁、
5,16:係止部、6:切断面、7,18:係止
爪、8:帯紐、9:係合歯、10,10′:コア
片、11:円筒状コア、12:中孔、13:取付
台板、15:信号線。
もので、第1図はケースを開いた状態図、第2図
はケースを閉じた状態図である。第3図はこの考
案の他の実施例を示すケースを開いた状態の正断
面図である。 1:コアケース、2:円筒状外壁、3:側壁、
5,16:係止部、6:切断面、7,18:係止
爪、8:帯紐、9:係合歯、10,10′:コア
片、11:円筒状コア、12:中孔、13:取付
台板、15:信号線。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 複数個のコア片を組合せて円筒状コアとし、
その中孔に信号線を貫通させて抱持するための
コアケースにおいて、コアケースを円筒状外壁
と、該外壁の両端から内側に突出する側壁とに
より、内部にコア片を収納可能な円筒状体と
し、かつ該ケースは、外壁の一部薄肉部を残
し、略半円筒状に2分割し、その一方の外周面
に取付台板を形成すると共に、切断面を挾んで
対向する円筒状外壁の一方には複数の係合歯を
形成した帯紐を装着し、他方には、係合歯と係
合する係止爪を有する係止部を設けたことを特
徴とするコアケース。 2 側壁を円筒状コアより軟質の材料で形成する
と共に、円筒状コアの中孔12より小径の中孔
を有する環状体とし、外壁の切断面に合せて半
環状に二分割したことを特徴とする実用新案登
録請求の範囲第1項に記載のコアケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13450784U JPH0215295Y2 (ja) | 1984-09-06 | 1984-09-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13450784U JPH0215295Y2 (ja) | 1984-09-06 | 1984-09-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6149422U JPS6149422U (ja) | 1986-04-03 |
JPH0215295Y2 true JPH0215295Y2 (ja) | 1990-04-25 |
Family
ID=30693018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13450784U Expired JPH0215295Y2 (ja) | 1984-09-06 | 1984-09-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0215295Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4699802B2 (ja) * | 2005-05-09 | 2011-06-15 | 株式会社大都技研 | ノイズ低減器具 |
DE102009059006A1 (de) * | 2009-12-17 | 2011-08-18 | Phoenix Contact GmbH & Co. KG, 32825 | Vorrichtung zur lösbaren Befestigung eines Stromleiters an einem Stromwandlergehäuse |
-
1984
- 1984-09-06 JP JP13450784U patent/JPH0215295Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6149422U (ja) | 1986-04-03 |
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