JPH10334433A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH10334433A
JPH10334433A JP9142799A JP14279997A JPH10334433A JP H10334433 A JPH10334433 A JP H10334433A JP 9142799 A JP9142799 A JP 9142799A JP 14279997 A JP14279997 A JP 14279997A JP H10334433 A JPH10334433 A JP H10334433A
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Japan
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head
recording
magnetic
width
pair
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JP9142799A
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English (en)
Inventor
Tadashi Osue
匡 尾末
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/008Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires
    • G11B5/00813Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes
    • G11B5/00847Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes on transverse tracks
    • G11B5/0086Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes on transverse tracks using cyclically driven heads providing segmented tracks
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B15/12Masking of heads; circuits for Selecting or switching of heads between operative and inoperative functions or between different operative functions or for selection between operative heads; Masking of beams, e.g. of light beams
    • G11B15/125Masking of heads; circuits for Selecting or switching of heads between operative and inoperative functions or between different operative functions or for selection between operative heads; Masking of beams, e.g. of light beams conditioned by the operating function of the apparatus
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/52Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/797Processing of colour television signals in connection with recording for recording the signal in a plurality of channels, the bandwidth of each channel being less than the bandwidth of the signal
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2の倍数の記録ヘッドを使用して、2チャネ
ル記録モードと多チャネル記録モードとを1台の装置で
両立できるようにする。 【解決手段】 ヘッドドラム11と、このヘッドドラム
11の回転方向に沿って互いに近接して設けられたヘッ
ド幅Hwの1対の磁気ヘッドW1+、W2−と、この記
録ヘッドW2−に近接して設けられたヘッド幅Hw/2
の1対の記録ヘッドW1−、W2+とを備え、このヘッ
ドドラム11の回転方向に沿って仮想した共通線La上
に記録ヘッドW1+の上側エッジと、記録ヘッドW2−
の下側エッジと、記録ヘッドW1−の上側エッジと、記
録ヘッドW2+の下側エッジとを揃えるように記録ヘッ
ドW1+、W2−、W1−、W2+が配設され、記録ヘ
ッドW1+、W2−によってテープに先行記録させた記
録トラックの境界線の両側に記憶ヘッドW1−、W2+
による情報を重ねて記録するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はビデオテープレコ
ーダに適用して好適な磁気記録再生装置に関する。更に
詳しくは、ヘッドドラムの回転方向に沿って仮想した共
通線上に、第1ヘッド幅の記録用の磁気ヘッド対と第1
ヘッド幅よりも狭い第2ヘッド幅の記録用の磁気ヘッド
対とを取り付け、第1ヘッド幅の磁気ヘッド対によって
テープ記録媒体に先行記録させた磁気記録領域の境界線
の両側に、第2ヘッド幅の磁気ヘッド対による情報を重
ねて記録することにより、2チャネルと4チャネルの記
録モードを一台の装置で両立できるようにしたアジマス
記録方式の磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ・ビデオ信号を高密度
に記録するビデオテープレコーダとしてアジマス記録方
式のものが使用される場合が多い。この方式のビデオレ
コーダではアジマス角が付いた1対の記録ヘッドがヘッ
ドドラムに取り付けられ、テープ記録媒体(以下単にテ
ープという)に対し、記録ヘッドを斜めに走査するよう
にヘッドドラムが回転され、先行用の記録ヘッドによっ
てテープ記録面に先に情報が記録され、この記録の後を
追うようにして、後行用の記録ヘッドによる情報が連続
して記録されるものである。
【0003】図12はアジマス記録方式の従来の磁気記
録再生装置のヘッドドラム周辺の構成を示す図である。
ヘッドドラム1には図12に示すように、ドラム回転方
向に沿って1対の記録用の磁気ヘッド(以下記録ヘッド
という)2A,2Bが互いに近接して取り付けられる。
記録ヘッド2Aは先行用であり、記録ヘッド2Bは後行
用である。テープ7が180゜以上巻き付けられた状態
で走査する。
【0004】ヘッドドラム1には図13に示すように、
1対の再生用の磁気ヘッド(以下再生ヘッドという)2
C,2Dが、記録ヘッド2A,2Bから180゜ずれた
位置に配設されている。
【0005】この1対の記録ヘッド2A,2Bのヘッド
ギャップ面を展開すると、図14に示すように、先行用
の記録ヘッド2Aの上側エッジと、後行用の記録ヘッド
2Bの下側エッジとは共通線La上に揃えられている。
つまり、ガードバンドレスの高密度な記録方式となって
いる。
【0006】記録ヘッド2Aのアジマス角が+θである
ときは、他方の記録ヘッド2Bのアジマス角は−θに選
ばれる。記録ヘッド2Aのヘッド幅Hwは図15に示す
ようにトラック幅Twとなり、記録ヘッド2Bのヘッド
幅Hwはトラック幅Twとなる。
【0007】ところで、1本のテープ7に多くの情報を
記録できるようにしたいという要求があった場合には、
図14に示す記録ヘッド2Aの上側エッジと記録ヘッド
2Bの上側エッジの差である高さずれhを少なくした状
態で、ガードバンドレス記録を行えば、その高さずれh
が記録ヘッド2Bのヘッド幅Hwと等しいときに比べ
て、多くの情報を記録できるようになる。例えば、高さ
ずれhを記録ヘッド2Bのヘッド幅Hwの1/2にする
ように記録ヘッド2Bを配置し、テープ走行速度を2・
Twにすると、同じ長さのテープに2.0倍の情報が記
録できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来方式の磁
気記録再生装置では記録ヘッド2A、2Bがヘッドドラ
ム1に取り付けられた時点で高さずれhが固定され、そ
の高さずれhが図15に示すように、そのままトラック
幅(=トラックピッチTp)Twとなってしまう。
【0009】このため、高さずれhを少なくして情報を
高密に記録できても、トラック幅Twを半分にして4チ
ャネル記録モードを行うことにより、1本のテープ7に
2倍の情報を記録したり、トラック幅を元のトラック幅
に戻して2チャネル記録モード対応装置用に情報を記録
したりすることができない。
【0010】従って、あるメディアソースを2チャネル
記録モード対応装置用にテープ編集したり、4チャネル
記録モード対応装置用にテープ編集したりするような要
求があった場合に、1台の磁気記録再生装置で2チャネ
ル記録モードと4チャネル記録モードとを両立させるこ
とができないという問題を生ずる。
【0011】そこで、本発明では2の倍数の記録ヘッド
を使用して、2チャネル記録モードと多チャネル記録モ
ードとを両立できるようにした磁気記録再生装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気記録
再生装置はテープ記録媒体に対しヘッドドラムを斜めに
走査することにより情報が記録・再生される磁気記録再
生装置において、ヘッドドラムと、このヘッドドラムの
回転方向に沿って互いに近接して設けられた第1ヘッド
幅の1対の記録用の磁気ヘッドと、この磁気ヘッド対に
近接して設けられた第1ヘッド幅より狭い第2ヘッド幅
の1対の記録用の磁気ヘッドとを備え、ヘッドドラムの
回転方向に沿って仮想した共通線上に第1ヘッド幅の一
方の磁気ヘッドの上側エッジと、この第1ヘッド幅の他
方の磁気ヘッドの下側エッジと、第2ヘッド幅の一方の
上側エッジと、この第2ヘッド幅の他方の下側エッジと
を揃えるように上記2対の磁気ヘッドが配設され、第1
ヘッド幅の磁気ヘッド対によってテープ記録媒体に先行
記録させた磁気記録領域の境界線の両側に、第2ヘッド
幅の磁気ヘッド対による情報を重ねて記録するようにし
たものである。
【0013】本発明の磁気記録再生装置では第1ヘッド
幅の磁気ヘッド対と第2ヘッド幅の磁気ヘッド対を同時
に使用することによって、2チャネル記録時のトラック
幅を半分にした4チャネル記録モードによる情報を記録
することができ、1本のテープ記録媒体に2チャネル記
録モード時の2倍の情報を記録できる。また、第1ヘッ
ド幅の磁気ヘッド対による記録動作のみを選択すると、
第1ヘッド幅に依存したトラック幅で、2チャネル記録
モードによる情報を記録することができ、2チャネル記
録モード対応装置用としてテープ記録媒体に情報を記録
できる。
【0014】従って、1台の磁気記録再生装置で2チャ
ネル記録モードと4チャネル記録モードとを両立させる
ことができる。これにより、1台の磁気記録再生装置で
メディアソースを2チャネル記録モード対応装置用にテ
ープ編集したり、4チャネル記録モード対応装置用にテ
ープ編集したりすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について説明をする。
【0016】(1)第1の実施の形態 図1は第1の実施の形態としての磁気記録再生装置のヘ
ッドドラム周辺部の構成を示す概念図である。
【0017】本実施の形態では、第1ヘッド幅の磁気ヘ
ッド対によってテープ記録媒体に先行記録させた磁気記
録領域の境界線の両側に、第1ヘッド幅よりも幅狭の第
2ヘッド幅の磁気ヘッド対による情報を重ねて記録でき
るようにすることにより、第1ヘッド幅の記録ヘッド対
のみを使用して情報を記録する2チャネルの記録モード
と、第1ヘッド幅の記録ヘッド対と第2ヘッド幅の記録
ヘッド対とを同時に使用して情報を記録する4チャネル
の記録モードとを一台の装置で両立できるようにしたも
のである。
【0018】例えば、あるメディアソースを2チャネル
記録モード対応装置用のカセットテープや4チャネル記
録モード対応装置用のカセットテープに編集するための
ビデオ・レコーダに適用できる磁気記録再生装置を例示
すると、ヘッドドラム11には図1に示すように円筒状
の上部シリンダ11Aが回転自在に取り付けられ、この
上部シリンダ11Aの下側には円筒状の下部シリンダ1
1Bが固定される。
【0019】上部シリンダ11Aにはヘッドドラム11
の回転方向に沿って互いに近接して4つ(2対)の記録
用の磁気ヘッド(以下記録ヘッドという)W1+,W2
−,W1−,W2+が取り付けられる。記録ヘッドW1
+,W2−は先行用であり、記録ヘッドW1−,W2+
は後行用である。
【0020】ヘッドドラム11には図2に示すように、
記録ヘッドW1+,W2−,W1−,W2+の他に、1
80゜離れた位置に2対の再生用の磁気ヘッド(以下再
生ヘッドという)R1+,R1−,R2+,R2−が配
設されている。
【0021】そして、図3のヘッドギャップ面の展開図
に示すように、ヘッドドラム11の回転方向に沿って仮
想した共通線La上の下側には先行用の記録ヘッドW1
+が配置され、これよりも後側であって、共通線Laの
上側には記録ヘッドW2−が配置される。そして、この
例では記録ヘッドW1+の上側エッジとΔHだけオーバ
ーラップするように、記録ヘッドW2−の下側エッジが
揃えられる。
【0022】記録ヘッドW1+と記録ヘッドW2−とを
オーバーラップさせたのは、記録ヘッドW1+による磁
気記録領域(以下記録トラックという)と記録ヘッドW
2−による記録トラックとの境界に隙間が生じないよう
にするためである。もちろん、記録ヘッドW1+と記録
ヘッドW2−とはオーバーラップさせないで、記録ヘッ
ドW1+の上側エッジと、記録ヘッドW2−の下側エッ
ジとを完全に揃える構成とすることもできる。
【0023】更に、記録ヘッドW2−よりも後側であっ
て、共通線Laの下側には記録ヘッドW1−が配置さ
れ、記録ヘッドW1−の上側エッジと共通線Laとが揃
えられる。そして、この記録ヘッドW1−よりも後側で
あって、共通線Laの上側には、記録ヘッドW2+が配
置され、記録ヘッドW2+の下側エッジと共通線Laと
が揃えられる。
【0024】これら4つの記録ヘッドW1+,W2−,
W1−,W2+の各々のヘッドギャップ幅をヘッド幅す
ると、先行用の記録ヘッドW1+のヘッド幅(第1ヘッ
ド幅)はH1であり、記録ヘッドW2−のヘッド幅はH
2である。後行用の記録ヘッドW1−のヘッド幅(第2
ヘッド幅)はH3であり、記録ヘッドW2+のヘッド幅
はH4である。
【0025】後行用の記録ヘッドW1−と記録ヘッドW
2+の各々のヘッド幅H3,H4は記録ヘッドW2−の
ヘッド幅H2の半分である。因みに記録ヘッドW2−の
ヘッド幅H2をHwとすると、一般の家庭用のビデオレ
コーダのヘッド幅Hwは20〜60μm程度であり、各
々のヘッドギャップは0.1〜0.3μm程度である。
【0026】記録ヘッドW1+,W2−,W1−,W2
+には、従来方式と同様に互いに隣接するトラック間で
クロストークが発生しないようにアジマス角θが付けら
れる。従って、記録ヘッドW1+と記録ヘッドW2−の
各々のアジマス角は互いに反対向きとされ、記録ヘッド
W1−と記録ヘッドW2+の各々のアジマス角も互いに
反対向きとなされている。
【0027】また、再生ヘッドR1+,R1−,R2
+,R2−の配置ピッチは、ヘッド幅H3,H4の記録
ヘッドW1−,W2+により形成される記録トラックの
トラックピッチに等しくされる。本実施の形態では再生
ヘッドR1+,R1−,R2+,R2−のヘッド幅は記
録ヘッドW1−,W2+のヘッド幅H3,H4よりもわ
ずかに広くなされている。
【0028】これらの4つの記録ヘッドW1+,W2
−,W1−,W2+を同時に使用する4チャネル記録モ
ードでは、記録ヘッドW1+,W2−を用いて記録ヘッ
ドW1−,W2+よりも先にテープ7に情報が記録さ
れ、後行する記録ヘッドW1−,W2+によって、情報
が重ね記録される。
【0029】つまり、本実施の形態の4チャネル記録モ
ードにおけるアジマス記録方式では、ヘッドドラム11
が1回転するとき、図4に示すように、まず、記録ヘッ
ドW1+、W2−の対でもって情報を先行記録すること
により、トラック幅Twの記録トラックA+が記録トラ
ックD−にオーバーラップするようにして形成される。
【0030】この記録ヘッドW1+、W2−に後行する
記録ヘッドW1−、W2+によって、記録トラックA
+,D−の境界線の両側に、情報が重ね記録される。こ
の結果、記録トラックA+の下半分の領域にトラック幅
Tw/2の記録トラックB−がオーバーライトされ、記
録トラックD−の上半分の領域にトラック幅Tw/2の
記録トラックC+がオーバーライトされるようになる。
【0031】このオーバーライトによって、記録ヘッド
W1−,W2+による記録トラックB−、C+の境界線
と、記録ヘッドW1+、W2−による記録トラックA
+,D−の境界線とが完全に一致する。
【0032】これにより、ほぼトラック幅Tw/2の記
録トラックA+,B−,C+,D−,E+,F−,G
+,H−・・・をテープ記録面に隙間なく連続して画定
させるようなアジマス記録を行うことができる。あたか
も、記録ヘッドW1+,W2−による記録トラックA
+,D−のトラックピッチTpを二分割したアジマス記
録を行うことができる。
【0033】本実施の形態では4チャネル記録モードの
他に2チャネル記録モードを行うことができる。2チャ
ネル記録モードを行うときは、先行する幅広の記録ヘッ
ドW1+,W2−のみを用いる。このときは、図5に示
すようにトラック幅TwでトラックピッチTpの記録ト
ラックA+、D−が形成される。
【0034】図6は上述した8つ磁気ヘッドW1+,W
2−,W1−,W2+、R1+,R1−,R2+,R2
−を駆動するヘッド駆動制御系100の構成を示す図で
ある。このヘッド駆動制御系100は記録再生制御部1
3、情報書込み部14、情報読出し部15によって構成
され、2チャネル又は4チャネル記録モードによるアジ
マス記録・再生を行うための制御がなされる。
【0035】記録再生制御部13にはSCSIインタフ
ェース31、バッファマネージャ32、CPU(centra
l processing unit)33及びモータ駆動制御部34が
設けられる。記録再生制御部13の入力段にはSCSI
インタフェース31が接続され、2チャネル記録モード
又は4チャネル記録モード時に外部からパラレルの音声
・映像データ(以下記録情報という)D1が入力され
る。再生モード時にはパラレルの音声・映像データ(以
下再生情報という)D1が外部に出力される。
【0036】SCSIインタフェース31にはバッファ
マネージャ32が接続され、記録モード時には記録情報
D1が一時的に格納され、再生モード時には再生情報D
1が一時的に格納される。
【0037】SCSIインタフェース31及びバッファ
マネージャ32にはCPU33が接続され、外部からの
モード選択指示信号Smに基づいて2チャネル記録モー
ド又は4チャネル記録モードを実行するための制御がな
される。CPU33にはモータ駆動制御部34が接続さ
れ、ヘッドドラム11を所定速度(NTSC方式のビデ
オで毎秒30回,PAL方式で25回(毎秒25フレー
ム,50フィールド))で回転するようにシリンダモー
タ12が駆動される。
【0038】このシリンダモータ12の他にテープ7を
移動するキャプスタンモータ、テープ7をヘッドドラム
11に巻き付けるローディングモータ等(図示せず)も
モータ駆動制御部34によって制御される。このモータ
駆動制御部34のテープ走行制御によって所定速度(標
準速で33.35mm/s,3倍速で11.12mm/
s)でテープ7が走行される。
【0039】4チャネル記録モードではテープ走行速度
として、ヘッドドラム11が1回転する間に、テープ7
を2・Twだけ進める早さであればよい。このような速
度でテープ7を走行させると、図4に示したように先行
用の記録ヘッドW1+,W2−による情報の記録によっ
て形成された記録トラックA+、記録トラックD−の境
界線の両側に、後行用の記録ヘッドW1−,W2+によ
る情報の記録によって、トラック幅Twの半分となる記
録トラックBー,C+を形成できる。
【0040】バッファマネージャ32の出力段には情報
書込み部14が接続される。この情報書込み部14には
記録ヘッドW1+に対応してエラーチェックコード用
(以下ECCという)エンコーダ41A及び高周波(R
F)信号書込部42Aが設けられ、記録ヘッドW2−に
対応してECCエンコーダ41B及びRF信号書込部4
2Bが設けられ、記録ヘッドW2+に対応してECCエ
ンコーダ41C及びRF信号書込部42Cが設けられ、
記録ヘッドW1−に対応してECCエンコーダ41D及
びRF信号書込部42Dが設けられる。
【0041】つまり、バッファマネージャ32の出力段
にはECCエンコーダ41Aが接続され、シリアル列に
読み出された記録情報D1がRF記録信号S11にコー
ディングされる。コーディング後のRF記録信号S11
にはエラーチェック符号が付加される。ECCエンコー
ダ41Aの出力段にはRF信号書込部42Aが接続さ
れ、RF記録信号S11が増幅されて出力される。RF
信号書込部42Aの出力段にはロータリートランス(図
示せず)を介して記録ヘッドW1+が接続され、RF記
録信号S11によってテープ7に情報が2チャネル記録
される。
【0042】同様に、バッファマネージャ32の出力段
にはECCエンコーダ41Bが接続され、シリアル列に
読み出された記録情報D1がRF記録信号S12にコー
ディングされる。コーディング後のRF記録信号S12
にはエラーチェック符号が付加される。ECCエンコー
ダ41Bの出力段にはRF信号書込部42Bが接続さ
れ、RF記録信号S12が増幅されて出力される。RF
信号書込部42Bの出力段にはロータリートランスを介
して記録ヘッドW2−が接続され、RF記録信号S12
によってテープ7に情報が2チャネル記録される。
【0043】同様に、バッファマネージャ32の出力段
にはECCエンコーダ41Cが接続され、シリアル列に
読み出された記録情報D1がRF記録信号S13にコー
ディングされる。コーディング後のRF記録信号S13
にはエラーチェック符号が付加される。ECCエンコー
ダ41Cの出力段にはRF信号書込部42Cが接続さ
れ、RF記録信号S13が増幅されて出力される。RF
信号書込部42Cの出力段にはロータリートランスを介
して記録ヘッドW2+が接続され、RF記録信号S13
によってテープ7に情報が4チャネル記録される。
【0044】同様に、バッファマネージャ32の出力段
にはECCエンコーダ41Dが接続され、シリアル列に
読み出された記録情報D1がRF記録信号S14にコー
ディングされる。コーディング後のRF記録信号S14
にはエラーチェック符号が付加される。ECCエンコー
ダ41Dの出力段にはRF信号書込部42Dが接続さ
れ、RF記録信号S14が増幅されて出力される。RF
信号書込部42Dの出力段にはロータリートランスを介
して記録ヘッドW1−が接続され、RF記録信号S14
によってテープ7に情報が4チャネル記録される。
【0045】情報書込み部15で信号処理されたRF記
録信号S11〜S14の出力タイミングを図7に示して
いる。4チャネル記録モードを選択すると、2チャネル
記録モード時に比べて同じ長さのテープ7に2倍の情報
を記録することができる。
【0046】また、図2に示したようなヘッドドラム1
1の再生ヘッドR1+,R1−,R2+,R2−には、
ロータリートランスを介して情報読出し部15が接続さ
れている。
【0047】情報読出し部15には再生ヘッドR1+に
対応してエラーチェックコード(以下ECCという)エ
ンコーダ51A及びRF信号読取部52Aが設けられ、
再生ヘッドR1−に対応してECCエンコーダ51B及
びRF信号読取部52Bが設けられ、再生ヘッドR2+
に対応してECCエンコーダ51C及びRF信号読取部
52Cが設けられ、再生ヘッドR2−に対応してECC
エンコーダ51D及びRF信号読取部52Dが設けられ
る。
【0048】つまり、再生ヘッドR1+の出力段にはロ
ータリートランスを介してRF信号読取部51Aが接続
され、2チャネル再生モード時に読み出されたRF再生
信号S11が増幅されて出力される。RF信号読取部5
1Aの出力段にはECCデコーダ52Aが接続され、R
F再生信号S11がエラーチェックされた後に再生情報
D1にイコライジングされる。この再生情報D1はバッ
ファマネージャ32に出力される。
【0049】同様に再生ヘッドR1−の出力段にはロー
タリートランスを介してRF信号読取部51Bが接続さ
れ、4チャネル再生モード時に読み出されたRF再生信
号S14が増幅されて出力される。RF信号読取部51
Bの出力段にはECCデコーダ52Bが接続され、RF
再生信号S12がエラーチェックされた後に再生情報D
1にイコライジングされる。この再生情報D1はバッフ
ァマネージャ32に出力される。
【0050】同様に、再生ヘッドR2+の出力段にロー
タリートランスを介してRF信号読取部51Cが接続さ
れ、4チャネル再生モード時に読み出されたRF再生信
号S13が増幅されて出力される。RF信号読取部51
Cの出力段にはECCデコーダ52Cが接続され、RF
再生信号S13がエラーチェックされた後に再生情報D
1にイコライジングされる。この再生情報D1はバッフ
ァマネージャ32に出力される。
【0051】同様に再生ヘッドR2−の出力段にロータ
リートランスを介してRF信号読取部51Dが接続さ
れ、2チャネル再生モード時に読み出されたRF再生信
号S14が増幅されて出力される。RF信号読取部51
Dの出力段にはECCデコーダ52Dが接続され、RF
再生信号S14がエラーチェックされた後に再生情報D
1にイコライジングされる。この再生情報D1はバッフ
ァマネージャ32に出力される。
【0052】このバッファマネージャ32に格納された
再生情報D1はSCSIインタフェース31からディス
プレイ等の外部機器へ映像・音声データとなってパラレ
ルに出力される。
【0053】図8は、あるメディアソースの映像・音声
データなどの情報を記録するテープ7でのデータフォー
マットである。1本の記録トラックには制御情報記録領
域と再生情報記録領域とが割当られ、制御情報記録領域
にはトラッキングに必要な情報ATFが記録される。再
生情報記録領域は複数のブロック(Block)に分割さ
れ、1つのブロックはSYNC、ID及びDATAの3
つの領域で構成される。
【0054】SYNC領域には信号再生に当たってブロ
ックの始めであることなどを示す情報が書き込まれ、I
D領域にはブロックの番地等の情報がそれぞれ書き込ま
れる。DATA領域にはホストコンピュータ、ビデオカ
メラやテレビ(メディアソース)などからの情報(映像
・音声データ)D1等が書き込まれる。
【0055】(第2の実施の形態)図9は第2の実施の
形態としての2/4/6チャネル記録モード用の記録ヘ
ッドの配置例を示す展開図である。
【0056】本実施の形態では、第1ヘッド幅の磁気ヘ
ッド対によってテープに先行記録させた記録トラックの
境界線の両側に、第1ヘッド幅よりも幅狭の第2ヘッド
幅の磁気ヘッド対による情報を重ねて記録し、更に第2
ヘッド幅の磁気ヘッド対によって中間記録させた記録ト
ラックの境界線の両側に、第2ヘッド幅よりも幅狭の第
3ヘッド幅の磁気ヘッド対による情報を重ねて記録でき
るようにする。これにより、第1ヘッド幅の記録ヘッド
対のみを使用して情報を記録する2チャネルの記録モー
ドと、第1ヘッド幅の記録ヘッド対と第2ヘッド幅の記
録ヘッド対とを同時に使用して情報を記録する4チャネ
ルの記録モードと、第1ヘッド幅の記録ヘッド対と第2
ヘッド幅の記録ヘッド対と第3ヘッド幅の磁気ヘッド対
とを同時に使用して情報を記録する6チャネルの記録モ
ードとを一台の装置で両立できるようにしたものであ
る。
【0057】例えば、あるメディアソースを2チャネル
記録モード対応装置用のカセットテープや4チャネル記
録モード対応装置用のカセットテープ、更に、6チャネ
ル記録モード対応装置用のカセットテープに編集するた
めのビデオ・レコーダに適用できる磁気記録再生装置を
例示すると、ヘッドドラム21には図9に示すように、
3対の記録用の磁気ヘッド(以下記録ヘッドという)W
1+,W3−,W1−,W3+,W2+,W2−が配設
される。
【0058】記録ヘッドW1+,W3−は先行用であ
り、記録ヘッドW1−,W3+は中間用であり、記録ヘ
ッドW2+,W2−は後行用である。記録ヘッドW1
+,W3−,W1−,W3+,W2+,W2−の他に、
180゜離れた位置に3対の再生用の磁気ヘッド(以下
再生ヘッドという)R1+,R1−,R2+,R2−,
R3+,R3−が配設されている。
【0059】そして、図10のヘッドギャップ面の展開
図に示すように、ヘッドドラム21の回転方向に沿って
仮想した共通線La上の下側には先行用の記録ヘッドW
1+が配置され、これよりも後側であって、共通線La
の上側には記録ヘッドW3−が配置される。そして、こ
の例では記録ヘッドW1+の上側エッジとΔHだけオー
バーラップするように、記録ヘッドW3−の下側エッジ
が揃えられる。
【0060】記録ヘッドW1+と記録ヘッドW3−とを
オーバーラップさせたのは、第1の実施の形態と同じ理
由である。もちろん、記録ヘッドW1+と記録ヘッドW
3−とはオーバーラップさせないで、記録ヘッドW1+
の上側エッジと、記録ヘッドW3−の下側エッジとを完
全に揃える構成とすることもできる。
【0061】更に、記録ヘッドW3−よりも後側であっ
て、共通線Laの下側には中間用の記録ヘッドW1−が
配置され、記録ヘッドW1−の上側エッジと共通線La
とが揃えられる。そして、この記録ヘッドW1−よりも
後側であって、共通線Laの上側には、記録ヘッドW3
+が配置され、記録ヘッドW3+の下側エッジと共通線
Laとが揃えられる。
【0062】更に、記録ヘッドW3+よりも後側であっ
て、共通線Laの下側には後行用の記録ヘッドW2+が
配置され、記録ヘッドW2+の上側エッジと共通線La
とが揃えられる。そして、この記録ヘッドW2+よりも
後側であって、共通線Laの上側には、記録ヘッドW2
−が配置され、記録ヘッドW2−の下側エッジと共通線
Laとが揃えられる。
【0063】これら6つの記録ヘッドW1+,W3−,
W1−,W3+,W2+,W2−の各々のヘッドギャッ
プ幅をヘッド幅とすると、先行用の記録ヘッドW1+の
ヘッド幅(第1ヘッド幅)はH1であり、記録ヘッドW
3−のヘッド幅はH2である。中間用の記録ヘッドW1
−のヘッド幅(第2ヘッド幅)はH3であり、記録ヘッ
ドW3+のヘッド幅はH4である。後行用の記録ヘッド
W2+のヘッド幅(第3ヘッド幅)はH5であり、記録
ヘッドW2−のヘッド幅はH6である。
【0064】また、中間用の記録ヘッドW1−と記録ヘ
ッドW3+の各々のヘッド幅H3,H4は記録ヘッドW
3−のヘッド幅の2/3である。ここで先行用の記録ヘ
ッドW3−のヘッド幅H2をHwとすると、H3=H4
=2・Hw/3となる。後行用の記録ヘッドW2+と記
録ヘッドW2−の各々のヘッド幅H5,H6は先行用の
記録ヘッドW3−のヘッド幅の1/3である。H5=H
6=Hw/3となる。
【0065】記録ヘッドW1+,W3−,W1−,W3
+,W2+,W2−には、第1の実施の形態と同様に、
互いに隣接するトラック間でクロストークが発生しない
ようにアジマス角θが付けられる。従って、記録ヘッド
W1+と記録ヘッドW3−の各々のアジマス角は互いに
反対向きとされ、記録ヘッドW1−と記録ヘッドW3+
の各々のアジマス角も互いに反対向きとされ、記録ヘッ
ドW2+と記録ヘッドW2−の各々のアジマス角も互い
に反対向きとなされている。
【0066】また、再生ヘッドR1+,R1−,R2
+,R2−,R3+,R3−の配置ピッチは、ヘッド幅
H5,H6の記録ヘッドW2+,W2−により形成され
る記録トラックのトラックピッチに等しくされる。本実
施の形態では再生ヘッドR1+,R1−,R2+,R2
−,R3+,R3−のヘッド幅は記録ヘッドW2+,W
2−のヘッド幅H5,H6よりもわずかに広くなされて
いる。
【0067】これらの6つの記録ヘッドW1+,W3
−,W1−,W3+,W2+,W2−を同時に使用する
6チャネル記録モードでは、記録ヘッドW1+,W3−
を用いて記録ヘッドW1−,W3+,W2+,W2−よ
りも先にテープ7に情報が記録され、後行する記録ヘッ
ドW1−,W3+,W2+,W2−によって、情報が重
ね記録される。
【0068】つまり、本実施の形態の6チャネル記録モ
ードにおけるアジマス記録方式では、ヘッドドラム21
が1回転するとき、図11に示すように、まず、記録ヘ
ッドW1+、W3−によって先行記録することにより、
トラック幅Twの記録トラックA+が記録トラックF−
にオーバーラップするようにして形成される。
【0069】この記録ヘッドW1+、W3−に後行する
ようにして中間用の記録ヘッドW1−、W3+によっ
て、記録トラックA+,F−の境界線の両側に、情報が
重ね記録される。この結果、記録トラックA+の上2/
3の領域にトラック幅2・Tw/3の記録トラックB−
がオーバーライトされ、記録トラックF−の下2/3の
領域にトラック幅2・Tw/3の記録トラックE+がオ
ーバーライトされるようになる。
【0070】このオーバーライトによって、記録ヘッド
W1−,W3+による記録トラックB−、E+の境界線
と、記録ヘッドW1+,W3−による記録トラックA
+,F−の境界線とが完全に一致する。
【0071】この記録ヘッドW1−、W3+に後行する
ようにして記録ヘッドW2+、W2−の対によって記録
トラックB−,E+の境界線の両側に、情報が重ね記録
される。この結果、記録トラックB−の下半分の領域に
トラック幅Tw/3の記録トラックC+がオーバーライ
トされ、記録トラックE+の上半分の領域にトラック幅
Tw/3の記録トラックD−がオーバーライトされるよ
うになる。
【0072】このオーバーライトによって、記録ヘッド
W2+、W2−による記録トラックD−、C+の境界線
と、記録ヘッドW1−、W3+による記録トラックB
−、E+の境界線と、記録ヘッドW1+、W3−による
記録トラックA+,F−の境界線とが完全に一致する。
【0073】このように、ほぼトラック幅Tw/3の記
録トラックA+,B−,C+,D−,E+,F−,G
+,H−,I+,J−,K+,L−・・・に隙間なく連
続して情報を記録することができる。あたかも、記録ヘ
ッドW1+,W3−による記録トラックA+,F−のト
ラックピッチTpを三分割したようなアジマス記録を行
うことができる。
【0074】これにより、一番トラック幅の狭い磁気ヘ
ッドW2+,W2−を従来方式のヘッド幅Hwの1/3
とすると、従来に比べて同じ長さのテープ7に約3倍の
情報を記録することができ、テープの大容量化を図るこ
とができる。
【0075】なお、2チャネル記録モードを行う場合に
は、幅広の記録ヘッドW1+,W3−のみを使用する。
このときはトラック幅Twの記録トラックA+、F−,
G+,L−が形成される。
【0076】同様に、4チャネル記録モードを行う場合
には、記録ヘッドW1+,W3−及び記録ヘッドW1
−,W3+を同時に使用する。このときは、トラック幅
Tw/3の記録トラックA+と、トラック幅2・Tw/
3の記録トラックB−と、記録トラックE+と、トラッ
ク幅Tw/3の記録トラックF−と、トラック幅Tw/
3の記録トラックG+と、トラック幅2Tw/3の記録
トラックH−と記録トラックK+と、トラック幅Tw/
3の記録トラックL−とが形成される。
【0077】このように2の倍数の記録ヘッドを使用し
て、その記録モードを適宜選択することにより、2の整
数倍の情報を記録することなどが同じ磁気記録再生装置
で実現できる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気記録再
生装置では、第1ヘッド幅の一方の磁気ヘッドの上側エ
ッジと、この第1ヘッド幅の他方の磁気ヘッドの下側エ
ッジと、第2ヘッド幅の一方の上側エッジと、この第2
ヘッド幅の他方の下側エッジとを共通線上に揃えるよう
な特定の配置条件で、ヘッドドラムの回転方向に沿って
2対の磁気ヘッドが近接して配設されている。
【0079】このような配置条件の2対の磁気ヘッドを
配設したヘッドドラムを所定の方向に回転させると、第
1ヘッド幅の磁気ヘッド対によって先にテープ記録媒体
に情報が記録され、この先行記録による磁気記録領域の
境界線の両側に、後を追うようにして、第2ヘッド幅の
磁気ヘッド対による情報を重ねて記録することができ
る。
【0080】従って、1対の磁気ヘッドによる2チャネ
ル記録モードと、他の対の磁気ヘッドによる多チャネル
記録モードとを1台の記録再生装置で両立させることが
できる。
【0081】このような磁気記録再生装置はメディアソ
ースを2チャネル記録モード対応装置用のカセットテー
プや多チャネル記録モード対応装置用のカセットテープ
に編集するビデオ・レコーダに適用して極めて好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態としての磁気記録再生装置の
構成を示す図である。
【図2】2/4チャネル記録用の記録ヘッドW1+,W
1−,W2+,W2−の配置例を示す上面図である。
【図3】4つの記録ヘッドW1+,W1−,W2+,W
2−の配置例を示す展開図である。
【図4】4チャネル記録モードの情報記録状態を示すテ
ープ記録面の裏側から見た図である。
【図5】2チャネル記録モードの情報記録状態を示すテ
ープ記録面の裏側から見た図である。
【図6】磁気記録再生装置の駆動制御系の構成を示す図
である。
【図7】4チャネル記録モード時の記録ヘッドW1+,
W1−,W2+,W2−の出力タイミングである。
【図8】記録トラックのデータフォーマットを示す図で
ある。
【図9】第2の実施の形態としての2/4/6チャネル
記録用の記録・再生ヘッドの配置例を示す図である。
【図10】2/4/6チャネル記録用の記録ヘッドW1
+,W3−,W1−,W3+,W2+,W2−の配置例
を示す展開図である。
【図11】6チャネル記録モード時の情報記録状態をテ
ープ記録面の裏側から見た図である。
【図12】従来の磁気記録再生装置の構成を示す図であ
る。
【図13】記録ヘッド及び再生ヘッドの配置例を示す図
である。
【図14】記録ヘッド2A、2Bの配置例を示す展開図
である。
【図15】記録ヘッド2A,2Bによる磁気記録状態を
示す図である。
【符号の説明】
1,11・・・ヘッドドラム、2A,2B,W1+,W
1−,W2+,W2−,W3+,W3−・・・記録ヘッ
ド、2C,2D,R1+,R1−,R2+,R2−,R
3+,R3−・・・再生ヘッド、13・・・記録・再生
制御部、14・・・情報書込み部、15・・・情報読出
し部、7・・・テープ、11A・・・上部シリンダ、1
1B・・・下部シリンダ、12・・・シリンダモータ、
31・・・SCSIインタフェース、32・・・バッフ
ァマネージャ、33・・・CPU、34・・・モータ駆
動制御部、41A〜41D・・・ECCエンコーダ、4
2A〜42D・・・RF信号書込部、51A〜51D・
・・RF信号読取部、52A〜52D・・・ECCデコ
ーダ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ記録媒体に対しヘッドドラムを斜
    めに走査することにより情報が記録・再生される磁気記
    録再生装置において、 前記ヘッドドラムと、 前記ヘッドドラムの回転方向に沿って互いに近接して設
    けられた第1ヘッド幅の1対の記録用の磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッド対に近接して設けられた第1ヘッド幅よ
    り狭い第2ヘッド幅の1対の記録用の磁気ヘッドとを備
    え、 前記ヘッドドラムの回転方向に沿って仮想した共通線上
    に前記第1ヘッド幅の一方の磁気ヘッドの上側エッジ
    と、前記第1ヘッド幅の他方の磁気ヘッドの下側エッジ
    と、前記第2ヘッド幅の一方の上側エッジと、前記第2
    ヘッド幅の他方の下側エッジとを揃えるように前記2対
    の磁気ヘッドが配設され、 前記第1ヘッド幅の磁気ヘッド対によって前記テープ記
    録媒体に先行記録させた磁気記録領域の境界線の両側
    に、前記第2ヘッド幅の磁気ヘッド対による情報を重ね
    て記録するようにしたことを特徴とする磁気記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1ヘッド幅の磁気ヘッド対のアジ
    マス角が互いに反対向きとされ、 前記第2ヘッド幅の磁気ヘッド対のアジマス角が互いに
    反対向きとされ、かつ、 前記第1ヘッド幅の磁気ヘッドと、該第1ヘッド幅の磁
    気ヘッドに隣接する第2ヘッド幅の磁気ヘッドとの関係
    においてはアジマス角が同じ向きとされることを特徴と
    する請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記第1ヘッド幅の一方の磁気ヘッドの
    上側エッジと、前記第1ヘッド幅の他方の磁気ヘッドの
    下側エッジとが微小距離だけオーバーラップするように
    前記第1ヘッド幅の磁気ヘッド対が配置され、 前記オーバーラップさせる側の磁気ヘッドの下側エッジ
    によって形成される境界線の両側に、前記第2ヘッド幅
    の磁気ヘッド対による情報を重ねて記録するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記第1ヘッド幅の磁気ヘッド対のみを
    使用する2チャネルの記録モード、又は、前記第1ヘッ
    ド幅の磁気ヘッド対と第2ヘッド幅の磁気ヘッド対とを
    同時に使用する4チャネルの記録モードのいずれかを選
    択するモード選択手段が設けられることを特徴とする請
    求項1に記載の磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記第1ヘッド幅の磁気ヘッド対と、前
    記第2ヘッド幅の磁気ヘッド対の他に、前記第2ヘッド
    幅の磁気ヘッド対に近接して該第2ヘッド幅よりも狭い
    第3ヘッド幅の1対の記録用の磁気ヘッドが前記ヘッド
    ドラムに設けられ、 前記ヘッドドラムの回転方向に沿って仮想した共通線上
    に、前記第3ヘッド幅の一方の磁気ヘッドの上側エッジ
    と、前記第3ヘッド幅の他方の磁気ヘッドの下側エッジ
    とを揃えるように前記第3ヘッド幅の磁気ヘッド対が配
    設され、 前記第2のヘッド幅の磁気ヘッド対によって前記テープ
    記録媒体に先行記録された磁気記録領域の境界線の両側
    に、前記第3のヘッド幅の磁気ヘッド対による情報を重
    ねて記録するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記第3ヘッド幅の磁気ヘッドのアジマ
    ス角が互いに反対向きとされ、かつ、 前記第2ヘッド幅の磁気ヘッドと、該第2ヘッド幅の磁
    気ヘッドに隣接する第3ヘッド幅の磁気ヘッドとの関係
    においてはアジマス角が互いに同じ向きとされることを
    特徴とする請求項5に記載の磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記第1ヘッド幅の磁気ヘッド対のみを
    使用する2チャネルの記録モード、前記第1ヘッド幅の
    磁気ヘッド対と第2ヘッド幅の磁気ヘッド対を同時に使
    用する4チャネルの記録モード又は前記第1ヘッド幅の
    磁気ヘッド対と第2ヘッド幅の磁気ヘッド対と第3ヘッ
    ド幅の磁気ヘッド対とを同時に使用する6チャネルの記
    録モードのいずれかを選択して情報を記録するようにし
    たことを特徴とする請求項5に記載の磁気記録再生装
    置。
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