JP2003165700A - ブーム自動格納装置 - Google Patents

ブーム自動格納装置

Info

Publication number
JP2003165700A
JP2003165700A JP2001362696A JP2001362696A JP2003165700A JP 2003165700 A JP2003165700 A JP 2003165700A JP 2001362696 A JP2001362696 A JP 2001362696A JP 2001362696 A JP2001362696 A JP 2001362696A JP 2003165700 A JP2003165700 A JP 2003165700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
storage
workbench
automatic
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001362696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3776032B2 (ja
Inventor
Akihiko Ohira
彰彦 大平
Takaaki Oba
孝明 大葉
Kenji Kamei
健司 亀井
Hiroaki Mizuguchi
裕朗 水口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
Priority to JP2001362696A priority Critical patent/JP3776032B2/ja
Publication of JP2003165700A publication Critical patent/JP2003165700A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3776032B2 publication Critical patent/JP3776032B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブームの自動格納時間を短時間にする。 【解決手段】 ブーム自動格納装置60は、作業台の位
置を検出する作業台位置センサ61と、ブームを旋回、
起伏、伸縮動させ及び作業台を首振り動させるアクチュ
エータ13、17、19、31と、ブームを自動格納す
るときに操作される自動格納スイッチ51と、作業台位
置センサ61により検出される検出値に基づいてアクチ
ュエータの作動によりブームを介して移動する作業台の
移動軌跡を記憶し、自動格納スイッチ51が操作された
場合、記憶された作業台の移動軌跡に基づいてブームが
車体の格納位置に格納可能な作業台の移動可能領域を算
出し、この算出された移動可能領域内を通る格納経路を
設定し、設定された格納経路を作業台が移動するように
アクチュエータの作動を制御するコントローラ71とを
有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブーム自動格納装
置に関し、更に詳細には、車体に旋回、起伏及び伸縮動
自在に取り付けられて先端に作業台を備えたブームを車
体の格納位置に自動格納させるブーム自動格納装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】高所作業を行なう高所作業車には、例え
ば、車体に旋回、起伏及び伸縮動自在に取り付けられて
先端に作業台を備えたブームを車体の格納位置に自動格
納させるブーム自動格納装置を有して構成されているも
のがある。このブーム自動格納装置は、ブームを自動格
納するときに操作される自動格納スイッチと、自動格納
スイッチが操作されるとブームを旋回、起伏及び伸縮動
させる旋回モータ、起伏シリンダ及び伸縮シリンダの作
動を制御するコントローラとを有して構成されている。
自動格納スイッチが操作されると、コントローラは作業
台が格納領域内を移動するように旋回モータ等の3つの
アクチュエータのうちのいずれか1つずつを作動(以
下、この作動を「各軸作動」と記す。)させてブームを
格納位置に移動させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブーム自動格納装置によるブームの自動格納制御は、予
め決められた順序でアクチュエータが各軸作動して作業
台を格納経路に沿って移動させるので、作業台の現在位
置によってはブームが格納位置に移動するまでの格納経
路が遠回りとなる場合があり、ブームを短時間で格納で
きない場合が生じる。また、車両が橋梁点検車であって
作業台が橋の下方に移動するものでは、橋の下方に多く
の障害物があると、アクチュエータが予め決められた順
序で各軸作動すると、ブームの自動格納作動において作
業台が障害物に当接する虞が高くなり、その結果として
ブーム自動格納装置を使用する機会を少なくした。
【0004】また、作業台を高所に移動させると車体側
に作用する転倒方向モーメントが増加して車体支持が不
安定になりやすくなるので、高所作業車にはアウトリガ
装置を搭載したものがある。このような高所作業車にお
いて、アウトリガ装置の張り出し幅が小さい状態でブー
ムを自動格納する場合、ブームの起伏角度が小さすぎる
と転倒方向モーメントが許容モーメントを越えて車体支
持が不安定になる可能性があることから、ブームの自動
格納が可能な姿勢におけるブームの起伏角度を大きくせ
ざるを得ないが、これを満足する程にブームの起伏角度
を大きくすると、ブーム自動格納が可能な姿勢の範囲と
なる格納領域が極めて狭くなる。そして、安全を考慮し
てアウトリガ装置の張り出し幅が大きいときでも小さい
ときの格納領域を適用すれば、自動格納が可能なブーム
姿勢が限定されることになり、その結果としてブーム自
動格納装置の使い勝手を悪くする。
【0005】更に、作業台の底面積が大きいタイプの作
業台を備えたブームの自動格納制御を開始するときにお
いて、自動格納制御の最初の作動を作業台の旋回動にし
た場合、作業台が作業対象物に当接したり、規制(例え
ば、転倒防止規制や車両はみ出し規制)にかかってブー
ムの自動格納作動が停止する場合があるという問題が生
じる。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、ブームを短時間で自動格納し、車両の姿
勢に応じた格納領域を確保し、ブームの自動格納作動に
おいて作業台の旋回動により規制にかかって自動格納作
動が停止する事態を防止し、ブームの自動格納作動にお
いて作業台が作業対象物等に当接しないブーム自動格納
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明のブーム自動格納装置は、車体に旋回、起伏及
び伸縮動自在に取り付けられて先端に作業台を備えたブ
ームを車体の格納位置に自動格納させるブーム自動格納
装置であって、作業台の位置を検出する作業台位置検出
手段(例えば、実施形態における作業台位置センサ6
1)と、ブームを旋回、起伏及び伸縮動させるブームア
クチュエータ(例えば、実施形態における旋回モータ1
3、起伏シリンダ17,伸縮シリンダ19)と、作業台
位置検出手段により検出される検出値に基づいてブーム
アクチュエータの作動によりブームを介して移動する作
業台の移動軌跡を記憶する移動軌跡記憶手段(例えば、
実施形態におけるブーム移動軌跡記憶回路75)と、ブ
ームを自動格納するときに操作される自動格納操作手段
(例えば、実施形態における自動格納スイッチ51)
と、自動格納操作手段が操作された場合、移動軌跡記憶
手段により記憶されている作業台の移動軌跡に基づいて
ブームが車体の格納位置に格納可能な作業台の移動可能
領域を算出し、この算出された移動可能領域内を通る格
納経路を設定する格納経路設定手段(例えば、実施形態
における格納経路設定回路79)と、格納経路設定手段
により決定された格納経路を作業台が移動するようにブ
ームアクチュエータの作動を制御するアクチュエータ作
動制御手段(例えば、実施形態における作動制御回路7
3)とを有して構成される。
【0008】上記構成のブーム自動格納装置によれば、
作業台の移動軌跡に基づいてブームが車体の格納位置に
格納可能な作業台の移動可能領域が算出され、この移動
可能領域内を通る適切な格納経路が設定され、この格納
経路を作業台が移動するので、作業台がどのような位置
にあっても遠回りとなる格納経路を採ることはなく、適
切な格納経路に沿って作業台を移動させてブームの自動
格納を短時間で行なうことができる。また、車両が橋梁
点検車のように作業台が橋の下方に移動するタイプのも
のである場合、格納経路はブームや作業台が障害物等に
当接しない作業台の移動軌跡に基づいて設定された経路
であるので、この格納経路を作業台が移動することで、
作業台やブームが障害物等に当接せずにブームを自動格
納することができる。更に、車両に車体を安定支持する
アウトリガ装置が搭載されている場合、アウトリガ装置
の張り出し幅が小さいときでも大きいときでも、各張り
出し幅における作業台の移動軌跡に基づいてブームが車
体の格納位置に格納可能なブームの移動可能領域が算出
される。このため、アウトリガ装置の張り出し幅が大き
いときにはアウトリガ装置の張り出し幅が小さいときの
領域の狭い移動可能領域を適用しなくても車両が転倒す
る虞はないので、張り出し幅が大きいときの移動可能領
域に基づいた格納経路に従ってブームを作動させること
ができ、その結果として自動格納が可能なブーム姿勢が
限定されず、ブーム自動格納装置の使い勝手を向上させ
ることができる。
【0009】上記構成のブーム自動格納装置において、
格納経路設定手段は、作業台の移動軌跡に基づいて複数
の格納経路を設定した場合、これら複数の格納経路のう
ち作業台の移動時間が最も短くなる格納経路を選択し、
アクチュエータ作動制御手段は、格納経路設定手段によ
り選択された格納経路を作業台が移動するようにブーム
アクチュエータの作動を制御するように構成されてもよ
い。
【0010】上記構成のブーム自動格納装置によれば、
複数の格納経路が設定されたときには、作業台の移動時
間が最も短くなる格納経路を作業台が移動するようにブ
ームアクチュエータの作動が制御されるので、ブームの
格納時間をより短時間にすることができる。
【0011】上記構成のブーム自動格納装置において、
ブームの移動速度を検出するブーム速度検出手段(例え
ば、実施形態における速度算出回路77)を有し、移動
軌跡記憶手段は移動軌跡を記憶するとともに移動軌跡に
対応したブーム速度検出手段により検出されるブームの
移動速度を記憶し、格納経路設定手段は、設定した格納
経路を含む移動可能領域内のブームの移動速度を移動軌
跡記憶手段から読み出し、読み出されたブームの移動速
度が低速である移動軌跡の位置の周辺にある格納経路上
の位置を特定し、アクチュエータ作動制御手段は、格納
経路設定手段により特定された格納経路上の位置の周辺
に作業台が移動すると、その特定位置を通る作業台の移
動速度が低速になるようにブームアクチュエータの作動
を制御するように構成されてもよい。
【0012】上記構成のブーム自動格納装置によれば、
移動軌跡内のブームの移動速度が低速にされた位置やこ
の位置の周辺を格納経路が通る場合において、作業台が
格納経路の前述した位置若しくはこの位置の周辺を移動
するときは、作業台の移動速度は低速になる。移動軌跡
においてブームの移動速度が低速にされたということ
は、低速にされた経路から作業台が外れると作業台等が
何らかの障害物等に当接する虞があることになる。しか
しながら、ブーム自動格納装置側からみると、この速度
情報が無い場合には、移動軌跡の集合から格納経路を設
定することになるので、設定された格納経路を作業台が
移動するときに通常の速度で作業台が移動すると、作業
台等が障害物等に当接する虞がある。そこで、設定され
た格納経路上若しくはこの格納経路の近傍位置にブーム
の移動速度を低速にした位置がある場合において作業台
がこの位置の近くを通る場合には、作業台の移動速度を
低速にする。このため、作業台等の移動の安全を確実に
することができる。
【0013】上記構成のブーム自動格納装置において、
作業台はブームの先端に対して旋回動可能に取り付けら
れ、アクチュエータ作動制御手段により作業台の旋回動
が制御されるように構成され、アクチュエータ作動制御
手段は、ブームの自動格納制御を開始するときに作業台
を旋回動させる場合、作業台位置検出手段により検出さ
れる作業台の現在位置に基づいて作業台を旋回動させて
も作業台が設定した格納経路を含む移動可能領域を越え
ないと判定したときのみ作業台を旋回動させるようにし
てもよい。
【0014】上記構成のブーム自動格納装置によれば、
作業台を旋回動させるときに作業台が旋回動しても作業
台が移動可能領域内にあれば、作業台を旋回作動させる
ように構成されているので、ブームの自動格納制御を開
始したときに作業台を旋回動させると規制にかかってブ
ームの自動格納作動が停止したり、作業台が障害物等に
当接する事態を未然に防止することができる。
【0015】上記構成のブーム自動格納装置において、
アクチュエータ作動制御手段は、自動格納操作手段が操
作されてブームの自動格納制御を行なっているときに、
操作に応じてブームアクチュエータの動作を操作する操
作信号を出力する手動操作手段から操作信号を受け取っ
た場合、操作信号がブームアクチュエータのうちの自動
格納制御により制御されていないブームアクチュエータ
に対応した信号であるとともに、少なくとも格納位置に
近づく方向の信号であるときには、操作信号に応じて制
御されていないブームアクチュエータの作動制御を許容
するように構成されてもよい。
【0016】上記構成のブーム自動格納装置によれば、
手動操作手段からの操作信号がブームアクチュエータの
うちの自動格納制御により制御されていないブームアク
チュエータに対応した信号であり、且つ少なくとも格納
位置に近づく方向の信号であるときには、その操作信号
に応じて制御されていないブームアクチュエータが作動
する。このため、ブームが格納位置から遠ざかる方向に
移動するように手動操作手段が操作されると、例えば、
ブームの縮作動を行なっているときにブームを伸長動さ
せる伸長操作が行なわれると、その操作信号は無効とな
ってブームの自動格納制御が継続され若しくはブームの
自動格納制御が停止する。このため、ブームの移動格納
制御中において、ブームが格納位置から遠ざかる方向に
移動することはなく、操作装置の誤操作によるブームの
移動を未然に防止することができる。また、ブームの自
動格納制御時にブームの格納位置に近づく方向に移動す
るように手動操作手段が操作されると、例えば、ブーム
の縮作動を行なっているときに格納位置に近づく方向の
旋回操作がされると、その旋回動を許容する。このた
め、ブームの複合作動が可能となり、より短時間でブー
ムを格納位置に移動させることができる。
【0017】上記構成のブーム自動格納装置において、
格納経路設定手段により設定若しくは選択された格納経
路が予め設定されたブームアクチュエータの作動規制に
かかる虞があるか否かを判定する作動規制判定手段を有
し、アクチュエータ作動制御手段は、自動格納操作手段
が操作されてブームの自動格納制御を開始するときに、
作動規制判定手段によりブームアクチュエータの作動が
作動規制にかかる虞がないと判定された場合には、ブー
ムの自動格納制御を開始し、作動規制判定手段によりブ
ームアクチュエータの作動が作動規制にかかる虞がある
と判定されると、警報作動及び格納経路設定手段により
作動規制にかかる虞のない格納経路を再設定させてこの
再設定された格納経路に応じてブームの自動格納制御を
開始する作動の少なくともいずれかの作動を行なうよう
に構成されてもよい。
【0018】上記構成のブーム自動格納装置によれば、
設定若しくは選択された格納経路が作動規制にかかる虞
があるか否かをブームの自動格納制御の開始時に判定
し、作動規制にかかる虞がある場合には、規制される虞
がない余裕のある格納経路に従って作業台を移動させる
作動及び警報作動の少なくともいずれかの作動を行な
う。このため、規制域の近傍を通る格納経路の設定若し
くは選択が回避され、余裕のある格納経路に従って作業
台が移動するので、ブームを格納位置に確実に移動させ
ることができる。また、警報作動が行なわれると、作業
者は作動規制にかかる虞があると気づき、この作動規制
にかからない状態にする作業が確実に行なわれる。この
ため、ブームを格納位置に確実に移動させることができ
る。尚、本明細書において、警報作動とは、規制を回避
するための作動指示を音声やランプ表示等によって知ら
せる作動を含めた作動を意味する。この結果、作業者は
作動指示に従って規制を回避するための操作を確実に行
なうことができる。
【0019】上記構成のブーム自動格納装置において、
アクチュエータ作動制御手段によるブームの自動格納制
御の作動速度を設定する速度設定手段(例えば、実施形
態における自動格納速度設定装置55)を有し、アクチ
ュエータ作動制御手段は、速度設定手段により作動速度
が設定されると、予め設定されている作動速度を速度設
定手段により設定された作動速度に変更し、この変更さ
れた作動速度でブームの自動格納制御を行なうように構
成されてもよい。
【0020】上記構成のブーム自動格納装置によれば、
速度設定手段により作動速度が設定されれば、その設定
速度でブームアクチュエータが作動する。このため、ブ
ームの作動速度を所望の速度に調整することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図1から図7に基づいて説明する。本実施の形態は
ブームの先端に床面積の大きな作業台を備えた高所作業
車の態様を示す。先ず、本発明に係わるブーム自動格納
装置を説明する前に、このブーム自動格納装置を搭載し
た高所作業車を説明する。高所作業車1は、図1に示す
ように、トラック車両をベースとして構成されており、
車体3の前部に運転キャビン5を有し、車両前後の左右
両側部には車両を走行させる前輪7及び後輪9が配設さ
れている。前輪7及び後輪9間の車体3の左右両側部及
び後輪9よりも車両後方側の車体3の左右両側部には上
下に伸縮動して下端が接地して車両を支持するアウトリ
ガジャッキ11が配設されている。
【0022】車体後部には車体3に内蔵された旋回モー
タ13により駆動されて水平旋回可能に構成された旋回
台15が配設され、旋回台15の上部には基端部を枢結
したブーム15が取り付けられている。ブーム15は起
伏シリンダ17により起伏動可能に構成され、基端ブー
ム15a、中間ブーム15b及び先端ブーム15cを入
れ子式に組み合わせて内蔵された伸縮シリンダ19によ
り伸縮動するように構成されている。ブーム15は全縮
状態で車両前後方向に延びて車両前側に倒伏し、車両前
方側に所定起伏角度で傾斜した格納位置で車体7に突設
されたブーム受20に支持された状態で格納されるよう
に構成されている。尚、ブーム15は3段式に限るもの
ではなく、2段式及び4段式以上でもよい。
【0023】先端ブーム15cの先端には上下に揺動自
在に取り付けられた作業台支持部材21が取り付けら
れ、作業台支持部材21の先端部には外側へ拡開するフ
ランジ部21aが形成されている。フランジ部21aの
一端と先端ブーム15cの先端間にはレベリングシリン
ダ23が枢結されている。フランジ部21aの上部には
首振り装置30が装着されている。首振り装置30は内
蔵された図2に示す首振りモータ31を備え、この首振
りモータ31に作業台25が接続され、作業台25は作
業台支持部材21に対して首振り動可能である。前述し
たレベリングシリンダ23はブーム15の起伏動に連動
して伸縮動して作業台25を常に水平状態に保持してい
る。作業台25の外周には上方へ延びた手摺り27が配
設されている。作業台25にはブーム15の旋回、起伏
及び伸縮動、作業台25の首振り動を操作する操作装置
40及びブーム15を自動格納させるときのブーム23
の作動速度を設定する自動格納速度設定装置55が配設
されている。
【0024】操作装置40には起伏操作レバー41、伸
縮操作レバー43、旋回操作レバー45及び首振り操作
レバー47が設けられており、それぞれ中立位置から前
後方向若しくは左右方向に揺動操作可能に構成されてい
る。ここで、起伏操作レバー41を前後方向に傾動操作
するとブーム15の起伏、即ち、起伏シリンダ17の伸
縮動作を行なわせる操作信号が出力され、伸縮操作レバ
ー43を前後方向に傾動操作するとブーム15の伸縮、
即ち、伸縮シリンダ19の伸縮動作を行なわせる操作信
号が出力される。また、旋回操作レバー45を前後方向
に傾動操作するとブーム15の旋回、即ち、旋回モータ
13の順逆方向の回転動作を行なわせる操作信号が出力
され、首振り操作レバー47を前後方向に傾動操作する
と作業台25の首振り動、即ち、図2に示す首振りモー
タ31の順逆方向の回転動を行なわせる操作信号が出力
される。これらの操作レバー41、43、45、47の
操作により出力される操作信号は、レバーの傾動方向を
検出して得られる傾動方向信号と、レバーの傾動量(傾
動角度)を検出して得られる傾動量信号とからなってい
る。
【0025】上記構成の高所作業車1には図2に示すブ
ーム自動格納装置60が搭載されている。ブーム自動格
納装置60はブーム15を自動で格納位置に移動させる
機能を有し、図2に示すように、操作装置40と自動格
納速度設定装置55と自動格納スイッチ51と作業台位
置センサ61とコントローラ71と警報ブザー83とを
有して構成されている。以下、ブーム自動格納装置60
の各構成要素について説明する。尚、操作装置40は前
述したのでその説明を省略する。自動格納スイッチ51
はブーム15を自動格納するときに操作されるスイッチ
であり、これが操作されると格納信号を出力する。この
スイッチは図1に示す操作装置40に隣接して配設され
ている。自動格納速度設定装置55は、自動格納スイッ
チ51が操作されて図1に示すブーム15が自動格納制
御されるときのブーム15の作動速度(即ち、旋回モー
タ13、起伏シリンダ17及び伸縮シリンダ19の作動
速度)を設定する機能を有し、操作レバー55aの傾動
量に応じてブーム15の格納速度が調整可能に構成され
ている。なお、自動格納速度設定装置55は図1に示す
操作装置40の近傍位置に配設されている。
【0026】作業台位置センサ61は作業台25の位置
を検出する機能を有し、ブーム15の伸長量を検出する
ブーム伸長センサ63と、ブーム15の車体3に対する
起伏角度を検出するブーム起伏角センサ65と、ブーム
15の旋回角度を検出するブーム旋回角センサ67及び
作業台25の首振り角度を検出する作業台首振りセンサ
69とを有して構成されている。コントローラ71はブ
ーム15の動作、作業台25の首振り動及び警報ブザー
83の動作を制御する機能を有し、作動制御回路73、
ブーム移動軌跡記憶回路75、速度算出回路77、格納
経路設定回路79及び作動規制判定回路81とを有して
構成されている。
【0027】作動制御回路73は、操作装置40の操作
信号に応じて旋回モータ13、起伏シリンダ17、伸縮
シリンダ19及び首振りモータ31(以下、旋回モータ
13、起伏シリンダ17、伸縮シリンダ19をまとめて
単に「アクチュエータ13、17、19」と記す。)の
作動を制御する作動制御弁Vの作動をコントロールし、
また、警報ブザー83の作動をコントロールする。更に
詳細には、作動制御回路73は自動格納スイッチ51が
操作されると、ブーム15を車両の格納位置に格納する
ためアクチュエータ13、17、19及び首振りモータ
31の作動を制御し、また自動格納速度設定装置55が
操作され且つ自動格納スイッチ51が操作された場合に
は、自動格納速度設定装置55の設定内容に応じてアク
チュエータ13、17、19の作動速度を調整し、さら
に作業台25の位置が後述する移動可能領域を超えたと
きに警報ブザー83を鳴らす。尚、警報ブザー83の代
わりにブーム15を格納側へ移動させるように操作レバ
ー41、43、45、47の操作内容を表示する表示装
置(図示せず)を取り付け、また、警報ブザー83とと
もにこの表示装置を取り付けてもよい。
【0028】ブーム移動軌跡記憶回路75は操作装置4
0からの操作信号を受け取ると作動し、作業台位置セン
サ61の位置情報に基づいて作業台25が首振り動する
首振り中心位置の軌跡を算出してこれを記憶するととも
に、作業台首振りセンサ69により作業台25が首振り
動して首振り角度が検出されたときの作業台25の位置
と作業台25が首振り動した首振り領域を記憶する。
尚、記憶する作業台25の位置は前述した位置に限るも
のではなく、作業台25の角部や作業台側部の任意の位
置でもよい。
【0029】速度算出回路77はクロック機能を備え、
ブーム移動軌跡記憶回路75により算出された作業台2
5の移動軌跡と作業台位置センサ61の位置情報に基づ
いて作業台25の移動距離を算出するとともに、この移
動距離を移動に要した時間で除算してブーム15の移動
速度を算出する。
【0030】格納経路設定回路79については図3を更
に追加して説明する。なお、図3は車両の後方側から車
両を見たときの作業台25の移動軌跡を示している。図
2に示す格納経路設定回路79は、自動格納スイッチ5
1が操作された場合において、ブーム移動軌跡記憶回路
75に記憶された作業台25の図3に示す移動軌跡G
0、G1、G2から作業台25が移動可能な領域(以
下、「移動可能領域A」と記す。)を算出し、この移動
可能領域A内の任意の位置にある作業台25が車両の格
納位置Psに戻ることができる格納経路を設定する機能
を有する。格納経路設定回路79による格納経路の設定
方法は、作業台25が移動可能領域A内を移動し、且つ
ブーム作動により作業台25が格納位置側に近づく経路
とし、複数の格納経路を設定した場合には作業台25の
移動時間が最も短い格納経路を選択する。
【0031】図2に示す作動規制判定回路81は、設定
された格納経路に沿って作業台25を移動させたならば
作業台25が移動可能領域Aを越える虞があるか否か、
及び作業台位置センサ61の検出値に基づいて算出され
る車両に作用する転倒方向モーメントが許容転倒モーメ
ントを越えているか否かを判定する。なお、作動規制判
定回路81は、前述したモーメントの代わりに、算出さ
れる転倒方向モーメントが許容転倒モーメントを越えな
いように車両が転倒する虞のない許容移動可能領域を予
め定めておき、この許容移動可能領域を作業台25が越
えているか否かを判定するように構成されてもよい。図
2に示す作動制御回路73には4つの作動制御弁V及び
警報ブザー83が電気的に接続されている。
【0032】次に、ブーム自動格納装置の作動について
図3、図4及び図5を使用して説明する。なお、図4
(a)及び図4(b)は車両の後方側から見たときの格
納経路の正面図を示し、図5は車両の上方から見たとき
の図4(a)に対応する格納経路の平面図を示してい
る。まず、図3に示すように、アウトリガジャッキ11
が最大の張出幅で張り出され、この状態で作業台25が
車両の格納位置Psから複数の移動経路G1、G2を通
って障害物87の上方の現在位置Peに至ったものと想
定する。
【0033】なお、移動経路G1、G2は次の通りであ
る。即ち、移動経路G1は、図3及び図5を使用して説
明すると、車両の格納位置Psから全縮状態のブーム1
5の起仰動により作業台25が位置P1に移動し、続い
てブーム15の伸長動により作業台25が位置P2に移
動し、そしてブーム15の旋回動により作業台25が位
置Pe′に移動し、続いて作業台25の首振り動により
作業台25が現在位置Peに移動する経路である。ま
た、移動経路G2は、格納位置Psから全縮状態のブー
ム15の起仰動により作業台25が位置P1に移動し、
続いてブーム15の伸長動により作業台25が位置P2
に移動し、さらにブーム15の起仰動により作業台25
が位置P3に移動し、続いてブーム15の旋回動により
作業台25が位置P4に移動し、そしてブーム15の倒
伏動により作業台25が位置Pe′に移動し、そして作
業台25の首振り動により作業台25が現在位置Peに
移動する経路である。
【0034】ここで、作業台25が格納位置Psから移
動しているときは、図2に示すように、ブーム移動軌跡
記憶回路75は操作装置40からの操作信号を受けて作
動状態にあるので、ブーム移動軌跡記憶回路75は図3
に示す作業台の移動軌跡G1、G2、G0を記憶すると
ともに、図5に示す現在位置Peの近傍で作業台25が
旋回動した旋回位置Pe′及び旋回領域Qを記憶してい
る。また、速度算出回路77はブーム移動軌跡記憶回路
75により算出された複数の作業台25の移動軌跡G
1、G2、G0と移動軌跡G1、G2、G0内の隣接す
る位置間(例えば、図3に示す移動軌跡G1の場合では
Ps−P1間、P1−P2間、P2−Pe間)のブーム
15の移動速度を算出し、これらの移動速度をブーム移
動軌跡記憶回路75に記憶させる。その結果、作業台2
5が現在位置Peに移動した状態では、作業台25の複
数の移動軌跡G1、G2、G0及びブーム15の移動速
度及び首振り領域Qがブーム移動軌跡記憶回路75に記
憶されている。
【0035】このような状態で、図2に示す自動格納ス
イッチ51が操作されると、格納経路設定回路79は、
ブーム移動軌跡記憶回路75に記憶されている図3に示
す複数の移動軌跡G0、G1,G2の位置情報及び図5
に示す作業台25の首振り領域Qに基づいて作業台25
が格納位置Psに移動してブーム15が車体3に格納可
能な図3に示す作業台25の移動可能領域Aを算出す
る。この移動可能領域Aは複数の移動軌跡G0、G1,
G2と首振り領域Qを合算して得られる領域である。
【0036】そして、格納経路設定回路79は、図4に
示すように、作業台25が移動可能領域A内を移動し、
且つブーム作動により作業台25が格納位置Ps側に近
づくような経路を格納経路として設定する。その結果、
図2に示す格納経路設定回路79は2つの格納経路R
1、R2を設定する。設定された格納経路R1は、図5
を更に追加して説明すると、図3に示す移動軌跡G1を
逆方向に進む経路であり、現在位置Peから作業台25
が首振り動してブーム15の伸長方向と同一方向の位置
Pe′に旋回移動し、続いてブーム15が車両側に旋回
動して作業台25が位置P2に移動し、そして、ブーム
15が縮小動して作業台25が位置P1に移動し、続い
てブーム15が倒伏動して作業台25が格納位置Psに
移動する経路である。一方、格納経路R2は、作業台2
5が位置Peから首振り動してブーム15の伸長方向と
同一方向の位置Pe′に移動し、続いてブーム15が起
仰動して作業台25が位置4に移動し、そしてブーム1
5が車両側へ旋回動して作業台25が位置P3に移動
し、ブーム15が倒伏動して作業台25が位置P2に移
動し、そして、ブーム15が縮小動して作業台25が位
置P1に移動し、そしてブーム15が倒伏動して作業台
25が格納位置Psに移動する経路である。
【0037】そして、図2に示す格納経路設定回路79
は、これらの設定した2つの格納経路R1、R2から作
業台25の移動時間が短い方の格納経路、即ち、図4
(b)に示す格納経路R1を選択する。この格納経路の
選択方法は、格納経路R1、R2の距離からブーム15
の移動速度を除算して移動時間を各々算出し、算出され
た移動時間の短い方の格納経路R1を選択する。そし
て、図2に示すように、格納経路設定回路79は選択し
た図4(b)に示す格納経路R1の位置情報を作業制御
回路73に送り、作業制御回路73はこの格納経路R1
の情報に基づいてブーム15を首振り動させた後に旋
回、縮小、倒伏動させるため、首振りモータ31、旋回
モータ13、伸縮シリンダ19及び起伏シリンダ17の
作動を制御するためこれらに対応する作動制御弁Vの作
動を順次コントロールする。その結果、図4(b)及び
図5に示すように、作業台25は、格納経路R1に沿っ
て現在位置Peから格納位置Psに移動する。尚、前述
した実施の形態では、作業台25の位置が現在位置Pe
にある場合を示したが、作業台25は移動可能領域A内
であればどのような位置にあってもよい。
【0038】なお、図4(b)に示すように、ブーム1
5の自動格納作動において、現在位置Peから破線で示
すように、先ず、ブーム15を縮作動させてから旋回動
させるように予めブーム15の格納作動が決められてい
る場合には、ブーム15を最初に縮作動させると、作業
台25が障害物87に当接する虞が生じるため、ブーム
15の自動格納が出来なくなる。しかしながら、本発明
に係わる図2に示すブーム自動格納装置60では、設定
した格納経路R1は作業台等が障害物87を回避する経
路であるので、この格納経路R1に沿って作業台25が
移動することで、作業台25を障害物87に当接するこ
となく安全に車両に格納することができる。
【0039】このように、ブーム15の自動格納制御で
は、作業台25の位置が移動可能領域A内のどのような
位置にあっても、格納経路として移動可能領域A内を作
業台25が格納位置側へ移動するような経路を選択し、
この選択された経路に沿って作業台25が移動するよう
に図2に示すアクチュエータ13、17、19及び首振
りモータ31が作動するので、遠回りするような経路を
採ることはなく、ブーム15の自動格納を短時間で行な
うことができる。また、格納経路は作業台25が障害物
等に接触することなく移動した複数の移動軌跡Gから構
成される移動可能領域A内を通る経路であるので、障害
物が多い例えば橋の下に作業台25を移動させる橋梁点
検車(図示せず)に本発明に係わるブーム自動格納装置
60を搭載して使用した場合でも、作業台25は障害物
に当接せずに安全に移動してブームを車両に格納させる
ことができる。
【0040】また、本発明に係わるブーム自動格納装置
60では、図4に示すように、複数の格納経路R1、R
2が設定された場合には、最も移動時間が短い格納経路
を作業台25が移動するように構成されているので、ブ
ーム15の格納時間をより短時間にすることができる。
更に、前述した実施の形態ではアウトリガジャッキ11
が最大に張り出された状態において、ブーム15を自動
格納させる場合について説明したが、アウトリガジャッ
キ11の張出幅が小さい場合でも、ジャッキの張出幅に
応じた移動可能領域(図示せず)が算出されて格納経路
(図示せず)が設定される。即ち、アウトリガジャッキ
11の張出幅に応じて移動可能領域が算出される。この
ため、ジャッキの張出幅が大きいときに小さいときの移
動可能領域を適用しなくても車両が転倒する虞はないの
で、ジャッキの張出幅が大きいときに小さいときの移動
可能領域を適用した場合と比較して自動格納が可能なブ
ーム姿勢の範囲を広げることができ、ブーム自動格納装
置60の使い勝手を向上させることができる。
【0041】さて、図4(b)に示すように、作業台2
5が現在位置Peから位置P1に移動する格納経路R1
が二点鎖線で示されたような経路(即ち、ブーム15の
縮作動と旋回作動が連動して作業台25を移動させる経
路)が設定された場合、この二点鎖線で示された経路と
障害物87との間の離間距離が十分でない場所(図4
(b)のB′で示した場所)では、作業台25の移動速
度Vは低速に制御される。更に詳細には、図3に示すよ
うに、移動軌跡G1において作業台25を位置P2から
現在位置Peに移動させる場合、ブーム15が障害物8
7に当接する虞がある区間Bに作業台25が移動する
と、図示しない作業者はブーム25の移動速度が低速に
なるように図2に示す操作装置40の旋回操作レバー4
3を操作する。その結果、図2に示すブーム移動軌跡記
憶回路75には区間Bに対応するブーム15の移動速度
を低速の移動速度として記憶される。
【0042】ここで、図4(b)に示すように、前述し
た二点鎖線で示す格納経路R1が設定された場合、図2
に示す格納経路設定回路79は、この設定した格納経路
R1を含む図4(a)に示す移動可能領域A内のブーム
の移動速度を図2に示すブーム移動軌跡記憶回路75か
ら読み出し、この読み出されたブームの移動速度のうち
低速の移動速度となった図3に示す移動軌跡G1の区間
Bの周辺に位置する格納経路R1上の区間B′を特定す
る。そして、図2に示す作動制御回路73は、格納経路
R1上の区間B′に作業台25が移動しようとすると、
前述したようにこの区間B′を通る作業台25の移動速
度が低速になるように図2に示すアクチュエータ13の
作動を制御する。その結果、ブーム15は障害物87に
当接することなく作業台25を安全に位置P1側へ移動
させることができる。
【0043】また、図5に示すように、作業台25が現
在位置Peに移動している状態からブーム15の自動格
納制御を開始する時に、先ず作業台25を首振り動させ
る制御を行なうような図4(a)に示す格納経路R1が
選択された場合、図2に示す作動制御回路73は作業台
位置センサ61により検出される作業台25の現在位置
に基づいて、作業台25の向きがブーム15の延出方向
と同一方向になるように作業台25を首振り動させても
作業台25が首振り領域Qを含んだ移動可能領域Aを越
えないと判定し、且つ車両に作用する転倒方向モーメン
トが許容転倒モーメントを越えないと判定したときの
み、作業台25を旋回動させる。なお、図2に示す作動
制御回路73は、作業台25を現在位置Peからブーム
15の延出方向と同一方向になるように首振り動させた
ならば、例えば、作業台25の角部jの位置が首振り領
域Q内の点J′(点J′は移動可能領域A内でもあ
る。)に移動すれば作業台25は移動可能領域Aを越え
ないと判定する。また、作業台25の角部jの位置が首
振り領域Qの外側に移動すれば(図示せず)、作業台2
5が移動可能領域Aを越えると判定して作業台25の首
振り動を規制する。作業台25の首振り動が規制された
場合には、図2に示す作動制御回路73が図2に示す警
報ブザー83を鳴らして作業者(図示せず)に知らせ、
作業者は図2に示す操作装置40を手動操作してブーム
15を格納側へ移動させる。その結果、ブーム自動格納
装置60によりブーム15の自動格納制御が行なわれ
る。
【0044】このため、例えば、作業位置Peにおいて
作業台25に多くの荷物が積載されて車両に作用する転
倒方向モーメントが許容転倒モーメントを越えていると
きに警報ブザー83が鳴ると、作業者は作業台25から
荷物を降ろし、若しくは図2に示す操作装置40を操作
してブーム15を格納側へ移動させて、ブーム15の自
動格納制御を開始させる。また、図2に示す格納経路設
定回路79により設定された格納経路が、図4(a)に
示す移動可能領域Aの境界ラインの近傍を通るようなも
のであったときには、図2に示す作動規制判定回路81
は移動可能領域Aを越える虞があると判定して、図2に
示す作動制御回路73は警報ブザー83を鳴らし、又は
図2に示す格納経路設定回路79が作動規制にかかる虞
のない格納経路を再設定し、この再設定された格納経路
に応じて作動制御回路73がブーム15の自動格納制御
を開始する。警報ブザー83が鳴ったときには後述する
自動格納速度設定装置55によりブーム15の移動速度
が低速になるように操作する。このため、ブーム15の
自動格納を確実に且つ安全に行なうことができる。
【0045】また、図6に示すように、ブーム15の自
動格納制御が行なわれている場合、ブーム15が旋回動
しているときに図2に示す伸縮操作レバー43によりブ
ーム15が縮作動するように操作されると、図2に示す
作動制御回路73はブーム15が旋回動且つ縮作動する
ようにアクチュエータ13、19の作動を制御する。こ
のため、図6に示す作業台25は現在位置Peから斜め
下方へ移動して位置P1に移動する。また、ブーム15
が縮作動しているときに図2に示す伸縮操作レバー43
によりブーム15が伸長動するような操作がされたり、
ブーム15が旋回動しているときに図2に示す伸縮操作
レバー43によりブーム15が伸長動するような操作が
されると、図2に示す作動制御回路73はブーム15の
移動が停止するようにアクチュエータ13,19の作動
を規制する。なお、この場合、図2に示す作動制御回路
73はブーム15を伸長動させる操作信号を無視してブ
ーム15の縮作動若しくはブーム15の旋回動を継続さ
せるように構成されてもよい。つまり、図2に示す作動
制御回路73は、ブーム15の自動格納制御が行なわれ
ているときに操作装置40が操作された場合、格納側へ
の操作は許容してブーム15の作動を複合制御とし、格
納側から遠ざかるような操作装置40の操作がされたと
きにはブーム15を停止させる。このため、作業台25
が格納側と反対側へ移動することはなく、ブーム15の
格納時間が延長する事態を未然に防止することができ
る。また、複合作動により格納経路の距離を短くするこ
とができるので、ブーム15の格納時間を短時間にする
ことができる。
【0046】また、ブーム15の自動格納制御が行なわ
れる前に、図2に示す自動格納速度設定装置55の操作
レバー55aが操作されてブーム15の作動速度が高速
側に設定された場合には、図6に示すように、実線で示
すブーム15の各軸作動(即ち、旋回作動、縮作動及び
倒伏作動)における通常の作動速度が、破線で示すよう
な速い作動速度になる。このため、ブーム25の格納時
間を短縮することができる。また、格納経路に応じて図
2に示す自動格納速度設定装置55により作動速度を遅
くすることで、作業台25をより安全に移動させること
ができる。なお、前述した実施の形態では自動格納速度
設定装置55により作動速度を調整したが、図2に示す
操作装置40の各操作レバー41、43、45、47の
いずれかに自動格納速度設定装置55と同一機能を割り
付けてもよい。
【0047】また、前述した実施の形態では、図4
(a)に示すように、格納経路R1、R2は各軸作動に
よる経路を示したが、格納経路の一部若しくは全部がア
クチュエータ13、17、19が複合作動(例えば、ブ
ーム15が旋回動しながら縮小動)するような格納経路
を算出するように構成してもよい。更に、図1に示す作
業台25はブーム15の先端に首振り動可能な例を示し
たが、ブーム15の先端に旋回動可能なアーム部材(図
示せず)を設け、このアーム部材の先端に作業台25を
取り付けるような構成にしてもよい。また、車両の例と
して図1に示す高所作業車1を示したが、作業台の床面
積が小さいものや、橋梁点検車(図示せず)のように作
業台を橋の下方に移動可能なもの、更に、伸縮動自在な
ブームの先端に屈伸動自在な屈伸アームを備えたもの、
ロアブームにアッパーブームを枢結し、これらが屈伸動
自在に構成されたブームを備えたものでもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明におけるブ
ーム自動格納装置によれば、作業台の移動軌跡に基づい
てブームが車体の格納位置に格納可能な作業台の移動可
能領域を算出し、この移動可能領域内を通る適切な格納
経路を決定し、この格納経路を作業台が移動するので、
作業台がどのような位置にあっても遠回りとなる格納経
路を採ることはなく、適切な格納経路に沿って作業台を
移動させてブームの自動格納を短時間で行なうことがで
きる。また、車両が橋梁点検車のように作業台が橋の下
方に移動するタイプのものである場合、格納経路はブー
ムや作業台が障害物等に当接しない作業台の移動軌跡に
基づいて決定された経路であるので、この格納経路を作
業台が移動することから作業台やブームが障害物に当接
せずにブームを自動格納することができ、ブーム自動格
納装置の使用できる機会が多くなり使い勝手が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるブーム自動格納
装置を搭載した高所作業車の左側側面図を示す。
【図2】本発明の一実施の形態におけるブーム自動格納
装置のブロック図を示す。
【図3】本発明の一実施の形態における移動可能領域A
を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施の形態におけるブーム自動格納
装置の作動を説明するための図である。
【図5】本発明の一実施の形態におけるブーム自動格納
装置の作動を説明するための図である。
【図6】本発明の一実施の形態におけるブーム自動格納
装置の作動を説明するための図である。
【図7】本発明の一実施の形態におけるブーム自動格納
装置の作動を説明するための図である。
【符号の説明】
3 車体 13 旋回モータ(ブームアクチュエータ) 15 ブーム 17 起伏シリンダ(ブームアクチュエータ) 19 伸縮シリンダ(ブームアクチュエータ) 25 作業台 40 操作装置(手動操作手段) 51 自動格納スイッチ(自動格納操作手段) 55 自動格納速度設定装置(速度設定手段) 60 ブーム自動格納装置 61 作業台位置センサ(作業台位置検出手段) 73 作動制御回路(アクチュエータ作動制御手段) 75 ブーム移動軌跡記憶回路(移動軌跡記憶手段) 77 速度算出回路(ブーム速度検出手段) 79 格納経路設定回路(格納経路設定手段) 81 作動規制判定回路(作動規制判定手段) A 移動可能領域 R1、R1 格納経路 Ps 格納位置 G1,G2 移動軌跡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大葉 孝明 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 (72)発明者 亀井 健司 群馬県利根郡新治村大字東峰須川414−1 株式会社アイチコーポレーション新治工 場内 (72)発明者 水口 裕朗 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 Fターム(参考) 3F333 AA08 AA15 AB04 BA12 BB03 BB09 BB23 BB26 BD02 BE02 CA04 CA15 CA21 CA24 FA11 FA22 FA25 FA28 FA29 FA34 FA36 FD02 FD03 FD04 FD08 FE04 FE09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に旋回、起伏及び伸縮動自在に取り
    付けられて先端に作業台を備えたブームを前記車体の格
    納位置に自動格納させるブーム自動格納装置であって、 前記作業台の位置を検出する作業台位置検出手段と、 前記ブームを旋回、起伏及び伸縮動させるブームアクチ
    ュエータと、 前記作業台位置検出手段により検出される検出値に基づ
    いて前記ブームアクチュエータの作動により前記ブーム
    を介して移動する前記作業台の移動軌跡を記憶する移動
    軌跡記憶手段と、 前記ブームを自動格納するときに操作される自動格納操
    作手段と、 前記自動格納操作手段が操作された場合、前記移動軌跡
    記憶手段により記憶されている前記作業台の移動軌跡に
    基づいて前記ブームが前記車体の格納位置に格納可能な
    前記作業台の移動可能領域を算出し、この算出された移
    動可能領域内を通る格納経路を設定する格納経路設定手
    段と、 前記格納経路設定手段により設定された前記格納経路を
    前記作業台が移動するように前記ブームアクチュエータ
    の作動を制御するアクチュエータ作動制御手段とを有す
    ることを特徴とするブーム自動格納装置。
  2. 【請求項2】 前記格納経路設定手段は、前記作業台の
    移動軌跡に基づいて複数の格納経路を設定した場合、こ
    れら複数の格納経路のうち前記作業台の移動時間が最も
    短くなる格納経路を選択し、 前記アクチュエータ作動制御手段は、前記格納経路設定
    手段により選択された前記格納経路を前記作業台が移動
    するように前記ブームアクチュエータの作動を制御する
    ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    ブーム自動格納装置。
  3. 【請求項3】 前記ブームの移動速度を検出するブーム
    速度検出手段を有し、 前記移動軌跡記憶手段は前記移動軌跡を記憶するととも
    に前記移動軌跡に対応した前記ブーム速度検出手段によ
    り検出される前記ブームの移動速度を記憶し、 前記格納経路設定手段は、前記設定した格納経路を含む
    前記移動可能領域内の前記ブームの移動速度を前記移動
    軌跡記憶手段から読み出し、読み出された前記ブームの
    移動速度が低速である前記移動軌跡の位置の周辺にある
    前記格納経路上の位置を特定し、 前記アクチュエータ作動制御手段は、前記格納経路設定
    手段により特定された前記格納経路上の位置の周辺に前
    記作業台が移動すると、その特定位置を通る前記作業台
    の移動速度が低速になるように前記ブームアクチュエー
    タの作動を制御するように構成されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載のブーム自動格納装置。
  4. 【請求項4】 前記作業台は前記ブームの先端に対して
    旋回動可能に取り付けられ、前記アクチュエータ作動制
    御手段により前記作業台の旋回動が制御されるように構
    成され、 前記アクチュエータ作動制御手段は、前記ブームの自動
    格納制御を開始するときに前記作業台を旋回動させる場
    合、前記作業台位置検出手段により検出される前記作業
    台の現在位置に基づいて前記作業台を旋回動させても前
    記作業台が前記設定した格納経路を含む前記移動可能領
    域を越えないと判定したときのみ前記作業台を旋回動さ
    せることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載
    のブーム自動格納装置。
  5. 【請求項5】 前記アクチュエータ作動制御手段は、前
    記自動格納操作手段が操作されて前記ブームの自動格納
    制御を行なっているときに、操作に応じて前記ブームア
    クチュエータの動作を操作する操作信号を出力する手動
    操作手段から前記操作信号を受け取った場合、前記操作
    信号が前記ブームアクチュエータのうちの自動格納制御
    により制御されていないブームアクチュエータに対応し
    た信号であるとともに、少なくとも前記格納位置に近づ
    く方向の信号であるときには、前記操作信号に応じて制
    御されていない前記ブームアクチュエータの作動制御を
    許容するように構成されていることを特徴とする請求項
    1から4のいずれかに記載のブーム自動格納装置。
  6. 【請求項6】 前記格納経路設定手段により設定若しく
    は選択された前記格納経路が予め設定された前記ブーム
    アクチュエータの作動規制にかかる虞があるか否かを判
    定する作動規制判定手段を有し、 前記アクチュエータ作動制御手段は、前記自動格納操作
    手段が操作されて前記ブームの自動格納制御を開始する
    ときに、前記作動規制判定手段により前記ブームアクチ
    ュエータの作動が前記作動規制にかかる虞がないと判定
    された場合には、前記ブームの自動格納制御を開始し、
    前記作動規制判定手段により前記ブームアクチュエータ
    の作動が前記作動規制にかかる虞があると判定される
    と、警報作動及び前記格納経路設定手段により前記作動
    規制にかかる虞のない格納経路を再設定させてこの再設
    定された前記格納経路に応じて前記ブームの自動格納制
    御を開始する作動の少なくともいずれかの作動を行なう
    ように構成されていることを特徴とする請求項1から5
    のいずれかに記載のブーム自動格納装置。
  7. 【請求項7】 前記アクチュエータ作動制御手段による
    前記ブームの自動格納制御の作動速度を設定する速度設
    定手段を有し、 前記アクチュエータ作動制御手段は、前記速度設定手段
    により前記作動速度が設定されると、予め設定されてい
    る作動速度を前記速度設定手段により設定された作動速
    度に変更し、この変更された前記作動速度で前記ブーム
    の自動格納制御を行なうように構成されていることを特
    徴とする請求項1から6のいずれかに記載のブーム自動
    格納装置。
JP2001362696A 2001-11-28 2001-11-28 ブーム自動格納装置 Expired - Lifetime JP3776032B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001362696A JP3776032B2 (ja) 2001-11-28 2001-11-28 ブーム自動格納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001362696A JP3776032B2 (ja) 2001-11-28 2001-11-28 ブーム自動格納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003165700A true JP2003165700A (ja) 2003-06-10
JP3776032B2 JP3776032B2 (ja) 2006-05-17

Family

ID=19173154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001362696A Expired - Lifetime JP3776032B2 (ja) 2001-11-28 2001-11-28 ブーム自動格納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3776032B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005178984A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Tadano Ltd 作業機の制御装置
JP2008247555A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Tadano Ltd 高所作業車の制御システム
JP2009113881A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Aichi Corp 高所作業車のブーム自動格納装置
CN106082043A (zh) * 2016-06-07 2016-11-09 国机重工集团常林有限公司 一种自行走高空作业车控制系统
JP2018177503A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 株式会社タダノ 高所作業車
JP2018177515A (ja) * 2017-04-21 2018-11-15 株式会社タダノ 高所作業車

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH075120Y2 (ja) * 1988-01-30 1995-02-08 株式会社アイチコーポレーション 高所作業車のブーム作動規制装置
JPH1192096A (ja) * 1997-09-19 1999-04-06 Tadano Ltd 高所作業車の干渉防止装置
JP2000211900A (ja) * 1999-01-19 2000-08-02 Aichi Corp 高所作業車のブ―ム自動格納装置
JP2001130898A (ja) * 1999-10-29 2001-05-15 Aichi Corp 作業車の作業台自動移動装置
JP2001130892A (ja) * 1999-10-29 2001-05-15 Aichi Corp 作業車の作業台自動移動装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH075120Y2 (ja) * 1988-01-30 1995-02-08 株式会社アイチコーポレーション 高所作業車のブーム作動規制装置
JPH1192096A (ja) * 1997-09-19 1999-04-06 Tadano Ltd 高所作業車の干渉防止装置
JP2000211900A (ja) * 1999-01-19 2000-08-02 Aichi Corp 高所作業車のブ―ム自動格納装置
JP2001130898A (ja) * 1999-10-29 2001-05-15 Aichi Corp 作業車の作業台自動移動装置
JP2001130892A (ja) * 1999-10-29 2001-05-15 Aichi Corp 作業車の作業台自動移動装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005178984A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Tadano Ltd 作業機の制御装置
JP2008247555A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Tadano Ltd 高所作業車の制御システム
JP2009113881A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Aichi Corp 高所作業車のブーム自動格納装置
CN106082043A (zh) * 2016-06-07 2016-11-09 国机重工集团常林有限公司 一种自行走高空作业车控制系统
JP2018177503A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 株式会社タダノ 高所作業車
JP2018177515A (ja) * 2017-04-21 2018-11-15 株式会社タダノ 高所作業車

Also Published As

Publication number Publication date
JP3776032B2 (ja) 2006-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003165700A (ja) ブーム自動格納装置
JP4854318B2 (ja) 高所作業車
JP4452048B2 (ja) 高所作業車のブーム作動制御装置
JP4528688B2 (ja) 作業用車両
JP2006341995A (ja) 高所作業車の地上乗込制御装置
JP2000185900A (ja) 伸縮ブーム付き作業機の制御装置
JP4890788B2 (ja) 高所作業車
JP4039819B2 (ja) 屈伸ブーム式高所作業車
JP3993492B2 (ja) 高所作業車のブーム作動制御装置
JP4731895B2 (ja) 高所作業車の制御装置
JP3812393B2 (ja) 高所作業車
JP3608992B2 (ja) 高所作業車のティーチングプレイバック装置
JP3712568B2 (ja) 作業車の作動規制装置
JP2002234699A (ja) 作業用車両
JP3938883B2 (ja) 高所作業車の安全装置
JP4102086B2 (ja) 橋梁点検車の作動規制装置
JP2007099434A (ja) 作業車のブーム自動格納装置
JP3819218B2 (ja) 作業用車両の作業台移動制御装置
JP4323233B2 (ja) 高所作業車の制御装置
JP3862904B2 (ja) 作業車の作業台自動移動装置
JP4890890B2 (ja) 高所作業車の制御装置
JP2005104618A (ja) 高所作業車の故障検出装置
JPH11209097A (ja) 作業車のブーム作動制御装置
JP2002167194A (ja) 車両のブーム作動制御装置
JP2005112532A (ja) 高所作業車の検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303

Year of fee payment: 7