JPH07165371A - テープ巻き付け方法および装置 - Google Patents

テープ巻き付け方法および装置

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JPH07165371A
JPH07165371A JP24306094A JP24306094A JPH07165371A JP H07165371 A JPH07165371 A JP H07165371A JP 24306094 A JP24306094 A JP 24306094A JP 24306094 A JP24306094 A JP 24306094A JP H07165371 A JPH07165371 A JP H07165371A
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JP
Japan
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tape
wound
reel
rotating body
rotating
Prior art date
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Application number
JP24306094A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Ogoshi
達男 大越
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Japan Tobacco Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本体1に対して回転自在で、挿通切欠6を有す
る回転体3にテープロールRを保持させ、この挿通切欠
6内にワイヤハーネスHを挿通させ、この回転体3をワ
イヤハーネスHを中心として円運動をさせて回転させ、
このワイヤハーネスHにテープを巻き付ける方法および
その装置。 【効果】回転体3を簡単な円運動させるだけでテープT
をワイヤハーネスHに巻き付けることができる。またこ
の装置は手で全体を円を描くように移動させるだけでテ
ープを巻き付けることができ、軽量、小形で操作が容易
でかつ微妙な操作も可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネス等の被
巻き付け体の周囲に粘着テープ等を巻き付ける方法およ
びこの方法を実施する手動の装置に関する。さらに特定
すれば、本発明は回転体を単純な円運動させるだけで能
率的かつ微妙なテープ巻き付け作業ができる方法と、こ
の方法を容易に実施できる構造が簡単でかつ軽量な手動
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえば自動車の製造工程に
おいて、複数の配線を配線経路に対応した所定の形状に
束ねて粘着テープ等で結束したワイヤハーネスを製造
し、このワイヤハーネスを車体に装着することがなされ
ている。
【0003】ところで、このワイヤハーネスは屈曲部や
分岐部が多く、その形状が複雑であるとともに、車種等
に対応して多数の種類のものを製造する必要がある。こ
のため、従来からこのワイヤハーネスの製造の際のテー
プ巻き付け作業を自動化することが困難であり、多くの
場合は手作業に頼っていた。このため、非能率的である
とともに、作業に熟練を要する等の不具合があった。
【0004】このワイヤハーネスのテープ巻き付け作業
を自動化する試みはいくつかなされている。そのひとつ
として、手持ち形の自動テーピング装置が開発されてい
る。この装置は、本体と、この本体に回転自在に設けら
れた回転板と、この回転板を回転駆動する駆動機構を備
えている。そして、この回転板には、その回転中心部に
達する切欠が形成され、この切欠内にワイヤハーネスを
挿通する。また、この回転板には粘着テープロールが回
転自在に取り付けられている。
【0005】このような装置は、上記の回転板の切欠内
にワイヤハーネスを挿通させ、上記のテープロールから
テープの端部を引き出してワイヤハーネスに巻き付け、
上記の回転板を回転駆動させると、上記のテープロール
がこのワイヤハーネスの周囲を旋回し、自動的にテープ
が巻き付けられる。また、これとともに、この装置をこ
のワイヤハーネスの軸方向に沿って手で移動させると、
このテープがスパイラル状に巻き付けられる。
【0006】このような装置は、テーピング作業を能率
化することができるが、この装置をワイヤハーネスに沿
って正確に移動させるにはかなりの熟練を要する。ま
た、このような自動テーピング装置は比較的大形でかつ
重いので、狭い部分での作業に不便であり、また取り扱
いにかなりの労力を必要とする。さらに、上記のような
自動テーピング装置は、ワイヤハーネスの比較的単純な
形状の部分では能率的にテープの巻き付け作業を行うこ
とができるが、このワイヤハーネスの屈曲部分や分岐部
分ではテープの巻き付け作業が微妙であり、このような
自動テーピング装置ではかえって能率が低下する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
基づいてなされたもので、回転体を単純な円運動させる
だけで能率的かつ微妙なテープ巻き付け作業をおこなう
ことができる方法、およびこの方法を簡単に実施できる
装置であって、動力等を用いず、手で単純な円運動をさ
せるだけでテープの巻き付け作業を能率的に行うことが
できるとともに、構造が簡単で軽量であり、取り扱いが
容易であるとともに微妙なテープ巻き付け作業をおこな
うことができるテープ巻き付け装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、ワイヤ
ハーネス等の被巻き付け体が挿通される挿通切欠を有す
る回転体に上記のテープを巻回したテープロールを回転
自在に装着し、この回転体の挿通切欠内に上記の被巻き
付け体を挿通するとともに上記のテープロールから引き
出したテープの端部を上記の被巻き付け体の外周に貼り
付け、この回転体を上記の被巻き付け体を中心として回
転させ、上記のテープロールをこの被巻き付け体の周囲
を旋回させてこの被巻き付け体の外周にテープを巻き付
けるものである。
【0009】また、本発明の装置は、取手部を有する本
体を備え、この本体に対して回転自在に設けられた回転
体を備え、この回転体にはその外周縁に開放されるとと
もに上記の本体に対する回転中心から離れた位置に達す
る上記の被巻き付け体の挿通用の挿通切欠が形成されて
おり、また、上記の回転体と一体的に設けられテープロ
ールを回転自在に保持するテープリールを備えている。
【0010】
【作用】本発明の方法は、上記の回転体を被巻き付け体
まわりに単純な円運動をさせると、テープロールがこの
被巻き付け体の周囲を旋回運動し、テープの巻き付け作
業ができる。また、この回転体を被巻き付け体に沿って
移動させればスパイラル状にテープを巻き付けることが
できる。
【0011】また、本発明の装置は、被巻き付け体の挿
通される挿通切欠の奥部は、本体に対する回転体の回転
中心とは離れた位置にあるので、取手部を把持してこの
装置全体を上記の被巻き付け体を中心とした円運動をさ
せれば、この回転体は本体に対して回転運動をしながら
被巻き付け体を中心とした回転運動をおこない、テープ
の巻き付けができる。この装置は構造が簡単で軽量であ
り、取扱いが容易であるとともに、動力を用いることな
く手で作動させるものであるから、微妙なテープ巻き付
け作業も容易におこなえる。
【0012】
【実施例】まず、図を参照して本発明の方法を実施する
装置の一実施例を説明する。この実施例のものは、被巻
き付け体、たとえばワイヤハーネスに粘着テープを巻き
付ける装置である。
【0013】図1ないし図7には本発明の第1の実施例
を示す。図中の1は、この装置の本体である。この本体
1は、金属板を環状に打ち抜いて形成されており、その
一部は径方向の外側に延長され、この延長部分にはこの
装置全体を把持するための取手部2が形成されている。
【0014】また、この本体1には、回転体3が回転自
在に取り付けられている。この回転体は合成樹脂等で形
成された円板状のもので、その外周面には周方向に連続
する案内溝5が形成され、この案内溝5が上記の環状の
本体1の内周縁部に嵌合し、この回転体3がこの本体1
に対して回転自在に保持されている。なお、図1のCは
この本体1に対するこの回転体3の回転中心である。ま
た、この回転体3の厚さ方向すなわち軸方向の中心と、
本体1の軸方向の中心とは合致している。
【0015】そして、この回転体3には、被巻き付け
体、たとえばワイヤハーネスHを挿通するための挿通切
欠6が形成されている。この挿通切欠6は、この回転体
3の周縁に開放され、またその奥部は上記のワイヤハー
ネスHを保持し容易に脱け出さないように顎状をなした
保持部7に形成されている。そして、この保持部7の位
置は、上記の本体1に対するこの回転体3の回転中心C
とは離れた位置に配置されている。
【0016】また、この回転体3には、円形のリール収
容孔8が形成されている。そして、このリール収容孔8
内にはテープリール11が設けられている。このテープ
リール11の両側にはそれぞれフランジ部12,13が
形成され、粘着テープTを巻回したテープロールRを回
転自在に保持するように構成されている。なお、この実
施例では、このテープロールRはこのテープリール11
に回転自在に遊嵌状態で保持され、このテープロールR
のみが回転するように構成されているが、このテープリ
ール11自体が回転するように構成してもよい。また、
上記の一方のフランジ部13は、着脱自在に構成され、
ボール14およびスプリング15によりスナップ嵌合す
るように構成されている。そして、上記のテープロール
Rの交換の際には、このフランジ部13を取り外す。
【0017】また、このテープリール11の軸方向の中
心は、上記の回転体3の軸方向の中心と合致している。
また、このテープリール11は、この回転体3に対して
傾動自在に取り付けられている。すなわち、上記の回転
体3の側面には、上記のリール収容孔8を跨いでコ字状
のリール支持部材17が取り付けられている。そして、
このリール支持部材17の中心部からはこのテープリー
ル11の中心に向かって支持アーム部18が突設されて
いる。また、このテープリール11の中心部には、軸方
向に断面が略矩形の凹部16が形成され、上記の支持ア
ーム部18はこの凹部16内に挿入されている。そし
て、この支持アーム部18の先端部は、ピン19を介し
て上記のテープリール11に連結され、このテープリー
ル11はこのピン19を中心としてこの回転体3に対し
て傾動自在となっている。
【0018】このピン19の方向は、テープロールRか
ら引き出されるテープTの方向と交差する方向、好まし
くはこのテープRの引き出し方向に対して直交する方向
に設定されている。したがって、このテープリール11
は、この引き出されたテープTを含む面内において、傾
動自在となっている。
【0019】また、上記の本体1の切欠部4の縁部に
は、図4および図5に示すようなテープTの切断機構2
1が取り付けられている。この切断機構21は、ブロッ
ク22を備えており、このブロック22はこの装置の本
体1の切欠部の端部に取り付けられている。このブロッ
ク22の全面の両側には、テープTを案内するための一
対のフランジ部が突設され、またこのブロック22の上
面には、上記の回転体3が回転する際に通過する溝部2
7が形成されている。また、このブロック22の下面に
は、切断刃部材24が取り付けられ、この切断刃部材2
4の先端縁は鋸歯状の切断刃25に形成され、この切断
刃25はこのブロック22の下前縁部から突出してい
る。また、この切断刃25の近傍には、この切断刃25
の先端に向かって斜めに突出し先端部が尖鋭に形成され
た係止針部26が設けられている。なお、この実施例の
場合には、この係止針部26は上記の本体1の先端部に
一体的に突設されているものである。
【0020】次に、上記の実施例の装置を使用して実施
する本発明の方法を説明する。まず、上記のテープリー
ル11に粘着テープのテープロールRを装着する。次
に、手で回転体3を回転させ、その挿通切欠6を本体1
の切欠1に合致させる。そして、このテープロールRか
らテープTの端部を引き出し、その先端部を切断機構2
1の係止針部26に引っ掛けて係止する。この状態で
は、このテープTは挿通切欠6の保持部7を横断し、か
つ粘着面が上向きの状態に保持される。
【0021】次に、前記の取手部2を把持してこの装置
全体を移動させ、治具等に保持されたワイヤハーネスH
をこの回転体3の挿通切欠6の保持部7まで挿通する。
この状態では、このワイヤハーネスHの外周面がテープ
Tの先端部の粘着面に押し付けられ、このテープTの先
端部がこのワイヤハーネスHの外周面に貼り付けられ
る。
【0022】次に、この装置全体を手によってこの挿通
されているワイヤハーネスHを中心として円を描くよう
に移動させる。このワイヤハーネスHが挿通保持されて
いる保持部7は、前述したようにこの回転体3の本体1
に対する回転中心Cとは離れた位置にあるので、この装
置全体の上記のような円運動によってクランク作用でこ
の回転体3がこの本体1に対して回転中心Cを中心とし
て回転する。また、これとともに、この回転体3は、上
記のワイヤハーネスHを中心としても回転運動をおこな
う。これによって、上記のテープリール11は、このワ
イヤハーネスHの回りを旋回する。したがって、このテ
ープリール11のテープロールRからテープTが引き出
され、ワイヤハーネスHの外周に巻き付けられる。
【0023】また、上記のようなテープTの巻き付け作
動をおこなうと同時に、この装置全体をワイヤハーネス
Hの軸方向に沿って移動させることにより、このテープ
Tをスパイラル状に巻き付けることができる。なお、こ
のようにテープTをスパイラル状に巻き付ける際には、
このテープTがワイヤハーネスHの軸方向に対して斜め
に巻き付けられることになる。この場合には、図6およ
び図7に示すように引き出されるテープの張力によって
上記のテープリール11がピン19を中心にしてこのテ
ープTの引き出し方向と同じ方向に傾動する。この場
合、上記の傾動の中心すなわちピン19がこのテープリ
ール11の軸方向の中心に配置されているので、このテ
ープリール11はテープTの引き出し方向に正確に傾動
し、スパイラル状に巻き付けられるテープにしわが生じ
たりすることはない。また、このテープリール11は両
方向に傾動自在であるので、この装置を図6に示すよう
に前進方向に移動させた場合、または図7に示すように
後退方向に移動させた場合の両方向についても、同じよ
うにテープリール11が正確に傾動し、正確にテープ巻
き付け作業をおこなうことができる。
【0024】次に、テープの巻き付け作業が終了した
ら、ワイヤハーネスHを挿通切欠6内から抜き出し、引
き出されているテープTを切断機構21の切断刃25に
押し付けて切断する。この場合、切断されたテープTの
端部は、その粘着面がこの切断刃25とは反対の面であ
るので、この切断された端部はこの切断刃25から離れ
てしまう。しかし、この切断刃25の近傍には係止針部
26が突設されているので、この切断されたテープTの
端部は図5に示すようにこの係止針部26に刺さって係
止され、最初に作業を開始する際と同様にこのテープT
は挿通切欠6の保持部を横断して引き出された状態に保
持される。したがって、このまま次のテープ巻き付け作
業を開始することができる。
【0025】なお、上記の実施例では、上記のテープリ
ール11を傾動自在に枢着し、テープTをワイヤハーネ
スにスパイラル状に巻き付ける際に、このテープリール
全体が傾動し、テープをその巻出し方向に正確に案内す
るように構成されている。しかし、このテープをワイヤ
ハーネス等にスパイラル状に巻き付ける作業において、
このスパイラルの角度があまり大きくならないような条
件で使用されるような場合には、このテープリールを傾
動自在に枢着する必要はない。このような場合でも、上
記のようにスパイラルの角度すなわちテープの巻出し方
向の角度が比較的小さい場合には、このテープリールが
傾動しなくても、テープの巻出しには支障は生じない。
【0026】また、図8には本発明の第2の実施例の装
置を示す。この実施例のものは、上記のテープリール1
1のフランジ部12,13が回転自在に設けられている
ものである。すなわち、上記のフランジ部12,13
は、断面がL字状に形成され、このテープリール11の
コア部に対して回転自在となっている。また、このテー
プリール11のコア部は、コア部本体11aと、着脱部
11bとから構成され、この着脱部11bは前記の第1
の実施例と同様な機構でこのコア部本体11aに対して
着脱自在に設けられている。また、このコア部本体11
aおよび着脱部の端部には鍔部が形成され、上記のフラ
ンジ部の抜止めをなしている。なお、この第2の実施例
は上記の点以外は前記の第1の実施例と同様の構成であ
り、図8中第1の実施例と対応する部分には同じ符号を
付してその説明を省略する。
【0027】この第2の実施例のものは、上記のフラン
ジ部12,13が回転自在であるので、このテープ巻き
付け装置でワイヤハーネスにテープを巻回する作業の際
に、この装置を軸方向に移動させてテープが斜めに巻き
出され、このテープがフランジ部12,13に接触した
場合に、これらフランジ部が回転するので、このテープ
の巻き出しを妨げることがない。
【0028】また、図9ないし図11には本発明の第3
の実施例の装置を示す。このものは、リール収容孔8と
テープリール11との間にワイヤハーネスの電線等が噛
み込まれるのを防止できるものである。すなわち、テー
プを巻回するワイヤが細い場合、またはワイヤハーネス
から分岐した細い電線等がある場合に、これらの電線等
が上記の回転体3のリール収容孔8の内周面とテープリ
ール11との間に挟まれたり噛み込まれたりする場合が
あり、このような場合には作業が阻害され、能率が低下
する。
【0029】この実施例の装置では、図9および図10
に示すように、テープリール11のフランジ部12a,
13aの周縁部の一部が径方向に延長されており、顎状
の噛込み防止凸部31を構成している。これらの噛込み
防止凸部31は、上記のリール収容孔8の内周縁とテー
プリール11の外周縁との隙間を越えてさらに径方向外
側に延長されている。また、これら顎状の噛込み防止凸
部31は、回転体3の挿通切欠6の奥部の保持部7の背
後近傍に位置している。
【0030】また、この実施例のテープリール11のフ
ランジ部12a,13aは、前記の第2の実施例と同様
に回転自在に設けられているが、これらのフランジ部1
2a,13aが回転して上記の噛込み防止凸部31が回
転体3に対して周方向に移動するのを防止するために、
回転防止部材32が設けられている、この回転防止部材
32はL字状の部材で、上記の各フランジ部12a,1
3aに対応して上記の回転体3の両側面に取り付けられ
ている。そして、これら回転防止部材32は、上記の各
フランジ部12a,13aの噛込み防止凸部31の基端
部の近傍部分の周縁部にわずかな間隙をもって当接して
いる。したがって、これらの回転防止部材32によって
これらフランジ部12a,13aは回転体3に対して回
転不能に保持され、これらフランジ部12a,13aの
顎状の噛込み防止凸部31がこの回転体3に対して周方
向に移動するのが防止されており、これら噛込み防止凸
部31は常にこの回転体3の保持部7の背後に位置す
る。なお、これら回転防止部材32に対してフランジ部
12a,13aの縁部は軸方向には摺動自在であり、よ
って前述のようにこのテープリール11が傾動する際に
はこれら回転防止部材32はこの傾動の妨げにはならな
い。
【0031】この第3の実施例のものは、上記の顎状の
噛込み防止凸部31がリール収容孔8の内周面とテープ
リール11の外周との間の隙間を越えて径方向外側に延
長されているので、万一ワイヤがこの隙間に噛み込まれ
ようとしても、これらの噛込み防止部材31に当接して
噛み込みが防止される。なお、この実施例は上記の点以
外は前記の第2の実施例と同様の構成であり、図9ない
し図11中第2の実施例に対応する部分には同じ符号を
付し、その説明を省略する。
【0032】また、図12および図13には本発明の第
4の実施例の装置を示す。このものは、テープリール1
1のフランジ部12b,13bに顎状の噛込み防止凸部
31が形成されている点は上記の第3の実施例と同様の
構成であるが、これらのフランジ部12b,13bがこ
のテープリール11のコア部11cに回転不能に設けら
れている。すなわち、図13に示すように、このテープ
リール11の構成は前記の第1の実施例と同様のもの
で、フランジ部12bはこのテープリール11のコア部
11cと一体に形成され、またフランジ部13bは前記
の第1の実施例のものと同様に着脱自在にスナップ嵌合
されているが、キー部33によってこのフランジ部13
bはコア部11cに対して回転不能となっている。ま
た、この実施例では、前述の回転防止部材32は不要で
あり、この回転防止部材は省略されている。
【0033】この第4の実施例のものは、顎状の噛込み
防止凸部31によって回転体3のリール収容孔8とテー
プリール11の間にワイヤ等が噛み込まれるのを防止す
る点では前記の第3の実施例と同様である。また、この
実施例ではフランジ部12b,13bがテープリール1
1のコア部11cに対して回転不能であり、第3の実施
例のように回転防止部材を設ける必要がなく、構造が簡
単になる。
【0034】なお、本発明は上記の各実施例にも限定さ
れない。たとえば、本発明の方法は、必ずしも上記のよ
うな装置によって実施する必要はない。また、本発明の
装置についても、上記の実施例には限定されず、細部に
ついては各種の変更が可能である。たとえば、前述のよ
うに、このテープを被巻き付け体にスパイラル状に巻き
付ける際のスパイラルの角度が小さいような場合には、
上記のテープリールは必ずしも傾動自在に枢着する必要
はない。
【0035】
【発明の効果】上述のごとく本発明の方法は、回転体を
単純な円運動をおこなわせるだけでテープを巻き付ける
ことができ、容易かつ能率的にテープ巻き付け作業をお
こなうことができる。
【0036】また、本発明の装置は、動力等を用いず、
手で単純な円運動をさせるだけでテープの巻き付け作業
を能率的に行うことができるとともに、構造が簡単で軽
量であり、取り扱いが容易であるとともに微妙なテープ
巻き付け作業をおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の装置の側面図。
【図2】図1の2−2線に沿う縦断面図。
【図3】図1の3−3線に沿う上面図。
【図4】切断機構の斜視図。
【図5】切断機構の縦断面図。
【図6】前進状態でのテープ巻き付け方法を説明する側
面図。
【図7】後退状態でのテープ巻き付け方法を説明する側
面図。
【図8】第2の実施例の装置の縦断面図。
【図9】第3の実施例の装置の側面図。
【図10】図9の10−10線に沿う第3の実施例の縦
断面図。
【図11】図9の11−11線に沿う第3の実施例の断
面図。
【図12】第4の実施例の装置の側面図。
【図13】図12の13−13線に沿う第4の実施例の
縦断面図。
【符号の説明】
1…本体 2…取手部 3…回転体 6…挿通切欠 7…保持部 11…テープリール 19…ピン 21…切断機構 H…ワイヤハーネス(被巻き付け体) R…テープリール

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被巻き付け体の外周にテープを巻き付け
    る方法であって、 上記の被巻き付け体が挿通される挿通切欠を有する回転
    体に上記のテープを巻回したテープロールを回転自在に
    装着する工程と、 上記の回転体の挿通切欠内に上記の被巻き付け体を挿通
    するとともに上記のテープロールから引き出したテープ
    の端部を上記の被巻き付け体の外周に貼り付ける工程
    と、 上記の回転体を上記の被巻き付け体を中心として回転さ
    せ、上記のテープロールをこの被巻き付け体の周囲を旋
    回させてこの被巻き付け体の外周にテープを巻き付ける
    工程とを具備したことを特徴とするテープ巻き付け方
    法。
  2. 【請求項2】 前記の回転体を前記の被巻き付け体を中
    心として回転させる工程において、この回転体を回転さ
    せるとともにこの回転体を前記の被巻き付け体の軸方向
    に沿って移動させ、前記のテープをこの被巻き付け体の
    外周面にスパイラル状に巻き付けることを特徴とする請
    求項1のテープ巻き付け方法。
  3. 【請求項3】 被巻き付け体の外周にテープを巻き付け
    る装置であって、 取手部を有する本体を備え、 また、この本体に対して回転自在に設けられた回転体を
    備え、この回転体にはその外周縁に開放されるとともに
    上記の本体に対する回転中心から離れた位置に達する上
    記の被巻き付け体の挿通用の挿通切欠が形成されてお
    り、 また、上記の回転体と一体的に設けられテープロールを
    回転自在に保持するテープリールを備えたことを特徴と
    するテープ巻き付け装置。
  4. 【請求項4】 前記のテープリールは、少なくとも前記
    のテープロールから繰り出されるテープを含む面内で傾
    動自在に枢着されていることを特徴とするテープ巻き付
    け装置。
  5. 【請求項5】 前記の本体は環状をなしており、また前
    記の回転体は円板状をなしており、この回転体の外周面
    には周方向に連続する案内溝が形成されており、この案
    内溝内に上記の環状の本体が嵌合してこの回転体を回転
    自在に支持しており、また、この環状の本体は前記の回
    転体の挿通切欠に対応してその一部に切欠部が形成され
    ていることを特徴とする請求項3のテープ巻き付け装
    置。
  6. 【請求項6】 前記の回転体の一部には円形のリール収
    容孔が形成され、このリール収容孔内に上記のテープリ
    ールが収容されており、このテープリールの軸方向の中
    心は前記の回転体の軸方向の中心に合致しており、また
    このテープリールの傾動中心は前記の回転体の軸方向の
    中心に合致していることを特徴とする請求項5のテープ
    巻き付け装置。
  7. 【請求項7】 前記の回転体の一部には円形のリール収
    容孔が形成され、このリール収容孔内に前記のテープリ
    ールが収容されており、またこのテープリールにはフラ
    ンジ部が設けられており、このフランジ部には前記の回
    転体の挿通切欠の近傍でかつ前記のリール収容孔より外
    側まで延長された顎状の噛込み防止凸部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項3のテープ巻き付け装置。
  8. 【請求項8】 前記の回転体には、前記のフランジ部の
    周縁部に当接してこのフランジ部がこの回転体に対して
    回転するのを防止する回転防止部材が突設されているこ
    とを特徴とする請求項7のテープ巻き付け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001052849A1 (fr) * 2000-01-24 2001-07-26 Fujimoto Brothers Co., Ltd. Remedes contre le diabete
US6380229B1 (en) 1999-11-12 2002-04-30 Fujimoto Co., Ltd. 2-(N-cyanoimino)thiazolidin-4-one derivatives

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