JP3040778B1 - 小型トランス用取付金具 - Google Patents

小型トランス用取付金具

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JP3040778B1
JP3040778B1 JP11227325A JP22732599A JP3040778B1 JP 3040778 B1 JP3040778 B1 JP 3040778B1 JP 11227325 A JP11227325 A JP 11227325A JP 22732599 A JP22732599 A JP 22732599A JP 3040778 B1 JP3040778 B1 JP 3040778B1
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Abstract

【要約】 【課題】 コイルボビンの形状に関係なく取付金具を簡
単に取付けることができ、取付作業を容易としたトラン
ス用取付金具を提供する。 【解決手段】 取付金具を上部取付枠と下部取付枠との
2分割構造とした。コアと当接し、コアを押える折曲部
は予め折曲形成されている。まず、コアに下部取付枠を
取付け、次いで上部取付枠を取付ける。上部取付枠の窓
から突出した下部取付枠の側板上端部を折曲するだけで
簡単に取付け、一体化できる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は民生用の電子機器
に組込まれる小型トランスのトランス用取付金具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この小型トランスは、通常、コイルボビ
ンにコイルが巻回され、かつ例えばE・I型のコアが組
込まれ、コアの周囲に締付兼取付金具が設けられた構成
となっている。
【0003】図8(a)は従来の小型トランスに取付け
られた取付金具の概略側面図を示す。図中30はトラン
ス本体、31はトランス本体30を構成するコアを示
す。そして、このコア31の周囲にほぼ帯状の取付金具
32が巻き付けられ、取付けられる。なお、図中Pはプ
リント基板で、ピン端子がプリント基板Pに挿通される
などして実装されている。
【0004】この取付金具32は、(b)図に示すよう
に、鉄板を打ち抜き形成したものが用いられる。この取
付金具32は一枚板のものからなり、天板33、側板3
4、取付片35等が一体形成され、天板33、側板34
の両側部に折曲部33a、34a等が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような小型トラ
ンスのコア周囲に従来構造の帯状の取付金具32を取付
ける際、まず、コア31外周面に帯状の取付金具32を
巻き付け、しかる後、取付金具32の側縁に一体形成さ
れた折曲片33a、34aをコア31の側面側に当接す
るよう折曲するなどして取付けるため、取付作業が煩雑
であり、また、この場合、折曲するためのスペースがな
いと、取付金具32の各折曲部33a、34aを折曲す
ることができずトランス本体の形状的制約もある、とい
う課題があった。
【0006】例えば図9に示すように、トランス本体4
0の形状が若干複雑で、コア41とコイルボビンの一部
に取付けられた絶縁カバー42との間のスペースSがな
いような場合、図8(b)に示したような折曲部33
a、34aを有するものでは折曲しにくく、取付が困難
である、という課題があった。
【0007】この発明は上記のことに鑑み提案されたも
ので、その目的とするところは、コイルボビンの形状に
関係なく取付金具を簡単に取付けることができるトラン
ス用取付金具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、トランス本体
1のコア4周囲に取付けられる取付金具であって、この
取付金具は上部取付枠5と下部取付枠6とからなり、こ
れら各取付枠5、6にはコア取付時にコア4と当接し、
押える折曲された押え部7a、8b、11aが予め形成
され、コア底部および側部に下部取付枠6を取付け、そ
の側部およびコア上部に上部取付枠5を取付け、かつ上
部取付枠5に形成された窓7bから上方に突出した下部
取付枠6の側板上端部に形成された折曲部10aを上部
取付枠5の側板8側へ折曲して一体化する構成とし、上
記目的を達成している。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明では、取付金具を、いわゆ
る下枠と上枠とからなる2分割構造とし、各枠にコアと
当接し、締付ける作用をする押え部7a、8b、11a
からなる折曲部を予め形成しておくため、コア周囲に取
付けた際の折曲工程を極力不要とするとともに、複雑な
形状のトランス本体のコアにも取付けられるようにし
た。
【0010】
【実施例1】図1から図5(a)、(b)は本発明の一
実施例を示す。
【0011】このうち、図1は本発明の一実施例の分解
斜視図を示す。図において、1はトランス本体であり、
このトランス本体1は、絶縁製の樹脂からなるコイルボ
ビン2と、このコイルボビン2の巻胴部に巻回されたコ
イル3と、前記コイルボビン2に組込まれた例えばE・
I型のコア4とにて構成されている。そして、このコア
4の外周面には締付兼基板等へ取付け、固定するための
取付金具が設けられる。
【0012】図中5は上部取付枠、6は下部取付枠であ
り、本発明にかかるトランス用取付金具は、これら上部
取付枠5および下部取付枠6とにて構成されている。
【0013】図2(a)は上部取付枠5の平面図、
(b)は正面図、(c)は側面図を示す。また、図3
(a)は下部取付枠6の平面図、(b)は正面図、
(c)は側面図を示す。
【0014】次に図1から図3(a)〜(c)を参照し
つつ本発明の一実施例にかかるトランス用取付金具を詳
述する。
【0015】上部取付枠5は、図1(a)、(b)およ
び図2(a)〜(c)に示すように、ほぼ横長矩形状の
天板7と、この天板7の両端部に下方に向かって折曲さ
れた側板8と、各側板8の下部において外側に折曲され
た取付片9とを備えている。
【0016】天板7の各側縁のほぼ中央部には下方に向
かって折曲された横長矩形状の押え部7aが形成されて
いる。また、天板7と側板8との折曲部のほぼ中央部に
下部取付枠6の側板10の先端に形成された折曲部10
aを挿入するための横長の窓7bが形成されている。ま
た、各側板8の長さ寸法のほぼ中央部から下部にかけて
外側に膨らんだ補強用のリブ8aが必要に応じ設けられ
ている。このリブ8aは側板8の巾方向に対しそのほぼ
中央部に位置され、かつ側板8の長さ方向に沿って設け
られている。
【0017】また、各側板8の各側縁の下方部にはほぼ
倒L字状の押え部8bが形されている。すなわち、一つ
の側板8の各側縁には一対の押え部8bが間隔を介し対
向配置されている。この押え部8bはコア4の下方側部
と当接し、コア4を押え締付ける適位置に形成されてい
る。
【0018】取付片9のほぼ中央部には円形の取付用の
ネジ(図示せず)を挿入するための取付孔9aが形成さ
れている。取付孔9aの両側の位置であって側板8と取
付片9との折曲部にはほぼ三角状をなす補強用のリブ9
bが形成されている。取付片9は取付時の安定性を考慮
して側板8より巾広に形成されている。
【0019】次に、図1および図3(a)〜(c)に沿
って下部取付枠6を説明する。下部取付枠6の底板11
の各側縁のほぼ中央部には上方に向かって折曲された横
長矩形状の押え部11aがそれぞれ形成されている。ま
た、底板11の側縁両端部には水平方向に突出する係合
突部11bが形成されている。また、底板11の両端部
には上方に向かって折曲された側板10がそれぞれ形成
され、かつ各側板10のほぼ中央部には長さ方向に沿っ
て伸びるやや巾狭の折曲部10aがそれぞれ形成されて
いる。これらの折曲部10aは上部取付枠5の窓7bに
挿通され、その後、折曲されるものである。
【0020】次に上述のトランス用取付金具をトランス
本体1に取付ける場合について説明する。
【0021】まず、図4に示すように、下部取付枠6上
にトランス本体1を設置する。この場合、コア4と底板
11との巾、長さ寸法はほぼ等しく、底板11上にコア
底部を位置させる。底板11のほぼ中央部にほぼ垂直方
向上方に折曲された押え部11aがコア4の下方側面中
央部に当接し、コア4が押えられる。
【0022】そして、下部取付枠6に収められたコア4
の周囲三方に上部取付枠5を取付ける。
【0023】図5(a)はその状態を示す。下部取付枠
6の折曲部10aは上部取付枠5の窓7bから上方へ突
出し、この突出部分は、図5(b)に示すように、側板
8側に折曲される。また、コア下方両側部に上部取付枠
5の押え部8bが当接され、コア4を押え、かつその押
え部8bの先端下方に形成された係合突起8cが、下部
取付枠6の底板11両端にほぼ水平方向に突設された係
合突起11bに係合され、コイルボビン2に組込まれた
コア4、下部取付枠6、上部取付枠5が一体化され、か
つコア4が締付けられる。
【0024】本発明では、これらの組込み時に折曲する
のは、図5(a)、(b)に示すように、下部取付枠6
の折曲部10aであるため、組込み作業が容易である。
【0025】
【実施例2】図6(a)〜(c)は本発明の他の実施例
にかかる上部取付枠、図7(a)〜(c)はそれと組合
わされて用いられる下部取付枠を示す。
【0026】この実施例では、図6(a)〜(c)に示
すように、上部取付枠15の天板17および側板18の
側縁の長さ方向に沿って折曲部17a、18aがそれぞ
れ形成されている。これらの折曲部17a、18aはコ
ア4の上側部、両側部にわたって当接される。したがっ
て、前述の実施例に比べコア4をより確実に押えること
ができる。その他、図中18bは側方の折曲部18aの
下方内側に突設された係合突起、17bは天板17に形
成された窓である。18cは補強用のリブ、19は取付
片である。
【0027】下部取付枠16は、図7(a)〜(c)に
示すように、全体としてほぼU字状をなし、かつ底板2
1の四隅に水平方向に突出し、かつ係合部18bと係合
する係合突起21bが形成されている。この実施例では
上部取付枠15に天板側の折曲部17a、側方の折曲部
18aがあるため、前述の実施例の例えば図3(b)に
示したような底板11の先端に形成した。なお、その
他、図中20は側板、20aはその上方に形成された巾
狭の折曲部である。折曲部11aがなくても良く、形状
がシンプルになっている。
【0028】なお、天板側の折曲部17a、側方の折曲
部18aなどは上部取付枠15を打抜き、加工して成形
する際に、予め折曲されているため、トランス本体組込
み時に、側板20の先端部の折曲部20aを窓17bに
挿通後の折曲工程だけ で良いことは前述の実施例と同様
である。
【0029】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、トランス本
体に締付兼取付金具を組込みにあたり、 上部取付枠の窓
から突出した下部取付枠の折曲部を折曲すれば良いた
め、複雑な形状のトランス本体に対しても取付けること
ができ、取付作業も容易であるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の分解斜視図。
【図2】 本発明の一実施例にかかる上部取付枠を示
し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図
である。
【図3】 本発明の一実施例にかかる下部取付枠を示
し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図
である。
【図4】 本発明の一実施例の組立状態を示す説明図で
ある。
【図5】 (a)、(b)は同組立状態の説明図であ
る。
【図6】 本発明の他の実施例にかかる上部取付枠を示
し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図
である。
【図7】 本発明の他の実施例にかかる下部取付枠を示
し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図
である。
【図8】 従来例を示し、(a)は従来例を用いたトラ
ンス本体の側面図、(b)は従来例の平面展開図。
【図9】 既存のトランス本体の斜視図を示す。
【符号の説明】
1 トランス本体 2 コイルボビン 3 コイル 4 コア 5 上部取付部 6 下部取付部 7 天板 7a 押え部 7b 窓 8 側板 8a リブ 8b 押え部 9 取付片 9a 取付孔 9b リブ 10 側板 10a 折曲部 11 底板 11a 押え部 11b 係合突起

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランス本体(1)のコア(4)周囲に
    取付けられる取付金具であって、この取付金具は上部取
    付枠(5)と下部取付枠(6)とからなり、これら各取
    付枠(5)、(6)にはコア取付時にコア(4)と当接
    し、押える折曲された押え部(7a)、(8b)、(1
    1a)が予め形成され、コア底部および側部に下部取付
    枠(6)を取付け、その側部およびコア上部に上部取付
    枠(5)を取付け、かつ上部取付枠(5)に形成された
    窓(7b)から上方に突出した下部取付枠(6)の側板
    上端部に形成された折曲部(10a)を上部取付枠
    (5)の側板(8)側へ折曲して一体化することを特徴
    とする小型トランス用取付金具。
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