JP2872927B2 - 電磁コイル及びこれを用いた電磁リレー - Google Patents
電磁コイル及びこれを用いた電磁リレーInfo
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Description
いた電磁リレーに係り、特に、コイル巻線を巻回するた
めのコイルスプールへのコイル端子の取付構造に関す
る。
れる電磁コイルは、図4に示すように合成樹脂製のコイ
ルスプール10の巻芯部11に導電線を巻回し、巻芯部
11の内部に形成されている貫通孔11aに鉄芯を挿通
させることにより構成されている。コイルスプール10
の端枠部12には、コイル端子13を取り付けるための
取付面12aと、この取付面12aに開口を持つように
形成された取付穴12bとが形成されている。
加工して構成したものであり、取付基部13aと、この
取付基部13aの上部で直角に屈折して形成された圧入
片部13bと、取付基部13aの反対側に形成されたコ
イル接続部13cと、取付基部13aの中央下部から下
方へ突出形成された端子片部13dとから構成される。
コイル端子13は、圧入片部13bをコイルスプール1
0の取付穴12b内へ圧入し、取付基部13aをコイル
スプール10の取付面12aに当接させた状態で固定さ
れる。なお、図中のコイル端子14は上記コイル端子1
3と面対称の形状を備え、コイルスプール10の反対側
に取付けられるものである。
来の電磁コイルの端子構造では、端子の位置決めを確実
に行うためにコイル端子13,14の形状が複雑になっ
ている上に、コイル端子13と14を相互に同一形状に
することができないため、部品コストの低減、部品点数
の削減並びに組立作業の簡易化及び低コスト化ができな
いという問題点があった。また、異なる機種間でのコイ
ル端子の共用化を図る上でも、上記コイル端子13,1
4のような複雑な形状が大きな妨げとなっていた。
であり、その課題は、簡易な形状のコイル端子により電
磁コイルの部品コストの低減、部品点数の低減、及び組
立工程の容易化を図るとともに、異なる機種間において
も部品の共用化を容易に図ることのできる電磁コイルの
構造を実現することにある。
に本発明が講じた手段は、コイルスプールと、該コイル
スプールの巻芯部に巻回されたコイル巻線と、前記コイ
ルスプールに取付固定され、前記コイル巻線に導電接続
されたコイル端子とを有する電磁コイルにおいて、前記
コイル端子に、前記コイルスプールの側面に形成された
取付穴に圧入される圧入片部と、左右両側に伸びる一対
のコイル接続部と、外部接続用の端子片部とを設けるも
のである。
することが好ましい。
の端部に形成された一対の鍔部の側面に形成することが
好ましい。
の周囲に、前記圧入片部を前記取付穴に圧入した状態で
前記コイル端子の前記コイル接続部の一方に密接するよ
うに形成された取付面を設けることが好ましい。
備えた電磁リレーを構成する場合がある。
を左右一対設けることにより、コイルスプールに対して
対向する位置に接続される一対のコイル端子を共通のも
のとすることができ、しかも簡易な構造とすることがで
きるので、部品の製造コストが低減されるとともに部品
点数が削減され、組立工程も簡易化されるから、電磁コ
イルの製造コストを低減することができる。また、コイ
ル端子の取付方向を正逆いずれの方向にでも設定するこ
とができるので、異なる機種間においても部品(コイル
端子)の共用化を容易に図ることができる。
に形成することにより、コイルスプール側の取付構造も
共通化することができるから、部品(コイルスプール及
びコイル端子)の製作及び組立が容易になる。
ルの鍔部の側面に形成することによりコイル端子の取付
及び固定が容易になる。
ル接続部の一方に密接する取付面を設けることにより、
コイル端子の取付精度及び取付強度を向上させることが
できる。
イルを備えることにより、製造コストの低減された電磁
リレーを構成することができる。
ルの実施例を説明する。この実施例は図1に示すように
電磁リレーに適用する電磁コイルに関するものであり、
本発明の使用態様は特に電磁リレーに限定されるもので
はないが、電磁リレーに用いる電磁コイルの構造として
特に好適なものである。
磁リレーである。コイル巻線1を巻回したコイルスプー
ル2は、コイル巻線1を巻き付ける巻芯部21を有し、
この巻芯部21の上下両端に鍔部22,23が合成樹脂
を材料とする射出成形により一体形成されている。巻芯
部21は内部に鉄芯が挿通され、この鉄芯に接続された
ヨーク6は、コイルスプール2の鍔部23に沿って延在
し、屈曲した後垂直に延長されている。
端には可動鉄片7が可動バネ片8を介してヒンジ接合さ
れ、可動鉄片7の先端部は鉄芯の磁極端面5aに対向し
ている。可動鉄片7に接続された可動バネ片8の先端に
は図示しない可動接点が固着されている。可動バネ片8
の下端には共通端子片部8aが形成されている。コイル
スプール2の側面(図1における紙面と垂直な方向の前
後側面、図2における左右側面)には、それぞれ固定端
子片3,4が取付けられている。固定端子3,4には、
その上端に水平に屈曲した接点片部31,41が設けら
れ、この接点片部31,41に、上記可動接点に対向す
るように配置された固定接点30,40が固着されてい
る。
の巻回軸線の方向に沿って上方へ突出した取付凸部24
が形成され、この取付凸部24には断面矩形の取付穴2
4aが形成されている。一方、鍔部23には、その側面
に断面矩形の取付穴23aが形成されている。固定端子
3は、その圧入片部33,34をコイルスプール2の上
下の取付穴23a,24aに圧入させることにより固定
されている。固定端子3に形成された端子片部32は、
コイルスプール2の側面から下方へ延伸し、箱状カバー
50に接着されたベース51を貫通して外部へ突出して
いる。なお、固定端子4においても、固定端子3と全く
同様にコイルスプール2に対して圧入固定されている。
には、図2又は図3に示すように、幅広の外側面23
b,23eよりも一段引き込まれるように形成された取
付面23c,23fがそれぞれ形成され、この取付面2
3c,23fに断面矩形の取付穴23d,23gがそれ
ぞれ穿設されている。取付穴23d,23gにはコイル
端子9の上端に形成された圧入片部91が圧入固定され
るようになっている。
せることにより形成された圧入片部91と、その下の左
右両側からそれぞれ突出形成された断面角形のコイル接
続部92,93と、上端の圧入片部91から真っ直ぐ下
方へ伸びる端子片部94とから構成され、通常は1枚の
板材をプレス加工することにより形成される。
鍔部23の取付面23cに形成された取付穴23dに圧
入され、コイル端子9の板面、特に、コイル接続部93
及び端子片部94の表面がコイルスプール2の取付面2
3cに完全に接した密接状態で固定される。また、もう
一方の取付面23eに形成された取付穴23gにも別の
コイル端子9の圧入片部91が圧入され、コイル接続部
92及び端子片部94の表面がコイルスプールの取付面
23fに密接した状態で固定される。
られたコイル端子9の図中右側に伸びるコイル接続部9
2の先端部には、コイル巻線1の一端が巻回され、半田
等により導電接続されている。コイル端子9の端子片部
94は、上記ベース51の貫通孔を通して外部に突出す
るように構成されている。また、取付面23fに取付け
られたコイル端子9のコイル接続部93の先端部にも、
同様にコイル巻線1の他端が巻回され、半田等により導
電接続されている。
部91には、その左右側面に係合突起91a,91aが
形成されている。これらの係合突起91aは、取付穴2
3dに圧入片部91を圧入する場合に、取付穴23dの
内面を部分的に削りながら圧入片部91が挿入され、圧
入片部91を取付穴23d内に確実に固定するものであ
る。これらの係合突起の形成及び圧入片部91の先端の
円弧形状は必ずしも必須ものではないが、コイル端子9
を精度良く確実に固定するためには有った方が好まし
い。
るコイル端子9と、取付面23fに取付けられるコイル
端子9とは、相互に圧入片部91を相手に向けた対向姿
勢となる。ここで、コイル端子9は左右両側にコイル接
続部92,93を備えているので、いずれの取付面に取
付けする場合においても、コイルスプール2の端部側の
コイル接続部にはコイル巻線1を接続し、他のコイル接
続部を取付面上に密接させるようにして、いずれの取付
面に対しても支障なく取付けできるとともにコイル巻線
の接続が可能になる。
右にコイル接続部92,93が設けられていることによ
り、どちらの取付穴に取付けても支障なく用いることが
できるから、コイルスプールの両側面に取付けられる一
対のコイル端子を共通部品とすることができるために部
品点数を削減できるとともに、コイル端子が対称形状に
形成されているので、コイル端子の製造及びリレー製造
時(組立時)の取扱が容易になり、製造コストを低減す
ることができる。また、異なる機種間においても、左右
ほぼ対称に形成されているので、取付姿勢の自由度が高
く、部品の共用化が容易に行える。
93の一方はコイル巻線1に固着されるが、他方の取付
面はコイルスプール2の取付面23c,23fに密接す
るように構成されているので、この密接によりコイル端
子9が確実に位置決めされ、コイル端子の取付精度及び
取付強度を向上させる効果がある。
下の効果を奏する。
続部を左右一対設けることにより、コイルスプールに対
して対向する位置に接続される一対のコイル端子を共通
のものとすることができ、しかも簡易な構造とすること
ができるので、部品の製造コストが低減されるとともに
部品点数が削減され、組立工程も簡易化されるから、電
磁コイルの製造コストを低減することができる。また、
コイル端子の取付方向を正逆いずれの方向にでも設定す
ることができるので、異なる機種間においても部品(コ
イル端子)の共用化を容易に図ることができる。
に形成することにより、コイルスプール側の取付構造も
共通化することができるから、部品(コイルスプール及
びコイル端子)の製作及び組立が容易になる。
ルの鍔部の側面に形成することによりコイル端子の取付
及び固定が容易になる。
ル接続部の一方に密接する取付面を設けることにより、
コイル端子の取付精度及び取付強度を向上させることが
できる。
イルを備えることにより、製造コストの低減された電磁
リレーを構成することができる。
に適用させた状態を示す内部構成図である。
図1のII−II線に沿って切断した状態を示す内部断面図
である。
を示す斜視図である。
す斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 コイルスプールと、該コイルスプールの
巻芯部に巻回されたコイル巻線と、前記コイルスプール
に取付固定され、前記コイル巻線に導電接続されたコイ
ル端子とを有する電磁コイルにおいて、 前記コイル端子には、前記コイルスプールの側面に形成
された取付穴に圧入される圧入片部と、左右両側に伸び
る一対のコイル接続部と、外部接続用の端子片部とを設
けたことを特徴とする電磁コイル。 - 【請求項2】 請求項1において、前記コイル端子を左
右対称に形成したことを特徴とする電磁コイル。 - 【請求項3】 請求項1において、前記取付孔を、前記
コイルスプールの端部に形成された一対の鍔部の側面に
形成したことを特徴とする電磁コイル。 - 【請求項4】 請求項1において、前記コイルスプール
の前記取付穴の周囲には、前記圧入片部を前記取付穴に
圧入した状態で前記コイル端子の前記コイル接続部の一
方に密接するように形成された取付面を設けたことを特
徴とする電磁コイル。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
の電磁コイルを備えた電磁リレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3932795A JP2872927B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 電磁コイル及びこれを用いた電磁リレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3932795A JP2872927B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 電磁コイル及びこれを用いた電磁リレー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08213227A JPH08213227A (ja) | 1996-08-20 |
JP2872927B2 true JP2872927B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=12550009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3932795A Expired - Fee Related JP2872927B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 電磁コイル及びこれを用いた電磁リレー |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2872927B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101353436B1 (ko) * | 2013-07-30 | 2014-01-21 | 정경숙 | 누전차단기용 트립코일 구동부 |
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1995
- 1995-02-03 JP JP3932795A patent/JP2872927B2/ja not_active Expired - Fee Related
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