JP2625115B2 - 映像信号再生装置 - Google Patents

映像信号再生装置

Info

Publication number
JP2625115B2
JP2625115B2 JP62065475A JP6547587A JP2625115B2 JP 2625115 B2 JP2625115 B2 JP 2625115B2 JP 62065475 A JP62065475 A JP 62065475A JP 6547587 A JP6547587 A JP 6547587A JP 2625115 B2 JP2625115 B2 JP 2625115B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
magnetic
magnetic heads
channels
short
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62065475A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63231701A (ja
Inventor
啓太郎 山下
孝充 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP62065475A priority Critical patent/JP2625115B2/ja
Publication of JPS63231701A publication Critical patent/JPS63231701A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2625115B2 publication Critical patent/JP2625115B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば、磁気テープの巻き付け角が180
°以上とされ、2ペアの磁気ヘッドを有する映像信号再
生装置に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、例えば磁気テープの巻き付け角が180°
以上とされ、2ペアの磁気ヘッドを有する映像信号再生
装置において、2ペアの磁気ヘッドの夫々を所定の関係
となるように回転ドラムに取り付けると共に、ロータリ
ートランスのチャンネルを所定の配置とし、記録及び再
生動作時において用いられていない磁気ヘッドのチャン
ネルを選択的に短絡するようにすることで、ショートリ
ングの代わりととして機能するようにし、ロータリート
ランスにショートリングを配設することなくクロストー
クを防止して小型高性能化を図るようにしたものであ
る。
〔従来の技術〕
従来のVTRにおいては、回転ヘッド型VTRが一般的に知
られている。この回転ヘッド型VTRには、磁気ヘッドと
信号処理系との間にロータリートランスが介在さ、ロー
タリートランスにより磁気ヘッドと信号処理系とが結合
されている。このため、記録時においては、信号処理系
からの記録信号がロータリートランスを介して磁気ヘッ
ドに伝送されると共に、再生時においては磁気ヘッドか
らの再生出力がロータリートランスを介して信号処理系
に伝送される。
例えば、一例として2チャンネルの伝送系を有するロ
ータリートランスの構造を第4図の断面図に示す。
第4図において31で示されるのが駆動モータにより回
転する回転軸である。この回転軸31には、図示せずも回
転ドラムが取り付けられ、この回転ドラムに2個の磁気
ヘッドが180°の角間隔で以て対向して取り付けられる
と共に、円板状のローター33が固着されている。また、
第4図において32で示されるのが固定側とされる下部シ
リンダであり、下部シリンダ32の内面に円板状のステー
ター34がローター33と僅かな間隙を有する形で固着され
ている。
ローター33の下面には、同心円状の3本の溝35a,37,3
5b(中心から径方向に順に記す)が設けられ、溝35a,35
bにコイル39a,39bが配設されると共に、溝37にクロスト
ーク防止用のショートリング41が配設されている。一
方、ステーター34の上面には、ローター33に設けられる
溝35a,37,35bに対応する形で同様に同心円状の3本の溝
36a,38,36b(中心から径方向に順に記す)が設けられ、
溝36a,36bにコイル40a,40bが配設されると共に、溝38に
クロストーク防止用のショートリング42が配設されてい
る。このため、第4図Bにおいて破線で示すように対向
して設けられたコイル39a及び40a,コイル39b及び40b間
が磁気的に夫々結合されている。
ローター33側のコイル39a及び39bの夫々が記録/再生
用の一対の磁気ヘッドの夫々と接続されると共に、ステ
ーター34側のコイル40a及び40bの夫々が信号処理系と接
続される。
記録時においては、記録信号がロータリートランスを
介して所定の速度及び位相で回転する2個の磁気ヘッド
26a及び26bの夫々に供給され、磁気テープ上に前述した
ように記録がなされる。また、再生時においては、2個
の磁気ヘッド26a及び26bにより交互に再生された再生出
力がロータリートランスを介して信号処理系に供給さ
れ、1フィールド毎に交互に再生出力が取り出されて再
生処理がなされる。
しかし、最近では、VTRの小型化が進められ、回転ド
ラムの径ができ得る限り小とされると共に、VTRの性能
及び機能を向上させるために消去を目的とするフライン
グイレーズヘッドや記録/再生用の磁気ヘッド等が更に
回転ドラムに設けられて多チャンネル化が図られてい
る。
例えば、2ペアの磁気ヘッドが取り付けられて多チャ
ンネル化が図られ、異なるテープ速度での2モードの記
録/再生が可能とされたVTRにおける磁気ヘッドの配置
の一例及び他の例を第5図A及びBに示す。第5図A及
びBにおいて51で示されるのが回転ドラムである。
第5図Aに示す回転ドラム51の場合には、回転ドラム
51に180°の角間隔で以て一対のギャップの幅方向のな
す角、所謂アジマスが異なるものとされた標準モード
(以下SPモードと称す)用の磁気ヘッド52a及び52bが取
り付けられている。それと共に、磁気ヘッド52a及び52b
に非常に近接して180°の角間隔で以て一対の長時間モ
ード(以下LPモードと称す)用の磁気ヘッド53a及び53b
が取り付けられている。磁気ヘッド53aのギャップのア
ジマスが略々対向する位置に取り付けられた磁気ヘッド
52aと同一のものとされ、磁気ヘッド53bのギャップのア
ジマスが略々対向して取り付けられた磁気ヘッド52bと
同一のものとされて磁気ヘッド53a及び53bの夫々は、ア
ジマスが異なるものとされている。
また、第5図Bに示す回転ドラム51の場合には、回転
ドラム51に同一のアジマスとされたSPモード用の磁気ヘ
ッド55a及び55bとLPモード用の磁気ヘッド56a及び56bと
が互いに略々90°の角間隔をなすように取り付けられて
いる。
回転ドラム51の周面には、180°の巻き付け角で斜め
に磁気テープ54が巻き付けられている。この第5図A及
びBに示す状態で以て回転ドラム51が所定の速度及び位
相で回転すると共に、磁気テープ54が予め指定されるSP
モード及びLPモードのうちの何れか一方の所定の速度で
移送されて記録及び再生がなされる。
第5図Aに示す磁気ヘッド配置及びテープ巻き付け角
の場合には、各磁気ヘッドの動作タイミング及びアジマ
ス損失を考慮してロータリートランスのチャンネル配置
を工夫することにより、各チャンネル間に設けられてい
たショートリングを不要とすることができる。
また、第5図Bに示す磁気ヘッド配置及びテープ巻き
付け角の場合には、各磁気ヘッドの角間隔が90°とされ
て同様スキャンの区間が発生するため、(55a−56a),
(55a−56b),(55b−56a),(55b−56b)の符号で示
される磁気ヘッドに対応したチャンネル間には、ショー
トリングが必要となる。しかし、この場合においては、
各チャンネルに短絡手段を設けて所定のモードで用いら
れない磁気ヘッドを短絡させるようにすることで、ショ
ートリングを不要とすることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、多チャンネル化が図られ、ビデオ信号とPC
Mオーディオ信号との記録が可能とされ、然も、異なる
テープ速度での2モードの記録/再生が可能とされた例
えば8mmVTRと称されるVTRの磁気ヘッドの配置を第5図
Cに示す。第5図Cにおいて51で示されるのが回転ドラ
ムである。
第5図Cに示す回転ドラム51の場合には、第5図Aに
示す2ペアの磁気ヘッド52a,52b,53a,53bが第5図Aと
同様に配置され、回転ドラム51の周面には、例えば、35
°〜45°程度のオーバーラップ部を設けるために、(18
0°+α)の巻き付け角(例えばα=41°とされて221°
となる)で斜めに磁気テープ54が巻き付けられている。
この第5図Cに示す状態で以て回転ドラム51が所定の速
度及び位相で回転すると共に、磁気テープ54が予め指定
されるSPモード及びLPモードのうちの何れか一方の所定
のテープ速度で移送されて記録及び再生がなされる。
上述した場合においては、2ペアの磁気ヘッドが設け
られ、然も磁気テープの巻き付け角が180°以上とされ
て同一スキャン上の異なる領域にPCMオーディオ信号と
ビデオ信号とが記録できるようになされているため、対
向する磁気ヘッドが同一スキャンで同時に動作する区間
が発生する。このため、短絡手段を用いてクロストーク
を防止することができず、(55a−56a),(55a−56
b),(55b−56a),(55b−56b),(55a−56a),(5
5a−56b)の符号で示される磁気ヘッドに対応したチャ
ンネル間には、ショートリングが必要となる。つまり、
クロストークを十分に防止しようとすると、各チャンネ
ル間に全てショートリングを配設しなければならず、ロ
ータリートランスの溝数が非常に増加して1チャンネル
当たりの対向面積が減少し、十分に良好な伝送特性が得
られない問題点が生ずる。
従って、この発明の目的は、従来必要とされたショー
トリングを用いることなくクロストークを防止すること
ができ、小型高性能で然も安価な映像信号再生装置を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明では、例えば、回転ドラムに磁気テープを18
0°以上巻き付けると共に、180°対向した異なるアジマ
ス角を有する2つの磁気ヘッドをトラック幅を異ならせ
て2組設けた映像信号再生装置において、一方の組の一
方のアジマス角を有する磁気ヘッドと他方の組の他方の
アジマス角を有する磁気ヘッドとが近接するように2組
の磁気ヘッド2a,2b,3a,3bを配し、2組の磁気ヘッド2a,
2b,3a,3bに対応するロータリートランスのチャンネルを
一方の組のチャンネルの間に他方の組のチャンネルが位
置するように配すると共に、スチル再生に用いる各々の
組の同一アジマスの磁気ヘッドに対応するチャンネルを
近接しないように配し、2組の磁気ヘッド2a,2b,3a,3b
のうちの動作中の磁気ヘッド以外の磁気ヘッドのチャン
ネルを選択的に短絡させる。
〔作用〕
回転ドラム1に180°の角間隔で以て一対のアジマス
が異なる磁気ヘッド2a及び2bが取り付けられると共に、
磁気ヘッド2aに非常に近接して磁気ヘッド2bと同一のア
ジマスとされた磁気ヘッド3bが取り付けられ、更に、磁
気ヘッド2bに非常に近接して磁気ヘッド2aと同一のアジ
マスとされた磁気ヘッド3aが取り付けられる。SPモード
で用いられる一方の一対の磁気ヘッド2a及び2bのチャン
ネルがLPモードで用いられる他方の一対の磁気ヘッド3a
及び3bのチャンネルの間に位置し、然も、同一アジマス
の磁気ヘッド2a及び3a若しくは、磁気ヘッド2b及び3bの
チャンネルが近接しないようにロータリートランスのチ
ャンネルが配置される共に、各磁気ヘッドのチャンネル
に短絡回路が夫々接続され、記録及び再生動作時におい
て用いられていない磁気ヘッドのチャンネルが選択的に
短絡されて交流的に接地され、クロストークが防止され
る。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。第1図Aは、例えば、異なる速度での2モードの記
録/再生が可能とされ、夫々のモードに適した2ペアの
記録/再生用の磁気ヘッドを有するVTRにこの発明を適
用した場合の一実施例について説明する。第1図は、一
実施例における磁気ヘッド配置を示すもので、第1図に
おいて1で示されるのが回転ドラムである。
回転ドラム1には、第1図に示すように180°の角間
隔で以て一対の標準モード(以下SPモードと称す)用の
記録/再生用の磁気ヘッド2a及び2bが取り付けられてい
る。磁気ヘッド2a及び2bの夫々は、ギャップの幅方向の
なす角、所謂アジマスが異なるものとされている。
また、記録/再生用の磁気ヘッド2a及び2bに非常に近
接して180°の角間隔で以て一対の長時間モード(以下L
Pモードと称す)用の記録/再生用の磁気ヘッド3a及び3
bが取り付けられている。磁気ヘッド3aのギャップのア
ジマスが略々対向する位置に取り付けられた磁気ヘッド
2aと同一のものとされ、磁気ヘッド3bのギャップのアジ
マスが略々対向して取り付けられた磁気ヘッド2bと同一
のものとされて磁気ヘッド3a及び3bの夫々は、アジマス
が異なるものとされている。
回転ドラム1の周面には、例えば、35°〜45°程度の
オーバーラップ部を設けるために、(180°+α)の巻
き付け角(例えばα=41°とされて221°となる)で斜
めに磁気テープ4が巻き付けられている。この第1図に
示す状態で以て回転ドラム1が所定の速度及び位相で図
中矢印方向に回転すると共に、磁気テープ4が予め指定
されるSPモード及びLPモードのうちの何れかの一方の所
定の速度で移送される。
例えば、記録時においては、FM変調されたビデオ信号
とPCM化されて例えばバイフェーズ変調されたディジタ
ルのオーディオ信号とが交互に所定のタイミングで磁気
ヘッド2a及び2b若しくは、磁気ヘッド3b及び3bに供給さ
れる。
このため、磁気テープ4上には、一方の一対の磁気ヘ
ッド2a及び2b若しくは、他方の一対の磁気ヘッド3a及び
3bによりトラックが交互に順次形勢さ、0°を境界とし
て回転ドラム1と磁気テープ4との巻き付け角が−α〜
0°となるオーバーラップ部の所定領域(PCM領域と称
し、例えば角間隔で36°となる)にPCMオーディオ信号
が斜めに記録されると共に、0°〜180°に対応する領
域(ビデオ領域と称す)にビデオ信号が斜めに記録され
る。例えば、磁気ヘッド2a及び2bが用いられるSPモード
では、2時間程度の記録が可能とされ、磁気ヘッド3a及
び3bが用いられるLPモードでは、例えば4時間程度の記
録が可能とされている。
第2図は、この発明の一実施例におけるロータリート
ランスのチャンネル配置の一例を示すもので、第2図に
おい9で示されるのが駆動モータにより回転する回転軸
である。
回転軸9には、図示せずも前述した磁気ヘッド2a,2b
及び3a及び3bを有した回転ドラム1が取り付けられると
共に、円板状のローター6が固着されている。また、第
2図において8で示されるのが固定側とされる下部シリ
ンダであり、下部シリンダ8の内面に円板状のステータ
ー7がローター6と僅かな間隙を有する形で固着されて
いる。
ローター6には、第2図に示すように、同心円状4本
の溝11が設けられ、溝11の夫々には、伝送用のコイル12
a,12b,13a,13bが配設される。最内周に位置するコイル1
2aの両端から導出される端子間に磁気ヘッド2aが接続さ
れ、内周側から数えて3番目に位置するコイル12bの両
端から導出される端子間に磁気ヘッド2bが接続される。
また、最外周に位置するコイル13aの両端から導出され
る端子間に磁気ヘッド3aが接続され、外周側から数えて
3番目に位置するコイル13bの両端から導出される端子
間に磁気ヘッド3bが接続される。従って、SPモードにお
いて用いられる磁気ヘッド2a及び2bのチャンネルと、LP
モードにおいて用いられる磁気ヘッド3a及び3bのチャン
ネルとが互い違いとなるように配置される。
また、ステーター7は、上述したローター6に対応し
て同様の形状とされ、4本の溝15が設けられ、溝15の夫
々には伝送用のコイル16a,16b,17a,17bがローター6側
の伝送コイル12a,12b,13a,13bに対向するように配設さ
れる。伝送用のコイル16a,16b,17a,17bの夫々が信号処
理系と接続されると共に、コイル16a,16b,17a,17bの夫
々が短絡回路と接続される。
第3図は、一例としての短絡回路を示す。例えば、磁
気ヘッド2aのチャンネルのコイル16aの一端が接地さ
れ、コイル16aの他端がアンプ22に接続されると共に、
コンデンサ24の一端に接続される。アンプ22の出力が端
子23から取り出され、端子23から取り出された信号が信
号処理回路に供給される。コンデンサ24の他端がNPN型
のトランジスタ20のコレクタに接続され、トランジスタ
20のエミッタが接地される。また、トランジスタ20のベ
ースから端子21が導出される。端子21には、制御信号が
供給され、制御信号がハイレベルとされるとトランジス
タ20がオンし、伝送路が交流的に接地される。他のコイ
ル16b,17a,17bに関しても、同様の構成の短絡回路が接
続され、選択的に伝送路を交流的に接地できるように構
成されている。尚、短絡手段としては、他のスイッチイ
ング素子やリレー等を用いても良い。
SPモードでの通常記録/再生動作においては前述した
ように一方の一対の磁気ヘッド2a及び2bが用いられ、他
方の一対の磁気ヘッド3a及び3bを動作させる必要がない
ため、伝送用のコイル17a及び17bに接続された短絡回路
がオンされる。このため、磁気ヘッド3a及び3bのチャン
ネルが交流的に接地されてショートリングの代わりとし
て機能し、各チャンネル間のクロストークかショートリ
ングが配設されていないにもかかわらず確実に防止され
る。
一方、LPモードでの通常記録/再生動作においては前
述したように他方の一対の磁気ヘッド3a及び3bが用いら
れ、一方の一対の磁気ヘッド2a及び2bを動作させる必要
がないため、伝送用のコイル16a及び16bに接続された短
絡回路がオンされる。このため、磁気ヘッド2a及び2bの
チャンネルが交流的に接地されてショートリングの代わ
りとして機能し、各チャンネル間のクロストークがショ
ートリングが配設されていないにもかかわらず確実に防
止される。
尚、ロータリートランスのチャンネル配置が(2a−3b
−2b−3a,以下、磁気ヘッドの符号と−印とを用いて順
に示す)となる場合について説明したが、チャンネル配
置を下記に示すものとなるようにしても良い。
(2a−3a−2b−3b) (2b−3a−2a−3b) (2b−3b−2a−3a) また、ロータリートランスのチャンネル配置を互い違
いとしてショートリングを全く設けない場合について説
明したが、ショートリングを1個用いてチャンネル配置
を下記に示すものとなるようにしても良い。
(2a−3b−SR−3a−2b) (2b−3b−SR−3b−2a) (3a−2b−SR−2a−3b) (3b−2a−SR−2b−3a) スチル再生(静止画再生)動作においては、SPモード
及びLPモードにかかわらす、同一のアジマスとされた磁
気ヘッド2a及び3aが用いられてスチル再生がなされると
共に、伝送用のコイル16b及び17bに接続された短絡回路
がオンされる。このため、スチル再生に用いることがで
きない異なるアジマスの磁気ヘッド2b及び3bのチャンネ
ルが交流的に接地されて、各チャンネル間のクロストー
クがショートリングが配設されていないにもかかわらず
防止される。
尚、この発明の一実施例においては、ロータリートラ
ンスのチャンネル配置が(2a−3b−2b−3a)とされて磁
気ヘッド2a及び3aとが離された配置とされているため、
スチル再生動作において磁気ヘッド2a及び3aを用いるこ
とができる。従って、ロータリートランスのチャンネル
配置を(2b-3a-2a-3b),(3b-2a-3a-2b),(3a-2b-3b
-2a)となるようにしても良く、この場合には、同一の
アジマスで然も離されたチャンネル配置とされた磁気ヘ
ッド(下線を付して示した)によりスチル再生を行い、
用いられない磁気ヘッドのチャンネルを短絡させるよう
にしても良い。また、ショートリングを1個用いてチャ
ンネル配置を(2a−3b−SR−3a−2b),(2b−3a−SR−
3b−2a),(3a−2b−SR−2a−3b),(3b−2a−SR−2b
−3a)として、磁気ヘッド2a及び3a若しくは、磁気ヘッ
ド2b及び3bのどちらか一方の組み合わせを用いてスチル
再生を行い、用いられない一方の組み合わせの磁気ヘッ
ドのチャンネルを短絡させるようにしても良い。
更に、SPモードでのスロー再生動作においては、磁気
ヘッド2a及び2bの他に磁気ヘッド3aが用いられて間歇送
りのスロー再生がなされる。この時、伝送用のコイル17
bに接続された短絡回路がオンされてスロー再生に用い
られない磁気ヘッド3bが交流的に接地されると共に、コ
イル17a及び16bに接続された夫々の短絡回路が必要に応
じて選択的にフィールド単位でオンされる。例えば、フ
ィールドを単位として磁気ヘッドの動作順が(2a→2b→
2a→3a→2a→2b→……,磁気ヘッドの符号と→印とを用
いて時系列順に示す)とされ、同一のフィールドを(→
2a→3a→2a→)と3回繰り返して間歇送りのスロー再生
がなされる場合には、例えば、磁気ヘッド2b及び3aのチ
ャンネルがその動作区間以外の区間において短絡されて
交流的に接地される。このため、各チャンネル間のクロ
ストークがショートリングが配設されていないにもかか
わらず防止される。
一方、LPモードでのスロー再生動作においては、磁気
ヘッド3a及び3bの他に磁気ヘッド2aが用いられて間歇送
りのスロー再生がなされる。この時、伝送用のコイル16
bに接続された短絡回路がオンされてスロー再生に用い
られない磁気ヘッド3bが交流的に接地されると共に、コ
イル16a及び17bに接続された夫々の短絡回路が必要に応
じて選択的にフィールド単位でオンされる。例えば、フ
ィールドを単位として磁気ヘッドの動作順が(3a→3b→
3a→2a→3a→3b→・・・,磁気ヘッドの符号と→印とを
用いて時系列順に示す)とされ、同一のフィールドを
(→3a→2a→3a→)と3回繰り返して間歇送りのスロー
再生がなされる場合には、例えば、磁気ヘッド2a及び3b
のチャンネルがその動作区間以外の区間において短絡さ
れて交流的に接地される。このため、各チャンネル間の
クロストークがショートリングが配設されていないにも
かかわらず防止される。
尚、この発明の一実施例においては、ロータリートラ
ンスのチャンネル配置が(2a−3b−2b−3a)とされて磁
気ヘッド2a及び3aとが離されて配置された場合のスロー
再生について説明したが、前述したスチル再生の場合と
同様にチャンネル配置を(2b−3a−2a−3b),(3b−2a
−3a−2b),(3a−2b−3b−2a)となるようにして、所
定の3個の磁気ヘッドを用いてスロー再生を行い、所定
の磁気ヘッドを必要に応じて短絡させるようにしても良
い。また、ショートリングを1個用いてチャンネル配置
を(2a−3b−SR−3a−2b),(2b−3a−SR−3b−2a),
(3a−2b−SR−2a−3b,(3b−2a−SR−2b−3a)となる
ようにして、所定の3個の磁気ヘッドを用いてスロー再
生を行い、所定の磁気ヘッドを必要に応じて短絡させる
ようにしても良い。
また、この発明の一実施例においては、2ペアの磁気
ヘッド2a,2b,3a,3bを用いる構成について説明したが、
この4個の記録/再生用の磁気ヘッド2a,2b,3a,3b以外
に消去用のフライングイレーズヘッドを設けても良く、
この場合は、ロータリートランスにおけるビデオチャン
ネルの最外周若しくは最内周にフライングイレーズヘッ
ドのチャンネルを追加し、ビデオチャンネルとフライン
グイレーズヘッドのチャンネルとの間にショートリング
を配設するようにしても良い。また、SPモード若しくは
LPモードのどちらか一方に関してのみフライングイレー
ズヘッドを有効とする場合には、フライングイレーズヘ
ッドのチャンネルに隣接するチャンネルを短絡させるこ
とで、この場合でもショートリングを用いることなく、
クロストークを防止することが可能である。
〔発明の効果〕
この発明では、回転ドラムに180°の角間隔で以てSP
モードで用いられるアジマスが異なる一方の一対の磁気
ヘッドが取り付けられると共に、LPモードで用いられる
アジマスが異なる他方の一対の磁気ヘッドが一方の一対
の磁気ヘッドに非常に近接し、然も近接した磁気ヘッド
同士が同一アジマスとならず、対向する磁気ヘッドとア
ジマスが一致するような形で取り付けられる。一方の一
対の磁気ヘッドのチャンネルが他方の一対の磁気ヘッド
のチャンネルの間に位置し、然も、同一アジマスの磁気
ヘッドのチャンネルが近接しないようにロータリートラ
ンスのチャンネルが配列されると共に、各磁気ヘッドの
チャンネルに短絡回路が夫々接続され、記録及び再生動
作時において用いられていない磁気ヘッドのチャンネル
が選択的に短絡されて交流的に接地され、クロストーク
が防止される。
従って、この発明に依れば、従来、必要とされていた
ショートリングを用いることなくクロストークを防止す
ることができるため、伝送特性を劣化させることなくシ
ョートリングを削減することができる。このため、この
発明が適用された映像信号再生装置のロータリートラン
スは、従来のロータリートランスに比べて寸法的に有利
なものとなり、ローター及びステーターの対向面を有効
に利用することができ、小型高性能化を図ることができ
る。従って、この発明が適用された映像信号再生装置を
VTR等に用いれば、高価とすることなく多チャンネル化
等を促進することができ、更に多機能化を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例における磁気ヘッド配置を
示す略線図、第2図はこの発明の一実施例におけるロー
タリートランスのチャンネル配置を示す一部断面図、第
3図はこの発明の一実施例における短絡回路の説明に用
いる接続図、第4図及び第5図は従来の映像信号再生装
置の説明に用いる図である。 図面における主要な符号の説明 1:回転ドラム,2a,2b:SPモード用の磁気ヘッド,3a,3b:LP
モード用の磁気ヘッド,4:磁気テープ,6:ローター,7:ス
テーター,9:回転軸,11,15:チャンネル溝,12a,12b,13a,1
3b,16a,16b,17a,17b:伝送用のコイル,20:短絡用のトラ
ンジスタ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ドラムに磁気テープを180°以上巻き
    付けると共に、180°対向した異なるアジマス角を有す
    る2つの磁気ヘッドをトラック幅を異ならせて2組設け
    た映像信号再生装置において、 一方の組の一方のアジマス角を有する磁気ヘッドと他方
    の組の他方のアジマス角を有する磁気ヘッドとが近接す
    るように上記2組の磁気ヘッドを配し、 上記2組の磁気ヘッドに対応するロータリートランスの
    チャンネルを上記一方の組のチャンネルの間に他方の組
    のチャンネルが位置するように配すると共に、スチル再
    生に用いる各々の組の同一アジマスの磁気ヘッドに対応
    するチャンネルを近接しないように配し、 通常再生時、上記2組の磁気ヘッドのうちの動作中の磁
    気ヘッド以外の組のチャンネルを選択的に短絡させるよ
    うにすると共に、 スロー再生時、動作中の磁気ヘッドのチャンネルに近接
    する磁気ヘッドのうちの動作しないチャンネルを常に短
    絡させると共に、選択的に動作する磁気ヘッドのチャン
    ネルをその動作区間以外の区間短絡させるようにしたこ
    とを特徴とする映像信号再生装置。
JP62065475A 1987-03-19 1987-03-19 映像信号再生装置 Expired - Fee Related JP2625115B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62065475A JP2625115B2 (ja) 1987-03-19 1987-03-19 映像信号再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62065475A JP2625115B2 (ja) 1987-03-19 1987-03-19 映像信号再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63231701A JPS63231701A (ja) 1988-09-27
JP2625115B2 true JP2625115B2 (ja) 1997-07-02

Family

ID=13288167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62065475A Expired - Fee Related JP2625115B2 (ja) 1987-03-19 1987-03-19 映像信号再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2625115B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61137202A (ja) * 1984-12-07 1986-06-24 Hitachi Ltd 磁気記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63231701A (ja) 1988-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6246830B1 (en) Apparatus for recording and reproducing video and audio signals in either analog or digital form
JPH0325282Y2 (ja)
JP2625115B2 (ja) 映像信号再生装置
US5953482A (en) Magnetic recording/reproducing apparatus with the recording/reproducing heads preceding the erasing heads
JPH0553004B2 (ja)
JPH0680543B2 (ja) インデツクス信号検出装置
JPH0779483B2 (ja) 映像信号記録再生装置およびその記録再生方法
KR100240461B1 (ko) 회전헤드장치
US6393199B1 (en) Apparatus and method for high speed recording of video signals
JPS63217502A (ja) 回転ヘツド型記録/再生装置
JP2522314B2 (ja) 記録再生装置
JP2829975B2 (ja) ビデオ装置の磁気記録・再生方法
JP3000575B2 (ja) 磁気記録再生装置
KR820002361Y1 (ko) 영상신호 기록 재생장치
JP4055096B2 (ja) 磁気再生装置及び方法
JPS58150113A (ja) マルチチヤネルヘツド磁気記録装置
KR0132494B1 (ko) 자기 기록 재생장치
JP2634412B2 (ja) 記録再生方法
JPS6231294A (ja) 映像信号記録再生装置
JPS6111902A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0722722Y2 (ja) 回転ヘッド装置
JPH0525042Y2 (ja)
JPS6247856A (ja) 磁気記録再生装置
JP4048460B2 (ja) 磁気記録装置及び方法、磁気再生装置及び方法並びにテープ状記録媒体
JPH0415534B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees