JP2595097B2 - 回転磁気ヘッド装置 - Google Patents
回転磁気ヘッド装置Info
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- magnetic
- head
- recording
- magnetic head
- heads
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/52—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
- G11B5/53—Disposition or mounting of heads on rotating support
-
- G—PHYSICS
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B5/53—Disposition or mounting of heads on rotating support
- G11B5/531—Disposition of more than one recording or reproducing head on support rotating cyclically around an axis
- G11B5/534—Disposition of more than one recording or reproducing head on support rotating cyclically around an axis inclined relative to the direction of movement of the tape, e.g. for helicoidal scanning
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- Magnetic Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はヘリカル走査方式で磁気テープに記録、再生
をする磁気記録再生装置に関するものである。
をする磁気記録再生装置に関するものである。
従来のヘリカル走査方式のVTR装置は、回転シリンダ
の周囲の180゜の位置に一対の磁気ヘッドを配置し、回
転シリンダ円周部に180゜以上の巻付角をもって磁気テ
ープが走行し、磁気ヘッドが磁気テープの長手方向に対
して斜め方向に走査し映像信号の記録及び再生を行う2
ヘッド方式のものに、特殊再生用のヘッドを1個加えた
3ヘッド方式、2個加えた4ヘッド方式がある。これら
の方式は記録または再生のどちらかが選択され、動作す
るのが一般的である。
の周囲の180゜の位置に一対の磁気ヘッドを配置し、回
転シリンダ円周部に180゜以上の巻付角をもって磁気テ
ープが走行し、磁気ヘッドが磁気テープの長手方向に対
して斜め方向に走査し映像信号の記録及び再生を行う2
ヘッド方式のものに、特殊再生用のヘッドを1個加えた
3ヘッド方式、2個加えた4ヘッド方式がある。これら
の方式は記録または再生のどちらかが選択され、動作す
るのが一般的である。
これに対し、特開昭61−117721号公報に記載のよう
に、一対の記録用のヘッドと、一対の再生用のヘッドを
独立に配置し、映像などの情報を記録及び再生を同時に
行えるようにしたものがある。
に、一対の記録用のヘッドと、一対の再生用のヘッドを
独立に配置し、映像などの情報を記録及び再生を同時に
行えるようにしたものがある。
上記従来技術は、記録と再生を同時に行った際、再生
ヘッドへの記録信号磁界の飛び込みが考慮されておら
ず、再生信号に不要な信号がクロストークとして漏れ込
み、再生信号のS/N比が十分でないといった問題があっ
た。
ヘッドへの記録信号磁界の飛び込みが考慮されておら
ず、再生信号に不要な信号がクロストークとして漏れ込
み、再生信号のS/N比が十分でないといった問題があっ
た。
本発明の目的は、記録と再生を同時に行った際、再生
ヘッドへの記録信号磁界の不要な信号が漏れ込むクロス
トークを低減し、記録と再生を同時に行った際にも、十
分なS/N比が得られる回転磁気ヘッド装置を提供するこ
とにある。
ヘッドへの記録信号磁界の不要な信号が漏れ込むクロス
トークを低減し、記録と再生を同時に行った際にも、十
分なS/N比が得られる回転磁気ヘッド装置を提供するこ
とにある。
上記目的は、第1の磁気ヘッドの信号コイルの発生す
る磁界と、第2の磁気ヘッドの信号コイルにより発生さ
れる磁界とが、互いに直交または、略直交される様に構
成される事により達成される。
る磁界と、第2の磁気ヘッドの信号コイルにより発生さ
れる磁界とが、互いに直交または、略直交される様に構
成される事により達成される。
本発明に従い、信号コイルに電流を流し記録あるいは
消去動作を行う第1のヘッドと、同時に記録あるいは再
生の動作を行う第2の磁気ヘッドの一方を、薄膜信号コ
イルを有する薄膜磁気ヘッドとし、もう一方を巻き線を
用いたバルク型磁気ヘッドとする事により、互いの信号
コイルによる磁界が直交あるいは略直交する構成になる
為、第1の磁気ヘッドより漏洩する磁界が第2の磁気ヘ
ッドの信号コイルを通過する成分が少なく、クロストー
クレベルを低減できる。また、第2の磁気ヘッドを磁気
コアが極小化された薄膜磁気ヘッドを用いる事によ、第
1の磁気ヘッドより漏洩された磁束が第2の磁気ヘッド
の磁気コアに飛び込むクロストークを低減でき、第1の
ヘッドと第2のヘッドを同時に動作させた際に、クロス
トークより記録再生される信号のS/N比が低下される事
を防ぐ事ができる。
消去動作を行う第1のヘッドと、同時に記録あるいは再
生の動作を行う第2の磁気ヘッドの一方を、薄膜信号コ
イルを有する薄膜磁気ヘッドとし、もう一方を巻き線を
用いたバルク型磁気ヘッドとする事により、互いの信号
コイルによる磁界が直交あるいは略直交する構成になる
為、第1の磁気ヘッドより漏洩する磁界が第2の磁気ヘ
ッドの信号コイルを通過する成分が少なく、クロストー
クレベルを低減できる。また、第2の磁気ヘッドを磁気
コアが極小化された薄膜磁気ヘッドを用いる事によ、第
1の磁気ヘッドより漏洩された磁束が第2の磁気ヘッド
の磁気コアに飛び込むクロストークを低減でき、第1の
ヘッドと第2のヘッドを同時に動作させた際に、クロス
トークより記録再生される信号のS/N比が低下される事
を防ぐ事ができる。
以下本発明の実施例について、図面を用いて説明す
る。
る。
第1図は本発明をVHS.VTRに応用した実施例の、回転
シリンダに於けるヘッド構成概略図であり、シリンダ5
上に磁気ヘッド1a,1b,2a,2b,3a,3b,4a,4bが配置されて
いる。磁気ヘッド1a,1bは、記録用のヘッドであり、互
いに回転シリンダの円周上180゜の位置に配置されてお
り、標準モード用と長時間モード用に対応し、また特殊
再生用に適するダブルアジマス型磁気ヘッドである。磁
気ヘッド2a,2bは再生用のヘッドであり、磁気ヘッド1a,
1bと各々θ12の位置に配置されており、磁気ヘッド1a,1
bと同様ダブルアジマス型となっている。この再生ヘッ
ド2a,2bは、記録と再生を同時に行う場合に用い、磁気
ヘッド1a,1bが磁気テープ上に記録しつある信号を、回
転シリンダが、θ12回転すると磁気ヘッド2a,2bが各々
磁気ヘッド1a,1bによって記録されたトラックを走行す
るので、信号を磁気ヘッド1a,1bで記録しながら、同時
に磁気ヘッド2a,2bで再生することができる。また明ら
かなように、磁気ヘッド1a,1bで、後で再生することも
可能である。磁気ヘッド3a,3bは、ハイファイ音声用ヘ
ッドであり、磁気ヘッド2a,2bと各々θ23の位置に配置
されている。磁気ヘッド4a,4bは回転消去用のヘッドで
あり、磁気ヘッド3a,3bと各々θ34の位置に配置されて
いる。ここで、θ12,θ23,θ34はそれぞれのヘッドとテ
ープのコンタクトが他のヘッドテープのコンタクトに影
響しない程度に離せば良く、本実施例では、各々、60
゜,60゜,30゜とした。また磁気ヘッド1a,2a,3a,4aと、
磁気ヘッド1b,2b,3b,4bはそれぞれ、磁気テープ上同一
のトラックを走行するようにシリンダ上高さが調節され
ている。第2図に記録ヘッド1a,1bと、再生ヘッド2a,2b
のヘッド構成と、各ヘッド構成におけるクロストーク
を、3通りの実施例について、ヘッド構成0を基準とし
た相対値で示した。以下、各実施例を説明する。第1の
実施例(ヘッド構成1)では、記録用ヘッド1a,1bに第
3図に示すような、バルク磁気コア6(コアサイズ略2
×2×0.1mm3)で磁路を構成し、巻線7を施した従来の
バルクタイプヘッドを用い、再生用ヘッド2a,2bに第4
図に示すような非磁性基板9上に下部薄膜磁気コア、絶
縁層、薄膜コイル11、上部薄膜磁気コア10(コアサイズ
略0.2×0.02×0.1mm3)などを所定の形状に形成してな
る薄膜磁気ヘッドを用いた。信号記録時には、記録ヘッ
ドのコイルには再生時の約1000倍の電流が流れる。この
ため記録用のヘッドから大きな洩れ磁界を生じ、これが
再生用ヘッドへの漏れ込み妨害信号(クロストーク)と
なる。本実施例のように、再生用ヘッドとして薄膜磁気
ヘッドを用いれば、薄膜磁気ヘッドの磁気コアの空間的
広がりが小さいため、記録ヘッドから見る再生ヘッドの
磁気コアの立体角が従来バルクタイプヘッドの1/10程度
であり、再生ヘッドを通過する洩れ約束が減少する。以
下、この作用を磁気コア極小化作用と呼ぶ。第5図
(a),(b)は、各々バルクタイプヘッド、薄膜ヘッ
ドから発生する磁力線mの記録ヘッド1a近傍での分布を
示し、第5図(c),(d)は各々上記磁力線mのシリ
ンダ上での分布を示した図である。第5図(a)に示す
ように、バルクタイプヘッドでは、記録効率及び再生効
率の向上といった観点から図の様にコイル7を巻くのが
一般的であり、記録磁界の漏れは主に信号コイル形成面
に直交する方向に発生するため、第5図,(c)に示す
様に、磁気ギャップ8近傍では、回転シリンダの略円周
方向となるが、ヘッドの側面側においては、回転シリン
ダと直行する方向成分が大きくなる。第6図に再生ヘッ
ド近傍での磁力線の分布を、第2図に示す各ヘッド構成
に対応して示す。本実施例は第6図(c)に対応し、磁
力線が再生コイルを通過する成分が、従来構成の第6図
(a)に比べ減少しており、再生ヘッドに誘導さるクロ
ストークが小さくなる。以下、この作用をコイル配向作
用と呼ぶ、第2図に示すように本実施例は、従来のヘッ
ド構成0に比べ、クロストークが12dB以上小さくなる。
これにより、記録信号の洩れ込みを1/4以下に低減でき
る。また音声用ヘッド3a,3b,消去ヘッド4a,4bからのク
ロストークも同様に低減が可能である。
シリンダに於けるヘッド構成概略図であり、シリンダ5
上に磁気ヘッド1a,1b,2a,2b,3a,3b,4a,4bが配置されて
いる。磁気ヘッド1a,1bは、記録用のヘッドであり、互
いに回転シリンダの円周上180゜の位置に配置されてお
り、標準モード用と長時間モード用に対応し、また特殊
再生用に適するダブルアジマス型磁気ヘッドである。磁
気ヘッド2a,2bは再生用のヘッドであり、磁気ヘッド1a,
1bと各々θ12の位置に配置されており、磁気ヘッド1a,1
bと同様ダブルアジマス型となっている。この再生ヘッ
ド2a,2bは、記録と再生を同時に行う場合に用い、磁気
ヘッド1a,1bが磁気テープ上に記録しつある信号を、回
転シリンダが、θ12回転すると磁気ヘッド2a,2bが各々
磁気ヘッド1a,1bによって記録されたトラックを走行す
るので、信号を磁気ヘッド1a,1bで記録しながら、同時
に磁気ヘッド2a,2bで再生することができる。また明ら
かなように、磁気ヘッド1a,1bで、後で再生することも
可能である。磁気ヘッド3a,3bは、ハイファイ音声用ヘ
ッドであり、磁気ヘッド2a,2bと各々θ23の位置に配置
されている。磁気ヘッド4a,4bは回転消去用のヘッドで
あり、磁気ヘッド3a,3bと各々θ34の位置に配置されて
いる。ここで、θ12,θ23,θ34はそれぞれのヘッドとテ
ープのコンタクトが他のヘッドテープのコンタクトに影
響しない程度に離せば良く、本実施例では、各々、60
゜,60゜,30゜とした。また磁気ヘッド1a,2a,3a,4aと、
磁気ヘッド1b,2b,3b,4bはそれぞれ、磁気テープ上同一
のトラックを走行するようにシリンダ上高さが調節され
ている。第2図に記録ヘッド1a,1bと、再生ヘッド2a,2b
のヘッド構成と、各ヘッド構成におけるクロストーク
を、3通りの実施例について、ヘッド構成0を基準とし
た相対値で示した。以下、各実施例を説明する。第1の
実施例(ヘッド構成1)では、記録用ヘッド1a,1bに第
3図に示すような、バルク磁気コア6(コアサイズ略2
×2×0.1mm3)で磁路を構成し、巻線7を施した従来の
バルクタイプヘッドを用い、再生用ヘッド2a,2bに第4
図に示すような非磁性基板9上に下部薄膜磁気コア、絶
縁層、薄膜コイル11、上部薄膜磁気コア10(コアサイズ
略0.2×0.02×0.1mm3)などを所定の形状に形成してな
る薄膜磁気ヘッドを用いた。信号記録時には、記録ヘッ
ドのコイルには再生時の約1000倍の電流が流れる。この
ため記録用のヘッドから大きな洩れ磁界を生じ、これが
再生用ヘッドへの漏れ込み妨害信号(クロストーク)と
なる。本実施例のように、再生用ヘッドとして薄膜磁気
ヘッドを用いれば、薄膜磁気ヘッドの磁気コアの空間的
広がりが小さいため、記録ヘッドから見る再生ヘッドの
磁気コアの立体角が従来バルクタイプヘッドの1/10程度
であり、再生ヘッドを通過する洩れ約束が減少する。以
下、この作用を磁気コア極小化作用と呼ぶ。第5図
(a),(b)は、各々バルクタイプヘッド、薄膜ヘッ
ドから発生する磁力線mの記録ヘッド1a近傍での分布を
示し、第5図(c),(d)は各々上記磁力線mのシリ
ンダ上での分布を示した図である。第5図(a)に示す
ように、バルクタイプヘッドでは、記録効率及び再生効
率の向上といった観点から図の様にコイル7を巻くのが
一般的であり、記録磁界の漏れは主に信号コイル形成面
に直交する方向に発生するため、第5図,(c)に示す
様に、磁気ギャップ8近傍では、回転シリンダの略円周
方向となるが、ヘッドの側面側においては、回転シリン
ダと直行する方向成分が大きくなる。第6図に再生ヘッ
ド近傍での磁力線の分布を、第2図に示す各ヘッド構成
に対応して示す。本実施例は第6図(c)に対応し、磁
力線が再生コイルを通過する成分が、従来構成の第6図
(a)に比べ減少しており、再生ヘッドに誘導さるクロ
ストークが小さくなる。以下、この作用をコイル配向作
用と呼ぶ、第2図に示すように本実施例は、従来のヘッ
ド構成0に比べ、クロストークが12dB以上小さくなる。
これにより、記録信号の洩れ込みを1/4以下に低減でき
る。また音声用ヘッド3a,3b,消去ヘッド4a,4bからのク
ロストークも同様に低減が可能である。
本発明による第2の実施例(ヘッド構成2)では、記
録用磁気ヘッド1a,1bに非磁性基板上に形成された薄膜
磁気ヘッドを用い、再生用磁気ヘッド2a,2bに従来のバ
ルクタイプヘッドを用いた。本実施例については、記録
ヘッドからの洩れ磁界磁力線は第5図(b),(d)に
示すように回転シリンダの略円周方向に分布する。再生
ヘッド近傍では、第6図(b)に示すように再生ヘッド
近傍では、第6図(b)に示すように再生ヘッドの信号
コイル7bを通過する成分が少なくなり(コイル配向作
用)、再生ヘッドへの洩れ込みは約8dB低減できる。ま
た本実施例のように記録ヘッド2a,2bに薄膜ヘッドを用
いると、他のハイファイ音声用などの記録状態にあるヘ
ッド及び、回転消去ヘッド4a,4bから、映像信号記録ヘ
ッドへ不要信号が飛び込み、該映像信号に混変調歪を生
じた信号を磁気テープに記録してしまうことも低減され
るという効果も得られる。
録用磁気ヘッド1a,1bに非磁性基板上に形成された薄膜
磁気ヘッドを用い、再生用磁気ヘッド2a,2bに従来のバ
ルクタイプヘッドを用いた。本実施例については、記録
ヘッドからの洩れ磁界磁力線は第5図(b),(d)に
示すように回転シリンダの略円周方向に分布する。再生
ヘッド近傍では、第6図(b)に示すように再生ヘッド
近傍では、第6図(b)に示すように再生ヘッドの信号
コイル7bを通過する成分が少なくなり(コイル配向作
用)、再生ヘッドへの洩れ込みは約8dB低減できる。ま
た本実施例のように記録ヘッド2a,2bに薄膜ヘッドを用
いると、他のハイファイ音声用などの記録状態にあるヘ
ッド及び、回転消去ヘッド4a,4bから、映像信号記録ヘ
ッドへ不要信号が飛び込み、該映像信号に混変調歪を生
じた信号を磁気テープに記録してしまうことも低減され
るという効果も得られる。
本発明に於ける第3の実施例(ヘッド構成3)におい
ては、記録及び再生用ヘッド1a,1bと再生用ヘッド2a,2b
ともに非磁性基板上に形成された薄膜磁気ヘッドで構成
した、ものである。本実施例においては、第6図(d)
に示す様にコイル配向作用はクロストーク増大の方向に
作用するが、磁気コア極小化作用の効果が大きくトータ
ルでクロストークが約6dB低減できた。
ては、記録及び再生用ヘッド1a,1bと再生用ヘッド2a,2b
ともに非磁性基板上に形成された薄膜磁気ヘッドで構成
した、ものである。本実施例においては、第6図(d)
に示す様にコイル配向作用はクロストーク増大の方向に
作用するが、磁気コア極小化作用の効果が大きくトータ
ルでクロストークが約6dB低減できた。
なお、本発明では、VHS・VTRにおけるヘッド構成を用
いて説明したが、他のヘッド構成(例えば、磁気ヘッド
3a,3bの無いもの、磁気ヘッド4a,4bの無いもの、或いは
磁気ヘッド3a,3b,4a,4bの無いもの、磁気ヘッド1a,1b,2
a,2bにシングルアジマスヘッドを用いた場合)また、他
の回転磁気ヘッドを有する磁気記録再生装置に用いても
同様の効果が得られることはいうまでもない。
いて説明したが、他のヘッド構成(例えば、磁気ヘッド
3a,3bの無いもの、磁気ヘッド4a,4bの無いもの、或いは
磁気ヘッド3a,3b,4a,4bの無いもの、磁気ヘッド1a,1b,2
a,2bにシングルアジマスヘッドを用いた場合)また、他
の回転磁気ヘッドを有する磁気記録再生装置に用いても
同様の効果が得られることはいうまでもない。
本発明によれば、記録ヘッドから再生ヘッドへのクロ
ストークを大きく低減できるので、磁気テープに情報を
記録しながら、記録しつつある信号を高S/Nで、再生す
ることができる。
ストークを大きく低減できるので、磁気テープに情報を
記録しながら、記録しつつある信号を高S/Nで、再生す
ることができる。
第1図は本発明に於けるヘッド構成概略図、第2図は各
ヘッドの構成および、クロストークの相対値を示した
図、第3図はバルクヘッド平面図、第4図は、薄膜ヘッ
ドの薄膜形成面から見た平面図、第5図は、記録ヘッド
から発生する磁力線の分布と、記録ヘッドと再生ヘッド
との相対位置を示す模式図、第6図は、各ヘッド構成に
おける再生ヘッドとクロストーク磁力線の模式図であ
る。 1a,1b……記録再生用ヘッド、 2a,2b……再生用ヘッド、 3a,3b……ハイファイ音声用ヘッド、 4a,4b……回転消去ヘッド、 5……回転シリンダ、 6……バルクタイプエッド磁気コア、 7,7a,7b……巻線コイル、 8……磁気ギャップ、 9……非磁性基板、10……薄膜磁気コア、 11,11a,11b……薄膜コイル、 m……磁力線。
ヘッドの構成および、クロストークの相対値を示した
図、第3図はバルクヘッド平面図、第4図は、薄膜ヘッ
ドの薄膜形成面から見た平面図、第5図は、記録ヘッド
から発生する磁力線の分布と、記録ヘッドと再生ヘッド
との相対位置を示す模式図、第6図は、各ヘッド構成に
おける再生ヘッドとクロストーク磁力線の模式図であ
る。 1a,1b……記録再生用ヘッド、 2a,2b……再生用ヘッド、 3a,3b……ハイファイ音声用ヘッド、 4a,4b……回転消去ヘッド、 5……回転シリンダ、 6……バルクタイプエッド磁気コア、 7,7a,7b……巻線コイル、 8……磁気ギャップ、 9……非磁性基板、10……薄膜磁気コア、 11,11a,11b……薄膜コイル、 m……磁力線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久富 真寿美 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 座間 秀夫 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会 社日立製作所東海工場内 (56)参考文献 特開 昭58−68220(JP,A) 特開 昭59−24403(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】回転シリンダ円周上に巻き付けられた磁気
テープの面上を、回転部材上に登載された磁気ヘッド
が、該磁気テープの長手方向に対して斜め方向に走査す
るヘリカル走査方式の回転磁気ヘッド装置に於いて、 信号コイルに電流を流し記録あるいは消去動作を行う第
1のヘッドと、同時に記録あるいは再生の動作を行う第
2の磁気ヘッドを有し、 第1の磁気ヘッドの信号コイルにより発生される磁界
と、第2の磁気ヘッドの信号コイルにより発生される磁
界とが、互いに直交または、略直交される構成である回
転磁気ヘッド装置。 - 【請求項2】前記第2の磁気ヘッドは、薄膜信号コイル
を有する薄膜磁気ヘッドである請求項1記載の回転磁気
ヘッド装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1171784A JP2595097B2 (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | 回転磁気ヘッド装置 |
KR1019900009939A KR930011689B1 (ko) | 1989-07-05 | 1990-07-02 | 헬리컬 주사형 회전자기헤드 장치 |
US07/548,628 US5067038A (en) | 1989-07-05 | 1990-07-05 | Rotary magnetic head device having two different kinds of heads |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1171784A JP2595097B2 (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | 回転磁気ヘッド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0337817A JPH0337817A (ja) | 1991-02-19 |
JP2595097B2 true JP2595097B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=15929622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1171784A Expired - Lifetime JP2595097B2 (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | 回転磁気ヘッド装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5067038A (ja) |
JP (1) | JP2595097B2 (ja) |
KR (1) | KR930011689B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0576680B1 (en) * | 1992-01-20 | 2004-03-31 | Fujitsu Limited | Magnetic head assembly, its manufacture, and magnetic disc device |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5868220A (ja) * | 1981-10-19 | 1983-04-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気ヘツド装置 |
US4575777A (en) * | 1981-12-08 | 1986-03-11 | Kabushiki Kaisha Suwa Seikosha | Magnetic recording and reproducing head |
JPS58208911A (ja) * | 1982-05-27 | 1983-12-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録再生装置 |
JPS5911527A (ja) * | 1982-07-09 | 1984-01-21 | Comput Basic Mach Technol Res Assoc | 薄膜磁気ヘツドおよびその製造方法 |
JPS5914101A (ja) * | 1982-07-14 | 1984-01-25 | Hitachi Ltd | 磁気記録再生方式 |
JPS5924403A (ja) * | 1982-07-30 | 1984-02-08 | Toshiba Corp | 回転型磁気ヘツド装置 |
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