JPH07101617A - テープの切断保持装置 - Google Patents
テープの切断保持装置Info
- Publication number
- JPH07101617A JPH07101617A JP25029393A JP25029393A JPH07101617A JP H07101617 A JPH07101617 A JP H07101617A JP 25029393 A JP25029393 A JP 25029393A JP 25029393 A JP25029393 A JP 25029393A JP H07101617 A JPH07101617 A JP H07101617A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- cutting
- cutting blade
- tip
- cutting edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Basic Packing Technique (AREA)
- Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】切断刃25の近傍に先端部が尖鋭に形成された
係止針部26をこの切断刃25の先端側に向けて斜めに
突設した。 【効果】粘着テープをその粘着面と反対側の面から切断
する場合、または粘着面を有しないテープを切断する場
合でも、切断刃25で切断したテープTの端部が係止針
部26に引っ掛かって係止され、テープTを引き出し状
態に保持することができる。
係止針部26をこの切断刃25の先端側に向けて斜めに
突設した。 【効果】粘着テープをその粘着面と反対側の面から切断
する場合、または粘着面を有しないテープを切断する場
合でも、切断刃25で切断したテープTの端部が係止針
部26に引っ掛かって係止され、テープTを引き出し状
態に保持することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘着テープ等のテープ
を切断しかつこの切断したテープの端部を保持する装置
に関する。さらに特定すれば、本発明は粘着テープをそ
の粘着面とは反対側の面から切断する場合、または粘着
面を有しないテープを切断する場合に、このテープを切
断するとともに、このテープの端部を引き出し状態に保
持しておくことができるテープの切断保持装置に関す
る。
を切断しかつこの切断したテープの端部を保持する装置
に関する。さらに特定すれば、本発明は粘着テープをそ
の粘着面とは反対側の面から切断する場合、または粘着
面を有しないテープを切断する場合に、このテープを切
断するとともに、このテープの端部を引き出し状態に保
持しておくことができるテープの切断保持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着テープをそのテープロールか
ら引き出して使用する場合に、引き出されたテープを切
断する装置が用いられる。この切断装置は、たとえば鋸
歯状の切断刃を有しており、テープロールから引き出し
たテープをこの切断刃に引っ掛けて引き、このテープを
切断刃に押し付けて切断するように構成されている。
ら引き出して使用する場合に、引き出されたテープを切
断する装置が用いられる。この切断装置は、たとえば鋸
歯状の切断刃を有しており、テープロールから引き出し
たテープをこの切断刃に引っ掛けて引き、このテープを
切断刃に押し付けて切断するように構成されている。
【0003】ところで、通常の場合は、この切断装置は
切断すべきテープの粘着面をこの切断刃に押し付けて切
断する。したがって、この切断した後のテープの端部
は、この切断刃の部分に粘着しており、テープロールか
ら引き出されたテープはこの引き出し状態に保持され
る。したがって、この切断した後のテープの端部が再度
このテープロールの周面に粘着することがなく、次の使
用の際にこのテープの端部をテープロールの周面から剥
がす必要はない。
切断すべきテープの粘着面をこの切断刃に押し付けて切
断する。したがって、この切断した後のテープの端部
は、この切断刃の部分に粘着しており、テープロールか
ら引き出されたテープはこの引き出し状態に保持され
る。したがって、この切断した後のテープの端部が再度
このテープロールの周面に粘着することがなく、次の使
用の際にこのテープの端部をテープロールの周面から剥
がす必要はない。
【0004】ところで、従来から、たとえば自動車の製
造工程において、複数の配線を配線経路に対応した所定
の形状に束ねて粘着テープ等で結束したワイヤハーネス
を製造し、このワイヤハーネスを車体に装着することが
なされている。このテープ巻き付け作業は従来から手作
業に頼っていたが、最近ではこのワイヤハーネスのテー
プ巻き付け作業をおこなうテーピング装置が開発されて
いる。この装置は、本体と、この本体に回転自在に設け
られた回転板を備えており、この回転板には、その回転
中心部に達する挿通切欠が形成され、この挿通切欠内に
ワイヤハーネスを挿通する。また、この回転板には粘着
テープロールが回転自在に取り付けられている。
造工程において、複数の配線を配線経路に対応した所定
の形状に束ねて粘着テープ等で結束したワイヤハーネス
を製造し、このワイヤハーネスを車体に装着することが
なされている。このテープ巻き付け作業は従来から手作
業に頼っていたが、最近ではこのワイヤハーネスのテー
プ巻き付け作業をおこなうテーピング装置が開発されて
いる。この装置は、本体と、この本体に回転自在に設け
られた回転板を備えており、この回転板には、その回転
中心部に達する挿通切欠が形成され、この挿通切欠内に
ワイヤハーネスを挿通する。また、この回転板には粘着
テープロールが回転自在に取り付けられている。
【0005】このような装置は、上記の回転板の切欠内
にワイヤハーネスを挿通させ、上記のテープロールから
テープの端部を引き出してワイヤハーネスに巻き付け、
上記の回転板を回転させると、上記のテープロールがこ
のワイヤハーネスの周囲を旋回し、自動的にテープが巻
き付けられる。また、これとともに、この装置をこのワ
イヤハーネスの軸方向に沿って手で移動させると、この
テープがスパイラル状に巻き付けられる。
にワイヤハーネスを挿通させ、上記のテープロールから
テープの端部を引き出してワイヤハーネスに巻き付け、
上記の回転板を回転させると、上記のテープロールがこ
のワイヤハーネスの周囲を旋回し、自動的にテープが巻
き付けられる。また、これとともに、この装置をこのワ
イヤハーネスの軸方向に沿って手で移動させると、この
テープがスパイラル状に巻き付けられる。
【0006】このようなテーピング装置には、テープ巻
き付け作業が終了した場合に、テープを押し付けて切断
する切断装置が設けられている。しかし、上記のテープ
ロールから引き出されたテープは、その粘着面がワイヤ
ハーネス側すなわち径方向の内側に面している。このた
め、このテープは上記のような切断機構の切断刃にその
粘着面とは反対側の面を押し付けて切断される。したが
って、この切断した後にこのテープの先端部がこの切断
刃に粘着することがなく、このテープの先端部が切断刃
から離れてしまう。このため、テープロールから引き出
されたテープの端部が自由状態になり、他の物に粘着し
たり、またよじれたりして次のテープ巻き付け作業に支
障をきたすという不具合があった。
き付け作業が終了した場合に、テープを押し付けて切断
する切断装置が設けられている。しかし、上記のテープ
ロールから引き出されたテープは、その粘着面がワイヤ
ハーネス側すなわち径方向の内側に面している。このた
め、このテープは上記のような切断機構の切断刃にその
粘着面とは反対側の面を押し付けて切断される。したが
って、この切断した後にこのテープの先端部がこの切断
刃に粘着することがなく、このテープの先端部が切断刃
から離れてしまう。このため、テープロールから引き出
されたテープの端部が自由状態になり、他の物に粘着し
たり、またよじれたりして次のテープ巻き付け作業に支
障をきたすという不具合があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
基づいてなされたもので、粘着テープの粘着面とは反対
側の面を切断刃に押し付けて切断する場合、あるいは粘
着面がないテープを切断する場合等において、この切断
した後のテープの端部をこの切断装置に係止させてこの
テープの端部を保持しておくことができるテープ切断装
置を提供するものである。
基づいてなされたもので、粘着テープの粘着面とは反対
側の面を切断刃に押し付けて切断する場合、あるいは粘
着面がないテープを切断する場合等において、この切断
した後のテープの端部をこの切断装置に係止させてこの
テープの端部を保持しておくことができるテープ切断装
置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の切断装置は、テ
ープを押し付けて切断するための切断刃と、この切断刃
の近傍からこの切断刃の先端側に向けて斜めに突設され
先端部が尖鋭に形成された係止針部とを備えたものであ
る。
ープを押し付けて切断するための切断刃と、この切断刃
の近傍からこの切断刃の先端側に向けて斜めに突設され
先端部が尖鋭に形成された係止針部とを備えたものであ
る。
【0009】
【作用】テープをこの切断刃に押し付けて切断すると、
この切断部の近傍テープが上記の係止針部の先端部に刺
さり、このテープを切断した後もこのテープの端部を保
持することができる。
この切断部の近傍テープが上記の係止針部の先端部に刺
さり、このテープを切断した後もこのテープの端部を保
持することができる。
【0010】
【実施例】以下、図1ないし図5を参照して本発明の切
断保持装置をテープ巻き付け装置に装着した場合の第1
の実施例を説明する。この実施例のテープ巻き付け装置
は、たとえばワイヤハーネスに粘着テープを巻き付ける
装置である。
断保持装置をテープ巻き付け装置に装着した場合の第1
の実施例を説明する。この実施例のテープ巻き付け装置
は、たとえばワイヤハーネスに粘着テープを巻き付ける
装置である。
【0011】図中の1は、この装置の本体である。この
本体1は、金属板を環状に打ち抜いて形成されており、
この本体1には取手部2が形成されている。
本体1は、金属板を環状に打ち抜いて形成されており、
この本体1には取手部2が形成されている。
【0012】また、この本体1には、円板状の回転体3
が回転自在に取り付けられている。この回転体の外周面
には周方向に連続する案内溝5が形成され、この案内溝
5が上記の環状の本体1の内周縁部に嵌合し、この回転
体3がこの本体1に対して回転自在に保持されている。
なお、図1のCはこの本体1に対するこの回転体3の回
転中心である。
が回転自在に取り付けられている。この回転体の外周面
には周方向に連続する案内溝5が形成され、この案内溝
5が上記の環状の本体1の内周縁部に嵌合し、この回転
体3がこの本体1に対して回転自在に保持されている。
なお、図1のCはこの本体1に対するこの回転体3の回
転中心である。
【0013】そして、この回転体3には、被巻き付け
体、たとえばワイヤハーネスHを挿通するための挿通切
欠6が形成されている。この挿通切欠6は、この回転体
3の周縁に開放され、またその奥部は上記のワイヤハー
ネスHを保持し容易に脱け出さないように顎状をなした
保持部7に形成されている。そして、この保持部7の位
置は、上記の本体1に対するこの回転体3の回転中心C
とは離れた位置に配置されている。
体、たとえばワイヤハーネスHを挿通するための挿通切
欠6が形成されている。この挿通切欠6は、この回転体
3の周縁に開放され、またその奥部は上記のワイヤハー
ネスHを保持し容易に脱け出さないように顎状をなした
保持部7に形成されている。そして、この保持部7の位
置は、上記の本体1に対するこの回転体3の回転中心C
とは離れた位置に配置されている。
【0014】また、この回転体3には、円形のリール収
容孔8が形成されている。そして、このリール収容孔8
内にはテープリール11が設けられている。このテープ
リール11の両側にはそれぞれフランジ部12,13が
形成され、粘着テープTを巻回したテープロールRを回
転自在に保持するように構成されている。また、上記の
一方のフランジ部13は、着脱自在に構成され、ボール
14およびスプリング15によりスナップ嵌合するよう
に構成されている。そして、上記のテープロールRの交
換の際には、このフランジ部13を取り外す。
容孔8が形成されている。そして、このリール収容孔8
内にはテープリール11が設けられている。このテープ
リール11の両側にはそれぞれフランジ部12,13が
形成され、粘着テープTを巻回したテープロールRを回
転自在に保持するように構成されている。また、上記の
一方のフランジ部13は、着脱自在に構成され、ボール
14およびスプリング15によりスナップ嵌合するよう
に構成されている。そして、上記のテープロールRの交
換の際には、このフランジ部13を取り外す。
【0015】また、このテープリール11は、この回転
体3に対して傾動自在に取り付けられている。すなわ
ち、上記の回転体3の側面には、上記のリール収容孔8
を跨いでコ字状のリール支持部材17が取り付けられて
いる。そして、このリール支持部材17の中心部からは
このテープリール11の中心に向かって支持アーム部1
8が突設されている。また、このテープリール11の中
心部には、軸方向に断面が略矩形の凹部16が形成さ
れ、上記の支持アーム部18はこの凹部16内に挿入さ
れている。そして、この支持アーム部18の先端部は、
ピン19を介して上記のテープリール11に連結され、
このテープリール11はこのピン19を中心としてこの
回転体3に対して傾動自在となっている。
体3に対して傾動自在に取り付けられている。すなわ
ち、上記の回転体3の側面には、上記のリール収容孔8
を跨いでコ字状のリール支持部材17が取り付けられて
いる。そして、このリール支持部材17の中心部からは
このテープリール11の中心に向かって支持アーム部1
8が突設されている。また、このテープリール11の中
心部には、軸方向に断面が略矩形の凹部16が形成さ
れ、上記の支持アーム部18はこの凹部16内に挿入さ
れている。そして、この支持アーム部18の先端部は、
ピン19を介して上記のテープリール11に連結され、
このテープリール11はこのピン19を中心としてこの
回転体3に対して傾動自在となっている。
【0016】このピン19の方向は、テープロールRか
ら引き出されるテープTの方向と交差する方向、好まし
くはこのテープTの引き出し方向に対して直交する方向
に設定されている。したがって、このテープリール11
は、この引き出されたテープTを含む面内において、傾
動自在となっている。
ら引き出されるテープTの方向と交差する方向、好まし
くはこのテープTの引き出し方向に対して直交する方向
に設定されている。したがって、このテープリール11
は、この引き出されたテープTを含む面内において、傾
動自在となっている。
【0017】そして、上記の本体1の切欠部4の縁部に
は、図4および図5に示すようなテープTの切断保持装
置21が取り付けられている。この切断保持装置21
は、アルミニウム等で形成されたブロック22を備えて
おり、このブロック22はこの装置の本体1の切欠部の
端部にボルト等により着脱自在に取り付けられている。
このブロック22の全面の両側には、テープTを案内す
るための一対のフランジ部23が突設され、またこのブ
ロック22の上面には、上記の回転体3が回転する際に
通過する溝部27が形成されている。また、このブロッ
ク22の下面には、切断刃部材24が取り付けられ、こ
の切断は部材24の先端縁は鋸歯状の切断刃25に形成
され、この切断刃25はこのブロック22の下前縁部か
ら突出している。また、この切断刃25の近傍には、こ
の切断刃25の先端に向かって斜めに突出し先端部が尖
鋭に形成された係止針部26が設けられている。なお、
この実施例の場合には、この係止針部26は上記の本体
1の先端部に一体的に突設されているものである。
は、図4および図5に示すようなテープTの切断保持装
置21が取り付けられている。この切断保持装置21
は、アルミニウム等で形成されたブロック22を備えて
おり、このブロック22はこの装置の本体1の切欠部の
端部にボルト等により着脱自在に取り付けられている。
このブロック22の全面の両側には、テープTを案内す
るための一対のフランジ部23が突設され、またこのブ
ロック22の上面には、上記の回転体3が回転する際に
通過する溝部27が形成されている。また、このブロッ
ク22の下面には、切断刃部材24が取り付けられ、こ
の切断は部材24の先端縁は鋸歯状の切断刃25に形成
され、この切断刃25はこのブロック22の下前縁部か
ら突出している。また、この切断刃25の近傍には、こ
の切断刃25の先端に向かって斜めに突出し先端部が尖
鋭に形成された係止針部26が設けられている。なお、
この実施例の場合には、この係止針部26は上記の本体
1の先端部に一体的に突設されているものである。
【0018】次に、上記の実施例の装置の作用を説明す
る。まず、上記のテープリール11に粘着テープのテー
プロールRを装着する。次に、手で回転体3を回転さ
せ、その挿通切欠6を本体1の切欠1に合致させる。そ
して、このテープロールRからテープTの端部を引き出
し、その先端部を切断保持装置21の係止針部26に引
っ掛けて係止する。この状態では、このテープTは挿通
切欠6の保持部7を横断し、かつ粘着面が上向きの状態
に保持される。
る。まず、上記のテープリール11に粘着テープのテー
プロールRを装着する。次に、手で回転体3を回転さ
せ、その挿通切欠6を本体1の切欠1に合致させる。そ
して、このテープロールRからテープTの端部を引き出
し、その先端部を切断保持装置21の係止針部26に引
っ掛けて係止する。この状態では、このテープTは挿通
切欠6の保持部7を横断し、かつ粘着面が上向きの状態
に保持される。
【0019】次に、治具等に保持されたワイヤハーネス
Hをこの回転体3の挿通切欠6の保持部7まで挿通す
る。この状態では、このワイヤハーネスHの外周面がテ
ープTの先端部の粘着面に押し付けられ、このテープT
の先端部がこのワイヤハーネスHの外周面に貼り付けら
れる。
Hをこの回転体3の挿通切欠6の保持部7まで挿通す
る。この状態では、このワイヤハーネスHの外周面がテ
ープTの先端部の粘着面に押し付けられ、このテープT
の先端部がこのワイヤハーネスHの外周面に貼り付けら
れる。
【0020】次に、この装置全体を手によってこの挿通
されているワイヤハーネスHを中心として円を描くよう
に移動させる。このワイヤハーネスHが挿通保持されて
いる保持部7は、前述したようにこの回転体3の本体1
に対する回転中心Cとは離れた位置にあるので、この装
置全体の上記のような円運動によってクランク作用でこ
の回転体3がこの本体1に対して回転中心Cを中心とし
て回転する。また、これとともに、この回転体3は、上
記のワイヤハーネスHを中心としても回転運動をおこな
う。これによって、上記のテープリール11は、このワ
イヤハーネスHの回りを旋回する。したがって、このテ
ープリール11のテープロールRからテープTが引き出
され、ワイヤハーネスHの外周に巻き付けられる。ま
た、上記のようなテープTの巻き付け作動をおこなうと
同時に、この装置全体をワイヤハーネスHの軸方向に沿
って移動させることにより、このテープTをスパイラル
状に巻き付けることができる。
されているワイヤハーネスHを中心として円を描くよう
に移動させる。このワイヤハーネスHが挿通保持されて
いる保持部7は、前述したようにこの回転体3の本体1
に対する回転中心Cとは離れた位置にあるので、この装
置全体の上記のような円運動によってクランク作用でこ
の回転体3がこの本体1に対して回転中心Cを中心とし
て回転する。また、これとともに、この回転体3は、上
記のワイヤハーネスHを中心としても回転運動をおこな
う。これによって、上記のテープリール11は、このワ
イヤハーネスHの回りを旋回する。したがって、このテ
ープリール11のテープロールRからテープTが引き出
され、ワイヤハーネスHの外周に巻き付けられる。ま
た、上記のようなテープTの巻き付け作動をおこなうと
同時に、この装置全体をワイヤハーネスHの軸方向に沿
って移動させることにより、このテープTをスパイラル
状に巻き付けることができる。
【0021】そして、テープの巻き付け作業が終了した
ら、ワイヤハーネスHを挿通切欠6内から抜き出し、引
き出されているテープTを切断保持装置21の切断刃2
5に押し付けて切断する。この場合、切断されたテープ
Tの端部は、その粘着面がこの切断刃25とは反対の面
であるので、この切断された端部はこの切断刃25から
離れてしまう。しかし、この切断刃25の近傍には係止
針部26が突設されているので、この切断されたテープ
Tの端部は図5に示すようにこの係止針部26に刺さっ
て係止され、最初に作業を開始する際と同様にこのテー
プTは挿通切欠6の保持部を横断して引き出された状態
に保持される。したがって、このまま次のテープ巻き付
け作業を開始することができる。
ら、ワイヤハーネスHを挿通切欠6内から抜き出し、引
き出されているテープTを切断保持装置21の切断刃2
5に押し付けて切断する。この場合、切断されたテープ
Tの端部は、その粘着面がこの切断刃25とは反対の面
であるので、この切断された端部はこの切断刃25から
離れてしまう。しかし、この切断刃25の近傍には係止
針部26が突設されているので、この切断されたテープ
Tの端部は図5に示すようにこの係止針部26に刺さっ
て係止され、最初に作業を開始する際と同様にこのテー
プTは挿通切欠6の保持部を横断して引き出された状態
に保持される。したがって、このまま次のテープ巻き付
け作業を開始することができる。
【0022】また、図6および図7には本発明のテープ
の切断保持装置の第2の実施例を示す。この切断保持装
置は、板状の切断刃部材31を備えており、この切断刃
部材31の先端縁部には鋸歯状の切断刃34が形成され
ている。また、この切断刃部材31の表面の切断刃34
の近傍には、係止針部35が一体的に突設されている。
この係止針部35は、先端部が尖鋭に形成され、上記の
切断刃34の先端側に斜めに突設されている。また、こ
の切断刃部材31は、他の部材、たとえばテープホルダ
の本体側部材33に螺子32等によって取り付けられて
いる。
の切断保持装置の第2の実施例を示す。この切断保持装
置は、板状の切断刃部材31を備えており、この切断刃
部材31の先端縁部には鋸歯状の切断刃34が形成され
ている。また、この切断刃部材31の表面の切断刃34
の近傍には、係止針部35が一体的に突設されている。
この係止針部35は、先端部が尖鋭に形成され、上記の
切断刃34の先端側に斜めに突設されている。また、こ
の切断刃部材31は、他の部材、たとえばテープホルダ
の本体側部材33に螺子32等によって取り付けられて
いる。
【0023】この実施例の切断保持装置は、テープロー
ル(図示せず)から引き出されたテープTの端部をこの
切断刃34の部分に引っ掛けて引き、このテープTを切
断刃34に押し付けて切断する。そして、この切断の際
に、図7に示すようにこのテープTが係止針部35の先
端部に引っ掛かり、このテープTを引き出し状態に係止
する。
ル(図示せず)から引き出されたテープTの端部をこの
切断刃34の部分に引っ掛けて引き、このテープTを切
断刃34に押し付けて切断する。そして、この切断の際
に、図7に示すようにこのテープTが係止針部35の先
端部に引っ掛かり、このテープTを引き出し状態に係止
する。
【0024】なお、本発明は上記の実施例にも限定され
ない。たとえば、係止針部は一個には限定されず、複数
の係止針部を突設してもよい。
ない。たとえば、係止針部は一個には限定されず、複数
の係止針部を突設してもよい。
【0025】また、上記の実施例では、この係止針部全
体を切断刃の先端部側に向かって傾斜するように斜めに
突設してあるが、この係止針部全体は必ずしも傾斜して
いる必要はなく、たとえばこの係止針部全体は傾斜して
おらず、その先端部分のみが上記の切断刃の先端部側に
向かって傾斜するように屈曲していてもよい。
体を切断刃の先端部側に向かって傾斜するように斜めに
突設してあるが、この係止針部全体は必ずしも傾斜して
いる必要はなく、たとえばこの係止針部全体は傾斜して
おらず、その先端部分のみが上記の切断刃の先端部側に
向かって傾斜するように屈曲していてもよい。
【0026】また、切断刃は鋸歯状のものには限定され
ず、直線刃のもの、または山形、V字状のものでもよ
い。さらに、本発明の切断保持装置は、上記のような粘
着テープを粘着面とは反対側の面から切断する場合のも
のには限定されず、粘着面を有しないテープを切断し、
保持するものにも適用できることはもちろんである。
ず、直線刃のもの、または山形、V字状のものでもよ
い。さらに、本発明の切断保持装置は、上記のような粘
着テープを粘着面とは反対側の面から切断する場合のも
のには限定されず、粘着面を有しないテープを切断し、
保持するものにも適用できることはもちろんである。
【0027】
【発明の効果】上述のごとく本発明の装置は、粘着テー
プをその粘着面とは反対側の面から切断し、または粘着
面を有しないテープを簡単に切断することができるとと
もに、この切断した後にテープの端部を係止針部で係止
して保持することができる。
プをその粘着面とは反対側の面から切断し、または粘着
面を有しないテープを簡単に切断することができるとと
もに、この切断した後にテープの端部を係止針部で係止
して保持することができる。
【図1】本発明の装置の第1の実施例の側面図。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図。
【図3】図1の3−3線に沿う上面図。
【図4】第1の実施例の切断保持装置の斜視図。
【図5】第1の実施例の切断保持装置の縦断面図。
【図6】第2の実施例の切断保持装置の斜視図。
【図7】第2の実施例の切断保持装置の側面図。
1…本体 2…取手部 3…回転体 6…挿通切欠 21…切断保持装置 25…切断刃 26…係止針部 34…切断刃 35…係止針部
Claims (2)
- 【請求項1】 テープを切断しかつこの切断した端部を
保持する装置であって、上記のテープを押し付けること
によりこのテープを切断する切断刃と、この切断刃の近
傍に突設され先端部が尖鋭に形成されているとともに少
なくともその先端部分が上記の切断刃の先端側に向けて
傾斜した係止針部とを具備したことを特徴とするテープ
の切断保持装置。 - 【請求項2】 前記の切断刃は、鋸歯状の切断刃である
ことを特徴とする請求項1のテープの切断保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25029393A JPH07101617A (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | テープの切断保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25029393A JPH07101617A (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | テープの切断保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07101617A true JPH07101617A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17205756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25029393A Pending JPH07101617A (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | テープの切断保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07101617A (ja) |
-
1993
- 1993-10-06 JP JP25029393A patent/JPH07101617A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2517547B1 (en) | Rotary cutter for mower | |
US20170022644A1 (en) | Bobbin holder | |
US5713132A (en) | Coaxial cable trimmer | |
JPH0422196A (ja) | 電子部品供給装置 | |
US5417787A (en) | Tape winding device | |
JPH07101617A (ja) | テープの切断保持装置 | |
GB2201946A (en) | Dispensing device | |
US5320301A (en) | Wire reel for handling coils of wire | |
JP4494573B2 (ja) | カバーテープ巻取りリール | |
JPH11180649A (ja) | テーピング部材用カバーテープ巻取装置およびその方法 | |
US4023299A (en) | Fishing line cutter | |
JPH07266129A (ja) | 往復切断工具の刃具取付け装置 | |
JPH07165371A (ja) | テープ巻き付け方法および装置 | |
JPH07101641A (ja) | テープ巻き付け装置 | |
EP1160162A2 (en) | Band tightening and cutting device | |
JPH0750659B2 (ja) | 線材の絡げ装置 | |
US6488225B2 (en) | Temporary rotation clamping mechanism for a cable reel | |
JP4100039B2 (ja) | エンボステーピング品の巻取り方法およびそれを用いた巻取り装置 | |
JP3019428B2 (ja) | 電動式釣針の釣糸結び器 | |
JP2532541B2 (ja) | 部品送り装置 | |
JPH0667454U (ja) | 非粘着性テープ保持用治具 | |
JPH0124710B2 (ja) | ||
JPH0126702Y2 (ja) | ||
US9861034B2 (en) | Trimmer head with incorporated line cutter | |
JPH0111440Y2 (ja) |