JPH0614432Y2 - 磁性体コアのケース - Google Patents

磁性体コアのケース

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JPH0614432Y2
JPH0614432Y2 JP1988129273U JP12927388U JPH0614432Y2 JP H0614432 Y2 JPH0614432 Y2 JP H0614432Y2 JP 1988129273 U JP1988129273 U JP 1988129273U JP 12927388 U JP12927388 U JP 12927388U JP H0614432 Y2 JPH0614432 Y2 JP H0614432Y2
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JP
Japan
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core
case
portions
magnetic core
halves
Prior art date
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JP1988129273U
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JPH0252308U (ja
Inventor
浩之 増田
信雄 儘田
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電子機器の信号線に侵入するノイズによる電
磁障害を除去するためのフェライトコアに対して好適な
ケースに関する。
[従来の技術] 妨害電磁界に対処するために、円筒状フェライトコアに
信号線を貫通させるか又は巻き回すとが行われている。
また、信号線に対する着脱を容易に達成するために、円
筒状コア及びケースの両方を2つに分割し、分割された
2つのケース部分をヒンジ結合させることが例えば実開
昭61−49421号公報に開示されている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、各ケース部分は、収容されたコア半体を保持す
るための手段を備えていないので、組み立て時にコア半
体がケース部分から離脱したり、一対のコア半体同志の
位置関係のずれが生じたりする。
なお、上述の問題を解決するために、押え爪によってコ
アの側面を押圧し、またコアの側面に溝を設けてここに
係合爪を挿入することが実開昭63−39997号公報
に開示されている。しかし、この方法では押え爪と係合
爪とを独立に設けるためにケースの構成が複雑になるば
かりでなく、ケースの強度の低下を招く恐れがある。ま
た、コアに係合用の溝を設けるためにコアの強度が低下
する。
コアの離脱を防ぐための別の方法としてケースにコア係
合片を設け、これをコアの中央孔の内周面に係合させる
ことが実開昭63−134509号公報に開示されてい
る。しかし、この方法ではコアの離脱を防止することが
できるが、コアの位置ずれを防止することができない。
そこで、本考案の目的は、簡単な構成でコアの離脱防止
及び位置ずれ防止を達成することができる磁性体コアの
ケースを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本考案は、第1のコア半体と
第2のコア半体との組み合わせから成る環状磁性体コア
を収容するためのものであり、前記第1のコア半体を収
容する第1のケース部分と前記第2のコア半体を収容す
る第2のケース部分と、前記第1のケース部分を前記第
2のケース部分に対して開閉自在に結合するヒンジとを
備えており、前記コアの外周面と両側面とを囲むように
形成されている磁性体コアのケースにおいて、前記第1
及び第2のケース部分の側壁の内周面から内側に突出す
るように前記側壁から切り起された部分から成る爪部分
が前記第1及び第2のケース部分にそれぞれ設けられて
おり、前記第1及び第2のケース部分の爪部分は弾性変
形可能に形成され、且つ前記環状磁性体コアを構成する
前記第1及び第2のコア半体の内周面に接触するかぎ状
先端部を有し、前記かぎ状先端部で前記第1及び第2の
コア半体の前記第1及び第2のケース部分からの離脱を
防止すると共に前記第1及び第2のコア半体の前記第1
及び第2のケース部分に対する位置ずれを防止するよう
に形成されていることを特徴とする磁性体コアのケース
に係わるものである。
[考案の作用及び効果] 本考案においては、爪部分がケースの側壁の切り起し部
分から成り、側壁の内周面から突出していると共に弾性
変形可能であるので、爪部分のかぎ状先端部で第1及び
第2のコア半体のケース部分からの離脱を防止すること
ができると共に、切り起しに基づく弾性作用で第1及び
第2のコア半体をクリアランスを有する第1及び第2の
ケース部分に対して位置ずれが生じないように保持する
ことができる。即ち、爪部分が離脱防止と位置ずれ防止
との両方の機能を有する。従って、ケースの構成が簡単
になる。また、コア係止用溝を設けることが不要にな
る。
[実施例] 次に、第1図〜第7図を参照して本考案の実施例に係わ
るリング状フェライトコア装置を説明する。
信号線を巻き回す前のフェライトコア装置は、第1図〜
第3図から明らかなように、第1及び第2のコア半体1
a、1bの組み合せから成るリング状コア1と、このコ
ア1を収容する合成樹脂(ナイロン)製ケース2とから
成る。
コアケース2は第1のコア半体1aを収容する第1のケ
ース部分2aと第2のコア半体1bを収容する第2のケ
ース部分2bとから成る。第1及び第2のケース部分2
a、2bは、第1及び第2のコア半体1a、1bの一対
の側面及び外周面を覆うように形成され、更に第3図に
示すようにヒンジ部分3によって開閉自在に連結されて
いる。なお、ヒンジ部分3は第1及び第2のケース部分
2a、2bと一体に射出成形された肉薄部分であり、合
成樹脂から成る。
各ケース部分2a、2bの各側壁4には、この内周面か
ら突出する爪部分5が2個ずつ設けられている。この爪
部分5は側壁4の切り起し部分から成り、かぎ状先端部
5aを有し、弾性変形可能である。おな、先端部5aの
端面は、コア半体1a、1bが衝合した時に爪部分5を
外側に変形させる力の成分が生じるような傾斜面になっ
ている。従って、第4図に示す半円筒状の第1及び第2
のコア半体1a、1bを第1及び第2のケース部分2
a、2bに挿入すると、各コア半体1a、1bの外周面
によって爪部分5の先端部5aの傾斜面が押圧され、先
端部5aは外側に弾性変位し、コア半体1a、1bの厚
み以上に突出していた爪部分4の先端部5aがコア半体
1a、1bの厚みまで拡げられ、各コア半体1a、1b
は先端部5aを通過する。各コア半体1a、1bが先端
部5aを通過し終わると、爪部分5が内側に戻り、かぎ
状先端部5aがコア半体1a、1bの内周面に接して、
各コア半体1a、1bが各ケース部分2a、2bに保持
される。
第1及び第2のケース部分2a、2bを相互に固定する
ために、第1のケース部分2aに係止片6が設けられ、
第2のケース部分2bに係止突起7が設けられている。
係止片6は係止孔8を有し、ここに係止突起7が挿入さ
れる。第7図に示すように係止突起7の第1のケース部
分2a側端部は傾斜面10を有し、且つ第2のケース部
分2bの角部11が面取りされており、更に係止片6が
僅かに弾性変形するので、第1のケース部分2aを第2
のケース部分2bに対して閉じると係止片6の先端が係
止突起7を円滑に乗り越えて係止孔8に係止突起7が自
動的に入り込む。
第1及び第2のコア半体1a、1bが収容されたコアケ
ース2には第5図に示すように信号線9を巻き回す。
[変形例] 本考案は上述の実施例に限定されるものでなく、変形が
可能なものである。例えば、信号線9をコア1に巻き回
さずに貫通させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係わるフェライトコア装置
を示す正面図、 第2図は第1図のII−II線断面図、 第3図は第1のケース部分に対して第2のケース部分を
解放した状態を第2図のIII−III線に対応する部分で示
す断面図、 第4図は第1及び第2のコア半体を示す斜視図、 第5図は信号線を巻き回したコアの装置の正面図、 第6図は係止片部分の正面図、 第7図は第6図のVII−VII線部分の拡大断面図、 1……フェライトコア、1a……第1のコア半体、1b
……第2のコア半体、2……コアケース、2a……第1
のケース部分、2b……第2のケース部分、3……ヒン
ジ部分、4……側壁、5……爪部分、5a……かぎ状先
端部、6……係止片、7……係止突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のコア半体と第2のコア半体との組み
    合わせから成る環状磁性体コアを収容するためのもので
    あり、前記第1のコア半体を収容する第1のケース部分
    と前記第2のコア半体を収容する第2のケース部分と、
    前記第1のケース部分を前記第2のケース部分に対して
    開閉自在に結合するヒンジとを備えており、前記コアの
    外周面と両側面とを囲むように形成されている磁性体コ
    アのケースにおいて、 前記第1及び第2のケース部分の側壁の内周面から内側
    に突出するように前記側壁から切り起された部分から成
    る爪部分が前記第1及び第2のケース部分にそれぞれ設
    けられており、 前記第1及び第2のケース部分の爪部分は弾性変形可能
    に形成され、且つ前記環状磁性体コアを構成する前記第
    1及び第2のコア半体の内周面に接触するかぎ状先端部
    を有し、前記かぎ状先端部で前記第1及び第2のコア半
    体の前記第1及び第2のケース部分からの離脱を防止す
    ると共に前記第1及び第2のコア半体の前記第1及び第
    2のケース部分に対する位置ずれを防止するように形成
    されていることを特徴とする磁性体コアのケース。
JP1988129273U 1988-09-30 1988-09-30 磁性体コアのケース Expired - Lifetime JPH0614432Y2 (ja)

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JPH0252308U JPH0252308U (ja) 1990-04-16
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JP2002057038A (ja) * 2000-08-10 2002-02-22 Mitsumi Electric Co Ltd コイル装置
JP2009023298A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Kitagawa Ind Co Ltd 射出成形品

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