JP2003163257A - 位置決め装置及びその製造方法 - Google Patents

位置決め装置及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御特性に優れ、高速・高精度の位置決めを
実現する。 【解決手段】 被移動物としてのウエハWを保持するた
めの第一の板であるチャック1と、該チャック1を保持
する第二の板としての中空天板2とを有し、該中空天板
2の材質がセラミック材からなり、該中空天板2の構造
が同一種材質で形成され中空内部H2を有する一体中空
構造になっていて、中空内部H2には該中空天板2のね
じれモードに対する固有振動数を高めるリブ構造を有
し、中空天板2と外気を導通するための導通穴H2aが
あり、前記リブ構造は、ウエハWのXY移動方向に沿っ
た断面四角形のリブと該断面四角形のリブに対し角度を
なして接合された断面ひし形のリブとを交互に入れる構
成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子や液晶
表示素子等の製造方法及び素子等の製造装置に使用され
る、例えば、投影露光装置や各種精密加工装置または各
種精密測定装置において、半導体ウエハやマスクやレチ
クル等の基板を、高精度で高速移動させ、位置決めを可
能ならしめるためのステージなどの位置決め装置に関す
る。また、このような位置決め装置を用いた露光装置を
使って半導体デバイスなどを製造する方法にも適する。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の位置決め装置であるとこ
ろのXYステージを示す構成斜視図であって、これは、
例えば特開平8−229759号公報に示されている。
【0003】図中において、42はステージ装置を支持
する基準面43を有する定盤、38は定盤42に固定さ
れた固定Yガイドであり、側面を基準面としている。3
7は移動体としてのYステージであり、その両側に固定
子39と可動子40を有するYリニアモータ41によっ
て、固定Yガイド38に案内されてY方向に移動する。
32はXステージであり、不図示のXリニアモータ可動
子を備え、Yステージ37に設けられたXガイド33に
よってX方向に案内され、同じくYステージ37に設け
られたXリニアモータ固定子34によってX方向に推力
が与えられる。
【0004】Xステージ32を構成する天板31は、図
12に示すように、平板形状になっている。天板31に
は、X方向及びY方向の位置計測のためX方向ミラー4
5及びY方向ミラー46が設けられ、それぞれのミラー
にレーザビームが照射され、反射光からX方向及びY方
向の位置が計測される。
【0005】また、このステージに図16に示すθZT
駆動機構を搭載することで、露光光軸と平行な方向であ
るZ方向及びX,Y,Z軸回りの方向(θx、θy、θ
z)にも移動が可能となる。
【0006】図12におけるXステージ32の上部が、
図16における台盤151に相当する。この台盤151
は、円筒状の固定部材202を有し、固定部材202に
保持された多孔質パッド207は、図示しないウエハ及
びウエハチャックを保持する天板31に相当する天板2
04と一体である案内部材203,203aの内周面を
非接触で支持する。台盤151は、θリニアモータ21
6によってその中心軸のまわりに回転可能であり、ま
た、周方向に等間隔で配設されたZリニアモータ215
によって図示上下方向に往復移動可能である。
【0007】図13は従来の位置決め装置の各自由度に
おける制御ブロック図である。57は位置決め装置の機
械特性Goであり、力fを入力すると変位xを生じる。
また58は制御コントローラ特性Gcであり、一般的な
コントローラPID特性、アンプ特性及び各安定化フィ
ルタを含み、目標位置xrから変位xを引いた値が入力
されると所定の力fを発生する。例えば、X,Y方向の
位置決め制御時の変位xはレーザ干渉計の出力値とな
る。それぞれの自由度の目標位置に対し、高速、高精度
に追従することが、位置決め装置の性能の良否を決定す
る。
【0008】図14は従来の位置決め装置の制御系ゲイ
ン位相特性を表わす図である。図14の表すこの特性
は、図13の機械特性Go及び制御コントローラ特性G
cを合成したものであり、一巡伝達特性と言われる。前
述した高速、高精度な追従性を得るには、位置決め装置
のゲイン特性は高い(ハイゲイン化)ほど望ましい。し
かし、機械特性Goは様々な固有振動数を有し、しかも
従来のような板形状のステージ構造部材31においては
ピークの高い(減衰の悪い)固有振動数が周波数の低い
帯域(300Hz〜)に生じてしまうことがある。
【0009】ステージ構造部材の振動は、ステージに搭
載された位置計測ミラーの振動につながり、位置決め精
度の悪化を招く。
【0010】また、高すぎるゲインは固有振動数におい
て発振を引き起こすため、そのままでは制御系のゲイン
特性(図14においては、ハイゲインの尺度になるゼロ
クロス周波数は40Hz程度)は限定されてしまう。
【0011】そのため、従来では、ローパスフィルタや
ノッチフィルタといった安定化フィルタを多用し、高い
ピークを緩和するような補償をせざるをえなかった。あ
るいは固有振動数をより周波数の高い領域までもってい
くような機構設計をせざるをえなかった。
【0012】そこで、例えば、特開平11−14255
5号公報に示されるように、ステージ構造部材を中空構
造にしているが、図15に示すように、41はXステー
ジを構成する天板である。天板41はセラミックで成形
され、図のように中空構造の成形体となっているが、こ
の中空構造42は、二体ないしそれ以上に分割したセラ
ミック製の要素から形成され、下部に注入口43を有し
ている。このように、一度、二体ないしそれ以上を焼成
した後、各要素は再焼結によって接合されるとされ、再
焼結で接合するための中間材質は、熱膨張係数の近いア
ルミナ系の硝子接合などが一般的であるが、天板41の
熱変形を抑えるために、熱膨張係数小さい材料を使った
場合に熱膨張率差による接合面の接合強度に不安があっ
た。さらに、他の各要素の接合方法として接着剤を用い
ても、接着強度と接着信頼性に不安があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来例では、ウ
エハ等の基板を搭載した天板をX、Y方向の所定の位置
に移動するため、レーザ干渉計で天板のXY方向の位置
を管理しながら、XYステージにより台盤がXY方向に
移動する。そして天板は、台盤からラジアル空気軸受の
空気膜を介して駆動力を受け、所定の位置に移動する。
このとき、天板と台盤は一体的に移動することが望まし
い。しかし、実際には、台盤の移動に対して保持盤が受
ける駆動力は、静圧軸受の空気膜の圧縮性により位相遅
れが生じるという問題があった。
【0014】そこで、ラジアル空気軸受をなくし、θZ
T駆動機構に用いているローレンツ力アクチュエータ
(リニアモータ)を微動XYに利用したとしても、天板
31やその上に搭載されるウエハとウエハチャックの重
さと加速度に耐え得る力をローレンツ力アクチュエータ
(リニアモータ)に持たせることは、モータの大きさや
モータからの発熱面から非常に困難であった。
【0015】さらに、特開平8−229759号公報に
示されるような従来の位置決め装置であるところのXY
ステージの天板204は、一枚板で構成されて、板の固
有振動数が上がらないという問題があった。これを、特
開平11−142555号公報に示すように、中空構造
42にしても、接合部材のセラミック材と中空構造体の
材質の熱膨張差があると製作できない問題があるため
に、熱膨張係数小さい材料に適用できない問題があっ
た。そのために、接着剤を用いると接着のバラツキによ
って、同一形状であっても部品によって差があったり、
計算で求められる一体部品の固有振動数まで上がらない
という問題があった。
【0016】また、従来方法では、熱膨張係数の小さい
材料の時には 一枚板であったために、必要な剛性を得
るために、板厚が厚くなり、剛性向上以上に天板を重く
していた。これによって、前述の加速用のリニアモータ
への負荷が増大する。同時に、この加速に耐える力を出
すために必要な電流は増え、リニアモータからの発熱
は、電流の二乗で増加してしまう。最後に、これが、ウ
エハ空間の環境を乱す原因となり、半導体素子の微細加
工を高速で処理することが要求されている現状におい
て、アライメント精度やステージ精度に悪影響を及ぼ
し、生産性を落とすという問題があった。
【0017】本発明の目的は、半導体製造装置等の位置
決め装置において、制御特性に優れ、高速・高精度な位
置決めが実現できる移動体を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、被移動物を移動させるための位置決め装
置において、被移動物を保持するための第一の板(チャ
ック)と、該第一の板を保持する第二の板(天板)とを
有し、該第二の板の材質が熱膨張率が1.0e−6(1
/℃)以下の低熱膨張材または無機質繊維複合材または
SiCまたはSiCとSiから形成されるSiCのコン
ポジット材からなり、該第二の板の構造が同一種材質で
形成され中空内部を有する一体中空構造になっていて、
前記中空内部には該第二の板のねじれモードに対する固
有振動数を高めるリブ構造を有し、前記中空内部と外気
を導通するための穴があることを特徴とする。前記リブ
構造は、第二の板の上下の板に一体になっている。そし
て、第二の板の上下の板を囲むような外周の側板があっ
て、前記リブは側板と側板が接する隅部から離れた側板
の腹部から始まり図形対象位置関係をもつ別の側板の腹
部につなげる。すなわち、断面が四角形のリブと該断面
が四角形のリブに対し角度をなして接合された断面がひ
し形のリブとを交互に入れる構成であることが好まし
い。半導体露光装置の基板移動ステージである位置決め
装置において、被移動物は感光基板と感光パターンを有
する原版とのどちらであってもよい。
【0019】また、ウエハチャックと天板とウエハ等の
被移動物の相対位置を知るための複数の光学ミラーは、
同じ材質でできていることが好ましく、いずれも中空構
造になっていることが好ましい。
【0020】また、この一体中空天板は、6自由度に被
移動物を所定の位置に移動するために短ストロークの電
磁力を使ったアクチュエータと天板の重力方向を支持す
る機構を具備していることを特徴としてもよい。
【0021】本発明に係る位置決め装置全体は、前記短
ストロークの電磁力アクチュエータとは別に長ストロー
クに天板をXY移動させることができる長ストロークの
電磁力アクチュエータを具備することが好ましく、その
長ストロークの電磁力アクチュエータによって、移動さ
れるステージであるXステージを具備し、前記短ストロ
ークの電磁力アクチュエータと天板の重力方向を支持す
る機構は、Xステージに支持されている。そして、前記
短ストローク電磁力アクチュエータとは、被移動物を水
平面方向とヨーイング方向に所定位置に制御させるため
に少なくとも3つ以上のローレンツ力アクチュエータを
具備することが好ましい。更に、水平面方向の被移動物
を移動させるための加速度を補う電磁石アクチュエータ
を具備することが好ましい。そして、ローレンツ力アク
チュエータと電磁石アクチュエータの力点と天板の重心
との差を小さくするために、電磁石アクチュエータの可
動側が取付けられる天板部分の裏面に掘り込みがある中
空天板構造になっていることが好ましい。前記ローレン
ツ力アクチュエータは、被移動物が露光位置にある時
に、最大推力定数の数%以内となるように、該アクチュ
エータのコイルと磁石を配置することが好ましい。
【0022】また、被移動物を垂直方向とピッチング・
ローリング方向の所定位置に制御させるために少なくと
も3つ以上のローレンツ力アクチュエータを具備し、被
移動物を搬送させるために必要な前記第二の板の移動が
可能なストロークを具備することが好ましく、天板の重
力方向の荷重を支持するために、天板と天板に取付けら
れるウエハやチャックやミラーやローレンツ力アクチュ
エータ可動部や電磁石アクチュエータ可動部や自重補償
部可動部を合わせた重さに等しいかほぼ等しい力を発生
させる磁石の反発力・吸引力または、コイルバネ等で構
成される自重補償機構を具備していることが好ましい。
【0023】天板に取付けられるアクチュエータは、ア
クチュエータによる発熱によって、天板やミラーやウエ
ハ等が変形することを低減させるために、アクチュエー
タのコイルがXステージ側にあるように構成されている
ことを特徴としてもよい。また、Xステージの上板から
中空天板上に搭載される例えばチャック等に必要とされ
る電気・気体・液体を通すための配管等及び実装配線
が、中空天板の中央部又は最外周部にあって、配線・配
管による振動伝達率が、小さいことを特徴としてもよ
い。
【0024】また、Xステージの上板は、ウエハを搬送
ハンドからチャックに移動させるために、ウエハを一時
保持するための受け渡し支持棒を具備していることが好
ましい。受け渡し支持棒は、最低3本から構成され、チ
ャックや中空天板を貫通している。中空天板が、Z方向
のローレンツ力アクチュエータと自重補償機構の関係に
より上下すると、受け渡し支持棒がチャックの上面から
突出し、受け渡し支持棒が受け渡しのためのウエハを一
時支持することが可能となる。
【0025】中空天板のある面を仕上げ加工する方法と
して、中空天板の中空内部と外気との導通穴を通して、
中空構造体の中空内部に粉体を入れてもよい。この粉体
を入れることで、粉体によって充填された前記中空内部
の重量が該中空内部を中空構造体の素材で充填した重量
に等しくなっていれば、ラップ時、面圧一定にすること
によって、高い面精度が得られるという特徴がある。ま
た、被移動物の相対位置を知るのに必要とされるミラー
面の製造工程は、前記中空天板に機械的な固定をした後
に行うことができる。
【0026】要するに、本発明では、位置決め装置の移
動体である天板を熱膨張率が1.0e−6(1/℃)以
下の低熱膨張材や無機質繊維複合材やSiCやSiCの
コンポジット材からなる一体中空構造体で構成し、熱変
形に強く、軽量、高強度、高剛性を実現する。この中空
構造体には、電磁継ぎ手やローレンツ力アクチュエータ
によって、制御特性に優れた位置決め装置を実現する。
さらに、中空構造体を製作する時、中空内部に粉体を入
れて、ラップ加工することにより、ラップ面の面圧が均
一になり高い面精度が実現する。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る位置決め
装置について、被移動物が感光基板としてのウエハであ
る場合を例として、図面を参照しながら詳細に説明す
る。本発明は被移動物が感光パターンを有する原版の場
合にも適用可能である。
【0028】(第一の実施形態)図1は本発明の第一の
実施形態に係る位置決め装置を構成する天板及びその周
辺を示す概略上面図、図2はそのa−a断面図、図3は
b−b断面図である。この位置決め装置は、第一の板と
してのチャック1とこのチャック1を保持する第二の板
としての中空天板2、ミラー3、電磁継ぎ手4、自重補
償機構6、及び受け渡し支持棒8を有し、中空天板2等
の位置を微調整するためのX方向微動リニアモータLM
X、Y方向微動リニアモータLMY及びZ方向微動リニ
アモータLMZ等を備え、これらをXステージ上板51
a上に配設して構成されている。
【0029】図において、中空天板2は、焼結前に一体
中空構造としたものを焼結して形成したものである。こ
の中空天板2は、無機質繊維複合材やSiCとSiから
形成されるSiCのコンポジット材からなり、その全体
が同一種材質で焼結して形成されている。2体以上の部
品を接着剤や再焼結によるガラス接合のような異種材を
用いずに、焼結させるために、従来のような接合部での
剛性劣化がない。また、熱膨張率が1.0e−6(1/
℃)以下の低熱膨張材やSiCからなる場合では、中空
構造にするために同時に一体焼結できず、2体以上の部
品になる。このような場合であっても、熱膨張係数が合
わない接着剤やガラス接合のようなものではなく、熱膨
張率差を吸収するようにメタル接合を用いることによっ
て従来のような接合部での剛性劣化がない。これによっ
て、同一種材質で一体中空構造にすることができる。
【0030】また、この中空天板2は、剛性を確保する
ために、図5や図6に示すようなリブ構造になってお
り、リブ構造で構成された中空内部H2を外気と導通さ
せるための導通穴H2aを具備している。外気とは、例
えば、大気だけでなく、N2雰囲気やHe雰囲気や真空
である。中空構造の製造時は不活性ガス雰囲気中で行わ
れるが、これと、ステージ搭載時や保管時の環境と異な
る。導通穴H2aは、この中空天板2内に残留したガス
が前記雰囲気に漏れ出し、その漏れ出したガスによって
ステージ環境を汚し、真空度が上がらないということが
発生しないようにするために、設けられている。
【0031】中空天板2の上面には、感光基板であるウ
エハWを搭載するためにウエハチャック1があり、この
チャック1は、図示されないバキュームエアや機械的ク
ランプによって、天板2に固定されている。ウエハW
も、図示されないバキュームエアや静電気力によってチ
ャック1にクランプされている。
【0032】さらに、ウエハWの相対位置を計測するた
めに、ミラー3を持つ。このミラー3は、図2では、一
つしか示されていないが、6自由度を計測できるよう
に、複数存在する。図1では、ミラー3の上面図が本来
見えるはずであるが、省略している。ミラー3と中空天
板2の固定方法は、例えば、特開平5−19157号公
報に示されている方法による。
【0033】チャック1やミラー3も、中空天板2と同
じ材料で構成されており、熱膨張率及び熱伝導率が等し
い。これにより、露光熱やアクチュエータの熱により、
天板2の温度が変化しても、中空天板2とミラー3間や
中空天板2とチャック1間で、熱膨張率差による変形が
生じない。さらに、チャック1やミラー3も中空構造を
していて中空内部H1,H3があるため、軽量・高剛性
を実現することが可能となった。チャック1やミラー3
が軽量化することは、中空天板2を含めた可動体全体の
固有振動数を向上させる効果がある。
【0034】中空天板2は、下面に、6自由度にウエハ
Wを所定の位置に移動するために電磁力を使ったアクチ
ュエータと、天板2の重力方向を支持する機構とを具備
している。電磁力を使ったアクチュエータには、二つの
タイプがある。一つはXY方向の加速力を受け持つ電磁
継ぎ手4であり、他の一つは6自由度を制御するための
ローレンツ力アクチュエータとしての微動リニアモータ
LMである。前記アクチュエータは、短ストロークであ
り、図17に示すような長ストローク移動できるXステ
ージ51の上板51aの上に載っている。
【0035】ここで、この長ストロークステージ部分と
して、Yステージ54及びXステージ51について説明
する。Yステージ54は、Yステージガイド54aの下
面側にある図示しない静圧空気軸受けに給気することに
より定盤55から浮上され、その両側に配置された二つ
の駆動アクチュエータ54cにより、定盤55の片側に
設けられている固定ガイド52と一方のYステージガイ
ド54aの側面に図示しない静圧空気軸受けに給気する
ことにより固定ガイド52に沿って水平方向に案内され
Y方向に移動可能である。また、Xステージ51は、X
ステージベース51cの下面側にある図示しない静圧空
気軸受けに給気することにより、Yステージ54と同様
に定盤55から浮上され、Yステージ54の側面54b
とXステージガイド51bに図示しない静圧空気軸受け
に給気することにより側面54bに沿って水平方向に案
内され、駆動アクチュエータ51dによりX方向に移動
可能である。このとき、Xステージ51及びYステージ
54は、複数の与圧用磁石ユニットによって、常に一定
の姿勢となるように調整されている。この長ストローク
部分のステージには、不図示のレーザ干渉計が具備され
ている。この干渉計に対応するミラーは、従来の天板に
配置したような光学ミラーをXステージ51の上面に設
けても良いし、Y方向はYステージの部分54d上に各
々1個配置し、Xステージ51の位置は、Yステージ5
4からXステージ51上の光学ミラーの位置を計測する
形で検出しても良い。この長ストロークの部分におい
て、長ストローク部分の制御のためにレーザ干渉計シス
テムを付加する以外は、特開平8−229759号公報
に開示のステージと共通であっても良い。
【0036】従来は、XY方向の最終位置決め制御も、
ラジアル空気軸受けを介して、この長ストロークである
駆動アクチュエータ54cや駆動アクチュエータ51d
でウエハWの位置をコントロールしていた。本実施形態
では、XY方向の最終位置決め制御は、先に説明した中
空天板2の下面のローレンツ力アクチュエータである微
動リニアモータLMX,LMYによって行われる。その
ため、この長ストロークの制御性能を下げることが可能
であり、部品コストや調整コストも下げることが可能と
なった。さらに、従来は制御特性を重視するために、長
ストロークアクチュエータもローレンツ力アクチュエー
タである必要はなく、発熱や推力を重視した他のリニア
モータのタイプであっても良い。
【0037】ここで、長ストロークアクチュエータが発
生した加速力を、中空天板2を含む微動可動部に伝達す
るのが電磁継ぎ手4である。電磁継ぎ手4は1ユニット
では、吸引力方向の力しか発生しないので、図2に示す
ように、X方向に二つ対向して配置される。図示されて
いないが、紙面の上下方向にY方向用に二つ対向して配
置される。電磁継ぎ手4は、Xステージ上板51a上の
中央部に固定側4bが配置され、中空天板2側に可動側
4aが配置される。発熱や実装の面から、電磁継ぎ手4
のコイルは、固定側(不図示)にある。可動側4aも固
定側4bも電磁鋼板によって構成されている。固定側4
bの積層鋼板は、コイルを入れることができるように、
E型やU型の形状をしている。電磁継ぎ手4の可動側4
aと固定側4bには、適当なギャップが存在する。この
ギャップ量は、対向する電磁継ぎ手4の面の加工・組立
精度と制御やウエハアライメントのために6自由度移動
するのに必要なストロークと加速時に長ストロークアク
チュエータによって制御されるXステージ51と微動可
動部の位置との差分(長ストローク側の制御残差)によ
って決定される。また、微動可動部がウエハWを回転方
向に位置決めする時に、電磁継ぎ手4の部分も、Z軸周
りに干渉しないように、対向する面は、円筒状になって
いる。
【0038】上記の4つの電磁継ぎ手4で構成されたユ
ニットの対向する面の円弧の中心は、すべて同一であ
る。加工精度の面から同一半径であることが望ましい。
円弧のXY平面内の中心は、中空天板2を含む微動可動
部の重心Gとできるだけ等しいことが望ましい。
【0039】中空天板2の下面には、前述したように、
もう一つのアクチュエータとして6自由度に制御させる
ためにローレンツ力アクチュエータである微動リニアモ
ータLMを配置している。XY方向に微動させるための
微動リニアモータLMX,LMYは、電磁継ぎ手4の外
側に配置し、X軸上に二つのY方向の微動リニアモータ
LMYと、Y軸上に二つのX方向の微動リニアモータL
MXがある。ヨーイング方向の制御は、Y方向微動リニ
アモータLMYかX方向微動リニアモータLMXのどち
らかのリニアモータによって行われる。その他の配置と
して、XY方向の微動リニアモータLMX,LMYのど
ちらかのリニアモータを1個として、微動可動部の重心
に配置することも可能である。XY方向微動リニアモー
タLMX,LMYは、いずれも発熱・実装の面から、可
動側LMX1,LMY1に磁石とヨークとを配置し、発
熱するコイルを固定側LMX2,LMY2にしている。
【0040】Z方向とピッチング・ローリング方向を制
御するために、図1に示すように3つのZ方向微動リニ
アモータLMZを天板2の下面の周辺に配置している。
図3は図1のb−b矢視から見た側面図である。XY方
向微動リニアモータLMX、LMYと同様に、Z方向微
動リニアモータLMZも、発熱・実装の面から、可動側
LMZ1に磁石とヨークとを配置し、発熱するコイルを
固定側LMZ2にしている。
【0041】さらに、中空天板2の下面には、自重補償
機構6が装備されている。この自重補償機構6は、その
発生する力が図3に示すように微動可動部の重量とほぼ
等しくなるようになっている。その力残差は、中空天板
2の上下位置により自重補償機構6より発生する力が変
化することによる。この力残差は、Z方向の微動リニア
モータLMZによって、完全に取り除かれる。この力残
差によって、定常的に大きな推力をZ方向の微動リニア
モータLMZが発生する必要があり、自重補償機構6が
発生する力は、微動リニアモータLMの発熱によって、
中空天板2の周りの環境が悪化することのないように調
整されている。発生する力変動を少なくするために、自
重補償機構6としては、吸引磁石6aと圧縮バネ6bを
併用することにより実現している。これ以外にも、同様
の効果を発揮するベロフラムや磁石反発であっても良
い。
【0042】この自重補償機構6は、Z方向微動リニア
モータLMZと同軸にすると、自重補償機構6で取りき
れない力残差を中空天板2に与えないので、同軸上にあ
る方が望ましい。
【0043】電磁継ぎ手4の固定側から、ウエハWの交
換時に、一時的にウエハWを保持するための受け渡し支
持棒8は、3本具備している。ウエハWがチャック1に
保持されているような露光等の時は、受け渡し支持棒8
の上面よりも、ウエハWの下面やチャック1の上面が上
方にある状態になっている。受け渡し支持棒8自身には
上下する機能はなく、中空天板2全体が、Z方向の微動
リニアモータLMZによって下方に動くことによって、
図4に示すように、チャック1の上面より飛び出す。結
果として、支持棒8は、ウエハWの裏面で、ウエハWを
保持できる。ウエハWを搬送するために搬送ハンド9が
出入できる隙間まで、中空天板2全体を下げることによ
って、ウエハWの裏面とチャック1の上面の間隔を作
る。これによって、搬送ハンド9により、ウエハWの交
換も可能である。
【0044】さらに、ミラー3は、露光位置からウエハ
受け渡し等で、下方に中空天板2が下がった場合であっ
ても、レーザ干渉計で計測できるような高さになってい
る。
【0045】XY方向微動リニアモータLMX,LMY
とZ方向微動リニアモータLMZは、図4に示すよう
に、チャック1のクリーニングで、露光位置よりアップ
した場合や、ウエハWの交換によってダウンした場合で
も、推力が発生するような磁石とコイル配置になってい
る。この時、ウエハWの交換の時間が短く、発熱量とし
て小さいので、露光位置にいる時と同じ推力を出す必要
はなく、推力定数を露光位置の時に比べて、10%程度
小さくすることによって、微動リニアモータLMはコン
パクトにする方が良い。どの位置でもむやみに同じ推力
を維持しようと大きい微動リニアモータLMにすると、
磁石も大きくなり微動可動部が重くなり、電磁継ぎ手4
が加速時に受け持つ負荷が増え、電磁継ぎ手4が発熱
し、その発熱で、環境に影響を与える。この発熱で天板
2の温度が上昇し、ウエハWとミラー3間の距離が変化
してしまうという問題を起こす。また、粗動リニアモー
タの負荷も増える。さらに、比較的大きい微動リニアモ
ータLMによって、Z方向にも大きくなると、微動可動
部重心Gが粗動リニアモータの駆動点(力点)よりも離
れてしまう。これによるモーメントを受ける図17のX
ステージ51の下面は静圧空気軸受けの負荷が増える。
単位面積当たりの静圧空気軸受けの負荷が決まっている
ので、Xステージ51の下面を大きくすることになる。
これは、Xステージ51を大きくすることになり、Xス
テージ51を搬送するXリニアモータやこれをさらに搬
送するYステージ54のリニアモータに負荷をかけるこ
とになる。このように、負荷を下流に向けて増大させる
傾向にあり、本実施形態の構成の場合、微動リニアモー
タLMをコンパクトすることは重要である。図2に示す
ように、微動リニアモータLMは、露光位置におけるコ
イルと磁石の関係が非対称位置(センタが一致してい
る)にあり、露光位置にいる時に最大推力定数の数%以
内にあるようにコイルと磁石を配置することを特徴とし
ている。
【0046】露光時に最大推力定数でなく、最大推力定
数の数%以内に設定するのは、ウエハ交換によってダウ
ンした時の推力定数の低下が20%を超えると、短時間
であっても、熱の影響を無視できないためである。
【0047】本実施形態に係る中空天板2は、図2に示
すように、微動可動部と電磁継ぎ手4の力点を合わせる
ために、その中心部に掘り込みを持つことを特徴として
いる。例えば、距離αが10mmあって、天板2の重さ
が10kg、Z方向微動リニアモータLMZの支持スパ
ンが100mmであり、1Gの加速度にてウエハWを動
かそうとすると、距離αに基づくモーメントによって、
Z方向微動リニアモータLMZで1kgfの力を受け持
つ必要がある。Z方向微動リニアモータLMZからの発
熱を小さくするためにも、微動可動部の重心Gと電磁継
ぎ手4の力点との距離αはゼロが望ましい。逆に、電磁
継ぎ手4は、中空天板2に、XYZ方向の微動リニアモ
ータLMX,LMY,LMZが取付けられる面と同じ面
に取付けると、距離αの増加に比例して、Z方向微動リ
ニアモータLMZが受け持つ力は増え、大きなサイズの
微動リニアモータLMZが必要になる。これによって、
移動荷重も増え、ステージとしての成立が極めて困難に
なる。図2に示す図形は、説明のために意識的に大きな
差分を設けて表してある。
【0048】次に、中空天板2の構造について説明す
る。中空天板2は、内部のリブによって、所定の強度や
剛性の補強の機能が与えられる。また、中空天板2は、
リブによって隔壁された部屋を外部の環境と等しくする
ために、図2に示すような導通穴H2aを有する。
【0049】さて、本実施形態に係る位置決め装置の制
御系において、高速で、高精度な追従性を得るために
は、位置決め装置のゲイン特性は高い(ハイゲイン化)
ほど望ましい。そのため、従来においてゲイン特性に限
界を与えていたステージの特性に代表される機械特性の
固有振動数の値を上げることが必要であり、本実施形態
に係る中空天板2は、中空内部とリブ構造によって、従
来よりも固有振動数が大幅に向上し、制御系のゲイン特
性が改善された。例えば、スキャン型の露光装置におい
て、ウエハWとレチクルの同期精度を数nmレベルにす
るためには、ステージ単体におけるゼロクロス周波数も
年々高い値を必要とされてきている。これを達成させる
ために必要とされる中空天板2のそれも比例して、従来
の数倍の値が必要となっている。本発明を適用すること
によって高い固有振動数を有する天板2が可能となっ
た。
【0050】具体的なリブの構成を説明する。図5は中
空天板2のリブ構造を示す断面図である。中空天板2
は、中心部に掘り込みがない場合、そのリブの構成は、
図5に示すようになっている。
【0051】図18に示すように、リブ構造は、5つの
パターン(リブなし・ひし形リブ・十字リブ・丸型リブ
・X型リブ)について固有値解析し、評価してみると、
1次モードがねじれモードであり、このねじれモードに
対して強い順に固有振動数が高くなる。この中の順位
は、リブなし・十字リブ・丸型リブ・X型リブ・ひし形
リブの順に固有振動数が高くなる。定盤等でリブを入れ
る時に一般的に行われるX型リブよりもひし形リブの方
が、本発明で示すリブ構造が優れていることが分かる。
すなわち、リブ構造は、中空天板2の上下の板に一体に
なっている。そして、中空天板の上下の板を囲むような
外周の側板があって、このリブは側板と側板が接する隅
部から離れた側板の腹部から始まり図形対象位置関係を
もつ別の側板の腹部につながるように配置されればよ
い。
【0052】これを、具体的に形状に示したのが図5で
ある。図5(a)に示すように、リブ構造は、前記ひし
形を繰り返し、あたかも断面がXY微動方向に沿った四
辺からなる四角形□のリブR1と、これに対し断面がそ
れぞれ45度の傾斜角度をなす四辺からなるひし形◇の
リブR2とを交互に、リブR1a内にリブR2a、その
内側にリブR1b、さらにその内側へリブR2bを、そ
れぞれ入れる構造にすることによって、非常に高い固有
振動数を実現することができた。
【0053】本実施形態では、中央部に電磁継ぎ手4を
配置することを特徴としている。これを適用したリブ構
造を図6に示す。このリブ構造は、電磁継ぎ手4の可動
部4aの取り付け穴H2cをなす内接円の大きさが電磁
継ぎ手4の固定部の外径より干渉しない程度にやや大き
く、断面内周が円形の円リブの外接部が、ひし形◇の言
わば円形とひし形との組み合わせリブR3を有する構造
になっている。その外側は、図5と同じパターンである
断面が四角形□のリブと断面の各辺が45度の角度をな
すひし形◇のリブとが交互に繰り返されて、四角形□の
リブR1a内にひし形◇のリブR2aがあり、その内側
に四角形□のリブR1bがある。さらに、図5(a)の
発展系として、図5(b)を示す。外側の四隅の三角部
分を軽くすることによって図5(a)は固有振動数を向
上させている。しかし、実際の構成では、ミラー3等の
質量が乗る。このような場合には図5(b)のように側
板と側板が接する接点からリブを出すように対角線にリ
ブを入れるのではなく、ねじりに弱いところである腹R
wからリブを出すことが固有振動数向上に有効である。
【0054】ここで、リブの厚みであるが、本実施形態
では、計算上は5mm程度が最適である。10mmに増
やしても、固有振動数は、わずかな向上にしかならな
い。材質をSiCとSiから形成されるSiCのコンポ
ジット材する場合では、中空構造にするために単品で事
前に焼結しないので、接合する面を確保するためや、単
品の焼結時における強度維持のために、リブ厚を厚く取
ることが不要である。本実施形態に係る中空天板2は、
最終の焼結をする前の段階で、リブ構造にしており、焼
結前の強度も中空構造にすることで確保できるという利
点がある。従来のように固有振動数の向上に寄与しない
にもかかわらず、接合面となる中空リブの厚みを取る必
要がないため、中空天板2は、必要以上に重くすること
がない。これによって、中空天板2は軽量化することが
でき、前述の加速用のリニアモータへの負荷は低減し、
この加速に耐える力を出すために必要な電流は同時に下
がり、リニアモータからの発熱は大幅に改善され、環境
に及ぼす影響が減り、位置決め精度が向上する。また、
無機質繊維複合材を用いた場合は、比剛性が高いので、
より軽量でかつ高剛性を実現できる。熱膨張率が1.0
e−6(1/℃)以下の低熱膨張材を用いる場合、低熱
膨張材の材質がコージライト系である場合、ヤング率が
低く、天板として適用することができなかったが、本発
明のリブ構造の中空天板にすることによって、低熱膨張
材でも実現することが可能となった。また、SiCのコ
ンポジット材よりも高剛性を求めるためにヤング率が高
い材質であるSiCを用いた場合であっても、同様の効
果が得られることは言うまでもない。
【0055】(第二の実施形態)図7に示す第二の実施
形態として、中空天板2の側面に光学ミラーを接着固定
又はメカニカル固定されたミラー一体型中空天板2につ
いて説明する。この光学ミラー3の材質も、熱膨張率差
による中空天板2の変形を避けるために、中空天板2と
同じ材質である。同じ材質で一体構造になっているの
で、ミラー3がステージの移動時の加速で動くという問
題は発生しない。また、剛性の高い中空天板2に保持さ
れているために、ミラー3が変形する心配もないという
利点がある。
【0056】Xステージ51の上板51aから中空天板
2上に搭載されるチャック1や不図示のセンサ等に必要
とされる電気・気体・液体を通すための配管等及び実装
配線は、中空天板2の中央部又は最外周部にあって、配
線・配管による振動伝達率が、小さくできることを特徴
とする。小さい振動伝達率にするために、エア等の内圧
が掛かる比較的硬い配管は、図7に示すように、電磁継
ぎ手4の固定側の中央部の導入管11を通って、上下を
つなぐ接続チューブ13を経由し、電磁継ぎ手4の可動
側の中央部の導入管15を経由し、さらに、天板2の中
央部を経由して、チャック1のウエハ吸着用真空溝18
に供給される。この時、振動伝達率を決める要素は、接
続チューブ13である。この実施形態は、チューブ13
を中央部に配置することで、該チューブ13による非対
称な干渉成分が発生しにくく、制御性が良いという特徴
をもつ。中央部が有利であるが、チューブ13による影
響を小さくするために、この接続チューブ13は細く、
長さは長く、螺旋状にするのが望ましい。比較的軟らか
い電気ケーブル等の実装ケーブル類17は、振動に対す
る影響が小さいので、天板2の外周側が望ましい。特
に、信号ケーブルは、断線等の交換を容易するために
も、エア配管チューブのように内部に配置するよりも、
外周に配置する方が望ましい。
【0057】次に、中空天板2を加工する方法を説明す
る。光学ミラー面を仕上げるために、まず、先に述べた
ように、中空天板2にミラー3の部材を固定し、図9に
示すように、中空天板2の外気との導通穴H2aを通し
て、中空構造体の中空内部H2に粉体(球体・円筒)2
0を入れる。この粉体20を入れることで、この粉体2
0によって充填された中空内部H2の重量が、該中空内
部を中空構造体の素材で充填した重量と等しくなるよう
にする。粉体20は円筒状をして、整列するように並べ
る場合、SiCのコンポジット材の比重が3.0である
時、粉体20の比重は、3.8となる。その材料として
アルミナセラミクスを用いれば良い。
【0058】このように粉体20を充填することによっ
て、研削やラップやポリシュする時に、部材の面圧は、
中実天板と同じになる。特に、ラップ盤22のような高
精度な平面を出す時、面圧の差で加工量が異なってしま
うが、粉体20を充填することで解決される。図10
は、ミラー3の面をラップ加工している図である。図1
1は、チャック1が取付けられる中空天板2の面2aを
仕上げている図である。このような手法は、中空天板2
のミラー3の面の加工をする場合だけに限定されるもの
ではなく、1μm以下の平面度を必要とする中空ガイド
等のその他の中空部材を仕上げる時にも適用されるもの
である。
【0059】(第三の実施形態)図8は本発明の第三の
実施形態に係る位置決め装置を示す図である。図2で
は、電磁継ぎ手4の可動部4aが中空天板2に取付けら
れる部分において、中空天板2側は、1枚板になってい
たが、電磁継ぎ手4が受ける加速力が大きいと、中空天
板2を変形させてしまう。この変形によって、ウエハチ
ャック1も変形してしまう。これによって、ウエハWも
変形し、アライメントエラーの原因となる。そこで、第
三の実施形態では、中空天板2の強度を上げるために、
電磁継ぎ手4の可動部4aが取付けられる中空天板2の
部分2bにおいても、単純に板の厚さを厚くするのでは
なく、中空構造にして、軽量高剛性を実現している。
【0060】
【発明の効果】本発明では、ステージの構造部材おい
て、最も精度に影響を及ぼす天板を前記熱膨張率が1.
0e−6(1/℃)以下の低熱膨張材または無機質繊維
複合材またはSiCまたはSiCとSiから形成される
SiCのコンポジット材からなる一体中空構造で、その
リブ構造が、天板の側板と側板が接する隅部から離れた
側板の腹部から始まり図形対象位置関係をもつ別の側板
の腹部につながるようにしたことによって、天板は、軽
量、高強度、及び高剛性を実現することができた。ま
た、電磁継ぎ手やローレンツ力アクチュエータによっ
て、制御特性に優れた位置決め装置を実現できる。
【0061】さらに、中空天板の上下移動できるストロ
ークを持ったローレンツ力アクチュエータのストローク
位置により推力定数の配分を最適化することによって、
温度環境への影響を最小限にしたウエハ等の基板交換と
露光時フォーカス制御を実現した。
【0062】中空構造体の内部に粉体を入れて、ラップ
加工することにより、ラップ面の面圧が均一になり高い
面精度を実現することができた。これらによって、高速
で、高精度に位置決めする位置決め装置を提供すること
ができ、露光装置において、高い生産性とアライメント
精度を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態に係る位置決め装置
の平面図である。
【図2】 図1におけるa−a断面図である。
【図3】 図1におけるb−b断面図である。
【図4】 本発明の第一の実施形態に係る位置決め装置
の動作説明用図であって、中心位置における断面図であ
る。
【図5】 (a)は本発明の実施形態に係る位置決め装
置の中空天板のリブ構造の例を示す断面図であり、
(b)は本発明の実施形態に係る位置決め装置の中空天
板のリブ構造として(a)の発展系の例を示す断面図で
ある。
【図6】 本発明の実施形態に係る位置決め装置の中空
天板のリブ構造の他の例を示す断面図である。
【図7】 本発明の第二の実施形態に係る位置決め装置
の中心位置における断面図である。
【図8】 本発明の第三の実施形態に係る位置決め装置
の中心位置における断面図である。
【図9】 本発明の実施形態に係る中空天板を加工する
方法を説明するための図である。
【図10】 本発明の実施形態に係る中空天板における
ミラー面をラップ加工している状態を示す図である。
【図11】 本発明の実施形態に係る中空天板のチャッ
クが取付けられる面を仕上げている状態を示す図であ
る。
【図12】 従来の位置決め装置の斜視図である。
【図13】 従来の位置決め装置の各自由度における制
御ブロック図である。
【図14】 従来の位置決め装置の制御系ゲイン位相特
性を表わす図である。
【図15】 従来のステージ構造部材の中空構造を示す
斜視図である。
【図16】 従来のステージに搭載したθZT駆動機構
の断面図である。
【図17】 長ストローク移動できるXステージの斜視
図である。
【図18】 中空天板のリブ構造の5つのパターン(リ
ブなし・ひし形リブ・十字リブ・丸型リブ・X型リブ)
を示す図である。
【符号の説明】
1:チャック(第一の板)、2:中空天板(第二の
板)、3:ミラー(第三の板を含む)、4:電磁継ぎ
手、4a:可動側、4b:固定側、6:自重補償機構、
6a:吸引磁石、6b:圧縮バネ、8:受け渡し支持
棒、9:搬送ハンド、10:干渉ビーム、11:導入
管、13:接続チューブ、15:導入管、17:実装ケ
ーブル類、18:ウエハ吸着用真空溝、20:粉体、2
2:ラップ盤、51:Xステージ、51a:Xステージ
上板(第四の板)、51b:Xステージガイド、51
c:Xステージベース、51d:X駆動アクチュエー
タ、52:固定ガイド、54:Yステージ、54a:Y
ステージガイド、54b:Yステージの側面、54c:
Y駆動アクチュエータ、54d:Yステージの部分、5
5:定盤、H1:中空内部、H2:中空内部、H2a:
導通穴、H2c:取り付け穴、H3:中空内部、LM
X:X方向微動リニアモータ、LMX1:可動側、LM
X2:固定側、LMY:Y方向微動リニアモータ、LM
Y1:可動側、LMY2:固定側、LMZ:Z方向微動
リニアモータ、LMZ1:可動側、LMZ2:固定側、
W:ウエハ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月13日(2002.6.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項前記リブ構造は、断面が四角形のリブと
該断面が四角形のリブに対し角度をなして接合された断
面がひし形のリブとを交互に入れる構成であることを特
徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の位置決め装
置。
【請求項】 前記第二板の材質は熱膨張率が1.0e
−6(1/℃)以下の低熱膨張材または無機質繊維複合
材またはSiCまたはSiCとSiから形成されるSi
Cのコンポジット材からなっていることを特徴とする請
求項1〜のいずれかに記載の位置決め装置。
【請求項】 半導体露光装置の基板移動ステージであ
る位置決め装置において、前記被移動物が感光基板と感
光パターンを有する原版とのどちらかであることを特徴
とする請求項1〜のいずれかに記載の位置決め装置。
【請求項10】 前記第一板は前記第二板と同じ材質で
できており、前記一板も中空構造になっていることを
特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の位置決め装
置。
【請求項11】 前記第二板は、前記被移動物の相対位
置を知るための第三板として複数の光学ミラーを具備
し、前記三板は、前記第二板と同一材質の中空構造に
なっており、前記第二板は、6自由度に前記被移動物を
所定の位置に移動するために電磁力を使ったアクチュエ
ータと前記二板の重力方向を支持する機構を具備して
いることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載
の位置決め装置。
【請求項12】 前記アクチュエータとは別に長ストロ
ークにて前記第一板をXY移動させることができる長ス
トロークアクチュエータを具備し、その長ストロークア
クチュエータによって移動される第四板を具備し、前記
アクチュエータと前記第二板の重力方向を支持する機構
は、前記四板に支持されていることを特徴とする請求
11に記載の位置決め装置。
【請求項13】 前記アクチュエータは、前記被移動物
を水平方向とヨーイング方向に所定位置に制御させるた
めの少なくとも3つ以上のローレンツ力アクチュエータ
と、被移動物を移動させるための加速度を補うために同
心円上に配置された少なくとも4つ以上の電磁石アクチ
ュエータを有し、前記電磁石アクチュエータの可動側が
前記第二板に固定され、前記ローレンツ力アクチュエー
タと電磁石アクチュエータの力点と前記二板の重心と
の差を小さくするために、少なくともアクチュエータが
取付けられる前記二板は裏面に掘り込みがある中空板
構造であることを特徴とする請求項11または12に記
載の位置決め装置。
【請求項14】 前記ローレンツ力アクチュエータは、
前記被移動物が露光位置にある時に、最大推力定数の数
%以内となるように、該アクチュエータのコイルと磁石
を配置することを特徴とする請求項13に記載の位置決
め装置。
【請求項15】 前記第四板は、前記被移動物を搬送ハ
ンドから前記第一板に移動させるために、前記被移動物
を一時保持するための受け渡し支持棒を具備し、前記
け渡し支持棒は、少なくとも3本設けられ、前記第一板
及び第二板を貫通し、前記二板が前記アクチュエータ
によって上下することで、前記第一板の上面から突出す
ることを特徴とする請求項1214のいずれかに記載
の位置決め装置。
【請求項16】 前記第四板から前記二板に供給され
る電気・気体・液体を通すための配管及び実装配線が、
前記第二板の中央部及び最外周部のどちらかにあること
を特徴とする請求項1215のいずれかに記載の位置
決め装置。
【請求項17前記被移動物を垂直方向とピッチング
・ローリング方向の所定位置に制御させるために少なく
とも3つ以上のローレンツ力アクチュエータを備え、
被移動物を搬送させるために必要な前記第二板の移動
が可能なストロークを具備すること特徴とする請求項1
16のいずれかに記載の位置決め装置。
【請求項18】 前記第二板の重力方向の荷重を支持す
るために、前記二板前記二板に機械的に固定され
る部品との重さに等しい力を発生させる自重補償機構を
有することを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記
載の位置決め装置。
【請求項19】 1μm以下の仕上げ面を必要とする前
記中空構造を有する請求項1に記載の位置決め装置の製
造方法において、前記中空構造の中空内部に粉体を入れ
るための穴を具備し、前記粉体を入れる前記中空内部内
の重量が該中空内部内を前記第二板と同種の材質素材で
充填した場合の該中空内部内の重量に等しい状態にし
て、製造工程を行うことを特徴とする位置決め装置の製
造方法。
【請求項20】 請求項1118のいずれかに記載の
位置決め装置の製造方法において、前記第三板は、前記
二板に機械的な固定をした後に、被移動物の相対位置
を知るのに必要とされるミラー面の製造工程を行うこと
を特徴とする位置決め装置の製造方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、被移動物を移動させるための位置決め装
置において、前記被移動物を保持するための第一板と、
前記第一板を保持する第二板を有し、前記第二板の材質
がセラミック材料からなり、前記第二板は中空内部を有
する中空構造になっていて、前記中空内部にはリブ構造
が設けられ、前記第二板には前記中空内部と外部を導通
するための穴があることを特徴とする。例えば、本発明
は、被移動物を移動させるための位置決め装置におい
て、被移動物を保持するための第一板(チャック)と、
該第一板を保持する第二板(天板)とを有し、該第二板
の材質が熱膨張率が1.0e−6(1/℃)以下の低熱
膨張材または無機質繊維複合材またはSiCまたはSi
CとSiから形成されるSiCのコンポジット材からな
り、該第二板の構造が同一種材質で形成され中空内部を
有する一体中空構造になっていて、前記中空内部には該
二板のねじれモードに対する固有振動数を高めるリブ
構造を有し、前記中空内部と外気を導通するための穴が
あることを特徴とする。前記リブは、第二板の上板と下
に一体になっている。そして、第二板の上板と下板
囲むような側板があって、前記リブは前記側板の隅部か
ら離れた側板の腹部のみから始まり前記側板の他の腹部
のみにつながる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】また、本発明は、被移動物を移動させるた
めの位置決め装置において、前記被移動物を保持するた
めの第一板と、前記第一板を保持する第二板を有し、
第二板の材質がセラミック材料からなり、該第二板は
リブ構造を有し、前記第二板を囲むような外周の側板が
あって、前記リブは前記側板の隅部から離れた側板の腹
部のみから始まり側板の他の腹部のみにつながることを
特徴としてもよいし、被移動物を移動させるための位置
決め装置において、前記被移動物を保持するための第一
板と、前記第一板を保持する第二板を有し、前記第二板
の材質がセラミック材料からなり、前記第二板は中空内
部を有する中空構造になっていて、前記中空内部にはリ
ブ構造が設けられ、前記リブは前記側板の隅部から離れ
た側板の腹部のみから始まり側板の他の腹部のみにつな
がることを特徴としてもよい。この場合も、前記リブ
は、前記第二板の上板と下板に一体になっていて、前記
第二板には前記中空内部と外部を導通するための穴があ
ることが好ましい。上記いずれの場合も、断面が四角形
のリブと該断面が四角形のリブに対し角度をなして接合
された断面がひし形のリブとを交互に入れる構成である
ことが好ましい。半導体露光装置の基板移動ステージで
ある位置決め装置において、被移動物は感光基板と感光
パターンを有する原版とのどちらであってもよい。ま
た、ウエハチャックと天板とウエハ等の被移動物の相対
位置を知るための複数の光学ミラーは、同じ材質ででき
ていることが好ましく、いずれも中空構造になっている
ことが好ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】また、被移動物を垂直方向とピッチング・
ローリング方向の所定位置に制御させるために少なくと
も3つ以上のローレンツ力アクチュエータを具備し、被
移動物を搬送させるために必要な前記第二板の移動が可
能なストロークを具備することが好ましく、天板の重力
方向の荷重を支持するために、天板と天板に取付けられ
るウエハやチャックやミラーやローレンツ力アクチュエ
ータ可動部や電磁石アクチュエータ可動部や自重補償部
可動部を合わせた重さに等しいかほぼ等しい力を発生さ
せる磁石の反発力・吸引力または、コイルバネ等で構成
される自重補償機構を具備していることが好ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】(第一の実施形態)図1は本発明の第一の
実施形態に係る位置決め装置を構成する天板及びその周
辺を示す概略上面図、図2はそのa−a断面図、図3は
b−b断面図である。この位置決め装置は、第一板とし
てのチャック1とこのチャック1を保持する第二板とし
ての中空天板2、ミラー3、電磁継ぎ手4、自重補償機
構6、及び受け渡し支持棒8を有し、中空天板2等の位
置を微調整するためのX方向微動リニアモータLMX、
Y方向微動リニアモータLMY及びZ方向微動リニアモ
ータLMZ等を備え、これらをXステージ上板51a上
に配設して構成されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】図18に示すように、リブ構造は、5つの
パターン(リブなし・ひし形リブ・十字リブ・丸型リブ
・X型リブ)について固有値解析し、評価してみると、
1次モードがねじれモードであり、このねじれモードに
対して強い順に固有振動数が高くなる。この中の順位
は、リブなし・十字リブ・丸型リブ・X型リブ・ひし形
リブの順に固有振動数が高くなる。定盤等でリブを入れ
る時に一般的に行われるX型リブよりもひし形リブの方
が、本発明で示すリブ構造が優れていることが分かる。
すなわち、リブは、中空天板2の上板と下板に一体にな
っている。そして、中空天板の上板と下板を囲むような
外周の側板があって、このリブは側板と側板が接する隅
部から離れた側板の腹部から始まり図形対象位置関係を
もつ別の側板の腹部につながるように配置されればよ
い。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】
【発明の効果】本発明では、ステージの構造部材おい
て、最も精度に影響を及ぼす天板がセラミック材料から
なる一体中空構造で、そのリブが側板隅部から離れた
側板の腹部のみから始まり側板の他の腹部のみにつなが
ることによって、天板は、軽量、高強度、及び高剛性
を実現することができた。また、電磁継ぎ手やローレン
ツ力アクチュエータによって、制御特性に優れた位置決
め装置を実現できる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1:チャック(第一板)、2:中空天板(第二板)、
3:ミラー(第三板を含む)、4:電磁継ぎ手、4a:
可動側、4b:固定側、6:自重補償機構、6a:吸引
磁石、6b:圧縮バネ、8:受け渡し支持棒、9:搬送
ハンド、10:干渉ビーム、11:導入管、13:接続
チューブ、15:導入管、17:実装ケーブル類、1
8:ウエハ吸着用真空溝、20:粉体、22:ラップ
盤、51:Xステージ、51a:Xステージ上板(第
)、51b:Xステージガイド、51c:Xステージ
ベース、51d:X駆動アクチュエータ、52:固定ガ
イド、54:Yステージ、54a:Yステージガイド、
54b:Yステージの側面、54c:Y駆動アクチュエ
ータ、54d:Yステージの部分、55:定盤、H1:
中空内部、H2:中空内部、H2a:導通穴、H2c:
取り付け穴、H3:中空内部、LMX:X方向微動リニ
アモータ、LMX1:可動側、LMX2:固定側、LM
Y:Y方向微動リニアモータ、LMY1:可動側、LM
Y2:固定側、LMZ:Z方向微動リニアモータ、LM
Z1:可動側、LMZ2:固定側、W:ウエハ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F078 CA02 CA08 CB02 CB05 CB09 CB10 CB12 CB13 CC11 CC15 CC19 5F031 CA02 CA07 HA02 HA03 HA13 HA16 HA33 HA53 HA55 JA06 JA14 JA17 JA32 LA00 LA03 LA04 LA08 LA18 MA27 NA04 NA05 PA11 5F046 CC01 CC02 CC03 CC05 CC08 CC18 CD01 CD02 CD04 DB05 DB11

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被移動物を移動させるための位置決め装
    置において、被移動物を保持するための第一の板と、該
    第一の板を保持する第二の板とを有し、該第二の板の材
    質がセラミックからなる材料からなり、該第二の板の構
    造が同一種材質で形成され中空内部を有する中空構造に
    なっていて、前記中空内部には該第二の板のねじれモー
    ドに対する固有振動数を高めるリブ構造を有し、前記中
    空内部と外気を導通するための穴があることを特徴とす
    る位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記リブ構造は、前記第二の板の上下の
    板に一体になっていることを特徴とする請求項1に記載
    の位置決め装置。
  3. 【請求項3】 前記第二の板の上下の板を囲むような外
    周の側板があって、前記リブは側板と側板が接する隅部
    から離れた側板の腹部から始まり図形対象位置関係をも
    つ別の側板の腹部につながることを特徴とする請求項1
    に記載の位置決め装置。
  4. 【請求項4】 請求項3のリブ構造は、断面が四角形の
    リブと該断面が四角形のリブに対し角度をなして接合さ
    れた断面がひし形のリブとを交互に入れる構成であるこ
    とを特徴とする位置決め装置。
  5. 【請求項5】 前記第二の板の材質は熱膨張率が1.0
    e−6(1/℃)以下の低熱膨張材または無機質繊維複
    合材またはSiCまたはSiCとSiから形成されるS
    iCのコンポジット材からなっていることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の位置決め装置。
  6. 【請求項6】 半導体露光装置の基板移動ステージであ
    る位置決め装置において、被移動物が感光基板と感光パ
    ターンを有する原版とのどちらかであることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載の位置決め装置。
  7. 【請求項7】 前記第一の板は前記第二の板と同じ材質
    でできており、該第一の板も中空構造になっていること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の位置決め
    装置。
  8. 【請求項8】 前記第二の板は、被移動物の相対位置を
    知るための第三の板として複数の光学ミラーを具備し、
    該光学ミラーを形成する第三の板は、前記第二の板と同
    一材質の中空構造になっており、前記第二の板は、6自
    由度に被移動物を所定の位置に移動するために電磁力を
    使ったアクチュエータと該第二の板の重力方向を支持す
    る機構を具備していることを特徴とする請求項1〜7の
    いずれかに記載の位置決め装置。
  9. 【請求項9】 前記アクチュエータとは別に長ストロー
    クにて前記第一の板をXY移動させることができる長ス
    トロークアクチュエータを具備し、その長ストロークア
    クチュエータによって、移動される第四の板を具備し、
    前記アクチュエータと前記第二の板の重力方向を支持す
    る機構は、該第四の板に支持されていることを特徴とす
    る請求項8に記載の位置決め装置。
  10. 【請求項10】 前記アクチュエータとは、被移動物を
    水平方向とヨーイング方向に所定位置に制御させるため
    の少なくとも3つ以上のローレンツ力アクチュエータ
    と、被移動物を移動させるための加速度を補うために同
    心円上に配置された少なくとも4つ以上の電磁石アクチ
    ュエータとであって、前記電磁石アクチュエータの可動
    側が前記第二の板に固定され、前記ローレンツ力アクチ
    ュエータと電磁石アクチュエータの力点と該第二の板の
    重心との差を小さくするために、少なくともアクチュエ
    ータが取付けられる該第二の板部分は裏面に掘り込みが
    ある中空板構造であることを特徴とする請求項8または
    9に記載の位置決め装置。
  11. 【請求項11】 前記ローレンツ力アクチュエータは、
    被移動物が露光位置にある時に、最大推力定数の数%以
    内となるように、該アクチュエータのコイルと磁石を配
    置することを特徴とする請求項10に記載の位置決め装
    置。
  12. 【請求項12】 前記第四の板には、被移動物を搬送ハ
    ンドから前記第一の板に移動させるために、被移動物を
    一時保持するための受け渡し支持棒を具備し、該受け渡
    し支持棒は、最低3本から構成され、前記第一の板及び
    第二の板を貫通し、該第二の板が、前記アクチュエータ
    によって上下することで、前記第一の板の上面から突出
    することを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載
    の位置決め装置。
  13. 【請求項13】 前記第四の板から第二の板に供給され
    る電気・気体・液体を通すための配管及び実装配線が、
    前記第二の板の中央部及び最外周部のどちらかにあるこ
    とを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の位置
    決め装置。
  14. 【請求項14】 被移動物を垂直方向とピッチング・ロ
    ーリング方向の所定位置に制御させるために少なくとも
    3つ以上のローレンツ力アクチュエータを備え、被移動
    物を搬送させるために必要な前記第二の板の移動が可能
    なストロークを具備すること特徴とする請求項1〜13
    のいずれかに記載の位置決め装置。
  15. 【請求項15】 前記第二の板の重力方向の荷重を支持
    するために、該第二の板と該第二の板に機械的に固定さ
    れる部品との重さに等しい力を発生させる自重補償機構
    を有することを特徴とする請求項1〜14のいずれかに
    記載の位置決め装置。
  16. 【請求項16】 1μm以下の仕上げ面を必要とする前
    記中空構造を有する請求項1〜15のいずれかに記載の
    位置決め装置の製造方法において、前記中空構造の中空
    内部に粉体を入れるための穴を具備し、前記粉体を入れ
    る前記中空内部内の重量が該中空内部内を前記第二の板
    と同種の材質素材で充填した場合の該中空内部内の重量
    に等しい状態にして、製造工程を行うことを特徴とする
    位置決め装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項8〜15のいずれかに記載の位
    置決め装置の製造方法において、前記第三の板は、前記
    第二の板に機械的な固定をした後に、被移動物の相対位
    置を知るのに必要とされるミラー面の製造工程を行うこ
    とを特徴とする位置決め装置の製造方法。
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