JP2002057038A - コイル装置 - Google Patents

コイル装置

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JP2002057038A
JP2002057038A JP2000242046A JP2000242046A JP2002057038A JP 2002057038 A JP2002057038 A JP 2002057038A JP 2000242046 A JP2000242046 A JP 2000242046A JP 2000242046 A JP2000242046 A JP 2000242046A JP 2002057038 A JP2002057038 A JP 2002057038A
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JP
Japan
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case
drum core
projection
coil device
flange
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Pending
Application number
JP2000242046A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Yoshimoto
敬之 吉本
Kazuhisa Hirose
和久 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラムコアとケースとの固定保持に封止剤を
使用せず、生産工数を減らし、低コストで生産できるコ
イル装置を提供する。 【解決手段】ケース23の側面23c内側の底面23b
近くに突起26cが形成され、且突起26cの形成され
る側面23cが、開口部23a側を除き周囲をコの字状
のスリット26a,27a,27bで囲まれ、ドラムコ
ア21を開口部23aよりケース23に装着したとき、
鍔21bの下面が突起26cに弾性的に係止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻線を巻回されたドラ
ムコアが一端部に開口部を有するケースに装着されたコ
イル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコイル装置を図6に示す。図6
は、コイル装置の断面図である。図6に示すコイル装置
1は、両端の鍔2a,2bの間に巻回部2cが形成さ
れ、フェライトなどの磁性材から成るドラムコア2と、
その巻回部2cに巻回されたコイル3と、ドラムコア2
が収容され、一端部に開口部4a、及び底面4b、及び
側面4cを有するケース4と、鍔2aの下面から開口部
4a方向に突出した2本のリード端子5とから成る構成
となっている。
【0003】また、コイル3は、そのリード線末端をリ
ード端子5の上端付近にハンダ付け等により電気的に接
続されている。さらに、ケース4は、ドラムコア2を開
口部4a側からケース4内へ装着した後、ケース4の側
面4cとドラムコア2の鍔2aに封止剤6を塗布し、熱
処理等により硬化させて、ドラムコア2を固定保持して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コイル装置1は、ドラムコア2をケース4に固定保持さ
せるために封止剤6を使用し、この使用により上述した
硬化時間等の生産工数が増え、生産タクト及び生産コス
トが増大するという問題がある。
【0005】本発明は、以上の点に鑑み、ドラムコアと
ケースとの固定保持に封止剤を使用せず、生産工数を減
らし、低コストで生産できるコイル装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 請求項1に記載の発明
は、ケースの側面内側の底面近くに突起が形成され、且
上記突起の形成される側面が、開口部側を除き周囲をコ
の字状のスリットで囲まれ、ドラムコアを上記開口部よ
り上記ケースに装着したとき、上記底面側の鍔の下面が
上記突起に弾性的に係止されることを特徴とする。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、ケース内
側面上のケース底面付近に設けられた突起が、ドラムコ
アの鍔に係止されて、ドラムコアとケースとを封止剤を
使用せずに固定保持することができ、これに伴い封止剤
使用時の熱処理工程が無くなるため、生産タクト及び生
産コストを低減できる。また、突起の形成される側面
が、開口部側を除き周囲をコの字状のスリットで囲まれ
ることにより、突起が側面に対し垂直方向に弾性的に変
位し、ドラムコアをケースにスムーズに装着できるた
め、作業性が向上され、生産タクトを低減できる。
【0008】請求項2に記載の発明は、上記コの字状の
スリットのうち、上記底面側のスリットを上記底面迄広
げて長孔を形成し、上記長孔を通して上記突起と上記鍔
との係止状態を目視確認できるようにしたことを特徴と
する。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、ケース側
面に長孔を設けてドラムコアの鍔とケース側面の突起と
の係止状態を目視確認することができるため、ドラムコ
アとケースとの脱落を防止でき、生産歩留まりが向上し
生産コストが低減できる。また、上述した確認作業が、
敏速且容易に確認できるので、作業効率が向上し、生産
タクトが低減できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコイル装置の
実施例を示し、それぞれ図1は断面図,図2はコイルを
巻回したドラムコアの斜視図,図3はケースの側面図,
図4はケースの斜視図,図5はケースの平面図である。
図1において、コイル装置20は、鍔21a,21b
の間に巻回部21cが形成された、例えばフェライト磁
性材等を鋳造加工等で形成されるドラムコア21と、巻
回部21c上に巻回され絶縁材で被覆されたコイル22
と、ドラムコア21が収容され、プラスチック樹脂等を
成形加工等で形成され、開口部23a、及び底面23
b、及び側面23cを有するケース23と、鍔21aの
下面から開口部23a方向に突出した2本のリード端子
24とから成る。
【0011】図2において、巻回されたコイル22のリ
ード線22a,22b(22bは図省略)の端末は、鍔
21aの側面に形成された2個のリード線溝25a,2
5b(25bは図省略)に案内され、鍔21aの下面か
ら下方向きに突出したリード端子24の上端付近にハン
ダ付けされる。ここで、溝29は、ケース底面23bに
形成された回転止30(図5参照)と当接させてドラム
コア21を位置決めするために設けられている。
【0012】図3において、ケース23の側面23c
に、スリット26a,27a,27bからなるコの字状
のスリットが底面23bの近くに3個形成され、それぞ
れ弾性片26bを形成している。弾性片26bの先端部
には、図1、図4に示す如く、ケース内側に突起26c
が形成されている。
【0013】上記構成のコイル装置20において、コイ
ル22を巻回したドラムコア21をケース4の開口部2
3a側から装着すると、途中で、ドラムコア21の上鍔
21bの上面が弾性片26bの突起26cに当接する。
装着し続けると、突起26cが図4に示す如く、矢印A
方向、すなわち、ケース23の側面と直角方向へ弾性的
に変位する。さらに装着し続けると、ドラムコア21の
上鍔21bの上面が、ケース23の底面に形成された突
部28に当接し、この時、弾性片26bは矢印B方向へ
弾性的に変位して元の位置にもどり、同時に図1、図3
に示す如く、突起26cがドラムコア21の上鍔21b
の下面に係止され、ドラムコア21がケース23に固定
保持される。
【0014】なお、図1、図3、図4、図5に示す如
く、コの字状スリットのうち、ケース23の底面23b
側のスリット26aが底面まで広げて長孔に形成されて
いる。この長孔は、ドラムコア21がケース23へ装着
されたとき、ドラムコア21の上鍔21bと弾性片26
bの突起26cとの係止状態を外部から目視して、ケー
ス23へのドラムコア21が係止しているか否かを確認
できるようになっている。例えば、ドラムコア21がケ
ース23に装着され、ドラムコア21がケース23に対
し斜めに挿入された場合にスリット26aで係止状態を
確認後、再度入れ直すことでドラムコア21とケース2
3との脱落を防止できる。
【0015】上記説明中、ケース23の突部28は、ド
ラムコア21をケース26に装着したとき、ドラムコア
21の鍔21bの上面を係止突起26cに押し付けるこ
とにより、上記鍔21bと係止突起33との係止状態を
高めることができる役目を持つが、ケース23の底面2
3bを鍔21bの上面に当てればよく、この突部28
は、必ずしも必要とするものではない。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ケース内
側面上のケース底面付近に突起を設け、ドラムコアがケ
ースに装着されるとき、ドラムコアの鍔がケース内側面
上の突起と係止され、ドラムコアとケースとを封止剤を
使用せずに固定保持することができ、封止剤使用時の熱
処理工程が無くなり簡易的にドラムコアとケースとを固
定保持できるため、生産タクト及び生産コストを低減で
きる。また、突起の形成される側面が、開口部側を除き
周囲をコの字状のスリットで囲まれることにより、突起
が側面に対し垂直方向に弾性的に変位し、ドラムコアを
ケースにスムーズに装着し易く作業性が向上され、生産
タクトを低減できる。
【0017】また、ケース側面に長孔を設けることによ
りドラムコアの鍔とケース側面の突起との係止状態を目
視確認することができるため、ドラムコアとケースとの
脱落を防止でき、生産歩留まりが向上し生産コストが低
減できる。また、上述した確認作業が、敏速且容易に確
認できるので、作業効率が向上し、生産タクトが低減で
きるなどの利点が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコイル装置の実施例を示す断面
図。
【図2】図1コイル装置に使用されるコイルを巻回した
ドラムコアの斜視図である。
【図3】図1コイル装置の側面図である。
【図4】図1コイル装置に使用されるケースの斜視図で
ある。
【図5】図1コイル装置の平面図である。
【図6】従来のコイル装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
20 コイル装置 21 ドラムコア 21a,21b 鍔 21c 巻回部 22 コイル 22a コイルのリード線 23 ケース 23a ケースの開口部 23b ケースの底面 23c ケースの側面 24 リード端子 25a,25b コイルのリード線溝 26a スリット(長孔) 26b 弾性片 26c 突起 27a,27b スリット 28 突部 29 溝 30 回転止め

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻線が巻回され、両端面に鍔を有するドラ
    ムコアと、上記ドラムコアが一端部に開口部を有する樹
    脂等のケース内に装着されたコイル装置において,上記
    ケースの側面内側の底面近くに突起が形成され、且上記
    突起の形成される側面が、上記開口部側を除き周囲をコ
    の字状のスリットで囲まれ、上記ドラムコアを上記ケー
    スの開口部より上記ケースに装着したとき、上記底面側
    の上記鍔の下面が上記突起に弾性的に係止されることを
    特徴とするコイル装置。
  2. 【請求項2】上記コの字状のスリットのうち、上記底面
    側のスリットを上記底面迄広げて長孔を形成し、上記長
    孔を通して上記突起と上記鍔との係止状態を目視確認で
    きるようにしたことを特徴とする請求項1記載のコイル
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013541847A (ja) * 2010-10-21 2013-11-14 ビュルス エレクトロニク アイゾス ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー ノイズ吸収装置
JP2021052211A (ja) * 2018-10-05 2021-04-01 株式会社タムラ製作所 コイル部品

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JPH0252308U (ja) * 1988-09-30 1990-04-16
JPH0559825U (ja) * 1992-01-17 1993-08-06 ティーディーケイ株式会社 トランス

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