JP2543670Y2 - ワイヤハーネス用プロテクタ - Google Patents

ワイヤハーネス用プロテクタ

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JP2543670Y2
JP2543670Y2 JP1991017581U JP1758191U JP2543670Y2 JP 2543670 Y2 JP2543670 Y2 JP 2543670Y2 JP 1991017581 U JP1991017581 U JP 1991017581U JP 1758191 U JP1758191 U JP 1758191U JP 2543670 Y2 JP2543670 Y2 JP 2543670Y2
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隆悦 及川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の車体等、特にそ
の折曲面に沿ってワイヤハーネスを配設する際に、その
保護および固定のため使用するワイヤハーネス用プロテ
クタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤハーネスを車両の車体等の
折曲面に沿って配設する際、ワイヤハーネスを固定する
ためのワイヤハーネス用プロテクタとしては、例えば、
図7〜図9に示す実開昭63−131516号公報に開
示されたようなものがある。すなわち、硬質の樹脂材料
から成る樋状のプロテクタ本体4の複数個(図示の例で
は2個)を薄肉のヒンジ部5で連結すると共に、ヒンジ
部5には電線の配設方向に複数のスリット5aを設け、
またプロテクタ本体4の外側には底板4aを延設してワ
イヤハーネス固定用舌片4dを突設し、さらに各底板4
aにはクリップ3を突設してある。なお各プロテクタ本
体4の側壁4bに蓋6を設けてある。
【0003】このようなプロテクタを車体等の曲面上に
取付けるには、図7に示すように先ずワイヤハーネスW
をプロテクタ本体4の中に入れ、図8に示すように車体
P等の形状に合わせ、プロテクタ本体4のヒンジ部5を
折曲げ、クリップ3が係止孔1に係合し得るようにした
後、ワイヤハーネスWをプロテクタ本体4の舌片4d及
びヒンジ部5にテープTで固定し、さらに蓋6を閉じ、
蓋6とプロテクタ本体4とをテープTで固定する。その
後、クリップ3を係止孔1に嵌挿してプロテクタを車両
の車体P等に取付ける。
【0004】これにより、ワイヤハーネスがプロテクタ
に保護された状態で、車体P上に固定される。この場
合、車体Pの形状に合わせてヒンジ部を折り曲げること
により車体Pの形状に合わせてプロテクタを取り付ける
ことが出来、ワイヤハーネスを車体P上に配索すること
が出来る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記プ
ロテクタでは、ヒンジ部5は蓋6で覆われていないの
で、このヒンジ部5を通るワイヤハーネスが外部に露出
する。すなわち、ヒンジ部5に蓋を設けた状態でヒンジ
部5を折り曲げると、ヒンジ部5の剛性が高くなって折
り曲げにくくなる。このため、ヒンジ部5では、その可
撓性を保持するため、蓋を設けることが出来ない。
【0006】そこで、ヒンジ部5を通るワイヤハーネス
Wにテープ巻きを施すことで、外部へのワイヤハーネス
の露出を防止して保護しているが、テープ巻き作業は非
常に面倒な作業であるため、手間がかかっていた。
【0007】また、蓋を可撓性に形成すると共に、プロ
テクタ本体と別体に形成し、プロテクタ本体を折り曲げ
ると蓋が追従して折り曲げられるようにすることで、ヒ
ンジ部でのワイヤハーネスの露出を防止することが考え
られる。
【0008】ところが、蓋はプロテクタ本体に確実に固
定する必要から蓋がプロテクタ本体に一旦、固定されて
しまうと、プロテクタ本体に対して移動することが出来
ない。このため、プロテクタ本体を無理に折り曲げると
プロテクタ本体への蓋の固定部分が外れてしまい、蓋を
プロテクタ本体に確実に固定することが出来ないという
問題がある。
【0009】本考案は上記の点に鑑みなされたもので、
車両の車体等に取付ける際、その取付け面が曲面でもプ
ロテクタ本体内に収容されたワイヤハーネスを蓋体で確
実に覆うことが出来、ワイヤハーネスを確実に保護する
ことが出来ると共に、車体への取付け作業が容易なワイ
ヤハーネス用プロテクタの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的達成するため請
求項1の発明は、長尺状の底板とこの底板の幅方向の両
側に直立した一対の側壁とで囲まれる内部の溝部に複数
本の電線からなるワイヤハーネスが前記溝部の長手方向
に沿って配索・収容されると共に、溝部の長手方向に沿
う中間部に折曲可能な可撓性の連結部を有するプロテク
タ本体と、前記連結部と共に、前記側壁間の底板に対向
する開口部を閉鎖する長尺状の可撓性の蓋とからなるワ
イヤハーネス用プロテクタであって、前記蓋の幅方向の
長さを前記一対の側壁間の開口部内の幅方向の長さより
短く設定し、前記可撓性の連結部が前記溝部の長手方向
に沿う前記側壁の中間部にそれぞれ設けられた切り込み
を有し、前記切り込みを挟んだ前記側壁の両側にそれぞ
れ設けられ前記溝部の長手方向に沿って長い長孔と、前
記蓋の幅方向の両側に設けられ前記蓋が前記一対の側壁
間に嵌入されて前記連結部と共に前記開口部を閉鎖した
状態で前記長孔内に挿入・係合されて前記蓋をプロテク
タ本体に保持し、前記プロテクタ本体の前記連結部での
折曲時に前記長孔に対して相対移動可能となるように前
記長孔の長手方向に沿う長さが前記長孔の長径より短い
係止突起とを有することを特徴としている。
【0011】請求項2の発明は、長尺状の底板とこの底
板の幅方向の両側に直立した一対の側壁とで囲まれる内
部の溝部に複数本の電線からなるワイヤハーネスが前記
溝部の長手方向に沿って配索・収容されると共に、前記
溝部の長手方向に沿う中間部に折曲可能な可撓性の連結
部を有するプロテクタ本体と、前記連結部と共に、前記
側壁間の底板に対向する開口部を閉鎖する長尺状の可撓
性の蓋と、前記蓋が前記連結部と共に前記開口部を閉鎖
した状態で前記蓋と共に前記プロテクタ本体の外周に巻
き付けられて蓋をプロテクタ本体に保持するバンドとか
らなるワイヤハーネス用プロテクタであって、前記プロ
テクタ本体に設けられて前記蓋が連結部と共に前記開口
部を閉鎖した状態で前記バンドが巻き付けられる本体側
バンド巻付け通路を形成する本体側バンド巻付け通路形
成手段と、前記蓋に設けられて前記バンドが巻き付け状
態で前記プロテクタ本体の前記連結部での折曲時に前記
バンドが前記蓋に対して相対移動可能なように前記バン
ド幅より幅広な蓋側バンド巻付け通路を形成する蓋側バ
ンド巻付け通路形成手段とを有することを特徴としてい
る。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、複数本の電線からな
るワイヤハーネスを底板の長手方向に沿って溝部内に配
索・収容し、側壁に設けた長孔内に、係止突起をそれぞ
れ挿入・係合し、連結部と共に開口部を蓋で閉鎖する。
これにより、ワイヤハーネスがプロテクタ本体内に収
容、保護される。この状態で車体の曲面部上に取付ける
と、可撓性の連結部でプロテクタ本体が折り曲げられ
る。このとき、蓋はプロテクタ本体に対して相対移動す
るが、係止突起が長孔内で相対移動するので、プロテク
タ本体に確実に固定されている。また、蓋は、連結部と
共に開口部を覆うので、ワイヤハーネスが確実に覆われ
る。
【0013】請求項2の発明では、複数本の電線からな
るワイヤハーネスを底板の長手方向に沿って溝部内に配
索・収容し、開口部を蓋で閉鎖した後に、蓋と共にプロ
テクタ本体の外周にバンドを巻き付ける。これにより、
ワイヤハーネスがプロテクタ本体内に収容・保護され
る。この状態で車体の曲面部上に取付けると、可撓性の
連結部でプロテクタ本体が折り曲げられる。このとき蓋
はプロテクタ本体に対して相対移動するが、バンドは蓋
側バンド巻付け通路及び本体側バンド巻付け通路に巻き
付けられているため、バンドが蓋から外れることがな
く、ワイヤハーネスが蓋により確実に覆われる。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいて本考案を説明する。
【0015】図1は本考案に係る第1の実施例のワイヤ
ハーネス用プロテクタを分解した状態を示す斜視図であ
る。図中、ワイヤハーネス用プロテクタ10は、長方形
の底板12とその両端に直立する側壁13とから成るU
字状溝部14を有する可撓性のプロテクタ本体11と、
その溝部14の開口面を閉じるための本体11と別体と
して形成した可撓性の蓋16とから成っている。
【0016】本体11の一方の側壁13には、図2に示
す溝部14に配置したワイヤハーネスWの配索方向で側
壁13の中間部に底板12上方の溝部14の開口面から
底板12の上面まで、底板12にほぼ直交した細長い切
り込み13aを形成し、また、側壁13の切り込み13
aを挟んだ両側に、底板12の長手方向(ワイヤーハー
ネスを溝部14内に配索・収容した方向)に沿って長い
矩形状の長孔13b、13bが形成してある。さらに他
方の側壁13にも一方の側壁13と同様に、両側壁13
にほぼ直交する方向で両側壁13を貫通するように、切
り込み13aを1箇所および長孔13bを2箇所、形成
してある。すなわち、プロテクタ本体11は、切り込み
13aで複数個(図1では2個)に分割され、切り込み
13a箇所を可撓性の連結部として分割された各プロテ
クタ本体を連結した構造となっている。
【0017】また、本体11のワイヤハーネス配索方向
の両端(すなわち、図1の左右両端)付近では、ワイヤ
ハーネス用プロテクタ10を支持するために本体11の
一側壁13から外方へ突出した突出片15を2箇所、設
けてある。この突出片15はプロテクタ10取付けの便
宜のため、本体11の底板12とほぼ同一面上にあり、
その内部に支持孔15aを穿設してある。なお、突出片
15の側壁13への取付位置は車体等の取付面の形状に
応じて随時変更してもよい。
【0018】一方、蓋16はほぼ長方形をなし本体11
の溝部14の開口面の全面を覆い、かつ蓋16を溝部1
4に嵌入可能なようにしてある。
【0019】また、蓋16の対向する長辺側の両端から
各々、離間した2本(両側で4本)の突起16aを設
け、この4本の突起16aを両側壁13の4箇所の長孔
13bの中間に圧入し、本体11或は蓋16に力が作用
すると突起16aが長孔13bの中で相対的に移動可能
となるように長孔の長手方向に沿う長さが長孔の長径よ
り短くしてある。すなわち、蓋16がワイヤハーネスの
配索方向(底板12の長手方向)へ移動可能になってい
る。
【0020】上記構成のワイヤハーネス用プロテクタ1
0を用いて、車両の車体等にワイヤハーネスを配索する
には、図2に示すように、まずワイヤハーネスWを本体
11の溝部14に配置し、続いて本体11の両側壁13
の上端の間隔を少し押し拡げ、蓋16の4箇所の突起1
6aを両側壁13の4箇所の長孔13bに圧入すれば、
プロテクタ10にワイヤハーネスWを取付けることがで
きる。この場合、蓋は圧入により常態において移動しな
い。
【0021】この取付状態において、図3に示すように
予め車体P等に螺設した螺子孔17にプロテクタ本体1
3の突出片15の支持孔15aを合わせ、これらを螺子
18で螺着すれば、ワイヤハーネスWの配索を完了する
ことができる。
【0022】なお、ワイヤハーネスWを収容したプロテ
クタ10を車体P等に取付ける際、車体P等の取付面が
曲面である場合にも、プロテクタ10はプロテクタ本体
11の連結部としての切込み13a箇所で断面係数を著
しく減少しており、僅かな曲げ力によりプロテクタ10
を折曲することができるので、車体P等に設けられた螺
子孔17とプロテクタ本体13の突出片15の支持孔1
5aとを容易に合わせることができ、さらに螺子18に
より突出片15を車体P等へ容易に螺着することができ
る。
【0023】本実施例によれば、プロテクタ10を車体
に取付ける際、その取付け面が曲面でも、可撓性の連結
部すなわち、切り込み部13a部分を通るワイヤーハー
ネスを蓋16で確実に閉鎖して保護することが出来る。
また、従来のように、ワイヤーハーネスの露出部分をテ
ープ巻きする必要がないので取付作業性が向上する。ま
た、プロテクタ本体11が連結部の切り込み13a部分
で折り曲がると、プロテクタ本体11に対して蓋16が
相対移動し、突起16aが長孔13b内でそれぞれ相対
移動する。この場合、プロテクタ本体11が連結部の切
り込み13a部分で折り曲っても、長孔13bの形状が
変わることがないので、突起16aは長孔13b内でス
ムーズに相対移動することが出来る。さらに、本実施例
では、蓋の幅方向の長さがプロテクタ本体の一対の側壁
間の幅方向の長さより短く、蓋が開口部内に挿入されて
開口部を閉鎖することにより、プロテクタが曲面状の取
り付け面に取り付けられる際に、蓋が連結部でプロテク
タ本体の底板側に移動し、プロテクタ本体内に収容され
たワイヤーハーネスを底板側に押さえる効果がありま
す。
【0024】図4は、本考案に係るワイヤハーネス用プ
ロテクタの第2の実施例の組立状態を示す斜視図であ
る。
【0025】この図から明らかなように、第2の実施例
のワイヤハーネス用プロテクタ20が第1の実施例のワ
イヤハーネス用プロテクタ10と相異するところは以下
のとおりである。
【0026】一つは、蓋26をプロテクタ本体21の両
側壁23の上端(すなわち溝部24の開口面)に載置
し、本体21の両側壁23の内面に当接するように、蓋
26の内面にワイヤハーネスWの配索方向に2箇所、突
起26aを設け、蓋26をワイヤハーネスWの配索方向
へ移動可能とし、ワイヤハーネスWの配索方向に直交す
る方向への移動を不可能としたことである。
【0027】また一つは、第1の実施例のように両側壁
に長孔を設けずに、第2の実施例では、プロテクタ本体
21の側壁23に切り込み23aを中心にワイヤハーネ
スWの配索方向に離間して突起23bを2個設け、さら
に、それらの外側に間Aをもって突起23cを2個設け
て、その外側の2個の突起23cを側壁23から外方へ
突設した2個の突出片25の内側にくるように配設した
ことである。そして、突起23b、23cが本体側バン
ド巻付け通路形成手段を構成し、突起23b、23c間
が本体側バンド巻付け通路となっている。また、蓋26
の外面にもワイヤハーネスWの配索方向に離間して、内
側の2個の突起26bとそれらの外側の2個の突起26
cを、プロテクタ本体21の一側壁23に設けた突起2
3b,23cと等間隔で設けたことである。そして、突
起26b、26cが蓋側バンド巻付け通路形成手段を構
成し、突起26b、26c間が蓋側バンド巻付け通路と
なっている。
【0028】さらに、プロテクタ本体21に蓋26を載
置した後、側壁23に2箇所、設けた突起の間Aと、蓋
26の上面に2箇所、設けた突起の間Aをバンド巻付け
通路として、その通路A幅よりも幅の狭い粘着性のない
バンド27を通路Aに巻き付け蓋26をプロテクタ本体
21に移動可能に取付けたことである。
【0029】上記のほかは、第2の実施例の構造は第1
の実施例の構造と同様である。
【0030】このような構成のワイヤハーネス用プロテ
クタ20を用いて、車両の車体等にワイヤハーネスWを
配索するには、図4に示すように、まずワイヤハーネス
Wを本体21の溝部24に配置し、蓋26の下面の突起
26aをプロテクタ本体21の両側壁23の内側に嵌入
して、蓋26を両側壁23の上端に載置する。次いで、
蓋26が両側壁23の上端で移動可能なように、バンド
27を側壁23と蓋26のバンド巻付け通路A上に沿っ
て蓋26とプロテクタ本体21に巻付ける。
【0031】このような蓋が取付けられたワイヤハーネ
ス用プロテクタ20の車体P等への取付けは、図5に示
すように第1の実施例で説明したことと同様であるの
で、その記載を省略する。なお、第2の実施例の蓋26
は、ワイヤハーネスWの配索方向へ移動した際、蓋26
の上面の突起26b,26cがプロテクタ本体21の内
側と外側の突起23b,23cの間で固定された2本の
バンド27に当るので、プロテクタ本体21から外れる
ことはない。
【0032】図6は、本考案に係るワイヤハーネス用プ
ロテクタの第3の実施例の組立状態を示す斜視図であ
る。図中、第3の実施例のワイヤハーネス用プロテクタ
30が第2の実施例のワイヤハーネス用プロテクタ20
と相異するところは、図4に示す第2の実施例の側壁2
3と蓋26に設けた突起の代わりに、第2の実施例の側
壁23に設けた4個の突起のうち内側と外側の突起の先
端を繋ぎ、図6の第3の実施例に示すように新たにワイ
ヤハーネスWの配索方向に離間したバンド挿通孔B(本
体側バンド巻付け通路)を有する突起33a,33b
(本体側バンド巻付け通路形成手段)を2個設け、また
蓋36についても側壁33と同様にバンド挿通孔B(蓋
側バンド巻付け通路)を有する突起36a,36b(蓋
側バンド巻付け通路形成手段)を2個設けたことであ
る。従って、側壁33と蓋36に設けた突起33a,3
3b,36a,36bのバンド挿通孔Bは、第2の実施
例のようなバンド巻付け通路Aを形成している。なお、
このバンド巻付け通路としてのバンド挿通孔Bは、バン
ド37をこの孔Bに通したときバンド37が自由に移動
可能なように形成してある。
【0033】上記のほかは、第3の実施例の構造は、第
2の実施例の構造と同様である。
【0034】従って、第3の実施例のプロテクタを使用
したときのプロテクタの作用及び効果は、第2の実施例
で説明した作用及び効果と同様であるので、その記載を
省略する。
【0035】なお、第1〜第3の実施例では、ワイヤハ
ーネス用プロテクタ本体の断面形状をU字状としたが、
台形状、多角形状としてもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る第1の実施例のワイヤハーネス用
プロテクタを分解した状態を示す斜視図である。
【図2】図1のワイヤハーネス用プロテクタを組立てた
状態を示す斜視図である。
【図3】図2のワイヤハーネス用プロテクタを車体等に
取付けるところを示す斜視図である。
【図4】本考案に係る第2の実施例のワイヤハーネス用
プロテクタを組立てた状態を示す斜視図である。
【図5】図4のワイヤハーネス用プロテクタを車体等に
取付けるところを示す斜視図である。
【図6】本考案に係る第3の実施例のワイヤハーネス用
プロテクタを組立てた状態を示す斜視図である。
【図7】従来のワイヤハーネス用プロテクタの斜視図で
ある。
【図8】図7の組立状態のワイヤハーネス用プロテクタ
を車体等に取付けるところを示す斜視図である。
【図9】図8のワイヤハーネス用プロテクタを車体等に
取付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10,20,30 ワイヤハーネス用プロテクタ 11,21,31 ワイヤハーネス用プロテクタ本体 12 底板 13,23 側壁 13a,23a 切り込み 13b 長孔 14,24 溝部 16,26,36 蓋 16a,26a 係合突起 37 バンド A 突起間(バンド巻付け通路) B 挿通孔(バンド巻付け通路)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の底板とこの底板の幅方向の両側
    に直立した一対の側壁とで囲まれる内部の溝部に複数本
    の電線からなるワイヤハーネスが前記溝部の長手方向に
    沿って配索・収容されると共に、前記溝部の長手方向に
    沿う中間部に折曲可能な可撓性の連結部を有するプロテ
    クタ本体と、 前記連結部と共に、前記側壁間の底板に対向する開口部
    を閉鎖する長尺状の可撓性の蓋とからなるワイヤハーネ
    ス用プロテクタであって、 前記蓋の幅方向の長さを前記一対の側壁間の開口部内の
    幅方向の長さより短く設定し、 前記可撓性の連結部が前記溝部の長手方向に沿う前記側
    壁の中間部にそれぞれ設けられた切り込みを有し、 前記切り込みを挟んだ前記側壁の両側にそれぞれ設けら
    れ前記溝部の長手方向に沿って長い長孔と、 前記蓋の幅方向の両側に設けられ前記蓋が前記一対の側
    壁間に嵌入されて前記連結部と共に前記開口部を閉鎖し
    た状態で前記長孔内に挿入・係合されて前記蓋をプロテ
    クタ本体に保持し、前記プロテクタ本体の前記連結部で
    の折曲時に前記長孔に対して相対移動可能となるように
    前記長孔の長手方向に沿う長さが前記長孔の長径より短
    係止突起とを有することを特徴とするワイヤハーネス
    用プロテクタ。
  2. 【請求項2】 長尺状の底板とこの底板の幅方向の両側
    に直立した一対の側壁とで囲まれる内部の溝部に複数本
    の電線からなるワイヤハーネスが前記溝部の長手方向に
    沿って配索・収容されると共に、前記溝部の長手方向に
    沿う中間部に折曲可能な可撓性の連結部を有するプロテ
    クタ本体と、 前記連結部と共に、前記側壁間の底板に対向する開口部
    を閉鎖する長尺状の可撓性の蓋と、 前記蓋が前記連結部と共に前記開口部を閉鎖した状態で
    前記蓋と共に前記プロテクタ本体の外周に巻き付けられ
    て蓋をプロテクタ本体に保持するバンドとからなるワイ
    ヤハーネス用プロテクタであって、 前記プロテクタ本体に設けられて前記蓋が連結部と共に
    前記開口部を閉鎖した状態で前記バンドが巻き付けられ
    る本体側バンド巻付け通路を形成する本体側バンド巻付
    け通路形成手段と、 前記蓋に設けられて前記バンドが巻き付け状態で前記プ
    ロテクタ本体の前記連結部での折曲時に前記バンドが前
    記蓋に対して相対移動可能なように前記バンド幅より幅
    広な蓋側バンド巻付け通路を形成する蓋側バンド巻付け
    通路形成手段とを有することを特徴とするワイヤハーネ
    ス用プロテクタ。
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