JPH0638353Y2 - 小型リレー - Google Patents
小型リレーInfo
- Publication number
- JPH0638353Y2 JPH0638353Y2 JP853588U JP853588U JPH0638353Y2 JP H0638353 Y2 JPH0638353 Y2 JP H0638353Y2 JP 853588 U JP853588 U JP 853588U JP 853588 U JP853588 U JP 853588U JP H0638353 Y2 JPH0638353 Y2 JP H0638353Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- terminal
- hole
- small relay
- boss
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
Description
本考案は小型リレー、特に超小型のリレーに関するもの
である。
である。
【従来の技術】 超小型のリレーとして、第5図に示す形態のものが提供
されている。これはベース1とボビンブロック2とケー
ス3とからなり、ボビンブロック2にはコイル20が巻回
されているとともに、アーマチャ21がコモン接点板を兼
ねたばね22を介して取り付けられたもので、上記ベース
1には、ボビンブロック2から突出するコモン端子23や
コイル端子24や接点端子25が挿通される孔10が形成され
ている。図中31はケース3から突設されて、フラックス
上がりを防止するとともに洗浄液を流れやすくするスタ
ンドオフである。
されている。これはベース1とボビンブロック2とケー
ス3とからなり、ボビンブロック2にはコイル20が巻回
されているとともに、アーマチャ21がコモン接点板を兼
ねたばね22を介して取り付けられたもので、上記ベース
1には、ボビンブロック2から突出するコモン端子23や
コイル端子24や接点端子25が挿通される孔10が形成され
ている。図中31はケース3から突設されて、フラックス
上がりを防止するとともに洗浄液を流れやすくするスタ
ンドオフである。
ところで、このような超小型のリレーでは、その端子2
3,24,25も非常に細くて強度が小さいことから、組立作
業工程中におけるこれら端子23,24,25の配列寸法を確保
するために、ベース1の各孔10に端子23,24,25を通して
ベース1の仮保持を行ない、そしてこの状態で組立をし
ていたのであるが、孔10の寸法のばらつきにより、端子
23,24,25を孔10に通す際に途中で引っ掛かって端子23,2
4,25が曲がったり破損したりすることがある上に、孔10
が大き過ぎてベース1が外れてしまったりすることがあ
り、作業能率を低下させる原因となっている。第6図
(a)(b)に示すように、端子23,24,25にその板厚方
向のダボ26や曲げによる突部27を形成できるならば、孔
10を予め大きめにしておき、これらダボ26や突部27で抜
け止めを図ることができるのであるが、超小型のものの
場合には、端子の強度やベースの強度の限界のために、
このような構造をとることができない。 本考案はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところは端子やベースの強度が低くとも、ベ
ースの孔に端子を通すことが容易であると同時にベース
が外れてしまうこともなく、端子をベースに通しておく
ことによるベースの仮保持及び端子配列寸法の確保を容
易に行なえる小型リレーを提供するにある。
3,24,25も非常に細くて強度が小さいことから、組立作
業工程中におけるこれら端子23,24,25の配列寸法を確保
するために、ベース1の各孔10に端子23,24,25を通して
ベース1の仮保持を行ない、そしてこの状態で組立をし
ていたのであるが、孔10の寸法のばらつきにより、端子
23,24,25を孔10に通す際に途中で引っ掛かって端子23,2
4,25が曲がったり破損したりすることがある上に、孔10
が大き過ぎてベース1が外れてしまったりすることがあ
り、作業能率を低下させる原因となっている。第6図
(a)(b)に示すように、端子23,24,25にその板厚方
向のダボ26や曲げによる突部27を形成できるならば、孔
10を予め大きめにしておき、これらダボ26や突部27で抜
け止めを図ることができるのであるが、超小型のものの
場合には、端子の強度やベースの強度の限界のために、
このような構造をとることができない。 本考案はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところは端子やベースの強度が低くとも、ベ
ースの孔に端子を通すことが容易であると同時にベース
が外れてしまうこともなく、端子をベースに通しておく
ことによるベースの仮保持及び端子配列寸法の確保を容
易に行なえる小型リレーを提供するにある。
しかして本考案は、ボビンブロックから突設されている
端子がベースに設けられた孔に挿通されている小型リレ
ーにおいて、端子にその幅方向のばね性を持たせるとと
もに、ベースの孔の開口縁に係止される係止部を形成し
ていることに特徴を有する。 [作用] 本考案によれば、ベースの孔を大きめにしておくこと
で、端子の挿通を容易に行なうことができる上に、端子
が有するばね姓で係止部が孔の開口縁に係止されるため
に、ベースが外れてしまうこともない。 [実施例] 以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述すると、基本
的形態は前記従来例と同じであるが、ここではコモン端
子24がばね22の一部として形成されていることを利用し
て、コモン端子23に図中矢印で示す幅方向のばね性を持
たせるとともに、第1図に示すように、幅方向に突出す
る係止部29を設けてある。そして、各端子23,24,25が挿
通される孔10をベース1に形成するにあたり、各孔10の
寸法を、対応する端子23,24,25の幅よりも大きめに形成
することで、孔10の寸法精度のばらつきの範囲内では、
端子23,24,25が孔10への挿入途中で引っ掛かって曲がっ
たり折れたりすることがないようにしてある。 そして、各端子23,24,25を孔10に通したならば、上記コ
モン端子23はそのばね性によって突起29を孔10の下面側
開口縁に係止させるものであり、これ故に、孔10が大き
めであるとはいえ、ベース1が外れたりすることがない
ものである。 ここではコモン端子23について説明したが、他のコイル
端子24や接点端子25にばね性及び係止部29を設けてもよ
い。 第2図乃至第4図に示す実施例では、ボビンブロック2
の下面からボス5を突設するとともに、ベース1にこの
ボス5が圧入される挿入孔11を形成して、ボビンブロッ
ク2にベース1を取り付けた時、ボス5が挿入孔11を通
じてベース1の下方に突出するようにしてあり、またボ
ス5の先端位置が、端子23,24,25に設けた係止部29の下
端と同じ高さに位置するようにしてある。 前記従来例で示したケース3に設けていたスタンドオフ
の機能を、これら係止部29及びボス5が果たすようにし
ているわけであり、スタンドオフを設けるために手間の
かかっていたケース3の成形用金型が簡単化できるもの
である。
端子がベースに設けられた孔に挿通されている小型リレ
ーにおいて、端子にその幅方向のばね性を持たせるとと
もに、ベースの孔の開口縁に係止される係止部を形成し
ていることに特徴を有する。 [作用] 本考案によれば、ベースの孔を大きめにしておくこと
で、端子の挿通を容易に行なうことができる上に、端子
が有するばね姓で係止部が孔の開口縁に係止されるため
に、ベースが外れてしまうこともない。 [実施例] 以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述すると、基本
的形態は前記従来例と同じであるが、ここではコモン端
子24がばね22の一部として形成されていることを利用し
て、コモン端子23に図中矢印で示す幅方向のばね性を持
たせるとともに、第1図に示すように、幅方向に突出す
る係止部29を設けてある。そして、各端子23,24,25が挿
通される孔10をベース1に形成するにあたり、各孔10の
寸法を、対応する端子23,24,25の幅よりも大きめに形成
することで、孔10の寸法精度のばらつきの範囲内では、
端子23,24,25が孔10への挿入途中で引っ掛かって曲がっ
たり折れたりすることがないようにしてある。 そして、各端子23,24,25を孔10に通したならば、上記コ
モン端子23はそのばね性によって突起29を孔10の下面側
開口縁に係止させるものであり、これ故に、孔10が大き
めであるとはいえ、ベース1が外れたりすることがない
ものである。 ここではコモン端子23について説明したが、他のコイル
端子24や接点端子25にばね性及び係止部29を設けてもよ
い。 第2図乃至第4図に示す実施例では、ボビンブロック2
の下面からボス5を突設するとともに、ベース1にこの
ボス5が圧入される挿入孔11を形成して、ボビンブロッ
ク2にベース1を取り付けた時、ボス5が挿入孔11を通
じてベース1の下方に突出するようにしてあり、またボ
ス5の先端位置が、端子23,24,25に設けた係止部29の下
端と同じ高さに位置するようにしてある。 前記従来例で示したケース3に設けていたスタンドオフ
の機能を、これら係止部29及びボス5が果たすようにし
ているわけであり、スタンドオフを設けるために手間の
かかっていたケース3の成形用金型が簡単化できるもの
である。
以上のように本考案においては、超小型で端子の強度が
非常に小さくとも、ベースの孔に端子を通すことが容易
に行なえる上に、ベースが外れるようなこともなく、端
子をベースに通しておくことによるベースの仮保持及び
端子配列寸法の確保を容易に行なえるものである。
非常に小さくとも、ベースの孔に端子を通すことが容易
に行なえる上に、ベースが外れるようなこともなく、端
子をベースに通しておくことによるベースの仮保持及び
端子配列寸法の確保を容易に行なえるものである。
第1図(a)(b)は本考案一実施例の破断正面図、第
2図(a)(b)は他の実施例におけるベースの斜視図
とボビンブロックの側面図、第3図は同上の破断正面
図、第4図(a)(b)は同上の側面図と正面図、第5
図は従来例の分解斜視図、第6図(a)(b)は他の従
来例の断面図であって、1はベース、2はボビンブロッ
ク、10は孔、23,24,25は端子、29は係止部を示す。
2図(a)(b)は他の実施例におけるベースの斜視図
とボビンブロックの側面図、第3図は同上の破断正面
図、第4図(a)(b)は同上の側面図と正面図、第5
図は従来例の分解斜視図、第6図(a)(b)は他の従
来例の断面図であって、1はベース、2はボビンブロッ
ク、10は孔、23,24,25は端子、29は係止部を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】ボビンブロックから突設されている端子が
ベースに設けられた孔に挿通されている小型リレーにお
いて、端子にその幅方向のばね性を持たせるとともに、
ベースの孔の開口縁に係止される係止部を形成している
小型リレー。 - 【請求項2】ボビンブロックから突設されてベースを貫
通するとともに、端子に設けられた係止部と同一高さ位
置に先端が位置するボスが設けられている請求項1記載
の小型リレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP853588U JPH0638353Y2 (ja) | 1988-01-26 | 1988-01-26 | 小型リレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP853588U JPH0638353Y2 (ja) | 1988-01-26 | 1988-01-26 | 小型リレー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01112539U JPH01112539U (ja) | 1989-07-28 |
JPH0638353Y2 true JPH0638353Y2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=31214497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP853588U Expired - Lifetime JPH0638353Y2 (ja) | 1988-01-26 | 1988-01-26 | 小型リレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0638353Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007073250A (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-22 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd | プラグイン形電磁継電器 |
-
1988
- 1988-01-26 JP JP853588U patent/JPH0638353Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01112539U (ja) | 1989-07-28 |
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