JP2003123214A - 回転ドラムおよびこれを備えた磁気再生装置 - Google Patents

回転ドラムおよびこれを備えた磁気再生装置

Info

Publication number
JP2003123214A
JP2003123214A JP2001317993A JP2001317993A JP2003123214A JP 2003123214 A JP2003123214 A JP 2003123214A JP 2001317993 A JP2001317993 A JP 2001317993A JP 2001317993 A JP2001317993 A JP 2001317993A JP 2003123214 A JP2003123214 A JP 2003123214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
azimuth
reproducing
reproducing head
heads
rotary drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2001317993A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Osue
匡 尾末
Toshio Shirai
敏夫 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001317993A priority Critical patent/JP2003123214A/ja
Priority to US10/271,285 priority patent/US7082015B2/en
Publication of JP2003123214A publication Critical patent/JP2003123214A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/46Controlling, regulating, or indicating speed
    • G11B15/52Controlling, regulating, or indicating speed by using signals recorded on, or derived from, record carrier
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B15/12Masking of heads; circuits for Selecting or switching of heads between operative and inoperative functions or between different operative functions or for selection between operative heads; Masking of beams, e.g. of light beams
    • G11B15/14Masking or switching periodically, e.g. of rotating heads

Landscapes

  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭幅化された記録トラックをマルチ再生ヘッ
ドで再生する。 【解決手段】 プラスアジマス角(+アジマス角)の再
生ヘッド+R1、+R2、+R3、+R4とマイナスアジマス角
(−アジマス角)の再生ヘッド-R1、-R2、-R 3、-R4
をそれぞれ複数有した回転ドラム1であって、複数の+
アジマス角の再生ヘッドを周方向においてほぼ同じ箇所
にまとめて配置して+アジマス再生ヘッド群+Rとし、
また、複数の−アジマス角の再生ヘッドを周方向におい
てほぼ同じ箇所にまとめて配置して−アジマス再生ヘッ
ド群−Rとし、これら+アジマス再生ヘッド群と−アジ
マス再生ヘッド群とを周方向において離間して配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転ドラムおよび
これを備えた磁気再生装置に関する。具体的には、多チ
ャンネル化および狭幅化により高密度化された記録トラ
ックの信号の再生を可能にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体における記録密度の高密度
化のために、トラック幅を狭くすることが有効であり、
記録トラックの狭幅化が図られた場合、その再生方式と
していわゆるノントラッキング方式がある。かかるノン
トラッキング方式には、いわゆるアジマス記録された記
録トラックを再生するものと、いわゆるノンアジマス記
録された記録トラックを再生するものとがある。
【0003】また、アジマス記録は、磁気記録媒体aに
記録された記録トラックTr+、Tr-、・・・が隣接して形
成することができるため、磁気記録方式の2チャンネル
化を実現することができ、さらなる高密度化を図ること
ができる。
【0004】そして、アジマス記録の記録トラックTr
+、Tr-、・・・のノントラッキング方式には、記録トラ
ック幅に対して幅広の同アジマスの再生ヘッドR+1、R
+2およびR-1、R-2を2つずつ用いるもので、たとえ
ば、+アジマスの記録トラックTr+、・・・に対して再
生ヘッドR+1、R+2のスキャン軌跡が揺らいでもいずれ
かの再生ヘッドR+1又はR+2がオントラック状態を維持
して、記録トラックTr+をスキャンできるようになって
いる(図4参照)。このとき、他方のオフトラックして
いる再生ヘッドR+2又はR+1は−アジマスの記録トラッ
クTr-をスキャンすることになるが、異なるアジマス角
なので、クロストークは生じない。
【0005】そして、回転ドラムbにおいて、通常、+
アジマスの再生ヘッドR+1又はR+2と−アジマスの再生
ヘッドR-1又はR-2とを周方向に交互に等間隔、すなわ
ち、90°離間してするのが一般的であった(図5参
照)。
【0006】ところで、磁気記録の高密度化を図るため
に、記録トラックTrのさらなる狭幅化が求められてお
り、従来の記録トラックTrのトラック幅Trwが10〜2
0μmくらいであるのが一般的であったが、近年、1〜
数μmというトラック幅Trwの記録トラックTrが実用化
の段階にある。
【0007】また、回転ドラムには、一般的に、回転ブ
レ(「揺らぎ」とも言う。)があり、該回転ブレは再生
ヘッドRの上記「揺らぎ」として現出される。そして、
該揺らぎには、RRO(Repeatable Run Out:1回転に
同期した回転ブレ)とNRRO(Non Repeatable Run O
ut:非周期的な回転ブレ)とがある。
【0008】RRO成分はボールベアリングを用いた回
転ドラムで2〜4μm、流体ベアリングを用いた回転ド
ラムで1〜2μmと言われ、これがほぼ限界値とされて
おり、また、NRRO成分にあっては、0.2〜0.4
μmと言われている。
【0009】たとえば、ボールベアリングを用いた回転
ドラムにおいては、上記RRO成分により、再生ヘッド
のスキャンのセンター値が2μm揺らいでしまい、記録
トラックTr上の再生ヘッドの軌跡が記録トラックTrに対
して2μmの揺らぎを生じるということである。
【0010】そして、従来一般的であったトラック幅Tr
w=10μm以上、トラックピッチTrp=10μm以上
の記録トラックTrの場合には、再生ヘッドの軌跡が揺ら
ぎ幅2μmで移動しても、最小値で8μmの記録トラッ
クTrの幅をスキャンすることができ、十分な再生信号を
得ることができていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、記録トラッ
クTrの狭幅化に伴い、たとえば、トラック幅Trw、トラ
ックピッチTrpともに3μmの記録トラックTrを再生し
ようとするとき、2μmのRRO成分があると、最小値
で1μmの記録トラックTrの幅しかスキャンすることが
できず、十分な再生信号を得ることができないことにな
ってしまう。
【0012】そこで、本発明は、狭幅化された記録トラ
ックをマルチ再生ヘッドで再生することができるように
することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明回転ドラムは、プラスアジマス角(+アジマ
ス角)の再生ヘッドとマイナスアジマス角(−アジマス
角)の再生ヘッドをそれぞれ複数有した回転ドラムであ
って、複数の+アジマス角の再生ヘッドを周方向におい
てほぼ同じ箇所にまとめて配置して+アジマス再生ヘッ
ド群とし、また、複数の−アジマス角の再生ヘッドを周
方向においてほぼ同じ箇所にまとめて配置して−アジマ
ス再生ヘッド群とし、これら+アジマス再生ヘッド群と
−アジマス再生ヘッド群とを周方向において離間して配
置したものである。
【0014】また、本発明磁気再生装置は、プラスアジ
マス角(+アジマス角)の再生ヘッドとマイナスアジマ
ス角(−アジマス角)の再生ヘッドをそれぞれ複数有し
た回転ドラムであって、複数の+アジマス角の再生ヘッ
ドを周方向においてほぼ同じ箇所にまとめて配置して+
アジマス再生ヘッド群とし、また、複数の−アジマス角
の再生ヘッドを周方向においてほぼ同じ箇所にまとめて
配置して−アジマス再生ヘッド群とし、これら+アジマ
ス再生ヘッド群と−アジマス再生ヘッド群とを周方向に
おいて離間して配置した回転ドラムを備えたものであ
る。
【0015】したがって、本発明にあっては、各アジマ
ス再生ヘッド群において、回転ドラムにおけるRRO成
分の影響は受けず、従って、記録トラックのすべてをス
キャンすることができるため、ノントラッキング方式に
より記録信号の再構成を行うことができ、よって、多チ
ャンネル化および狭幅化された記録トラックの再生を可
能にする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の詳細を添付図面
に示した実施の形態に従って説明する。
【0017】図1乃至図3は、本発明の実施の形態を示
すもので、磁気記録媒体に4チャンネルの記録トラック
が形成され、これをノントラッキング方式により再生す
る場合について説明する。
【0018】回転ドラム1には、+アジマスの2つの記
録ヘッド+W1、+W3と−アジマスの2つの記録ヘッド-
2、-W4とが周方向においてほぼ同じ箇所にまとまっ
て配設され、4つの記録ヘッド+W1、-W2、+W3、-W4
はこの順に周方向に配置されている(図1参照)。
【0019】回転ドラム1に配設された4つの記録ヘッ
ド+W1、-W2、+W3、-W4は、これらで信号の記録を行
ったときに、各別の記録トラックTr、Tr、・・・のトラ
ック幅TrwとトラックピッチTrpが同じで、ともに数μ
m(たとえば、3μm)になるように配設されている。
なお、記録ヘッド+W1、-W2、+W3、-W4の幅は上記ト
ラック幅Trwと同じにしても良いし、また、やや広めに
しておき、各記録ヘッド+W1、-W2、+W3、-W4がオー
バーラップしながら、記録トラックTr、Tr、・・・を形
成するようにしても良い。
【0020】そして、このようにほぼ同じ箇所にまとま
って配置された4つの記録ヘッド+W1、-W2、+W3、-
4により記録トラックTr、Tr、・・・を形成すると、
回転ドラム1のRRO成分は、4つの記録トラックT
r1+、Tr2-、Tr3+、Tr4-が全体として揺らぎとなって現
れるが、記録された各記録トラックTr1+、Tr2-、Tr3+
Tr 4-間にはRRO成分は現れないことになり、記録され
た各記録トラックTr1+、Tr 2-、Tr3+、Tr4-はトラック幅
TrwおよびトラックピッチTrpが均一に形成される(図
2参照)。
【0021】また、回転ドラム1には、周方向において
ほぼ同じ箇所にそれぞれまとまって配設された+アジマ
スの4つの再生ヘッド+R1、+R2、+R3、+R4と−アジ
マスの4つの再生ヘッド-R1、-R2、-R3、-R4とが備
えられ、これら+アジマス再生ヘッド群+Rと−アジマ
ス再生ヘッド群−Rとは周方向にほぼ180°離間して
配設されている(図1参照)。
【0022】また、これら+アジマス再生ヘッド群+R
と−アジマス再生ヘッド群−Rは、各別の上記4つの記
録トラックTr1+、Tr2-、Tr3+、Tr4-上をスキャンするよ
うになっており、したがって、各記録トラックTr1+、Tr
2-、Tr3+、Tr4-は、再生ヘッド+R1、+R2、+R3又は+
4と-R1、-R2、-R3又は-R4により2回ずつスキャ
ンされる(図2参照)。
【0023】すなわち、たとえば、記録トラックTr
1+は、再生ヘッド+R1と-R1とによりスキャンされるこ
とになるが、アジマス角が一致した再生ヘッド+R1のみ
が信号の再生を行うことができ、アジマス角が不一致の
再生ヘッド-R1は信号の再生は行われない。
【0024】このようにほぼ同じ箇所にまとまって配設
された4つの再生ヘッド+R1、+R2、+R3、+R4又は-
1、-R2、-R3、-R4は上述した記録ヘッド+W1、-W
2、+W3、-W4の記録時に各記録トラックTr、Tr、・・
・間に揺らぎ成分(RRO成分)が影響しないのと同様
に、これら再生ヘッド+R1、+R2、+R3、+R4間又は-
1、-R2、-R3、-R4間においても、RRO成分の影
響はない。
【0025】そして、4つの再生ヘッド+R1、+R2、+
3、+R4又は-R1、-R2、-R3、-R4は全体としてR
RO成分を持ったスキャン軌跡を描くことになるが、R
RO成分は1回転に同期した回転ブレなので、+アジマ
ス再生ヘッド群+Rおよび−アジマス再生ヘッド群−R
は、回転ドラム1の1回転乃至2回転で4チャンネル分
の記録トラックTr1+、Tr2-、Tr3+、Tr4-のすべてを余す
ことなく各別にスキャンすることができる。
【0026】なお、+アジマス再生ヘッド群+Rと−ア
ジマス再生ヘッド群−Rとは、周方向に180°離間し
て設けられているため、RRO成分が影響し、両再生ヘ
ッド群+R、−Rが同一のスキャン軌跡を描くとは限ら
ないが、再生ヘッド群+R、−Rが各別に4チャンネル
分の記録トラックTr1+、Tr2-、Tr3+、Tr4-のすべてを余
すことなくスキャンすることができる。
【0027】しかして、4チャンネル分の記録トラック
Tr1+、Tr2-、Tr3+、Tr4-を再生ヘッド+R1、+R2、+
3、+R4又は-R1、-R2、-R3、-R4で再生する場
合、先ず、+アジマス再生ヘッド群+Rで4チャンネル
分の記録トラックTr1+、Tr2-、Tr3+、Tr4-をスキャン
し、その半周後に、−アジマス再生ヘッド群−Rで当該
4チャンネル分の記録トラックTr1+、Tr2-、Tr3+、Tr4-
をスキャンする。
【0028】このとき、1つのアジマス再生ヘッド群+
R又は−Rが4チャンネル分の記録トラックTr1+、T
r2-、Tr3+、Tr4-をスキャンするが、RRO成分の影響
により、万が一、当該4チャンネル分の記録トラックTr
1+、Tr2-、Tr3+又はTr4-の一部をスキャンできなくて
も、回転ドラム1がもう1回転することにより上記スキ
ャンできなかった記録トラックTr1+、Tr2-、Tr3+又はTr
4-の一部をスキャンすることになり、したがって、4チ
ャンネル分の各記録トラックTr1+、Tr2-、Tr3+、Tr4-
そのすべてを同アジマスのいずれかの再生ヘッド+R1
+R2、+R3、+R4又は-R1、-R2、-R3、-R4によりス
キャンされることになる。
【0029】したがって、4チャンネル分の記録トラッ
クTr1+、Tr2-、Tr3+、Tr4-のすべてがいずれかの再生ヘ
ッド+R1、+R2、+R3、+R4又は-R1、-R2、-R3、-
4で余すことなくスキャンされ、そのスキャンにより
得られた再生信号を半導体メモリ内に取り込み、これを
再構成することでデータの完全再生を行うことができ、
ノントラッキング再生方式が実現される。
【0030】このように構成された回転ドラム1は、+
アジマス再生ヘッド群+Rと−アジマス再生ヘッド群−
Rとを周方向で180°離間して配置したので、回転ド
ラム1の回転バランスが良く、回転ドラム1のRRO成
分を小さくすることができる。また、上記記録ヘッド+
1、-W2、+W3、-W4は、周方向のほぼ同じ箇所にま
とめて配置したが、これと対向する周方向で180°の
位置にダミーヘッド或いはカウンターウエイトを配設す
ることにより、さらに回転ドラム1の回転バランスを良
好にすることができ、RRO成分の低減に寄与する。
【0031】なお、本発明、特に請求項1および請求項
3にかかる発明は、+アジマス再生ヘッド群+Rと−ア
ジマス再生ヘッド群−Rとを周方向で180°離間して
配置したものに限られるものでなく、2つのアジマス再
生ヘッド群を周方向に適宜離間して配置したものであれ
ばよい。
【0032】このように構成された回転ドラム1には上
述のように8つの再生ヘッド+R1、-R1、+R2、-R2
・・を備えるが、+アジマス再生ヘッド群+Rと−アジ
マス再生ヘッド群−Rとを周方向に180°離間して設
けたので、再生系のロータリトランスRTrを4つにす
ることができる。
【0033】すなわち、8つの再生ヘッド+R1、-R1
+R2、-R2、・・・がある場合、通常、再生系のロータ
リトランスRTrも8つ必要であるが、周方向に180
°離間して2つの再生ヘッド群+Rと−Rとを配置した
ので、これら再生ヘッド群+Rと−Rとの間で、ロータ
リトランスRTrのスイッチングを可能とし、よって、
1つのロータリトランスRTrを2つの再生ヘッド+R1
と-R1で共有化することができる。
【0034】図3は、上記回転ドラム1の概略回路図を
示すものであり、上記記録ヘッド+W1、-W2、+W3、-
4に対応してそれぞれ記録系のロータリトランスRT
w、RTw、・・・を備え、ステータ側にはこれら記録ヘ
ッド+W1、-W2、+W3、-W4に与える記録信号を増幅す
る記録アンプ2、2、・・・が備えられている。
【0035】また、上記8つの再生ヘッド+R1、-R1
+R2、-R2、・・・は各別の再生アンプ3、3、・・・
に接続され、さらに、該再生アンプ3、3、・・・はス
イッチ4、4、・・・を介して再生系のロータリトラン
スRTr、RTrに接続されている。
【0036】そして、アジマス角の異なる2つの再生ヘ
ッド+R1、-R1に対して1つのロータリトランスRTr
が上記スイッチ4を介して選択的に接続されている。
【0037】しかして、アジマス角の異なる2つの再生
ヘッド+R1、-R1は回転ドラム1の周方向に180°離
間して配置されているため、上記スイッチ4を回転ドラ
ム1の回転角180°に同期させてスイッチングさせる
ことにより、1つのロータリトランスRTrを2つの再
生ヘッド+R1、-R1で共有することができ、よって、再
生ヘッド数の半分の数の再生系ロータリトランスRTr
で足りる。このことは、回転ドラム1の小型化に寄与す
る。
【0038】なお、上記実施の形態にあっては、記録ト
ラックが4チャンネルの場合について説明したが、本発
明にこれに限られるものではなく、6チャンネル、8チ
ャンネルであってもよく、かかる場合、その分再生ヘッ
ドの数を増やせばよい。
【0039】また、上記実記の形態にあっては、記録ヘ
ッドを備えた回転ドラムについて説明したが、本発明は
これに限らず、再生ヘッドのみを設けた回転ドラムであ
っても良い。
【0040】この他、上記実施の形態において示した各
部の具体的な形状乃至構造は、本発明を実施するに当た
っての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これ
らによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるこ
とがあってはならないものである。
【0041】
【発明の効果】以上に記載したとおり、本発明回転ドラ
ムは、プラスアジマス角(+アジマス角)の再生ヘッド
とマイナスアジマス角(−アジマス角)の再生ヘッドを
それぞれ複数有した回転ドラムであって、複数の+アジ
マス角の再生ヘッドを周方向においてほぼ同じ箇所にま
とめて配置して+アジマス再生ヘッド群とし、また、複
数の−アジマス角の再生ヘッドを周方向においてほぼ同
じ箇所にまとめて配置して−アジマス再生ヘッド群と
し、これら+アジマス再生ヘッド群と−アジマス再生ヘ
ッド群とを周方向において離間して配置したことを特徴
とする。
【0042】また、本発明磁気再生装置は、プラスアジ
マス角(+アジマス角)の再生ヘッドとマイナスアジマ
ス角(−アジマス角)の再生ヘッドをそれぞれ複数有し
た回転ドラムであって、複数の+アジマス角の再生ヘッ
ドを周方向においてほぼ同じ箇所にまとめて配置して+
アジマス再生ヘッド群とし、また、複数の−アジマス角
の再生ヘッドを周方向においてほぼ同じ箇所にまとめて
配置して−アジマス再生ヘッド群とし、これら+アジマ
ス再生ヘッド群と−アジマス再生ヘッド群とを周方向に
おいて離間して配置した回転ドラムを備えたことを特徴
とする。
【0043】したがって、本発明にあっては、各アジマ
ス再生ヘッド群において、回転ドラムにおけるRRO成
分の影響は受けず、従って、記録トラックのすべてをス
キャンすることができるため、ノントラッキング方式に
より記録信号の再構成を行うことができ、よって、多チ
ャンネル化および狭幅化された記録トラックの再生を可
能にする。
【0044】請求項2にかかる発明は、+アジマス再生
ヘッド群と−アジマス再生ヘッド群とを周方向で180
°離間して配置したので、回転ドラムの回転バランスが
良く、回転ドラムのRRO成分の低減に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2および図3とともに本発明の実施の形態を
示すもので、本図は概略平面図である。
【図2】再生ヘッドと記録トラックとの関係を示す概略
図である。
【図3】概略回路図である。
【図4】図5とともに従来の回転ドラムにかかるものを
示すもので、本図は記録ヘッドと記録トラックとの位置
関係を示す図である。
【図5】回転ドラムの概略平面図である。
【符号の説明】
1…回転ドラム、+R1…+アジマスの再生ヘッド、+R2
…+アジマスの再生ヘッド、+R3…+アジマスの再生ヘ
ッド、+R4…+アジマスの再生ヘッド、-R1…−アジマ
スの再生ヘッド、-R2…−アジマスの再生ヘッド、-R3
…−アジマスの再生ヘッド、-R4…−アジマスの再生ヘ
ッド、+R…+アジマス再生ヘッド群、−R…−アジマ
ス再生ヘッド群

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスアジマス角(+アジマス角)の再
    生ヘッドとマイナスアジマス角(−アジマス角)の再生
    ヘッドをそれぞれ複数有した回転ドラムであって、 複数の+アジマス角の再生ヘッドを周方向においてほぼ
    同じ箇所にまとめて配置して+アジマス再生ヘッド群と
    し、 また、複数の−アジマス角の再生ヘッドを周方向におい
    てほぼ同じ箇所にまとめて配置して−アジマス再生ヘッ
    ド群とし、 これら+アジマス再生ヘッド群と−アジマス再生ヘッド
    群とを周方向において離間して配置したことを特徴とす
    る回転ドラム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した回転ドラムであっ
    て、 +アジマス再生ヘッド群と−アジマス再生ヘッド群とを
    周方向にほぼ180°離間して配置したことを特徴とす
    る回転ドラム。
  3. 【請求項3】 プラスアジマス角(+アジマス角)の再
    生ヘッドとマイナスアジマス角(−アジマス角)の再生
    ヘッドをそれぞれ複数有した回転ドラムを備えた磁気再
    生装置であって、 複数の+アジマス角の再生ヘッドを周方向においてほぼ
    同じ箇所にまとめて配置して+アジマス再生ヘッド群と
    し、 また、複数の−アジマス角の再生ヘッドを周方向におい
    てほぼ同じ箇所にまとめて配置して−アジマス再生ヘッ
    ド群とし、 これら+アジマス再生ヘッド群と−アジマス再生ヘッド
    群とを周方向において離間して配置した回転ドラムを備
    えたことを特徴とする磁気再生装置。
JP2001317993A 2001-10-16 2001-10-16 回転ドラムおよびこれを備えた磁気再生装置 Abandoned JP2003123214A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001317993A JP2003123214A (ja) 2001-10-16 2001-10-16 回転ドラムおよびこれを備えた磁気再生装置
US10/271,285 US7082015B2 (en) 2001-10-16 2002-10-15 Rotary drum and magnetic reproducing apparatus or magnetic recording and reproducing apparatus using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001317993A JP2003123214A (ja) 2001-10-16 2001-10-16 回転ドラムおよびこれを備えた磁気再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003123214A true JP2003123214A (ja) 2003-04-25

Family

ID=19135774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001317993A Abandoned JP2003123214A (ja) 2001-10-16 2001-10-16 回転ドラムおよびこれを備えた磁気再生装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7082015B2 (ja)
JP (1) JP2003123214A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007280459A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Sony Corp 磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法
JP2009020984A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Sony Corp データ再生装置、データ再生方法、及びデータ記録再生装置
US7839603B2 (en) 2006-02-27 2010-11-23 Sony Corporation Magnetic head device and magnetic recording/reproducing apparatus

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL8105831A (nl) * 1981-12-24 1983-07-18 Philips Nv Roteerbare kopeenheid.
JPH0444613A (ja) * 1990-06-11 1992-02-14 Sony Corp 磁気記録再生装置
US6014286A (en) * 1990-12-19 2000-01-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic head having a die-molded conductive resin head base
JP3486945B2 (ja) * 1994-02-24 2004-01-13 ソニー株式会社 回転ヘッド型記録再生装置
JPH10334433A (ja) * 1997-05-30 1998-12-18 Sony Corp 磁気記録再生装置
EP0883118A3 (en) * 1997-06-05 1999-09-15 Hitachi, Ltd. Recording/reproducing apparatus and reproducing apparatus
JP3649587B2 (ja) * 1998-05-25 2005-05-18 アルプス電気株式会社 回転ヘッド装置
JP3823541B2 (ja) * 1998-06-09 2006-09-20 ソニー株式会社 記録装置及び信号記録方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7839603B2 (en) 2006-02-27 2010-11-23 Sony Corporation Magnetic head device and magnetic recording/reproducing apparatus
JP2007280459A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Sony Corp 磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法
JP4697012B2 (ja) * 2006-04-04 2011-06-08 ソニー株式会社 磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法
JP2009020984A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Sony Corp データ再生装置、データ再生方法、及びデータ記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7082015B2 (en) 2006-07-25
US20030076634A1 (en) 2003-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003132504A (ja) リニアテープシステムにおける磁気ヘッド装置、リニアテープシステムにおける磁気再生方法及びリニアテープシステムにおける磁気再生装置
JP2003123214A (ja) 回転ドラムおよびこれを備えた磁気再生装置
US6718120B1 (en) Magnetic recording and reproduction method and apparatus
JP2003132512A (ja) 回転ドラム並びにこれを用いた磁気再生方法及び磁気再生装置
JPS632104A (ja) 磁気記録装置
JPH10334433A (ja) 磁気記録再生装置
JP3231121B2 (ja) ノントラッキング方式の再生装置
JP3202383B2 (ja) ノントラッキング方式の再生装置
KR100424116B1 (ko) 자기기록재생장치
JP2002015490A (ja) ディジタル信号記録再生装置
JP2595097B2 (ja) 回転磁気ヘッド装置
JPS62279501A (ja) 磁気記録/再生装置
JPH0636488Y2 (ja) 回転磁気ヘッド装置
JP2625115B2 (ja) 映像信号再生装置
JP2619482B2 (ja) 回転磁気ヘッド装置
JPS63113809A (ja) 磁気ヘツド
JPS60163202A (ja) 磁気記録再生方式
EP0883109A2 (en) Head drum with thin film heads
JPS62239403A (ja) 回転磁気ヘツド装置
JPH0346881A (ja) 磁気記録再生装置
JPH02108201A (ja) 再生装置
JPH07272202A (ja) 磁気信号記録再生装置及び磁気信号記録再生方法並びに回転ヘッド装置
JPH06150212A (ja) 回転ヘッド型ディジタル信号記録装置、再生装置及び記録再生装置
JPS61253621A (ja) 磁気記録再生装置
JPH06139519A (ja) 複合磁気ヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060201

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20060315