JPH069458Y2 - コイル - Google Patents

コイル

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JPH069458Y2
JPH069458Y2 JP1989152997U JP15299789U JPH069458Y2 JP H069458 Y2 JPH069458 Y2 JP H069458Y2 JP 1989152997 U JP1989152997 U JP 1989152997U JP 15299789 U JP15299789 U JP 15299789U JP H069458 Y2 JPH069458 Y2 JP H069458Y2
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JP
Japan
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core
bobbin
coil
core holder
holder
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989152997U
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English (en)
Other versions
JPH0392017U (ja
Inventor
満男 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Publication of JPH0392017U publication Critical patent/JPH0392017U/ja
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は、カレントトランス等の2分割型閉磁路のコア
を用いたコイルの構造に関係する。
[従来の技術] 従来のコイルの形状を第4図に示すが、該コイルの組立
作業を簡略化するため、予めボビン1の巻線部3にコイ
ルを巻線して空心のコイルを準備し、分割型閉磁路のコ
ア2をボビン1の中央孔に挿入して閉磁路を形成し、弾
性を利用して金属板のコア固定用のコアホルダ4により
コアを閉磁路に固定しコイルを作成していた。
又部品を単純化するため、1つのボビンでコアの配置は
横置き、縦置きを兼ねたものが多く、一般にボビンは専
有面積を小さくするためなるべく小型にしてある。第4
図に示すようにコアを横置きに使用する場合、どうして
もコアの半分近くがボビンからはみ出し、又ボビンの中
央孔もコアのばらつきを考慮して大きめに設定してある
ため、ボビンとコアとの間にがたつきが出て不安定とな
り衝撃等によりコアがずれたりして、特性が変化し装置
の故障の原因となっていた。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、上述の欠点を解消しボビンにコアを固定する
のに、コア同士を固定すると同時にコアをボビンに固定
できる構造として、安定してコアとボビンとをコアホル
ダにより固定したコイルを提供するにある。
ロ、考案の構成 [課題を解決するための手段] 本考案は前述の課題を解決するため、コイルを構成して
いる2分割型閉磁路のコアを固定するためのU字形の弾
性体薄板より成るコアホルダの脚部に、ボビンに接する
内向きの凸部を持つ係止片をU字形の弾性薄板に一体に
設け、コアの固定と同時に、コアホルダの係止片の凸部
とボビンに設けた凹部を嵌合して、2分割型閉磁路のコ
アの固定とボビンとコアホルダとを一体に固定した構造
のコイルを提供するにある。
即ち本考案は、2分割型閉磁路のコアと該コアを固定す
る両脚部の先端に係止爪を持つ板材で弾性を有するU字
形のコイル用コアホルダをボビンに組付けて成るコイル
において、コアホルダの両側脚部にコアホルダと一体に
ボビンの両側面に接しボビンに設けた凹部に係止する凸
部を設けた係止片と、ボビンの側面に前記コアホルダの
係止片の取り付けた凸部の対向位置に設けた凹部とによ
り、コアとコアホルダとボビンとを係止固定するよう形
成したことを特徴とするコイルである。
[作用] 2分割型閉磁路のコアを組合せて作る、コイルのコア固
定に使用するU字形の弾性体薄板のコアホルダの脚部に
設けた係止片の凸部と、ボビンの対応位置に設けた凹部
とを嵌合させて、コアホルダによりコアとボビンとを挟
み込み弾性力と、コアホルダの凸部とボビンの凹部との
かみ合によりコアとボビンとを固定し、コアずれを生ず
ることのない安定したコイルを形成する。
[実施例] 以下、図面を用いて本考案の実施例について説明する。
第1図は、本考案の実施例のコイルに用いるコアホルダ
を示す外観斜視図であり、第2図は第1図に示すコアホ
ルダを用いて組立てた本考案のコイルの外観斜視図であ
る。第3図は第2図に示すコイルを図面の向こう側から
見た正面図である。
第1図に示す本考案に係る実施例のコイルを形成するコ
アホルダ5は0.3mm厚で、幅がコアの厚さにほぼ等し
いステンレス薄板の帯を整形し、コアの背幅より若干長
い基底部9の両端に組合わせた2個のコアの奥行方向の
長さより若干長い脚部11が設けられ、その先端に内方
向に曲げられた係止爪10を備え、脚部及び係止爪で2
分割型コアを固定するために、若干内側に曲げて弾性を
持つ様加工されている。更に本実施例のコイルによるコ
アホルダ5には基底部9の両側の脚部11の各々の中央
及び先端部に、それぞれ下向き(第2図に示すボビン側
面方向)の係止片A6及び係止片B7が設けられ、各々
の係止片A、係止片Bのボビンに当接する面には、第3
図に示すボビン1の側面に設けてある凹部12と嵌合す
る凸部8が設けてある。
第2図及び第3図に示すように本考案のコイルにおいて
コアホルダ5を用いることにより、コア2とボビン1は
コアホルダ5により互いに一体に固定することが出来
る。即ちボビンに予め巻線して巻線部3を形成し、ボビ
ンの中央孔にコア2を通し、コアホルダ5の脚部11を
開いて向かい合う2個のコア2を向い合わせに挟み込
み、係止片10をコアの背面に係止して固定する。この
ときコアホルダに設けてある係止片A6、係止片B7に
よりボビン1を挟み、同時にボビンの凹部12とコアホ
ルダ5の凸部8を嵌合させることにより、コアとボビン
とを容易に固定することが出来る。更に、ボビンと係止
片A、係止片Bとの間に接着剤を塗布し組立てることに
より、強固にコイルとボビンとコアホルダとを固定した
コイルとすることができる。
上記の実施例の構造のコアホルダを使用し接着剤を用い
ずに組立てたコイルに振動試験や落下試験により衝撃を
与えて、従来のコアホルダを使用したコイルと比較した
所、インダクタンスのばらつきを1/3に押さえること
が出来た。
尚、本考案の例はボビンに対してコアを横置きにした構
成の例で示したが、本考案によるコイルに示すコアホル
ダを使用しコアを縦置きにしたコイルでは、第2図のコ
ア2の位置を縦置きにし、ピン端子13及びスタンドオ
フ14を第2図に示す位置を変えて右側面に取付けるよ
うに構成したコイルとすればよい。
ハ.考案の効果 [考案の効果] 本考案により、電子機器に使用するコイルやトランスに
おいて、コアとボビンとコアホルダとを固定するのに含
浸接着固定等を行うことなく、本考案のコイルとするこ
とにより、コアホルダとボビンとにより簡易な組立作業
のみでコアとボビンとコアホルダを固定出来、信頼性の
高いコイルを安価に供給できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるコイルのコアホルダを示す外観
斜視図。 第2図は、第1図に示す本考案によるコイルのコアホル
ダを用いて組立てた本考案のコイルの外観斜視図。 第3図は、第2図に示す本考案のコイルの向こう側から
みた正面図。 第4図は、従来のコアホルダで組立てたコイルの外観斜
視図。 1……ボビン、2……コア、3……巻線部、4……(従
来の)コアホルダ、5……(本考案による)コアホル
ダ、6……係止片A、7……係止片B、8……凸部、9
……基底部、10……係止爪、11……脚部、12……
(ボビンの)凹部、13……ピン端子、14……スタン
ドオフ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2分割型閉磁路のコアと該コアを固定する
    両脚部の先端に係止爪を持つ板材で弾性を有するU字形
    のコイル用コアホルダをボビンに組付けて成るコイルに
    おいて、コアホルダの両側脚部にコアホルダと一体にボ
    ビンの両側面に接しボビンに設けた凹部に係止する凸部
    を設けた係止片と、ボビンの側面に前記コアホルダの係
    止片に取り付けた凸部の対向位置に設けた凹部とによ
    り、コアとコアホルダとボビンとを係止固定するよう形
    成したことを特徴とするコイル。
JP1989152997U 1989-12-29 1989-12-29 コイル Expired - Lifetime JPH069458Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989152997U JPH069458Y2 (ja) 1989-12-29 1989-12-29 コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989152997U JPH069458Y2 (ja) 1989-12-29 1989-12-29 コイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0392017U JPH0392017U (ja) 1991-09-19
JPH069458Y2 true JPH069458Y2 (ja) 1994-03-09

Family

ID=31699227

Family Applications (1)

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JP1989152997U Expired - Lifetime JPH069458Y2 (ja) 1989-12-29 1989-12-29 コイル

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JP (1) JPH069458Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5556052Y2 (ja) * 1975-08-22 1980-12-25
JPS6099513U (ja) * 1983-12-14 1985-07-06 株式会社トーキン トランスホ−マ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0392017U (ja) 1991-09-19

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