JP3202383B2 - ノントラッキング方式の再生装置 - Google Patents

ノントラッキング方式の再生装置

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JP3202383B2
JP3202383B2 JP02030793A JP2030793A JP3202383B2 JP 3202383 B2 JP3202383 B2 JP 3202383B2 JP 02030793 A JP02030793 A JP 02030793A JP 2030793 A JP2030793 A JP 2030793A JP 3202383 B2 JP3202383 B2 JP 3202383B2
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功 玉木
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アイワ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録トラックを回転
ヘッドでもって記録時の2倍の密度で走査するノントラ
ッキング方式の再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ノントラッキング方式の記録再生
機については、例えば、「日経エレクトロニクス」19
92.3.30(no.550) p.133−161
等に記載されている。
【0003】このディジタル記録再生機の概要を説明す
る。図4は、回転ヘッド装置を示しており、1はテープ
案内ドラムであり、このテープ案内ドラム1には磁気テ
ープ2が約100度の角範囲で斜めに巻き付けられてい
る。また、3A,3Bおよび3A′は回転磁気ヘッドで
ある。ヘッド3Aと3A′とは同じアジマスであり、ヘ
ッド3A,3A′と3Bとは異なるアジマスとされ、ヘ
ッド3A,3Bはいわゆるダブルアジマスヘッドで構成
される。
【0004】このような回転ヘッド装置にあって、記録
時には、ヘッド3A,3Bが1回転毎に交互に使用さ
れ、図5に示すように磁気テープ2上に傾斜記録トラッ
クTA,TBが順次形成される。この場合、各傾斜トラッ
クTA,TBはヘッド3A,3Bが磁気テープ2を走査す
る90°の角範囲の期間にヘッド3A,3Bに記録信号
が供給されることで形成される。そして、1トラックの
信号は複数のブロックに分割されて記録されると共に、
各ブロック毎にトラックアドレスおよびブロックアドレ
スが記録される。
【0005】また、再生時には1回転につきヘッド3
A′および3Bが共に使用されるので、記録時と再生時
とで回転速度が同じでも、再生時には倍密度の走査とな
る。図5には、ヘッド3A′,3Bの走査軌跡を示して
いる。
【0006】図6は、再生系の回路構成を示しており、
再生時にヘッド3A′,3Bより出力される再生信号S
3A,S3Bは(図7A,Bに図示)、それぞれ再生アンプ
4A,4Bを介して切換スイッチ5のa側,b側の固定
端子に供給される。切換スイッチ5は、ヘッド3A′が
磁気テープ2を走査する期間はa側に接続され、一方ヘ
ッド3Bが磁気テープ2を走査する期間はb側に接続さ
れる。
【0007】切換スイッチ5より出力される再生信号
(図7Cに図示)はアンプ6および再生等化器7を介し
て再生信号処理回路8に供給される。処理回路8では、
再生信号の復調処理が行なわれた後、各ブロックのデー
タがトラックアドレスおよびブロックアドレスに対応し
てバッファメモリの所定アドレスに順次書き込まれるこ
とで、各トラックの信号が得られる。そして、バッファ
メモリより読み出される各トラックの再生データがエラ
ー訂正処理されて出力される。
【0008】このように再生時にヘッド3A′,3Bが
記録トラックTA,TBを倍密度で走査すると共に、処理
回路8でトラックアドレスやブロックアドレスに基づい
て各トラックの信号が再構成されるので、ヘッド3
A′,3Bはそれぞれ記録トラックTA,TBを忠実にト
レース(トラッキング)する必要がなくなる。
【0009】ところで、上述したノントラッキング方式
のディジタル記録再生機での再生時におけるテープ走行
速度を通常時の2倍とすると共に、図8に示すような回
転ヘッド装置を使用し、再生時間を1/2にすることが
考えられる。図8において、図4と対応する部分には同
一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0010】図8において、また、9A,9B,9
A′、9B′は90°の角間隔でもって配設された回転
磁気ヘッドである。このヘッド構成において、ヘッド9
Aと9A′は同じアジマスであり、ヘッド9Bと9B′
は同じアジマスであるが、ヘッド9A,9A′と9B,
9B′とは異なるアジマスとされている。
【0011】このような回転ヘッド装置にあって、テー
プ走行速度が通常時の2倍とするとき、ヘッド9A,9
B,9A′、9B′の回転速度が通常時と同様であって
も、ヘッド9A,9B,9A′、9B′による記録トラ
ックTA,TBの走査は記録時の2倍となる。
【0012】図9は、再生系の回路構成を示しており、
ヘッド9A,9A′より出力される再生信号S9A,S9
A′は(図10A,Bに図示)、それぞれ再生アンプ1
0A,10A′を介して切換スイッチ11Aのa側,b
側の固定端子に供給される。切換スイッチ11Aは、ヘ
ッド9Aが磁気テープ2を走査する期間はa側に接続さ
れ、一方ヘッド9A′が磁気テープ2を走査する期間は
b側に接続される。この切換スイッチ11Aの出力信号
は切換スイッチ12のa側の固定端子に接続される。
【0013】また、ヘッド9B,9B′より出力される
再生信号S9B,S9B′は(図10C,Dに図示)、それ
ぞれ再生アンプ10B,10B′を介して切換スイッチ
11Bのa側,b側の固定端子に供給される。切換スイ
ッチ11Bは、ヘッド9Bが磁気テープ2を走査する期
間はa側に接続され、一方ヘッド9B′が磁気テープ2
を走査する期間はb側の固定端子に接続される。この切
換スイッチ11Bの出力信号は切換スイッチ12のb側
に接続される。
【0014】切換スイッチ12は、ヘッド9A,9A′
が磁気テープ2を走査する期間はa側に接続され、一方
ヘッド9B,9B′が磁気テープ2を走査する期間はb
側に接続される。切換スイッチ12より出力される再生
信号(図10Eに図示)はアンプ6および再生等化器7
を介して再生信号処理回路8に供給されて、各トラック
の再生データが出力される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】テープ走行速度を2倍
とするとき、図8に示すような回転ヘッド装置を使用す
ることで、上述したように理論的には記録時の2倍の密
度で記録トラックTA,TBを走査できることになるが、
ヘッド9Aと9A′あるいはヘッド9Bと9B′とが離
れて配設されているため、それぞれのヘッド間のペアリ
ングを完全にとることは難しく、記録時の2倍の密度で
記録トラックTA,TBを精度よく走査できなくなるおそ
れがあった。
【0016】そこで、この発明では、記録トラックを回
転ヘッドでもって記録時の2倍の密度で走査するノント
ラッキング方式の再生装置であって、通常の2倍のテー
プ速度としたときも回転ヘッドでもって記録時の2倍の
密度で記録トラックを走査できるようにするものであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、1トラック
の信号が複数のブロックに分割されて記録されると共
に、各ブロック毎にトラックアドレスおよびブロックア
ドレスが記録されたテープを通常速度で走行させて、テ
ープ上の各記録トラックを通常回転速度で回転された回
転ヘッドでもって記録時の2倍の密度で走査することに
より、各トラックの信号を得るノントラッキング方式の
再生装置において、テープの走行速度を通常速度の2倍
にするとき、回転ヘッドの回転速度を通常回転速度の2
倍とし、この回転ヘッドからの再生信号をトラックアド
レスおよびブロックアドレスに基づいて並べ変えて各ト
ラックの信号を得るものである。
【0018】
【作用】この発明においては、テープの走行速度を通常
時の2倍にするとき、回転ヘッドの回転数を通常時の2
倍とするので、テープの走行速度が通常時の2倍になっ
ても記録時の2倍の密度で記録トラックを走査すること
が可能となる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。図1は本例における回転ヘッド
装置を示している。この図1において、図4と対応する
部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0020】図1において、13A,13Bは180°
の角間隔でもって配設される回転磁気ヘッドである。こ
れらのヘッド13A,13Bは、互いにアジマスを異に
するものである。なお、ヘッド13A,13Bは、図4
の回転ヘッド装置のヘッド3A′,3Bに相当するもの
であり、従って図4の回転ヘッド装置を用いてもよい。
【0021】このような回転ヘッド装置にあって、テー
プ走行速度が通常時の2倍とするとき、ヘッド13A,
13Bの回転速度は通常時の2倍とされる。この場合、
ヘッド13A,13Bによる記録トラックTA,TBの走
査は、通常時と同様に記録時の2倍となる(図5参
照)。
【0022】本例において、再生系の回路構成は図6の
例と同様となる。図2A,Bはそれぞれヘッド13A,
13Bの再生信号S13A,S13Bを示しており、同図Cは
切換スイッチ5の出力信号を示している。
【0023】ヘッド13A,13Bの回転速度が通常時
の2倍であることから、切換スイッチ5からは単位処理
時間当り通常時の2倍の再生RF出力が得られ、これは
通常時の2倍の周波数成分を有するものとなる。そのた
め、再生信号処理回路8の復調回路等が通常時の2倍の
周波数成分に対しても充分に対処できる必要がある。
【0024】等化器7および処理回路8が通常時の2倍
の周波数成分に対して充分に対処できないものであると
きは、等化器7および処理回路8の前段に高速A/D変
換器14および伸張回路15の直列回路(図3参照)を
配し、時間軸を2倍に伸張すればよい。このように構成
すれば、従来の再生等化器7および再生信号処理回路8
をそのまま使用することができる。なお、図2Dは伸張
処理後の信号を示している。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、テープの走行速度を
通常時の2倍にするとき、回転ヘッドの回転数を通常時
の2倍とするので、テープの走行速度が通常時の2倍に
なっても記録時の2倍の密度で記録トラックを走査する
ことができ、これにより通常の2倍のテープ速度でもっ
て良好に再生できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における回転ヘッド装置の
構成を示す図である。
【図2】再生系の各部の信号を示す図である。
【図3】再生系の構成を示すブロック図である。
【図4】従来のノントラッキング方式のディジタル記録
再生機における回転ヘッド装置の構成を示す図である。
【図5】従来のノントラッキング方式のディジタル記録
再生機における記録トラックと再生時のヘッド走査軌跡
を示す図である。
【図6】従来のノントラッキング方式のディジタル記録
再生機の再生系の回路構成を示すブロック図である。
【図7】図6の例の各部の信号を示す図である。
【図8】回転ヘッド装置の一例の構成を示す図である。
【図9】図8の例の回転ヘッド装置を使用する場合の再
生系の回路構成を示すブロック図である。
【図10】図9の例の各部の信号を示す図である。
【符号の説明】
1 テープ案内ドラム 2 磁気テープ 4A,4B 再生アンプ 5 切換スイッチ 7 再生等化器 8 再生信号処理回路 13A,13B 回転磁気ヘッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1トラックの信号が複数のブロックに分
    割されて記録されると共に、各ブロック毎にトラックア
    ドレスおよびブロックアドレスが記録されたテープを通
    常速度で走行させて、上記テープ上の各記録トラックを
    通常回転速度で回転された回転ヘッドでもって記録時の
    2倍の密度で走査することにより、上記各トラックの信
    号を得るノントラッキング方式の再生装置において、 上記テープの走行速度を上記通常速度の2倍にすると
    き、上記回転ヘッドの回転速度を上記通常回転速度の2
    倍とし、この回転ヘッドからの再生信号を上記トラック
    アドレスおよびブロックアドレスに基づいて並べ変えて
    上記各トラックの信号を得ることを特徴とするノントラ
    ッキング方式の再生装置。
JP02030793A 1993-02-08 1993-02-08 ノントラッキング方式の再生装置 Expired - Fee Related JP3202383B2 (ja)

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